JPH0564035A - 映像信号のクランプ回路 - Google Patents

映像信号のクランプ回路

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JPH0564035A
JPH0564035A JP3220715A JP22071591A JPH0564035A JP H0564035 A JPH0564035 A JP H0564035A JP 3220715 A JP3220715 A JP 3220715A JP 22071591 A JP22071591 A JP 22071591A JP H0564035 A JPH0564035 A JP H0564035A
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JP
Japan
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video signal
circuit
clamp
current
reference voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP3220715A
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English (en)
Inventor
Takahiko Tamura
孝彦 田村
Satoshi Miura
悟司 三浦
Hiroshi Numata
博 沼田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 IC化されていても、直流伝送率を任意に可
変することのできる映像信号のクランプ回路の提供。 【構成】 クランプ用コンデンサ7を通じて入力した映
像信号を、クランプ期間において基準電圧と比較し、そ
の比較出力電流がコンデンサ7にフィードバックされる
レベル比較回路3と、映像信号のクランプ電圧を基準電
圧と比較し、映像信号の基準電圧を越えている部分を、
電流として出力する信号レベル検出回路2と、その信号
レベル検出回路2から出力された映像信号の電流が供給
され、その出力電流がクランプ用コンデンサ7に供給さ
れる利得制御回路1とを有する。そして、その利得制御
回路1の利得を制御することによって、映像信号の直流
伝送率を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像信号のクランプ回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】クランプ回路では、映像信号に含まれる
直流成分をどの程度CRTの管面上に再現するかを決定
するファクタ、即ち、直流伝送率が問題に成る。直流伝
送率が100パーセントであれば、映像信号は正確に伝
送される。しかし、コンシューマ用テレビジョン放送で
は、送信側のセットアップによる黒浮きを抑えるため
や、コントラスト比を採るためにわざと黒レベルを潰し
たりするために、通常、直流伝送率を70〜90パーセ
ントに落としている。
【0003】又、直流伝送率は、画像のコントラスト
比、黒レベル再現性、輝度信号/色度信号比による色再
現性、鮮鋭度等と密接な関係があり、又、CRTの管面
の色等により左右されるため、その直流伝送率の設定に
は十分な注意が必要である。しかし、直流伝送率は、映
像信号の変化や多様化、CRTの変化、ユーザーの好み
の変化等に応じて、変化させなければならない。
【0004】従来、クランプ回路において、直流伝送率
を低下させる方法の一般的なものは、輝度信号処理系の
ペデスタルクランプ回路において、映像信号の平均値に
応じてオフセットを付けることである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
クランプ回路では、これをIC化した場合、オフセット
が固定され、これを可変することができず、従って、直
流伝送率を可変することができない。かかる点に鑑み、
本発明は、IC化されていても、直流伝送率を任意に可
変することのできる映像信号のクランプ回路を提案しよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、クラ
ンプ用コンデンサ7を通じて入力した映像信号を、クラ
ンプ期間において基準電圧と比較し、その比較出力電流
がコンデンサ7にフィードバックされるレベル比較回路
3と、映像信号のクランプ電圧を基準電圧と比較し、映
像信号の基準電圧を越えている部分を、電流として出力
する信号レベル検出回路と、その信号レベル検出回路2
から出力された映像信号の電流が供給され、その出力電
流がクランプ用コンデンサ7に供給される利得制御回路
1とを有する。そして、その利得制御回路1の利得を制
御することによって、映像信号の直流伝送率を制御する
ようにする。
【0007】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明の実施例の
IC化されたクランプ回路を説明する。先ず、図1のブ
ロック線図について説明する。尚、図1のブロック線図
の具体回路を図2に示す。3はレベル比較回路で、この
比較回路3の非反転入力端子に映像信号源8からの映像
信号(輝度信号)(図3A参照)がクランプ用コンデン
サ7を通じて供給され、その反転端子に基準電圧源6か
