JPH06143938A - スノータイヤ - Google Patents

スノータイヤ

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JPH06143938A
JPH06143938A JP4069097A JP6909792A JPH06143938A JP H06143938 A JPH06143938 A JP H06143938A JP 4069097 A JP4069097 A JP 4069097A JP 6909792 A JP6909792 A JP 6909792A JP H06143938 A JPH06143938 A JP H06143938A
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JP
Japan
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tire
tread
snow
tires
recess
Prior art date
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JP4069097A
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English (en)
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Tadashi Tanno
野 正 丹
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 冬道の自動車走行に欠くことのできないスノ
ータイヤの新規な構造に係わるものであり、特に氷雪道
路での制動機能に秀れ、スパイクタイヤに代わり得るス
ノータイヤを提供する。 【構成】 タイヤ1の略タイヤショルダー部分に相当す
るトレッド部両外側、あるいはそれらの中の何れかの外
側所定巾部分に、吸盤構造を実現し得る独立したトレッ
ド凹部2を所定間隔置きに多数設けて成るスノータイヤ
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、冬道の自動車走行に欠くこ
とのできないスノータイヤの新規な構造に係わるもので
あり、スパイクタイヤの装着が法的に禁止された後、特
に氷雪道路での制動機能に秀れ、スパイクタイヤに代わ
り得るスノータイヤを提供しようとするものである。
【0002】
【従来技術】我が国の自動車普及率は目覚ましく、社会
構造自体が自動車抜きでは考えられなくなってしまって
いる。高速道路網を初めとする道路網の整備、拡充、新
築ビル内への駐車スペースの義務付け、車庫証明の厳格
化、モービルキャンプ場の増設、コイン洗車機の新増設
等々、自動車の増加に呼応した様々な現象があちこちに
見受けられる。スパイクタイヤ使用禁止の法制化も、そ
れら現象の中で最も象徴的なものとしなければならな
い。タイヤ外周面全面に多数のスパイクピンを打ち込ん
だ、所謂スパイクタイヤは、特にアイスバーン化した氷
雪道路で極めて有効であるため、この10年程の間に完
全にそれまでのスノータイヤに取って代わり、東北、北
海道等の寒冷地にあっては、最早スノータイヤといえば
スパイクタイヤを指してしまう程に広く普及してしまっ
ており、これらの地域のドライバーの冬道走行技術は、
全てがこのスパイクタイヤ装着を前提にしたものとなっ
てしまっていると言っても過言ではなく、それらの使用
が禁止された後での人々の活動状態は、私生活はともか
くとして、経済活動に与える影響は甚大なものになるこ
とが予想される。
【0003】しかし、とは言え、スパイクタイヤ装着車
の走行は、恰も目の荒いグラインダーを着け、路面を掻
きむしるために走行しているのと何等変わるところがな
く、春先に要する道路補修費は、自動車台数の増加に比
例して毎年莫大なものとなって国民への経済的負担を増
やし続け、また、何よりも路面を削り取って辺りに撒き
散らされる道路粉塵が、人間を初めとする動植物に多大
の悪影響を及ぼすという重大な事実を知っている以上、
経済活動重視の我が国とはいえども、このスパイクタイ
ヤの使用禁止は、当然の成り行きと言わざるを得ないの
であろう。その結果、上記した地域に住まう人々は、開
発途中と言わざるを得ないような不完全な制動機能しか
発揮できないスタッドレスタイヤへの履き替えを余儀無
くされ、おそるおそるの活動を強いられる羽目となって
しまっている。
【0004】この発明は、同じ寒冷地に居住し、日夜不
安な自動車運転を強いられているドライバーの一人とし
て、現行のスタッドレスタイヤの弱点の克服を希求する
中で見出だした全く新規な構造のスノータイヤに関する
ものであり、特にアイスバーン状の氷雪道路に有効な構
造を有するスノータイヤの開発に成功したものであり、
以下において、その構造の詳細を説示するものである。
【発明の構成】後述の実施例として示す図面からも理解
されるように、この発明のスノータイヤは、タイヤ1の
略タイヤショルダー部分に相当するトレッド部両外側部
