JPH0614314B2 - 表示情報処理装置 - Google Patents

表示情報処理装置

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JPH0614314B2
JPH0614314B2 JP59152328A JP15232884A JPH0614314B2 JP H0614314 B2 JPH0614314 B2 JP H0614314B2 JP 59152328 A JP59152328 A JP 59152328A JP 15232884 A JP15232884 A JP 15232884A JP H0614314 B2 JPH0614314 B2 JP H0614314B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、図形,写真画像,文字等の情報を含む2次元
あるいはそれ以上の次元の情報を処理する情報処理に関
し、特にその情報を可視情報として表示し、オペレータ
からの指示に応じて表示情報を処理する表示情報処理に
関する。
従来の技術 図形等の2次元情報を編集する場合、その情報を通常は
ブラウン管表示装置(CRT)に表示し、オペレータか
らの指示に応じて表示情報のデータ処理を行なう。2次
元情報を処理する場合、メモリ上の2次元の処理領域を
特定する必要がある。その場合、オペレータが処理を希
望する可視2次元領域とその領域の各々の画素に対応す
る処理データのメモリアドレスとを一致させるために、
方形すなわち2次元の窓を表示して、装置の内部ではそ
の窓の座標でメモリ領域を特定するのが好ましい。
この種の処理を行なう場合、従来より、表示面上に4つ
の線分で方形パターンを表示し、これを窓(通常、これ
をブロックカーソルと呼ぶ)にしている。この種の窓を
表示設定する場合、一般に、カーソルによって窓の左上
の座標を決定し、その後でカーソルの位置を窓の右下の
座標に設定してそれらの座標に窓を表示し、またサイズ
調整モードではカーソルが動く度に窓の右下座標を更新
できるようにしている。
ところが、この種の窓では2次元情報の編集を正確に行
なうことができない。つまり、この種の窓では表示パタ
ーン上に窓の線を重ねて表示しているので、窓の線の位
置では表示パターンが見えないし、窓の線の位置が窓領
域に属するのかそれとも窓領域外に属するのかは、実際
に処理を実行するか、あるいは装置毎の使用説明書を参
照しなければ判別できない。しかも、この種の窓を表示
するために画像データと同一のメモリ上に窓の線分を表
示するためには、その線分を表示する位置の画像データ
が破壊されないように、窓を表示する前にその位置のデ
ータを特別なメモリに退避し、窓を消去した後でその退
避データを表示メモリ上に復帰させなければならず、余
分なデータ退避用メモリが必要になる。
発明の目的 本発明は、編集処理をすべき窓領域と窓を外れる領域と
の区別を正確に行ないうる表示情報処理装置を提供する
ことを第1の目的とし、窓表示のためのデータ退避用メ
モリを不要にすることを第2の目的とし、窓の表示/消
去等を短時間で処理することを第3の目的とする。
発明の構成 上記目的を達成するため、本発明においては、窓に設定
する2次元領域の各々の画像データについてそれぞれ少
なくとも1ビツト、窓を表示する前のデータを反転した
データを書き込むことによって窓を表現する。つまり、
各々の画像に1ビツトづつを割り当てる最も簡単な白黒
表示においては、窓領域ではそれを表示する前の各々の
画素と白黒を逆にするようにデータを書き換える。階調
表現を行なう場合には各々の画素の階調データの補数を
窓領域のメモリに書き込めばよいし、またカラー表示を
行なう場合には、窓領域がそれを表示する前の色の補色
になるようにデータを書き換えることにより、窓領域と
それ以外の領域との識別が容易になる。
これによれば、従来の窓のような特別な線が表示されな
いので、1画素の誤りもなく、窓領域とそれ以外の領域
とを識別でき、正確な編集が可能になる。しかも、これ
によれば表示データは単に反転するだけであって破壊は
しないので、窓領域のデータを退避させなくてもその領
域のデータを再度反転すれば元のデータが得られるか
ら、特別なデータ退避用メモリは不要である。
ところが、この種の窓を表示するためには単に窓を表示
あるいは消去するだけでも、指定された2次元領域の全
ての表示メモリデータについて反転処理を行なう必要が
あり、処理量が膨大になる。この種の処理を通常のマイ
クロプロセッサ等で行なうと、非常に時間がかかる。そ
こで、本発明においては、転送元から読み出したデータ
に所定の論理処理(窓表示の場合には反転処理)を施し
てその処理後データを転送先に書き込む特殊なDMA
(ダイレクト・メモリ・アクセス)制御装置を用いて上
記窓表示を実現する。つまり、通常のDMA制御装置で
は単純なデータ転送のみしか行なえないので上記の窓表
示のように単純な処理の繰り返しであっても、その途中
でデータの加工が伴なうとDMA処理ができないが、デ
ータの転送中に論理加工処理を行なうDMA制御装置で
あれば、この種の処理が可能である。
また本発明においては、転送データ領域の第1軸方向の
アドレスに対応する値を計数する第1のカウンタと転送
データ領域の第2軸方向のアドレスに対応する値を計数
する第2カウンタとを備え、転送元から読み出したデー
タに所定の論理処理を施した後でそのデータを転送先に
送る2次元処理DMA制御装置を用いる。
これによって、窓表示のみでなく、窓領域のデータの任
意位置への移動、スクロール等の処理をも、処理の途中
で中央処理装置(CRU)を介在させることなく、高速
で行なうことができる。
