JPH06143605A - インクカセットロック機構 - Google Patents

インクカセットロック機構

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Publication number
JPH06143605A
JPH06143605A JP29476192A JP29476192A JPH06143605A JP H06143605 A JPH06143605 A JP H06143605A JP 29476192 A JP29476192 A JP 29476192A JP 29476192 A JP29476192 A JP 29476192A JP H06143605 A JPH06143605 A JP H06143605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
cassette
ink cassette
lever
stopper
Prior art date
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Pending
Application number
JP29476192A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Nagasaki
良樹 長崎
Masanori Ueda
正則 上田
Shigeo Nonoyama
茂夫 野々山
Chikako Sakamoto
千佳子 坂本
Shuji Kawamoto
修治 河本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、インクジェットプリンタに用いら
れるインクカセットのロック機構に関し、インクカセッ
トの交換時以外の着脱を不可能とすることのできるイン
クカセットロック機構を提供する。 【構成】 アーム24を備え、該アーム24の作動によ
りインクカセット20が空になったことを検知して該イ
ンクカセット20の交換を行う方式のインクジェットプ
リンタにおいて、インクカセット機構30は、インクカ
セット20に、回転自在なレバー25と、該レバー25
を一方向に付勢する付勢手段26とを設けるとともに、
プリンタ側に、インクカセット20装着時にレバー25
を付勢手段26の付勢力に抗し回転させ、かつ該装着の
完了時にレバー25を係止してインクカセット20の抜
き取りを不可能にするストッパ27を設けて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タに用いられるインクカセットの交換時以外の着脱を不
可能とすることのできるインクカセットロック機構に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタに用いられるイ
ンクカセットは、カセットの交換方式が一般的であり、
図6に示すように、樹脂等で形成されたカセット本体1
と、可撓性を有するインク袋2と、ゴム等の弾性体を内
部に含む栓3と、インクの残量を検知するための検知板
4と、ばね5とで構成されている。また、栓3と相対す
る位置のプリンタ本体側にはインク供給用の針が用意さ
れ、該針はインク供給管を介してヘッドに連通してい
る。
【0003】従来のインクカセットは上記のように構成
されており、インクカセットが空になるすなわちインク
袋2が空になると、先端がインク袋2に接続している検
知板4がばね5の付勢力により反時計方向に回動してア
ラームが上がる。これにより、オペレータはインクカセ
ットの交換を行う。
【0004】インクカセットの着脱は、インク針からの
気泡の侵入を伴う。この気泡がヘッド内部まで進入した
場合、インク滴を噴射させる圧力が該気泡に吸収され、
不完全なインク滴噴射あるいは噴射不良を起こし、印字
結果が著しく損なわれる。このため、一般的には、図7
に示すように、インクカセットとヘッド11の間に気泡
トラッパ12を設け、侵入した気泡がヘッド11内に入
らないようにしている。気泡トラッパ12内にたまった
気泡は、定期的(パージ時)に吸引ポンプ13により排
出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インクカセッ
トの着脱が随時可能な状態では、オペレータの間違いに
よる不必要なインクカセット着脱が行われる恐れがあ
り、そのような場合、前述のように気泡が侵入する。気
泡トラッパは一度に侵入する空泡の量の数倍の容量に設
定されており、不必要なインクカセット着脱を行うと飽
和する恐れがある。一旦飽和してしまえば、気泡は当然
ヘッドに向って進み、印字不良を招くことになる。
【0006】ここで、気泡トラッパの容量を莫大なもの
にすれば、このようなことを回避できるが、該気泡トラ
ッパを搭載するキャリアが大型化するという欠点が生じ
る。また、パージ量の増加を伴うことにもなる。パージ
は、通常、ノズル近傍で増粘したインクやノズルより侵
入した微小な気泡を排出するために行うもので、パージ
に際しては、当然これら以外の正常なインクもともに排
出されるため、パージは必要最小限の量で行うことが求
められる。
【0007】ところが、気泡トラッパの容量が大きい
と、トラッパ内部の気泡量の大小にかかわらずパージ量
を増やさなくてはならず、気泡が少ない場合はインクの
浪費が多くなってしまう。
【0008】また、インクジェットプリンタでは、未使
用時(パワーオフ時)に、通常、図8に示すように、ゴ
ム等の弾性体から成るキャップ14によりノズル面11
aを密封してインクの蒸発による増粘を防止している
が、インクカセットを不必要に抜きそのまま放置した場
合には、インク針からの蒸発が生じ、最悪の場合、イン
クが固化して復旧が不可能となる。
【0009】本発明は、インクカセットの交換時以外の
着脱を不可能とすることのできるインクカセットロック
機構を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、インクカセットからインクの供給を受
