JP3081267B2 - 車載用情報再生装置 - Google Patents

車載用情報再生装置

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JP3081267B2
JP3081267B2 JP03106070A JP10607091A JP3081267B2 JP 3081267 B2 JP3081267 B2 JP 3081267B2 JP 03106070 A JP03106070 A JP 03106070A JP 10607091 A JP10607091 A JP 10607091A JP 3081267 B2 JP3081267 B2 JP 3081267B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は車載用情報再生装置に関する。
【0002】
【背景技術】自動車の運転中には走行している地域にマ
ッチしたような所望の曲を聴取したくなることがある。
従来の車載CDプレ―ヤ装置等の車載記録媒体演奏装置
の場合には、特定の地域に達したことを運転者等の搭乗
者が確認した後、装置を操作して所望の曲の演奏を開始
しなければならなかった。また、単に曲演奏だけでなく
特定の地域のレストラン、スキ―場等のサ―ビス施設に
ついての情報が特定の地域に達したとき自動的に得られ
たら便利である。
【0003】
【発明の目的】本発明の目的は、走行中に特定の地域で
所望の曲の演奏やその地域のサ―ビス施設についての情
報の表示を自動的に行なうことができる車載用情報再生
装置を提供することである。
【0004】
【発明の構成】本願第1の発明の車載用情報再生装置
は、記憶されているオーディオ情報のうち選択されたオ
ーディオ情報を再生する再生手段を備えた車載用情報再
生装置であって、車両の現在地を検出する現在地検出手
段と、任意の地点を指定する地点指定手段と、地点指定
手段によって指定された地点を記憶する地点記憶手段
と、記憶されているオーディオ情報のうち所望のオーデ
ィオ情報を示す曲情報を記憶する再生曲記憶手段と、再
生手段によって再生されているオーディオ情報を示す曲
情報を表示する表示手段と、現在地検出手段からの出力
を用いて地点記憶手段に記憶されている地点付近への到
達を検出し、再生曲記憶手段に記憶されている曲情報が
示すオーディオ情報を再生手段に再生させると共に、再
生に従って表示手段に曲情報を表示せさる制御手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0005】本願第2の発明の車載用情報再生装置は、
現在地周辺の地図情報を表示すると共に、地図情報に対
応付けられた付随情報を表示する表示手段を備えた車載
用情報再生装置であって、地図情報を記憶する地図情報
記憶手段と、地図情報に対応付けられた付随情報を記憶
する付随情報記憶手段と、車両の現在地を検出する現在
地検出手段と、車両の現在地周辺の地図情報を地図情報
記憶手段から読み出す読出手段と、車両の現在地周辺地
域に付随情報があるか否かを判別する判別手段と、判別
手段によって付随情報があると判別された場合に付随情
報があることを音情報にて告知する告知手段とを備え、
告知手段による告知と共に付随情報を表示手段が表示す
ことを特徴としている。
【0006】
【発明の作用】本願第1の発明の車載用情報再生装置
おいては、所望のオーディオ情報を示す曲情報を記憶す
る再生曲記憶手段が備えられ、車両の現在地が地点記憶
手段に記憶されている指定地点の付近へ達した場合に、
再生曲記憶手段に記憶されている曲情報が示すオーディ
オ情報を再生手段に再生させると共に、再生に従って表
示手段に曲情報を表示せさることが行われる。
【0007】本願第2の発明の車載用情報再生装置にお
いては、車両の現在地周辺の地図情報が地図情報記憶手
段から読み出して表示手段によって表示される。また、
車両の現在地周辺地域に付随情報があるか否かが判別手
段によって判別され、付随情報があると判別された場合
に付随情報があることを音情報にて告知し、その付随情
報を表示手段によって表示することが行われる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例を示すブロック
図である。本システムは、記憶媒体であるCD、CD‐
ROMの各ディスクに記憶されているデ―タを読み取る
CDプレ―ヤ2と、キ―操作に応じて各種の指令を発す
