JP4176701B2 - 再生装置 - Google Patents

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JP4176701B2 JP2004321399A JP2004321399A JP4176701B2 JP 4176701 B2 JP4176701 B2 JP 4176701B2 JP 2004321399 A JP2004321399 A JP 2004321399A JP 2004321399 A JP2004321399 A JP 2004321399A JP 4176701 B2 JP4176701 B2 JP 4176701B2
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Description

本発明は再生装置に関し、より詳細には、再生する曲の順序を示した情報に基づいて、
ハードディスクやDVDなどの大容量の記憶装置に保存されている曲を再生するための
生装置に関する。
ディジタル技術の進歩により、音楽データは、CDやMD、DVDなど、多種多様なメ
ディアを通じて提供されるようになってきている。これらの音楽データを録音、再生する
ための装置も次々と開発され、それぞれのメディアの特性を十分に活かすために、多くの
便利な機能が搭載されるようになってきている。
しかしながら、車載用再生装置では、多機能であっても安全運転が妨げられないよう、
簡潔な操作が要求される。そのため、車載用でない通常の再生装置(以下、非車載用再生
装置という)に比べて搭載される機能は大幅に縮小されるという傾向にあり、音楽データ
を有効に活用するという要求は満たされていない。
一般的な車載用再生装置に搭載されている代表的な機能として、一般にプログラム再生
機能と呼ばれる機能がある。この機能は1枚または複数枚のCDやMD、DVDなどに保
存された音楽データに含まれる曲の中から、ユーザが予め設定した、聴きたい曲の順序を
示す情報(以下、再生順序情報という)を基に、音楽データを再生する機能である。
しかし、再生順序情報を設定することは煩雑であり、長時間の操作を余儀なくされる。
そのため、設定した再生順序情報の示す曲順に飽きてしまっても、再生順序情報を手軽に
更新することができない、あるいは、その煩わしさからその機能がユーザに十分に利用さ
れていないというのが実情である。
また、その他の代表的な機能として、ランダム再生機能と呼ばれる機能がある。この機
能は、上記のような再生順序情報を用いずに、再生する曲の順序を装置側でランダムに選
択する機能である。そのため、ユーザの希望が伝わらず、特に、CDチェンジャ内にセッ
トされた複数枚のCDなど、多くの音楽データの中からランダムな選曲がなされると、ユ
ーザが全く聴きたいと思っていない曲が選択されてしまうことも多くなる。そのため選曲
される範囲を指定する機能もあるが、このことは、上記のプログラム再生機能と同様に煩
雑な操作を要し、選曲可能な曲が多くなればなるほど、この傾向は強くなる。
このような車載用再生装置の課題に注目して、例えば、下記の特許文献1には、曲ごと
に再生回数を保存しておき、再生回数の最も多い曲を最初に再生する機能を搭載した車載
用再生装置が開示されており、これによって車載用再生装置の機能を十分に活用しつつ、
操作性を大幅に向上できるとされている。しかしながら、再生回数の最も多い曲を最初に
再生するという機能は、普遍的な要求とは言い難く、上述した課題を解決するものではな
い。
一方、最近では、記録媒体の大容量化やディジタルデータ圧縮技術の進歩により、ハー
ドディスクのような大容量の記録媒体に多くの音楽データを保存することが可能となって
きており、パーソナルコンピュータ等と融合された非車載用再生装置が一般に利用されて
いる。このような装置には、多くの音楽データを手軽に保存でき、再生時においても、C
DチェンジャにおけるCDの交換のように時間のかかる機械的動作を伴わないという優れ
た特徴がある。
CDチェンジャ等を利用した従来の非車載用再生装置では、100曲程度を管理すると
十分であったが、上記のような大容量の非車載用再生装置では、数千から数万曲もの曲の
中からユーザの求める曲を選曲できることが期待される。これには通常複雑な操作が必要
となり、特に、上記のプログラム再生機能を利用する場合、さらに複雑な操作と時間が必
要となる。そのため、再生順序情報の作成には、電子情報の管理での操作性に優れたパー
ソナルコンピュータ等が用いられることが多く、安全性を重視する車載用再生装置には不
向きなものとなっている。
上記のような大容量の記録媒体を備えた車載用再生装置の例として、例えば、下記の特
許文献2には、CDプレーヤやMDプレーヤの他にハードディスクやメモリカードを搭載
した車載用再生装置が開示されている。この文献には、複数の音楽用記録媒体の中から任
意の曲を選択して再生できるとの効果が記載されているが、安全運転のためには同乗者に
よる操作が前提となっており、具体的な操作方法は記載されておらず、上記課題を解決す
るものとはなっていない。
すなわち、大容量の記録媒体を備える車載用再生装置においては、安全性を優先して必
要最小限度の機能だけを搭載したものとなるか、または安全性を犠牲にして複雑な操作を
要する機能を搭載したものとなるかのいずれかであり、安全性が優先される車載用再生装
置においては、結果として機能面で満足のいくものは実現されていない。
上述のように、従来の車載用再生装置においては、搭載された機能が少なく、多くの音
楽データを有効に活用することができない、また、大容量の非車載用再生装置においては
、操作が複雑であり車載用に適さないという課題があった。
特開昭60−55581号公報 特開2000−207845号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、簡潔な操作性を有し、車載用としても
十分採用でき、かつ、保存された多くの音楽データをユーザの希望に沿って有効に活用す
ることができる再生装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る再生装置(1)は、記憶手段に保存された音楽
