JPH0796254A - ガラスびんの色分別方法 - Google Patents

ガラスびんの色分別方法

Info

Publication number
JPH0796254A
JPH0796254A JP24085593A JP24085593A JPH0796254A JP H0796254 A JPH0796254 A JP H0796254A JP 24085593 A JP24085593 A JP 24085593A JP 24085593 A JP24085593 A JP 24085593A JP H0796254 A JPH0796254 A JP H0796254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
light
area
bottle
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP24085593A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Onishi
巍 大西
Yoshikazu Akaizawa
義和 赤井沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP24085593A priority Critical patent/JPH0796254A/ja
Publication of JPH0796254A publication Critical patent/JPH0796254A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Sorting Of Articles (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラスびんの色判別が自動的にできる方法を
提供する。 【構成】 光源1と光分布を均一にする光拡散板2、び
ん検出センサ6、びんの透過光の像を撮るCCDカメラ
4及びびん画像情報を処理する画像処理装置5とを備
え、同画像処理装置5は、画像を多くの小領域に区分
し、各領域毎の輝度と、光拡散板2のR(赤),G
(緑),B(青)成分との違いから色判定を行なう小領
域を選定し、同領域のR,G,B成分から色の判別を行
なうことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビールや飲料などの工場
におけるびん品質管理のための検査機としても適用でき
る、資源ごみとして回収されるガラスびんの色を自動的
に判別する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】資源ごみとして回収されるガラスびん
は、多くの場合各自治体の資源化センターで何種かの色
に分類され、カレット業者に引き渡されて再びガラスの
原料として利用される。回収びんは汚れ、破損、キャッ
プの着脱、ラベルの付き方などの状態が複雑であり、ま
た大きさもまちまちであるため、色分別作業は検査員の
目視により行なわれており、自動的に色分けする装置は
従来は実用化されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】回収びんの色分別を自
動的に行なおうとする場合、色を判定する領域は、ラベ
ル、汚れ、キャップなどのガラスの透過光を遮る部分や
ガラスのレンズ効果により、著しく暗い部分、若しくは
明るい部分などを避ける必要がある。また透明に近い薄
青、薄緑のびんでは、背影光に近い明るさの領域では、
本来の特徴色が消滅して背影光と同じR(赤),G
(緑),B(青)成分が現われ、透明びんとの区別が困
難となることが多い。びんの特徴色がそのまま現われて
いる部分のR,G,B成分を測定すれば、びん色の分別
は現状のCCDカメラと色画像処理技術を利用すること
により、比較的容易に自動化できる。しかし汚れやラベ
ルなどによる外乱を受けるガラス部位を識別することは
これまでの技術では困難で、このため回収びんの色分別
は人手に依って行なわれてきた。本発明は前記従来の問
題を解決しようとするもので、ガラスびんの透過画像か
ら色判定を行なうために最も適切なびんの領域を選定
し、このR,G,B成分から色を判別するようにしたガ
ラスびんの色分別方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、光源
と光分布を均一にする光拡散板、びん検出センサ、びん
の透過光の像を撮るCCDカメラ及びびん画像情報を処
理する画像処理装置とを備え、同画像処理装置は、画像
を多くの小領域に区分し、各領域毎の輝度と、光拡散板
のR(赤),G(緑),B(青)成分との違いから色判
定を行なう小領域を選定し、同領域のR,G,B成分か
ら色の判別を行なうようにしてなるもので、これを課題
解決のための手段とするものである。
【0005】
【作用】CCDカメラの画像上では光拡散板はほぼ一様
な明るさとR,G,B成分をもつが、一方びんの透過光
は一般に光拡散板より暗く、R,G,B成分も異なるた
め、画像を分割し小領域に区分して、この領域毎の明る
さ(輝度)と、R,G,B成分を光拡散板と比較するこ
とにより、同領域がびん透過光であるか否かが判別でき
る。またこれら小領域の明るさのヒストグラムをとれ
ば、ラベルがあれば暗い部分に頻度の高いピークが現わ
れ、ガラスのレンズ効果により生ずる極端に明るい部分
は、ヒストグラム上の明るい領域上の端部に位置する。
このようなヒストグラム上の暗い部分や、極端に明るい
部分を除いた比較的なだらかなピーク近傍は、純粋なガ
ラスの色特徴を表わす領域となる可能性が大きい。従っ
てガラス領域上の分割された小領域の明るさ、色合い
(R,G,B成分の割合)、明るさのヒストグラムの3