分、あるいはそれらの中の何れかの外側所定巾部分に、
吸盤構造を実現し得る独立したトレッド凹部2,2,…
…を所定間隔置きに多数設けるようにした構成を基本と
するスノータイヤである。
【0005】タイヤ1は、その基本構造としては、現在
市販されているスタッドレスタイヤの外、従前までの単
にトレッド部11の突起を大きくし、パターンも深くし
ただけの、所謂古典的なスノータイヤも包含される外、
それらがチューブレスであるかどうか、あるいはまた、
バイアスタイヤかラジアルタイヤ、ベルテッド・ラジア
ルタイヤであるか等の別もなく、また、トレッドパター
ンも、基本的には、従前までのリブ型パターン、ラグ型
パターン、ブロック型パターン、あるいはそれらの組み
合わせ型パターン等何れでも差し支えはない。
【0006】このように、基本的には従前までのタイヤ
構造を有するタイヤ1の、トレッド部11の両外側所定
巾部分、あるいはトレッド部11の何れかの側の外側所
定巾部分、即ち略タイヤショルダーに相当する部分に規
制して形成する吸盤構造を有するトレッド凹部2,2,
……は、特にその形状に規制はないが、吸盤構造に有利
なできるだけ円形状あるいは楕円形状のものであって、
その凹部の底に向かって狭くなる椀状のものに形成され
るようにする。しかも、少なくとも、それら所定巾部分
に相当する部分だけは、比較的軟質で変形し易い素材の
ゴム質材で形成されるようにし、トレッド凹部2に車重
を受けて平滑な路面に接したときだけ、それら素材の変
形で、トレッド凹部が吸盤構造を実現するように形成さ
れなければならない。以上の構成を基本とするこの発明
には、以下に示す構成のスノータイヤが関連する発明と
して包含されている。
【0007】
【関連する他の発明】即ち、タイヤ1の略タイヤショル
ダー部分に相当するトレッド部両外側、あるいはそれら
の中の何れかの外側所定巾部分に、弁機構3を有し、吸
盤構造を実現し得る独立したトレッド凹部2,2,……
を、所定間隔置きに多数設けて成るスノータイヤであ
る。吸盤構造を有するトレッド凹部2に組み込まれる弁
機構3は、トレッド凹部2が、アイスバーンのような平
滑な路面Sに接して車重を受けて変形し、凹部の体積を
減少させる際に内部に包み込まれる空気を放出し、吸盤
効果を発揮する場面で外部からの空気の流入を阻止する
機能を発揮するものであり、極めて単純な虫ゴム式バル
ブや、簡単なボール弁、揺弁、蝶形弁、円錘詰栓等、ト
レッド凹部を形成するトレッド部素材をタイヤ外側面方
向に向けて貫通する細孔内に収容可能な弁機構であれ
ば、どのような構造のものでも採用可能である。
【0008】以下、よりこの発明の構成を明確にするた
め、図面に示すこの発明の最も代表的な実施例について
説明することにする。
【実施例1】図1は、接地していない部分のタイヤ1を
輪切り状に切断した一部省略した断面図であり、図2
は、接地した状態で、吸盤構造を実現した状態での要部
断面図であり、図3は、トレッドパターンの一部を示す
ための要部平面図であり、それら各図から理解されるよ
うに、この実施例のスノータイヤは、トレッド部11の
トレッドパターンとしてリブ・ラグ型パターンを採用し
たチュウブレスタイヤに採用した事例である。
【0009】トレッド凹部2は、略タイヤショルダー部
分に相当するトレッド部外側所定巾部分に、楕円形状の
凹部でやや傾斜配置となるようにして形成され、各トレ
ッド凹部2,2,……には、その傾斜方向の延長線上
で、タイヤ1の外側面に通じる如くして細孔を刳り抜
き、その中に金属製の細管で中途にボール弁31を組み
込んだ弁機構3を一体的に嵌合形成し、トレッド凹部2
が、平滑な路面Sに接して車重を受けたときに、その車
重で変形して体積を減少させる際の空気を、該弁機構3
の作動でタイヤ外側面方向に逃がし、タイヤ1が滑るの
を防止するための吸盤構造を実現しなければならとき
に、該弁機構3が外部からの空気の流入を阻止し、変形
したトレッド凹部2で確実な吸盤構造を形成するように
したスノータイヤとしたものである。
【0010】通常、タイヤ1のショルダー部分は、空気
圧にもよるが、大抵は路面からやや浮き上がり気味の状
態となるのが一般的といえるが、この吸盤構造を実現す
るためのトレッド凹部2を形成する上では、図1に示す
如く、ショルダー部分全体を従前までのものよりも張り
出し状の断面形状のものとする必要がある。そして、装
着時には、通常走行時よりも10%程度低い空気圧とし
て使用するようにすれば、トレッド凹部2は、より確実
に吸盤構造を実現し得るものとすることができ、好都合
のものとなる。このトレッド凹部2の内側となるトレッ
ド部11には、この実施例によるものの外、リブ型パタ
ーン、ラグ型パターン、ブロック型パターン等適宜パタ
ーンによるトレッド溝12の形成されたものとすること
ができる外、スタッドレスタイヤの構造、素材を採用す
るようにしたものとすることもできる。図中、13はリ
ム、14はリムバルブ、14はインナーライナーを夫々
示している。
【0011】
【作用効果】以上のような構成からなるこの発明のスノ
ータイヤは、従前までのスノータイヤやスタッドレスタ
イヤと異なり、タイヤ1の略ショルダー部分に相当する
