JPH0614338A - Crt駆動装置 - Google Patents

Crt駆動装置

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Publication number
JPH0614338A
JPH0614338A JP16773092A JP16773092A JPH0614338A JP H0614338 A JPH0614338 A JP H0614338A JP 16773092 A JP16773092 A JP 16773092A JP 16773092 A JP16773092 A JP 16773092A JP H0614338 A JPH0614338 A JP H0614338A
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JP
Japan
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resistor
adjustment
white balance
crt
adjusting
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JP16773092A
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English (en)
Inventor
Kyoji Baba
恭治 馬場
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カットオフ側のホワイトバランス調整用の抵
抗器による調整に対して、ハイライト側のホワイトバラ
ンス調整用の抵抗器による調整が影響しないようにす
る。 【構成】 CRT4のホワイトバランスのカットオフ側
を調整する際に、信号R,G,Bのカットオフ側のレベ
ルが、共通のバイアス電源49のバイアス電圧V 2 に駆
動トランジスタ1〜3のベースエミッタ電圧VBEを加算
した値(V2 +V BE)になるように設定している。この
ため、カットオフ側の可変抵抗器21〜23を調整する
際に、利得調整用の、言い換えれば、ハイライト側のホ
ワイトバランス調整用の抵抗器24,25(50),2
6(51)には電流が流れないので、カットオフ側の調
整をハイライト側の調整とは独立に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、テレビジョン
受像機に適用して好適なCRT駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の技術によるCRT駆動装
置の構成を示している。このCRT駆動装置は、カラー
CRT4の3個の駆動用トランジスタ1〜3を有してい
る。これら駆動用トランジスタ1〜3のコレクタによ
り、CRT4のR(赤)用のカソード電極KR,G
(緑)用のカソード電極KGおよびB(青)用のカソー
ド電極KBを抵抗器5〜7を通じて駆動している。各コ
レクタには、電源電圧+200 Vとの間に抵抗器11〜1
3が接続されている。
【0003】駆動用トランジスタ1〜3の各べースに
は、入力端子15〜17を通じてR(赤)信号としての
信号R,G(緑)信号としての信号GおよびB(青)信
号としての信号Bが供給されている。
【0004】駆動用トランジスタ1のエミッタには、カ
ットオフ側のホワイトバランス調整用の固定の抵抗器1
8と、バイアス用の抵抗器31と、ハイライト側のホワ
イトバランス調整用であって利得調整用の固定の抵抗器
24のそれぞれ一方の端子が接続されている。
【0005】抵抗器18の他方の端子は、両端に電源電
圧+9Vが印加されるカットオフ側のホワイトバランス
調整用の可変抵抗器21の可動端子に接続されている。
抵抗器31の他方の端子は接地されている。抵抗器24
の他方の端子は電源電圧+9Vに接続されている。
【0006】同様に、駆動用トランジスタ2,3のそれ
ぞれのエミッタには、カットオフ側のホワイトバランス
調整用の固定の抵抗器19,20と、バイアス用の抵抗
器32,33と、ハイライト側のホワイトバランス調整
用であって利得調整用の可変抵抗器25,26のそれぞ
れ一方の固定端子と可動端子とが接続されている。
【0007】抵抗器19,20の他方の端子は、両端に
