JPH08710Y2 - 映像出力回路 - Google Patents
映像出力回路Info
- Publication number
- JPH08710Y2 JPH08710Y2 JP9311789U JP9311789U JPH08710Y2 JP H08710 Y2 JPH08710 Y2 JP H08710Y2 JP 9311789 U JP9311789 U JP 9311789U JP 9311789 U JP9311789 U JP 9311789U JP H08710 Y2 JPH08710 Y2 JP H08710Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- resistor
- variable
- voltage
- transistor
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- Expired - Lifetime
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- Television Receiver Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、ブラウン管を用いたテレビ受像機やディス
プレイ装置に備えられる映像出力回路に関するものであ
る。
プレイ装置に備えられる映像出力回路に関するものであ
る。
(ロ)従来の技術 ブラウン管にて画像を表示するための映像出力回路に
は、種々の回路があるが、その一つの実願昭63−76067
号がある。この回路では、映像出力増幅器とカットオフ
調整回路の電源を別構成にしている。
は、種々の回路があるが、その一つの実願昭63−76067
号がある。この回路では、映像出力増幅器とカットオフ
調整回路の電源を別構成にしている。
斯様な構成の回路を第2図に示す。この図において
は、R、G、Bの3回路のうち一つの回路、例えばRの
回路について示している。
は、R、G、Bの3回路のうち一つの回路、例えばRの
回路について示している。
Q2、Q3は、広帯域信号を忠実に増幅できるよう、Q2が
エミッタ接地され、Q3がベース接地された映像出力増幅
器としてのトランジスタである。また、コイルL1、L2、
抵抗R4から成る回路は高域特性改善のためのものであ
る。
エミッタ接地され、Q3がベース接地された映像出力増幅
器としてのトランジスタである。また、コイルL1、L2、
抵抗R4から成る回路は高域特性改善のためのものであ
る。
(1)は可変定電流源で、トランジスタQ5のエミッタに
抵抗R8と可変抵抗VR2が直列に接続され、ベースにはベ
ース電圧が一定に保たれるようにツェナーダイオードD1
と抵抗R7が接続されている。コンデンサC3は電源電圧Vc
1のリップル等の影響によりベース電圧が変動するのを
防ぐための平滑コンデンサである。トランジスタQ5のコ
レクタから、可変定電流源(1)の出力として、定電流
I1が出力され、この電流I1は可変抵抗VR2の抵抗値を変
えることで変化される。
抵抗R8と可変抵抗VR2が直列に接続され、ベースにはベ
ース電圧が一定に保たれるようにツェナーダイオードD1
と抵抗R7が接続されている。コンデンサC3は電源電圧Vc
1のリップル等の影響によりベース電圧が変動するのを
防ぐための平滑コンデンサである。トランジスタQ5のコ
レクタから、可変定電流源(1)の出力として、定電流
I1が出力され、この電流I1は可変抵抗VR2の抵抗値を変
えることで変化される。
抵抗R6は、CRTのカソードに接続され、Rの入力信号
(映像信号)が増幅されたものが供給される。
(映像信号)が増幅されたものが供給される。
(2)はトランジスタQ4を主要素とする可変電流増幅器
で、トランジスタQ4のベースには可変抵抗VR1が、エミ
ッタにはコレクタ電流の周囲温度による影響を極力小さ
くするための抵抗R10が、そして、コレクタにはこの可
変電流増幅器(2)に流れ込む電流I2が大きくなったと
きにトランジスタQ4の消費電力Pcを小さくするための抵
抗R9が接続されている。可変抵抗VR1の抵抗値を変化さ
せることにより、トランジスタQ4のベース電圧が変化す
るので、トランジスタQ4に流れる電流が変化し、この可
変電流増幅器(2)に流れ込むI2が変化される。
で、トランジスタQ4のベースには可変抵抗VR1が、エミ
ッタにはコレクタ電流の周囲温度による影響を極力小さ
くするための抵抗R10が、そして、コレクタにはこの可
変電流増幅器(2)に流れ込む電流I2が大きくなったと
