JP3332640B2 - Tv受像機のabl回路 - Google Patents

Tv受像機のabl回路

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JP3332640B2 JP04076695A JP4076695A JP3332640B2 JP 3332640 B2 JP3332640 B2 JP 3332640B2 JP 04076695 A JP04076695 A JP 04076695A JP 4076695 A JP4076695 A JP 4076695A JP 3332640 B2 JP3332640 B2 JP 3332640B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TV(テレビジョン)
受像機のABL(オートブライトネスリミッタ)回路に
関するもので、特に、暗い画面から急に明るい画面に切
り替わった時や電源投入時の動作を安定化したTV受像
機のABL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】TV受像機のブラウン管のビーム電流の
変化を検出し、その検出出力に応じて映像信号のコント
ラストを制御することで、画面の明るさの上昇を抑え、
ブルーミング等の画質劣化を防ぐ回路がABL回路であ
る。図2は、そのようなABL回路を有するTV受像機
の一部を示すもので、入力端子(1)からの映像信号
は、GCA(利得制御アンプ)(2)でその振幅が調整
される。GCA(2)には、コントラスト調整用の制御
信号が端子(3)から印加されとともにABL回路
(4)から明るさを制限するために利得を低下させる制
御信号が印加される。
【0003】GCA(2)の出力映像信号は、映像出力
回路(5)で更に増幅されてブラウン管(6)に印加さ
れる。一方、高圧偏向回路(8)は、内蔵する水平出力
トランジスタ(図示せず)により高圧パルスを発生して
いる。前記水平出力トランジスタに流れる電流がいわゆ
るビーム電流を示しており、該ビーム電流を電流検出回
路(7)で検出している。ABL回路(4)は、前記ビ
ーム電流の大きさが所定値以上となると動作し、前記ビ
ーム電流に応じた電圧を内蔵のコンデンサで平滑する。
そして、その平滑値に応じてGCA(2)の利得を低下
させブラウン管(6)に過大な電流が流れるのを防止し
ている。
【0004】図3は、入力映像信号のレベルと出力映像
信号のレベルとの関係を示して入力映像信号のレベルが
ある値以上になると出力映像信号のレベルは制限されて
一定値を保つ。従って、図2の装置によれば、映像信号
のコントラストを制御することで、画面の明るさの上昇
を抑え、ブルーミング等の画質劣化を防ぐことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
装置では暗い画面から急に明るい画面に切り替わった時
や電源投入時に、ABL回路(4)が働き始めるまでに
時間がかかり、図4に示すようにABL動作点付近では
出力映像信号の振幅変動(振動)が生じ、TV画面に輝
度成分のフリッカを生じさせるという問題があった。こ
れは、ABL回路(4)のコンデンサ(5)としては容
量の大きいものが必要となるため、暗い画面や電源投入
時のようにコンデンサ(5)に充電が行われていない状
態ではABL回路(4)が動作可能になる電圧まで前記
コンデンサ(5)を充電するには時間がかかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
みなされたもので、入力ビデオ信号の振幅を第1及び第
2の制御信号に応じて調整するGCAと、前記第1の制
御信号を発生する第1利得制御回路と、ブラウン管のビ
ーム電流に応じた信号を平滑する平滑回路と、前記第1
利得制御回路の出力信号が一方のトランジスタのベース
に印加され、他方のトランジスタのベースに自らの出力
信号が帰還され、前記一方のトランジスタのエミッタと
前記他方のトランジスタのエミッタとの間にオフセット
用の抵抗を備え、前記平滑回路の出力電流が前記一方の
トランジスタと前記オフセット用の抵抗との接続点に動
作電流として流れる差動増幅器からなりその出力信号が
前記第2の制御信号として発生する第2利得制御回路
と、前記差動増幅器の他方のトランジスタのベース電圧
に応じた電圧を前記平滑回路に含まれるコンデンサにプ
リチャージするプリチャージ手段とを備えることを特徴
とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、ブラウン管のビーム電流に応
じた信号を平滑する平滑回路に含まれるコンデンサをプ
リチャージするプリチャージ手段を設けているので、前
記電流の発生に応じて前記平滑回路からただちに利得制
御回路に信号を伝達できる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明のTV受像機のABL回路を
示すもので、(9)はトランジスタ(10)乃至(1
3)を備え、入力端子(14)からの映像信号の振幅を
端子(15)及び端子(16)の2つの制御信号に応じ
て調整し出力端子(17)に導出するGCA、(18)
は、端子(19)からのコントラスト調整用の制御電圧
(第1の制御信号)を端子(15)に印加する第1利得
制御回路、(20)はブラウン管のビーム電流に応じた
電圧が供給される端子、(21)は基準電源(22)の
基準電圧Vrefと端子(20)の電圧とをレベル比較す
る比較器、(23)はトランジスタ(24)及び(2
5)から成る電流ミラー回路、(26)はトランジスタ
(27)及び(28)から成る電流ミラー回路、(2
9)はトランジスタ(28)のコレクタ電流に応じて充
電される平滑回路、(30)は前記第1利得制御回路
(18)の出力信号が一方の入力端子(31)に印加さ
れ、他方の入力端子(32)に自分自身の出力信号が帰
還され、前記該平滑回路(29)の出力電流を動作電流
源として動作する差動増幅器(33)からなりその出力
信号が前記第2の制御信号として端子(16)に発生す
る第2利得制御回路、(34)はトランジスタ(35)