実施例 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図に、後述する表示情報処理装置に用いるDMA制
御装置の構成を示す。概略でいうと、このDMA制御装
置は、2次元の領域のデータ転送を行なうのと、データ
転送の途中でデータに処理を加えることが可能な点が特
に通常のDMA制御装置と異なっている。
第1図を参照して説明する。このDMA制御装置には、
外部の装置と接続するために、8本のデータライン,2
0本のアドレスライン,数本のDMA要求信号ラインD
REQ(DMAリクエスト),数本のDMA応答信号ライ
ンDACK(DMAアクノリッジ),中央処理装置に対する
ホールド要求信号ラインHRQ(ホールドリクエス
ト),中央処理装置からのホールド確認信号ラインHL
DA(ホールドアクノリッジ),リセット信号ラインRE
SET,クロック信号ラインCLK,処理終了信号ライン
EOP(エンドオブプロセス)等の信号ラインが備わっ
ている。
このDMA制御装置が実際にシステムに組み込まれる場
合、上記の各信号ラインが、システムのバスラインに接
続される。
このDMA制御装置に動作モード,制御パラメータ等を
設定する場合、DMA制御装置は、入出力バッファBF
2を介して、データラインから各種情報を取り入れる。
その場合にデータが何を意味するのかは、その時アドレ
スラインに入力される情報によって、コマンドコントロ
ール回路CMCが判別する。
動作モード等を指定するコマンドデータは、コマンドレ
ジスタRCMに保持される。この例では、DMA制御装
置の動作モードは、データ移動モード/データ固定モー
ド,演算モード/非演算モード等がある。データ移動モ
ードというのは、第1のアドレス領域から入力したデー
タを第2のアドレス領域に移動(転送)するモードであ
り、データ固定モードというのは、第1のアドレス領域
から入力したデータを第1のアドレス領域に転送(アド
レスは変化なし)するモードである。データ移動モード
においては、第1のアドレスから入力したデータと第2
のアドレスから入力したデータとで演算を行なってその
結果を出力することができる。演算モードは入力したデ
ータに対して予め設定された演算処理を行なってその結
果を転送先に出力するモードである。
演算モードにおいては、どのような演算を行なうのかを
指定する。この例では、演算モードとして、ビット毎の
反転,第1のデータと第2のデータとの論理和,第1の
データと第2のデータとの論理積,第1のデータと第2
のデータとの排他的論理和,消去(零の書込み),回転
(ビットシフト)等が備わっている。
実際にデータ転送を行なう場合、動作モードの他に、各
種パラメータを設定する。この例ではそのパラメータと
して、転送元スタートアドレス,転送先スタートアドレ
ス,X座標の長さ(バイト数),Y座標の長さ(ライン
数、但し回転の場合は8の整数倍),及び出力装置(表
示装置)の構成によって定まる1ラインあたりのメモリ
量(バイト数)の5つがある。これらのパラメータは、
それぞれ転送元スタートアドレスレジスタRSA,転送先ス
タートアドレスレジスタRDA,バイト数設定値レジスタRX
B,ライン数設定値レジスタRYL,及びラインバイト設定値
レジスタRXMに格納される。
データ転送を行なう場合のアドレス情報は、4つのカウ
ンタSS,SI,DSおよびDIから出力される。カウ
ンタSIおよびDIは16ビットカウンタであり、SS
およびDSは4ビットカウンタである。1つのアドレス
情報(20ビット)は、1つのインデックスアドレスカ
ウンタSI又はDIと、1つのセグメントアドレスカウ
ンタSS又はDSによって生成される。インデックスア
ドレスカウンタSI及びDIは転送を行なう毎にインク
リメントもしくはデクリメントされ、それがオーバフロ
ーまたはアンダーフローしてキャリーが出力されると、
セグメントアドレスカウンタSS又はDSがインクリメ
ントもしくはデクリメントされる。
XカウンタCNXおよびYカウンタCNYは、それぞれ
転送を行なう2次元領域のX座標およびY座標の更新回
数を計算する。
このDMA制御装置全体の処理タイミングは、タイミン
グ&コントロール回路TMCが制御する。
次に、第1図に示すDMA制御装置の処理動作の概略
を、第2a図,第2b図および第2c図を参照しながら
説明する。
まず最初に、動作モード,コマンド,各種パラメータ等
を設定する。ここで、データ移動モード、すなわち互い
に異なるアドレスの間でデータ転送を行なうモードに設
定されると、続いて領域の重複の有無をチェックする。
つまり、データ転送を行なうアドレス順は、一般に小さ
いアドレスから大きなアドレスに向かって更新してもよ
いしその逆に向かって更新してもよいが、転送元のメモ
リ領域と転送先のメモリ領域との間に重複する部分が存
在する場合、その更新方向によっては、転送先に設定さ
れた後で転送元の設定されるメモリ領域が生じ、その場
合、一度更新されたデータの内容が再び転送されるの
で、そのデータが転送されたメモリの内容は異常にな
る。
そこで、転送メモリ領域間に重複がある場合、重複の方
向を判別しその結果に応じてフラグFX及びFYをセッ
トする。第1次元(X軸方向)において転送元のアドレ
スよりも転送先のアドレスが大きい場合、つまり、表示
面において転送元領域よりも転送先領域が右側に存在す
る場合、フラグFXを“1”にセットし、そうでなけれ
ばフラグFXに“0”をセットする。また第2次元(Y
軸方向)において転送元のアドレスよりも転送先のアド
レスが大きい場合、つまり、表示面において転送元領域
よりも転送先領域が下側に存在する場合、フラグFYを
“1”にセットし、そうでなればフラグFYに“0”を
セットする。なお、領域の重複がない場合にはフラグF
XおよびFYは共に“0”にセットされる。
フラグFX及びFYが共に“0”の場合、転送元セット
