JPH04316697A - 塗工紙の製造方法 - Google Patents

塗工紙の製造方法

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Publication number
JPH04316697A
JPH04316697A JP8385591A JP8385591A JPH04316697A JP H04316697 A JPH04316697 A JP H04316697A JP 8385591 A JP8385591 A JP 8385591A JP 8385591 A JP8385591 A JP 8385591A JP H04316697 A JPH04316697 A JP H04316697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
paper
coated paper
resin
resin varnish
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8385591A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Iida
飯田 猛
Tomoaki Yoshida
吉田 智顕
Kazuo Kataoka
片岡 一雄
Terumasa Tachibana
舘花 輝昌
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP8385591A priority Critical patent/JPH04316697A/ja
Publication of JPH04316697A publication Critical patent/JPH04316697A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙基材塗工紙に関し、
含浸むらなく、かつ心部まで均等に樹脂を含浸すること
ができる塗工紙の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙基材を用いる塗工紙の製造には
、キスロールを使用するキス法あるいはスクィーズロー
ルを用いるスクィーズ法がある。キス法は、回転するロ
ール下部が樹脂中にあり、ロール上部に基材をロール回
転と同方向に接触移動させながら、そのロール面によっ
て持ち上げられる樹脂を上記基材に塗布する方法である
。又、スクィーズ法は、樹脂中に全体が浸漬した支持ロ
ールを得た紙基材を樹脂の槽外にある2本組のスクィー
ズロール間を通して樹脂の塗布量を調整する方法である
【0003】一般に紙基材塗工紙の製造では、熱硬化性
樹脂ワニスを基材の心部まで均等にむらなく含浸する必
要がある。そのために紙基材を低密度とするか、あるい
は樹脂ワニスを低粘度とすることが行われてきた。しか
し、基材を低密度とすると強度が足りなくなって断紙の
原因となり、ワニスを低粘度とするには大量の溶剤で希
釈するから溶剤の揮散が激しく、粘度のばらつきが大き
くなる結果として一定含浸が不可能になる。
【0004】一方、樹脂ワニスを含浸した塗工紙を必要
枚数重ね加熱加圧して積層板を作るが、できるだけ含浸
樹脂量を多くして厚みを出し、重ねる塗工紙枚数を少な
くして原価を下げる方法が考えられるが、そのためには
樹脂ワニスを心部までむらなく含浸し得る技術が必要で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、上記の問題をおこすことなく、しかも均等に含浸
することができる方法を開発することにある。本発明は
、均等にむらなく樹脂含浸を行うことができる塗工紙の
製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、紙基材に樹脂ワニスを含浸する塗工紙
の製造において、該樹脂ワニス中にある2本組の加圧ロ
ール間隙に紙基材を通し、かつ2本組の加圧ロールの間
隙を充分に樹脂ワニス中に浸漬するようにしたことを特
徴とする。
【0007】次に、上記発明を図によって説明する。図
1において、ワニス槽3内で樹脂ワニス中に浸漬した2
本組の加圧ロール1、2の間隙を紙基材6が移動する。 上側の加圧ロール1と下側の加圧ロール2との一定間隔
をエアシリンダ4とストッパ5によって保つようにした
。上記2本組の加圧ロール間隙は、紙基材の厚みに対し
て50〜75%が良い。さらに具体的にいえば、紙基材
繊維の破断及び繊維間のパインダ部を破壊しない程度と
する。2本組の加圧ロールの回転線速度を紙基材の進行
速度と等しくする。
【0008】
【作用】従来の含浸方法では、紙基材を樹脂ワニス液に
単に浸漬するか塗布するだけであるが、基材面の外側か
ら浸透する液に対して内部にある液が抵抗し、又液の粘
性及び液と繊維との界面抵抗があって浸透し難いもので
あるから、従来は基材の繊維密度を下げ、或いはワニス
の粘度を下げて含浸し易くしたものである。本発明の方
法は、紙基材をワニス液中で圧縮し、次いで解放する結
果として、繊維組織内の空気が追い出された後、繊維の
弾性復元によって形成する空隙にワニス液が吸引浸透す
る。この吸引浸透作用によって、樹脂ワニスの含浸が速
やかにかつ基材の心部までむらなく進むことになる。
【0009】
【実施例】厚さ400μの紙基材に濃度63%の樹脂ワ
ニスを、図1の装置を用いて含浸し、紙基材の厚さ方向
中心部までむらなく含浸した塗工紙を得た。
【0010】実施例と比べるための従来法による比較例
として、図2に示す含浸装置(スクィーズ法)を用いた
他は、実施例と同様にして塗工紙を得た。樹脂ワニスの
含浸は紙基材の表面から50〜100μまでであった。 図2は従来のスクィーズ法含浸装置であるが、支持ロー
ル7の4個のうち2個が樹脂ワニス3中にあって、紙基
材6の移動中に2段浸漬を行うようにした構造であり、
スクィーズロール8の間隙によって塗布量の調整をする
【0011】実施例及び比較例で得た塗工紙の特性を表
1に示す。半田耐熱性、絶縁抵抗及び誘電率の測定はい
ずれもJIS  C6481記載の方法に依った。
【0012】
【表1】
【0013】
【発明の効果】本発明によって、樹脂ワニスを溶剤で希
釈することなく、紙基材に含浸することが可能となった
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の含浸方法の説明図である。
【図2】  従来の方法の説明図である。
【符号の説明】
1    加圧ロール               
 2    加圧ロール3    樹脂ワニス槽   
           4    エアシリンダ5  
  ストッパ                  6
    紙基材7    支持ロール        
        8    スクィーズロール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  紙基材に樹脂ワニスを含浸する塗工紙
    の製造において、該樹脂中にある2本組の加圧ロール間
    隙に紙基材を通し、かつ2本組の加圧ロール間隙を充分
    に樹脂ワニス中に浸漬するようにしたことを特徴とする
    塗工紙の製造方法。
JP8385591A 1991-04-16 1991-04-16 塗工紙の製造方法 Pending JPH04316697A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010082930A (ko) * 2000-02-22 2001-08-31 이일춘 과실보호봉지용 파라핀원지의 코팅장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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