JPH06143277A - 樹脂ワニス含浸方法および樹脂ワニス含浸装置 - Google Patents
樹脂ワニス含浸方法および樹脂ワニス含浸装置Info
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- JPH06143277A JPH06143277A JP20761193A JP20761193A JPH06143277A JP H06143277 A JPH06143277 A JP H06143277A JP 20761193 A JP20761193 A JP 20761193A JP 20761193 A JP20761193 A JP 20761193A JP H06143277 A JPH06143277 A JP H06143277A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】転写ロールを使用してシート状基材に樹脂ワニ
スを含浸する方法で、シート状基材の反対面にまで樹脂
ワニスを十分に浸透させる。 【構成】樹脂ワニス2(エポキシ樹脂ワニス)に一部を
浸漬して回転する転写ロール1に、移送されてくる長尺
のシート状基材3(ガラス不織布)を当接して樹脂ワニ
スを転写ロール1からシート状基材3に移行させる。転
写ロール1の周面から離れたシート状基材3には、転写
ロール1に当接していた面とは反対の面からステンレス
製のバックアップロール5(径750mm)を密着させ
る。シート状基材3がバックアップロール5に密着する
距離を移送速度7m/分において500mmに設定し、樹
脂ワニスがシート状基材3の反対面に浸透するまでの間
シート状基材3がバックアップロール5に密着するよう
にする。バックアップロール5周面を溶剤で濡らしてお
くと浸透が一層促進される。
スを含浸する方法で、シート状基材の反対面にまで樹脂
ワニスを十分に浸透させる。 【構成】樹脂ワニス2(エポキシ樹脂ワニス)に一部を
浸漬して回転する転写ロール1に、移送されてくる長尺
のシート状基材3(ガラス不織布)を当接して樹脂ワニ
スを転写ロール1からシート状基材3に移行させる。転
写ロール1の周面から離れたシート状基材3には、転写
ロール1に当接していた面とは反対の面からステンレス
製のバックアップロール5(径750mm)を密着させ
る。シート状基材3がバックアップロール5に密着する
距離を移送速度7m/分において500mmに設定し、樹
脂ワニスがシート状基材3の反対面に浸透するまでの間
シート状基材3がバックアップロール5に密着するよう
にする。バックアップロール5周面を溶剤で濡らしてお
くと浸透が一層促進される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写ロールを使用して
シート状基材に樹脂ワニスを含浸する方法および含浸装
置に関し、積層板成形用のプリプレグを製造するのに適
した含浸方法および含浸装置である。
シート状基材に樹脂ワニスを含浸する方法および含浸装
置に関し、積層板成形用のプリプレグを製造するのに適
した含浸方法および含浸装置である。
【0002】
【従来の技術】上記転写ロールを使用した含浸方法およ
び含浸装置は、図3に示すような技術である。転写ロー
ル1を樹脂ワニス2に一部浸漬した状態で回転させ、移
送されてくる長尺のシート状基材3を樹脂ワニス2の液
面より上で転写ロール1の周面に連続的に当接させる。
樹脂ワニス2の液面よりも上にある転写ロール1の周面
には樹脂ワニスが付着して持ち上げられてきているの
で、この樹脂ワニスを転写ロール1の周面に当接したシ
ート状基材3に移行させて含浸を行うものである。転写
ロール1の前後には、小径の押さえロール4,4’を配
してシート状基材3が転写ロール1に当接するようにし
ている。このように樹脂ワニスを含浸したシート状基材
は、このまま、あるいはさらに樹脂ワニスの二次含浸を
行なって乾燥し、含浸した樹脂を半硬化状態にしたプリ
プレグとする。
び含浸装置は、図3に示すような技術である。転写ロー
ル1を樹脂ワニス2に一部浸漬した状態で回転させ、移
送されてくる長尺のシート状基材3を樹脂ワニス2の液
面より上で転写ロール1の周面に連続的に当接させる。
樹脂ワニス2の液面よりも上にある転写ロール1の周面
には樹脂ワニスが付着して持ち上げられてきているの
で、この樹脂ワニスを転写ロール1の周面に当接したシ
ート状基材3に移行させて含浸を行うものである。転写
ロール1の前後には、小径の押さえロール4,4’を配
してシート状基材3が転写ロール1に当接するようにし
ている。このように樹脂ワニスを含浸したシート状基材
