JPH06142513A - 水素化用触媒とその製造方法及び水素化方法 - Google Patents

水素化用触媒とその製造方法及び水素化方法

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JPH06142513A
JPH06142513A JP4298512A JP29851292A JPH06142513A JP H06142513 A JPH06142513 A JP H06142513A JP 4298512 A JP4298512 A JP 4298512A JP 29851292 A JP29851292 A JP 29851292A JP H06142513 A JPH06142513 A JP H06142513A
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大気圧反応において、CO2を水素化する触
媒とその製造方法及びメタンを選択的に製造する方法を
提供すること。 【構成】 CO2とH2を、無機酸化物よりなる多孔質担
体にロジウムが担持され、該ロジウムの(111)面が
露出している触媒の存在下、反応開始温度を200〜5
50℃、反応圧力を大気圧として反応させて、CO2
水素化すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規の水素化用触媒及
びその製造方法、並びにCO2と水素を触媒の存在下で
比較的低い温度及び大気圧条件下で反応させることによ
りメタンを選択的に製造する水素化方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】CO2の接触水素化により炭化水素を製
造する方法は、これまでいくつか検討されている。例え
ば、鉄−グラファイト層間化合物を触媒としてメタン及
びエタンを製造する方法(特開昭53−74502号公
報)、銅及び亜鉛等の金属又は金属化合物と結晶性アル
ミノシリケートとの混合物を触媒として炭素数2〜5の
範囲の炭化水素を製造する方法(特開平1−19063
8号公報)、Cu70Zr30、Ni64Zr36またはPd25
Zr75の微結晶ないし無定形のジルコニウム含有合金か
らなる触媒による方法(特開昭63−152332公
報)、炭化水素や含酸素炭化水素を製造するフィッシャ
ートロプシュ合成法などがある。またCuO−ZnO−
Cr23−Al23からなる触媒によるメタノール合成
方法がある(特開平4−122446公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述の方法にお
いては以下の問題点を有する。すなわち、特開昭53−
74502号公報記載の方法および特開平1−1906
38号公報記載の方法においては、副生成物であるCO
が炭化水素と同量かそれ以上大量に生成する。またフィ
ッシャートロプシュ合成法においては、炭素数1から5
0程度までの幅広い炭化水素類が得られ、特定の炭化水
素を高選択的に合成することは難しい。特開昭63−1
52332号公報及び特開平4−122446号公報の
方法においては、大気圧より高い圧力での反応のため、
耐圧特殊容器が必要とされ、かつメタノール収率は10
%以下である。
【0004】本発明の目的は、大気圧の反応圧力と20
0〜550℃の反応温度で、CO2と水素を反応させる
ことによりメタンを製造する水素化方法、及び係るメタ
ン製造に使用するのに好敵な水素化用触媒及びその製造
方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る水素化用触
媒は、ロジウムを無機酸化物よりなる多孔質担体に担持
したものであり、該ロジウムは微粒子であり、結晶性が
高く、(111)面が表面露出している特徴を持つ。担
体として、アルミナ、チタニア、ジルコニア、ニオビ
ア、ゼオライト、シリカ等が挙げられる。
【0006】一般に、活性金属の表面に露出した結晶面
により反応性は異なる。従って、触媒が高い能力を示す
ためには、反応性の高い特定な面だけが露出しているこ
とが望ましい。また、前記特定面が表面に露出した微粒
子が担体上に高分散している程、微粒子と反応ガスとの
接触表面積が広くなるため、反応性は向上する。
【0007】CO2の水素化によりメタンが生成する素
反応は、次式で示される。 CO2+H2=CO+H2O :逆シフト反応 (1.1) CO+3H2=CH4+H2O :COメタン化反応 (1.2) メタン製造能力の高い触媒には、反応中間体であるCO
を気相に放出させることなく(1.2)式を完了させる
ことが必要である。
【0008】ロジウムをγ−アルミナとχ−アルミナの
少なくとも一方とする担体に担持させた触媒は以下の特
徴を持つ。 (i)水素の脱離は200℃以上で始まり、300℃と
450℃に脱離ピークを持ち、かつCOの脱離は300
℃以上で始まる。 (ii)触媒金属の担持率を2%とし、反応温度を300
℃、反応圧力を大気圧、空間速度を5000h~1とした
とき、CO2に対する水素のモル比が2より小さくなる
と、COへの選択率が1%より高くなる。 上記(i)の特徴により、高温度領域(400℃以上)
においても水素を触媒表面上に保持できる。また、CO
の触媒表面からの脱離は、300℃以上で次第に起こる
ことから、高温度領域においてもCOの生成が抑制でき
る。メタン生成のための水素がCO2に対して量論的不
足状態になっても、メタンが選択的に生成する((ii)
の特徴)。従って、前記Rh触媒を用いると、(1.