る入力部3と、各種の情報を表示する表示部4と、シス
テム全体の制御を司るシステムコントロ―ラ5とから構
成されており、これらは互いにバスラインBLを介して
接続されている。CDプレ―ヤ2は複数枚のディスク
(CD及びCD−ROMを含む)1(1) 〜1(n)を収納
しかつそのうちの1枚を適宜選択して再生可能ないわゆ
るマルチディスクプレ―ヤである。このマルチディスク
プレ―ヤとしては、例えば、特開昭61−261851
号公報に開示された構成のものを用い得る。また、CD
プレ―ヤ2は入力部3、表示部4及びシステムコントロ
―ラ5とは個別に設けられる。
【0009】CDプレ―ヤ2によってディスク1(1) 〜
1(n) のうちの選択された1つのCDから読み取られた
音楽デ―タはCDプレ―ヤ2内でオ―ディオ信号に復調
されて出力される。一方、CD‐ROMから読み取られ
たデ―タは、システムコントロ―ラ5内のCD‐ROM
デコ―ダ51でデコ―ドされてバスラインBLに送出さ
れる。システムコントロ―ラ5は、CD‐ROMデコー
ダ51と、種々の演算・制御をなすCPU(中央処理装
置)52と、このCPU52の各種の処理プログラムや
その他必要な情報が予め書き込まれたROM(リ―ド・
オンリ・メモリ)53と、プログラムを実行する上で必
要な情報等の書込み及び読出しが行なわれるRAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)54と、後述のGPS装置
6の検出出力をディジタル化するA/D変換器55とか
ら構成されている。CD‐ROMデコ―ダ51、CPU
52,ROM53,RAM54及びA/D変換器55は
上記のバスラインBLで互いに接続されている。
【0010】入力部3は、図2に示すように操作面に設
けられ、電源の入切り用の電源キ―31、演奏の開始を
指令するためのプレイキ―32、演奏の中止を指令する
ためのストップキ―33、演奏の一時停止を指令するた
めのポ―ズキ―34、演奏トラックの変更を指令するた
めのトラックキ―35、演奏プログラムの入力を指令す
るためのプログラムキ―36、特定の地点の座標デ―タ
の入力を行なうためのポジションキ―37、プログラム
番号を指定するためのプログラムセレクトキ―38、デ
ィスクの選択並びに経度及び緯度を指定するための数字
キ―39、音量キ―40を含むキ―ボ―ドからなり、ユ
―ザのキ―操作によってシステムコントロ―ラ5に対し
て操作キ―を示すキ―コ―ドデ―タが供給されCPU5
2がキ―コ―ドデ―タから指令の内容やデ―タを判別す
る。
【0011】表示部4は液晶表示器41と、CPU52
からの表示指令に応じて液晶表示器41を駆動する表示
駆動回路42とからなる。液晶表示器41には図2に示
すようにCDのディスク番号DISC、トラック番号T
RACK、演奏時間TIME、後述するプログラム番号
PROGRAM、ステップ番号STEP、緯度LAT.
及び経度LON.が表示される。
【0012】GPS(Global Positioning System)装置
6は衛星からの電波を受信して車両の絶対的な位置を経
度及び緯度デ―タとして検出する受信機である。GPS
装置6の検出出力はシステムコントロ―ラ5のA/D変
換器55に供給される。次に、システムコントロ―ラ5
のCPU52によって実行されるプログラムル―チンの
処理手順について図3及び図4のフロ―チャ―トに従っ
て説明する。なお、このプログラムル―チンは、CDの
演奏中においてユ―ザのキ―操作によって実行されるも
のとする。
【0013】CPU52はCDプレ―ヤ2に関するキ―
コマンドが発生されたか否かを判別する(ステップS
1)。キ―コマンドが発生されたならば、プログラム番
号選択コマンドであるか否かを判別する(ステップS
2)。プログラムセレクトキ―38が操作されたことに
より、プログラム番号選択コマンドである場合には変数
としてのプログラム番号PRNOが1に等しいか否かを
判別する(ステップS3)。PRNO=1ならば、プロ
グラム番号PRNOを2に等しくさせ(ステップS
4)、PRNO≠1ならば、プログラム番号PRNOが
2に等しいか否かを判別する(ステップS5)。PRN
O=2ならば、プログラム番号PRNOを3に等しくさ
せ(ステップS6)、PRNO≠2ならば、プログラム
番号PRNOを1に等しくさせる(ステップS7)。プ
ログラム番号PRNOの初期値は1,2以外の値、例え
ば、0であるので、電源投入直後でプログラム番号PR
NOが初期値のときプログラムセレクトキ―38が操作
されるとPRNO=1となる。ステップS4,S6又は
S7の実行後、プログラム番号PRNOを表示させるべ
く表示指令を発生する(ステップS8)。この表示指令
はプログラム番号PRNOをデ―タとして含み、この表
示指令が表示部4に供給されることにより表示器41の
予め定められた位置にプログラム番号が図2の如く表示
される。
【0014】ステップS2において、プログラム番号選
択コマンドではないと判別した場合にはプログラム入力
コマンドであるか否かを判別する(ステップS10)。
プログラムキ―36が操作されたことにより、プログラ
ム入力コマンドである場合には、プログラム番号PRN
Oで指定されるプログラムエリア(N)のステップデ―
タS(N)を読み出す(ステップS11)。ここで、N
は変数でありプログラム番号PRNOに等しくされる。
RAM54には図5に示すように3つのプログラムエリ
ア(1)〜(3)が設けられている。各プログラムエリ
アにはステップ順にディスク番号及びトラック番号デ―
タが記憶されると共に、ディスク番号及びトラック番号
デ―タが現在記憶されている最大ステップ番号を示すス
テップデ―タ(プログラムエリア(1)の場合S(1)
である)と、特定の地点の座標デ―タとして緯度及び経
度デ―タPLAT(N),PLON(N)が記憶され
る。ステップS11の実行後、ステップデ―タS(N)
に1を加算し(ステップS12)、現在演奏中の曲のデ
ィスク番号及びトラック番号デ―タを得てプログラムエ
リア(N)のステップデ―タS(N)が示すステップ番
号の記憶位置に書き込む(ステップS13)。そして、
プログラムエリア(N)のステップデ―タS(N)を更
新させる(ステップS14)。
【0015】例えば、PRNO=1ならば、プログラム
エリア(1)からステップデ―タS(1)が読み出され
る。ステップデ―タS(1)が5ならば、ステップ5に
1が加算されてプログラムエリア(1)のステップ5の
記憶位置に現在演奏中の曲のディスク番号デ―タD(1)-
5 及びトラック番号デ―タT(1)-5 が書き込まれる。ま
た、ステップデ―タS(1)が6として書き込まれる。
よって、プログラムキ―が操作される毎に1つのディス
ク番号及びトラック番号デ―タが新たに書き込まれる。
【0016】ステップS10において、プログラム入力
コマンドではないと判別した場合には、ポジションコマ
ンドであるか否かを判別する(ステップS15)。ポジ
ションキ―37が操作されたことにより、ポジションコ
マンドである場合には、プログラム番号PRNOのプロ
グラムを起動する特定の地点を示す緯度及び経度デ―タ
の入力を要求する(ステップS16)。これは例えば、
表示器41の緯度及び経度の表示部分を点滅させること
により行なう。そして、緯度デ―タの入力があったか否
かを判別する(ステップS17)。緯度デ―タの入力が
あったならば、それをPLAT(N)としてプログラム
エリア(N)に書き込み(ステップS18)、経度デ―
タの入力があったか否かを判別する(ステップS1
9)。緯度デ―タの入力があったならば、それをPLO
N(N)としてプログラムエリア(N)に書き込む(ス
テップS20)。
【0017】CPU52は、CDプレ―ヤ2の動作モ―
ドがポジションプレイモ―ドのときにはポジションプレ
イル―チンを実行する。ポジションプレイモ―ドは例え
ば、CDプレ―ヤ2の電源オフ時にポジジョンキ―37
を操作しつつプレイキ―32も操作すると達成される。
ポジションプレイル―チンにおいては、図6に示すよう
に先ずGPS装置6から車両の現在地点の緯度及び経度
デ―タCLAT,CLONを得る(ステップS21)。
次いで、変数Nを1に設定し(ステップS22)、緯度
及び経度デ―タPLAT(N),PLON(N)をプロ
グラムエリア(N)から読み出す(ステップS23)。
そして、緯度デ―タCLATがPLAT(N)±αの範
囲に含まれるか否かを判別する(ステップS24)。α
は許容値である。PLAT(N)−α≦CLAT≦PL
AT(N)+αならば、経度デ―タCLONがPLON
(N)±αの範囲に含まれるか否かを判別する(ステッ
プS25)。緯度デ―タCLATがPLAT(N)±α
の範囲に含まれない場合、又は経度デ―タCLONがP
LON(N)±αの範囲に含まれない場合には変数Nに
1を加算し(ステップS26)、変数Nが3以下である
か否かを判別する(ステップS27)。N≦3ならば、
ステップS23に移行し、N>3ならば、本ル―チンを
終了する。
【0018】ステップS25において、PLON(N)
−α≦CLON≦PLON(N)+αならば、車両が変
数Nで示される番号の演奏プログラムを実行すべき地点
に達したと判断して、CDプレ―ヤ2に電源を投入し
(ステップS28)、プログラム番号PRNOを変数N
に等しくさせ(ステップS29)、プログラム番号PR
NOを表示させるべく表示指令を発生する(ステップS
30)。そして、プログラムエリア(N)のステップデ
―タS(N)を読み出し(ステップS31)、ステップ
デ―タS(N)が0であるか否かを判別する(ステップ
S32)。S(N)=0ならば、プログラムエリア
(N)にはディスク番号及びトラック番号デ―タが全く
記憶されておらずプログラムされていないので通常の演
奏、すなわちディスク番号1のトラック番号1からの記
録順通りの演奏を開始する(ステップS33)。一方、
S(N)=0ならば、プログラムエリア(N)にディス
ク番号及びトラック番号デ―タが記憶されてプログラム
されているのでプログラムエリア(N)に記憶されたプ
ログラムに従ったプログラムプレイを開始する(ステッ
プS34)。すなわち、プログラムエリア(N)に記憶
されたステップ1のディスク番号デ―タD(N)-1 及びト
ラック番号デ―タT(N)-1 が読み出され、ディスク番号
デ―タD(N)-1 で指定されるディスクが選択され、その
ディスクのトラック番号デ―タT(N)-1 で指定されるト
ラックが演奏される。そのステップ1のディスク番号デ
―タD(N)-1 及びトラック番号デ―タT(N)-1 に従った
演奏が終了すると、プログラムエリア(N)のステップ
2に記憶されたディスク番号デ―タD(N)-2 及びトラッ
ク番号デ―タT(N)-2 が読み出され、ディスク番号デ―
タD(N)-2 で指定されるディスクが選択され、そのディ
スクのトラック番号デ―タT(N)-2 で指定されるトラッ
クが演奏され、これがステップ番号順に繰り返され、ス
テップデ―タS(N)が示すステップ番号のディスク番
号及びトラック番号デ―タに従った演奏まで行なわれ
る。また、表示器41には演奏に従ってディスク番号、
トラック番号、プログラム番号、ステップ番号及び演奏
時間が表示される。従って、プログラムエリアに予め定
めた地域に車両が達すると所望のプログラム演奏が開始
されるのである。
【0019】図7は本願第2の発明の他の実施例を示し
ている。このシステムにおいて、図1に示したシステム
と異なる箇所は表示部4である。表示部4は、CRT等
のディスプレイ46と、V(Video)-RAM等からなるグ
ラフィックメモリ47と、システムコントロ―ラ5から
送られてくる地図デ―タをグラフィックメモリ47に画
像デ―タとして描画しかつこの画像デ―タを出力するグ
ラフィックコントロ―ラ48と、このグラフィックコン
トロ―ラ48から出力される画像デ―タに基づいてディ
スプレイ46上に地図を表示すべく制御する表示コント
ロ―ラ49とから構成されている。その他の構成は図1
に示したシステムと同様である。
【0020】CDプレ―ヤ2に収納されたCD‐ROM
には、日本全国を例えば4つの広域地域に分割するとし
た場合、1つの広域地域の地図に対応する地図デ―タ群
と共に、この広域地域を分割して得られる複数の分割地
域の複数枚の地図に各々対応する複数の地図デ―タ群が
記憶されている。これら地図デ―タ群をCD‐ROMか
ら読み出して表示部4に供給することによって広域地図
若しくは拡大地図(分割地域の地図)の表示が行なわれ
る。また、複数の分割地域の地図デ―タにはその地域の
レストランやホテル等の施設を文字情報として示すサ―
ビスデ―タが付随している場合がある。サ―ビスデ―タ
が付随しているか否かは地図デ―タに記されている。
【0021】次に、システムコントロ―ラ5のCPU5
2によって実行されるサ―ビス情報表示ル―チンの処理
手順について図8のフロ―チャ―トに従って説明する。
なお、CDプレ―ヤ2に収納されたCD−ROMは上記
した地図デ―タやサ―ビスデ―タが記録されたものだけ
であるとする。サ―ビス情報表示ル―チンにおいて、C
PU52は先ずCDプレ―ヤ2に対してTOCデ―タを
要求するコマンドを発生する(ステップS41)。この
コマンドによりプレ―ヤ2は収納されたディスク1(1)
〜1(n) のディスク1(1) を先ず選択してタ―ンテ―ブ