電源電圧+9Vが印加されるカットオフ側のホワイトバ
ランス調整用の可変抵抗器22,23の可動端子に接続
されている。抵抗器32,33の他方の端子は接地され
ている。可変抵抗器25,26の他方の固定端子は、そ
れぞれ、電源電圧+9Vを分圧する分圧抵抗器である抵
抗器34,35、36,37のそれぞれ中点に接続され
ている。
【0008】つぎに、上記のように構成される従来の技
術によるCRT駆動装置の動作について説明する。
【0009】まず、ホワイトバランスのカットオフ側の
調整用信号として、入力端子15〜17から、例えば、
20IREの全白信号に対応する信号R,信号Gおよび信
号Bを駆動用トランジスタ1〜3のベースに供給する。
【0010】この状態で、抵抗器21〜23を可変して
CRT4上の管面で、例えば、10cd/m2 の輝度にな
るようにする。
【0011】次に、ホワイトバランスのハイライト側の
調整信号として、入力端子から、例えば、100 IREの
全白信号に対応する信号R,信号Gおよび信号Bを駆動
トランジスタ1〜3のベースに供給する。
【0012】この状態で、抵抗器25,26を可変して
CRT4の管面の輝度がホワイトバランスメータのハイ
ライトに一致するようにする。
【0013】このように上記従来の技術によるCRT駆
動装置でもカットオフ側(暗い側)とハイライト側(明
るい側)でホワイトバランスの調整を行うことができる
ようになっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のCRT駆動装置では、ハイライト側の調整後
に、確認のため、再び、駆動トランジスタ1〜3のベー
スに、ホワイトバランスのカットオフ側の調整用信号と
して、上記20IREの全白信号に対応する信号R,信号
Gおよび信号Bをベースに供給した場合に、カットオフ
側のホワイトバランスがずれている場合が多く、そのた
めに、カットオフ側とハイライト側とで、正しくホワイ
トバランスを調整するためには、上記した調整過程を何
度が繰り返さなければならないという、いわゆるトラッ
キング調整を行わなければならない問題があった。ハイ
ライト側で可変抵抗器25,26を可変すると、カット
オフ側において決定したトランジスタ1〜3を流れる電
流値が変化するような回路構成になっているからであ
る。
【0015】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、カットオフ側のホワイトバランス調整用の
抵抗器による調整に対して、ハイライト側のホワイトバ
ランス調整用の抵抗器による調整が影響しないCRT駆
動装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、例え
ば、図1に示すように、それぞれのべースにR,G,B
信号R,G,Bが供給されて、それぞれのコレクタを通
じてカラーCRT4のカソード電極を駆動する3個の駆
動トランジスタ1〜3を有し、各駆動トランジスタ1〜
3の各エミッタには、それぞれ、利得調整用の抵抗器2
4,25(50),26(51)の一方の端子が接続さ
れ、抵抗器24,25(50),26(51)の他方の
端子は共通のバイアス電源49に接続され、カラーCR
T4のホワイトバランスのカットオフ側を調整する際
に、R,G,B信号R,G,Bのカットオフ側の調整レ
ベルが、共通のバイアス電源49のバイアス電圧V2
駆動トランジスタ1〜3のベースエミッタ電圧を加算し
た値になるように設定したものである。
【0017】第2の本発明は、第1の本発明における共
通のバイアス電源の出力素子を駆動トランジスタと同一
極性のエミッタフォロワ形トランジスタとしたものであ
る。
【0018】第3の本発明は、第2の本発明におけるカ
ラーCRTをテレビジョン受像機用CRTとしたもので
ある。
【0019】第4の本発明は、それぞれのべースにR,
G,B信号R,G,Bが供給され、それぞれのコレクタ
を通じてカラーCRTのカソード電極を駆動する3個の
駆動トランジスタを有し、上記各駆動トランジスタの各
エミッタには、それぞれ、利得調整用の抵抗器の一方の
端子が接続されるとともに、上記カラーCRTのカット
オフ側のホワイトバランスを調整する抵抗器の一方の端
子が接続され、上記利得調整用の抵抗器の他方の端子は
共通の第1のバイアス電源に接続され、上記カットオフ