2)式の反応は(1.1)式より早く、COの生成を伴
わずにメタンを得られる。
【0009】本発明で使用される水素化用触媒の調製法
は次の通りである。 (1)三塩化ロジウム三水和物結晶を出発原料とし、前
記結晶を溶解した水溶液を作る。 (2)前記水溶液を無機酸化物よりなる多孔質担体に含
浸する。 (3)前記水溶液を含浸させた担体を加熱して水分を除
去する。 (4)その後、水素中で加熱処理して塩化ロジウムから
ロジウムに還元し、ロジウムの(111)面を露出させ
る。 上記(3)において、大気中500℃で2時間焼成する
ことが望ましい。また、(4)の還元処理は、大気圧
下、水素100%気流中、400〜500℃で行うこと
が望ましい。さらに、メタンを製造するための担体とし
てはγ−アルミナとχ−アルミナの少なくとも一方とす
ることが望ましい。
【0010】本発明による触媒は、固定床、流動床、移
動床のいずれの反応方式においても用いることができ
る。また、本発明はCO2のみならず、水素により接触
還元することが可能な反応物全てに適応する。
【0011】CO2とH2を、前記水素化用触媒の存在下
で、水素化してCO2の転換率を80%以上、メタン選
択率を90%以上とする方法において好ましい操作条件
は、ロジウムの担持率を0.4〜2.0%とし、反応開
始温度を260〜550℃、反応圧力を大気圧、CO2
対水素のモル比(水素/CO2)を少なくとも4とし、
空間速度を57000h~1以下とすることである。な
お、触媒は一度水素還元を行えば、反応を行う前に再び
還元操作による再生処理を行う必要性は必ずしもない。
【0012】また、Rhの担持率が0.5重量%以下に
なるとCO2転換率が減少する。これはCO2および水素
が吸着できる活性点が不足するためと考えられる。これ
の解決法として、まず、水素とCO2およびCOを別々
に吸着する2成分系触媒が挙げられる。つまり、水素吸
着能力が高いRhに、CO2およびCOを選択的に吸着
する第2成分金属を加えた2成分系触媒とする。さら
に、ロジウムと第2成分金属間にイオン結合性を起こさ
せることが挙げられる。イオン結合の結果、ロジウムを
正電荷、第2成分金属を負電荷とすると、CO2のCは
正電荷を帯ているため、CO2は第2成分金属に吸着し
やすくなり、最初の効果をさらに高めることになる。イ
オン結合性は電気陰性度の差が大きい程強くなる。以上
のことから、第2成分金属として、マンガンが挙げられ
る。触媒の混合割合は、アルミナ担体を100重量%と
するとき、担持される金属の重量比を マンガン 0.01〜0.7重量%、 ロジウム 0.1 〜0.5重量%、 とするのが望ましい。このようにして得られた触媒に、
CO2とH2を接触させることにより、選択的にメタンが
得られる。CO2とH2の混合割合(H2/CO2比)はモ
ル比で2〜4の範囲が好ましい。反応は大気圧下で行わ
れ、反応温度は200〜600℃である。
【0013】
【作用】本発明における触媒は、CO2を水素化する新
規触媒に関するものであり、この触媒により以下の作用
が発現する。 反応開始温度200〜550℃において、CO2
らCOの生成を低減し、CO2からメタンを選択的に生
成することができる。 大気圧において、高いCO2転換率とメタンへの選
択率があることから、CO2の水素化のために必要な熱
エネルギ−利用効率を向上することができる。 本使用法により、大気圧において高いCO2の転換
率と高いメタン選択性があることから、CO2の水素化
のための複数の反応装置を用いる必要がなく装置全体を
コンパクトにすることが可能である。 本触媒により製造されるメタンは気体のため、反応
により必ず生成する液体成分である水との複雑な分離操
作を行なう必要がないことから、反応装置全体を簡略化
することが可能である。 本使用法により、大気圧において高いCO2の転換
率と高いメタン選択性があることから、副生成物COの
有効利用や廃棄処分といった問題がほとんど生じない。 上記〜の作用により、消費エネルギ−コストや