メントアドレスカウンタSSと転送元インデックスアド
レスカウンタSIに、転送元スタートアドレスレジスタ
RSAの内容をプリセットし、転送先セグメントアドレ
スカウンタDSと転送先インデックスアドレスカウンタ
DIに、転送先スタートアドレスレジスタRDAの内容
(表示面では領域の左上端座標)プリセットする。同様
に、フラグFXが“1”でFYが“0”の場合には、S
S+SIに、転送元スタートアドレスレジスタRSAの
内容にバイト数設定値レジスタ(RXB−1)の内容を
加算した結果をプリセットし、DS+DIに、転送先ス
タートアドレスレジスタRDAの内容にバイト数設定値
レジスタ(RXB−1)の内容を加算した結果(表示面
では領域の右上端座標)をプリセットする。フラグFX
が“0”でFXが“1”の場合には、SS+SIに、ラ
インバイト設定値レジスタRXMの内容とライン数設定
値レジスタ(RYL−1)の内容を乗算した結果と転送
元スタートアドレスレジスタRSAの内容とを加算した
結果(表示面では領域の左下端座標)をプリセットし、
DS+DIに、ラインバイト設定値レジスタRXMの内
容とライン数設定値レジスタ(RYL−1)の内容を乗
算した結果と転送先スタートアドレスレジスタRDAの
内容とを加算した結果をプリセットする。それ以外、つ
まりフラグFX及びFYが共に“1”の場合、SS+S
Iに、ラインバイト設定値レジスタRXMの内容とライ
ン数設定値レジスタ(RYL−1)の内容とを乗算した
結果,バイト数設定値レジスタ(RXB−1)の内容,
および転送元スタートアドレスレジスタRSAの内容を
加算した結果をプリセットし、DS+DIに、ラインバ
イト設定値レジスタRXMの内容とライン数設定値レジ
スタ(RYL−1)の内容とを乗算した結果,バイト数
設定値レジスタ(RXB−1)の内容,および転送先ス
タートアドレスレジスタRDAの内容を加算した結果を
プリセットする。
DMA転送の要求が(例えば中央処理装置CPUから)
あると、次の処理に進む。但し、予めそのチャンネルが
マスクされている場合には、その要求のみを記憶する。
マスクが解除されていれば、DMAアクノリッジ信号DA
CKを転送を要求した装置に出力し、続いてホールドリク
エスト信号HRQを中央処理装置に出力する。中央処理
装置は、ホールドリクエストHRQを受けると、現在実
行中の処理を終了した後、システムバスを開放し、ホー
ルドアクノリッジ信号HLDAを、DMA制御装置に出
力する。この後は、DMA制御装置がシステムバスを制
御して所定のデータ転送を行なう。
まず、カウンタCNXにバイト数設定値レジスタRXB
の内容をプリセットし、カウンタCNYにライン数設定
値レジスタRYLの内容をプリセットする。
転送元セグメントアドレスカウンタSSと転送元インデ
ックスアドレスカウンタSIとの内容で生成されるアド
レス情報をマルチプレクサ&出力バッファBFIを介し
て、システムバスのアドレスラインに出力し、同時にメ
モリ読み出しストローブ信号(図示せず)を出力して、
転送元メモリの内容を読み出す。ここでデータライン上
に現われるデータは、入/出力バッファBF2を介して
DMA制御装置内に取り込み、論理演算ユニットALU
でラッチする。
アドレスが1つ、すなわち転送元アドレスと転送先アド
レスとが同一である場合、演算モードにセットされてい
れば、その演算モードの種別に応じて、論理演算ユニッ
トALUにラッチされたデータを、ALUの内部で演算
し、結果もALUで保持する。そして転送元カウンタS
S+SIの内容をアドレスラインに出力し、論理演算ユ
ニットALUに保持されたデータをデータラインに出力
し、メモリ書込みストローブ信号(図示せず)を出力し
て、メモリの内容を書き換える。
データ転送元アドレスとデータ転送先アドレスとが異な
る場合の演算モードは、2つのグループに分けられる。
1つは、論理演算ユニットALUの内容に対してそれ自
体の反転,消去,および所定値との論理演算を行なうモ
ードであり、もう1つは、論理演算ユニットALUの内
容と転送先アドレス(DS+DI)に格納された演算と
で論理演算を行なうモードである。いずれのモードにお
いても、結果は論理演算ユニットALUに格納される。
そして、転送先アドレス(DS+DI)をアドレスライ
ンに出力し、論理演算ユニットALUの内容をデータラ
インに出力し、データ書込みストロープ信号をシステム
バスに出力して、演算結果でメモリの内容を書き換え
る。
1回の転送処理が終了すると、まずカウンタCNXの内
容をデクリメントする。その結果カウンタCNXの内容
が1以上であれば、フラグFXの状態に応じて、カウン
タSS,SI,DSおよびDIの内容を更新する。フラ
グFXが“0”なら、インデックスアドレスカウンタS
I及びDIをインクリメントし、FXが“1”ならそれ
らをデクリメントする。その時にインデックスアドレス
カウンタSI及びDIがオーバフロー(又はアンダーフ
ロー)した場合は、それぞれセグメントアドレスカウン
タSS及びDSの値を更新(インクリメント又はデクリ
メント)する。
もしカウンタCNXをデクリメントした結果が0なら、
カウンタCNXにバイト数設定値レジスタRXBの内容
を再セットし、カウンタCNYをデクリメントし、フラ
グFX及びFYの状態に応じてアドレスカウンタSS,
SI,DS及びDIの内容を再セットする。フラグFX
及びFYが共に“0”なら、カウンタSS+SIに、ラ
インバイト設定値レジスタRXMの内容を加算し、バイ
ト数設定値レジスタ(RXB−1)の内容を減算して、
カウンタDS+DIにもRXMの内容を加算し、(RX
B−1)の内容を減算する。同様に、フラグFXが
“1”でFYが“0”の場合には、カウンタSS+SI
にレジスタ(RXB−1)の内容とレジスタRXMの内
容を加算し、カウンタDS+DIにも(RXB−1)の
内容とRXMの内容を加算する。フラグFXが“0”で
FYが“1”の場合には、カウンタSS+SIの内容か
らレジスタ(RXB−1)の内容とレジスタRXMの内
容を減算し、カウンタDS+DIの内容からレジスタ
(RXB−1)の内容とレジスタRXMの内容を減算す
る。それ以外、つまりフラグFXとFYが共に“1”な
ら、カウンタSS+SIにレジスタ(RXB−1)の内
容を加算し、レジスタRXMの内容を減算して、カウン
タDS+DIにレジスタ(RXB−1)の内容を加算し
レジスタRXMの内容を減算する。
つまりアドレスの更新方向は、メモリアドレスが2次元
表示面上を左から右および上から下に向かう方向でそれ
ぞれ大きくなる通常の表示装置においては、フラグFX
及びFYが共に“0”の場合には、表示面上を左から右
および上から下に向かう方向であり、フラグFXが
“1”でFYが“0”の場合には表示面上を右から左お
よび上から下に向かう方向であり、フラグFXが“0”
でFYが“1”の場合には表示面上を左から右および下
から上に向かう方向であり、フラグFX及びFYが共に
“1”の場合には表示面上を右から左および下から上に
向かう方向である。
カウンタCNXをデクリメントした結果が0になった後
でカウンタCNYをデクリメントした結果が0になれ
ば、全ての領域のデータ転送が終了したことになるの
で、ホールドリクエスト信号HRQを解除し、システム
バスを中央処理装置のために開放し、初期状態に戻る。
第3図に、一形式の表示情報処理装置を示す。第3図を
参照して説明する。この表示情報処理装置には、第1図
に示したDMA制御装置がダイレクトメモリアクセスユ
ニットDMAPとして備わっている。この装置のシステ
ムバスには、マイクロプロセッサMPU及びダイレクト
メモリアクセスユニットDMAPの他に、アドレスデコ
ーダADD,メインメモリRAM1,読み出し専用メモ
リROM1、I/OポートIOP,ビットマップメモリ
RAM2,キャラクタメモリRAM3,外部メモリイン
タフェースIF1,スキャナインタフェースIF2,キ
ーボードユニット,表示信号合成ユニットDSPU等が
接続されている。
表示信号合成ユニットDSPUは、ブラウン管表示ユニ
ットCRTUに所定の画像を表示するための信号を生成
する。この信号は、ビツトマップメモリRAM2に書き
込まれた各画素対応データと、キャラクタメモリRAM
3に書き込まれた文字コードに応じた画素データとの論
理和によって生成される。この例では、多数の文字パタ
ーンの画素データがキャラクタジェネレータROM2に
予め書き込んであり、キャラクタメモリRAM3が所定
の文字コードデータを出力すると、それに応じた文字パ
ターンデータが表示信号合成ユニットDSPUに出力さ
れる。なお、CRT表示ユニットCRTUはカラー表示
器である。
外部メモリインタフェースIF1にはフロッピーディス
クユニットFDU及びレーザディスクユニットRDUが
接続され、スキャナインターフェースIF2にはイメー
ジスキャナIMSが接続されている。
第4図に、第3図のビツトマップメモリRAM2の構成
を示す。第4図を参照する。このメモリRAM2はそれ
ぞれ512Kバイトの読み書きメモリを4バンク備えて
いる。マイクロプロセッサMPUに接続されるシステム
バスには、4バンクのうちの1つが接続できる構成にな
っている。しかし、表示信号合成ユニットDSPUは4
つのバンクを同時にアクセスできる。
ビットマップメモリRAM2のメモリアドレスとCRT
表示ユニットCRTUに表示される情報との対応関係
を、第9図及び第10図を参照して説明する。この例で
はビットマップメモリの各データビツトを2048×2048の
2次元座標の各画素に割り当ててあり、そのうちの1024
×768の領域が一度にCRT表示ユニットCRTUの表
示面に表示可能になっている。1バイトのデータの各々
のビツトは横方向の連続する8画素に対応しており、横
方向の1ラインの画素群は、アドレスが連続する256
バイトのメモリに対応している。
なお、2048×2048の2次元座標のうち横方向の数画素
(Δx)との縦方向の数画素(Δy)の領域は、後述す
るスクロールのために、表示しない領域として割り当て
てある。
各々の座標の画素データは、各々のメモリバンクから得
られる4ビツトのデータで構成されている。この4ビツ
トデータの構成に応じて、CRT表示ユニットCRTU
に表示される画素の色が決定される。この実施例では、
4ビツトデータの補数関係と表示色の補色関係とが一致
している。つまり、所定の4ビツトデータを表示してい
る時にそのデータを補数化したものに書き換えると、そ
れまでに表示されていた色の補色が表示される。
第5図に、第3図のマイクロプロセッサMPUのデータ
編集時の概略動作を示す。処理を開始すると、初期設定
を行ない、キー入力チェックを行なう。キーボードユニ
ットKEYからの入力があると、その種別を判定し、そ
れに応じた処理に進む。この例では具体的には11種の
コマンドがある。各々のコマンドの機能は次の通りであ
る。
K0:予めディスク上に記憶してある画像データの呼び
出し K1:メモリ(RAM2,RAM3)上のデータのディ
スクへの退避 K2:カーソルキーの操作時のカーソル等の移動量の設
定、フラグF2を設定する。
K3:カーソル等の移動指示、上,下,左又は右方向の
移動 K4:ブロックカーソル(窓)の選択、3つのいずれか
を選択しそれに応じてフラグF4をセット K5:ブロックカーソルの表示/消去 K6:表示データ及び/又はブロックカーソルの状態設
定指示、フラグF7およびF8の状態に応じて処理を選