両外側部分、あるいはそれらの中の何れか一方の外側所
定巾部分に、吸盤構造を実現可能とするトレッド凹部
2,2,……を形成したスノータイヤとしたものである
ことから、特にアイスバーンのような滑り易い路面Sに
接したとき、それまでのスノータイヤやスタッドレスタ
イヤでは防ぎきれなかったタイヤ1の滑りを、車重を受
けて変形して実現されるトレッド凹部2,2,……の吸
盤構造によってかなりの割合で抑止し、禁止されること
になったスパイクタイヤの摩擦効果に近い効果を発揮す
ることになる。特に、関連する発明として示したスノー
タイヤのように、トレッド凹部2が、弁機構3を備えた
構造のものの場合、極めて短時間の中にトレッド凹部2
内の空気が抜けて吸盤構造を瞬時に実現することになる
ため、滑り易い平滑な路面Sに対する吸着効果がより早
く発揮され、滑り抑止効果が一層確実なものとなるとい
う秀れた特徴を発揮するものとなる。
【0012】しかも、トレッド凹部2,2,……の形成
は、従前までのタイヤ1の略ショルダー部分に相当する
タイヤ1の両外側部分か、それらの中の何れかの外側部
分に限って形成するものであることから、製造も容易で
あってスタッドレスタイヤ等の価格に変わらない価格で
提供可能である上、それらトレッド凹部2,2,……を
形成しないトレッド部11は、通常の雪質に強い従来か
らのトレッドパターンあるいは素材からなる部分として
形成可能であることから、アイスバーンのような氷雪道
路と、雪が積もり始めた積雪道路との両方に効果的なス
ノータイヤを実現することができるものである。
【0013】叙上の如く、この発明のスノータイヤは、
スパイクタイヤが禁止されて私生活は固よりのこと、特
に経済活動面で大きな打撃を受ける寒冷地に住まう人々
に対し、スパイクタイヤに近い雪道走行性能を保証する
スノータイヤを提供して、その生活の安定を確保し得る
ようにするものであり、しかも、タイヤ自体は比較的簡
単な構造でそれまでのものと変わらない価格帯で提供可
能なものであることから、広い範囲に亘っての普及を可
能にするという秀れた特徴を発揮し得るものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明を代表する1実施例に基づくものであ
る。
【図 1】車重を受けていないタイヤを輪切り状にした
ものの要部断面図である。
【図 2】車重を受けた状態のタイヤを輪切り状にした
ものの要部断面図である。
【図 3】タイヤのトレッドパターンの要部を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 タイヤ 11 同トレッド部 12 同トレッド溝 13 同リム 14 同リムバルブ 15 同インナーライナー 2 トレッド凹部 3 弁機構 S 滑り易い平滑な路面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤの略タイヤショルダー部分に相当
    するトレッド部両外側部分、あるいはそれらの中の何れ
    かの外側所定巾部分に、吸盤構造を実現し得る独立した
    トレッド凹部を所定間隔置きに多数設けて成るスノータ
    イヤ。
  2. 【請求項2】 タイヤの略タイヤショルダー部分に相当
    するトレッド部両外側部分、あるいはそれらの中の何れ
    かの外側所定巾部分に、弁機構を有し、吸盤構造を実現
    し得る独立したトレッド凹部を所定間隔置きに多数設け
    て成るスノータイヤ。
JP4069097A 1992-02-17 1992-02-17 スノータイヤ Pending JPH06143938A (ja)

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JP4069097A JPH06143938A (ja) 1992-02-17 1992-02-17 スノータイヤ

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JP4069097A JPH06143938A (ja) 1992-02-17 1992-02-17 スノータイヤ

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Family

ID=13392778

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107458158A (zh) * 2017-08-09 2017-12-12 范国平 一种吸气抓地式轮胎和车辆
CN113771558A (zh) * 2021-08-23 2021-12-10 厦门正新橡胶工业有限公司 一种电动两轮车用充气轮胎

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107458158A (zh) * 2017-08-09 2017-12-12 范国平 一种吸气抓地式轮胎和车辆
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