建設費の低減または削除が可能となり、高い経済性が生
み出される。
【0014】 マンガンとの2成分系の場合は、高価
なロジウムの使用量を低減することで、反応装置全体の
経済性が向上することが可能である。
【0015】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例によって制限されるも
のではない。
【0016】実施例1 (1)触媒の調製 活性アルミナ100重量(wt)部に対して、ロジウム
(Rh):2wt%を含有する、Rh−活性アルミナ触
媒を次のように調製した。3塩化ロジウム3水和物(R
hCl3・3H2O)の結晶0.51gに蒸留水9gを加
え結晶を完全に溶かす。10〜20メッシュ(1〜2m
m)に整粒された粒状活性アルミナ10gに、Rh溶液
を含浸させた後、空気中500℃で2時間焼成した。続
いて、室温まで自然冷却することでRh−活性アルミナ
触媒を得た。上記方法に従い、Rhを0.1〜2wt%
含有する、Rh−活性アルミナ触媒を調製した。
【0017】(2)触媒の物性 実施例1に従い調製されたRh(2wt%含有)−活性
アルミナ触媒を用いて、高分解透過型電子顕微鏡で観察
を行った結果、ロジウム粒子の原子間隔はいずれも2.
5Åであり、Rh(111)面が露出していた。この粒
子のエネルギ−分散形X線分光測定による成分分析を行
った結果を図6に示す。微粒子はRhであることが確認
された。さらに、この微粒子の電子線回折像を観察する
と、結晶性が高いことを示す回折像が得られた。触媒の
全体象は、粒径8nm以下のRh微粒子が担体上に高分
散しているものであった。
【0018】実施例2 実施例1に従い調製されたRh(2wt%含有)−活性
アルミナ触媒を用いて、粉末X線回折測定を行った。そ
の結果を図7に示す。アルミナはガンマ(γ)とカイ
(χ)の結晶構造を持つことが分かる。
【0019】実施例3 実施例1に従い調製された2wt%含有Rh−活性アル
ミナ触媒3cm3を、インコネル製反応管に充填した。
これを、水素気流中、電気炉により外から加熱し、40
0℃で2時間処理した後、反応開始温度200〜550
℃、常圧において、H2/CO2がモル比で4の水素とC
2の混合ガスを、空間速度18800h~1で流通さ
せ、反応を行なった。以上の操作により得られた反応生
成物ならびに未反応物はガスクロマトグラフにより分析
した。生成物はメタン(CH4)及び/またはCOであ
った。なお、CO2転換率は、 CO2転換率[%]= (反応前CO2濃度−反応後CO2濃度)/反応前CO2濃度×100 (1.3) と定義する。また、CH4及び/またはCOへの選択率を、 CH4(CO)への選択率[%]= CH4(CO)の濃度/(CH4の濃度+COの濃度)×100 (1.4) と定義する。以下、特に指定が無いかぎり反応生成物は
CH4及び/またはCOであり、(1.4)式を用い
る。その結果を図1に示す。
【0020】実施例4 実施例1に従い調製されたRh(2wt%含有)−活性
アルミナ触媒を用いて、反応温度;200〜550℃、
反応圧力;大気圧、H2/CO2がモル比で4の水素とC
2の混合ガス、空間速度;18800〜150000
h~1の条件で反応を行った。その結果を図2に示す。
【0021】実施例5 実施例1に従い調製されたRh(2wt%含有)−活性
アルミナ触媒を用いて、反応開始温度;200〜550
℃、反応圧力;大気圧、H2/CO2がモル比で1〜4の
水素とCO2の混合ガス、空間速度;50000h~1
条件で反応を行った。その結果を図3に示す。
【0022】実施例6 実施例1において調製されたRh(0.14wt%含
有)−活性アルミナ触媒を用いて、反応温度;340
℃、反応圧力;大気圧、H2/CO2がモル比で4の水素
とCO2の混合ガス、空間速度;20000〜5600
0h~1の条件で反応を行った。その結果を図4に示す。
【0023】実施例7 実施例1に従い調製されたRh(2wt%含有)−活性
アルミナ触媒を用いて、吸着水素及びCOの昇温脱離測
定を行った。その結果を図5に示す。
【0024】実施例8 (1)触媒の調製 活性アルミナ100重量部に対して、Rh:0.3wt
%、Mn:0.5wt%を含有する、Mn−Rh−活性
アルミナ触媒を次のように調製した。塩化マンガン4水
和物の結晶0.09gに蒸留水3gを加え結晶を完全溶
解させる。これを10〜20メッシュ(1〜2mm)に
整粒された粒状活性アルミナ5gに含浸させた後、空気
中500℃で2時間焼成した。続いて、室温まで自然冷
却塩化させる。これに、ロジウム3水和物の結晶0.0
4gに蒸留水3gを加えた水溶液を含浸させた後、空気
中500℃で2時間焼成した。続いて、室温まで自然冷
却することでMn−Rh−活性アルミナ触媒を得た。
【0025】(2)反応 上記Mn−Rh−活性アルミナ触媒3cm2を、インコ
ネル製反応管に充填した。これを、水素気流中、電気炉
により外から加熱し、400℃で2時間処理した後、電
気炉の温度を200〜400℃とし、大気圧において、
4モルの水素と1モルのCO2から成る混合ガスを空間
速度18800h~1で流通させ、反応を行なった。以上
の操作により得られた反応生成物ならびに未反応物はガ
スクロマトグラフにより分析した。その結果を図8及び
図9に示す。
【0026】比較例1 本発明と比較するため、実施例8の(1)に従い、活性
アルミナ100重量%対して、Mnを2重量%を含有す
るMn−活性アルミナ触媒を調製した。その結果を図8
及び図9に示す。この場合反応開始温度400℃におい
ても、CO2 転換率は0.2%程度であり、生成物への
選択性はCOが100%であった。
【0027】比較例2 本発明と比較するために、活性アルミナ100重量(w
t)部に対して、Rhが0.5または0.3wt%を含有
するRh−活性アルミナ触媒を調製した。調製方法は実
施例8の(1)に従った。その結果を図8及び図9に示
す。Mn−Rh−活性アルミナ触媒のCO2転換率はR
h0.5%担持のときとほぼ等しいことがわかる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、CO2
と水素の混合ガスからCOの生成をほとんど伴うことな
く、メタンを選択的に合成することができる。また本発
明によれば、触媒反応であるため、大量のCO2を短い
時間で処理することが可能である。また、高い能力で燃
料や化学工業原料であるメタンに変換し、再利用する方
法に関するものであるので、CO2排出量削減などの環
境保全の観点からも利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水素化用触媒のRh担持率変化に
対する反応性の変化を示す図である。
【図2】本発明に係る水素化用触媒の空間速度変化に対
する反応性の変化を示す図である。
【図3】本発明に係る水素化用触媒のH2/CO2モル比
変化に対する反応性の変化を示す図である。
【図4】本発明に係る水素化用触媒の空間速度変化に対
する選択性の変化を示す図である。
【図5】本発明に係るRh−活性アルミナの水素及びC
Oの昇温脱離測定結果を示す図である。
【図6】本発明に係る水素化用触媒の微粒子のエネルギ
−分散形X線分光測定結果を示す図である。
【図7】本発明に係るRh−活性アルミナの粉末X線回
折結果を示す図である。
【図8】本発明に係るMn−Rh−活性アルミナ触媒の
活性測定結果を示す特性図である。
【図9】本発明に係るMn−Rh−活性アルミナ触媒の
活性測定結果を示す特性図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 寿生 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 宮寺 博 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 長谷 良悦 宮城県仙台市青葉区中山七丁目2番1号 東北電力株式会社応用技術研究所内 (72)発明者 安藤 英児 宮城県仙台市青葉区中山七丁目2番1号 東北電力株式会社応用技術研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CO2の水素化用触媒であって、無機酸
    化物よりなる多孔質担体にロジウムが担持され、該ロジ
    ウムの(111)面が露出していることを特徴とする水
    素化用触媒。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ロジウムの粒径
    が1nm〜8nmであることを特徴とする水素化用触
    媒。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記担体がγ
    −アルミナ、χ−アルミナ、チタニア、ジルコニア、ニ
    オビア、ゼオライト、シリカの少なくとも一つよりなる
    ことを特徴する水素化用触媒。
  4. 【請求項4】 CO2の水素化反応に使用する水素化用
    触媒の製造方法であって、(1)三塩化ロジウム三水和
    物結晶を出発原料とし、前記結晶を溶解した水溶液を作
    る工程と、(2)前記水溶液を無機酸化物よりなる多孔
    質担体に含浸する工程と、(3)前記水溶液を含浸させ
    た担体を加熱して水分を除去する工程と、(4)その
    後、水素中で加熱処理して塩化ロジウムからロジウムに
    還元し、ロジウムの(111)面を露出させる工程を含
    むことを特徴とする水素化用触媒の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、担体がγ−アルミ
    ナ、χ−アルミナ、チタニア、ジルコニア、ニオビア、
    ゼオライト、シリカの少なくとも一つよりなることを特
    徴する水素化用触媒の製造方法。
  6. 【請求項6】 CO2とH2を含有するガスを、無機酸化
    物よりなる多孔質担体にロジウムが担持され、該ロジウ
    ムの(111)面が露出している触媒の存在下で、反応
    開始温度を200〜550℃、反応圧力を大気圧として
    反応させてCO2を水素化することを特徴とする水素化
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、担体がγ−アルミ
    ナ、χ−アルミナ、チタニア、ジルコニア、ニオビア、
    ゼオライト、シリカの少なくとも一つよりなることを特
    徴する水素化方法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7において、CO2を水素
    化することで得られる化合物はメタンであることを特徴
    とする水素化方法。
  9. 【請求項9】 CO2を含有するガスにH2を添加し、無
    機酸化物よりなる多孔質担体にロジウムが担持され、該
    ロジウムの(111)面が露出している触媒の存在下
    で、反応開始温度を200〜550℃、反応圧力を大気
    圧として反応させてCO2を水素化することを特徴とす
    る水素化方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、担体がγ−アルミ
    ナ、χ−アルミナ、チタニア、ジルコニア、ニオビア、
    ゼオライト、シリカの少なくとも一つよりなることを特
    徴する水素化方法。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10において、CO2
    水素化することで得られる化合物はメタンであることを
    特徴とする水素化方法。
  12. 【請求項12】 CO2の水素化用触媒であって、無
    機酸化物よりなる多孔質担体にロジウム及びマンガンが
    担持されたことを特徴とする水素化用触媒。
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