きにトランジスタQ4の消費電力Pcを小さくするための抵
抗R9が接続されている。可変抵抗VR1の抵抗値を変化さ
せることにより、トランジスタQ4のベース電圧が変化す
るので、トランジスタQ4に流れる電流が変化し、この可
変電流増幅器(2)に流れ込むI2が変化される。
可変定電流源(1)から出力される電流I1と、可変電
流増幅回路(2)における電流I2(流れ込む電流I2)と
の電流差I1−I2は、高域周波数信号遮断手段であるダイ
オードD2、D3を介して、抵抗R6のカソード側端子に接続
され供給される。
流増幅回路(2)における電流I2(流れ込む電流I2)と
の電流差I1−I2は、高域周波数信号遮断手段であるダイ
オードD2、D3を介して、抵抗R6のカソード側端子に接続
され供給される。
増幅された映像信号に重畳される直流電圧は、抵抗R6
に流れる直流電流による電圧降下として発生される。こ
の直流電圧は電流I1、I2の増減によって電圧値が変化
し、そして、カソードの電位が直流的に変化するので、
の直流電圧の変化に依存して輝度が変わる。抵抗R6に流
れる電流は、可変定電流源(1)からの出力である電流
I1から、可変電流増幅器(2)に流れ込む電流I2を差し
引いた電流差I1−I2である。電流I2は、トランジスタQ4
のコレクタ電流に対応し、可変抵抗VR1で制御されるベ
ース電圧によって決定される。トランジスタQ4のベース
電圧が上昇すると、電流I2は増加し、抵抗R6に流れる電
流(電流差I1−I2)が減少するため、抵抗R6の両端電圧
が減少する。従って、重畳される直流電圧が減少するの
で、CRTのカソード電圧が下がって輝度が増加するよう
になる。
に流れる直流電流による電圧降下として発生される。こ
の直流電圧は電流I1、I2の増減によって電圧値が変化
し、そして、カソードの電位が直流的に変化するので、
の直流電圧の変化に依存して輝度が変わる。抵抗R6に流
れる電流は、可変定電流源(1)からの出力である電流
I1から、可変電流増幅器(2)に流れ込む電流I2を差し
引いた電流差I1−I2である。電流I2は、トランジスタQ4
のコレクタ電流に対応し、可変抵抗VR1で制御されるベ
ース電圧によって決定される。トランジスタQ4のベース
電圧が上昇すると、電流I2は増加し、抵抗R6に流れる電
流(電流差I1−I2)が減少するため、抵抗R6の両端電圧
が減少する。従って、重畳される直流電圧が減少するの
で、CRTのカソード電圧が下がって輝度が増加するよう
になる。
即ち、可変抵抗VR1の抵抗値を制御することで、重畳
する直流電圧が制御され、輝度調整を行うことができ
る。
する直流電圧が制御され、輝度調整を行うことができ
る。
(ハ)考案が解決しようとする課題 第3図に、第2図の回路におけるカソード電圧の波形
図を示す。第3図Aは平均画像レベル(APL)が低い信
号を入力した場合を、第3図BはAPLが高い信号を入力
した場合を示す。
図を示す。第3図Aは平均画像レベル(APL)が低い信
号を入力した場合を、第3図BはAPLが高い信号を入力
した場合を示す。
CRTのビーム電流は、Rカソード、抵抗RKR、抵抗R6、
コイルL1と抵抗R4、トランジスタQ3、Q2へと流れる。
コイルL1と抵抗R4、トランジスタQ3、Q2へと流れる。
CRTのビーム電流の平均値IBEは、APLが高いときのほ
うが大きな値となるので、APLが高いときには、抵抗R6
における電圧降下が大きくなる。
うが大きな値となるので、APLが高いときには、抵抗R6
における電圧降下が大きくなる。
すると、第3図に示すように、本来固定である黒レベ
ル(入力される映像信号は黒レベルを固定として入力さ
れる)が、APLが高いときには、低いときに比べてΔV
BLKだけ高くなり、黒レベルが変動してしまう。
ル(入力される映像信号は黒レベルを固定として入力さ
れる)が、APLが高いときには、低いときに比べてΔV
BLKだけ高くなり、黒レベルが変動してしまう。
黒レベルが変動すると、例えば高くなると、画像が本
来の輝度より暗くなり、入力される映像信号に対して忠
実に画像を再現することができない。
来の輝度より暗くなり、入力される映像信号に対して忠
実に画像を再現することができない。
抵抗R6の抵抗値を小さくすれば、ΔVBLKを小さくする
ことはできるが、カソードのカットオフ電圧を高く設定
する必要があるため、抵抗R6の抵抗値を極端に小さくす
ることはできない。
ことはできるが、カソードのカットオフ電圧を高く設定
する必要があるため、抵抗R6の抵抗値を極端に小さくす
ることはできない。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、映像信号が供給されブラウン管のカソード