は、このまま、あるいはさらに樹脂ワニスの二次含浸を
行なって乾燥し、含浸した樹脂を半硬化状態にしたプリ
プレグとする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
転写ロールからシート状基材に移行した樹脂ワニスは徐
々に基材の反対面にまで浸透し含浸されるのであるが、
樹脂ワニスが基材の反対面にまで十分浸透しにくい。こ
のような樹脂ワニスの浸透が十分でないシート状基材を
乾燥して得たプリプレグを適当枚数重ねて加熱加圧成形
した積層板は、樹脂の含浸不足でボイドができたり耐湿
性が悪くなる。また、含浸が不均一であることから積層
板のそりが大きくなる。本発明が解決しようとする課題
は、転写ロールによる樹脂ワニスの含浸で、シート状基
材の反対面まで樹脂ワニスが十分に浸透するように図る
ことである。シート状基材に樹脂ワニスが十分に浸透し
た含浸が行なわれていれば、上記のボイドの発生を抑え
耐湿性を向上させることができるし、そりを小さくする
ことができる。
転写ロールからシート状基材に移行した樹脂ワニスは徐
々に基材の反対面にまで浸透し含浸されるのであるが、
樹脂ワニスが基材の反対面にまで十分浸透しにくい。こ
のような樹脂ワニスの浸透が十分でないシート状基材を
乾燥して得たプリプレグを適当枚数重ねて加熱加圧成形
した積層板は、樹脂の含浸不足でボイドができたり耐湿
性が悪くなる。また、含浸が不均一であることから積層
板のそりが大きくなる。本発明が解決しようとする課題
は、転写ロールによる樹脂ワニスの含浸で、シート状基
材の反対面まで樹脂ワニスが十分に浸透するように図る
ことである。シート状基材に樹脂ワニスが十分に浸透し
た含浸が行なわれていれば、上記のボイドの発生を抑え
耐湿性を向上させることができるし、そりを小さくする
ことができる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る方法は、転写ロールを樹脂ワニスに一部
浸漬した状態で回転させ、移送されてくる長尺のシート
状基材を樹脂ワニスの液面より上で前記転写ロールの周
面に連続的に当接し、転写ロール周面に付着している樹
脂ワニスをシート状基材に移行させる樹脂ワニスの含浸
方法において、前記含浸した樹脂ワニスがシート状基材
の反対面に浸透するまでの間、転写ロール周面から離れ
たシート状基材の当該反対面に溶剤不透過性のバックア
ップ材を密着させることを特徴とする。上記の方法を実
施するための含浸装置は、溶剤不透過性のバックアップ
材として表面が溶剤不透過性のバックアップロールを備
える。当該バックアップロールは、転写ロール周面から
離れたシート状基材にその反対の面から密着するもので
あるが、前記含浸した樹脂ワニスがシート状基材の反対
面に浸透するまでの間バックアップできるに足る大径と
したことを特徴とする。バックアップロールは、その周
面を溶剤で濡らすようにしてもよい。
に本発明に係る方法は、転写ロールを樹脂ワニスに一部
浸漬した状態で回転させ、移送されてくる長尺のシート
状基材を樹脂ワニスの液面より上で前記転写ロールの周
面に連続的に当接し、転写ロール周面に付着している樹
脂ワニスをシート状基材に移行させる樹脂ワニスの含浸
方法において、前記含浸した樹脂ワニスがシート状基材
の反対面に浸透するまでの間、転写ロール周面から離れ
たシート状基材の当該反対面に溶剤不透過性のバックア
ップ材を密着させることを特徴とする。上記の方法を実
施するための含浸装置は、溶剤不透過性のバックアップ
材として表面が溶剤不透過性のバックアップロールを備
える。当該バックアップロールは、転写ロール周面から
離れたシート状基材にその反対の面から密着するもので
あるが、前記含浸した樹脂ワニスがシート状基材の反対
面に浸透するまでの間バックアップできるに足る大径と
したことを特徴とする。バックアップロールは、その周
面を溶剤で濡らすようにしてもよい。
【0005】
【作用】転写ロールからシート状基材に移行した樹脂ワ
ニスが基材中を浸透するとき、溶剤が先に浸透しやす
い。シート状基材が転写ロールから離れた後、基材の反
対面が気中に曝されていると溶剤だけが基材の反対面か
ら先に揮散していき、粘度の高くなった樹脂分が基材の
反対面まで浸透できないことになる。本発明に係る方法
ならびに装置では、転写ロールから離れたシート状基材
の反対面にバックアップ材(バックアップロール)を密
着させて溶剤が揮散するのを抑制しているので、粘度の
上昇を防いで樹脂分を基材の反対面まで十分に浸透させ
ることができる。バックアップロールの周面を溶剤で濡
らしておくと、バックアップロールの側からも基材を湿