けるインクジェットプリンタにおいて、前記インクカセ
ットに、アームと、回転自在なレバーと、該レバーを一
方向に付勢する付勢手段とを設けるとともに、プリンタ
側に、前記インクカセット装着時に前記レバーを前記付
勢手段の付勢力に抗し回転させ、かつ該装着の完了時に
前記レバーを係止して前記インクカセットの抜き取りを
不可能にするストッパを設けて成ることを特徴とする構
成(第1の構成)とする。
【0011】また、上記第1の構成のインクカセットロ
ック機構において、アームは、インクが減るに伴って移
動し、インクが空になったときにレバーをストッパから
離脱させる方式のものであることを特徴とする構成(第
2の構成)とする。
【0012】
【作用】インクカセット装着時には、プリンタ側のスト
ッパにレバーが係合し、該レバーを付勢手段の付勢力に
抗し回転させながら装着が進行する。装着完了時にはス
トッパがレバーを係止し、この状態ではインクカセット
の抜き取りは不可能になる。
【0013】インクが空になったときはアームが下降し
てレバーをストッパから離脱させているのでインクカセ
ットの抜き取り作業は簡単,容易になる。
【0014】
【実施例】以下、図1乃至図5に関連して本発明の実施
例を説明する。
【0015】図1は本例のインクカセットロック機構を
備えたインクカセット20を示す斜視図で、図中、21
はカセット本体、22はインク袋、23はゴム等の弾性
体を内部に備えインク袋22に接続された栓、24はア
ーム、25はレバー、26はねじりばね(付勢手段)、
27はストッパである。インク袋22及びアーム24,
レバー25はカセット本体21内に収容されており、イ
ンク袋22の栓23はカセット本体21の一辺21aに
固定されている。インク袋22の底面はカセット本体2
1の底面に接着されている。
【0016】アーム24は2つの支軸28によりカセッ
ト本体21の両側辺21bに回動自在に指示され、イン
ク袋22の上面はこのアーム24に接着されている。従
って、アーム24の動きはインクの減少に伴うインク袋
22のつぶれに直接誘導され、従来のばね5に相当する
ものは不要である。
【0017】レバー25は、軸部29を備え、該軸部2
9はカセット本体21の両側辺21bに回転自在に支持
されている。レバー25は、ねじりばね26により矢印
A方向に付勢されている。ストッパ27は、プリンタ本
体のインクカセット挿入口内部に該インクカセットを挟
むように設けられており、該ストッパ27とレバー25
はインクカセットロック機構30を構成する。
【0018】インクカセットの装着はインク袋22にイ
ンクが十分に充填された状態で行われる。この装着時
に、それまで図2(A)に示す位置にあったレバー25
の突起部25aはストッパ27の傾斜部(下面)27a
と係合し、該傾斜部27aによりねじりばね26の付勢
力に抗し押し下げられながら装着が進行する。インクカ
セットの装着が完了してレバー25の突起部25aがス
トッパ27bの最下端を越えると、レバー25はばね2
6の付勢力によってもとの位置に復帰する。ストッパ2
7の受け面27bは突起部25aが逃げないように円弧
状になっており、復帰したレバー25の突起部25aは
この受け面27bに係止する。この状態を図2(B)に
示す。図2(B)において矢印Rの方向がインクカセッ
トを抜き取る方向を示す。図2(B)のように突起部2
5aがストッパ27に係止されインクカセットの抜き取
りは不可能となる。
【0019】インクカセット装着完了状態では、ヘッド
に連絡する針が栓23を貫通し、これにより、ヘッドへ
のインカクカセットからのインク供給が可能(ヘッドに
よる印字が可能)となる。印字の進行に伴ってインク袋
22内のインクは減少する。図3(A)はインキを満た
した状態のインクカセットの平面図で、プリンタ本体側
に取り付けられて常に矢印B方向に付勢されている遮蔽
板31がアーム24の作用部24aに係止する。
【0020】これにより、プリンタ本体に設けられて遮
蔽板31とともにインク残量検知手段を構成するフォト
インタラプタ32がオフになり、インクが十分にあるこ
とが認識される。また、このインク残量検知手段によ
り、インクカセットの有無や装着の状態が完全であるか
を同時に認識することができる。
【0021】図3(B)はインクが空になったときのイ
ンクカセットの平面図であり、インクが減少したことに
よりアーム24は支軸28を中心に図2(A)の時計方
向に回動し、遮蔽板31が作用部24aから外れる。こ
れにより、遮蔽板31は矢印B方向に回動しフォトイン
タラプタ32がオンになってプリンタ装置側にインクエ
ンドを知らせる。上記図3(A)の状態から図3(B)
の状態に至るまでの経緯について、フォトインタラプタ
32のON/OFF状態とロックレバー25がロック状
態からロック解除状態になるまでの関係を図3(C)に
示した。
【0022】図4はインクが空になったときのインクカ
セットの側面図で、上記のようなアーム24の回動に伴
ってレバー25は図示のように押し下げられ、該レバー
25の突起部25aはストッパ27の受け面27bから
下方に離脱する。この状態では、インクカセットを自由
に抜くことができ、インクカセットの交換が可能にな
る。
【0023】本発明が適用されるインクジェットプリン
タの概要を図5に示す。図中、101はプラテン、10
2はキャリア、103はヘッド、104はパージ機構を
備えたバックアップユニットである。キャリア102は
タイミングベルト105に連結され、該タイミングベル
ト105の矢印C方向の移動に伴い、シャフト106に
案内されてプラテン101に沿い移動する。
【0024】インクカセット20は、ヘッド103にチ
ューブ107を介し接続するように装着される。なお、
印字は、キャリア102とともに移動するヘッド103
を所定時機に所定のパターンで作動させることにより行
われる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、イ
ンクカセット内のインクが空になるまではインクカセッ
トがロックされ、インクが空になると該ロックが解除さ
れるようになっているため、インクカセット交換時以外
のカセット着脱は不可能で、気泡の侵入を最小限に抑え
るとともにパージの量を必要最小限に設定することがで
きる。その結果、インクの効率的な使用が可能になり、
信頼性の高いインクジェットプリンタを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のインクカセットロック機構を
備えたインクカセットを示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例のインクカセットロック機構の
作用説明図で、図2(A)はインク袋がインクで満たさ
れた状態のインクカセットを、図2(B)はこの状態の
インクカセットの装着完了状態を、それぞれ示してい
る。
【図3】本発明の実施例のインク残量検知手段の構成,
作用説明図で、図3(A)はインクがまだ残っている状
態のインクカセットの平面図、図3(B)はインクがな
くなった状態のインクカセットの平面図、図3(C)は
フォトインタラプタのON/OFF状態とロックレバー
の動作との関係説明図である。
【図4】本発明の実施例のインクが空になったときのイ
ンクカセットの側面図である。
【図5】本発明が適用されるインクジェットプリンタの
概要を示す斜視図である。
【図6】従来のインクカセットの側面図である。
【図7】従来のヘッド内への気泡侵入防止構造説明図で
ある。
【図8】キャップによるノズル面密封構造説明図であ
る。
【符号の説明】
20 インクカセット 21 カセット本体 22 インク袋 24 アーム 25 レバー 26 ねじりばね(付勢手段) 27 ストッパ 30 インクカセットロック機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 千佳子 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 河本 修治 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクカセット(20)からインクの供
    給を受けるインクジェットプリンタにおいて、 前記インクカセット(20)に、アーム(24)と、回
    転自在なレバー(25)と、該レバー(25)を一方向
    に付勢する付勢手段(26)とを設けるとともに、 プリンタ側に、前記インクカセット(20)装着時に前
    記レバー(25)を前記付勢手段(26)の付勢力に抗
    し回転させ、かつ該装着の完了時に前記レバー(25)
    を係止して前記インクカセット(20)の抜き取りを不
    可能にするストッパ(27)を設けて成ることを特徴と
    するインクカセットロック機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインクカセットロック機
    構において、 アーム(24)は、インクが減るに伴って移動し、イン
    クが空になったときにレバー(25)をストッパ(2
    7)から離脱させることを特徴とするインクカセットロ
    ック機構。
JP29476192A 1992-11-04 1992-11-04 インクカセットロック機構 Pending JPH06143605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29476192A JPH06143605A (ja) 1992-11-04 1992-11-04 インクカセットロック機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29476192A JPH06143605A (ja) 1992-11-04 1992-11-04 インクカセットロック機構

Publications (1)

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JPH06143605A true JPH06143605A (ja) 1994-05-24

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ID=17811964

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JP29476192A Pending JPH06143605A (ja) 1992-11-04 1992-11-04 インクカセットロック機構

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JP (1) JPH06143605A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190894A (ja) * 2006-01-23 2007-08-02 Seiko Epson Corp インクカートリッジの着脱装置、記録装置及び液体噴射装置
JP2014140976A (ja) * 2013-01-22 2014-08-07 Roland Dg Corp インクパックアダプターおよびインクジェットプリンタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190894A (ja) * 2006-01-23 2007-08-02 Seiko Epson Corp インクカートリッジの着脱装置、記録装置及び液体噴射装置
JP4640612B2 (ja) * 2006-01-23 2011-03-02 セイコーエプソン株式会社 インクカートリッジの着脱装置、記録装置及び液体噴射装置
JP2014140976A (ja) * 2013-01-22 2014-08-07 Roland Dg Corp インクパックアダプターおよびインクジェットプリンタ

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000919