側のホワイトバランスを調整する抵抗器を調整する際、
上記R,G,B信号R,G,Bのカットオフ側の調整レ
ベルが上記共通のバイアス電源のバイアス電圧に上記駆
動トランジスタのベースエミッタ電圧を加算した値にな
るように設定した後に調整し、次に、上記R,G,B信
号R,G,Bをハイライト側の調整レベルとした後に上
記利得調整用の抵抗器を調整するようにしたものであ
る。
【0020】
【作用】第1の本発明によれば、駆動トランジスタ1〜
3の各エミッタには、それぞれ、利得調整用の抵抗器2
4,25(50),26(51)の一方の端子が接続さ
れ、抵抗器24,25(50),26(51)の他方の
端子は共通のバイアス電源49に接続され、カラーCR
T4のホワイトバランスのカットオフ側を調整する際
に、R,G,B信号R,G,Bのカットオフ側の調整レ
ベルが、共通のバイアス電源49のバイアス電圧V2
駆動トランジスタ1〜3のベースエミッタ電圧を加算し
た値になるように設定している。このため、カットオフ
側を調整する際に、利得調整用の、言い換えれば、ハイ
ライト側のホワイトバランス調整用の抵抗器24,25
(50),26(51)には電流が流れないので、カッ
トオフ側の調整をハイライト側の調整とは独立に行うこ
とができる。
【0021】すなわち、カットオフ側のホワイトバラン
ス調整用の抵抗器21〜23による調整に対して、ハイ
ライト側のホワイトバランス調整用の抵抗器24,25
(50),26(51)による調整が影響しなくなる。
【0022】
【実施例】以下、本発明CRT駆動装置の一実施例につ
いて図面を参照して説明する。なお、以下に参照する図
面において、上記の図3に示したものに対応するものに
は同一の符号を付けている。
【0023】図1はCRT駆動装置の一実施例の構成を
示している。図1例のCRT駆動装置は、カラーCRT
4の駆動用トランジスタ1〜3を有している。なお、C
RT4としてはテレビジョン受像機用のCRTまたはモ
ニタ用のCRTなどを用いることができる。
【0024】駆動用トランジスタ1〜3のコレクタによ
り、CRT4のR(赤)用のカソード電極KR,G
(緑)用のカソード電極KGおよびB(青)用のカソー
ド電極KBが抵抗器5〜7を通じて駆動される。各コレ
クタには、電源電圧+180 Vとの間に抵抗器11〜13
が接続されている。
【0025】駆動用トランジスタ1〜3の各べースに
は、信号処理回路41を通じてR(赤)信号としての信
号R,G(緑)信号としての信号GおよびB(青)信号
としての信号Bが供給されている。信号処理回路41と
しては、例えば、ソニー社製の型式「CXA1213 」の色信
号処理同期用集積回路を使用することができる。
【0026】この信号処理回路41は、出力される信号
R,信号Gおよび信号Bの直流電位を可変する機能、い
わゆるブライト可変機能を有している。
【0027】その可変量は、入力端子Bに供給されるマ
イクロコンピュータ42の出力信号によって決定され
る。マイクロコンピュータ42の出力信号は、キースイ
ッチおよび表示器を有する入力装置である赤外線リモー
トコマンダ43の出力信号により決定することができ
る。なお、上記可変量のデータは、マイクロコンピュー
タ42内のメモリに記憶される。
【0028】また、信号処理回路41は、他の入力端子
Aに入力端子44から供給される入力信号S1 に応じた
信号R,信号Gおよび信号Bを形成して出力する機能を
有する。
【0029】さらに、信号処理回路41は、図示しない
4つの入力端子に輝度信号Yおよび色差信号(R−Y,
G−Y,B−Y)が供給された場合、それらの信号に応
じた信号R,信号Gおよび信号Bを形成して出力する機
能をも有する。
【0030】駆動用トランジスタ1のエミッタには、カ
ットオフ側のホワイトバランス調整用の固定の抵抗器1
8と、バイアス用の抵抗器31と、ハイライト側のホワ
イトバランス調整用であって利得調整用の固定の抵抗器
24のそれぞれ一方の端子が接続されている。
【0031】抵抗器18の他方の端子は、両端に電源電
圧+9Vが印加されるカットオフ側のホワイトバランス
調整用の可変抵抗器21の可動端子に接続されている。
抵抗器31の他方の端子は接地されている。抵抗器24
の他方の端子はエミッタフォロワ形の接続とされたトラ
ンジスタ45のエミッタに接続されている。このエミッ
タには、接地間に抵抗器46が接続され、バイアス電圧
2 が発生している。
【0032】トランジスタ45のベースには、分圧抵抗
器を構成する抵抗器47と抵抗器48とそれらの間に印
加されている電源電圧+9Vで決定されるバイアス用電
圧V 1 が発生している。トランジスタ45と抵抗器46
〜48とはバイアス電源49を構成する。
【0033】ここで、抵抗器47の抵抗値をR1 、抵抗
器48の抵抗値とR2 としたとき、バイアス用電圧V1
は、数1で決定され、バイアス電圧V2 は、バイアス用
電圧V1 からトランジスタ45のベースエミッタ間電圧
BEを引いた値として、数2のように決定される。
【0034】
【数1】V1 ≒9×R2 /(R1 +R2
【0035】
【数2】V2 =V1 −VBE(トランジスタ45)
【0036】この実施例では、V1 はV1 =2.2 Vに設
定されている。したがって、V2 はV2 =V1 −VBE
2.2 −0.7 =1.5 Vになっている。
【0037】同様に、駆動用トランジスタ2,3のそれ
ぞれのエミッタには、カットオフ側のホワイトバランス
調整用の固定の抵抗器19,20と、バイアス用の抵抗
器32,33と、ハイライト側のホワイトバランス調整
用であって利得調整用の可変抵抗器25,26のそれぞ
れ一方の端子と可動端子とが接続されている。
【0038】抵抗器19,20の他方の端子は、両端に
電源電圧+9Vが印加されるカットオフ側のホワイトバ
ランス調整用の可変抵抗器22,23の可動端子に接続
されている。抵抗器32,33の他方の端子は接地され
ている。可変抵抗器25,26の他方の固定端子には、
それぞれ、抵抗器50,51を通じて上記したバイアス
電圧V2 が供給されている。
【0039】本実施例によるCRT駆動装置は基本的に
は以上のように構成されるものであり、次のその動作に
ついて説明する。
【0040】まず、CRT4のカットオフ側のホワイト
バランスを調整するために、入力端子44から信号処理
回路41の入力端子Aに対して20IRE全白信号である
入力信号S1 を供給する。
【0041】そして、その状態で、リモートコマンダ4
3を利用してマイクロコンピュータ42により信号処理
回路41の入力端子Bにブライトのレベル調整用の信号
を供給し、信号処理回路41から出力される信号R,
G,Bの調整レベル(電圧レベルV3 とする)がV3
2.2 Vになるようにする。
【0042】図2Aは、そのブライト調整(実際には、
サブブライト調整と称されている)により、信号R,
G,Bの電圧レベルV3 がV3 =2.2 Vになった状態を
約1水平期間示している。
【0043】電圧レベルV3 =2.2 Vのときには、駆動
トランジスタ1〜3のエミッタ電圧(VE とする)がV
E =V3 −VBE(トランジスタ1〜3)=2.2 −0.7 =
1.5Vになる。
【0044】ここでバイアス電圧V2 は上記したよう
に、V2 =1.5 Vに設定しているのでVE =V2 =1.5
Vとなり、駆動トランジスタ1のエミッタとトランジス
タ45のエミッタ間に接続されている抵抗器24、駆動
トランジスタ2のエミッタとトランジスタ45のエミッ
タ間に接続されている抵抗器50と可変抵抗器25の直
列回路、および駆動トランジスタ3のエミッタとトラン
ジスタ45のエミッタ間に接続されている抵抗器51と
可変抵抗器26の直列回路には電流が流れない。
【0045】この状態において、可変抵抗器21〜23
を調整してホワイトバランスを調整し、CRT4の管面
における輝度が10cd/m2 になるようにする。
【0046】この場合、可変抵抗器21〜23を調整し
ても抵抗器24、抵抗器50と可変抵抗器25および抵
抗器51と可変抵抗器26には電流が流れない。
【0047】次に、CRT4のカットオフ側のホワイト
バランスを調整するために、入力端子44から信号処理
回路41の入力端子Aに対して100 IRE全白信号の入
力信号S1 を供給する。
【0048】図2Bは、この場合における信号処理回路
41の出力信号である信号R,G,Bの波形を示してい
る。信号R,G,Bの電圧レベルV4 はV4 =4.0 Vに
なる。
【0049】この状態において、可変抵抗器25および
可変抵抗器26を調整してCRT4の管面の輝度がホワ
イトバランスメータのハイライトに一致するようにす
る。
【0050】この場合、上記した実施例によれば、ハイ
ライト側の調整において、可変抵抗器25,26を可変
しても、カットオフ側にもどしたときには、この可変抵
抗器25,26の可変結果は、カットオフ側の調整用の
抵抗器18〜20と可変抵抗器21〜23の調整には影
響を与えない。言い換えれば、可変抵抗器25,26を
可変してもカットオフ側にもどしたときには、トランジ
スタ1〜3を流れる電流が変化せず、カットオフ側にお
いては、可変抵抗器21〜23の可変によってのみトラ
ンジスタ1〜3に流れる電流が変化することになる。
【0051】結局、カットオフ側を調整する際には、利
得調整用の、言い換えれば、ハイライト側のホワイトバ
ランス調整用の抵抗器24,50,51と可変抵抗器2
5,26には電流が流れないので、カットオフ側の調整
をハイライト側の調整とは独立に行うことができる。し
たがって、可変抵抗器21〜23および可変抵抗器2
5,26の調整はそれぞれ1回で、カットオフ側および
ハイライト側のホワイトバランスの最適な調整を行うこ
とができる。調整の順序は、上記したように、20IRE
の全白信号に対して、まず可変抵抗器21〜23を調整
し、次に、100 IREの全白信号に対して可変抵抗器2
5,26を調整する順序とすればよい。
【0052】なお、図1例において、バイアス電圧V2
は、駆動トランジスタ1〜3の極性(NPN型)と同一
極性のエミッタフォロワ形トランジスタ45のエミッタ
出力電圧を利用しているので、エミッタベース電圧VBE
の周囲温度に対する変化が相互に同様に変化するので、
カットオフ側においては、周囲温度が変化しても、抵抗
器24,50,51および可変抵抗器25,26に電流
が流れることがない。
【0053】また、上記した実施例においては、図2A
に示したように、カットオフ側のホワイトバランスの調
整の際に、信号R,G,Bの電圧レベルを一定の電圧レ
ベルV3 =2.2 Vにして調整を行っているが、これに限
らず、電圧レベルV3 は、2.2 V程度の値(正確に2.2
V合わせる必要がない)の固定値にして、トランジスタ
45のベースに接続される抵抗器47と抵抗器48の分
圧回路に可変抵抗器を使用し、その可変抵抗器を調整す
ることにより、トランジスタ45のベース(またはエミ
ッタ)電圧と駆動トランジスタ1〜3におけるベース
(またはエミッタ)に現れる電圧レベルが同値になるよ
うにしてもよい。
【0054】また、上記したように、入力信号が20IR
E全白信号のとき、CRT4の管面における輝度を10c
d/m2 とした場合には、いわゆるモノスコ(MONOSCO
)信号で10IREが僅かに光る程度になるので、上記
したホワイトバランスの調整後には、いわゆるサブブラ
イトの微調整は不要になる。
【0055】また、本発明は上記の実施例に限らず本発
明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得ること
はもちろんである。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、第1の本発明によ
れば、駆動トランジスタの各エミッタに、それぞれ、利
得調整用の抵抗器の一方の端子が接続され、その抵抗器
の他方の端子は共通のバイアス電源に接続され、カラー
CRTのホワイトバランスのカットオフ側を調整する際
に、R,G,B信号のカットオフ側のレベルが、共通の
バイアス電源のバイアス電圧に駆動トランジスタのベー
スエミッタ電圧を加算した値になるように設定してい
る。
【0057】このため、カットオフ側を調整する際に、
利得調整用の、言い換えれば、ハイライト側のホワイト
バランス調整用の抵抗器には電流が流れないので、カッ
トオフ側の調整をハイライト側の調整とは独立に行うこ
とができるという効果が得られる。すなわち、カットオ
フ側のホワイトバランス調整用の抵抗器による調整に対
して、ハイライト側のホワイトバランス調整用の抵抗器
による調整が影響しなくなるという効果が得られる。
【0058】第2の本発明によれば、第1の本発明にお
ける共通のバイアス電源の出力素子を駆動トランジスタ
と同一極性のエミッタフォロワ形トランジスタとしたの
で、周囲温度が変化しても影響されずに、カットオフ側
の調整をハイライト側の調整に対して独立に行うことが
できるという効果が得られる。
【0059】第3の本発明によれば、第1の本発明にお