種類の情報により、該当する最も色特徴が保存されたラ
ベルや汚れ、レンズ効果などを回避する小領域が選定さ
れるため、この領域のR,G,B成分から正確な色判定
をすることができる。
【0006】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1は本発明の実施例を示し、1は光源、2は光拡
散板、3は検査びん、4はCCDカメラ、5は画像処理
装置である。6はびん検出センサで、通常反射光や透過
光の光量変化から物体の有無を検出する光センサであ
る。また光拡散板2は半透明のアクリル板で、光源1の
光分布を均一化させるためのものであり、光源1には画
像処理用の高周波螢光燈などが利用される。CCDカメ
ラ4は検査びん3の透過光を撮影して、画像処理装置5
で色判別を行なう。ところで図3は光拡散板2と典型的
な各種の色のびんの輝度pの頻度分布を示したものであ
る。ここで輝度pは、例えばp={r2 +g2 +b2
1/2 (r,g,bはそれぞれ対象とする領域の平均的な
R,G,B成分の輝度)などにより定量化できる。
【0007】図4は典型的な各種の色のびんの色合いの
違いdに対するガラス像領域の頻度分布を示したもの
で、ここでdは例えば
【数1】 などにより定量化でき、dが大きいほど色合いの違いが
大きくなる。色合いの違いdは
【数2】 により定義すれば
【数3】 但し添字0は光拡散板2を表わし、r0 ,g0 ,b0
平均的なR,G,B成分の大きさ、p0 はその明るさを
表わす。CCDカメラ4の映像を小領域に区分し、各区
分のp,dを求めてそれぞれ図3(a) のhB と図4のh
D0〔光拡散板の色合いの違い(バラツキ)の頻度分布〕
が零に近い小領域を選定すれば、これらの領域は画像上
で物体の存在する領域となる。
【0008】一方ガラスびんの領域の輝度分布から、例
えば図3(b)(c)のように暗い部分のピークはラベルやキ
ャップなどによる光量の小さい部分であることが推定で
きる。また極端に明るい部分は、レンズ効果による極端
に明るい部分を含む可能性がある。故にびんの透過とし
て色判定に適切である可能性は、図3のhT (p) のよう
に表現できる。ここでhT
【数4】 の写像であり、一種のファジィ集合を表わす。また最も
色判定に適切な領域は、Bを光拡散板2の明るさを示す
集合、Dを光拡散板2との色合いの違いがある集合、T
をびん透過光の集合(何れもファジィ集合)とすれば、
【数5】 具体的には各小領域毎にp,dを求めてhT (p) を決
め、
【数6】
【0009】このようにして求めた色判定領域の(r,
g,b)から、例えばgが大きければ緑、r,g,bが
ほぼ均一ならば透明、g,rが大きければ茶などの色の
判別がなされる。以上のような手順によれば、簡単なア
ルゴリズムと演算で色判定ができるから、高速、かつ正
確な回収びんの色判定がなされ、実験例ではサンプル約
1000本のびんについて判別びんの純度、即ち 透明 100% 茶色 95% 緑色 96% 黒色 100% が得られ、分別びんは十分に再生びんの原料として利用
できることが確認されている。
【0010】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明によれ
ば、簡単なシステム構成にて、かつ簡単なアルゴリズム
と演算処理にて、ノイズの多い部分を回避したガラス透
過光の領域を選定して色判定を行なうため、低コスト
で、かつ精度の高い回収びんの自動色判別器が提供で
き、有用な経済的、技術的効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るガラスびんの色分別方法
のシステム図である。
【図2】びん画像の分割の1例を示す説明図である。
【図3】光拡散板と各種びんの輝度分布を示す説明図で
ある。
【図4】各種びんにおける色合いの違いの分布を示す説
明図である。
【図5】光拡散板とは異なる領域Bと、光拡散板との色
合いが異なる領域Dを示すファジィ集合を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 光源 2 光拡散板 3 検査びん 4 CCDカメラ 5 画像処理装置 6 びん検出センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と光分布を均一にする光拡散板、び
    ん検出センサ、びんの透過光の像を撮るCCDカメラ及
    びびん画像情報を処理する画像処理装置とを備え、同画
    像処理装置は、画像を多くの小領域に区分し、各領域毎
    の輝度と、光拡散板のR(赤),G(緑),B(青)成
    分との違いから色判定を行なう小領域を選定し、同領域
    のR,G,B成分から色の判別を行なうことを特徴とす
    るガラスびんの色分別方法。
JP24085593A 1993-09-28 1993-09-28 ガラスびんの色分別方法 Withdrawn JPH0796254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24085593A JPH0796254A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 ガラスびんの色分別方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24085593A JPH0796254A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 ガラスびんの色分別方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0796254A true JPH0796254A (ja) 1995-04-11