データを再生する再生装置において、当該再生装置の外部から曲のヒットランキング情報
を取得する取得手段と、該取得手段により取得された曲のヒットランキング情報と、前記
記憶手段に保存されている音楽データとを照合することによって得られる照合結果に基づ
いて、前記記憶手段からヒットランキング情報が示す曲と同一の曲のみを選択してヒット
ランキング順に並べた再生順序情報を作成する再生順序情報作成手段と、該再生順序情報
作成手段により作成された前記再生順序情報に基づいて、前記記憶手段に保存されている
音楽データを再生する再生制御手段とを備えていることを特徴としている。
上記再生装置(1)によれば、ユーザは、前記再生順序情報を作成するための再生順序
判断基準情報として、ヒットランキング情報を選択するだけで、その再生順序判断基準情
報(すなわち、ヒットランキング情報)に基づいて、前記再生順序情報の作成が自動的に
なされ、そして、この作成された再生順序情報に基づいて、前記記憶手段に保存されてい
る音楽データが再生される。
これにより、従来のプログラム再生機能のように長時間かけてプログラムを作成する必
要がなくなり、また、幾分ランダム性を有する選曲機能を楽しむことができる。さらに、
新たに音楽データを保存し、保存されている内容が更新された場合でも、自動的に最新の
音楽データを反映させることができるので、保存した音楽データを聴かずに忘れてしまう
ことを防ぐ効果がある。
さらに、上記再生装置(1)によれば、前記ヒットランキング情報に基づいて、前記再
生順序情報が作成されるので、例えば、最近流行している曲の音楽データだけを再生した
り、ある期間内に流行していた曲の音楽データ(例えば、10代の頃、3年前、冬の季節
に流行していた曲の音楽データ)だけを再生したりすることができる。また、ヒットラン
キングから曲を検索することも可能となる。
また、本発明に係る再生装置(2)は、上記再生装置(1)において、前記再生順序情
報作成手段は、ヒットランキング順の前記再生順序情報を作成するものであることを特徴
としている。
上記再生装置(2)によれば、ヒットランキング順の前記再生順序情報が作成されるの
で、ヒットランキング順に音楽データを再生することができる。例えば、最近流行してい
る曲をヒットランキング順に聴くことや、過去に流行していた曲をヒットランキング順に
聴くことができる。
また、本発明に係る再生装置(3)は、上記再生装置(2)において、前記再生順序情
報作成手段は、ヒットランキングの高い順の前記再生順序情報を作成するものであること
を特徴としている。
上記再生装置(3)によれば、ヒットランキングの高い順の前記再生順序情報が作成さ
れるので、例えば、ユーザは、最近流行している曲をヒットランキングの高いものから順
に聴くことができたり、過去に流行していた曲をヒットランキングの高い順に楽しむこと
ができる。
また、本発明に係る再生装置(4)は、上記再生装置(1)〜(3)のいずれかにおい
て、前記再生順序情報作成手段は、所定の期間内における前記ヒットランキング情報に基
づいて、前記再生順序情報を作成するものであることを特徴としている。
上記再生装置(4)によれば、前記所定の期間内における前記ヒットランキング情報に
基づいて、前記再生順序情報が作成されるので、例えば、2002年6月に流行していた
曲から前記再生順序情報が作成される。従って、ユーザはその時代(例えば、10代の頃
、3年前、冬の季節)に流行していた曲を楽しむことができる。
また、本発明に係る再生装置(5)は、上記再生装置(1)〜(4)のいずれかにおい
て、前記再生順序情報作成手段は、音楽データの再生が途中で中断されたか否かの再生状
況を考慮に入れて、前記再生順序情報を作成するものであることを特徴としている。
上記再生装置(5)によれば、音楽データの再生が途中で中断されたか否かの再生状況
を考慮に入れて、前記再生順序情報が作成される。再生中の曲が最後まで再生されずに、
途中で中断されること(例えば、ユーザにより再生中の曲がスキップされたり、ある曲の
再生中に別の曲が選択されること)は、前記再生中の曲はユーザのお気に入りでないと判
断することができる。これに対し、再生中の曲が最後まで再生されることは、前記再生中
の曲はユーザのお気に入りであると判断することができる。従って、ユーザのお気に入り
の曲を選択的に聴くことができる。
また、本発明に係る再生装置(6)は、上記再生装置(1)〜(4)のいずれかにおい
て、音楽データの再生が途中で中断されたか否かに基づいて、音楽データに対する重要度
を付与する重要度設定手段を備え、前記再生順序情報作成手段は、前記重要度を考慮に入
れて、前記再生順序情報を作成するものであることを特徴としている。
上記再生装置(6)によれば、音楽データの再生が途中で中断されたか否かに基づいて
、音楽データに対する重要度が付与され、該重要度を考慮に入れて、前記再生順序情報が
作成される。上述したように、再生中の曲が最後まで再生されずに、途中で中断されるこ
と(例えば、ユーザにより再生中の曲がスキップされたり、ある曲の再生中に別の曲が選
択されること)は、前記再生中の曲はユーザのお気に入りでないと判断することができる
。これに対し、再生中の曲が最後まで再生されることは、前記再生中の曲はユーザのお気
に入りであると判断することができる。
従って、音楽データの再生が途中で中断されたか否かに基づいて付与される前記重要度
は、ユーザのお気に入り度に相当し、このユーザのお気に入り度を考慮に入れて、前記再
生順序情報が作成されるので、ユーザのお気に入りの曲を選択的に聴くことができる。例
えば、前記重要度の低い曲を飛ばすことができる。
また、本発明に係る再生装置(7)は、上記再生装置(5)又は(6)において、音楽
データの再生中に、別の音楽データの再生が指示された場合、音楽データの再生が途中で
中断されたと判断されるように構成されていることを特徴としている。
上記再生装置(7)によれば、音楽データの再生中に、別の音楽データの再生がユーザ
により指示された場合(例えば、再生中の曲のスキップ操作や、ある曲の再生中に別の曲
