JPH09178558A - 物体の色判定方法および装置 - Google Patents

物体の色判定方法および装置

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JPH09178558A
JPH09178558A JP7350190A JP35019095A JPH09178558A JP H09178558 A JPH09178558 A JP H09178558A JP 7350190 A JP7350190 A JP 7350190A JP 35019095 A JP35019095 A JP 35019095A JP H09178558 A JPH09178558 A JP H09178558A
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color
signal
image
rgb
bottle
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Application number
JP7350190A
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English (en)
Inventor
Masayuki Enomoto
雅幸 榎本
Sumihiro Ueda
澄広 上田
Yasumitsu Kurosaki
泰充 黒崎
Kazuki Ogura
一樹 小倉
Hiroyoshi Sueda
博能 末田
Kyoichi Yahagi
恭一 矢萩
Shiyunei Kamase
俊英 釜瀬
Akihiko Ikuta
明彦 生田
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象物、特に資源再生施設における回収ガラ
スびんの色を分別する色判定方法及び装置において、ガ
ラスびんの有する外乱に左右されにくく、人が感覚に基
づいて色判定基準等を設定や調整でき、より高速に信号
処理を行うことができるようにする。 【解決手段】 カラー撮像手段により対象物を撮像して
発生するRGB信号をHSI(色相・彩度・明度)信号
や色種別番号などを介して予め区分した分類に従って色
を表示する信号に変換し、画像内の対象物を含む部分に
おける統計的な出現頻度を算出して、その分布に基づい
て対象物の色を判定する。なお、RGB信号の変換をL
UT(参照表)に基づいて行うようにすることが好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物が有する色
を自動的に判定する方法と装置に関し、特に、資源再生
施設において回収された使用済みガラスびんをリサイク
ルするためびんの色を分別する工程に容易に使用できる
ような、ガラスびんの色判定方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物体の色を機械により自動的に認
識・判定する方法と装置が、いろいろな産業のいろいろ
な工程で必要とされ、種々開発されてきた。特に、使用
済みガラスびんを回収してリサイクルするときにはガラ
スに付された色により回収価値が異なるため、ガラスの
色に従って異なる工程で処理する必要がある。そこで作
業者がガラスの色を判別し手作業でびんを分別している
が作業環境は良好とは言い難くこの分別工程を機械化す
る要求が強い。この工程の機械化に欠かせない技術がガ
ラスびんの色の自動判別である。
【0003】従来、物体の色を自動的に認識・分別する
ものとして、フォトダイオードを用いた色判定センサが
多用されている。しかし、一般に用いられる色判定セン
サは、焦点位置における色を測定するものであるため対
象物が汚れていたりラベル等が貼着されたままの場合に
は判定を誤ることになる。また視野中に占める対象部分
の割合が小さくなると誤検出するため、対象物とセンサ
の距離を大きくすることができない。従って、不燃ゴミ
中から回収された状態で泥にまみれていたりラベルが剥
がされていない大小さまざまなガラスびんの色を判定す
る目的に十分適しているとはいえない。
【0004】これに代わる物体色の認識・分別方法とし
て、カラーCCDカメラの画像からRGB信号を取得し
て、RGBの値が一定の範囲に属するか、あるいはR/
BやG/Bの値を求めてこれが一定の範囲に属するかを
判断して色を判定する画像処理技術を応用したものがあ
る。ガラスびんの色判定に用いる場合は、背景照明から
の白色光がガラスびんを透過してカラーCCDカメラに
到達して形成する画像の色成分を分析して色を判定する
のが一般である。カラーCCDカメラはRGBの各成分
に対応するCCD素子を受光面にマトリックス状に配置
してRGB系の色分解フィルターを透過した光の強度を
電気信号に変換してRGBの画素ごとに蓄積するもので
ある。従って、色の判定は画像中に適当な小領域を設定
してここにおけるRGB成分を抽出し、RGB値が予め
求めた範囲に属するかを判断する方式が採用される。
【0005】このような方法によると、画像中の予め定
めた領域の位置がラベルやキャップなどにかかる場合