Family

ID=17065717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24085593A Withdrawn JPH0796254A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 ガラスびんの色分別方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0796254A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011167642A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Npo Hiroshima Junkangata Shakai Suishin Kiko 透明容器の識別方法
CN102615055A (zh) * 2012-03-29 2012-08-01 安徽捷迅光电技术有限公司 具有蓝光的背光板
JP2021127159A (ja) * 2020-02-14 2021-09-02 富士電機株式会社 飲料供給装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011167642A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Npo Hiroshima Junkangata Shakai Suishin Kiko 透明容器の識別方法
CN102615055A (zh) * 2012-03-29 2012-08-01 安徽捷迅光电技术有限公司 具有蓝光的背光板
JP2021127159A (ja) * 2020-02-14 2021-09-02 富士電機株式会社 飲料供給装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3820348B2 (ja) 搬送される対象物における散乱する材料、汚れおよびその他の欠陥を識別するための方法
US7283227B2 (en) Oblique transmission illumination inspection system and method for inspecting a glass sheet
JPH0796254A (ja) ガラスびんの色分別方法
JPH06208017A (ja) カラーフィルターの欠陥検査方法および欠陥検査装置
JP4184511B2 (ja) 金属試料表面の欠陥検査方法及び装置
CN111238777A (zh) 一种基于深度学习的显示屏点亮缺陷检测方法
JPH04238592A (ja) 結束棒鋼自動検数装置
JP3082477B2 (ja) ガラス瓶選別装置
JPH05126761A (ja) 空びん分別装置
JPH07113758A (ja) 外観検査装置における2値化算出方式
JP4212904B2 (ja) 透明体上のピンホール欠点および汚れ欠点を検出する方法および装置
JP4036048B2 (ja) 欠陥識別方法
JP2000055824A (ja) 穴のある平面プレートの傷検査装置
JPS6232345A (ja) 欠点検出装置
JPH10206341A (ja) 非金属介在物測定における異物検出装置
JPH0781962B2 (ja) 異物検出方法
JP2000088765A (ja) 平面の傷検査装置
JP4083414B2 (ja) 容器の付属物有無判定方法
JP3449469B2 (ja) 色・形状識別方法及び装置
JPH11138109A (ja) ガラスびん選別装置
JPH0949782A (ja) カラーフィルタの欠陥検出装置
JPH10221041A (ja) 欠陥検査方法
JP3400112B2 (ja) ガラス品種の判別方法及び装置
JPH07110262A (ja) びん自動色選別方法及び装置
CN115661056A (zh) 一种轮胎外观缺陷识别系统及方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001128