を選択する操作)、再生中の曲が途中で中断されたと判断されるように構成されている。
ユーザにより再生中の曲がスキップされたり、ある曲の再生中に別の曲が選択されるこ
とは、再生中の曲はユーザのお気に入りでないと判断することができる。また、再生中の
曲が途中で中断されたことを検出する目的は、再生中の曲がユーザのお気に入りの曲であ
るか否かを判定するためである。従って、前記目的に適うように、再生中の曲が途中で中
断されたか否かを判断することができる。
また、本発明に係る再生装置(8)は、上記再生装置(1)〜(7)のいずれかにおい
て、前記再生順序情報作成手段は、音楽データの再生直後または再生中にリピート再生指
示がされたか否かの再生状況を考慮に入れて、前記再生順序情報を作成するものであるこ
とを特徴としている。
上記再生装置(8)によれば、音楽データの再生直後または再生中にリピート再生指示
がされたか否かの再生状況を考慮に入れて、前記再生順序情報が作成される。再生直後ま
たは再生中に曲がリピートされることは、当該曲はユーザのお気に入りであると判断する
ことができる。従って、ユーザのお気に入りの曲を選択的に聴くことができる。
また、本発明に係る再生装置(9)は、上記再生装置(1)〜(7)のいずれかにおい
て、音楽データの再生直後または再生中にリピート再生指示がされたか否かに基づいて、
音楽データに対する重要度を付与する重要度設定手段を備え、前記再生順序情報作成手段
は、前記重要度を考慮に入れて、前記再生順序情報を作成するものであることを特徴とし
ている。
上記再生装置(9)によれば、音楽データの再生直後または再生中にリピート再生指示
がされたか否かに基づいて、音楽データに対する重要度が付与され、該重要度を考慮に入
れて、前記再生順序情報が作成される。上述したように、再生直後または再生中に曲がリ
ピートされることは、当該曲はユーザのお気に入りであると判断することができる。
従って、音楽データの再生直後または再生中にリピート再生指示がされたか否かに基づ
いて付与される前記重要度は、ユーザのお気に入り度に相当し、このユーザのお気に入り
度を考慮に入れて、前記再生順序情報が作成されるので、ユーザのお気に入りの曲を選択
的に聴くことができる。例えば、前記重要度の低い曲を飛ばすことができる。
以下、本発明に係る再生装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、参考の
形態(1)に係る再生装置の要部を概略的にを示したブロック図である。図1に示したよ
うに、再生装置は、制御手段100、記憶手段110、読込手段120、再生手段130
、操作手段140、通信手段150、再生順序情報作成手段160、再生制御手段170
および告知手段180を備えている。
制御手段100は、バス20を通じて、再生装置に含まれる各手段を制御するものであ
り、1つまたは複数の中央処理装置およびその周辺回路で実現されている。
記憶手段110は、少なくとも音楽データおよび再生順序情報を保存する記憶装置で構
成され、実施の形態では、大きな記憶容量を有し多くの音楽データを保存できる記憶装置
となっている。記憶手段110は、ハードディスク、光磁気ディスク等で実現されるが、
補足的に半導体メモリなどを含んでもよい。
読込手段120は、CD、MDまたはDVDなどの記録媒体10に格納されている音楽
データを読み込む、およびアンテナ150Aと通信手段150とを介してインターネット
経由で送信される音楽データを読み込むものである。
再生手段130は、再生制御手段170から伝送されてくるディジタルの音楽データを
、アナログ信号に変換して再生するための手段であり、出力にはスピーカ130A等が用
いられる。
操作手段140は、ユーザが複数の再生順序判断基準情報から一つの再生順序判断基準
情報を選択することを可能にするものであり、キーボードスイッチ形式の他、タッチパネ
ルスイッチ形式あるいは音声入力形式であってもよい。
通信手段150は、無線通信により、再生装置を電気通信回線に接続する手段であり、
データの送受信を行うものである。これは、携帯電話やカーナビゲーションシステムなど
に搭載された通常の無線通信装置で実現される。
再生順序情報作成手段160は、ユーザによって選択された再生順序判断基準情報を基
に再生順序情報を作成するものであり、プログラムおよびそのプログラムが組み込まれた
コンピュータで実現される。
再生制御手段170は、記憶手段110に保存された再生順序情報を基に、記憶手段1
10から対応する音楽データを逐次再生手段130に伝送する、また、読込手段120で
読み込まれた音楽データを再生手段130に伝送するものであり、プログラムおよびその
プログラムが組み込まれたコンピュータで実現される。
告知手段180は、音楽データに含まれる曲名情報、再生順序情報、再生順序判断基準
情報などを告知する手段である。これは、モニタ画面等で実現されるが、操作手段140
と一体化したタッチパネルスイッチ形式あるいは音声出力形式であってもよい。特に、タ
ッチパネルスイッチ形式のものでは、一連の動作で、告知内容の確認と入力操作とを行う
ことができるので、より操作が簡便となり、より高い安全性が保たれる。
図2は、参考の形態(1)に係る再生装置において使用される音楽データのデータ構造
および再生順序情報の一例を概略的に示したテーブルである。
図示したように、表中にそれぞれ一行で記載された各音楽データは、それぞれの音楽デ
ータを特定するための識別データと、それぞれの音楽データを再生するときの音の情報を
示す音響データとを含んで構成されている。識別データは、曲ID、曲名情報、アーティ
スト名情報、ジャンル情報または保存日時情報などを含んでいる。なお、音響データが、
再生動作時の制御情報を含んでいてもよい。
再生順序情報は、これらの音楽データを再生するときの順番を示す情報であり、図示し
たように、例えば、表左端の列のように曲IDを並べたものとして表現するとよい。しか
し、以下、説明のため再生順序情報として他の識別データも併せて記載する。
通常、再生順序情報は表の第一行となる音楽データから再生を開始して最終行の方向へ