ル(図示せず)上にセットして、ディスク1(1) からT
OCデ―タを読み出してCPU52に対して送出する。
CPU52は送出されたTOCデ―タを受け取り(ステ
ップS42)、そのTOCデ―タからタ―ンテ―ブル上
にセットされたディスクがCD−ROMであるか否かを
判別する(ステップS43)。そのディスクがCD−R
OMでないならば、再びステップS41に戻って新たな
ディスクのTOCデ―タを要求するコマンドを発生す
る。よって、CPU2は収納されたディスク1(1) 〜1
(n) の他のディスクを先ず選択してタ―ンテ―ブル(図
示せず)上にセットしてTOCデ―タを読み出してCP
U52に対して送出する。タ―ンテ―ブル上にセットさ
れたディスクがCD−ROMであるならば、所望の地域
に達したときその地域のサ―ビスデ―タを自動表示する
自動呼び出し機能の作動許可状態であるか否かを判別す
る(ステップS44)。自動呼び出し機能は入力部3の
図示しないキ―の操作により指令され、その作動許可状
態となる。自動呼び出し機能の作動許可状態にあるなら
ば、GPS装置6から車両の現在地点の緯度及び経度デ
―タCLAT,CLONを得る(ステップS45)。そ
して、緯度及び経度デ―タCLAT,CLONに対応す
る地域の地図デ―タの読み出しをCDプレ―ヤ2に対し
指令する(ステップS46)。CDプレ―ヤ2は緯度及
び経度デ―タCLAT,CLONに対応する地域の地図
デ―タがあればそれを読み出してCPU52に送出し、
対応する地域の地図デ―タがなければそのことを示す信
号を送出する。CPU52は地図デ―タが送出されたか
否かを判別し(ステップS47)、地図デ―タの送出な
らば、その地図デ―タを読み取る(ステップS48)。
地図デ―タの送出がなく、対応する地域の地図デ―タが
ないことを示す信号が送出された場合にはステップS4
1に戻り別のディスクのTOCデ―タを要求するコマン
ドを発生する。次いで、読み取った地図デ―タにサ―ビ
スデ―タが付随しているか否かを判別する(ステップS
49)。読み取った地図デ―タにサ―ビスデ―タが付随
しているならば、車両の現在地点の周辺地域のサ―ビス
デ―タがあることを運転者等の搭乗者に知らすためにブ
ザ―(図示せず)を発音させ(ステップS50)、入力
部3におけるサ―ビスデ―タ表示キ―(図示せず)が操
作されたか否かを判別する(ステップS51)。サ―ビ
スデ―タ表示キ―が操作されていないならば、ブザ―の
発音開始から10秒経過したか否かを判別し(ステップ
S52)、10秒の経過がないならばステップS50に
戻り、10秒経過したならば本ル―チンを終了する。ス
テップS51においてサ―ビスデ―タ表示キ―が操作さ
れたならば、既にステップS48で読み取った地図デ―
タのサ―ビスデ―タの読み出しをCDプレ―ヤ2に対し
指令する(ステップS53)。CDプレ―ヤ2は緯度及
び経度デ―タCLAT,CLONに対応する地域の地図
デ―タのサ―ビスデ―タを読み出してCPU52に送出
する。CPU52はCDプレ―ヤ2からサ―ビスデ―タ
が送出されたか否かを判別し(ステップS54)、サ―
ビスデ―タが送出されたならばそれをを読み取り(ステ
ップS55)、表示するためにサ―ビスデ―タを表示部
4に送出する(ステップS56)。表示部4において表
示コントロ―ラ49にサ―ビスデ―タは供給され、ディ
スプレイ46上にレストラン等の施設についてのサ―ビ
スデ―タが文字情報として表示される。
【0022】従って、車両がCD−ROMに記憶された
地図デ―タ毎の地域に達すると、その地域の地図デ―タ
がCD−ROMから読み出され、サ―ビスデ―タが付随
している場合にはサ―ビスデ―タが読み出されてサ―ビ
スデ―タ内容が表示される。なお、上記した第1及び第
2の発明の実施例においては、記録媒体としてCDやC
D−ROMを用いているが、これに限らず、磁気テ―プ
やハ―ドディスク等の他の記録媒体を用いても良い。
【0023】
【発明の効果】以上の如く、本願第1の発明によれば
定の地点付近に達しても特に操作しなくても特定の地
点付近の地域にマッチした曲を聴取することができる。
また、そのような曲再生の開始により車両が特定の地点
に達したことも知ることができる。更に、ポジションプ
レイ中に、再生曲情報が表示されるので、車両の搭乗者
が曲再生に対して曲情報の表示によってポジションプレ
イによる再生開始を理解することができる。
【0024】また、本願第2の発明によれば、走行中の