らの基準電圧Vrefが供給されて、クランプパルス発生
源5から比較回路3に供給される水平周期毎のペデスタ
ルクランプパルス(図3B参照)のペデスタル区間毎に
レベル比較される(図3参照)。そして、比較回路3の
出力端子と、非反転出力端子とが互いに接続されて、こ
れより出力された比較出力電流(クランプ電流)icがコ
ンデンサ7にフィードバックされる。比較回路3の出力
端子から、クランプされた映像信号が出力される出力端
子40が導出される。
【0008】2は信号レベル検出回路で、これに比較回
路3の出力端子に得られるクランプされた映像信号と、
基準電圧源6からの基準電圧Vref とが供給されて比較
され、映像信号の基準電圧を越えている部分を、映像信
号電流isとして出力する。この信号レベル検出回路2か
ら出力された映像信号電流isは、利得制御回路1に供給
されてk倍された後、その映像信号電流kisがクランプ
用コンデンサ7に流される。この利得制御回路1の利得
kは、これに供給される直流伝送率設定電圧Vtによって
可変せしめられる。
【0009】次に、この図1のクランプ回路の具体回路
を、図2を参照して説明する。比較回路3の回路構成を
説明する。この比較回路3は、この例ではギルバートア
ンプから構成されている。32、33は差動増幅器を構
成する差動トランジスタ(NPN形トランジスタ)で、
その各エミッタがそれぞれ抵抗器34、35を通じて互
いに接続され、その接続中点が、オンオフスイッチ37
及び定電流源回路38の直列回路を通じて接地される。
このスイッチ37は、後述する映像信号源8の映像信号
のペデスタル部分に対応した水平周期のクランプパルス
を発生するクランプパルス発生源5からのクランプパル
スによってオンオフせしめられ、そのペデスタル期間に
おいて、スイッチ37がオンとされる。トランジスタ3
2、33の各コレクタは、それぞれトランジスタ(PN
P形トランジスタ)28、29及びダイオード31、3
0から成るカレントミラー回路の各ダイオード31、3
0のカソード・アノード間及びトランジスタ31、30
のベース・エミッタ間をそれぞれ通じて、正電源端子1
0に接続される。トランジスタ28のコレクタがNPN
形トランジスタ36のコレクタに接続され、トランジス
タ36のエミッタが負電源端子(接地)11に接続され
る。トランジスタ29のコレクタがダイオード39のア
ノードに接続され、そのカソードが負電源端子11に接
続される。そして、これらトランジスタ36及びダイオ
ード39にてカレントミラー回路が構成される。そし
て、映像信号源8からの映像信号がクランプコンデンサ
7を通じて、トランジスタ28、36のコレクタに供給
される。又、基準電圧源6からの基準電圧Vref がトラ
ンジスタ32のベースに印加される。
【0010】この比較回路3では、図3に示す如く、ス
イッチ37がオンと成ったクランプ期間において、クラ
ンプ用コンデンサ7を介した映像信号(輝度信号)の電
圧と、基準電圧源6の基準電圧Vref とが比較され、そ
の比較出力電流がトランジスタ28及び36のコレクタ
接続点からクランプ用コンデンサ7にフィードバックさ
れ、これにより映像信号のペデスタル区間の電圧Vpが
基準電圧Vref にクランプされる。
【0011】次に、信号レベル検出回路2の回路構成に
ついて説明する。差動増アンプを構成する差動NPN形
トランジスタ24、25が設けられ、基準電圧源6の基
準電圧Vref がトランジスタ24のベースに供給される
と共に、映像信号源8からの映像信号がクランプ用コン
デンサ7を通じて、トランジスタ26のベースに供給さ
れる。トランジスタ24のエミッタ及びトランジスタ2
5のエミッタが、抵抗器26を通じて互いに接続され、
トランジスタ24のエミッタが定電流源回路27を通じ
て、負電源端子11に接続される。
【0012】この信号レベル制御回路2では、クランプ
された映像信号電圧と、基準電圧Vref とを比較し、ト
ランジスタ25のベースに印加されるクランプされた映
像信号電圧が、トランジスタ24のベースに印加される
基準電圧Vref 以下のときは、トランジスタ25がカッ
トオフし、このためトランジスタ25のコレクタ電流
は、同期信号の映像信号部分のみの信号電流と成る。
【0013】次に、利得制御回路1の回路構成を説明す
る。差動増幅器を構成する差動トランジスタ(NPN形
トランジスタ)12、13の各エミッタがそれぞれ抵抗
器16、17を通じて互いに接続され、その接続中点が
定電流源回路18を通じて、負電源端子11に接続され
る。可変電圧源19からの正の直流伝送率可変用電圧
(直流電圧)がトランジスタ12のベースに印加され、
固定電圧源20からの正の直流電圧がトランジスタ13
のベースに印加される。トランジスタ12、13の各コ
レクタが、それぞれダイオード14、15及びトランジ
スタ21、23から成るカレントミラー回路の各ダイオ
ード14、15のカソード・アノード間及びトランジス
タ21、23の各ベース・コレクタ間を通じて、正電源
端子11に接続される。トランジスタ21のコレクタが
正電源端子10に接続され、そのエミッタはトランジス
タ25のコレクタに接続される。トランジスタ23のコ
レクタが、PNP形トランジスタ41及びダイオード2
2から成るカレントミラー回路のダイオード22のカソ
ード・アノード及びトランジスタ41のベース・エミッ
タ間を通じて、正電源端子10に接続される。そして、