択 K7:窓サイズ設定モードの指定、フラグF7のセット K8:窓移動モードの指定、フラグF8のセット K9:表示データの編集指示 上記以外:文字入力処理 次に、第3図に示す装置の特徴、すなわち第5図にサブ
ルーチンとして示してある、「ブロックカーソル表示オ
ンオフ」,「表示処理」,および「表示データ編集」に
ついて詳細に説明する。これらの処理の概略を、第6a
図〜第6o図に示す。コマンドK5が指示されると、フ
ラグF5をチェックする。フラグF5は、ブロックカー
ソルすなわち窓が表示されている時に“1”にセットさ
れ、そうでない場合には“0”にセットされる。
なおこの明細書中では、第6c図に示すF5(F4)の
ように、括弧でくくった記号の付加された記号(フラ
グ,レジスタ等)は、それが複数あって、括弧内のパラ
メータによって選択されたものを処理の対象とすること
を意味する。つまり、コマンドK5においては、コマン
ドK4において予め選択された窓に対して処理を行な
う。
フラグF5が“0”なら「窓表示セット」サブルーチン
を実行し、“1”なら「窓表示クリア」サブルーチンを
実行し、いずれの場合も、処理後にフラグF5の状態を
反転する。
「窓表示セット」サブルーチンでは、フラグF5をチェ
ックし、それが0なら、メモリバンク1,2,3及び4
の各々に対して、「表示反転処理」サブルーチン及び
「窓識別マーク表示」サブルーチンを実行する。「表示
反転処理」においては、ダイレクトメモリアクセスユニ
ットDMAPに対してデータ固定モード及び論理反転演
算モードをセットし、レジスタRSA,RXB,RYL
及びRXMにそれぞれレジスタBCA,BCX,BCY
及び固定値XMの値をセットしてDMA要求を発生し、
DMA転送が終了するのを待つ。
レジスタBCA,BCX及びBCYには、それぞれ、そ
の窓の開始アドレス(左上の座標),窓の横方向長さ,
及び窓の縦方向長さ(ライン数)の値が格納されてい
る。従って、「表示反転処理」を実行すると、窓領域に
対応する2次元メモリ領域に対して、各々のメモリに元
のデータをビツト毎に反転したデータを書き込む。つま
り、最も単純な白/黒の表示の場合でいえば、窓にセッ
トされる2次元領域は、それまでの表示内容を白黒反転
した表示内容に書き換えられる。
窓を表示した状態を一例を第7図に示す。第7図におい
て、BC1,BC2及びBC3が窓であり、P1,P2
及びP3が任意の表示パターンデータである。第7図を
参照すると、窓の部分に線が引かれているわけではない
が、窓の領域とそれ以外の領域とを区別できるのが明ら
かである。しかも、線を引いていないので、窓領域とそ
の以外の領域とを1画素の誤りもなく確実に識別するこ
とができる。
「窓識別マーク表示」は、複数の窓を表示した場合に各
々の窓の区別をその窓内に表示する処理である。具体的
は、第1の窓には1本の横線,第2の窓には2本の横
線、そして第3の窓には3本の横線をそれぞれ表示す
る。なお、これらの横線は、窓の場合と同様にそれを表
示する前のデータを反転することにより表示されるもの
である。第6e図を参照する。
フラグF4が2以上(第3の窓を選択)の場合、BCA
+Nx+(N3y×XM)を開始アドレスとする5バイト
のメモリに対して、それらの内容をビツト毎に反転した
データを書き込む。フラグF4が1以上(第2の窓又は
第3の窓を選択)の場合には更にBCA+Nx+(N2y
×XM)を開始アドレスとする5バイトのメモリに対し
てそれらの反転データを書き込み、フラグF4が0以上
(第1の窓,第2の窓又は第3の窓を選択)の場合には
更にBCA+Nx+(N1y×XM)を開始アドレスとす
る5バイトのメモリに対してそれらの反転データを書き
込む。
つまり、例えば第3の窓BC3選択している場合には、
第8図に示すように、3本の線(マーク)M1,M2及
びM3が、窓の左上隅に表示される。第2の窓であれば
線M2及びM1が表示され、第1の窓であれば線M1の
みが表示される。
「窓表示クリア」サブルーチンでは、フラグF5が
“1”なら、それを“0”にセットし、各々のメモリバ
ンク1,2,3及び4を選択して、それぞれ「窓識別マ
ーク表示」および「表示反転処理」を実行する。つま
り、前記「窓表示セット」サブルーチンの反対の処理を
行なう。従って、「窓表示セット」サブルーチンを実行
すると選択した窓がそのマークとともに表示され、「窓
表示クリア」サブルーチンを実行すると選択中の窓が消
去される。
コマンドK6が指示されると、「表示処理」を実行す
る。これが指示される前にコマンドK7によってフラグ
F7に0以外の値がセットされていると、表示窓の拡大
又は縮小を行なう。なお、初めて窓を表示する場合に
は、予め定めた初期値の大きさで窓が表示される。フラ
グF7が“1”の場合には窓が表示される。フラグF7
が“1”の場合には窓の下端の座標を現在より下の方に
移動(更新)し、フラグF7が“2”の場合には窓の下
端の座標を現在より上の方に移動し、フラグF7が
“3”の場合には窓の右端の座標を現在より右の方に移
動し、フラグF7が“4”の場合には窓の左端の座標を
現在より左の方に移動する。移動量Nは、フラグF2が
“0”なら1、F2が“1”なら10にセットする。こ
の処理を行なう場合には、まず「窓表示クリア」サブル
ーチンを実行して表示中の窓を消去し、窓のパラメータ
BCY又はBCXの値を更新してから、再び「窓表示セ
ット」サブルーチンを実行する。
コマンドK6が指示される前に、コマンドK8によって
フラグF8に0以外の値がセットされていると、フラグ
F8の内容に応じて次のように動作する。フラグF8が
1なら、「窓移動」サブルーチンを実行し、表示中の窓
(全体)のみを画面上で移動する。フラグF8が2な
ら、「窓・データ移動」サブルーチンを実行し、表示中
の窓とその窓領域に位置する表示データを指定された位
置に移動する。また、フラグF8が3なら「データ移