や、泥などで汚れている場合には測定が不能になる。そ
こで、特開平6−347422号公報には画像中に十数
カ所の小領域を設定しておき、そのどこかで正しい色が
判定できるようにしたものが開示されている。また、画
像中の一定の位置に測定領域に決めておくと対象とする
ガラスびんのサイズが異なるときには色判定に適切な位
置を測定することができなくなる。そこで、特開平5−
126761号公報にはびんのサイズを測定する手段を
備えて、その測定結果に応じて色が最もよく解る部分に
測定領域を設定し直して測定するするようにしたものが
開示されている。さらに、RGB値について比較するた
めには3個の要素について処理する必要があり、演算量
が大きくなる欠点がある。このような欠点を解消するも
のとして、特開平6−347397号公報にはびんの色
差、例えばR/BやG/Bなどの値を事前に計測してお
きガラスびんの測定値をこれと比較する方法が開示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来開発されてきた色認識・色判定装置は、画像中の対
象物の有する色情報のうち極く一部の領域における情報
しか利用しないため、異物の付着・ラベル等の存在・び
んサイズの違いなどサンプリング位置や割合などのサン
プリング状況に対応するための複雑な手段を備えるが、
それでもなお状況に左右されて誤判定が発生する可能性
は避けられない。また、心理物理色であるRGB混色系
による表現は人間が心理量として知覚する色を直接的に
表すものと異なるため、RGB混色系の表現から実際の
色を直感的に把握することができない。したがって、色
の判定にRGB信号を用いる従来装置では判断のよりど
ころである色判定基準の教示や判定する色の範囲を決め
る感度の調整を人がその感覚的判断に合致するように行
うことが難しかった。また、判定の幅を色の種類によら
ず同じ程度に設定することは難しく、色の種類によって
感度にばらつきが生じやすく、また人間がこれを調整す
ることも困難である。さらに、上記装置は画像を取り込
んだ後で画像中の物体を認識して色判定を行うため、高
速化に限界がある。
【0007】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、カラーCCDカメラの取得する画像に含まれる情報
の大部分を活用することにより、部分的な外乱に左右さ
れにくい正確な測定を可能とすることにある。また、人
間の心理量に対応する表色系による色信号処理を行うこ
とにより、人が感覚に基づいて色判定基準等を設定・調
整ができるようにして、色判定を安定に行えるようにす
ることにある。さらに、本発明が解決しようとする課題
は、より高速に信号処理を行うことにより色判定を遅滞
なく行い、ガラスびん分別工程を高速化できるようにす
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の色判定方法は、カラー撮像手段により対象
物を撮像して発生するRGB信号を対象の色を予め区分
した分類に従って表示する信号に変換し、画像内の少な
くとも対象物部分における前記分類毎の統計的な出現頻
度を算出して、その分布から対象の有する色を判定する
ことを特徴とする。また、本発明の第2の色判定方法
は、カラー撮像手段により対象を撮像して発生するRG
B信号をH(色相)信号を含むHSI(色相・彩度・明
度)の1ないし3種の信号に変換し、HSI信号の信号
種類別に予め区分した各水準ごとに少なくとも画像内の
部分における出現頻度を算出して、その分布から対象の
有する色を判定することを特徴とする。
【0009】さらに、カラー撮像手段により対象を撮像
して発生するRGB信号を予め区分した色種別番号に分
類し、該色種別番号ごとに少なくとも画像内の部分にお
ける出現頻度を算出して、その分布から対象の有する色
を判定するものであってもよい。なお、RGB信号の色
分類やHSI信号、あるいは色種別番号への変換をLU
T(参照表)に基づいて行うようにすることが好まし
い。さらに、本発明の色判定方法は、対象をガラスびん
として、色の判定基準を実際のびんを計測した結果に基
づいて作成するようにしてもよい。
【0010】上記課題を解決するため、本発明の色判定
装置は、対象物の色を検出してRGB信号を発生するカ
ラー撮像手段と、RGB信号をH信号を含むHSI信号
に変換する信号変換手段と、HもしくはHSIの各要素
別に水準を異にする区分ごとに信号の出現回数を積算す
る演算回路とを備えて、前記区分ごとの信号の出現頻度
に基づいて対象物の色を判定することを特徴とする。な
お、本発明の色判定装置は、ガラスびんを対象とし、色
の判定基準を実際のびんを計測した結果に基づいて作成
するように構成してもよい。また、色の判定基準を手動
により調整するようにすることができる。さらに、判定
された色に基づいてガラスびんの搬送経路を制御する手
段を備えるものであってよい。
【0011】本発明の色判定方法によれば、対象を2次
元カラー画像として撮像して発生するRGB信号をH
(色相)信号を含むHSI(色相・彩度・明度)信号に
変換してから色を判定するため、色判定に狂いが生じる