一行ずつ進む順で定義するとよいが、最終行となる音楽データから逆方向に進める、三行
おきに進める、またはランダムな行数ごとに進めるなど、様々な設定が可能である。
このような再生順序情報を基に、再生制御手段170は、記憶手段110内の、再生す
べき音楽データが保存されている部分から音響データを読み出し、これを逐次再生手段1
30に伝送する。これにより、音楽データの再生が行われる。なお、これに合わせて制御
手段100が、再生すべき音楽データが保存されている部分から識別データを告知手段1
80に伝送し、告知させることが望ましい。
図3は、参考の形態(1)に係る再生装置に用いられる操作手段140および告知手段
180の一例を概念的に示した図である。
操作手段140は、固定ボード140Aおよびリモコン140Bにより実現されている
。これらの操作手段140は、それぞれの再生順序判断基準情報に対応した入力手段を備
えており、これを操作することで選択された再生順序判断基準情報が設定される構成とな
っている。
告知手段180は、モニタ画面180Aにより実現されている。モニタ画面180Aに
表示される画面の例が、画面1〜5に示されている。これらの画面に示したように、告知
手段180には、選択できる再生順序判断基準情報の種類、選択された再生順序判断基準
情報、再生中の音楽データやその進行状況などが表示される。
ここでは、各再生順序判断基準情報として、〔1〕曲名、〔2〕アーティスト名、〔3
〕ジャンルおよび〔4〕保存日時を例示している。実施の形態(1)に係る再生装置は、
まず、画面1を表示して、画面1に示された再生順序判断基準情報から1つをユーザに選
択させる。次に、画面2〜4を表示して、選択された再生順序判断基準情報ごとに、さら
にそれを補足する情報を選択させる。このようにして選択された再生順序判断基準情報を
基に再生順序情報を作成すると、作成された再生順序情報に従って音楽データの再生を開
始し、画面5を表示して、その状況をユーザに告知する。ここでは、選択された再生順序
判断基準情報として、「99年10月」という保存日時情報、が選択されている場合の例
が示されている。
図4は、図3に示した参考の形態(1)に係る再生装置における制御手段100の動作
を示したフローチャートである。なお、図3に示した画面1〜5は以下においても引用す
る。まず、ステップS400において、告知手段180に画面1を表示し、複数の再生順
序判断基準情報の中から一つの再生順序判断基準情報をユーザに操作手段140を介して
選択させ、ステップS401に進行する。
ステップS401において、選択された再生順序判断基準情報が、〔1〕曲名、〔2〕
アーティスト名など名前順のものであるか否かを判断する。名前順のものであると判断す
ると、ステップS403に進行し、告知手段180に画面2を表示させる。そしてステッ
プS406に進行し、さらに補足的な再生順序判断基準情報として、五十音の中から所望
の名前を構成する先頭の文字をユーザに選択させ、ステップS409に進行する。一方、
ステップS401において名前順のものでないと判断すると、ステップS402に進行す
る。
ステップS402において、選択された再生順序判断基準情報が、〔3〕ジャンルであ
るか否かを判断する。〔3〕ジャンルであると判断すると、ステップS404に進行し、
告知手段180に画面3を表示させる。そしてステップS407に進行し、「ポップス」
、「演歌」、「ボーカル」、「ジャズ」、「ロック」および「ソウル」の中から、さらに
補足的な再生順序判断基準情報としてジャンル情報をユーザに選択させ、ステップS40
9に進行する。
一方、ステップS402において〔3〕ジャンルでないと判断すると、選択された再生
順序判断基準情報が、〔4〕保存日時など、日時を指定することが望ましいものであると
判断してステップS405に進行し、告知手段180に画面4を表示させる。そしてステ
ップS408に進行し、さらに、補足的な再生順序判断基準情報として日時をユーザに選
択させ、ステップS409に進行する。
ステップS409に進行すると、選択された再生順序判断基準情報を基に、再生順序情
報作成手段160に再生順序情報を作成させる。次にステップS410に進行して告知手
段180に画面5を表示させる。そして、ステップS411に進行し、再生制御手段17
0に、再生順序情報に基づく音楽データの再生を開始させる。なお、このような入力操作
において、入力を中止するためのキャンセル入力機能や、外部装置からの割り込み入力機
能等を含むことが望ましい。
上記参考の形態(1)に係る再生装置によれば、上述したような簡潔な操作で、多彩な
選曲機能を発揮させることができる。以下、上述した再生順序判断基準情報を基に、再生
順序情報作成手段160が再生順序情報を作成する処理について説明する。
図5(a)は、再生順序判断基準情報が、曲名情報の五十音順情報である場合に、再生
順序情報作成手段160が作成した再生順序情報を作成したときの一例を概略的に示した
テーブルである。一方、図5(b)は、再生順序判断基準情報が、アーティスト名情報の
五十音順情報である場合に、再生順序情報作成手段160が作成した再生順序情報を作成
したときの一例を概略的に示したテーブルである。
上記の図3の画面2に示したように、再生順序判断基準情報としての曲名情報またはア
ーティスト名情報は、五十音順に並べられた文字の中から、その先頭文字をユーザに選択
させるとよい。先頭文字を選択させるだけでは曲数が多く不便であるときは、2番目の文
字、3番目の文字をさらに選択させてもよい。
図5に示したように、音楽データを曲名やアーティスト名の発音順に並べるため、音楽
データに曲名やアーティスト名を仮名文字で表記した五十音順情報が含まれている必要が
ある。再生順序情報作成手段160は、この五十音順情報を参照して、音楽データを五十
音順に並べることができる。なお、五十音順情報の代わりに、曲名やアーティスト名を外
国語、例えばアルファベットで表記したアルファベット順情報を用いることもできる。
また、所定の曲数分の音楽データ、例えば10曲分の音楽データで構成されるグループ
を作成し、作成されたグループを並べた再生順序判断基準情報を作成することも可能であ