動」サブルーチンを実行し、表示データのみの移動(ス
クロール)を行なう。
「窓移動」サブルーチンにおいては、まずフラグF5を
チッェクしてそれが“1”である場合に次の移動処理を
行なう。移動処理では、「窓表示クリア」サブルーチン
を実行して表示中の窓を消去し、その窓のパラメータB
CA(先頭アドレス)を更新してから「窓表示セット」
サブルーチンを実行して再度窓を表示する。つまり、C
RT表示ユニットCRTUの画面に表示されるデータは
そのままで、指定される方向に応じて窓の位置だけが移
動する。移動方向が上,下,左および右のいずれかであ
るかに応じて、窓のパラメータBCAは次のように更新
される。
移動方向が上であると、1ラインのバイト数XMに所定
数Nを乗じた結果をレジスタBCAの内容から減算す
る。同様に、移動方向が下なら、XMに所定値Nを乗じ
た結果をレジスタBCAの内容に加算し、移動方向が左
なら、レジスタBCAの内容から所定値Nの減算し、移
動方向が右なら、レジスタBCAの内容に所定値Nを加
算する。所定値Nは、任意の値もしくはフラグF2に応
じた1又は10の値である。
「窓・データ移動」サブルーチンにおいては、まずフラ
グF5をチェックしてそれが“1”であると、次の処理
に進む。移動方向が上なら、1ラインのバイト数XMに
所定値Nを乗算した値を、レジスタBCAの内容から引
いた値をレジスタBCDに格納する。レジスタBCD
は、各々の窓のデータ転送先の先頭アドレスを格納する
ためのものである。同様に、移動方向が下なら、XMに
Nを乗算した値を、レジスタBCAの内容に加えた値を
レジスタBCDに格納し、移動方向が左なら、レジスタ
BCAの内容からNを引いた値をレジスタBCDに格納
し、移動方向が右なら、レジスタBCAの内容にNを加
えた値をレジスタBCDに格納する。そして、「DMA
データ移動」サブルーチンを実行する。
「DMAデータ移動」サブルーチンにおいては、DMA
制御装置を次のようにしてセットしてから、DMA要求
を発し、DMA転送を終了を待つ。動作モードは、デー
タ移動モードおよび論理和演算モードに設定する。そし
てレジスタRSA,RDA,RXB,RYLおよびRX
Mに、それぞれレジスタBCA,BCD,BCX,BC
Yおよび所定値XMの値をセットする。
このような設定にしてDMAが要求を発すると、DMA
制御装置は、まず転送元のデータを読んでそれをラッチ
し、次に転送先のデータを読んでそれとラッチしたデー
タとの論理和とを演算し、次にその結果を、転送先のア
ドレスのメモリに格納する、という処理を、窓の2次元
領域の全てに対して行なう。つまり、窓の移動先の2次
元領域では、その移動を行なう前のデータと移動前に窓
の位置にあったデータとが表示される。
「DMAデータ移動」が終了したら、レジスタBCDの
内容をレジスタBCAにセットして、「窓表示セット」
サブルーチンを実行する。これによって、移動したデー
タと同一の位置(転送先)に、窓が再び表示される。
「データ移動」サブルーチンにおいては、フラグF5
(1,2,3)の内容を所定のメモリに退避してから次
の処理に進む。表示中の窓に対しそれぞれ「窓表示クリ
ア」サブルーチンを実行し、窓を消去する。次にデータ
移動(スクロール)の方向をチェックし、その結果に応
じてレジスタRSA及びRDAの内容を次のようにセッ
トする。
上方向のスクロール RSA:Amin RDA:Amin+〔(YM−N)×XM〕 下方向のスクロール RSA:Amin+〔(YM−N)×XM〕 RDA:Amin(YM×XM) 左方向のスクロール RSA:Amin RDA:Amin+(XM+N) 右方向のスクロール RSA:Amin+(XM−N) RDA:Amin+XM 但し、Amin:RAM2の最小アドレス YM:表示メモリのY座標の最大値 N:転送距離(第9図のΔx又はΔy) 更に、各レジスタRXB,RYLおよびRXMにそれぞ
れ所定値XM,YMおよびXMをセットし、DMA制御
装置の動作モードを、データ移動モードおよび非演算モ
ードにセットしてDMA要求を発する。
これによってDMA転送が行なわれると、ビツトマップ
メモリRAM2のデータが、第9図に示す2次元座標上
で上,下,左又は右にNだけ移動し、それに応じて実際
にCRT表示ユニットCRTUの画面に表示されるデー
タが更新(スクロール)される。
次に、フラグF5(1,2,3)に、退避しておいたデ
ータをロードし、その各々について、窓表示にセットさ
れていれば、「窓表示セット」サブルーチンを実行し、
窓を再表示する。
次に、「表示データ編集」について説明する。この処理
では、まず編集モードを指定し、その結果に応じた処理
を行なう。この例では、「編集反転処理」,「編集消去
処理」,「編集抜き取り処理」,「編集移動処理」およ
び「編集交換処理」が実行できる。
「編集反転処理」においては、窓の表示されている2次
元領域について、その部分の表示データをビツト毎に反
転する。この例では、「窓表示クリア」サブルーチンを
実行し、メモリバンク1,2,3および4のそれぞれに
ついて「表示反転処理」サブルーチンを実行し、「窓表
示セット」サブルーチンを実行してこの処理を行なって
いる。
「編集消去処理」においては、窓の表示されている2次
元領域について、その部分の表示データを消去する。ま
ず「窓表示クリア」サブルーチンを実行して窓を消去
し、メモリバンク1,2,3および4のそれぞれについ
て、「表示消去処理」を実行してメモリの内容をクリア
し、「窓表示セット」サブルーチンを実行して窓を再表
示する。
「表示消去処理」では、DMA制御装置の動作モードと
して、データ固定モード及び消去演算処理モードをセッ
トし、レジスタRSA,RXB,RYL及びRXMにそ
れぞれレジスタBCA,BCX,BCYおよび所定値X
Mの値をセットしてDMA要求を発する。この状態でD
MA転送を行なうと、レジスタBCA,BCX及びBC
Yによって指定される2次元領域すなわち窓を表示して
いた領域のメモリに、全て0が書き込まれる。
「編集抜き取り処理」においては、窓が表示されている
領域に対応する表示データを、光ディスクユニットOD
Uに記憶する。まずファイル名の入力を待ち、それが入
力されら、「窓表示クリア」サブルーチンを実行して窓
をクリアし、メモリバンク1,2,3及び4の、窓領域
に対応するアドレスの表示データを、入力されたファイ
ル名とともに光ディスクユニットODUに記憶する。デ
ータの格納が終了したら、「窓表示セット」サブルーチ
ンを実行して窓を再び表示する。
「編集移動処理」では、現在選択している窓の位置にあ
るデータを、もう1つの窓の位置に移動する処理を行な
う。まず移動先の窓の指定を待つ。移動先の窓は、フラ
グF4bに記憶される。サブルーチンを利用するため、
フラグF4の内容とF4bの内容とを交換し、「窓表示
クリア」サブルーチンを実行して、移動先の窓を消去す
る。次に、移動元の窓と移動先の窓とのサイズを一致さ
せるため、レジスタBCX(F4b)の内容をレジスタBC
X(F4)にストアし、レジスタBCY(F4b)の内容をレジ
スタBCY(F4)にストアして、「窓表示セット」サブル
ーチンを実行する。これを行なうと、データの移動先と
して指定した窓の大きさが移動元の窓の大きさに揃えら
れる。
この時点では、選択中の窓すなわち移動先の窓の位置を
変えることができる。移動開始の指示があると、「窓表
示クリア」サブルーチンを実行した後でフラグF4の内
容とフラグF4bの内容とを交換してそれらを元に戻
し、再び「窓表示クリア」サブルーチンを実行する。こ
れによって、2つの窓が共に消去される。続いて、DM
A制御装置に次のようにセットする。動作モードとして
は、データ移動モードおよび論理和演算モードをセット
する。そして、各レジスタRSA,RDA,RXB,R
YLおよびRXMに、それぞれレジスタBCA(F4),B
CA(F4b),BCX(F4),BCY(F4),および所定値X
Mの値をセットする。
この状態で、メモリバンク1,2,3および4をそれぞ
れ選択し、それぞれについてDMA要求を発する。これ
を行なうと、転送元の窓の位置の表示データが転送先の
窓の位置の表示データに重なる(論理和)。データの移
動が終了したら、転送元の窓と転送先の窓のそれぞれに
ついて、「窓表示セット」サブルーチンを実行して窓を
再び表示する。
「編集交換処理」においては、現在表示(選択)してい
る窓の位置の表示データと、もう1つの窓の位置の表示
データとを入れ換える。まず、第2の窓が指定されるの
を待つ。前記の場合と同様に、フラグF4の内容とF4
bの内容とを交換し、「窓表示クリア」サブルーチンを
実行して第2の窓を消去し、第2の窓のサイズのパラメ
ータ(BCX,BCY)を第1の窓の値に合わせ、「窓
表示セット」サブルーチンを実行して第2の窓を再び表
示する。
データ交換処理の開始指示を待ち、その指示があると、
2つの窓を消去する。そして第1の窓領域の表示データ
をメインメモリRAM1の所定領域に退避し、ビツトマ
ップメモリRAM2のメモリバンク1,2,3及び4の
それぞれについて、「表示消去処理」を実行し、第1の
窓領域の表示データを消去する。続いて次のよにDMA
制御装置をセットし、「DMA転送」を実行する。動作
モードは、データ移動モード及び非演算モードにし、各
レジスタRSA,RDA,RXB,RXLおよびRXM
に、それぞれレジスタBCA(F4b),BCA(F4),BC
Y(F4)および所定値XMの値をセットする。この状態で
DMA転送を行なうと、第2の窓領域にある表示データ
と同じデータが移動先の第1の窓領域に記憶(表示)さ
れる。
次にフラグF4とF4bとを再び交換し、メモリバンク
1,2,3及び4のそれぞれについて「表示消去処理」
を実行し、第2の窓領域の表示データを消去する。更
に、DMA制御装置を次のようにセットし、「DMA転
送」を行なう。動作モードはデータ移動モード及び非演
算モードとし、レジスタRSA,RDA,RXB,RY
L及びRXMに、それぞれ表示データ退避アドレス(第
1の窓のデータを退避したRAM1のアドレス),レジスタ
BCA(F4),BCX(F4),BCY(F4),及び所定値XM
の値をセットする。この状態でDMA要求を発すると、
メインメモリRAM1に退避しておいた第1の窓領域の
表示データが、第2の窓領域に転送される。そして第1
の窓及び第2の窓について「窓表示セット」サブルーチ
ンを実行し、2つの窓を再表示する。
効果 以上のとおり、本発明によれば、表示データの反転処理
することによって窓を表示するので、1画素の誤りもな
く正確に窓領域とそれ以外の領域とが区別でき、しかも
その処理によってデータが破壊されることがないので特
別なデータ退避用メモリを用意する必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、DMA制御装置の構成を示すブロック図であ
る。 第2a図,第2b図および第2c図は、第1図に示すD
MA制御装置の概略動作を示すフローチャートである。 第3図は、第1図に示すDMA制御装置を用いた一形式
の表示情報処理装置を示すブロック図である。 第4図は、第3図のビツトマップメモリRAM2の概略
を示すブロック図である。 第5図は、第3図に示すマイクロプロセッサMPUの概
略動作を示すフローチャートである。 第6a図,第6b図,第6c図,第6d図,第6e図,
第6f図,第6g図,第6h図,第6i図,第6j図,
第6k図,第6l図,第6m図,第6n図および第6o