ときにも色信号と人の感覚色とが単純な関係を有するの
でそのずれの方向や量が直感的に理解できるから、人が
介入して色判定基準を的確に設定し直して調整すること
ができる。また、画像内に出現するH信号あるいはHS
I信号の頻度を適当な水準毎に積算して得られる分布状
態から色を判定するため、色の判定に局所的な外乱が与
える影響が小さくなりより的確な判断が得られる。例え
ば、H信号のヒストグラムを取ると、そのピーク位置が
物体の色を示すことになる。信号の頻度分布が鋭いピー
クを有しないときにも、適当な幅を有する窓を用いた移
動平均などから色を判定することが可能である。また、
背景色が画像中の大きな領域を占める場合にも、予め知
られるその背景色部分を除去して物体の色を抽出して判
断することができる。なお、標準となる物体を実際に測
定することにより判定基準を決めることも可能である。
【0012】さらに、RGB信号のH信号もしくはHS
I信号への変換をLUT(参照表)に基づいて行うよう
にすると、単に表の対照だけで変換ができるから演算時
間が著しく短縮される。また、本発明の色判定方法をガ
ラスびんに適用し、色の判定基準を実際のびんを計測し
た結果に基づいて作成するようにすると、資源リサイク
ル工程において色に基づいてガラスびんを分別する工程
に利用することができ、かつ色と色信号の対応関係を物
理的・定量的に把握しなくても、分別すべき種類毎にガ
ラスびんをいくつか抽出して測定しその種類に属する色
信号の範囲を求めることにより対象とするガラスびんを
正しく分別することが可能になる。
【0013】さらにまた、色の表示が色相あるいはさら
に彩度・明度に基づいて行われるため人間が感覚的に把
握できるから、色の判定基準を手動により調整すること
により、より妥当性の高い判定が行えるようにすること
ができる。なお、RGB信号とH信号あるいはHSI信
号への変換に加えて、変換後のH信号あるいはHSI信
号と分別すべきガラスびんの対応関係をLUT(参照
表)にまとめてこれに基づいてびんの種別を判定するよ
うにすると、見かけ上RGB信号から直接的にガラスび
んが判定できるようになるから判定演算の機能や時間の
節約が図れる。また、先の信号変換とびんの対応関係を
ひとつのLUTに合体させることにより演算を著しく簡
略化することも可能である。
【0014】本発明の色判定装置によれば、対象を2次
元カラー画像として撮像して発生するRGB信号をH信
号に変換して、画像内に出現するH信号の頻度を水準毎
に積算してその分布状態から色を判定することができ
る。H信号の頻度分布は人の知覚色と容易に結びつくの
で、人が介入して色判定基準を的確に調整することがで
きる。また画像の有する色情報を大局的に活用するの
で、色の判定に局所的な外乱の影響を排除してより的確
な判定が得られる。
【0015】また、RGB信号をHSI信号に変換する
信号変換手段を有する色判定装置によれば、色の判定を
さらに細かく実施することが可能である。また、例えば
I信号を利用して透明や白、はい色、黒など無彩色につ
いても識別が可能になる。なお、ガラスびんを対象とす
る色判定装置で色の判定基準を実際のびんを計測した結
果に基づいて作成するように構成したものは、簡単な調
整により対象とするガラスびんを正しく分別することが
可能である。さらに、判定された色に基づいてガラスび
んの搬送経路を制御する手段を備えるものによれば、資
源のリサイクル工程で回収したガラスびんを色の種類に
従ったそれぞれの工程に自動的に振り分けることが可能
となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明に係る
物体の色判別方法と装置を詳細に説明する。本発明の物
体の色判別方法と装置は、いろいろな物品の色の認識や
判定に使用することができるが、特に資源再生プラント
の自動化を進める上で障害となっていたガラスびんの分
別に使用できるような自動色判定を可能とすることを主
な目的として開発されたものである。
【0017】一般に色を表示する体系を表色系といい、
表色系には心理物理色を表示する混色系と知覚色を表示
する顕色系がある。混色系は色と色を混合することによ
り別の色が生じることを基礎としている。あらゆる色が
3つの異なる色を適当に混色することにより作り出すこ
とができることが知られており(色の3色性)、混色の
もっとも基本的な3原色は加法混色の場合がR(赤)・
G(緑)・B(青)であり、減法混色の場合がC(シア
ン)・M(マゼンタ)・Y(黄色)である。
【0018】混色系は色刺激値を定量的に取り扱うため
装置化に向いており、ディスプレイ・カラーカメラなど
の画像入出力装置は加法混色(RGB)、プリンタなど
の印刷装置等では減法混色(CMY)の混色系が用いら
れている。しかし、一般的に用いる「色」に相当する量
は例えばRGB表色系では要素間の比R:G:Bに対応
するものであるため、人間の知覚色と直感的に対応させ
ることが難しく、また表色系上の距離は心理的に感じる
色差感と大きな隔たりがある。このため、色の判定に混
色系を用いる装置は、人の介在により特定の色に対応す