トランジスタ23のコレクタが、トランジスタ41のベ
ースに接続される。トランジスタ41のエミッタは正電
源端子10に接続され、そのコレクタは比較回路3のト
ランジスタ29のコレクタに接続される。
【0014】この利得制御回路1では、トランジスタ2
5のコレクタ電流を、トランジスタ21、23で分流
し、トランジスタ23のコレクタ電流をダイオード22
及びトランジスタ41から成るカレントミラー回路によ
って、比較回路3のトランジスタ29のコレクタ及びダ
イオード39のアノードの接続中点に流すようにする。
この電流の分流比は直流電圧源19、20の電圧の差に
比例する。この利得制御回路1の例えば、直流電圧源1
9の電圧を所望の値に可変することによって、映像信号
電流の値が決定され、これがクランプ用コンデンサ7に
加算的に流されることによって、そのクランプ部分にオ
フセッットを発生させ、これによって、直流伝送率が所
望の値に制御される。
【0015】次に、数式を用いて、クランプ回路の動作
を説明する。クランプが平衡状態にあれば、クランプ用
コンデンサ7への電流の入出量は0に成る。即ち、トラ
ンジスタ41のコレクタ電流と、トランジスタ28のコ
レクタ電流の和は、トランジスタ29のコレクタ電流に
等しく成る。
【0016】映像信号のペデスタル電圧をVp、基準電
圧源6の基準電圧をVref 、映像信号の平均電圧(図3
の有効区間内の平均)をVhとしたとき、ΔV及びVs
を次式のように定義する。 ΔV≡Vref −Vp …………………………(1) Vs≡Vh−Vref …………………………(2)
【0017】トランジスタ41のコレクタ電流Ic(4
1)は、次式のように表される。但し、Kは利得制御の
係数、T2は映像区間、R(23)は抵抗器23の抵抗
値である。 Ic(41)=K・T2・Vs/R(26)……………(3)
【0018】トランジスタ29のコレクタ電流Ic(2
9)は、次式のように表される。但し、R(34)、R
(35)はそれぞれ抵抗器34、35の抵抗値、I(3
8)は定電流源回路38の定電流、T1はクランプ区
間、R(34)、R(35)はそれぞれ抵抗器34、3
5の抵抗値である。 Ic(29)=T1・〔I(38)/2−ΔV/{R(34)+R(35)}〕 …………………………(4)
【0019】トランジスタ28のコレクタ電流Ic(2
8)は、次式のように表される。 Ic(28)=T1・〔I(38)/2+ΔV/{R(34)+R(35)}〕 …………………………(5)
【0020】以上の式(3)、(4)、(5)から、次
式が成立する。 Ic(41)+Ic(29)=Ic(28) …………………………(6)
【0021】(6)式を書き直すと、次式のように成
る。 K・T2・Vs/R(26)+T1・〔I(38)/2+ΔV/{R(34) +R(35)}〕= T1・〔I(38)/2+ΔV/{R(34)+R(35)}〕 …………………………(7)
【0022】(7)式において、 R(34)=R(35)=r …………………………(8) と置いて、(7)式を整理すると、次式が得られる。但
し、R(26)は抵抗器26の抵抗値である。 ΔV=〔(K・T2・r)/{T1・R(26)}〕・Vs …………………………(9)
【0023】従って、直流伝送率次式のように表され
る。 Vs/(Vs+ΔV)=1/〔1+K・{T2・r/T1・R(26)}〕 …………………………(10)
【0024】この(10)式において、T1=4μsec
、T2=50μsec 、r=2kΩ、R(26)=10
0kΩ、K=0〜1を代入すると、直流伝送率は0.8
〜1、即ち、80%〜100%の範囲で可変できること
が分かる。
【0025】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、IC化されて
いても、直流伝送率を任意に可変することのできる映像
信号のクランプ回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック線図
【図2】実施例の具体回路を示す回路図
【図3】実施例の動作説明に供するタイミングチャート
【符号の説明】
1 利得制御回路 2 信号レベル検出回路 3 比較回路 5 クランプ回路 6 基準電圧源 7 クランプ用コンデンサ 8 映像信号源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ用コンデンサを通じて入力した
    映像信号を、クランプ期間において基準電圧と比較し、
    その比較出力電流が上記コンデンサにフィードバックさ
    れるレベル比較回路と、 上記映像信号のクランプ電圧を上記基準電圧と比較し、
    上記映像信号の上記基準電圧を越えている部分を、電流
    として出力する信号レベル検出回路と、 該信号レベル検出回路から出力された上記映像信号の電
    流が供給され、その出力電流が上記クランプ用コンデン
    サに供給される利得制御回路とを有し、 該利得制御回路の利得を制御することによって、上記映
    像信号の直流伝送率を制御するようにしたこことを特徴
    とする映像信号のクランプ回路。
JP3220715A 1991-08-30 1991-08-30 映像信号のクランプ回路 Pending JPH0564035A (ja)

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