JP2009131973A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成を複雑にすることなく、液体吐出装置の寿命を長くする。
【解決手段】第2カートリッジ装着部13に装着された使用済みのインクカートリッジ25に、インク流路72からインク供給部62を介してインク貯留空間61内にインクが流れ込むと、フロート64bが流れ込んだインクから浮力を受け、回動部材64が回動する。インクカートリッジ25内のインクが増加し、インクカートリッジ25がエンプティ状態でなくなると、回動部材64の光遮断部64cが発光部74から出射されるレーザ光を遮断する位置まで移動する。この後、インクカートリッジ25には、さらに所定移送量だけインクが移送される。そして、インクカートリッジ25においては、最終的に、インク貯留空間61に加えて気体通路65にもインクが移送される。
【選択図】図8

Description

本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置に関する。
特許文献1に記載のインクジェット記録装置においては、記録ヘッドのノズルが増粘したインクにより目詰まりした場合などに、キャップをノズルが形成されたヘッドフェイスに被せた状態で吸引ポンプを駆動させて増粘したインクなどを吸引し、吸引したインクを廃インクカートリッジによって回収している。これにより、廃インクカートリッジを交換すれば、記録ヘッドからインクを吸引し続けることができ、インクジェット記録装置の寿命が長くなる。
特開平2−16057号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインクジェット記録装置では、廃インクカートリッジに貯留可能なインクの量は決まっているため、廃インクカートリッジに貯留可能な量より多くのインクを移送すると、廃インクカートリッジからインクが溢れ出てしまう。そこで、本発明の発明者は、このようなインクの溢れ出しを防止するために、廃インクカートリッジに移送されるインクの量を調整するための機構を設ける必要性に気づいたが、別途専用の機構を設けると装置の構造が複雑になってしまう。
本発明の目的は、寿命が長く、構成も簡単な液体吐出装置を提供することである。
本発明の液体吐出装置は、ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、内部の液体の量が所定残量よりも少ないエンプティ状態であるか否かを検出するために用いられる検出用手段を有する液体カートリッジが、前記液体吐出ヘッドに液体を供給可能となるように装着される第1カートリッジ装着部と、前記液体吐出ヘッド内の液体を排出するための排出流路と、液体が消費されて前記エンプティ状態となった使用済みの前記液体カートリッジが、前記排出流路の下流端と連通するように装着される第2カートリッジ装着部と、前記排出流路の途中に設けられており、前記排出流路内の液体を前記第2カートリッジ装着部に装着された前記液体カートリッジに移送するポンプと、前記検出用手段を利用して、前記第1カートリッジ装着部に装着された前記液体カートリッジが前記エンプティ状態であるか否かを検出する第1エンプティ検出手段と、前記第2カートリッジ装着部に前記液体カートリッジが装着されているか否かを検出する装着検出手段と、前記検出用手段を利用して、前記第2カートリッジ装着部に装着された前記液体カートリッジが、前記エンプティ状態であるか否かを検出する第2エンプティ検出手段と、前記ポンプを制御する制御手段とを備えている。前記制御手段は、前記装着検出手段により前記第2カートリッジ装着部に前記液体カートリッジが装着されていることが検出され、且つ、前記第2エンプティ検出手段により当該液体カートリッジが前記エンプティ状態であることが検出された排出可能状態である場合には、前記第2エンプティ検出手段により当該カートリッジが前記エンプティ状態でないことが検出されるまで前記排出流路から当該液体カートリッジに液体を移送させた上で、さらに液体を所定移送量だけ当該液体カートリッジに移送させるように、前記ポンプを制御する(請求項1)。
これによると、液体吐出ヘッドから排出流路に排出された液体は、ポンプによって第2カートリッジ装着部に装着された液体カートリッジに移送されるので、第2カートリッジ装着部に装着する液体カートリッジを交換すれば、液体吐出ヘッドから排出流路に液体を排出し続けることが可能となる。これにより液体吐出装置の寿命が長くなる。
さらに、第2カートリッジ装着部に装着された液体カートリッジ内の液体の量が所定残量以上になった後には、所定移送量の液体がさらに当該液体カートリッジに移送されるだけであるので、所定移送量を適切に設定しておけば、当該カートリッジから液体が溢れ出てしまうのを防止することができる。
加えて、液体カートリッジに設けられた、液体カートリッジがエンプティ状態であるか否かを検出するために用いられる検出用手段を利用して、第2カートリッジ装着部に装着された液体カートリッジに移送される液体の量を調整することができるため、上記液体の移送量を調整するために別途専用の機構を設ける必要がなく、液体吐出装置の構造を簡単にすることができる。
また、本発明の液体吐出装置においては、前記検出用手段が、前記液体カートリッジ内の液体の残量に応じて移動する移動部を有しており、前記第1エンプティ検出手段及び前記第2エンプティ検出手段は、前記移動部の位置を検出することによって、前記液体カートリッジが前記エンプティ状態であるか否かを検出することが好ましい(請求項2)。
これによると、移動部が液体カートリッジ内の液体の残量に応じて移動するので、移動部の位置を検出することにより、液体カートリッジ内の液体の残量が所定残量よりも少ないか否かを容易に検出することができる。
このとき、前記第1エンプティ検出手段及び前記第2エンプティ検出手段が、光を出射する第1発光部と、前記第1発光部から出射された光を受光する第1受光部とをそれぞれ備えており、前記移動部は、前記第1発光部から出射された光を遮断することができるように構成されており、前記液体カートリッジ内の液体の量が前記所定残量よりも少ないか否かに対応して、前記第1発光部から出射された光を遮断する第1位置と、前記第1発光部から出射された光を遮断しない第2位置との間で、その位置が切り替わるように構成されていることが好ましい(請求項3)。
これによると、第1エンプティ検出手段及び第2エンプティ検出手段として、それぞれ、第1発光部と第1受光部とを設けるとともに、検出用手段として、液体カートリッジ内の液体の残量が所定残量よりも少ないか否かによって第1位置と第2位置との間でその位置が切り替わる移動部を設けることにより、第1エンプティ検出手段、第2エンプティ検出手段及び検出用手段を容易に形成することができる。
さらに、このとき、前記検出用手段が、前記移動部を有しており、前記液体カートリッジにおける液体が充填される空間内に配置された、前記液体カートリッジ内の液体の残量が変化するのに伴って回動する回動部材を有しており、前記移動部は、前記回動部材の回動によって前記第1位置と前記第2位置との間で移動することが好ましい(請求項4)。
これによると、移動部を有し、液体カートリッジ内の液体の残量の変化に伴って回動する回動部材を用いることによって検出用手段を容易に形成にすることができる。
また、本発明の液体吐出装置においては、前記装着検出手段が、前記第2エンプティ検出手段を構成する前記第1発光部及び前記第1受光部と、当該第1発光部とは異なる位置に配置されており、光を出射する第2発光部と、当該第1受光部とは異なる位置に配置されており、前記第2発光部から出射された光を受光する第2受光部とを備えており、前記第2発光部及び前記第2受光部は、前記移動部が前記第2位置にあるときに、前記第2発光部から出射された光が前記移動部によって遮断されるように配置されていることが好ましい(請求項5)。
これによると、移動部が第1位置にあるときには、第1受光部において光が受光されなくなり、第2位置にあるときには、第2受光部において光が受光されなくなる。したがって、第1受光部及び第2受光部のいずれかにおいて光が受光されなくなったことを検出することにより、第2カートリッジ装着部に液体カートリッジが装着されていることを検出することができる。また、第2エンプティ検出手段の一部を利用して装着検出手段を形成することができるので、装着検出手段を容易に形成することができる。
また、本発明の液体吐出装置においては、前記排出流路の前記ポンプと前記第2カートリッジ装着部とを繋ぐ部分の途中には、前記排出流路内の液体を一時的に貯留しておくための貯留タンクが設けられており、前記ポンプは、前記貯留タンク内に貯留された液体を前記第2カートリッジ装着部に装着された前記液体カートリッジに移送することが好ましい(請求項6)。
これによると、排出流路に貯留タンクが設けられているため、第2カートリッジ装着部に液体カートリッジが装着されていない場合や、第2カートリッジ装着部に装着された液体カートリッジ内の液体の量が容量の限界となっている場合など、第2カートリッジ装着部に装着された液体カートリッジにインクを移送することができない場合でも、貯留タンクに空き容量があれば、一時的に液体を貯留しておくことができる。これにより、液体吐出ヘッドから排出流路への液体の排出を効率よく行うことができる。
このとき、前記貯留タンクに貯留されている液体の量が所定の基準貯留量以上であるか否かを検出する液量検出手段をさらに備えており、前記制御手段は、前記液量検出手段により前記貯留タンクに貯留されている液体の量が前記基準貯留量以上であることが検出されたときにのみ、前記貯留タンクから前記第2カートリッジ装着部に装着された前記液体カートリッジに液体が移送されるように、前記ポンプを制御することが好ましい(請求項7)。
これによると、液体吐出ヘッドから排出流路に排出された液体を貯留タンクに一時的に貯留しておき、貯留タンク内の液体の量がタンク貯留量以上となったときに、貯留タンクから第2カートリッジ装着部に装着された液体カートリッジに液体を移送することにより、貯留タンク内にほとんど液体が存在しないときなどに、貯留タンクから第2カートリッジ装着部に装着された液体カートリッジへの液体の移送動作が行われず、第2カートリッジ装着部に装着された液体カートリッジへの液体の移送を効率よく行うことができる。また、所定移送量に対応する回数だけポンプを駆動させて、貯留タンクから第2カートリッジ装着部に装着された液体カートリッジに所定移送量の液体を移送するような制御を行っている場合には、ポンプを駆動させる毎に移送される液体の量がほぼ一定となるため、所定移送量の液体を正確に移送することができる。