る。この場合、図示したように、音楽データを五十音順に並べ、各音楽データにグループ
情報を加えるとよい。グループ情報は各グループを識別するものであり、グループ内の複
数の音楽データは通常続けて再生される。そのため、1つのグループを1つの音楽データ
のように扱うことが可能となり、1つのグループのグループ情報を、1つの音楽データの
曲IDと同様に扱うことができる。
図6は、再生順序情報作成手段160が、図5(a)または(b)に示した再生順序情
報を作成するときの動作を示したフローチャートである。曲名情報もアーティスト名情報
も、処理としてはほぼ同等なものであるので、ここでは、図5(a)の例のように、再生
順序判断基準情報が、曲名情報の五十音順情報である場合についてのみ説明する。
まず、ステップS601において、有効範囲の設定を行って、再生順序判断基準情報に
含まれうる音楽データの範囲を定める。再生順序判断基準情報として、上述のように所望
の名前を構成する先頭の文字がユーザにより選択されている場合、例えば「カ行」の「ク
」が選択されていると、有効範囲は文字「ク」に設定される。一方、上記先頭の文字が選
択されていない場合、有効範囲はすべての文字として設定される。
次にステップS602に進行して、記憶手段110に保存されている音楽データに含ま
れる曲名情報の五十音順情報を読み込み、ステップS603に進行して、その五十音順情
報は設定された有効範囲内にあるか否かを判断する。有効範囲内にあると判断すると、ス
テップS604に進行して、記憶手段110にその音楽データに含まれる曲IDを五十音
順に保存して、ステップS605に進行する。一方、ステップS603において、その五
十音順情報は有効範囲内にないと判断すると、直接ステップS605に進行する。
ステップS605では、検索すべき音楽データがあるか否かを判断する。検索すべき音
楽データがあると判断すると、ステップS602に戻って、次の音楽データに含まれる曲
名情報の五十音順情報を読み込み、上記処理を繰り返す。一方、検索すべき音楽データが
ないと判断すると、ステップS606に進行し、五十音順に保存された記憶手段110内
のデータを基に再生順序情報を作成し、記憶手段110に保存する。
所定の曲数分の前記音楽データで構成されるグループを作成する場合には、ステップS
604において、記憶手段110にその音楽データに含まれる曲IDを保存するときに、
所定の曲数ごとに異なるグループ情報を併せて保存するとよい。
図7は、再生順序判断基準情報が、ジャンル情報である場合に、再生順序情報作成手段
160が作成した再生順序情報を作成したときの一例を概略的に示したテーブルである。
上記の図3の画面3に示したように、再生順序判断基準情報としてのジャンル情報は、「
ポップス」、「演歌」、「ボーカル」、「ジャズ」、「ロック」および「ソウル」などか
らユーザに選択させるとよい。
図7に示したように、ジャンルごとに並べるため、音楽データに「ポップス」、「ボー
カル」などのジャンル情報が含まれている必要がある。再生順序情報作成手段160は、
これらの音楽データに含まれるジャンル情報を参照して、音楽データをジャンルごとに並
べることができる。
図8は、再生順序情報作成手段160が、図7に示した再生順序情報を作成するときの
動作を示したフローチャートである。
まず、ステップS801において、有効範囲の設定を行って、再生順序判断基準情報に
含まれうる音楽データの範囲を定める。再生順序判断基準情報として、ジャンル情報が、
ユーザにより選択されている場合、例えば「ポップス」、「演歌」、「ボーカル」、「ジ
ャズ」、「ロック」および「ソウル」の中から、「ポップス」および「ボーカル」が選択
されていると、有効範囲は「ポップス」および「ボーカル」に設定される。
次にステップS802に進行して、記憶手段110に保存されている音楽データに含ま
れる曲名情報のジャンル情報を読み込み、ステップS803に進行して、そのジャンル情
報は設定された有効範囲内にあるか否かを判断する。有効範囲内にあると判断すると、ス
テップS804に進行して、記憶手段110にその音楽データに含まれる曲IDをジャン
ルごとに保存して、ステップS805に進行する。一方、ステップS803において、そ
のジャンル情報は有効範囲内にないと判断すると、直接ステップS805に進行する。
ステップS805では、検索すべき音楽データがあるか否かを判断する。検索すべき音
楽データがあると判断すると、ステップS802に戻って、次の音楽データに含まれる曲
名情報のジャンル情報を読み込み、上記処理を繰り返す。一方、検索すべき音楽データが
ないと判断すると、ステップS806に進行し、ジャンルごとに保存された記憶手段11
0内のデータを基に、再生順序情報を作成し、記憶手段110に保存する。
所定の曲数分の前記音楽データで構成されるグループを作成する場合には、ステップS
804において、記憶手段110にその音楽データに含まれる曲IDを保存するときに、
所定の曲数ごとに異なるグループ情報を併せて保存するとよい。
図9は、再生順序判断基準情報が、保存日時情報情報である場合に、再生順序情報作成
手段160が作成した再生順序情報を作成したときの一例を概略的に示したテーブルであ
る。上記の図3の画面4に示したように、再生順序判断基準情報としての保存日時情報情
報は、年や月を示したテーブルの中からユーザに選択させるとよい。
図9に示したように、保存日時情報順に並べるため、音楽データに保存日時情報が含ま
れている必要がある。再生順序情報作成手段160は、この保存日時情報情報を参照して
、音楽データを保存日時情報順に並べることができる。また、並べるための検索が容易と
なるように、詳細な日時を示した保存日時情報が、「01年01月」のように簡略化され
ていることが望ましい。
図10は、再生順序情報作成手段160が、図9に示した再生順序情報を作成するとき
の動作を示したフローチャートである。
まず、ステップS1001において、有効範囲の設定を行って、再生順序判断基準情報
に含まれうる音楽データの範囲を定める。再生順序判断基準情報として、保存日時情報の