けるカラーCRTをテレビジョン受像機用CRTとして
いる。したがって、テレビジョン受像機において同様な
ホワイトバランスの調整を行うことができるという効果
が得られる。
【0060】第4の本発明によれば、駆動トランジスタ
の各エミッタに、それぞれ、利得調整用の抵抗器の一方
の端子が接続されるとともに、カラーCRTのカットオ
フ側のホワイトバランスを調整する抵抗器の一方の端子
が接続され、上記利得調整用の抵抗器の他方の端子は共
通の第1のバイアス電源に接続されて、上記カットオフ
側のホワイトバランスを調整する抵抗器を調整する際、
R,G,B信号のカットオフ側の調整レベルが上記共通
のバイアス電源のバイアス電圧に上記駆動トランジスタ
のベースエミッタ電圧を加算した値になるように設定し
た後に調整し、次に、上記R,G,B信号をハイライト
側の調整レベルとした後に上記利得調整用の抵抗器を調
整するようにしたものである。このため、カットオフ側
とハイライト側のホワイトバランスの調整がそれぞれ1
度で済むという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるCRT駆動装置の一実施例の構成
を示す回路図である。
【図2】図1例のCRT駆動装置の動作説明に供される
波形図である。
【図3】従来の技術によるCRT駆動装置の構成を示す
回路図である。
【符号の説明】
1〜3 駆動トランジスタ 4 CRT 21〜23 可変抵抗器(カットオフ側のホワイトバラ
ンス調整用) 25,26 可変抵抗器(ハイライト側のホワイトバラ
ンス調整用) 49 バイアス電源 V2 バイアス電圧

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれのべースにR,G,B信号が供
    給されて、それぞれのコレクタを通じてカラーCRTの
    カソード電極を駆動する3個の駆動トランジスタを有
    し、 上記各駆動トランジスタの各エミッタには、それぞれ利
    得調整用の抵抗器の一方の端子が接続され、 上記抵抗器の他方の端子は共通のバイアス電源に接続さ
    れ、 上記カラーCRTのホワイトバランスのカットオフ側を
    調整する際に、上記R,G,B信号のカットオフ側の調
    整レベルが、上記共通のバイアス電源のバイアス電圧に
    上記駆動トランジスタのベースエミッタ電圧を加算した
    値になるように設定したことを特徴とするCRT駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 上記共通のバイアス電源の出力素子が上
    記駆動トランジスタと同一極性のエミッタフォロワ形ト
    ランジスタであることを特徴とする請求項1記載のCR
    T駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記カラーCRTがテレビジョン受像機
    用CRTであることを特徴とする請求項1記載のCRT
    駆動装置。
  4. 【請求項4】 それぞれのべースにR,G,B信号が供
    給されて、それぞれのコレクタを通じてカラーCRTの
    カソード電極を駆動する3個の駆動トランジスタを有
    し、 上記各駆動トランジスタの各エミッタには、それぞれ、
    利得調整用の抵抗器の一方の端子が接続されるととも
    に、上記カラーCRTのカットオフ側のホワイトバラン
    スを調整する抵抗器の一方の端子が接続され、 上記利得調整用の抵抗器の他方の端子は共通の第1のバ
    イアス電源に接続され、 上記カットオフ側のホワイトバランスを調整する抵抗器
    を調整する際、上記R,G,B信号のカットオフ側の調
    整レベルが上記共通のバイアス電源のバイアス電圧に上
    記駆動トランジスタのベースエミッタ電圧を加算した値
    になるように設定した後に調整し、次に、上記R,G,
    B信号をハイライト側の調整レベルとした後に上記利得
    調整用の抵抗器を調整するようにしたことを特徴とする
    CRT駆動装置。
JP16773092A 1992-06-25 1992-06-25 Crt駆動装置 Pending JPH0614338A (ja)

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