るRGB信号の範囲を教示したり、色判定結果に誤謬が
あって色の判断基準を調整するときなどに、著しく困難
である。
【0019】これに対し、知覚色は物体の表面を見たと
きに人間が心理量として知覚する色のことで、顕色系と
は知覚色を色相・明るさ・鮮やかさといった心理的な色
の属性によって表現するものであり、普通は種々の着色
物体(色票)を色の属性に基づいて系統的に配列して得
た標本に照らし合わせて色を表示する。なお後記するよ
うに、R・G・Bの値を用いて演算によりこれら属性を
表現する値に変換することができる。代表的な表色系と
してマンセル表色系(HSI表色系)がある。
【0020】このように顕色系は知覚色と直結するため
色の属性を直感的につかみやすく、本発明の目的とする
ような色の識別の場合には、顕色系の方が表色系として
適している。特に人間が行っていた色の判定を機械に置
き換えるといった場合、教示や調整において人間の介在
が不可欠であり、センサが検出してRGB信号として出
力する色を人間の知覚に近い形で表現することが好まし
い。そこで本発明ではRGB信号で表現された表色系の
色信号をHSI信号で表現される顕色系の色信号に変換
してから扱うことにより、色識別装置に人間の判断能力
と近似した判断機能を持たせるようにした。
【0021】本発明の色判定方法と装置は、色の識別に
カラー画像処理技術を適用するもので、HSI変換と変
換画像の処理を主な要素とする。我々が普段用いる
「色」の種類に相当する量が色相(Hue)であり、色
の種類と色相は1対1に対応しているため、人間の知覚
と一致させることは容易である。さらに、その「色」の
鮮やかさを彩度(Saturation)と呼び、これ
が「色」の濃淡を表現する量である。また、色の明るさ
を明度(Intensity)と呼び、明暗を表現す
る。例えば赤い光源からの赤い光をスクリーンに投影し
ているときに別の白い光源からの光を重ねて投影すると
赤色が淡くなるが、これが彩度を下げることに相当し、
赤い光源の強さを小さくするとこれが明度を下げること
に相当する。
【0022】図1は本発明の核となる部分の処理の流れ
を概念的に示すブロック図である。カラーCCDカメラ
は対象物を撮像してRGBに色分解し受光した各画素ご
との輝度値として出力し、これがカメラ内あるいは画像
メモリ内のR・G・B3枚の画像プレーンのおのおのに
格納される。次に、R・G・Bの画像プレーンの画像上
同じ位置に対応する3個の画素毎に取ったR・G・Bの
信号値からH・S・Iの信号値に変換して、変換後の値
を画像メモリ内のH・S・Iからなる3枚の画像プレー
ンにそれぞれ格納する。
【0023】R・G・Bの信号値とH・S・Iの信号値
は図2に表す幾何学的関係を有する。ここで、RGB表
色系で表される任意の色はR・G・Bの座標軸を持った
3次元座標系の点p(Rp,Gp,Bp)で表される。
RGB表色系の点pで表される色の属性は、点pの原点
Oからの隔たりから求める明度Iと、座標の原点Oと点
pを結ぶ直線とR+G+B=1で表される平面が各座標
面により画されてできる正三角形rgbとの交点p’の
位置から求める色相Hと彩度Sとを用いてHSI表色系
に変換することができる。
【0024】すなわち、上記の正三角形rgbの中心を
O’、直線O’p’が正三角形rgbの辺と交わる点を
vとするとき、色相Hは赤や青といった色の種類を角度
と対応づけて角bO’p’で表すことができる。また、
彩度Sは色の鮮やかさを表すものであるが、三角形rg
bの中心に対応する色は無彩色の灰色、三角形の辺上の
点に対応する色はもっとも鮮やかな色となることから、
彩度をO’p’/O’vで表すことができる。さらに、
明度Iは(Rp+Gp+Bp)/3で表すことができ
る。上で幾何学的に説明したRGBからHSIへの変換
は下に示す変換式に基づいて行ったものと同等である。
【0025】
【数1】
【0026】なお、上記変換式に基づいてRGB信号値
から変換された後にH・S・Iの各プレーンに格納され
る値は、画素が受光するエネルギーに対応する輝度値と
異なり画像メモリのビット数に応じてスケーリングされ
た値である。例えばメモリが8ビットで構成されるもの
であれば、RGBについては256階調の輝度値となる
が、HSI変換後のH・S・I値はそれぞれ0から25
5までの値を持ち、図2でいえばその位置を相対的に規
定するものとなる。
【0027】ここで、画素毎の値を用いて変換する度に
CPUによる演算を行う代わりに、あらかじめ変換式を
用いた演算により対照表(LUT:Look Up Table)を
作成しておいて、このLUTを参照することによりHS
Iへの変換を実施することが好ましい。このような参照
表を利用したテーブル変換法は演算回路における演算処
理時間を著しく短縮するからである。上記のテーブル変
換法を利用することにより、カラーCCDカメラの画素
から順次入力するRGB信号を直接HSI信号に変換し
てその結果をH・S・Iの画像プレーンにそれぞれ格納
するように構成することも可能である。参照表を複数、
例えば4個準備しておいて、色判定基準を変更するとき
に切り替えて使用するようにすると、変更に要する時間
を短縮し、また調整の手間を省き、さらには調整時のぶ
れを排除することもできる。
【0028】次に、H・S・Iの各プレーンごとにヒス
トグラムを算出する。すなわち、プレーン中の要素毎に
それぞれH・S・I値を調べ、その出現頻度の分布を出
してヒストグラムを作成し、そのヒストグラムについて
ピークや分布状態を調べて色を判定する。このように、
ヒストグラムという統計的処理を基盤とするため物体の
持つ色情報が外乱の影響を受けにくく、頑健な計測が単
純な処理で可能である。例えば、画像中の白い背景上に
色のついた1本のびんが写っている場合、色相(H)の
ヒストグラムをとればその色に対応するところにピーク
が出現するから、びんの色はこのピーク値から簡単に判
定できる。透明ガラスや黒など無彩色を呈するガラスび
んについては色相で判定することは出来ないが、明度
(I)を加味して判定することが出来る。なお、背景が
一定の色を呈する場合にはヒストグラム中にその色に対
応する山ができるが、予め知れるこの部分を除外してび
んの色を判定すればよい。
【0029】ところで、資源回収プラントにおけるガラ
スびんの選別では、分別して回収するガラスびんの色の
種類と属性はあらかじめ決まっていると考えることがで
きる。例えば、ガラスびんの色を無色・茶・緑・黒・そ
の他の5分類に分別すれば足りる場合がある。このよう
に適当な数の分類に分別するときには、予め決められる
各分類毎にその限界を表す代表的なびんを幾つか抽出し
てそれぞれのH・S・Iのヒストグラムをとり、分布の
ピークや属性を算出して、これらから判断基準を決める
ことができる。
【0030】さらに、前述したRGB・HSI変換用の
参照表LUTに上記で求めた分類判断基準を反映させる
ようにすると、RGB信号からHSI信号に変換してび
んの種別を判定するまでを一挙に行う参照表LUTとす
ることができる。図3はこのように統合化されたLUT
を用いた演算手順を示すブロック図である。カラーCC
Dカメラから入力されるRGB信号はR・G・Bの各プ
レーンに格納されると同時に、対応画素毎に変換表(L
UT)を参照することによりHSIの値が算出され、こ
の結果からその部分のびんの色が判定されて対応するび
ん種別番号が与えられる。びん種別番号が画像全体にわ
たって算出され画像プレーンに格納される。次に、画像
プレーンに格納されたびん種別番号について画像全体に
わたる頻度を算出し、びん種別番号ヒストグラムを求
め、このヒストグラムで最も頻度の高いびん種別番号を
もってびんの色を判定する。びん種別番号により表示し
た画像はモニタテレビに表示することができ、作業者は
変換状態の適否を判断することができる。なお、びん種
別番号を画像プレーンに格納しないで、番号別のレジス
タに出現度数を直接積算して統計的演算を行うようにし
てもよい。この場合は変換結果をモニタテレビを介して
観察して変換状態を知ることができないが、メモリの節
約と演算速度の高速化が可能である。
【0031】上記のような方法によれば、一個の画像を
取得した後で画像処理して色判定対象位置を特定する工
程が省けるため、CCDカメラがガラスびんを撮像して
1枚の画像を生成し終えるとまもなくそのガラスびんの
色を識別し終えるようにすることができる。このように
統合化されたLUTを用いることにより、装置における
演算手順が整理されて演算時間と回路資源のより大きな
節約ができる。
【0032】なお、ガラスびんの色のうちもっとも支配
的な属性は色相であるから、上記H・S・IのうちH信
号について分析した結果のみに基づいて色を判定しても
用を足す場合が多い。このように1個の要素のみを対象
とすることは、精度が若干低下する場合もあるが、演算
負荷を著しく節減することができるので実用上有用であ
ることは言うまでもない。また、上記説明した方法で
は、ヒストグラムを求める前にHSI信号やびん種別番
号を画像プレーンに格納することにより、画像に対応す
る2次元情報に変換する工程を踏んでいるが、予め決め
た分類に対応するレジスタを備えて、RGB信号から変
換すると同時に信号水準に従って分類して対応するレジ
スタに加算していって、最終的なヒストグラムを直接取
得するものであってもよい。
【0033】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の色判定方法を実
現化した物体の色判定装置の一実施例に基づいて本発明
をさらに詳細に説明する。本実施例の色判定装置は、資
源回収施設におけるガラスびんの色判定を人に代わって
行う装置である。図4は、ガラスびん10を判定対象と
した、本実施例の色判別装置を用いるシステムの構成図
である。また、図5は、本実施例の色判別装置を用いる
システムの機能を表すブロック図である。本実施例の色
判別システムは、照明装置1、カラーカメラ2、色判別
装置本体3、通信用コンピュータ4、モニターテレビ5
を備える。
【0034】色判定の対象となるガラスびん10は照明
装置1とカラーカメラ2の間に配置され、照明装置1が
びん10を裏から照明してガラスを透過する光をカラー
カメラ2に投射させる。照明装置1は、色の偏りとむら
を防ぐため発光面全体にわたって均一な白色光を発生す
るものが好ましい。照明用光源としては、ハロゲン電球
を含む白熱電球やメタルハライドランプなどの放電ラン
プ、あるいは蛍光ランプなどいろいろなものが使用でき
る。蛍光灯を用いる場合は、CCDカメラが取得する映
像に蛍光灯の点滅によるむらが生じないようにするた
め、インバータ内蔵の高周波点灯管を選択することが好
ましい。なお、白色光でなく分布に偏りのある光を発生
する光源でも、対象とするガラスの種類によって、ある
いは変換式や判定基準を適当に変更することによって、
使用が可能となる。
【0035】本実施例では、カラーカメラ2として、サ
イズやコストを考慮し一般に使用されている1個のCC
Dアレイで構成されるカラーCCDカメラを採用した。
カラーカメラ2は、カメラヘッド21とカメラ制御ユニ
ット22から構成される。カメラヘッド21はレンズと
色分解フィルターとCCDアレイが組み込まれている。
レンズは必要とする視野の大きさ・対物距離等に基づい
て選定する。カメラ制御ユニット22は、カメラの感度
やホワイトバランスなどの制御をし、CCDからの信号
をRGB映像信号に変換して色判別装置本体3に伝達す
る。ホワイトバランスは実際の照明条件に合わせて行
う。カメラ制御ユニット22はカラーカメラ2の筐体中
に収納することができる。
【0036】装置本体3は、図5に示すようにLUT参
照部31、画像メモリ32、中央処理ユニット(CP
U)33、専用画像処理回路34の4枚のボードを搭載
し、外部との通信を行うための入出力ポート35を備え
ている。LUT参照部31は、任意の色抽出を可能とす
るためH・S・Iの各要素に対応した3系統のルックア
ップテーブルすなわち対照表(LUT)を4バンク保持
しており、これに基づいて画像中のある点に対応するR
GB入力を同じ点におけるH・S・Iの各要素に変換す
る。従って、保持しているテーブルの数は12個に上
る。なお、3系統の対照表を4バンク保持するのは、対
象とするガラスびんの種類や照明等、環境の変化などに
合わせて簡単に選択し切り換えて使用できるようにする
ためである。画像メモリ32は、1画面分のH・S・I
各要素の信号を格納する。
【0037】また、専用画像処理回路34は、画像メモ
リ32に記憶されたH・S・I各要素の信号を画面毎に
ヒストグラム化し、それぞれのピーク位置や分布状態を
算出し、予め決めた判定基準に照らしてガラスびんの色
を判定するヒストグラム演算・プロジェクション演算用
の専用回路である。中央処理ユニット33は、これら回
路間の信号の流れを制御し論理演算を実行するもので、
判定したびんの色に従った適当な制御信号を発生し、入
出力ポート35がこれをシーケンサ6に伝達する。な
お、入出力ポート35は作業者の操作を補助するために
必要なシーケンサ6の入出力状態を色判定装置3に伝達
する機能も果たしている。
【0038】通信用コンピュータ4は、インターフェー
ス35を介して色判定装置本体3と接続されていて、シ
ステムの作動を確認しながらソフトウエアを開発するた
めに用いるが、ソフトウエア完成後も色判別装置本体3
等に対するコマンド指令やパラメータ変更指示を行うた
めに使用することができる。また、色判定装置が分別す
るガラスびんの分類が人の感覚による判断と差がある場
合には、この通信用コンピュータ4を介して装置が準拠
する対照表を切り換えたり、感度調整を行って判断基準
を変更することができる。
【0039】モニターテレビ5はカラー表示が可能なも
ので、装置本体3と連結されておりプログラム開発時や
調整時に画像プレーンを介して取得画像やRGB・HS
Iあるいは色識別番号プレーンの内容を表示させて作業
者が処理状況を確認できるようにするために使用する。
シーケンサ7は装置本体3によって判定されたガラスび
んの色に従って適切な処理工程に分配するように予め決
められた手順でエアバルブ7を操作して搬送路制御をす
る。
【0040】以下、上記システムの動作を説明する。色
判別対象となるガラスびん10は図示しないコンベア等
の搬送手段によりカラーCCDカメラ2と照明装置1の
間に送り込まれる。照明装置1が発生する白色光がガラ
スびん10を透過し、ガラスの色に対応する色成分の光
がカラーCCDカメラ2に入射する。カラーCCDカメ
ラ2はこの透過光をレンズで収束してCCD面に結像さ
せる。CCD面上にはRGB色分解フィルターが構成さ
れており、結像した光線はこの色分解フィルターを通し
て色分解し、各色毎の光の強弱に対応する電荷がCCD
の各画素に蓄積される。結局、CCD面にはRGB3色
毎に分解されたガラスびんの映像が3枚形成されること
になる。カメラ制御ユニット22はこの3枚の色分解映
像として蓄積された電荷を対応する画素毎に順次読み出
しNTSC信号として送出する。NTSC信号はカラー
画像処理装置3に供給され、ここでRGBの輝度信号に
デコードされる。RGB輝度信号はLUT参照部31に
入力され、LUTに基づいたRGB・HSI変換が施さ
れて画像メモリ32にHSI画像として格納される。
【0041】次に、専用画像処理回路34がH・S・I
それぞれの成分について適当に分割された水準毎に画面
中に出現する回数を積算してヒストグラムを算出する。
この演算は専用画像処理回路34に搭載された専用ハー
ドウエアによって高速に実施される。ヒストグラムと
は、横軸に色相値や彩度等の属性、縦軸に画素数をプロ
ットした頻度グラフをいう。このようにして取得したヒ
ストグラムを観察すると、画面内の色相や彩度の統計量
分布状態が明らかになるので、分別しようとする色につ
いての測定値に基づいて予め定めた判断基準に則って、
対象とするガラスびんの色を判定することができる。
【0042】対象のガラスびんが画面全体を占める場合
には、そのびんの色に対応する色成分一色になるので色
の判定は容易である。びんの汚れ部分や貼付されたラベ
ルなどがある場合には透過照明により暗黒色として現れ
るが、色成分の分布割合はガラスを透過する光に基づく
ものが圧倒するため判定に困難は少ない。これは、統計
量に基づいて判断する利点である。また、背景部分が存
在してガラスびんの部分が小さい場合にも、背景色が呈
するH・S・I成分の分布状態は予め知ることができる
から、この部分を除いて判断することにより的確な色判
定ができる。
【0043】単純な場合には、ヒストグラム中に出現す
るピークの位置に基づいてガラスの色を決めれば足り
る。しかし、回収したびんのガラスは同系統の色といえ
どもかなりのばらつきを有するので、分別許容範囲を適
切に決めておくことが好ましい。簡単に判定基準を決め
る方法として、同じ色として扱える範囲内に属するガラ
スびんを適当数集めて、それぞれを本発明の色判定装置
にかけてH・S・Iの各ヒストグラムを取得し、そのピ
ーク位置の出現範囲をその色に属するか否かを決める限
界とする方法がある。この方法によれば、色を定量的に
扱う手間を省き、誰でも経験的実証的に判定基準を定め
ることができる。
【0044】さらに、ガラスびんの色を必要な種類に分
類してびん種別番号何番という風に番号付けし、取得し
た画像における画素のRGB信号からその画素が示すび
ん種別番号を判定するようにすることができる。このR
GB信号からびん種別番号への変換表は、HSI信号を
介在させるようにしたものであれば、人が測定結果を見
て容易に調整することができる。こうして定めた変換表
は、見かけ上RGB信号とびん種別番号を直接的に関連
づけたものと同然である。このような参照表を用いて画
素毎にLUT変換した値をびん種別番号プレーンに格納
する。このRGB信号・びん種別変換用LUTを適切に
作成することができれば、びん種別番号画像への変換は
画像取り込みと並行して実施することが可能である。次
に、この2次元プレーンについてヒストグラム演算を行
い、最も多く出現したびん種別番号に基づいてびんの色
を決定することで画像中のびんの種別を容易に判定する
ことができる。
【0045】このように、RGB・びん種別番号変換用
LUTを用いた方法は判定にかかる演算資源と判定時間
を著しく節減する。本手法の採用により、画像取り込み
からびん種別判定まで40msec以下という高速計測
が可能となった。なお、RGB信号を変換して求めた信
号を画像プレーンに格納しないで、そのまま分類に対応
するレジスタに出現回数を積算していって、最終的なヒ
ストグラムを直接取得するものであってもよいことはい
うまでもない。
【0046】上記装置による判定が人の判定と差異があ
る場合には、判定基準となっているH・S・Iの分別範
囲を人の感覚に合うように調整することができる。例え
ば現在「他の色」と判定するあるガラス色を「緑色」と
判定するように変更したいと考えるときは、判定境界の
H・S・I各値を少し移動して緑色の範囲を大きくすれ
ばよい。人の感じる色覚と顕色系の表色値とは直接的に
対応がとれているのでこのような調整が楽にできること
が、本発明の色判別装置の特徴の一つである。また、色
の種類を特に問題にする場合には、H・S・Iの3要素
を全て考慮する代わりに、色相値Hのみを対象とすれば
足りることがある。このようなときには、RGB信号を
H信号に変換して画面全体についてヒストグラムをとっ
て色を判定するように構成すれば、装置の簡略が図れる
ので、経済的に有用である。
【0047】次に、判定したびんの色あるいはびん種別
番号に対応する制御信号を入出力ポート35から出力
し、シーケンサ6に送出する。シーケンサ6はエアノズ
ル7の開閉を制御して搬送路を切り替え、ガラスの色種
別毎に決まる適切な処理工程に回収したガラスびんを搬
送する。
【0048】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明により、従
来、人の色覚を利用して手作業によって行っていた対象
物品の色判別を、判断基準の設定や調整を人が介在して
人の感覚に沿って行える装置により自動的に実施できる
ようになった。また、色判定は極めて高速に行うことが
できる。従って、特に資源回収施設におけるガラスびん
の色判別工程に導入することにより、色に従ったガラス
びんの仕訳を自動的に行うことが可能となり、資源回収
施設におけるより効率的なガラスリサイクルが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の色判定方法を説明するブロック図であ