日時に関する情報が、ユーザにより選択されている場合、例えば「01年01月」が選択
されていると、有効範囲は2001年1月1日から2001年1月31までの1ヶ月間と
いうように設定される。
次にステップS1002に進行して、記憶手段110に保存されている音楽データに含
まれる曲名情報の保存日時情報を読み込み、ステップS1003に進行して、その保存日
時情報は設定された有効範囲内にあるか否かを判断する。有効範囲内にあると判断すると
、ステップS1004に進行して、記憶手段110にその音楽データに含まれる曲IDを
保存日時順に保存して、ステップS1005に進行する。一方、ステップS1003にお
いて、その保存日時情報は有効範囲内にないと判断すると、直接ステップS1005に進
行する。
ステップS1005では、検索すべき音楽データがあるか否かを判断する。検索すべき
音楽データがあると判断すると、ステップS1002に戻って、次の音楽データに含まれ
る曲名情報の保存日時情報を読み込み、上記処理を繰り返す。一方、検索すべき音楽デー
タがないと判断すると、ステップS1006に進行し、保存日時順に保存された記憶手段
110内のデータを基に、再生順序情報を作成し、記憶手段110に保存する。
所定の曲数分の前記音楽データで構成されるグループを作成する場合には、ステップS
1004において、記憶手段110にその音楽データに含まれる曲IDを保存日時に保存
するときに、所定の曲数ごとに異なるグループ情報を併せて保存するとよい。なお、ここ
では月ごとに日時を指定させる例を示しているが、日や週、季節、年などを指定させるこ
とも可能である。
図11は、実施の形態(1)に係る再生装置の要部を概略的に示したブロック図である
。図11に示したように、実施の形態(1)に係る再生装置は、図1に示した再生装置の
場合と同様に、制御手段1100、記憶手段1110、読込手段1120、再生手段11
30、操作手段1140、通信手段1150、再生順序情報作成手段1160、再生制御
手段1170および告知手段1180を備えている。これらの各手段の詳細については図
1に示したものと同様であるが、ここではさらに照合手段1190を備えている点で異な
る。また、読込手段1120は、音楽データだけでなく、電気通信回線から送信されてく
る発売日情報またはヒットランキング情報を含む音楽公開情報を読み込むことができ、記
憶手段1110も、音楽データだけでなく、音楽公開情報を保存することが可能である。
照合手段1190は、記憶手段1110に保存されている音楽公開情報と音楽データと
の間で照合処理を行い、その照合処理の結果を基に音楽データを更新して、この音楽デー
タを記憶手段1110に保存するものであり、プログラムおよびそのプログラムが組み込
まれたコンピュータで実現される。
図12は、実施の形態(1)に係る再生装置において使用される音楽データのデータ構
造および再生順序情報の一例を概略的に示したテーブルである。図12に示したように、
実施の形態(1)に係る再生装置で扱われる音楽データは、図2に示した、参考の形態(
1)に係る再生装置の場合と同様であるが、識別データに、音楽公開情報として、発売日
情報またはヒットランキング情報が含まれる点で異なる。
図13(a)は、照合手段1190が、発売日情報と音楽データとの間で照合処理を行
うときの一例を概略的に示したテーブルである。
図示したように、各音楽データは、通信手段1150を介して送信されてくる発売日情
報を基に、発売日順に並べられている。この例では、発売日情報が2002年6月に発売
された音楽データで構成されているが、発売日情報としては、このように所定の期間ごと
に区切られているものを読み込むとよい。
照合手段1190は、読み込まれた発売日情報に含まれる曲名情報やアーティスト名情
報を基に、記憶手段1110に保存されている音楽公開情報と音楽データとの間の照合処
理を行う。照合の結果、同一の曲を示す音楽データが見つかったものについては、その情
報に対応する曲IDや保存日時情報を結びつけ、その音楽データの発売日情報が未登録の
場合には発売日情報を登録するなど、音楽データの更新を行う。
記憶手段1110に保存されていない音楽データについては、表中の曲IDまたは保存
日時情報の欄に「−」印が記されている。このとき、保存されていない音楽データに関し
てダウンロードが必要か否かを、ユーザに決定させることが望ましい。また、ユーザの定
義した定義ファイルを参照して自動的に決定するように設定することも可能である。
一方、図13(b)は、照合手段1190が、ヒットランキング情報と音楽データとの
間で照合処理を行うときの一例を概略的に示したテーブルである。
図示したように、各音楽データは、通信手段1150を介して送信されてくるヒットラ
ンキング情報を基に、ヒットランキング順に並べられている。この例では、発売日情報が
2002年6月における音楽データで構成されているが、ヒットランキング情報としては
、このように所定の期間ごとに区切られているもの、あるいは常に最新のものを読み込む
とよい。
照合手段1190は、読み込まれたヒットランキング情報に含まれる曲名情報やアーテ
ィスト名情報を基に、記憶手段1110に保存されている音楽公開情報と音楽データとの
間の照合処理を行う。照合の結果、同一の曲を示す音楽データが見つかったものについて
は、その情報に対応する曲IDや保存日時情報を結びつけ、その音楽データのヒットラン
キング情報が未登録の場合には発売日情報を登録するなど、音楽データの更新を行う。こ
のとき、ヒットランキング情報は過去のヒットランキング情報を確保するように、各年各
月ごとに、あるいは各ジャンルごとに保存されることが望ましい。
記憶手段1110に保存されていない音楽データについては、表中の曲IDまたは保存
日時情報の欄に「−」印が記されている。このとき、保存されていない音楽データに関し
てダウンロードが必要か否かを、ユーザに決定させることが望ましい。また、ユーザの定
義した定義ファイルを参照して自動的に決定するように設定することも可能である。
図14は、実施の形態(1)に係る再生装置に用いられる操作手段1140および告知
手段1180の一例を概念的に示した図である。