及び(36)からなり前記差動増幅器(33)の他方の
入力端子(32)の電圧を前記平滑回路(29)に含ま
れるコンデンサ(37)にプリチャージするプリチャー
ジ手段である。
【0009】GCA(9)は、入力端子(14)からの
映像信号の振幅を端子(15)及び端子(16)の2つ
の制御信号に応じて調整する。端子(15)にはコント
ラスト調整用の制御電圧(第1の制御信号)が印加され
る。又、端子(16)には第2の制御信号としてビーム
電流に応じてGCA(9)の利得を低下させる信号が印
加される。
【0010】今、端子(15)の電圧を上昇させれば、
トランジスタ(11)に流れる電流が減少し、利得が低
下する。逆に、端子(15)の電圧を低下させれば、ト
ランジスタ(11)に流れる電流が増加し、利得が増加
する。この為、図1の回路によれば、端子(19)から
のコントラスト調整用の制御電圧に応じて映像信号のコ
ントラストを調整できる。図1の平滑回路(29)は電
流ミラー回路(26)とコンデンサ(37)とにより構
成され、電流ミラー回路(26)からの定電流の電流値
により時定数が定まる。図1の第2利得制御回路(3
0)は、抵抗(39)、トランジスタ(33A)及びト
ランジスタ(33B)から構成される差動増幅器(3
3)と、該差動増幅器(33)の出力電流を伝達する電
流ミラー回路(38)と、ベースが点Bに接続されたト
ランジスタとを有する。
【0011】次に、ABL回路の動作について説明す
る。ABL回路は、端子(20)からの信号を平滑回路
(29)により平滑し、その平滑出力に応じて端子(1
6)の電圧を低下させることにより映像信号の振幅が過
大になることを防止している。即ち、端子(20)に
は、ブラウン管のビーム電流に応じた電圧が印加され、
ビーム電流が多いほどその値は小さくなる。端子(2
0)の電圧が基準電源(22)の基準電圧Vrefと比較
されビーム電流が多い場合にはトランジスタ(21A)
がオンして電流が流れ電流ミラー回路(23)(26)
を介してコンデンサ(37)への充電が行われる。コン
デンサ(37)への充電に伴い、点Aの電圧が上昇する
とトランジスタ(33A)がオンし電流ミラー回路(3
8)に電流が流れ点Bの電圧を低下させる。この電圧が
第2利得制御回路(30)の第2の制御信号となり、端
子(16)の電圧を低下させる。端子(16)の電圧
は、差動増幅器(33)の他方の入力端子(32)に印
加され、差動増幅器(33)は、負帰還アンプを構成す
る。抵抗(39)の電圧降下分だけ差動増幅器(33)
は、オフセットを持つようになるので、他方の入力端子
(32)の電圧は、一方の入力端子(31)の電圧に比
べて前記電圧降下分だけ常に低い。本発明では、この上
下関係を利用してコンデンサ(37)へのプリチャージ
を行っている。
【0012】即ち、他方の入力端子(32)の電圧をト
ランジスタ(35)及び(36)を介して平滑回路(2
9)に印加し、コンデンサ(37)へのプリチャージを
行っている。第2利得制御回路(30)から第2の制御
信号が発生するか否かは、トランジスタ(33A)のオ
ンによる。この為、トランジスタ(33A)のベース電
圧に連動した電圧となる他方の入力端子(32)の電圧
によりコンデンサ(37)へのプリチャージを行えば、
温度変化などの影響を受けずに点Aの電圧設定ができ
る。点Aの電圧設定が正確にできれば、トランジスタ
(33A)のオンするタイミングを正確に設定できる。
【0013】コンデンサ(37)へのプリチャージが行
われていれば、暗い画面から急に明るい画面に切り替わ
った時には最低でも他方の入力端子(32)の電圧が準
備されていることとなり、電源投入時には電源投入とと
もにコンデンサ(37)へ他方の入力端子(32)の電
圧が直ちに充電される。従って、図1の回路によればど
のような状況でも直ちにABLを動作させることができ
る。
【0014】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、ブラ
ウン管のビーム電流に応じた信号を平滑する平滑回路に
含まれるコンデンサをプリチャージするプリチャージ手
段を設けているので、前記信号の発生に応じて利得制御
回路から直ちにABL用の制御信号を発生できる。
【0015】又、本発明によれば、第2利得制御回路内
の差動増幅器の他方の入力端子の電圧に応じた電圧を平
滑回路に含まれるコンデンサにプリチャージしているの
で、プリチャージ電圧を正確に設定できる、という利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のTV受像機のABL回路を示す回路図
である。
【図2】従来のTV受像機のABL回路を示す回路図で
ある。
【図3】図2の動作の説明に供するための波形図であ
る。
【図4】図2の動作の説明に供するための波形図であ
る。
【符号の説明】
(9) GCA (29) 平滑回路 (30) 利得制御回路 (35) トランジスタ (36) トランジスタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ビデオ信号の振幅を第1及び第2の
    制御信号に応じて調整するGCAと、 前記第1の制御信号を発生する第1利得制御回路と、 ブラウン管のビーム電流に応じた信号を平滑する平滑回
    路と、前記第1利得制御回路の出力信号がベースに印加される
    一方のトランジスタと、自分自身の出力信号がベースに
    帰還される他方のトランジスタと、前記一方のトランジ
    スタのエミッタと前記他方のトランジスタのエミッタと
    の間に接続されるオフセット用の抵抗とを備え、前記平
    滑回路の出力電流が動作電流源として前記一方のトラン
    ジスタのエミッタ及び前記抵抗の接続点に供給され、そ
    の出力信号を前記第2の制御信号として発生する第2利
    得制御回路と、 前記差動増幅器の他方のトランジスタのベース電圧に応
    じた電圧を前記平滑回路に含まれるコンデンサにプリチ
    ャージするプリチャージ手段と、 を備えることを特徴とするTV受像機のABL回路。
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