端子に接続される抵抗と、可変定電流源と、可変電流増
幅手段とを備え、前記可変定電流源における電流と前記
可変電流増幅手段における電流の電流差が前記抵抗に供
給される映像出力回路であって、前記可変定電流源に接
続され、入力される映像信号に応じて、前記抵抗に供給
される電流差を制御するレベル変動抑制手段を備えるも
のである。
端子に接続される抵抗と、可変定電流源と、可変電流増
幅手段とを備え、前記可変定電流源における電流と前記
可変電流増幅手段における電流の電流差が前記抵抗に供
給される映像出力回路であって、前記可変定電流源に接
続され、入力される映像信号に応じて、前記抵抗に供給
される電流差を制御するレベル変動抑制手段を備えるも
のである。
(ホ)作用 レベル変動抑制手段により、抵抗に供給される電流差
が、入力される映像信号に応じて制御され、抵抗におけ
る電圧降下が映像信号に応じて変化し、黒レベルが一定
に保たれる。
が、入力される映像信号に応じて制御され、抵抗におけ
る電圧降下が映像信号に応じて変化し、黒レベルが一定
に保たれる。
(ヘ)実施例 本考案の一実施例の回路図を第1図に示す。第1図に
おいて第2図と同じ部分には同一符号を付し、説明を省
略する。
おいて第2図と同じ部分には同一符号を付し、説明を省
略する。
第1図において第2図と異なるのは、レベル変動抑制
手段としての変動抑制回路(3)が付加されている点で
ある。
手段としての変動抑制回路(3)が付加されている点で
ある。
変動抑制回路(3)は、トランジスタQ1のエミッタか
ら出力される映像信号を分圧する抵抗R11、R12と、エミ
ッタが接地され、コレクタが可変電流増幅器(2)の抵
抗R9を介して可変定電流源(1)の出力側に接続された
トランジスタQ6と、抵抗R11、R12で分圧された信号を積
分した電圧をトランジスタQ6のベースに印加するための
コンデンサC4から構成される。
ら出力される映像信号を分圧する抵抗R11、R12と、エミ
ッタが接地され、コレクタが可変電流増幅器(2)の抵
抗R9を介して可変定電流源(1)の出力側に接続された
トランジスタQ6と、抵抗R11、R12で分圧された信号を積
分した電圧をトランジスタQ6のベースに印加するための
コンデンサC4から構成される。
エミッタホロワのトランジスタQ1のベースに入力され
たRの映像信号は、トランジスタQ1のエミッタから出力
され、抵抗R1を介してトランジスタQ2に入力されると共
に、変動抑制回路(3)の抵抗R11、R12で分圧される。
トランジスタQ6のベースには一方が接地されたコンデン
サC4が並列に接続されており、分圧された信号がこのコ
ンデンサC4にて積分され、平均化された電圧がトランジ
スタQ6のベースに印加される。この平均化された電圧は
APLに比例した電圧である。
たRの映像信号は、トランジスタQ1のエミッタから出力
され、抵抗R1を介してトランジスタQ2に入力されると共
に、変動抑制回路(3)の抵抗R11、R12で分圧される。
トランジスタQ6のベースには一方が接地されたコンデン
サC4が並列に接続されており、分圧された信号がこのコ
ンデンサC4にて積分され、平均化された電圧がトランジ
スタQ6のベースに印加される。この平均化された電圧は
APLに比例した電圧である。
今、カットオフ調整や輝度調整が済んでいる状態で、
第3図AのようなAPLの低い映像信号から第3図Bのよ
うなAPLの高い信号が入力されたとする。
第3図AのようなAPLの低い映像信号から第3図Bのよ
うなAPLの高い信号が入力されたとする。
従来であると、APLが上がることにより抵抗R6におけ
る電圧降下が大きくなり黒レベルが変動してしまう。
る電圧降下が大きくなり黒レベルが変動してしまう。
しかし本実施例では、APLに比例してトランジスタQ6
に印加されるベース電圧も高くなる。トランジスタQ6の
ベース電圧が高くなると、トランジスタQ6のコレクタ電
流I4が増加する。
に印加されるベース電圧も高くなる。トランジスタQ6の
ベース電圧が高くなると、トランジスタQ6のコレクタ電
流I4が増加する。
抵抗R6に供給される直流電流は、可変定電流源(1)
から出力される電流I1と、可変電流増幅器(2)及び変
動抑制回路(3)に流れ込む電流I3、I4との電流差I1−
I3−I4である。
から出力される電流I1と、可変電流増幅器(2)及び変
動抑制回路(3)に流れ込む電流I3、I4との電流差I1−
I3−I4である。
ここで、電流I1と電流I3は一定になっているので、AP
Lの大きさに応じて抵抗R6に流れる電流はI4だけ減少す