らせることができるので、樹脂分の浸透を一層促進する
ことができる。
ニスが基材中を浸透するとき、溶剤が先に浸透しやす
い。シート状基材が転写ロールから離れた後、基材の反
対面が気中に曝されていると溶剤だけが基材の反対面か
ら先に揮散していき、粘度の高くなった樹脂分が基材の
反対面まで浸透できないことになる。本発明に係る方法
ならびに装置では、転写ロールから離れたシート状基材
の反対面にバックアップ材(バックアップロール)を密
着させて溶剤が揮散するのを抑制しているので、粘度の
上昇を防いで樹脂分を基材の反対面まで十分に浸透させ
ることができる。バックアップロールの周面を溶剤で濡
らしておくと、バックアップロールの側からも基材を湿
らせることができるので、樹脂分の浸透を一層促進する
ことができる。
【0006】
実施例1 図1に示すように、転写ロール1を樹脂ワニス2に一部
浸漬した状態で回転させ、移送されてくる長尺のシート
状基材3(ガラス不織布)を樹脂ワニス1(エポキシ樹
脂ワニス)の液面より上で転写ロール1の周面に連続的
に当接し、転写ロール1の周面に付着している樹脂ワニ
スをシート状基材3に移行させ含浸を行なった。転写ロ
ール1の周面から離れたシート状基材3には、転写ロー
ル1に当接していた面とは反対の面からステンレス製の
バックアップロール5(径750mm)を密着させた。前
記含浸した樹脂ワニスがシート状基材3の反対面に浸透
するまでの十分な時間をとれるよう、シート状基材3の
移送速度7m/分において、シート状基材3がバックア
ップロール5に密着する距離を500mmに設定した。シ
ート状基材3がバックアップロール5に密着する距離
は、調整ロール6の移動でシート状基材3のバックアッ
プロール5への接触角度を変えることにより行なう。上
記の工程を経たシート状基材に、さらに浸漬方式でエポ
キシ樹脂ワニスを含浸し、乾燥してプリプレグを調製し
た。このプリプレグを芯材に使用し、両表面には別途用
意したガラス織布エポキシ樹脂プリプレグを1枚配置
し、さらに最表面には銅箔を配置して加熱加圧成形によ
り1.6mm厚さの両面銅張り積層板を製造した。この両
面銅張り積層板の特性を表1に示した。
浸漬した状態で回転させ、移送されてくる長尺のシート
状基材3(ガラス不織布)を樹脂ワニス1(エポキシ樹
脂ワニス)の液面より上で転写ロール1の周面に連続的
に当接し、転写ロール1の周面に付着している樹脂ワニ
スをシート状基材3に移行させ含浸を行なった。転写ロ
ール1の周面から離れたシート状基材3には、転写ロー
ル1に当接していた面とは反対の面からステンレス製の
バックアップロール5(径750mm)を密着させた。前
記含浸した樹脂ワニスがシート状基材3の反対面に浸透
するまでの十分な時間をとれるよう、シート状基材3の
移送速度7m/分において、シート状基材3がバックア
ップロール5に密着する距離を500mmに設定した。シ
ート状基材3がバックアップロール5に密着する距離
は、調整ロール6の移動でシート状基材3のバックアッ
プロール5への接触角度を変えることにより行なう。上
記の工程を経たシート状基材に、さらに浸漬方式でエポ
キシ樹脂ワニスを含浸し、乾燥してプリプレグを調製し
た。このプリプレグを芯材に使用し、両表面には別途用
意したガラス織布エポキシ樹脂プリプレグを1枚配置
し、さらに最表面には銅箔を配置して加熱加圧成形によ
り1.6mm厚さの両面銅張り積層板を製造した。この両
面銅張り積層板の特性を表1に示した。
【0007】従来例1 図3に示したように、転写ロール1の前後に配した小径
の押さえロール(径100mm)4,4’でシート状基材
3を押さえて、シート状基材3が転写ロール1に当接す
るようにした以外は実施例1と同様にしてプリプレグを
調製した。転写ロール1から離れたシート状基材3が押
さえロール4’に密着している距離は約80mmである。
実施例1と同様に両面銅張り積層板を製造し、その特性
を表1に示した。
の押さえロール(径100mm)4,4’でシート状基材
3を押さえて、シート状基材3が転写ロール1に当接す
るようにした以外は実施例1と同様にしてプリプレグを
調製した。転写ロール1から離れたシート状基材3が押
さえロール4’に密着している距離は約80mmである。
実施例1と同様に両面銅張り積層板を製造し、その特性
を表1に示した。
【0008】
【表1】
【0009】実施例2 実施例1で説明した方法および装置により、ガラス織布
にエポキシ樹脂ワニスを含浸し乾燥してプリプレグ調製
した。このプリプレグを加熱加圧成形して積層板を製造
した。前記プリプレグおよび積層板に発生しているボイ