また、本発明の液体吐出装置においては、前記制御手段は、前記装着検出手段により前記第2カートリッジ装着部に前記液体カートリッジが装着されていることが検出されていない場合、又は、前記装着検出手段により前記第2カートリッジ装着部に前記液体カートリッジが装着されたことが検出された際に、前記第2エンプティ検出手段により前記第2カートリッジ装着部に装着された液体カートリッジが前記エンプティ状態でないことが検出されている場合には、前記排出流路から前記第2カートリッジ装着部に装着された液体カートリッジに液体を移送するための動作が行われないように、前記ポンプを制御することが好ましい(請求項8)。
これによると、第2カートリッジ装着部に液体カートリッジが装着されていない場合や、第2カートリッジ装着部にエンプティ状態でない液体カートリッジが装着された場合に、液体の移送が行われて第2カートリッジ装着部から液体が漏れ出してしまうのを防止することができる。
また、本発明の液体吐出装置においては、前記制御手段は、前記第2カートリッジ装着部に装着された前記液体カートリッジに、前記所定移送量の液体が移送されたときは、新たに前記排出可能状態であることが検出されるまで前記排出流路から当該液体カートリッジへの液体の移送が行われないように前記ポンプの動作を制御することが好ましい(請求項9)。
これによると、第2カートリッジ装着部に装着された液体カートリッジから液体が溢れ出てしまうのを防止することができる。
また、本発明の液体吐出装置においては、前記液体吐出ヘッドから吐出された液体を着弾させるための液体着弾媒体を、所定の搬送経路に沿って所定の一方向搬送する液体着弾媒体搬送手段をさらに備えており、前記液体吐出ヘッドは、前記一方向と直交する方向に関して、前記搬送経路をまたいで移動することができるように構成されており、前記第1カートリッジ装着部と前記第2カートリッジ装着部とが、前記搬送経路を挟んで互いに反対側に配置されていることが好ましい(請求項10)。
液体カートリッジは、液体を貯留するための容積が必要となるため比較的大型なものとなる。これにより、液体カートリッジが装着される第1カートリッジ装着部及び第2カートリッジ装着部は、液体吐出装置において大きな割合を占めることになる。ここで、第1カートリッジ装着部及び第2カートリッジ装着部を搬送経路に対して一方側にのみ配置すると、液体吐出装置の搬送経路に対して一方側の部分に第1カートリッジ装着部及び第2カートリッジ装着部の両方を配置することができるスペースを設ける必要があり、その結果、液体吐出装置が大型化してしまう虞がある。
一方、液体吐出ヘッドは、搬送経路をまたいで移動することができるように構成されているので、液体吐出装置においては、搬送経路を挟んだ両側にスペースができることとなる。そこで、本発明では、第1カートリッジ装着部と第2カートリッジ装着部とを搬送経路を挟んで互いに反対側に配置することにより、液体吐出装置の搬送経路を挟んだ両側のスペースが有効利用され、液体吐出装置を小型化することができる。
さらに、第1カートリッジ装着部及び第2カートリッジ装着部には、ともに液体カートリッジが装着されるが、第1カートリッジ装着部と第2カートリッジ装着部とが、離隔して配置されることになるため、液体カートリッジの装着間違いが起こりにくい。
また、本発明の液体吐出装置においては、前記液体カートリッジは、液体収容室とこの液体収容室と外部とを連通させる大気連通路とを含むものであり、前記所定移送量は、前記液体収容室の容量から前記所定残量を差し引いた量よりも大きく、前記液体収容室と前記大気連通路の合計容量から前記所定残量を差し引いた量よりも小さいことが好ましい(請求項11)。
これによると、例えばプリンタ用のインクカートリッジのような液体カートリッジにおいては、インクが充填された状態で第1カートリッジ装着部に長期間装着され続けるので、液体吐出装置の振動などによって大気連通路から液体が漏れ出してしまうのを防止するため、一般に、液体収容室にのみ液体が貯留されており、大気連通路には液体が貯留されていない状態で出荷される。
しかしながら、第2カートリッジ装着部に装着される液体カートリッジは、排出流路からの液体の移送が行われた後は、第2カートリッジ装着部から取り外されて廃棄されるので、液体が貯留された状態で第2カートリッジ装着部に装着され続ける期間は短く、上述したような液体の漏れ出しを考慮する必要性は低い。
したがって、排出流路から当該液体カートリッジの液体収容室に加えて大気連通路にも液体を移送することにより、排出流路から当該液体カートリッジにより多くの液体を移送することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は本発明に係るプリンタの概略構成図である。図2は図1の後述する吸引キャップ7に接続される上流端から第2カートリッジ装着部13に接続される下流端に至るインク排出流路の構成を示す図である。図1、2に示すように、プリンタ1(液体吐出装置)は、キャリッジ2、インクジェットヘッド3、用紙搬送ローラ4、第1カートリッジ装着部5、チューブ6、吸引キャップ7、切り替えユニット8、ポンプ9、貯留タンク10、第2カートリッジ装着部13等を備えている。また、プリンタ1の動作は、制御装置100によって制御されている。
キャリッジ2は、図示しない駆動装置によって駆動されて、走査方向(図1の左右方向、所定の一方向と直交する方向)に延びた2本のガイド21に沿って、走査方向に往復移動する。2本のガイド21は、走査方向に関して両側に、後述する記録用紙Pが搬送される用紙搬送経路41よりも外側まで延びている。これにより、キャリッジ2は、走査方向に用紙搬送経路41をまたいで往復移動することが可能となっている。
インクジェットヘッド3はキャリッジ2の下面に設けられている。インクジェットヘッド3にはその下面に複数のノズル31が形成されており、図示しない圧電アクチュエータによりノズル31に連通する図示しない圧力室内のインクに圧力を付与することによってノズル31からインクが吐出される。複数のノズル31は紙送り方向(図1の上下方向)に配列されることによりノズル列32を構成しており、このようなノズル列32が走査方向に4列に配列されている。これら4列のノズル列32を構成するノズル31からは、図1における左側に配置されたノズル列32を構成するものから順に、それぞれ、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが吐出される。
用紙搬送ローラ4(液体着弾媒体搬送手段)は、用紙搬送経路41に沿って紙送り方向(図1の下方、所定の一方向)に記録用紙P(液体着弾媒体)を搬送する。そして、プリンタ1においては、キャリッジ2とともに走査方向に往復移動するインクジェットヘッド3のノズル31から、用紙搬送ローラ4によって紙送り方向に搬送される記録用紙Pにインクを吐出し、記録用紙Pにインクを着弾させる。これにより、記録用紙Pに印刷が行われる。
第1カートリッジ装着部5は、図1の用紙搬送経路41の右下端部に隣接する位置に配置されている。第1カートリッジ装着部5には、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクがそれぞれ充填されたインクカートリッジ25が着脱可能となっている。
ここで、第1カートリッジ装着部5及びインクカートリッジ25について詳細に説明する。図3は図1の第1カートリッジ装着部5の側面図であり、(a)はインクカートリッジ25が装着されていない状態、(b)はインク残量が所定残量以上の(エンプティ状態でない)インクカートリッジ25が装着されている場合、(c)はインク残量が所定残量よりも少ない(エンプティ状態の)インクカートリッジ25が装着されている状態をそれぞれ示している。
図3に示すように、第1カートリッジ装着部5は、カートリッジ装着空間51、インク流路52、通気孔53、発光部54(第1発光部)、受光部55(第1受光部)、装着センサ56及び蓋57を有している。カートリッジ装着空間51は、図3の左側が開口した空間であり、図3の左側の開口からインクカートリッジ25が挿入されることにより、カートリッジ装着空間51内にインクカートリッジ25が装着される。
インク流路52は、カートリッジ装着空間51の図3における右側の壁面の下端部近傍の部分から右方に延びており、その右端部がチューブ6を介してインクジェットヘッド3に接続されている。通気孔53は、カートリッジ装着空間51の図3における右側の壁面の上端部近傍の部分から右方に延びており、その右端部において外気に連通している。
発光部54及び受光部55は、第1カートリッジ装着部5の図3における右側の壁に、図3の紙面垂直方向にカートリッジ装着空間51を挟んで互いに対向するように配置されており、発光部54はレーザ光を受光部55に向けて出射し、受光部55は発光部54から出射されたレーザ光を受光する。そして、後述するように、受光部55において発光部54からのレーザ光が受光されるか否かによって第1カートリッジ装着部5に装着されたインクカートリッジ25のインクの残量が所定残量よりも少ないか否か(エンプティ状態であるか否か)を検出することができる。
装着センサ56は、カートリッジ装着空間51の上面を画定する壁に設けられており、その下端部に、カートリッジ装着空間51の内部に延びたレバー56aを有している。そして、図3(b)、(c)に示すように、第1カートリッジ装着部5にインクカートリッジ25が装着されることによりレバー56aが持ち上げられたことを検出することによって第1カートリッジ装着部5にインクカートリッジ25が装着されたことを検出することができるようになっている。
