JPH06142618A - ガラス瓶選別装置 - Google Patents

ガラス瓶選別装置

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JPH06142618A
JPH06142618A JP29898292A JP29898292A JPH06142618A JP H06142618 A JPH06142618 A JP H06142618A JP 29898292 A JP29898292 A JP 29898292A JP 29898292 A JP29898292 A JP 29898292A JP H06142618 A JPH06142618 A JP H06142618A
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明郎 鈴木
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秀夫 柴田
Yoshiyuki Kubota
欽之 窪田
Akira Kawase
晃 川瀬
Hiroshi Murakami
浩 村上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて容易に、かつ衛生的にガラス瓶を色別
に選別することが可能なガラス瓶選別装置を提供する。 【構成】 ガラス瓶Gを連続的に移送するローラコンベ
ア1と、ローラコンベア1上のガラス瓶Gを撮影するテ
レビカメラ2と、ローラコンベア1の下方にてテレビカ
メラ2と対向させて設けられた照明3と、テレビカメラ
2からの画像信号に基づいて、ガラス瓶Gの色を判別す
る色判別装置4と、色の判別が行われたガラス瓶Gを映
し出すモニタ13とからガラス瓶選別装置を構成する。
色判別装置4を、ガラス瓶Gの外形を検出するとともに
ガラス瓶Gに色の判別箇所となる複数の検出エリアを設
定するエリア設定部と、検出エリアの色を検出して判別
する判別部と、ガラス瓶Gの基準外形及びガラス瓶Gに
着色される複数の色及び色調からなる基準色情報が記憶
された記憶部とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使用済みのガラス瓶
を資源として再利用すべく色別に選別するためのガラス
瓶選別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、資源の節約、有効利用の観点か
ら、使用済みのガラス瓶を回収して資源として再利用し
ようという機運がある。ところで、ガラス瓶は、約半数
が無色透明なものであるが、茶、黒、緑、青等に着色さ
れたものも多数あり、ガラス瓶を再利用するためにはそ
れらを色別に選別する必要がある。従来においては、そ
のような選別作業は作業員の人力にたよって手作業によ
り行わざるを得ないのが実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガラス
瓶の選別を手作業で行うことでは作業効率が良くないば
かりでなく、選別対象のガラス瓶は廃品や廃棄物として
回収されたものであるから清浄なものではなく、したが
って、そのような選別作業は多粉塵、悪臭、高騒音とい
った悪環境下でなされることになるので、衛生上の観点
からも好ましくない。このため、ガラス瓶を色別に選別
する作業を機械的に効率良くかつ衛生的に行い得る有効
な手段の開発が望まれていた。一般に、色別選別は、カ
ラーカメラを用いた画像処理によるが、対象とする使用
済みガラス瓶の性状は、.種類、サイズが多い、.ラ
ベルが貼ってあり、そのサイズ、大きさ、位置がまちま
ち、.キャップ付や中身が入っている、.汚れてい
る、など多種多様であること、また、一日の処理量が多
く、処理スピードを必要とすること、などから現状の画
像処理装置でそのまま対応することは困難である。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、使用済みガラス瓶の実状調査や実験結果に基づい
て、ガラス瓶の色選別と処理速度向上を考慮したもの
で、極めて容易に、かつ衛生的にガラス瓶を色別に選別
することが可能なガラス瓶選別装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明のガラス瓶選
別装置は、ガラス瓶を色別に選別するための装置であっ
て、選別対象のガラス瓶を連続的に移送する移送手段
と、この移送手段により移送されるガラス瓶を撮影する
画像検出手段と、この画像検出手段からの画像信号に基
づいて、前記ガラス瓶の色を判別する色判別手段とから
構成されてなり、該色判別手段は、ガラス瓶の外形を検
出するとともに、ガラス瓶に色の判定箇所となる複数の
検出エリアを設定するエリア設定部と、該エリア設定部
によって設定された検出エリアの色を判別する判別部
と、ガラス瓶の基準外形及びガラス瓶に着色される複数
の色及び色調からなる基準色情報が記憶された記憶部と
を有し、前記エリア設定部は、検出したガラス瓶の外形
と前記記憶部に記憶された基準外形とを比較して大きさ
の比率を求め、この比率に基づいて前記検出エリアの設
定位置を比例的に設定してなり、前記判別部は、前記検
出エリアの内の少なくとも一つの色を検出した際に、こ
の検出した色が前記記憶部に記憶された基準色情報の内
のいずれと整合しているかを判別してなることを特徴と
している。
【0006】第2の発明のガラス瓶選別装置は、第1の
発明の色判別手段に、ティーチングモードが設けられて
なり、このティーチングモードのときに、前記画像検出
手段からの画像信号に基づいて前記エリア設定部が求め
たガラス瓶の外形が基準外形として前記記憶部へ記憶さ
れ、かつ前記判別部が検出した前記検出エリア内の色及
び色調が基準色情報として前記記憶部へ記憶されてなる
ことを特徴としている。
【0007】第3の発明のガラス瓶選別装置は、第1ま
たは第2の発明のエリア設定部が、前記複数の検出エリ
アを前記ガラス瓶の長手方向へ亘って所定間隔をあけて
設定してなり、これら検出エリアの一つを前記ガラス瓶
の底部に設定してなることを特徴としている。第4の発
明のガラス瓶選別装置は、第1、第2または第3の発明
の移送手段の下方に、前記画像検出手段と対向する位置
に照明が設けられてなることを特徴としている。
【0008】
【作用】第1の発明のガラス瓶選別装置によれば、移送
手段によって移送されるガラス瓶が画像検出手段によっ
て撮影されると、この画像検出手段から画像信号が色判
別手段へ出力される。そして、画像検出手段からの画像
信号に基づいて、色判別手段のエリア設定部がガラス瓶
の外形を検出するとともに、記憶部からガラス瓶の基準
外形を引き出し、検出したガラス瓶の外形と、記憶部か
ら引き出した基準外形とを比較して大きさの比率を求
め、この求めた比率に基づいて、ガラス瓶へ複数の検出
エリアを比例的に設定する。
【0009】さらに、判別部が、エリア設定部にて設定
された検出エリアの色を検出し、これら検出エリアの内
の少なくとも一つの検出エリアの色が検出されれば、こ
の検出した色を、記憶部に記憶された基準色情報と比較
してその色がどの色に属するかを判別する。
【0010】第2の発明のガラス瓶選別装置によれば、
色判別手段をティーチングモードに設定すると、エリア
設定部によって検出されたガラス瓶の外形が基準外形と
して記憶部へ記憶されるとともに、判別部によって検出
された検出エリアの色及び色調が基準色情報として記憶
部へ記憶される。
【0011】第3の発明のガラス瓶選別装置によれば、
複数の検出エリアがエリア設定部によってガラス瓶の長
手方向へ所定間隔をあけて設定されるので、例えば、ガ
ラス瓶にラベルが貼り付けられていたり、汚れていたり
していたとしても、複数の検出エリアにおける色の検出
が全て不能となる確率が極めて低くされ、確実な色の検
出が行われる。また、特に、ラベル等の貼られる可能性
が低くかつ色が濃く出るガラス瓶の底部に、検出エリア
の内の一つが設定されるので、さらに検出性能が向上さ
れる。
【0012】第4の発明のガラス瓶選別装置によれば、
照明からの光を、ガラス瓶を透過させて画像検出手段に
供給するものであるので、確実に画像検出手段へガラス
瓶が撮影される。つまり、ガラス瓶が光によって反射し
て画像検出手段による撮影に不具合を与えることがなく
される。
【0013】
【実施例】以下、本発明のガラス瓶選別装置の一実施例
を図によって説明する。図1において、符号1は、ガラ
ス瓶Gを連続的に移送させるローラコンベア(移送手
段)である。このローラコンベア1の上方には、テレビ
カメラ(画像検出手段)2が設置されており、このテレ
ビカメラ2によってローラコンベア1上を移送されるガ
ラス瓶Gが撮影されるようになっている。
【0014】また、このローラコンベア1の下方には、
テレビカメラ2に対向した位置に照明3が設けられてお
り、この照明3によってローラコンベア1によって移送
されるガラス瓶Gを下方から照らして、その透過光をテ
レビカメラ2へ供給するようになっている。そして、テ
レビカメラ2は、ガラス瓶Gの透過光を撮影して、画像
信号として色判別装置(色判別手段)4へ送信するよう
になっている。
【0015】次に、この色判別装置4の構成を図2に示
す機能ブロック図によって説明する。図に示すように、
この色判別装置4は、テレビカメラ2からの画像信号に
基づいて、ガラス瓶Gの外形(太さ、長さ)を割り出す
とともに、その外形のガラス瓶Gに色の検出エリアを設
定するエリア設定部11と、このエリア設定部11によ
って設定された検出エリアの色を判別する判別部12と
を有している。
【0016】また、この色判別装置4には、記憶部14
が設けられており、この記憶部14には、ガラス瓶Gの
基準外形及びガラス瓶Gに着色される複数の色及び色調
からなる基準色情報が記憶されるようになっている。ま
た、上記構成の色判別装置4には、モニタ13が接続さ
れており、このモニタ13には、色判別装置4によって
画像処理されたガラス瓶Gの映像が映し出されるように
なっている。
【0017】また、上記構成の色判別装置4は、ティー
チングモード及び選別モードを有しており、切り替えス
イッチ(図示略)によって択一的に設定することができ
るようになっている。
【0018】次に、上記ティーチングモード及び選別モ
ードにおける色判別装置4のそれぞれの作動を説明す
る。 (1)ティーチングモード まず、ティーチングモードにおける色判別装置4の作動
を図3に示すフローチャート図によって説明する。ま
ず、切り替えスイッチをティーチングモードに設定し、
ローラコンベア1上に、サンプルとなるガラス瓶Gを載
置して、このガラス瓶Gをテレビカメラ2によって撮影
させる。ここで、サンプルのガラス瓶Gとしては、例え
ば、透明、あるいは茶、黒、緑、青等の色を有し、市場
に最も多く出回っている外形のものが使用される。そし
て、まず初めに、一種類の色のガラス瓶Gをサンプルと
して用いる。
【0019】ステップS1 テレビカメラ2によって撮影されたサンプルとなるガラ
ス瓶Gの画像信号が色判別装置4のエリア設定部11へ
入力される。これにより、エリア設定部11によってサ
ンプルのガラス瓶Gの外形(長さ、太さ)が求められ
る。
【0020】ステップS2 エリア設定部11によって求められたガラス瓶Gの外形
が基準外形として記憶部14へ記憶される。
【0021】ステップS3 さらに、エリア設定部11によって、サンプルのガラス
瓶Gに、色の判別箇所となる複数の検出エリアA1、A
2…Anの大きさ及び位置が設定され、これら検出エリ
アA1、A2…Anの設定箇所が、図4に示すように、
モニタ13の画面に表示される。なお、これら検出エリ
アA1、A2…Anの数、大きさ及び位置は、任意に変
更することができるようになっている。ここでは、検出
エリアの数を8個(A1、A2…A8)とし、その位置
をガラス瓶Gの中心線に沿って設定し、検出エリアA
1、A2…A8の内の一つの検出エリアA1をガラス瓶
Gの底部に位置させ、他の検出エリアA2、A3…A8
をガラス瓶Gの先端部方向に向かって略等間隔に設定す
る。
【0022】ステップS4 エリア設定部11によって設定された複数の検出エリア
A1、A2…A8の色が判別部12にて検出され、基準
色情報として記憶部14に記憶される。
【0023】ステップS5 次に、色調(色の濃さの範囲)を設定する。即ち、同系
色の薄い色のガラス瓶Gをローラコンベア1上へ載置さ
せ、このガラス瓶Gの検出エリアA1、A2…A8内に
おける色を検出するとともに、同系色の濃い色のガラス
瓶Gをローラコンベア1上へ載置させ、このガラス瓶G
の検出エリアA1、A2…A8内における色を検出して
色調を求め、基準色情報として記憶部14へ記憶させ
る。
【0024】ステップS6 設定された検出エリアA1、A2…A8の内、例えば、
ガラス瓶Gの表面に貼られたラベルL(図4参照)、あ
るいは汚れ等によって色の検出が行えなかった検出エリ
アに対して、色の検出が行えた検出エリアの基準色情報
がコピーされる。即ち、設定することができなかった検
出エリアの基準色情報が、設定することができた検出エ
リアの基準色情報と同一にされて記憶部14へ記憶され
る。そして、上記ステップS1からステップS6によっ
て一つの色の設定が完了する。
【0025】その後、他の色のサンプルのガラス瓶Gに
ついても上記手順を行って基準外形、検出エリア及び基
準色情報を設定する。上記ティーチングモードによって
色判別装置4の設定が完了したら、切り替えスイッチを
選別モードに設定し、ローラコンベア1によって連続的
に移送されるガラス瓶Gを選別する。
【0026】(2)選別モード この選別モードにおける色判別装置4の作動を図5に示
すのフローチャート図によって説明する。まず、ローラ
コンベア1によって選別すべき複数のガラス瓶Gを連続
的に移送させる。そして、これらガラス瓶Gが、照明3
とテレビカメラ2との間に移送されると、このガラス瓶
Gが照明3によって下方より照らされ、その透過光がテ
レビカメラ2によって撮影され、テレビカメラ2から画
像信号が出力され、この画像信号が色判別装置4のエリ
ア設定部11へ入力され、ガラス瓶Gの外形(長さ、太
さ)がエリア設定部11によって求められる。
【0027】ステップS12 さらに、エリア設定部11によって、ティーチングモー
ド時に記憶部14へ記憶させたサンプルのガラス瓶Gの
外形、即ち、基準外形が引き出され、この引き出された
基準外形と選別すべきガラス瓶Gの外形とが比較され
て、その大きさの比率が求められ、この比率から検出エ
リアA1、A2…A8の大きさ及び位置が設定され、こ
の設定された検出エリアA1、A2…A8が、図6に示
すように、モニタ13に表示される。ここで、図7に示
すように、この選別すべきガラス瓶Gの外形が基準外形
と異なる場合、検出エリアA1、A2…A8の大きさ及
び位置が、比率に基づいて比例的に縮小あるいは拡大さ
れて設定される。
【0028】ステップS13 上記ステップS12にて検出エリアA1、A2…A8が
設定されると、判別部12によって、検出エリアA1、
A2…A8のそれぞれの色が検出される。
【0029】ステップS14 さらに、判別部12によって、ティーチングモード時に
記憶部14へ記憶させた基準色情報が引き出され、この
引き出された基準色情報と検出エリアA1、A2…A8
の色とが比較され、これら検出エリアA1、A2…A8
の色がどの色に属するかが判別される。
【0030】ステップS15 そして、検出エリアA1、A2…A8にて判別が行われ
て、記憶部14の基準色情報と整合が取れた検出エリア
A1、A2、A6、A7、A8がモニタ13にて点滅さ
れる(図6参照)。即ち、この点滅により、どの検出エ
リアにて色の整合が取れたかを一目で確認することがで
きるようになっている。
【0031】ここで、判別部12では、ガラス瓶Gに貼
られたラベルL、あるいは汚れ等により検出エリアA
1、A2…A8の内のいくつかが色の検出を行うことが
できなかった場合にも、検出エリアの内の一つでも色を
検出することができれば、色の検出が不能である他の検
出エリアにおいても、同一色であると判断するようにな
っている。
【0032】ステップS16 さらに、モニタ13にて、整合が取れて点滅される検出
エリアA1、A2、A6、A7、A8が、ステップS1
4にて判別された色に表示される。
【0033】上記ステップS11からステップS16ま
での作動が、ローラコンベア1によって連続的に移送さ
れるガラス瓶G毎に行われ、それぞれのガラス瓶Gが色
別に選別される。なお、上記実施例のガラス瓶選別装置
は、ガラス瓶Gの色を判別して、表示するものである
が、ガラス瓶Gの色を判別し、その判別結果に基づい
て、ガラス瓶Gをそれぞれ色毎に選別して集合させるロ
ボット等の装置を付設することにより、完全に自動化さ
れたガラス瓶選別装置とすることができる。
【0034】このように、上記実施例のガラス瓶選別装
置によれば、ローラコンベア1によって移送されるガラ
ス瓶Gをテレビカメラ2によって撮影させて、このテレ
ビカメラ2からの画像信号に基づいて、極めて容易に、
かつ迅速にそのガラス瓶Gの色を判別して、その色毎に
ガラス瓶Gを選別することができる。即ち、ガラス瓶G
を自動的に選別することができるので、多粉塵、悪臭、
高騒音といった悪環境下での作業者による作業をなくす
ことができるとともにガラス瓶Gの選別作業の効率を大
幅に向上させることができる。
【0035】また、色判別装置4のエリア設定部11が
ガラス瓶Gの外形を検出するとともに、記憶部14から
ガラス瓶Gの基準外形を引き出し、検出したガラス瓶G
の外形と、記憶部14から引き出した基準外形とを比較
して大きさの比率を求め、この求めた比率に基づいて、
ガラス瓶Gへ複数の検出エリアA1、A2…A8を設定
し、この設定した検出エリアA1、A2…A8の色を基
準色情報と比較して判別するものであるので、様々な大
きさのガラス瓶Gに対応してその選別を自動的に行うこ
とができる。
【0036】また、色判別装置4に、エリア設定部11
によって検出されたガラス瓶Gの外形を基準外形として
記憶部14へ記憶させるとともに、判別部12によって
検出された検出エリアA1、A2…A8の色及び色調を
基準色情報として記憶部14へ記憶させるティーチング
モードが設けられているので、比較対象となる基準外形
及び基準色情報を任意に設定することができる。特に、
基準色情報を任意に設定することができるので、要求に
応じて様々な種類の色のガラス瓶Gの判別を行うことが
できる。
【0037】また、複数の検出エリアA1、A2…A8
がエリア設定部11によってガラス瓶Gの長手方向へ所
定間隔をあけて設定されるので、例えば、ガラス瓶Gに
ラベルが貼り付けられていたり、汚れていたりしていた
としても、複数の検出エリアA1、A2…A8における
色の検出が全て不能となる確率が極めて低くされ、した
がって、ラベル、汚れ等による色の検出不能を大幅に少
なくすることができ、色の検出性能の高いガラス瓶選別
装置とすることができる。また、特に、ラベル等の貼ら
れる可能性が低くかつ色が濃く出るガラス瓶Gの底部
に、検出エリアA1、A2…A8の内の一つが設定され
るので、さらに検出性能を向上させることができる。
【0038】また、ローラコンベア1の下方に設けた照
明3からの光を、ガラス瓶Gを透過させてテレビカメラ
2に供給するものであるので、確実にテレビカメラ2へ
ガラス瓶Gを撮影させることができる。つまり、ガラス
瓶Gが光によって反射してテレビカメラ2による撮影に
不具合を与えるようなことがなくされる。
【0039】なお、上記実施例のガラス瓶選別装置の具
体的な構成及び構造は、実施例に限定されない。また、
エリア設定部11により設定される検出エリアの数も実
施例に限定されない。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のガラス
瓶選別装置によれば、下記の効果を得ることができる。
移送手段によって移送されるガラス瓶を画像検出手段に
よって撮影させて、この画像検出手段からの画像信号に
基づいて、極めて容易に、かつ迅速にそのガラス瓶の色
を判別して、その色毎にガラス瓶を選別することができ
る。即ち、ガラス瓶を自動的に選別することができるの
で、多粉塵、悪臭、高騒音といった悪環境下での作業者
による作業をなくすことができるとともにガラス瓶の選
別作業の効率を大幅に向上させることができる。
【0041】また、色判別手段のエリア設定部がガラス
瓶の外形を検出するとともに、記憶部からガラス瓶の基
準外形を引き出し、検出したガラス瓶の外形と、記憶部
から引き出した基準外形とを比較して大きさの比率を求
め、この求めた比率に基づいて、ガラス瓶へ複数の検出
エリアを設定し、この設定した検出エリアの色を基準色
情報と比較して判別するものであるので、様々な大きさ
のガラス瓶に対応してその選別を自動的に行うことがで
きる。
【0042】また、色判別手段に、エリア設定部によっ
て検出されたガラス瓶の外形を基準外形として記憶部へ
記憶させるとともに、判別部によって検出された検出エ
リアの色及び色調を基準色情報として記憶部へ記憶させ
るティーチングモードが設けられているので、比較対象
となる基準大きさ及び基準色情報を任意に設定すること
ができる。特に、基準色情報を任意に設定することがで
きるので、要求に応じて様々な種類の色のガラス瓶の判
別を行うことができる。
【0043】また、複数の検出エリアがエリア設定部に
よってガラス瓶の長手方向へ所定間隔をあけて設定され
るので、例えば、ガラス瓶にラベルが貼り付けられてい
たり、汚れていたりしていたとしても、複数の検出エリ
アにおける色の検出が全て不能となる確率が極めて低く
され、したがって、ラベル、汚れ等による色の検出不能
を大幅に少なくすることができ、色の検出性能の高いガ
ラス瓶選別装置とすることができる。また、特に、ラベ
ル等の貼られる可能性が低くかつ色が濃く出るガラス瓶
の底部に、検出エリアの内の一つが設定されるので、さ
らに検出性能を向上させることができる。
【0044】また、移送手段の下方に設けた照明からの
光を、ガラス瓶を透過させて画像検出手段に供給するも
のであるので、確実に画像検出手段へガラス瓶が撮影さ
れる。つまり、ガラス瓶が光によって反射して画像検出
手段による撮影に不具合を与えるようなことがなくされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のガラス瓶選別装置の構成を説
明するガラス瓶選別装置の概略構成図である。
【図2】色判別装置の構成及び機能を説明する機能ブロ
ック図である。
【図3】色判別装置のティーチングモードにおける作動
を説明するフローチャート図である。
【図4】ティーチングモードにて、モニタに映し出され
たガラス瓶の画像を説明する図である。
【図5】色判別装置の選別モードにおける作動を説明す
るフローチャート図である。
【図6】選別モードにて、モニタに映し出されたガラス
瓶の画像を説明する図である。
【図7】エリア設定部による検出エリアの設定機能を説
明する図である。
【符号の説明】
1 ローラコンベア(移送手段) 2 テレビカメラ(画像検出手段) 3 照明 4 色判別装置(色判別手段) 11 エリア設定部 12 判別部 14 記憶部 A1、A2…A8 検出エリア G ガラス瓶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 窪田 欽之 東京都江東区豊洲二丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内 (72)発明者 川瀬 晃 東京都江東区毛利1−19−10 石川島播磨 重工業株式会社江東事務所内 (72)発明者 村上 浩 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石 川島播磨重工業株式会社本社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス瓶を色別に選別するための装置で
    あって、選別対象のガラス瓶を連続的に移送する移送手
    段と、この移送手段により移送されるガラス瓶を撮影す
    る画像検出手段と、この画像検出手段からの画像信号に
    基づいて、前記ガラス瓶の色を判別する色判別手段とか
    ら構成されてなり、 該色判別手段は、ガラス瓶の外形を検出するとともに、
    ガラス瓶に色の判定箇所となる複数の検出エリアを設定
    するエリア設定部と、該エリア設定部によって設定され
    た検出エリアの色を判別する判別部と、ガラス瓶の基準
    外形及びガラス瓶に着色される複数の色及び色調からな
    る基準色情報が記憶された記憶部とを有し、 前記エリア設定部は、検出したガラス瓶の外形と前記記
    憶部に記憶された基準外形とを比較して大きさの比率を
    求め、この比率に基づいて前記検出エリアの設定位置を
    比例的に設定してなり、 前記判別部は、前記検出エリアの内の少なくとも一つの
    色を検出した際に、この検出した色が前記記憶部に記憶
    された基準色情報の内のいずれと整合しているかを判別
    してなることを特徴とするガラス瓶選別装置。
  2. 【請求項2】 前記色判別手段には、ティーチングモー
    ドが設けられてなり、このティーチングモードのとき
    に、前記画像検出手段からの画像信号に基づいて前記エ
    リア設定部が求めたガラス瓶の外形が基準外形として前
    記記憶部へ記憶され、かつ前記判別部が検出した前記検
    出エリア内の色及び色調が基準色情報として前記記憶部
    へ記憶されてなることを特徴とする請求項1記載のガラ
    ス瓶選別装置。
  3. 【請求項3】 前記エリア設定部は、前記複数の検出エ
    リアを前記ガラス瓶の長手方向へ亘って所定間隔をあけ
    て設定してなり、これら検出エリアの一つを前記ガラス
    瓶の底部に設定してなることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のガラス瓶選別装置。
  4. 【請求項4】 前記移送手段の下方には、前記画像検出
    手段と対向する位置に照明が設けられてなることを特徴
    とする請求項1、請求項2または請求項3記載のガラス
    瓶選別装置。
JP04298982A 1992-11-09 1992-11-09 ガラス瓶選別装置 Expired - Fee Related JP3082477B2 (ja)

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