ド数(20mm2の面積内)を数えて表2に示した。
にエポキシ樹脂ワニスを含浸し乾燥してプリプレグ調製
した。このプリプレグを加熱加圧成形して積層板を製造
した。前記プリプレグおよび積層板に発生しているボイ
ド数(20mm2の面積内)を数えて表2に示した。
【0010】実施例3 実施例1で説明した方法および装置において、バックア
ップロール5の周面をメチルエチルケトンで濡らしてお
き、ガラス織布にエポキシ樹脂ワニスを含浸し乾燥して
プリプレグ調製した。このプリプレグを加熱加圧成形し
て積層板を製造した。前記プリプレグおよび積層板に発
生しているボイド数(20mm2の面積内)を数えて表2
に示した。バックアップロール5の周面をメチルエチル
ケトンで濡らす手段は、例えば、図2に示すようなもの
である。バックアップロール5にフェルト材7を接触さ
せておき、ノズル8からメチルエチルケトンを滴下して
フェルト材7に含ませる。そして、フェルト材7に含ま
せたメチルエチルケトンを、回転しているバックアップ
ロール5の周面に塗布する。そのほか、メチルエチルケ
トンをバックアップロール周面に直接スプレーする手段
や、ロールコータ方式でメチルエチルケトンをバックア
ップロール周面に転写する手段を採用してもよい。
ップロール5の周面をメチルエチルケトンで濡らしてお
き、ガラス織布にエポキシ樹脂ワニスを含浸し乾燥して
プリプレグ調製した。このプリプレグを加熱加圧成形し
て積層板を製造した。前記プリプレグおよび積層板に発
生しているボイド数(20mm2の面積内)を数えて表2
に示した。バックアップロール5の周面をメチルエチル
ケトンで濡らす手段は、例えば、図2に示すようなもの
である。バックアップロール5にフェルト材7を接触さ
せておき、ノズル8からメチルエチルケトンを滴下して
フェルト材7に含ませる。そして、フェルト材7に含ま
せたメチルエチルケトンを、回転しているバックアップ
ロール5の周面に塗布する。そのほか、メチルエチルケ
トンをバックアップロール周面に直接スプレーする手段
や、ロールコータ方式でメチルエチルケトンをバックア
ップロール周面に転写する手段を採用してもよい。
【0011】従来例2 従来例1で説明した方法および装置により、ガラス織布
にエポキシ樹脂ワニスを含浸し乾燥してプリプレグ調製
した。このプリプレグを加熱加圧成形して積層板を製造
した。前記プリプレグおよび積層板に発生しているボイ
ド数(20mm2の面積内)を数えて表2に示した。
にエポキシ樹脂ワニスを含浸し乾燥してプリプレグ調製
した。このプリプレグを加熱加圧成形して積層板を製造
した。前記プリプレグおよび積層板に発生しているボイ
ド数(20mm2の面積内)を数えて表2に示した。
【0012】
【表2】
【0013】
【発明の効果】本発明に係る方法および装置によれば、
転写ロールからシート状基材に移行させた樹脂ワニスの
溶剤分が揮散するのをしばらく抑制して、基材中を浸透
していく樹脂ワニスの粘度を低い状態に保ち、樹脂ワニ
スの含浸性を高めることができる。このように樹脂ワニ
スが十分に均一に浸透したプリプレグを積層板の成形に
用いれば、耐湿性に優れそりの小さい積層板を製造する
ことができる。樹脂ワニスの溶剤分が揮散するのをしば
らく抑制するためのバックアップロールの周面を溶剤で
濡らしておけば、樹脂ワニスの浸透をさらに促進して、
プリプレグならびに積層板のボイドの発生も抑制するこ
とができる。
転写ロールからシート状基材に移行させた樹脂ワニスの
溶剤分が揮散するのをしばらく抑制して、基材中を浸透
していく樹脂ワニスの粘度を低い状態に保ち、樹脂ワニ
スの含浸性を高めることができる。このように樹脂ワニ
スが十分に均一に浸透したプリプレグを積層板の成形に
用いれば、耐湿性に優れそりの小さい積層板を製造する
ことができる。樹脂ワニスの溶剤分が揮散するのをしば
らく抑制するためのバックアップロールの周面を溶剤で
濡らしておけば、樹脂ワニスの浸透をさらに促進して、
プリプレグならびに積層板のボイドの発生も抑制するこ
とができる。
【図1】本発明に係る転写ロールによる樹脂ワニスの含
浸の一実施例を示す説明図である。
浸の一実施例を示す説明図である。
【図2】本発明に係る転写ロールによる樹脂ワニスの含
浸の他の実施例を示す説明図である。
浸の他の実施例を示す説明図である。
【図3】従来の転写ロールによる樹脂ワニスの含浸の一
実施例を示す説明図である。
実施例を示す説明図である。
1は転写ロール 2は樹脂ワニス 3はシート状基材 4は押さえロール 5はバックアップロール 6は調整ロール 7はフェルト材 8はノズル
Claims (5)
