JPH0216057A - インクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はヘッドにインクを供給する補給用インク収納容
器及び回復動作により生じた廃インクを回収するための
廃インク回収容器を備えたインクジェット記録装置に関
する。

〔従来の技術〕

ヘッドのノズルより記録データに応じてインク滴を飛翔
させて記録を行なうインクジェット記録装置にあっては
、所定量のインクを封入した着脱自在の補給用インク収
納容器（例えば、インクカートリッジと称するもの）が
用いられると共に、通常、ノズルにおけるインクの目詰
まりや塵の付着を防止または解消するために、ノズルに
インクを加圧供給し或いは吸引する回復機構を備えてい
る。この回復機構により発生した廃インクは、補給用イ
ンク収納容器に一体的に形成され或いは専用に別途設け
られた廃インク回収容器に回収される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、このような従来のインクジェット記録ヘッドに
あっては、廃インク回収容器が補給用インク収納容器に
一体に形成した場合、カラープリンタの如くに複数色の
インクを用いるものに対しては、各色毎に補給用インク
収納容器と廃インク回収容器とを流通路で接続せねばな
らず、さらにインク漏洩防止手段も色数毎に必要になり
、構成が複雑化すると共にコストアップを招く不具合が
ある。

また、廃インク回収容器を別個に設けた場合、消耗品を
別途に設定することになり、相当分のランニングコスト
の上昇を招くと共に、ユーザーに廃インク回収容器の予
備保有を義務づける不具合がある。

本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決でき
、廃インク流通路を単純にし、かつ廃インク回収容器の
予備保有を不要にするインクジェット記録装置を提供す
ることである。

Ｃ課題を解決するための手段〕 本発明は、補給用インク収納容器の一部に切除可能な切
欠部を形成し、この切欠部を切除した使用済容器を回復
装置による廃インクを回収する廃インク回収容器として
用いる構成にし、もって上記目的を達成するものである
。

切欠部は、封入された補給用インクが規定量以下になっ
たことを検知する電極の端部とすることができる。

また、切欠部は、廃インク回収容器挿入口側に設けられ
たロック部材に対向可能な位置に形成された凹部の表面
部に形成された突片とすることもできる。

０作　用〕 上記のように構成することによって、切欠部を切除した
インク使用済の補給用インク回収容器は、廃インク挿入
口側のロック部材または位置規制部材の障害を受けるこ
となく定位置まで挿入することができ、廃インクの回収
が可能になる。したがって、別途に廃インク回収容器を
用意することがない。

切欠部としてのインク残Ｍ検知用の電極は、廃インク回
収時には不必要であり、切除することによって廃インク
回収用挿入口に対する挿入時の位置規制が無（なり、定
位置へのセット及び誤挿入防止が可能になる同様に、装
置側のロック部材に対向可能な位置に形成された凹部の
表面部に形成された突片によっても、誤挿入防止と廃イ
ンク回収時の位置規制解除を行なわせることができる。

（実施例〕 以下、第１図〜第１Ｏ図を参照して本発明を具体的に説
明する。

第１図は本発明のインクジェット記録装置の一実施例を
示す斜視図、第２図は補給用インク収納容器としてのイ
ンクカートリッジの側面断面図、第３図は廃インク回収
容器としての廃インクカートリッジの側面断面図である
。

第１図において、１は記録用紙等の記録媒体３をモータ
（不図示）を駆動源として搬送する搬送ローラ、２は搬
送ローラｌの下部に配設される搬送ローラ、４は各搬送
ローラに対し平行に配設されるキャリフジ軸、５はキャ
リフジ軸４上を移動するキャリッジ、６はキャリッジ５
に装着される４色分の記録ヘッドである。

８はモータ、９はキャリッジ５に係着されてモータ８の
回転に応じてキャリッジ５を移動させるワイヤ、１０は
キャップ１１及び吸引ポンプ１２を含んで構成される回
復装置、１３ば吸引ポンプ１２に接続された可撓性の排
出管１３Ａの先端に装着されると共に廃インクカートリ
ッジ１５に挿入される針、１４及び１５はキャリフジ５
の挿入口５Ａ、５Ｂに挿入されるインクカートリッジ及
び廃インクカートリッジである。

インクカートリッジ１４及び１５内のインクは、可撓性
のチューブによる供給管６Ａを介して記録ヘッド６の各
々に供給される。

以上の構成において、記録時には、インクカートリッジ
１４のインクが記録ヘッド６の各々に供給され、記録情
報に応じて各ノズルに設けられているエネルギー発生体
が駆動され、ノズルよりインク滴が飛翔し、記録媒体３
の表面にインク滴が付着ならびに吸収されて記録ドツト
が定着し、順次記録が行なわれる。記録の進展と共にモ
ータ８が回転し、キャリッジ５が主走査方向へ移動する
。

インクカートリッジ１４内のインクが規定レベルまで減
少した時点で、そのインクカートリッジを挿入口５Ａよ
り引き抜き、新しいインクカートリッジを挿入し交換す
る。

記録ヘッド６のノズルがインク目詰まりや塵付着による
吐出不良を生じた場合、キャリッジ５を回復装置１０に
対向するホームポジション（Ｈ。

Ｐ）へ移動させ、キャンプ１１をヘッドフェイスに被せ
、吸引ポンプ１２を動作させてインクと共に不純物や塵
による固着物を吸引し、チューブ１３Ａを介して廃イン
クカートリッジ１５へ回収する。

第２図はインクカートリッジ１４の詳細を示し、外部筐
体１６は密封構造を成し、側面の下部にはインク供給口
が設けられ、その先端には可撓性の蓋１７が設けられ、
インク供給口の上部には内電極１８Ａが配設されている
。外部筐体１６の仕切壁には一端が露出し、他端が内電
極１８に接触する電極１９が固定されている。蓋１７に
は供給管６Ａに接続された針２０が挿通されており、外
部筐体１６内のインク２１が針２０に送出できるように
されている。インク２１は外部筐体１６内に封入された
密封袋３０に密封されている。

第３図は廃インクカートリッジ１５の詳細を示し、第２
図と同一または同一機能を有するものには同一引用数字
を用いたので、重複する説明は省略する。廃インクカー
トリッジ１５はインクカートリッジ１４における内電極
１８の構造が異なると共に、インク供給口が廃インク回
収口となって廃インクを回収する構成に相違がある。

挿入口５Ｂには針１３が移動可能なサイズの貫通孔が設
けられると共に、内電極１．８に対向する部位に突起５
Ｃが設けられている。

次に、第４図及び第５を参照してインクカートリッジ１
４及び廃インクカートリッジ１５の動作について説明す
る。

記録動作の進行とともに補給用インクが減少し、第２図
のＤレベルまでインク液面が低下すると、内電極１８と
針１７との間（即ち、端子Ａ、Ｂ間）の電気抵抗が低抵
抗値から高抵抗値に転じる。

この抵抗値変化からインク２１の終了が判定され、不図
示の制御回路によって、ユーザーに警告等をし、新しい
インクカートリッジ１４との交換を促す。

また、回復動作時には、キャップ１１に排出された廃イ
ンクは、吸引ポンプ１２によって排出管１３Ａ及び針１
３を介して廃インクカートリッジ１５の密封袋３０に廃
インク２２として回収される。

使用済みのインクカートリッジ１４は、内電極１８の溝
１８Ａより外側の電極片を折ることにより、廃インクカ
ートリッジ１５の内電極１８Ｂと同一形状になる。しか
も、この状態では密封袋３０が空の状態であり、従って
廃インクカートリッジ１５に代えて用いることができる
。

なお、インクカートリッジ１４と廃インクカートリッジ
１５が類似の外観であるため、誤挿入が懸念される。例
えば、インクカートリッジ１４を装着すべきところを、
第４図のように廃インクカートリッジ１５を挿入口５Ａ
に挿入した場合、内電極１８Ｂは電極１９に非接触であ
るため、端子Ａ−Ｂ間の抵抗値は無限大になり、インク
無し状態が検知される。したがって容易に誤挿入を知る
ことができる。

一方、廃インクカートリッジ１５を挿入口５Ｂへ挿入す
べきところを誤ってインクカートリッジ１４を挿入した
場合、内電極１８の先端が突起５Ｃに突き当り、インク
カートリッジ１４を奥まで挿入をできない。したがって
、インクカートリッジ１４の後部が挿入口５Ｂより露出
することから誤挿入を知ることができる。

このように、本発明によれば、インクカートリッジ１４
と廃インクカートリッジ１５が同一の構造を有している
ので、使用済みのインクカートリッジを廃インクカート
リッジ１５として活用できると共に、内電極１８の先端
部の有無によって容易に誤挿入の防止が可能になる。

回復装置１０から排出される廃インク２２は、密封袋３
０の容量に対して極めて微量であるため、インクカート
リッジ１４の交換までに廃インクカートリッジ１５が廃
インク２２によって満杯になる恐れはない。

なお、上記実施例では、インクカートリッジ１４、廃イ
ンクカートリッジ１５ともにキャリッジ５に搭載するも
のとしたが２．可撓性のチューブ等をヘッド６あるいは
針１３に接続するなどによって、インクカートリッジ１
４と廃インクカートリッジ１５の一方または両方をキャ
リッジ５から分離し、記録装置内外の所定位置に設ける
ようにしてもよい。

第６図は本発明の第２実施例を示し、前記実施例と異な
るところは、誤挿入防止手段を内電極１８によらず、外
部筐体１６Ａの構造に依存するようにした点にある。即
ち、インクカートリッジ１４Ａの外部筺体１６Ａの上面
に凹部１６Ｂを設け、この凹部１６Ｂに対向する部位の
挿入口５Ａに開口５Ｄを設け、この開口５Ｄに弾性材２
５が位置するようにしたものである。弾性体２５の一端
は挿入を口５Ａの上面に固定されている。さらに、凹部
１６Ｂの上部には欠損自在にして外部筺体１６Ａの一部
が切欠部材１６Ｃとして形成されている。この切欠部材
１６ｃは、指先によって容易に欠落させることができる
。なお、第６図のインクカートリッジ１４Ａの外観を示
したのが第７図である。

第６図の構成によるインクカートリッジ１４Ａは、使用
前及び使用中にあっては切欠部材１６Ｃに手を触れず、
外部筐体１６’Ａに取り付けられたままになっている。

インクカートリッジ１４Ａのｔホ人ロ５Ａに対する脱着
時には、弾性部材２５が切欠部材１６Ｃに当接するが、
これによって欠落することはなく、弾性部材２５は外部
筺体１６Ａを押圧している。

第６図の状態で記録動作毎にインクを供給し、インクカ
ートリッジ１４Ａ内のインク２１が端子Ａ−Ｂ間で検出
されるレベルまで低下すると、交換のために引き抜かれ
、新しいインクカートリッジ１４Ａが装着される。使用
済みのインクカートリッジ１４Ａは、切欠部材１６Ｃを
指などで欠落させて除去する。これによりインクカート
リッジ１４Ａは廃インクカートリッジ１５Ａとして用い
ることができる。

この廃インクカートリッジ１５Ａを挿入可能にするため
に、挿入口５Ｂには第８図のように、支点２６を中心に
回動するレバー２７が設けられ、その入口側は凹部１６
Ｂに嵌合可能な形状の突部を有し、この突部の上面はス
プリング２８によって下方向へ常時付勢されている。

第８図において、廃インクカートリッジ１５Ａを挿入口
５Ｂに挿入すると、外部筐体１６Ａの上面形状に追従し
てレバー２７が回動し、定位置まで廃インクカートリッ
ジ１５Ａが押し込められると、凹部１６Ｂにレバー２７
の突部が嵌入する。

このようにして、廃インクカートリッジ１５Ａは最奥部
まで挿入することができ、針１３が密封袋３０内に突き
刺され、廃インク２２の回収が可能になる。

次に、インクカートリッジ１４Ａを挿入すべきところを
誤って廃インクカートリッジ１５Ａを挿入した場合につ
いて説明する。この場合、使用済みのインクカートリッ
ジ１４Ａが用いられているから、切欠部材１６Ｃが切除
されている。したがって、廃インクカートリッジ１５Ａ
を挿入すると、その凹部１６Ｂに弾性部材２５が第９図
のように嵌入し、垂直部がストッパとして機能し、廃イ
ンクカートリッジ１５Ａは最奥部まで進入することがで
きない。このため、廃インクカートリッジ１５八〇後端
の一部が挿入口５Ａより露出し、これによって誤挿入を
知ることができる。

また、廃インクカートリッジ１５Ａを挿入すべきところ
を誤って使用可能なインクカートリッジ１４Ａを挿入し
た場合、切欠部１６ｃが付いたままの状態であるため、
挿入口５Ｂにインクカートリッジ１４Ａが挿入されると
１、第１０図のようにレバー２７の突部は切欠部１６Ｃ
に乗り上げ、凹部１６Ｂに嵌入することができない。こ
のため、レバー２７は第７図の状態に対し反時計方向へ
回動じ、ストンパ部２７Ａがインクカートリッジ１４Ａ
の先端面に係止し、インクカートリッジ１４Ａの挿入を
阻止する。したがって、インクカートリッジ１４Ａの後
部は挿入口５Ｂより露出し、燥作者は誤挿入をしたこと
を知ることができる。

〔発明の効果〕

以上より明らかな如く、本発明によれば、補給用インク
収納インク収納容器の一部に切除可能な切欠部を形成し
、この切欠部を切除した使用済容器を回復装置による廃
インク回収容器として用いる構成にしたので、廃インク
回収容器の予備保有を不要にし、かつ補給用インク収納
容器と廃インク回収容器との判別ができるので誤挿入が
防止される。さらに、構成を簡単にできるので、部品点
数の低減が可能になり、ランニングコストを下げること
ができる。

また、切欠部に封入された補給用インクが規定量以下に
なったことを検知する電極の端部を用いることによって
、最も簡単な構成とすることができ、最少の部品点数に
より量産性及び組立性を向上させることができる。

さらに、切欠部として、廃インク回収容器挿入口側に設
けられたロック部材に対向可能な位置に形成された凹部
の表面部に形成された突片とすることにより、電極を有
しない補給用インク収納容器に対して本発明の適用が可
能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるインクジェット記録装置の一実施
例を示す斜視図、第２図は第１図に示すインクカートリ
ッジの詳細を示す側面断面図、第３図は第１図に示す廃
インクカートリッジの詳細を示す側面断面図、第４図は
廃インクカートリッジ１５を挿入口５Ａに誤挿入した状
態を示す側面断面図、第５図はインクカートリッジ１４
を挿入口５Ｂに誤挿入した状態を示す側面断面図、第６
図は本発明の他の実施例を示す側面断面図、第７図は第
６図のインクカートリッジ１４Ａの外観を示す斜視図、
第８図は廃インクカートリッジ１５Ａを挿入口５Ｂに装
着した状態を示す側面断面図、第９図は廃インクカート
リッジ１５Ａを挿入口５Ａに誤挿入した状態を示す側面
断面図、第１０図はインクカートリッジ１４Ａを挿入口
５Ｂに誤挿入した状態を示す側面断面図である。 ５　　　　、キャリフジ、５　Ａ　−−−−−−−・−
・・インクカートリッジ用挿入口、５Ｂ−・−−−−〜
−−−−廃インクカートリソジ用挿入口、６−・・−・
−・・・・記録へ・７ド、■４．１４Ａ　−・−・・−
一−−−−−−−インクカートリッジ、１５１５　Ａ　
−−−−−・−・−・・・・−廃インクカートリッジ、
１６１６Ａ　・−・−・・−一−−−−外部筐体、１６
Ｂ−・−・−・−・・−・・凹部、１６Ｇ　・−・−・
−切欠部材、１８．１８Ａ−・−・・・−内電極、２５
−・−・−・−・弾性部材、２７・・レバー、２１−・
−−一−−−−−補給用インク、２２−・−・・−廃イ
ンク。 代理人　弁理士　　大　音　康　毅 第４ 図 弘 第５図 ６Ａ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）インクジェット記録ヘッドにインクを供給する補
   給用インク収納容器及びノズルの目詰まり等を防止する
   回復装置を備えたインクジェット記録装置において、前
   記補給用インク収納容器の一部に切除可能な切欠部を形
   成し、この切欠部を切除した使用済容器を前記回復装置
   による廃インクを回収する廃インク回収容器として用い
   ることを特徴とするインクジェット記録装置。
2. （２）前記切欠部は、封入された補給用インクが規定量
   以下になったことを検知する電極の端部であることを特
   徴とする請求項１記載のインクジェット記録装置。
3. （３）前記切欠部は、廃インク回収容器挿入口側に設け
   られたロック部材に対向可能な位置に形成された凹部の
   表面部に形成された突片であることを特徴とする請求項
   １記載のインクジェット記録装置。