図は、第5図に示す処理の詳細を示すフローチャートで
ある。 第7図は第3図に示すCRT表示ユニットCRTUの表
示面の一例を正面図、第8図は第7図の一部を拡大して
示す正面図である。 第9図および第10図は、表示画素データの2次元座標
とメモリアドレスとの対応を示す平面図である。 SS,SI,DS,DI:カウンタ BF2:入/出力バッファ ALU:論理演算ユニット TMC:タイミング&コントロール回路 BC1,BC2,BC3:ブロックカーソル(窓) P1,P2,P3:表示パターン、CSR:カーソル CRTU:CRT表示ユニット(面表示手段) RAM2:ビットマップメモリ(表示メモリ手段) DSPU:表示信号生成ユニット(表示信号生成手段) KEY:キーボードユニット(動作指示スイッチ手段) MPU:マイクロプロセッサ(電子制御手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次元情報を表示する面表示手段; 前記面表示手段の各々の表示画素の状態と1対1に対応
    するメモリを備える表示メモリ手段; 前記表示メモリ手段のメモリの内容を読んで前記面表示
    手段に与える信号を生成する表示信号手段; 動作指示スイッチ手段; 転送データ領域の第1軸方向のアドレスに対応する値を
    計数する第1のカウンタと転送データ領域の第2軸方向
    のアドレスに対応する値を係数する第2のカウンタとを
    備え、転送元から読み出したデータに所定の論理処理を
    施した後でそのデータを転送先に送る2次元処理DMA
    制御手段;および 前記動作指示スイッチ手段からの指示に応じて、面表示
    手段に表示される2次元情報内の任意の位置に任意の大
    きさの2次元領域を設定し、その領域に対応するメモリ
    の内容を、前記2次元処理DMA制御手段の論理処理に
    より、各画素について少なくとも1ビット反転させ、そ
    れによって窓を表現する電子制御手段; を備える表示情報処理装置。
  2. 【請求項2】電子制御手段は、動作指示スイッチ手段か
    ら窓位置移動指示もしくは窓サイズ更新指示があると、
    窓領域に対応するデータの内容を反転してから窓のパラ
    メータを更新して、更新後のパラメータに応じた窓領域
    に対応するデータの内容を反転する、前記特許請求の範
    囲第(1)項記載の表示情報処理装置。
  3. 【請求項3】電子制御手段は、前記動作指示スイッチ手
    段からの指示に応じて、前記窓の位置の更新,窓領域対
    応データの移動と窓の位置の更新,および前記窓の位置
    を固定した状態での表示メモリ手段のデータ移動、を行
    なう前記特許請求の範囲第(1)項記載の表示情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】電子制御手段は、所定の2次元領域のデー
    タを他の2次元領域に移動する時に、それらの領域に重
    なりがあると、その重なりの方向を判別しその結果に応
    じて、データ転送アドレスの更新方向を選択する、前記
    特許請求の範囲第(1)項記載の表示情報処理装置。
  5. 【請求項5】表示メモリ手段は面表示手段に表示される
    画素に対応するメモリの他に2次元表示領域の端部と隣
    接するアドレスに少なくとも1ビットづつの補助メモリ
    を備え、電子制御手段は表示領域のデータを前記補助メ
    モリを利用して転送しスクロールを行なう、前記特許請
    求の範囲第(1)項記載の表示情報処理装置。
  6. 【請求項6】電子制御手段は、複数の窓を表示し、動作
    指示スイッチ手段からの指示に応じて、一方の窓領域か
    ら他方の窓領域へのデータ移動,および互いの窓領域間
    でのデータ交換の少なくとも一方を行なう、前記特許請
    求の範囲第(1)項記載の表示情報処理装置。
  7. 【請求項7】電子制御手段は、複数の窓を表示する場合
    には、各々の窓毎に種類の異なる識別マークを表示す
    る、前記特許請求の範囲第(6)項記載の表示情報処理装
    置。
  8. 【請求項8】表示メモリ手段は、表示画素の各々の1対
    1に対応するビットマップメモリと、所定のパターンに
    対応するコードデータを記憶するコードメモリとを備
    え、表示信号生成手段はビットマップメモリの内容と、
    コードメモリの内容に応じて出力されるパターンと画素
    データを面表示器に表示する、前記特許請求の範囲第
    (1)項,第(2)項,第(3)項,第(4)項,第(5)項,第(6)項
    又は第(7)項記載の表示情報処理装置。
JP59152328A 1984-07-23 1984-07-23 表示情報処理装置 Expired - Lifetime JPH0614314B2 (ja)

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JPS6132133A JPS6132133A (ja) 1986-02-14
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5695284A (en) * 1979-10-05 1981-08-01 Kowa Co Screen display unit
JPS56118146A (en) * 1980-02-22 1981-09-17 Nec Corp Crt display device
JPS60263991A (ja) * 1984-06-13 1985-12-27 株式会社 写研 編集装置

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