蓋57は、カートリッジ装着空間51の図3の左側の開口の開閉を行うものである。蓋57は、その下端部に設けられた支点57aを中心として回動可能に構成されており、図3に示した状態では、カートリッジ装着空間51の上記開口を塞いでおり、図3の状態から反時計回りに180°程度回動させて、上記カートリッジ装着空間51の開口を開いた状態で、この開口からインクカートリッジ25をカートリッジ装着空間51に挿入して、カートリッジ装着空間51にインクカートリッジ25を装着する。また、図3(b)、(c)に示すように、カートリッジ装着空間51にインクカートリッジ25が装着されているとともに、蓋57によってカートリッジ装着空間51の開口が塞がれた状態では、蓋57により、インクカートリッジ25の図3の左側の側面が図中右方に押圧され、インク流路52とインクカートリッジ25の後述するインク供給部62、及び、通気孔53とインクカートリッジ25の後述する外気連通部63とが密着する。
インクカートリッジ25は、略直方体形状を有しており、インク貯留空間61、インク供給部62、外気連通部63、回動部材64及び気体通路65を有している。インク貯留空間61(液体収容室)はインクジェットヘッド3に供給するためのインクが充填されている空間である。
インク供給部62は、インクカートリッジ25の図3における右側の壁の下端部近傍に設けられており、インクカートリッジ25が第1カートリッジ装着部5に装着されたときに、その先端部に設けられたインク供給口62aが、インク流路52に接続される。インク供給部62には図示しないバルブが設けられており、インクカートリッジ25が第1カートリッジ装着部5に装着されたときにのみバルブが開き、インク貯留空間61とインク供給口62aとが連通する。これにより、インク貯留空間61とインク流路52とが連通し、インク貯留空間61内のインクが、インク流路52からチューブ6を介してインクジェットヘッド3に供給される。すなわち、インクカートリッジ25は、インクジェットヘッドにインクを供給可能となるように、インク貯留空間61(第1カートリッジ装着部5)に装着される。
外気連通部63は、インクカートリッジ25の図3における右側の壁の上端部近傍に設けられており、インクカートリッジ25が第1カートリッジ装着部5に装着されたときに、その先端部に設けられた連通口63aが通気孔53に接続される。外気連通部63には図示しないバルブが設けられており、インクカートリッジ25が第1カートリッジ装着部5に装着されたときにのみこのバルブが開き、連通口63aと気体通路65とが連通する。
気体通路65は、インク貯留空間61の上方に配置されており、図3の右側の部分ほど上方に位置するように傾斜して延びている。気体通路65は、図3の左端部においてインク貯留空間61に接続されているとともに、図3の右端部において連通口63aよりも下方に位置する外気連通部63の下端部に接続されている。これにより、外気連通部63とインク貯留空間61とが気体通路65を介して接続され、インク貯留空間61が外部に連通される。そして、インク流路52からインク貯留空間61内のインクが流れ出たときに、インクが流れ出た分だけ、外気連通部63から気体通路65を介してインク貯留空間61内に空気が導入される。なお、気体通路65が、本発明に係る大気連通路に相当する。
回動部材64(検出用手段)は、インク貯留空間61内に配置されており、支点64aにおいて図3の時計回り及び反時計回りに回動可能に支持されている。回動部材64の図3の左端部にはフロート64bが設けられており、回動部材64は、フロート64bにおいてインクから浮力を受けて、インク貯留空間61におけるインクの液面の高さの変化(インク量の変化)に伴って回動する。
また、回動部材の図3の右端部には、光遮断部64c(移動部)が設けられており、回動部材64の回動によってその位置が移動する。ここで、インクカートリッジ25のうち、第1カートリッジ装着部5に装着されたときに図3の紙面垂直方向に関して発光部54及び受光部55と重なる部分は、後述するように遮断部64cによって遮断されているときを除いて、光が透過可能となっている。
光遮断部64cは、インクカートリッジ25のインク残量が上記所定残量で以上あるときには、図3(b)に示すように、発光部54から出射されたレーザ光を遮断する位置(第1位置)にある。このとき、受光部55においてはレーザ光が受光されない。一方、インクカートリッジ25内のインク残量が上記所定残量よりも少ない場合には、光遮断部64cが発光部54から出射されたレーザ光を遮断しない位置(第2位置)にある。このとき、受光部55においては、発光部54から出射されたレーザ光が受光される。したがって、受光部55においてレーザ光が受光されているか否かによって、第1カートリッジ装着部5に装着されたインクカートリッジ25がインクの残量が上記所定残量以下となっているか否か(エンプティ状態であるか否か)を検出することができる。
図1、図2に戻って、チューブ6は第1カートリッジ装着部5とインクジェットヘッド3とを接続しており、第1カートリッジ装着部5に装着されたインクカートリッジ25内のインクはチューブ6を介してインクジェットヘッド3に供給される。
吸引キャップ7は、用紙搬送経路41の右側の、図1の最も右側まで移動したキャリッジ2と対向する位置に配置されており、インク排出流路の上流端に接続されている。吸引キャップ7は、図1の最も左側のノズル列32を構成する、ブラックのインクを吐出するノズル31を覆うための第1キャップ部7aと、図1の左から2〜4番目のノズル列32を構成する、カラー(イエロー、シアン、マゼンタ)のインクを吐出するノズル31を覆うための第2キャップ部7bとを有している。また、吸引キャップ7は、図2の上下方向に昇降可能となっており、キャリッジ2が、インクジェットヘッド3と吸引キャップ7とが対向する位置まで移動した状態で、吸引キャップ7を上昇させることで、第1キャップ部7a及び第2キャップ部7bにより、対応するノズル31を覆うことが可能となっている。
切り替えユニット8は、インク排出流路の途中に設けられており、吸引キャップ7の第1キャップ部7a及び第2キャップ部7bの一方あるいは両方とポンプ9とを選択的に接続させる。ポンプ9は、インク排出流路の途中の切り替えユニット8よりも下流側の部分に配置されている。ポンプ9は、例えばチューブポンプなどの公知のポンプであり、切り替えユニット8を介して接続された第1キャップ部7a及び第2キャップ部7bの一方あるいは両方を介してノズル31からインクジェットヘッド3内のインクを吸引するとともに、吸引したインクを貯留タンク10側に向かって移送する、いわゆる吸引パージを行う。これにより、インクジェットヘッド3内の増粘したインクやインク中の異物等が取り除かれ、ノズル31の目詰まりが防止される。
貯留タンク10は、インク排出流路におけるポンプ9よりも下流側に位置する、ポンプ9と第2カートリッジ装着部13とを繋ぐ部分の途中に配置されている。貯留タンク10は、プリンタ1に固定されており、着脱不可能となっている。貯留タンク10は、インクジェットヘッド3から吸引した(インクジェットヘッド3からインク排出流路に排出された)インクを一時的に貯留しておくためのものである。また、貯留タンク10には、外気と連通する連通孔10aが設けられており、連通孔10aには第1バルブ11が設けられている。第1バルブ11は、貯留タンク10と外気との連通及びその遮断を切り替える。また、貯留タンク10の近傍には貯留タンク10内のインクの液面が所定の高さ以上であるか否かを検出することが可能な液面センサ14が設けられている。これにより、貯留タンク10に貯留されたインクの量が所定の基準貯留量以上であるか否かを検出することが可能となっている。
第2カートリッジ装着部13はインク排出流路の下流端に接続されている。第2カートリッジ装着部13には、インクが消費されてエンプティ状態となった使用済みのインクカートリッジ25が着脱可能に構成されている。これにより、第2カートリッジ装着部13にインクカートリッジ25が装着されたときには、このインクカートリッジ25は、インク排出流路の下流端に接続される(連通する)こととなる。このように、第2カートリッジ装着部13に使用済みのインクカートリッジ25を装着することにより、使用済みとなったインクカートリッジ25を有効利用することができる。そして、インク排出流路内のインクは、後述するように、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25に排出される。
ここで、第2カートリッジ装着部13について詳細に説明する。ただし、第2カートリッジ装着部13は、第1カートリッジ装着部5とほぼ同様の構成であるので、図3を用いて説明する。なお、図3においては、第2カートリッジ装着部13については括弧付きで符号を付している。
第2カートリッジ装着部13は、カートリッジ装着空間71、インク流路72、通気孔73、発光部74(第1発光部)、受光部75(第1受光部)、装着センサ76、蓋77を有している。
カートリッジ装着空間71は、使用済みのインクカートリッジ25が装着される空間であり、カートリッジ装着空間51と同様の構成を有している。インク流路72は、インク流路52と同様の構成を有する流路であり、その右端部が貯留タンク10に接続されている。そして、カートリッジ装着空間71内にインクカートリッジ25が装着されると、インクカートリッジ25のインク供給部62に設けられたインク供給口62aとインク流路72とが接続されるとともに、インク供給部62の図示しないバルブが開き、インク貯留空間61とインク供給口62aとが連通する。これにより、貯留タンク10からインク排出流路の下流側に移送されたインクは、インク流路72からカートリッジ装着空間71に装着されたインクカートリッジ25のインク貯留空間61に流れ込む。通気孔73は、通気孔53と同様の構成を有しており、インク貯留空間61にインクが流れ込んだときに、インクが流れ込んだ分だけ、インク貯留空間61内の空気が気体通路65、外気連通部63及び通気孔73を介して外部に排出される。
発光部74、受光部75、装着センサ76及び蓋77は、それぞれ、発光部54、受光部55、装着センサ56及び蓋57と同様の構成を有するものであるのでここではその詳細な説明を省略する。
図1、2に戻って、第2カートリッジ装着部13は、また、吸引キャップ7、切り替えユニット8、ポンプ9、貯留タンク10とともに、走査方向に関して、用紙搬送経路41の右側(用紙搬送経路41の同じ側)に配置されている。これにより、吸引キャップ7、切り替えユニット8、ポンプ9、貯留タンク10及び第2カートリッジ装着部13を互いに近接した位置に配置することができるので、インク排出流路における後述するインクの移送を容易に行うことが可能となる。
貯留タンク10と第2カートリッジ装着部13との間には、第2バルブ12が設けられている。第2バルブ12は、貯留タンク10と第2カートリッジ装着部13との連通及びその遮断を切り替える。
そして、プリンタ1においては、前述した第1バルブ11により貯留タンク10と外気との連通を遮断せず、且つ、第2バルブ12により貯留タンク10と第2カートリッジ装着部13との接続を遮断した状態で、ポンプ9を駆動させることにより、ノズル31からインクジェットヘッド3内のインクを吸引して貯留タンク10に移送することができる(第1移送モード)。
一方、第1バルブ11により貯留タンク10と外気との連通を遮断し、且つ、第2バルブ12により貯留タンク10と第2カートリッジ装着部13との連通を遮断しない状態でポンプ9を駆動させることにより、貯留タンク10に貯留されたインクを第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25に移送することができる(第2移送モード)。
すなわち、本実施の形態においては、ポンプ9が、ノズル31からインクジェットヘッド3内のインクを吸引して貯留タンク10に移送するための動力源だけでなく、貯留タンク10に貯留されたインクを第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25に移送するための動力源としても使用される。
したがって、これらの動力源を別々に設ける必要がなく、プリンタ1の構成が簡単になる。また、第1バルブ11により貯留タンク10と外気との連通及びその遮断を切り替えるとともに、第2バルブ12により貯留タンク10と第2カートリッジ装着部13との連通及びその遮断を切り替えることによって、上記第1移送モードと上記第2移送モードとを容易に切り替えることができる。
次に、プリンタ1の動作を制御する制御装置100について説明する。図4は、図1の制御装置100のブロック図である。
制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read only Memory)、RAM(Random Access Memory)などによって構成されており、これらが、図4に示すように、ヘッド制御部111、キャリッジ制御部112、キャップ制御部109、第1装着検出部113、第1エンプティ検出部114、第2装着検出部115、第2エンプティ検出部116、貯留量検出部117、ポンプ制御部118、ポンプカウンタ119、電源ON/OFF検出部120及びバルブ制御部121として動作する。
ヘッド制御部111はノズル31からインクを吐出する際のインクジェットヘッド3の動作を制御する。キャリッジ制御部112は、キャリッジ2の移動を制御する。キャップ制御部109は、吸引キャップ7の昇降動作を制御する。第1装着検出部113は、装着センサ56のレバー56aがインクカートリッジ25によって持ち上げられているか否かを検出するによって、第1カートリッジ装着部5にインクカートリッジ25が装着されているか否かを検出する。
第1エンプティ検出部114は、第1装着検出部113において、第1カートリッジ装着部5にインクカートリッジ25が装着されていることが検出されているときに、受光部55においてレーザ光が受光されているか否かを検出するによって、そのインクカートリッジ25のエンプティ状態であるか否かを検出する。なお、第1エンプティ検出部114と、上述の発光部54及び受光部55とが、本発明に係る第1エンプティ検出手段に相当する。
第2装着検出部115は、装着センサ76のレバー76aがインクカートリッジ25によって持ち上げられているか否かを検出することによって、第2カートリッジ装着部13にインクカートリッジ25が装着されているか否かを検出する。なお、第2装着検出部115と上述の装着センサ76とを合わせたものが、本発明に係る装着検出手段に相当する。
第2エンプティ検出部116は、第2装着検出部115において、第2カートリッジ装着部13にインクカートリッジ25が装着されていることが検出されているときに、受光部75においてレーザ光が受光されているか否かを検出することによって、そのインクカートリッジ25がエンプティ状態であるか否かを検出する。なお、第2エンプティ検出部116と上述の発光部74及び受光部75とを合わせたものが、本発明に係る第2エンプティ検出手段に相当する。
貯留量検出部117は、液面センサ14により貯留タンク10内のインクの液面が所定の高さ以上であるか否かを検出することによって、貯留タンク10に貯留されたインクの量が基準貯留量以上であるか否かを検出する。なお、液面センサ14と貯留量検出部117とを合わせたものが、本発明に係る液量検出手段に相当する。
ポンプ制御部118は、ポンプ9の動作を制御する。ポンプカウンタ119は、ポンプ9の駆動回数をカウントする。電源ON/OFF検出部120は、プリンタ1が電源ON及び電源OFFのいずれの状態にあるかを検出する。バルブ制御部121は第1バルブ11、第2バルブ12の動作を制御する。
次に、本実施の形態のプリンタ1における、ノズル31からインクジェットヘッド3内のインクを吸引して貯留タンク10に移送する動作、及び、貯留タンク10に貯留されたインクを第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25に移送する動作について、図5のフローチャートと、図2及び図6〜図8とを用いて説明する。図5はプリンタ1の上記動作を示すフローチャートである。図6は、ノズル31からインクジェットヘッド3内のインクを吸引して貯留タンク10に移送している際の図2相当の図である。図7は、貯留タンク10に貯留されたインクを第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25に移送している際の図2相当の図である。図8は上記動作中の、第2カートリッジ装着部13及び第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25の様子を示す図である。
プリンタ1においては、電源OFFの状態のときには、図2に示すように、第1バルブ11により貯留タンク10と外気との連通が遮断されているとともに、第2バルブ12により貯留タンク10と第2カートリッジ装着部13との連通が遮断されている。これにより、貯留タンク10からインクが漏れ出してしまうのが防止されている。そして、図5のフローチャートに示す動作は、プリンタ1が電源ONの状態になったときに開始される。
図5に示すように、プリンタ1が電源ONの状態になると、バルブ制御部121に制御されて、図6に示すように、第1バルブ11が貯留タンク10と外気との連通の遮断を解除する(ステップS101、以下、単にS101などとする)。このとき、第2バルブ12は、貯留タンク10と第2カートリッジ装着部13との連通を遮断した状態に保持されている。
次に、ノズル31からのインクの吐出不良が生じた場合など、インクジェットヘッド3からインクを吸引する必要が生じたときに、キャリッジ制御部112に制御されてキャリッジ2がインクジェットヘッド3と吸引キャップ7とが対向する位置まで移動し、その後キャップ制御部109に制御されて吸引キャップ7が上昇してノズル31を覆い、この状態で、ポンプ制御部118がポンプ9を駆動させる。これにより、ノズル31からインクジェットヘッド3内の増粘したインク、異物などが吸引され貯留タンク10に移送される(S102)。そして、貯留タンク10に移送されたインクは貯留タンク10に貯留される。
ここで、本実施の形態では、貯留タンク10が設けられているため、第2カートリッジ装着部13にインクカートリッジ25が装着されていない場合や、第2カートリッジ装着部13のインクカートリッジ25内の液体の量が容量の限界となっている場合など、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25へのインクの移送を行うことができない場合でも上記S102のように、インクジェットヘッド3内のインクを吸引して貯留タンク10に移送することが可能となっている。これにより、インクジェットヘッド3から効率よくインクを吸引することができる。
貯留タンク10に基準貯留量以上のインクが貯留されるまでの間(S103:NO)、上記S102の動作が繰り返し行われ、貯留量検出部117により貯留タンク10に基準貯留量以上のインクが貯留されたことが検出されたときに(S103:YES)、第2装着検出部115において第2カートリッジ装着部13にインクカートリッジ25が装着されているか否かが検出され(S104)、インクカートリッジ25が装着されていない場合には(S104:NO)、警告を出すなどするとともに動作を終了する。
これにより、第2カートリッジ装着部13にインクカートリッジ25が装着されていない場合には、貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25にインクを移送するための動作(後述するS106〜S112の動作)が行われず、インクカートリッジ25が装着されていない第2カートリッジ装着部13からインクが漏れ出してしまうのが防止される。
一方、第2カートリッジ装着部13にインクカートリッジ25が装着されている場合には(S104:YES)、第2エンプティ検出部116においてそのインクカートリッジ25がエンプティ状態であるか否かが検出される(S105)。装着されたインクカートリッジ25がエンプティ状態でない場合には(S105:NO)、警告を出すなどするとともに動作を終了する。
これにより、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25がエンプティ状態でない場合には、貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25にインクを移送するための動作(後述するS106〜S112の動作)が行われず、当該インクカートリッジ25からインクが溢れ出してしまうのが防止される。
一方、図8(a)に示すように、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25がエンプティ状態である場合には(S105:YES)、バルブ制御部121に制御されて、図7に示すように、第1バルブ11が貯留タンク10と外気との連通を遮断するとともに、第2バルブ12が貯留タンク10と第2カートリッジ装着部13との連通の遮断を解除し(S106)、続いて、ポンプ制御部118がポンプ9を駆動させる(S107)。これにより、貯留タンク10内のインクが第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25に移送され、このインクカートリッジ25内のインクの量が増加する。なお、第2装着検出部115により第2カートリッジ装着部13にインクカートリッジ25が装着されていることが検出され、且つ、第2エンプティ検出部116によりそのカートリッジがエンプティ状態であることが検出された(S105:YES、且つ、S106:YES)状態が、本発明に係る排出可能状態に相当する。
その後、第2エンプティ検出部116により第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25内インク量が増加してエンプティ状態でなくなるまで(S108:YES)貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25へのインクの移送が継続される。そして、図8(b)に示すように、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25内インク量が上記所定残量まで増加して、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25がエンプティ状態でなくなったことが第2エンプティ検出部116により検出されたときに(S108:NO)、ポンプカウンタ119によるポンプ9の駆動回数のカウントが開始される(S109)。
ポンプカウンタ119によってカウントされたポンプ9の駆動回数が所定回数になるまで(S110:YES)、さらに貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25へのインクの移送が継続される。そして、ポンプカウンタ119によってカウントされたポンプ9の駆動回数が上記所定回数になったときに(S110:NO)、ポンプカウンタ119によるポンプ9の駆動回数のカウントを停止する(S111)とともに、ポンプ9を停止させて(S112)、貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25へのインクの移送を停止させる。そして、その後、上記S101に戻る。
貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25にインクが移送される場合、1回のポンプ9の駆動により移送されるインクの量はほぼ一定である。したがって、ポンプ9を所定回数駆動すれば、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25には、エンプティ状態でないことが検出されるまでインクが移送された上で、さらに、上記所定回数に対応する所定の量(所定移送量)だけインクが移送される。
上記所定移送量は、インク貯留空間61の容量から上記所定残量を差し引いた量よりも大きく、インク貯留空間61と気体通路65(大気連通路)との合計容量から上記所定残量を差し引いた量よりも小さくなっている。これにより、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25においては、最終的に、図8(c)に示すように、インク貯留空間61に加え、気体通路65にもインクが移送されることとなる。
ここで、インクカートリッジ25は、インクが充填された状態で、第1カートリッジ装着部5に長期間装着され続けるので、プリンタ1の振動などによって連通口63aからインクが漏れ出してしまうのを防止するため、一般に、インク貯留空間61にのみインクが貯留されており、気体通路65にはインクが貯留されていない状態で出荷される。
しかしながら、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25は、インクが移送された後は、第2カートリッジ装着部13から取り外されて廃棄されるので、インクが貯留された状態で第2カートリッジ装着部13に装着され続ける期間は短く、上述したような連通口63aからのインク漏れ出しを考慮する必要性は低い。したがって、インクを、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25のインク貯留空間61に加え、これに連通する気体通路65にも移送することにより、貯留タンク10内のインクをより多く移送することができる。
なお、前述したように、外気連通部63の連通口63aは、気体通路65よりも上方に位置しているため、インクカートリッジ25が第2カートリッジ装着部13に装着されている状態で、インクが連通口63aからインクが溢れ出してしまうことはない。
さらに、本実施の形態では、貯留タンク10内のインクの量が上記基準貯留量以上となったときにのみ(S103:YES)、貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25へのインクの移送が行われるため、貯留タンク10にほとんどインクが貯留されていない状態でポンプ9が駆動される(上記インクの移送が行われる)ことがなく、ポンプ9を1回駆動させたときに移送されるインクの量は確実にほぼ一定となる。したがって、貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25に上記所定移送量のインクを確実に移送することが可能となる。
そして、本実施の形態では、以上に説明したように、インクカートリッジ25がエンプティ状態であるか否かを検出するための発光部74、受光部75及び第2エンプティ検出部116を利用して、貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25に移送されるインクの量を調整しているので、当該インクカートリッジ25に移送されるインクの量を調整するために別途専用の機構を設ける必要がなく、プリンタ1の構成が簡単になる。
上記S101に戻ると、上記S106〜S110の動作により、貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25にインクが移送されているため、貯留タンク10内のインクは上記基準貯留量よりも少なくなっており、貯留タンク10にはインクを貯留するための空き容量ができている。したがって、プリンタ1においては、さらに上記S101〜S103の動作を行うことにより、ノズル31からインクジェットヘッド3内のインクを吸引して貯留タンク10に移送することが可能となる。
さらに、第2カートリッジ装着部13に装着されているインクカートリッジ25を、別の使用済みのインクカートリッジ25に交換すれば、上記S103において、貯留タンク10内のインクの貯留量が上記基準貯留量以上となったときに(S103:YES)、上記S104において第2カートリッジ装着部13にインクカートリッジ25が装着されていると判断され(S104:YES)、上記S105においてそのインクカートリッジ25がエンプティ状態であると判断され(S105:YES)(新たに排出可能状態であることが検出され)、上記S106〜S112の動作が行われる。
これとは逆に、第2カートリッジ装着部13に装着されるインクカートリッジ25が交換されていない(新たに排出可能状態であることは検出されていない)場合には(S105:NO)、貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25へのインクの移送が行われない。
以上のことから、第2カートリッジ装着部13に装着されるインクカートリッジ25を交換し、貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25にインクを移送すれば、インクジェットヘッド3からのインクの吸引して貯留タンク10に移送する動作を継続することができ、プリンタ1の寿命が長くなる。
また、プリンタ1においては、プリンタ1が電源OFFとなると、電源ON/OFF検出部120がこれを検出する。このとき、バルブ制御部121に制御されて、第1バルブ11が貯留タンク10と外気との連通を遮断するとともに、第2バルブが貯留タンク10と第2カートリッジ装着部13との連通を遮断する。これにより、プリンタ1の電源OFF時に、貯留タンク10からインクが漏れ出してしまうのを防止することができる。なお、当然のことであるが、図5に示す動作の最中にプリンタ1が電源OFFとなった場合には、図5に示す動作は停止されて、上記第1バルブ11、第2バルブ12による遮断動作が行われる。
以上に説明した実施の形態によると、インクジェットヘッド3から吸引されて貯留タンク10に移送されたインクは、さらに第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25に移送される。したがって、第2カートリッジ装着部13に装着されるインクカートリッジ25を交換すれば、インクジェットヘッド3からインクを吸引し続けることが可能となり、これにより、プリンタ1の寿命が長くなる。
さらに、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25がエンプティ状態でなくなった後、所定移送量だけさらにインクがこのインクカートリッジ25に移送され、所定移送量がインク貯留空間61の容量から所定残量を差し引いた量よりも大きく、インク貯留空間61の容量と気体通路65との合計容量から所定残量を差し引いた量よりも小さいため、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25には、最終的に、インク貯留空間61に加えて気体通路65にもインクが移送される。
ここで、インクカートリッジ25は、インクが充填された状態で第1カートリッジ装着部5に長期間装着され続けるので、プリンタ1の振動などによって連通口63aからインクが漏れ出してしまうのを防止するため、一般に、インク貯留空間61にのみインクが充填されており、気体通路にはインクが貯留されていない状態で出荷される。
しかしながら、第2カートリッジ装着部13に装着されるインクカートリッジ25は貯留タンク10からインクが移送された後は、第2カートリッジ装着部13から取り外されて廃棄されるので、インクが貯留された状態で第2カートリッジ装着部13に装着され続ける期間は短く、上述したようなインクの漏れ出しを考慮する必要性が低い。したがって、所定移送量を上述した量とし、インク貯留空間61に加えて気体通路65にもインクを移送することにより、貯留タンク10内のインクをより多く移送することが可能となる。
さらに、その後、第2カートリッジ装着部13に装着されるインクカートリッジ25が交換され、再び上述した排出可能状態となるまでの間、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25へのインクの移送が行われなくなるので、当該インクカートリッジ25からインクが溢れ出してしまうのを防止することができる。
そして、以上のように、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25がエンプティ状態であるか否かを検出するための発光部74、受光部75及び第2エンプティ検出部116を利用して、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25に移送されるインクの量を調整しているので、当該インクカートリッジ25に移送されたインクの量を調整するために別途専用の機構を設ける必要がなく、プリンタ1の構成が簡単になる。
また、第1カートリッジ装着部5に発光部54及び受光部55を、第2カートリッジ装着部13に発光部74及び受光部75をそれぞれ設けるとともに、インクカートリッジ25に、光遮断部64cを有し、インク貯留空間61内のインクの残量の変化に伴って回動する回動部材64をもうけることにより、受光部55、75においてレーザ光が受光されるか否かによって、第1カートリッジ装着部5及び第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25がエンプティ状態であるか否かを検出することが可能な第1エンプティ検出手段及び第2エンプティ検出手段を容易に形成することができる。
また、ノズル31から吸引されたインクジェットヘッド3内のインクが貯留タンク10に移送されるため、第2カートリッジ装着部13にインクカートリッジ25が装着されていない場合や、第2カートリッジ装着部13に装着されているインクカートリッジ25内のインクの量が容量の限界となっている場合などにも、貯留タンク10に空き容量があれば、ノズル31から吸引したインクジェットヘッド3内のインクを貯留タンク10に貯留しておくことができる。これにより、インクジェットヘッド3からのインクの吸引を効率よく行うことができる。
さらに、貯留タンク10に基準貯留量以上のインクが貯留されたときにのみ、貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25にインクが移送されるため、貯留タンク10内にほとんどインクが存在していないときなどに、貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25へのインクの移送が行われず、当該インクカートリッジ25に効率よくインクを移送することができる。
また、本実施の形態では、所定移送量に対応する所定回数だけポンプ9を駆動させてインクを移送しているが、貯留タンク10に基準貯留量以上のインクが貯留されたときにのみ第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25へのインクの移送が行われるので、ポンプ9を駆動したときのインクの移送量がほぼ一定となり、所定移送量のインクが確実に移送されることとなる。
また、第2カートリッジ装着部13にインクカートリッジ25が装着されていないとき、又は、第2カートリッジ装着部13にエンプティ状態でないインクカートリッジ25が装着されているときに、貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25へのインクの移送動作が行われないため、第2カートリッジ装着部13からインクが漏れ出してしまうのを防止することができる。
次に、本実施の形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。ただし、本実施の形態と同様の構成を有するものについては同じ符号を付し、適宜その説明を省略する。
一変形例では、図7に示すように、ポンプ9と第2カートリッジ装着部13との間に貯留タンク10が設けられておらず、吸引キャップ7を介してノズル31から吸引されたインクジェットヘッド3内のインクは、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25に直接移送される(変形例1)。
この場合でも、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25がエンプティ状態でなくなった後(エンプティ状態でなくなったことが検出された上で)、さらに所定移送量のインクをこのインクカートリッジ25に移送することにより、インクカートリッジ25からインクが溢れ出してしまうのを防止することができる。
また、本実施の形態では、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25がエンプティ状態でなくなった後、所定回数だけポンプ9を駆動させることによって、さらに所定移送量だけ当該インクカートリッジ25にインクを移送したが、これには限られない。例えば、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25がエンプティ状態でなくなった後、所定時間だけポンプ9を駆動させるなど、他の方法によって、当該インクカートリッジ25に、さらに所定移送量だけインクが移送されるように構成されていてもよい。
ただし、この場合には、インクジェットヘッド3の状態によって、ポンプ9を駆動させたときに吸引されるインクの量が異なるので、例えば、ポンプ9を駆動させたときに吸引されるインクの量を吸引されうる最大の量として、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25がエンプティ状態でなくなった後のポンプ9の駆動回数を決定する。この場合には、当該インクカートリッジ25がエンプティ状態でなくなった後、インクカートリッジ25に移送されるインクの量が、上記所定移送量以下となるため、インクカートリッジ25からのインクの溢れ出しを確実に防止することができる。
また、本実施の形態では、装着センサ76を用いて第2カートリッジ装着部13にインクカートリッジ25が装着されているか否かを検出していたが、これには限られない。別の一変形例では、図8に示すように、第2カートリッジ装着部213において、装着センサ76(図3参照)の代わりに、発光部74及び受光部75の上方に、発光部214(第2発光部)及び受光部215(第2受光部)が、カートリッジ装着空間71を挟んで互いに対向するように配置されている。発光部214は発光部74と同様の構成を有しており、受光部215に向けてレーザ光を出射する。受光部215は受光部75と同様の構成を有しており、発光部214から出射されたレーザ光を受光する。また、発光部214及び受光部215は、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25がエンプティ状態となり、回動部材64の光遮断部64cが発光部74から出射されるレーザ光を遮断しない位置(第2位置)にきたときに、発光部214から出射されるレーザ光が光遮断部64cによって遮断されるような位置に配置されている(変形例2)。
この場合には、第2カートリッジ装着部13にインクカートリッジ25が装着されたときに、そのインクカートリッジ25がエンプティ状態であれば、受光部215においてレーザ光が受光されなくなり、エンプティ状態でなければ、受光部75においてレーザ光が受光されなくなる。したがって、この場合には、第2装着検出部115は、受光部75及び受光部215のいずれかにおいてレーザ光が受光されなくなっているか否かによって、第2カートリッジ装着部13にインクカートリッジ25が装着されているか否かを検出する。なお、この場合には、発光部54、214、受光部75、215及び第2装着検出部115が本発明に係る装着検出手段に相当する。
さらに、この場合には、第2カートリッジ装着部13にインクカートリッジ25が装着されているか否かを検出するための本発明に係る装着検出手段の一部として、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25がエンプティ状態であるか否かを検出するための本発明に係る第2エンプティ検出手段を構成する発光部74及び受光部75を利用しているため、装着検出手段を容易に形成することができる。なお、第1カートリッジ装着部5において、装着センサ56(図3参照)の代わりに、発光部214及び受光部215と同様の発光部及び受光部を設けてもよい。
また、本実施の形態では、受光部55、75においてレーザ光が受光されていないことを検出することによって、第1カートリッジ装着部5及び第2カートリッジ装着部13に装着されているインクカートリッジ25がエンプティ状態でないことを検出するとともに、受光部55、75においてレーザ光が受光されていることを検出することによって、第1カートリッジ装着部5及び第2カートリッジ装着部13に装着されているインクカートリッジ25がエンプティ状態であることを検出していたが、これには限られない。
例えば、発光部54、74及び受光部55、75が、本実施の形態の場合よりも高い位置に設けられており、本実施の形態とは逆に、受光部55、75においてレーザ光が受光されていることを検出することによって、第1カートリッジ装着部5及び第2カートリッジ装着部13に装着されているインクカートリッジ25がエンプティ状態でないことを検出するとともに、受光部55、75においてレーザ光が受光されていないことを検出することによって、第1カートリッジ装着部5及び第2カートリッジ装着部13に装着されているインクカートリッジ25がエンプティ状態であることを検出してもよい。
さらに、本実施の形態では、発光部54、74から出射されたレーザ光が、インクカートリッジ25に設けられた、回動部材64の光遮断部64cによって遮断されているか否かによって、第1カートリッジ装着部5、第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25がエンプティ状態であるか否かを検出していたが、これには限られない。例えば、インク貯留空間61内にインクの液面に浮くフロートが設けられており、フロート自身が発光部54、74から出射されるレーザ光を遮断することができるように構成されているなど、インク貯留空間61内のインクの残量の変化に伴って移動する、回動部材64の光遮断部64c以外の移動部によって発光部54、74から出射されるレーザ光を遮断することができるように構成されていてもよい。
さらには、発光部54、74から出射されるレーザ光が移動部によって遮断されるか否かによってインクカートリッジがエンプティ状態であるか否かを検出することには限られず、レーザ光が遮断されるか否か以外の方法によって移動部の位置検出し、検出した移動部の位置に応じて、インクカートリッジがエンプティ状態であるか否かを検出することができるように構成されていてもよい。
さらには、インク貯留空間61内のインクの残量の変化に伴って移動するもの(移動部)を用いてインクカートリッジがエンプティ状態であるか否かを検出することには限られない。別の一変形例では、図9に示すように、インクカートリッジ225が、回動部材64の代わりに、インク貯留空間61内に、インク供給部62から左方に延びた下部電極221、及び、その図中右側の壁面のインク供給部62よりも上の部分から左方に延びた上部電極222が設けられている。一方、第1カートリッジ装着部205及び第2カートリッジ装着部213には、発光部及び受光部が設けられておらず、代わりに、インクカートリッジ25が装着されたときに、下部電極221と上部電極222との間の電気抵抗を検出することができるように構成された図示しない回路などが設けられている(変形例3)。
この場合には、図9(a)に示すように、インク貯留空間61内のインクの液面が上部電極222と同じ高さあるいは上部電極222よりも上方に位置し、上部電極222がインクと接触しているときには、上部電極222と下部電極221とはインクを介して導通しているため、両者の間の電気抵抗値は小さくなっている。
一方、図9(b)に示すように、インク貯留空間61内のインクの残量が所定残量より少なく、インクの液面が上部電極222よりも下方に位置しているときには、上部電極222とインクとが接触していないため、上部電極222と下部電極221とがインクを介して導通せず、両者の間の電気抵抗値は大きくなる。
そして、第1エンプティ検出部114及び第2エンプティ検出部116は、上記回路によって検出される上部電極222と下部電極221との間の電気抵抗値によって第1カートリッジ装着部205、第2カートリッジ装着部213に装着されたインクカートリッジ225がエンプティ状態であるか否かを検出する。
なお、この場合には、下部電極221及び上部電極222が本発明に係る検出用手段に相当し、下部電極221と上部電極222との間の電気抵抗を検出する回路と第1エンプティ検出部114とを合わせたものが本発明に係る第1エンプティ検出手段に相当し、上記回路と第2エンプティ検出部116とを合わせたものが、本発明に係る第2エンプティ検知手段に相当する。
さらには、インクカートリッジがエンプティ状態であるか否かを検出するために用いられる本発明に係る検出用手段は、本実施の形態の回動部材64や変形例3の下部電極221及び上部電極222のようにインク貯留空間61内に設けられたものには限られない。例えば、インクカートリッジの側面の一部にインク貯留空間61内のインクの液面を視認可能にする透過窓(検出用手段)が設けられており、プリンタに設けられた種々のセンサによって透過窓からインクの液面の高さを検出して、インクカートリッジがエンプティ状態であるか否かを検出することができるように構成されているなど、インクカートリッジにおけるインク貯留空間61の内部以外の部分に、本発明に係る検出用手段が設けられていてもよい。
また、本実施の形態では、第1カートリッジ装着部5及び第2カートリッジ装着部13の両方が、図1における用紙搬送経路41の右側に配置されていたが、これには限られない。別の一変形例では、図12に示すように、第1カートリッジ装着部205が用紙搬送経路41の左側に配置されることにより、第1カートリッジ装着部205と、第2カートリッジ装着部13とが、走査方向に関して、用紙搬送経路41を挟んで互いに反対側に配置されている(変形例4)。
上述の実施の形態では、用紙搬送経路41の右側に第1カートリッジ装着部5と第2カートリッジ装着部13の両方が配置されており、さらに、吸引キャップ7、切り替えユニット8、ポンプ9、貯留タンク10も、用紙搬送経路41の右側に配置されているため、プリンタ1においては、用紙搬送経路41の右側にこれらを配置するためのスペースを設ける必要があり、その結果、プリンタ1が大型化してしまう虞がある。
一方、上述の実施の形態では、キャリッジ2が走査方向に用紙搬送経路41をまたいで移動することができるよう、ガイド21が、走査方向に関して両側に用紙搬送経路41よりも外側まで延びているので、プリンタ1においては、用紙搬送経路41の左右両側の部分にスペースができている。
そこで、変形例4においては、第1カートリッジ装着部205を用紙搬送経路41の左側のスペースに配置することにより、例えば、図12に示すように、第1カートリッジ装着部5(図1参照)が配置されていた場所に第2カートリッジ装着部13を配置し、さらに、第2カートリッジ装着部13の位置を変更することによって空いたスペースに、切り替えユニット8、ポンプ9、貯留タンク10などを配置することにより、プリンタ1を小型化することができる。
さらに、第1カートリッジ装着部5及び第2カートリッジ装着部13には、ともにインクカートリッジ25が装着されるため、第1カートリッジ装着部5及び第2カートリッジ装着部13の両方を、走査方向に関する用紙搬送経路41に対して同じ側に配置すると、両者が近接して配置されることになり、インクカートリッジ25の装着間違いが生じる虞がある。しかしながら、変形例4の場合には、第1カートリッジ装着部205と第2カートリッジ装着部13とが用紙搬送経路41を挟んで互いに反対側に配置されているため、両者が離隔して配置されることとなり、インクカートリッジ25の装着間違いが起こりにくい。
なお、第1カートリッジ装着部を用紙搬送経路41の左側に配置する代わりに、第2カートリッジ装着部を用紙搬送経路41の左側に配置しても、同様の効果を得ることができる。ただし、この場合には、貯留タンク10と第2カートリッジ装着部を接続するための流路を、用紙搬送経路41をまたぐように配置する必要があるため、本実施の形態の場合とは異なり、両者の接続するための流路の引き回し方などを考慮する必要がある。
さらに、この場合には、貯留タンク10と第2カートリッジ装着部との間の流路の長さが長くなってしまうので、貯留タンク10から第2カートリッジ装着部に装着されたインクカートリッジ25にインクを移送するために、ポンプ9の駆動圧力を大きくする必要がある。
また、本実施の形態では、第1カートリッジ装着部5とインクジェットヘッド3とがチューブ6を介して接続されており、これにより、第1カートリッジ装着部5にインクカートリッジ25を装着することにより、そのインクカートリッジ25とインクジェットヘッド3とが接続されるように構成されていたが、これには限られない。
例えば、キャリッジ2上に第1カートリッジ装着部が設けられており、キャリッジ2上で第1カートリッジ装着部とインクジェットヘッド3とが接続されている、あるいは、第1カートリッジ装着部が、ガイド21の近傍に配置されており、インクジェットヘッド3にインクを供給するとき以外は、第1カートリッジ装着部とインクジェットヘッド3とが接続されておらず、インクジェットヘッド3へのインクの供給を行うときにのみ、キャリッジ2が第1カートリッジ装着部近傍まで移動してインクジェットヘッド3と第1カートリッジ装着部とが接続されるように構成されているなど、第1カートリッジ装着部は、インクカートリッジ25がインクジェットヘッド3にインクを供給可能となるように装着されるものであればよい。
また、本実施の形態では、液面センサ14及び貯留量検出部117により、貯留タンク10内のインクの量が基準貯留量以上であるか否かを検出し、貯留タンク10内のインクの貯留量が基準貯留量以上となったときにのみ貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25へのインクの移送していたが、これには限られない。例えば、一定期間経過する毎に、あるいはインクジェットヘッド3内のインクの吸引を一定回数行う毎に、貯留タンク10に十分なインクが貯留されたと判断して、貯留タンク10から第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25へのインクの移送を行うなどしてもよい。
また、本実施の形態では、貯留タンク10から第2カートリッジ装着部15に装着されたインクカートリッジ25において、最終的に、インク貯留空間61に加えて気体通路65にもインクが移送されるように、所定移送量を決定していたが、所定移送量を、インク貯留空間61にのみインクが移送され、気体通路65にはインクが移送されない程度の量、すなわち、インク貯留空間61の容量から所定残量を差し引いた量以下としてもよい。
また、本実施の形態では、ノズル31から吸引されたインクジェットヘッド3内のインクを貯留タンク10及び第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25に移送していたが、これには限られない。例えば、圧力室内のインクに圧力を付与することによってノズル31からキャップやインク吸収フォームなどに排出するいわゆるフラッシングによって排出されたインクや、インクジェットヘッド3内の気体を排出するいわゆる排気パージを行ったときに気体とともに排出されたインクなどを、貯留タンク10及び第2カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ25に移送してもよい。
また、以上の説明では、ノズルから記録用紙にインクを吐出するインクジェットヘッドを有するプリンタに本発明を適用したが、インク以外の液体を吐出する液体と移出ヘッドを有する液体吐出装置に本発明を適用することも可能である。
本発明における実施の形態に係るプリンタの概略構成図である。 図1のインク排出流路の構成を示す図である。 図1の第1、第2カートリッジ装着部及びインクカートリッジの側面図である。 図1の制御装置のブロック図である。 インクをインクジェットヘッドから吸引して貯留タンクに移送し、さらに第2カートリッジ装着部に装着されたインクカートリッジに移送する動作の過程を示すフローチャートである。 インクジェットヘッドからインクが吸引され貯留タンクに移送されるときの状態を示す図2相当の図である。 貯留タンクから第2カートリッジ装着部に装着されたインクカートリッジにインクが移送されるときの状態を示す図2相当の図である。 図5の動作の過程における第2カートリッジ装着部に装着されたインクカートリッジの様子を示す図である。 変形例1の図2相当の図である。 変形例2の図3(b)、(c)相当の図である。 変形例3の図3(b)、(c)相当の図である。 変形例4の図1相当の図である。
符号の説明
3 インクジェットヘッド
4 用紙搬送ローラ
5 第1カートリッジ装着部
7 吸引キャップ
9 ポンプ
10 貯留タンク
11 第1バルブ
12 第2バルブ
13 第2カートリッジ装着部
25 インクカートリッジ
31 ノズル
41 用紙搬送経路
46 回動部材
46c 光遮断部
54 発光部
55 受光部
56 装着センサ
61 液体貯留空間
65 気体流路
74 発光部
75 受光部
76 装着センサ
100 制御装置
205 第1カートリッジ装着部
214 発光部
215 受光部
221 下部電極
222 上部電極
225 インクカートリッジ

Claims (11)

  1. ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    内部の液体の量が所定残量よりも少ないエンプティ状態であるか否かを検出するために用いられる検出用手段を有する液体カートリッジが、前記液体吐出ヘッドに液体を供給可能となるように装着される第1カートリッジ装着部と、
    前記液体吐出ヘッド内の液体を排出するための排出流路と、
    液体が消費されて前記エンプティ状態となった使用済みの前記液体カートリッジが、前記排出流路の下流端と連通するように装着される第2カートリッジ装着部と、
    前記排出流路の途中に設けられており、前記排出流路内の液体を前記第2カートリッジ装着部に装着された前記液体カートリッジに移送するポンプと、
    前記検出用手段を利用して、前記第1カートリッジ装着部に装着された前記液体カートリッジが前記エンプティ状態であるか否かを検出する第1エンプティ検出手段と、
    前記第2カートリッジ装着部に前記液体カートリッジが装着されているか否かを検出する装着検出手段と、
    前記検出用手段を利用して、前記第2カートリッジ装着部に装着された前記液体カートリッジが、前記エンプティ状態であるか否かを検出する第2エンプティ検出手段と、
    前記ポンプを制御する制御手段とを備えており、
    前記制御手段は、前記装着検出手段により前記第2カートリッジ装着部に前記液体カートリッジが装着されていることが検出され、且つ、前記第2エンプティ検出手段により当該液体カートリッジが前記エンプティ状態であることが検出された排出可能状態である場合には、前記第2エンプティ検出手段により当該カートリッジが前記エンプティ状態でないことが検出されるまで前記排出流路から当該液体カートリッジに液体を移送させた上で、さらに液体を所定移送量だけ当該液体カートリッジに移送させるように、前記ポンプを制御することを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記検出用手段が、前記液体カートリッジ内の液体の残量に応じて移動する移動部を有しており、
    前記第1エンプティ検出手段及び前記第2エンプティ検出手段は、前記移動部の位置を検出することによって、前記液体カートリッジが前記エンプティ状態であるか否かを検出することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記第1エンプティ検出手段及び前記第2エンプティ検出手段が、光を出射する第1発光部と、前記第1発光部から出射された光を受光する第1受光部とをそれぞれ備えており、
    前記移動部は、前記第1発光部から出射された光を遮断することができるように構成されており、前記液体カートリッジ内の液体の量が前記所定残量よりも少ないか否かに対応して、前記第1発光部から出射された光を遮断する第1位置と、前記第1発光部から出射された光を遮断しない第2位置との間で、その位置が切り替わるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記検出用手段が、前記移動部を有しており、前記液体カートリッジにおける液体が充填される空間内に配置された、前記液体カートリッジ内の液体の残量が変化するのに伴って回動する回動部材を有しており、
    前記移動部は、前記回動部材の回動によって前記第1位置と前記第2位置との間で移動することを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記装着検出手段が、
    前記第2エンプティ検出手段を構成する前記第1発光部及び前記第1受光部と、
    当該第1発光部とは異なる位置に配置されており、光を出射する第2発光部と、
    当該第1受光部とは異なる位置に配置されており、前記第2発光部から出射された光を受光する第2受光部とを備えており、
    前記第2発光部及び前記第2受光部は、前記移動部が前記第2位置にあるときに、前記第2発光部から出射された光が前記移動部によって遮断されるように配置されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記排出流路の前記ポンプと前記第2カートリッジ装着部とを繋ぐ部分の途中には、前記排出流路内の液体を一時的に貯留しておくための貯留タンクが設けられており、
    前記ポンプは、前記貯留タンク内に貯留された液体を前記第2カートリッジ装着部に装着された前記液体カートリッジに移送することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の液体吐出装置。
  7. 前記貯留タンクに貯留されている液体の量が所定の基準貯留量以上であるか否かを検出する液量検出手段をさらに備えており、
    前記制御手段は、前記液量検出手段により前記貯留タンクに貯留されている液体の量が前記基準貯留量以上であることが検出されたときにのみ、前記貯留タンクから前記第2カートリッジ装着部に装着された前記液体カートリッジに液体が移送されるように、前記ポンプを制御することを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。
  8. 前記制御手段は、前記装着検出手段により前記第2カートリッジ装着部に前記液体カートリッジが装着されていることが検出されていない場合、又は、前記装着検出手段により前記第2カートリッジ装着部に前記液体カートリッジが装着されたことが検出された際に、前記第2エンプティ検出手段により前記第2カートリッジ装着部に装着された液体カートリッジが前記エンプティ状態でないことが検出されている場合には、前記排出流路から前記第2カートリッジ装着部に装着された液体カートリッジに液体を移送するための動作が行われないように、前記ポンプを制御することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の液体吐出装置。
  9. 前記制御手段は、前記第2カートリッジ装着部に装着された前記液体カートリッジに、前記所定移送量の液体が移送されたときは、新たに前記排出可能状態であることが検出されるまで前記排出流路から当該液体カートリッジへの液体の移送が行われないように前記ポンプの動作を制御することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の液体吐出装置。
  10. 前記液体吐出ヘッドから吐出された液体を着弾させるための液体着弾媒体を、所定の搬送経路に沿って所定の一方向搬送する液体着弾媒体搬送手段をさらに備えており、
    前記液体吐出ヘッドは、前記一方向と直交する方向に関して、前記搬送経路をまたいで移動することができるように構成されており、
    前記第1カートリッジ装着部と前記第2カートリッジ装着部とが、前記搬送経路を挟んで互いに反対側に配置されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の液体吐出装置。
  11. 前記液体カートリッジは、液体収容室とこの液体収容室と外部とを連通させる大気連通路とを含むものであり、
    前記所定移送量は、前記液体収容室の容量から前記所定残量を差し引いた量よりも大きく、前記液体収容室と前記大気連通路の合計容量から前記所定残量を差し引いた量よりも小さいことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の液体吐出装置。
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