地域のレストラン等のサ―ビス施設についての付随情報
がある場合には音情報にて告知が搭乗者に対してあり、
搭乗者はそれらの情報得ることができるので、以後の走
行に活用することができ便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1の発明の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のシステムの操作面を示す図である。
【図3】プログラムル―チンを示すフロ―図である。
【図4】図3のプログラムル―チンの続き部分を示すフ
ロ―図である。
【図5】プログラムエリアの構成を示す図である。
【図6】ボジションプレイル―チンを示すフロ―図であ
る。
【図7】本願第2の発明の実施例を示すブロック図であ
る。
【図8】サ―ビス情報表示ル―チンを示すフロ―図であ
る。
【主要部分の符号の説明】
2 CDプレ―ヤ 3 入力部 4 表示部 5 システムコントロ―ラ 6 GPS装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 11/02 G08G 1/0969

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶されているオーディオ情報のうち選
    択されたオーディオ情報を再生する再生手段を備えた車
    載用情報再生装置であって、 車両の現在地を検出する現在地検出手段と、 任意の地点を指定する地点指定手段と、 前記地点指定手段によって指定された地点を記憶する地
    点記憶手段と、 記憶されているオーディオ情報のうち所望のオーディオ
    情報を示す曲情報を記憶する再生曲記憶手段と、 前記再生手段によって再生されているオーディオ情報を
    示す曲情報を表示する表示手段と、 前記現在地検出手段からの出力を用いて前記地点記憶手
    段に記憶されている地点付近への到達を検出し、前記再
    生曲記憶手段に記憶されている曲情報が示すオーディオ
    情報を前記再生手段に再生させると共に、再生に従って
    前記表示手段に曲情報を表示せさる制御手段と、を備え
    ことを特徴とする車載用情報再生装置
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、曲情報と共に再生時間
    を表示することを特徴とする請求項1記載の車載用情報
    再生装置
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、曲情報と共にディスク
    番号を表示することを特徴とする請求項1又は2記載の
    車載用情報再生装置
  4. 【請求項4】 再生プログラムの入力を指示する操作手
    段を備え、 前記再生曲記憶手段は、前記操作手段における操作時に
    再生中のオーディオ情報を示す曲情報を記憶することを
    特徴とする請求項1記載の車載用情報再生装置
  5. 【請求項5】 前記再生曲記憶手段は、複数の曲情報の
    再生順序を記憶することを特徴とする請求項1又は4記
    載の車載用情報再生装置
  6. 【請求項6】 現在地周辺の地図情報を表示すると共
    に、地図情報に対応付けられた付随情報を表示する表示
    手段を備えた車載用情報再生装置であって、 地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、 地図情報に対応付けられた付随情報を記憶する付随情報
    記憶手段と、 車両の現在地を検出する現在地検出手段と、 前記車両の現在地周辺の地図情報を前記地図情報記憶手
    段から読み出す読出手段と、 前記車両の現在地周辺地域に付随情報があるか否かを判
    別する判別手段と、 前記判別手段によって付随情報があると判別された場合
    に付随情報があることを音情報にて告知する告知手段と
    を備え、 前記告知手段による告知と共に付随情報を前記表示手段
    が表示することを特徴とする車載用情報再生装置
JP03106070A 1991-05-01 1991-05-10 車載用情報再生装置 Expired - Lifetime JP3081267B2 (ja)

Priority Applications (2)

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