図示したように、図3に示したものとほぼ同様であるが、ここでは画面1において、さ
らに〔5〕発売日と〔6〕ヒットランキングとが追加されており、発売日情報およびヒッ
トランキング情報が、再生順序判断基準情報として選択可能な場合を示している。
また、これらの音楽公開情報が再生順序判断基準情報として選択されたときには、〔4
〕保存日時が選択された場合と同様に画面4による入力操作が行われることが望ましい。
したがって、図13に示した実施の形態(1)に係る再生装置における制御手段1100
の動作を示したフローチャートは、図4に示したものと同様であるので、これらの詳細な
説明を省略する。
図15は、再生順序判断基準情報が、発売日情報である場合に、再生順序情報作成手段
1160が作成した再生順序情報を作成したときの一例を概略的に示したテーブルである
。上記の図14の画面4に示したように、再生順序判断基準情報としての発売日情報は、
年や月を示したテーブルの中からユーザに選択させるとよい。
図15に示したように、発売日情報順に並べるため、音楽データの識別情報に発売日情
報が含まれている必要がある。再生順序情報作成手段160は、この発売日情報を参照し
て、音楽データを発売日順に並べることができる。また、ユーザによって選択された所定
の期間内に発売された曲の音楽データで構成されるグループを作成することもできる。表
中における「02年06月」の記載は、この期間を示している。
図16は、再生順序情報作成手段160が、図15に示した再生順序情報を作成すると
きの動作を示したフローチャートである。
まず、ステップS1601において、有効範囲の設定を行って、再生順序判断基準情報
に含まれうる音楽データの範囲を定める。再生順序判断基準情報として、発売日情報が、
ユーザにより選択されている場合、例えば「01年01月」が選択されていると、有効範
囲は2001年1月1日から2001年1月31までの1ヶ月間というように設定される
。また、最新の1ヶ月間というように、常に最新のものを設定することもできる。
次にステップS1602に進行して、記憶手段110に保存されている音楽データに含
まれる発売日情報を読み込み、ステップS1603に進行して、その発売日情報は設定さ
れた有効範囲内にあるか否かを判断する。有効範囲内にあると判断すると、ステップS1
604に進行して、記憶手段110にその音楽データに含まれる曲IDを発売日順に保存
して、ステップS1605に進行する。一方、ステップS1603において、その発売日
情報は有効範囲内にないと判断すると、直接ステップS1605に進行する。
ステップS1605では、検索すべき音楽データがあるか否かを判断する。検索すべき
音楽データがあると判断すると、ステップS1602に戻って、次の音楽データに含まれ
る曲名情報の発売日情報を読み込み、上記処理を繰り返す。一方、検索すべき音楽データ
がないと判断すると、ステップS1606に進行し、発売日順に保存された記憶手段11
0内のデータを基に、再生順序情報を作成し、記憶手段110に保存する。
所定の曲数分の前記音楽データで構成されるグループを作成する場合には、ステップS
1604において、記憶手段110にその音楽データに含まれる曲IDを発売日に保存す
るときに、所定の曲数ごとに異なるグループ情報を併せて保存するとよい。
図17は、再生順序判断基準情報が、ヒットランキング情報である場合に、再生順序情
報作成手段1160が作成した再生順序情報を作成したときの一例を概略的に示したテー
ブルである。
上記の図14の画面4に示したように、再生順序判断基準情報としてのヒットランキン
グ情報は、年や月を示したテーブルの中からユーザに選択させるとよい。なお、ヒットラ
ンキングの値が連続していないのは、該当する曲が保存されていないためである。
図17に示したように、ヒットランキング情報順に並べるため、音楽データの識別情報
にヒットランキング情報が含まれている必要がある。再生順序情報作成手段160は、こ
のヒットランキング情報を参照して、音楽データをヒットランキング順に並べることがで
きる。また、ヒットランキング順に、ユーザによって選択された所定の期間内にランキン
グされた曲の音楽データで構成されるグループを作成することもできる。表中における「
02年06月」の記載は、この期間を示している。
図18は、再生順序情報作成手段160が、図17に示した再生順序情報を作成すると
きの動作を示したフローチャートである。
まず、ステップS1801において、有効範囲の設定を行って、再生順序判断基準情報
に含まれうる音楽データの範囲を定める。再生順序判断基準情報として、ヒットランキン
グ情報が、ユーザにより選択されている場合、例えば「01年01月」が選択されている
と、有効範囲は2001年1月1日から2001年1月31までの1ヶ月間というように
設定される。また、最新の1ヶ月間というように、常に最新のものを設定することもでき
る。
次にステップS1802に進行して、記憶手段110に保存されている音楽データに含
まれるヒットランキング情報を読み込み、ステップS1803に進行して、そのヒットラ
ンキング情報は設定された有効範囲内にあるか否かを判断する。有効範囲内にあると判断
すると、ステップS1804に進行して、記憶手段110にその音楽データに含まれる曲
IDをヒットランキング順に保存して、ステップS1805に進行する。一方、ステップ
S1803において、そのヒットランキング情報は有効範囲内にないと判断すると、直接
ステップS1805に進行する。
ステップS1805では、検索すべき音楽データがあるか否かを判断する。検索すべき
音楽データがあると判断すると、ステップS1802に戻って、次の音楽データに含まれ
る曲名情報のヒットランキング情報を読み込み、上記処理を繰り返す。一方、検索すべき
音楽データがないと判断すると、ステップS1806に進行し、ヒットランキング順に保
存された記憶手段110内のデータを基に、再生順序情報を作成し、記憶手段110に保
存する。
所定の曲数分の前記音楽データで構成されるグループを作成する場合には、ステップS
1804において、記憶手段110にその音楽データに含まれる曲IDをヒットランキン