る。即ち、抵抗R6においてR6×I4だけカソード電圧が下
がる。そして、黒レベルの変動分ΔVBLK=R6×I4となる
ように、抵抗R11、R12、R13の抵抗値の選択によりI4を
設定しておくことにより、黒レベルの電圧VBLKが一定に
保たれる。
Lの大きさに応じて抵抗R6に流れる電流はI4だけ減少す
る。即ち、抵抗R6においてR6×I4だけカソード電圧が下
がる。そして、黒レベルの変動分ΔVBLK=R6×I4となる
ように、抵抗R11、R12、R13の抵抗値の選択によりI4を
設定しておくことにより、黒レベルの電圧VBLKが一定に
保たれる。
尚、最大のΔVBLKのときにΔVBLK=R6×I4となるよう
にI4を設定しておけば、変化するAPLに対応して、入力
される映像信号により、常にΔVBLK=R6×I4となるI4が
得られる。
にI4を設定しておけば、変化するAPLに対応して、入力
される映像信号により、常にΔVBLK=R6×I4となるI4が
得られる。
(ト)考案の効果 本考案は、以上の説明から明らかな如く、入力される
映像信号に応じて、映像信号に重畳される直流電圧が変
化するので、黒レベルを一定に保つことができ、映像信
号に対して忠実に画像を再現することができる。
映像信号に応じて、映像信号に重畳される直流電圧が変
化するので、黒レベルを一定に保つことができ、映像信
号に対して忠実に画像を再現することができる。
第1図は本考案一実施例の回路図、第2図は従来技術の
回路図、第3図は第2図の回路におけるカソード電圧の
波形図である。 (1)……可変定電流源、(2)……可変電流増幅器、
(3)……変動抑制回路(レベル変動抑制手段)、Q1、
Q2、Q3、Q4、Q5、Q6……トランジスタ、R6、R11、R12、
R13……抵抗、C4……コンデンサ。
回路図、第3図は第2図の回路におけるカソード電圧の
波形図である。 (1)……可変定電流源、(2)……可変電流増幅器、
(3)……変動抑制回路(レベル変動抑制手段)、Q1、
Q2、Q3、Q4、Q5、Q6……トランジスタ、R6、R11、R12、
R13……抵抗、C4……コンデンサ。
Claims (1)
- 【請求項1】映像信号が供給されブラウン管のカソード
端子に接続される抵抗と、可変定電流源と、可変電流増
幅手段とを備え、前記可変定電流源における電流と前記
可変電流増幅手段における電流の電流差が前記抵抗に供
給される映像出力回路において、 前記可変定電流源に接続され、入力される映像信号に応
じて、前記抵抗に供給される電流差を制御するレベル変
動抑制手段を備えることを特徴とする映像出力回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9311789U JPH08710Y2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | 映像出力回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9311789U JPH08710Y2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | 映像出力回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0331789U JPH0331789U (ja) | 1991-03-27 |
JPH08710Y2 true JPH08710Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=31642516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9311789U Expired - Lifetime JPH08710Y2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | 映像出力回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08710Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-08 JP JP9311789U patent/JPH08710Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0331789U (ja) | 1991-03-27 |
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