- 【請求項1】転写ロールを樹脂ワニスに一部浸漬した状
態で回転させ、移送されてくる長尺のシート状基材を樹
脂ワニスの液面より上で前記転写ロールの周面に連続的
に当接し、転写ロール周面に付着している樹脂ワニスを
シート状基材に移行させる樹脂ワニスの含浸方法におい
て、前記含浸した樹脂ワニスがシート状基材の反対面に
浸透するまでの間、転写ロール周面から離れたシート状
基材の当該反対面に溶剤不透過性のバックアップ材を密
着させることを特徴とする樹脂ワニス含浸方法。 - 【請求項2】バックアップ材として回転するロールを使
用した請求項1記載の樹脂ワニス含浸方法。 - 【請求項3】回転するロール周面を溶剤で濡らすことを
特徴とする請求項2記載の樹脂ワニス含浸方法。 - 【請求項4】転写ロールを樹脂ワニスに一部浸漬した状
態で回転させ、移送されてくる長尺のシート状基材を樹
脂ワニスの液面より上で前記転写ロールの周面に連続的
に当接し、転写ロール周面に付着している樹脂ワニスを
シート状基材に移行させる樹脂ワニスの含浸装置におい
て、転写ロール周面から離れたシート状基材に含浸面と
は反対の面から密着する周面が溶剤不透過性のバックア
ップロールを備え、当該バックアップロールの径を前記
含浸した樹脂ワニスがシート状基材の反対面に浸透する
までの間バックアップできるに足る大径としたことを特
徴とする樹脂ワニス含浸装置。 - 【請求項5】バックアップロール周面を溶剤で濡らす手
段を備えた請求項4記載の樹脂ワニス含浸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20761193A JP2959348B2 (ja) | 1992-09-18 | 1993-08-23 | 樹脂ワニス含浸方法および樹脂ワニス含浸装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-248394 | 1992-09-18 | ||
JP24839492 | 1992-09-18 | ||
JP20761193A JP2959348B2 (ja) | 1992-09-18 | 1993-08-23 | 樹脂ワニス含浸方法および樹脂ワニス含浸装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06143277A true JPH06143277A (ja) | 1994-05-24 |
JP2959348B2 JP2959348B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=26516356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20761193A Expired - Fee Related JP2959348B2 (ja) | 1992-09-18 | 1993-08-23 | 樹脂ワニス含浸方法および樹脂ワニス含浸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2959348B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013118062A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Japan Vilene Co Ltd | 塗工成分が担持された多孔シートの製造方法および製造装置 |
CN104275271A (zh) * | 2014-09-16 | 2015-01-14 | 东莞联茂电子科技有限公司 | 提高半固化片含浸性装置 |
-
1993
- 1993-08-23 JP JP20761193A patent/JP2959348B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013118062A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Japan Vilene Co Ltd | 塗工成分が担持された多孔シートの製造方法および製造装置 |
CN104275271A (zh) * | 2014-09-16 | 2015-01-14 | 东莞联茂电子科技有限公司 | 提高半固化片含浸性装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2959348B2 (ja) | 1999-10-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |