JPH0614241B2 - 車載用画像情報提供システム - Google Patents

車載用画像情報提供システム

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JPH0614241B2
JPH0614241B2 JP60039454A JP3945485A JPH0614241B2 JP H0614241 B2 JPH0614241 B2 JP H0614241B2 JP 60039454 A JP60039454 A JP 60039454A JP 3945485 A JP3945485 A JP 3945485A JP H0614241 B2 JPH0614241 B2 JP H0614241B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、車載用画像情報提供システムに関するもので
ある。
背景技術 車載用画像情報提供システムとして、近年、車両運転を
より容易にするために車両搭乗車に対して道路地図情報
等の画像情報の提供をなすナビゲーション(NAVI)
装置が開発され、実用化されている。このナビゲーショ
ン装置によれば、車両運転者前方の計器板内又はその近
傍に配置されたデイスプレイの画面上に例えば道路地図
情報が表示されるので、車を運転しながらでも容易に目
的位置及び現在位置等を逐次確認でき、非常に便利であ
る。
ところで、ナビゲーション装置では、単に道路地図情報
のみならず、走行データ、メンテナンスガイド、各種警
告等の画像情報も提供でき、更にはメンテナンスガイド
で故障箇所等が表示された場合にその故障に対する修理
方法等の取扱説明等の画像情報を提供することもでき
る。更にはまた、地図情報を画面上に表示する場合にそ
の地図を道路情報を主体とし、ガソリンスタンド、レス
トラン、ホテル等の場所を示す追加情報を選択的に道路
情報上に追加表示するようにすることもできる。
このように各種の画像情報を提供できるようにするため
には、それらのデータを記憶装置に記憶しておかなけれ
ばならないのであるが、その記憶装置として従来一般的
に知られている半導体記憶装置を用いたのでは、記憶す
るデータの容量が非常に多いので、多くの記憶装置を用
いなければならず、システムの大型化及び高コスト化を
招くことになる。
一方、近時、夢のオーディオといわれ、高音質の音を再
生可能なディジタルオーディオディスク、いわゆるコン
パクトディスク(CD)を、再生環境の悪い自動車内で
も再生できる車載用CDプレーヤが開発されかつ製品化
されている。このCDはオーディオディスクとしてのみ
ならず、画像情報等のデータを記憶するROM(Read
Only Memory)として利用できる(以下CD−ROM
と称する)。このCD−ROMは記憶容量が非常に大き
くかつアクセス時間も短いので、車載用画像提供システ
ムの記憶装置として用いることができれば、システムの
小型化及び低コスト化を目指す上で非常に有利になると
考えられる。
CD−ROMを車載用画像情報提供システムの記憶装置
として用いる場合、本来のMUSIC用CDとROM用
CDとをうまく両立させて使用できるシステムの開発が
望まれる。
発明の概要 本発明は、上述した点に鑑みなされたもので、MUSI
C用CDとROM用CDとを両立させて使用可能な車載
用画像情報提供システムを提供することを目的とする。
本発明による車載用画像情報提供システムは、車両搭乗
者に対して画像情報及び音声情報を提供するシステムで
あって、前記ディスク状記録媒体に記録されている前記
画像情報または音声情報を担うディジタルデータを共に
再生可能なディスク再生装置と、前記画像情報を表示出
力する表示出力装置と、前記音声情報を音響出力する音
響出力装置と、前記ディスク再生装置から出力されるデ
ィジタルデータの供給先を切り換える切換手段と、供給
されるディジタルデータをアナログ信号に復調してこれ
を前記音響出力装置に前記音声情報として出力する復調
装置と、前記ディスク再生装置から出力されるディジタ
ルデータが前記画像情報を担うとき前記ディスク再生装
置から出力されるディジタルデータを前記表示出力装置
に前記画像情報として供給し前記ディスク再生装置から
出力されるディジタルデータが前記音声情報を担うとき
前記ディスク再生装置から出力されるディジタルデータ
を前記復調装置に供給するよう前記切換手段を制御する
システムコントローラとを備えたことを特徴としてい
る。
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図であり、A
M/FMチューナ1、例えば2台のCDプレーヤ2,3
及びナビゲーション装置4の4つのソースが出力装置と
して設けられている。これら4つのソースのうち、ナビ
ゲーション装置4は車両搭乗車に対して画像情報を提供
する表示出力装置となり、またCDプレーヤ2,3はM
USIC用のCDの再生に用いられると共に、ナビゲー
ション装置4との複合動作で、画像情報等が記憶された
CD−ROM用CDを再生するプレーヤとしても用いら
れる。画像情報を表示するディスプレイ5は、例えば車
両運転者前方の計器板又はその近傍に配置され、表示コ
ントローラ6によって制御される。CDプレーヤ2,3
の各ディジタルデータ出力は選択スイッチ回路20でい
ずれか一方が選択され、D/A(ディジタル/アナロ
グ)変換回路構成のアナログ復調回路21でアナログ信
号に変換される。オーディオアンプ7は、AM/FMチ
ューナ1及びアナログ復調回路21から供給されるアナ
ログオーディオ信号を選択して増幅し、スピーカ8を駆
動する。
AM/FMチューナ1、CDプレーヤ2,3、ナビゲー
ション装置4、表示コントローラ6、オーディオアンプ
7及び選択スイッチ回路20は、システムコントローラ
9により操作キー入力等に応じて制御されるのである
が、これら各ユニットはバスライン10によって接続さ
れ、全体でシステムとして動作する構成となっている。
すなわち、共通バスラインによる一括制御形態をとって
いる。
第2図に、CDプレーヤ2,3の構成例を示す。図にお
いて、ディスク状記録媒体であるディスク11の記録情
報は例えば光学式ピックアップ12により読み取られ、
その読取信号は高周波増幅回路13で増幅され、復調回
路14で復調される。復調回路14の復調出力は、信号
理回路15でデインターリーブ、誤り訂正等の信号処
理が行なわれた後ディジタルデータとして出力される。
この信号処理には、その処理に必要な復調データを一時
的にストアするメモリ16が使用される。
メカ制御系17は復調回路14の復調出力に基いてピッ
クアップ12のフォーカスサーボ系、トラッキングサー
ボ系等の制御及びディスク11を回転駆動するスピンド
ルモータ18の制御等を行なう。信号処理回路15やメ
カ制御系17等を制御する制御回路19は、システムの
バスライン10に接続され、第1図中のシステムコント
ローラ9によって制御される。
信号処理回路15の出力は、ディジタルデータに復調さ
れており、MUSIC用CDの再生時には、選択スイッ
チ回路20を介してアナログ復調回路21でアナログ信
号に変換され、一方CD−ROM用CDの再生時には、
信号処理回路15の出力がそのままROMのディジタル
データとして各種用途に使用される。
なお、CDプレーヤ2,3は共に、ディスクのローディ
ング及びイジェクトは全て自動的に行なわれる構成とな
っている。
次に、本システムの動作について第3図のフローチャー
トに沿って説明する。
本シテムにおいては、システムコントローラ9が操作部
(図示せず)からの操作キー入力データを受け取り、バ
スライン10を介してシステム全体を制御する。
まず、CDプレーヤ2又は3にディスクが装填(セッ
ト)されると(ステップ1)、各CDプレーヤは一旦デ
ィスクの再生を開始して装填されたディスクの記録内容
を判別すべくサブコードを識別する(ステップ2)。す
なわち、ディスクに記録されたサブコードにおけるユー
ザーズ・ビット中のQチャンネルをチェックすることに
よりディスクの記録内容を判別できるのである。
続いて、記録内容がMUISCであるか否かがまず判定
され(ステップ3)、MUSICであると判定された場
合には、各CDプレーヤはバスライン10を介してシス
テムコントローラ9に装填されているディスクがMUS
IC用CDであることをシステムコントローラ9に登録
する(ステップ4)。プレーヤ出力はディジタルデータ
であるから、MUSIC用CDの再生時には、システム
コントローラ9はそのプレーヤ出力を選択すべく選択ス
イッチ回路20にバスライン10を介して切換制御信号
を送出し、選択スイッチ回路20を切換え制御する動作
がステップ5で行なわれる。その結果、CDプレーヤか
ら出力されるディジタルデータは選択スイッチ回路20
を介してアナログ復調回路21に供給され、アナログ信
号に変換されてオーディオアンプ7に供給されることに
なる。
ステップ3において、記録内容がMUSICでないと判
定された場合には、続いて記録内容がROMデータであ
るか否かがステップ6で判定され、ROMデータである
と判定された場合には、各CDプレーヤはバスライン1
0を介してシステムコントローラ9に装填されているデ
ィスクがCD−ROM用CDであることをシステムコン
トローラ9に登録する(ステップ7)。そして、CD−
ROM用CDの再生時にはアナログ信号への変換は必要
ないので、ステップ5では、システムコントローラ9は
プレーヤ出力をディジタルデータのまま直接バスライン
10を介して他のユニットに送る制御を行う。ステップ
6において、記録内容がROMデータでないと判定され
た場合には、そのディスクが裏返し等で正常な再生を行
ない得ないものであるから、そのディスクをイジェクト
する動作が行なわれる。(ステップ8)。
CD−ROM用CDの再生時には、CD−ROMに記録
(記憶)された画像情報等のデータは各種の動作に使わ
れる。例えば、ナビゲーション装置4との複合動作によ
り、ディスプレイ5の画面上に例えば道路地図情報を表
示させたり、又車の取扱説明情報を表示させるなどのデ
ータとして各種用途に使用される。
ナビゲーション装置4においては、ドライブ中は常時道
路地図情報をディスプレイ5の画面上に表示しておく方
が好ましいが、平行して音楽を聞きたい場合には、一方
のCDプレーヤにCD−ROM用CDを、他方のCDプ
レーヤにMUSIC用CDをそれぞれ装填して並列動作
を行なわせることにより、CD−ROM使用中において
もMUSIC用CD再生による音楽を平行して聞くこと
ができるのである。
また、2台のCDプレーヤ2,3と選択スイッチ回路2
0がシステムコントローラ9によって制御されているの
で、2台のCDプレーヤを共にMUSIC用CDの再生
に用いることができ、これによりMUSICの連続再生
ができることになる。同様に、2台のCDプレーヤを共
にCD−ROM用CDの再生に用いることもでき、これ
によりデータの記憶容量を更に増量できるから、様々な
データ処理等に活用することもできることになる。
なお、上記実施例では、CD−ROMの用途として、静
止画像としてディスプレイ5の画面上に表示される地図
データ、取扱説明データ等を例に挙げて説明したが、そ
の用途はこれらに限定されるものではない。
また、上記実施例では、選択スイッチ回路20の制御を
バスライン10から直接行なっているが、その制御は
各CDプレーヤから行なうようにすることも可能であ
る。
更に、バスラインによるシステムの制御方法も本発明に
限定されるものではない。また更に、CDプレーヤにつ
いては、2台の使用に限定されるものではなく、それ以
上の使用にも対応可能である。
発明の効果 以上説明したように、本発明による車載用画像情報提供
システムによれば、ディスク再生装置(プレーヤ)より
得られるディジタルデータが画像情報を担うときそのデ
ータを画像出力系に供給し、音声情報を担うときそのデ
ータをアナログ復調回路でアナログ変換して音響出力系
に供給するので、ディスクを装填するあたりプレーヤを
選択する必要がなくかつディスクを誤って装填するとい
う不具合も生じなく、非常に使い勝手の良いものとな
る。また、複数のCDプレーヤを使用してもアナログ復
調回路を共用できるので、コスト的にもメリットがあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
CDプレーヤの構成の一例を示すブロック図、第3図本
発明のシステム動作を示すフローチャート図である。 主要部分の符号の説明 2,3……CDプレーヤ 4……ナビゲーション装置 5……ディスプレイ 7……オーディオアンプ 9……システムコントローラ 20……選択スイッチ回路 21……アナログ復調回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両搭乗者に対して画像情報及び音声情報
    を提供するシステムであって、 前記ディスク状記録媒体に記録されている前記画像情報
    または音声情報を担うディジダルデータを共に再生可能
    なディスク再生装置と、前記画像情報を表示出力する表
    示出力装置と、前記音声情報を音響出力する音響出力装
    置と、前記ディスク再生装置から出力されるディジタル
    データの供給先を切り換える切換手段と、供給されるデ
    ィジタルデータをアナログ信号に復調してこれを前記音
    響出力装置に前記音声情報として出力する復調装置と、
    前記ディスク再生装置から出力されるディジタルデータ
    が前記画像情報を担うとき前記ディスク再生装置から出
    力されるディジタルデータを前記表示出力装置に前記画
    像情報として供給し前記ディスク再生装置から出力され
    るディジタルデータが前記音声情報を担うとき前記ディ
    スク再生装置から出力されるディジタルデータを前記復
    調装置に供給するよう前記切換手段を制御するシステム
    コントローラとを備えたことを特徴とする車載用画像情
    報提供システム。
  2. 【請求項2】前記ディスク再生装置は複数個設けられて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の車載
    用画像情報提供システム。
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