る。
【図2】本発明の色判定方法に用いる信号変換の関係を
説明する図面である。
【図3】本発明の別の色判定方法を説明するブロック図
である。
【図4】本発明の実施例における色判別装置を用いるシ
ステムの構成図である。
【図5】本実施例の色判別装置を用いるシステムの動作
を表すブロック図である。
【符号の説明】
1 照明装置 2 カラーカメラ 3 色判別装置本体 4 通信用コンピュータ 5 モニターテレビ 6 シーケンサ 7 エアノズル 10 ガラスびん
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒崎 泰充 千葉県野田市二ツ塚118番地 川崎重工業 株式会社野田工場内 (72)発明者 小倉 一樹 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 末田 博能 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重工 業株式会社八千代工場内 (72)発明者 矢萩 恭一 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重工 業株式会社八千代工場内 (72)発明者 釜瀬 俊英 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重工 業株式会社八千代工場内 (72)発明者 生田 明彦 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重工 業株式会社八千代工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー撮像手段により対象物を撮像して
    発生するRGB信号を対象の色を予め区分した分類に従
    って表示する信号に変換し、画像内の少なくとも対象物
    部分における前記分類毎の統計的な出現頻度を算出し
    て、その分布から対象の有する色を判定する色判定方
    法。
  2. 【請求項2】 カラー撮像手段により対象を撮像して発
    生するRGB信号をH(色相)信号を含むHSI(色相
    ・彩度・明度)の1ないし3種の信号に変換し、H信号
    もしくはHSI信号の信号種類別に予め区分した水準ご
    とに少なくとも画像内の部分における出現頻度を算出し
    て、その分布から対象の有する色を判定する色判定方
    法。
  3. 【請求項3】 カラー撮像手段により対象を撮像して発
    生するRGB信号を予め区分した色種別番号に分類し、
    該色種別番号ごとに少なくとも画像内の部分における出
    現頻度を算出して、その分布から対象の有する色を判定
    する色判定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の色
    判定方法において、前記RGB信号の変換を予め準備さ
    れるLUT(参照表)に基づいて行うことを特徴とする
    色判定方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の色
    判定方法において、前記対象がガラスびんであって、色
    の判定基準を実際のびんを計測した結果に基づいて作成
    することを特徴とするガラスびんの色判定方法。
  6. 【請求項6】 対象物の色を検出してRGB信号を発生
    するカラー撮像手段と、RGB信号をH(色相)信号を
    含むHSI(色相・彩度・明度)信号に変換する信号変
    換手段と、HSIの各要素別に水準を異にする区分ごと
    に信号の出現回数を積算する演算回路とを備えて、前記
    区分ごとの信号の出現頻度に基づいて対象物の色を判定
    する色判定装置。
  7. 【請求項7】 対象物の色を検出してRGB信号を発生
    するカラー撮像手段と、RGB信号をH(色相)信号に
    変換する信号変換手段と、H信号の水準を異にする区分
    ごとに信号の出現回数を積算する演算回路とを備えて、
    前記区分ごとの信号の出現頻度に基づいて対象物の色を
    判定する色判定装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の色判定装置にお
    いて、前記対象物がガラスびんであって、色の判定基準
    を実際のびんを計測した結果に基づいて作成することを
    特徴とする色判定装置。
  9. 【請求項9】 請求項6ないし8のいずれかに記載の色
    判定装置において、さらに、色の判定基準を手動により
    調整する手段を備えることを特徴とする色判定装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載の色判定装置に
    おいて、さらに、判定された色に基づいてガラスびんの
    搬送経路を制御する手段を備えることを特徴とする色判
    定装置。
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