グに保存するときに、所定の曲数ごとに異なるグループ情報を併せて保存するとよい。
ところで、各音楽データの識別データとして重要度を設定しておくと、ユーザがあまり
聴きたくない曲を自動的にスキップさせることができるので便利である。そのためには、
再生順序情報作成手段が再生順序情報を作成するときに、前記音楽データのそれぞれに関
する重要度を参照し、該重要度を再生順序情報の作成に反映させるようにするとよい。こ
の機能を、上記の各選曲機能と併用するとさらにユーザの満足度を高めることができる。
例えば、各音楽データに8段階の重要度を設定しておき、曲名情報を基に再生順序情報
を作成しているときに、あるいは従来のランダム再生機能による選曲を行うときに、重要
度が所定値以上、例えば重要度6以上の音楽データだけを選択的に選曲する、あるいは重
要度に見合った確率、例えば重要度6では60%の確率で選曲するなどの設定を実行させ
る。なお、重要度は、曲の再生中に、ユーザの簡単な操作により変更されることが望まし
い。例えば、再生直前または再生中の曲がスキップされたときには、その曲に対応する重
要度の値を下げ、再生直後または再生中に曲がリピート操作されたときには、その曲に対
応する重要度の値を上げるようにする。あるいは、ユーザが操作手段を介して直接操作し
、制御手段が、操作手段からの操作信号を受けて、再生中の曲に対応する重要度の値を変
更するようにしてもよい。
上述したように、参考の形態(1)に係る再生装置、又は実施の形態(1)に係る再生
装置によれば、車載用として十分に簡潔な操作で選曲・再生を行うことができ、かつ、保
存された多くの音楽データを有効に活用することができる。
参考の形態(1)に係る再生装置の要部を概略的に示したブロック図である。 参考の形態(1)に係る再生装置において使用される音楽データのデータ構造および再生順序情報の一例を概略的に示したテーブルである。 参考の形態(1)に係る再生装置に用いられる操作手段および告知手段の一例を概念的に示した図である。 図3に示した再生装置における制御手段の動作を示したフローチャートである。 再生順序判断基準情報が、(a)曲名情報、(b)アーティスト名情報の五十音順情報である場合に、再生順序情報作成手段が作成した再生順序情報を作成したときの一例を概略的に示したテーブルである。 再生順序情報作成手段が、図5(a)または(b)に示した再生順序情報を作成するときの動作を示したフローチャートである。 再生順序判断基準情報が、ジャンル情報である場合に、再生順序情報作成手段が作成した再生順序情報を作成したときの一例を概略的に示したテーブルである。 再生順序情報作成手段が、図7に示した再生順序情報を作成するときの動作を示したフローチャートである。 再生順序判断基準情報が、保存日時情報情報である場合に、再生順序情報作成手段が作成した再生順序情報を作成したときの一例を概略的に示したテーブルである。 再生順序情報作成手段が、図9に示した再生順序情報を作成するときの動作を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態(1)に係る再生装置の要部を概略的に示したブロック図である。 実施の形態(1)に係る再生装置において使用される音楽データのデータ構造および再生順序情報の一例を概略的に示したテーブルである。 照合手段が、(a)発売日情報、(b)ヒットランキング情報と音楽データとの間で照合処理を行うときの一例を概略的に示したテーブルである。 実施の形態(1)に係る再生装置に用いられる操作手段および告知手段の一例を概念的に示した図である。 再生順序判断基準情報が、発売日情報である場合に、再生順序情報作成手段が作成した再生順序情報を作成したときの一例を概略的に示したテーブルである。 再生順序情報作成手段が、図15に示した再生順序情報を作成するときの動作を示したフローチャートである。 再生順序判断基準情報が、ヒットランキング情報である場合に、再生順序情報作成手段が作成した再生順序情報を作成したときの一例を概略的に示したテーブルである。 再生順序情報作成手段が、図17に示した再生順序情報を作成するときの動作を示したフローチャートである。
符号の説明
100、1100 制御手段
110、1110 記憶手段
120、1120 読込手段
130、1130 再生手段
140、1140 操作手段
150、1150 通信手段
160、1160 再生順序情報作成手段
170、1170 再生制御手段
180、1180 告知手段
1190 照合手段

Claims (4)

  1. 記憶手段に保存された音楽データを再生する再生装置において、
    当該再生装置の外部から曲のヒットランキング情報を取得する取得手段と、
    該取得手段により取得された曲のヒットランキング情報と、前記記憶手段に保存されて
    いる音楽データとを照合することによって得られる照合結果に基づいて、前記記憶手段か
    らヒットランキング情報が示す曲と同一の曲のみを選択してヒットランキング順に並べた
    再生順序情報を作成する再生順序情報作成手段と、
    該再生順序情報作成手段により作成された前記再生順序情報に基づいて、前記記憶手段
    に保存されている音楽データを再生する再生制御手段とを備えていることを特徴とする再
    生装置。
  2. 前記再生順序情報作成手段は、ヒットランキング順の前記再生順序情報を作成するもの
    であることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  3. 前記再生順序情報作成手段は、ヒットランキングの高い順の前記再生順序情報を作成す
    るものであることを特徴とする請求項2記載の再生装置。
  4. 前記再生順序情報作成手段は、所定の期間内における前記ヒットランキング情報に基づ
    いて、前記再生順序情報を作成するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    の項に記載の再生装置。
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