JPH06142111A - トラカール - Google Patents

トラカール

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JPH06142111A
JPH06142111A JP5025551A JP2555193A JPH06142111A JP H06142111 A JPH06142111 A JP H06142111A JP 5025551 A JP5025551 A JP 5025551A JP 2555193 A JP2555193 A JP 2555193A JP H06142111 A JPH06142111 A JP H06142111A
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修一 木村
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壯 塚越
Seiji Kuramoto
聖治 倉本
Minoru Tsuruta
稔 鶴田
Shirou Bitou
士郎 備藤
Akio Nakada
明雄 中田
Tsuruo Hatori
鶴夫 羽鳥
Nobuhiko Washitsuka
信彦 鷲塚
Yasuhiko Omagari
泰彦 大曲
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晋一 西垣
Kenji Yoshino
謙二 吉野
Keisuke Saito
圭介 斎藤
Yasuo Goto
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    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B18/04Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating
    • A61B18/12Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating by passing a current through the tissue to be heated, e.g. high-frequency current
    • A61B18/14Probes or electrodes therefor
    • A61B18/1487Trocar-like, i.e. devices producing an enlarged transcutaneous opening

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Abstract

(57)【要約】 【目的】患者の体壁を貫通した内針の先端部が勢い余っ
て体腔内臓器や体腔壁に接触してもジュール熱による熱
的損傷を体腔内臓器や体腔壁に与えることのないトラカ
ールを提供する。 【構成】内針3の先端部が体壁を貫通したことを検知し
て電極5への通電を停止する制御手段を備えたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば腹腔鏡を用い
て胆のうを摘出する場合などに使用されるトラカールに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、腹腔鏡下の胆のう摘出手術など
に使用されるトラカールは、ステンレス鋼等の金属材料
からなる内針と、この内針の外側に設けられた外套管と
からなり、外套管の先端から突出した内針の先端部を患
者の腹壁に突き刺した後、内針を外套管から抜去して使
用している。
【0003】このようなトラカールの内針は、先端部が
鋭く尖っており、しかも軸方向と直交する断面形状が菱
形あるいは三角形に形成され、そのエッジ部分で患者の
腹壁を直線状に切開できるようになっている。従って、
このようなトラカールの内針は、繰り返し使用するとエ
ッジ部分が摩耗し、いわゆる切れ味が低下するという問
題がある。
【0004】そこで、このような問題点を解消するため
に、内針の先端部に電極部を設け、この電極部と患者に
取り付けたペーシェントプレートとの間に高周波電流を
通電し、電極部に発生するジュール熱で患者の腹壁を切
開するようにしたトラカールが実開昭56−16600
6号公報において提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなトラカール
は、電極部に発生するジュール熱で患者の体壁を切開す
ることから、常に安定した切開力を得ることができる
が、次のような改善の余地があった。すなわち、上述し
たトラカールは、患者の体壁を貫通した内針の先端部が
勢い余って肝臓などの体腔内臓器や体腔壁に接触した場
合には、電極部に発生するジュール熱で体腔内臓器や体
腔壁が熱的損傷を受けるという危惧があった。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は患者の体壁を貫通した内針の先
端部が勢い余って体腔内臓器や体腔壁に接触してもジュ
ール熱による熱的損傷を体腔内臓器や体腔壁に与えるこ
とのないトラカールを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、外套管の先端から突出した内針の先端部に
患者の体腔壁を切開するための電極部を有するトラカー
ルにおいて、前記内針の先端部が体壁を貫通したことを
検知して前記電極部への通電を停止する制御手段を備え
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】このような構成の本発明は、内針の先端部が患
者の体壁を貫通すると、内針の先端部に設けた電極部と
患者に取り付けたペーシェントプレート間の電気抵抗が
無限大となり、高周波電流が流れ難くなるので、高周波
電源から電極部に通電される高周波電流を制御手段で検
出し、高周波電流が流れ難くなったときに電極部への通
電を停止することにより、体腔内臓器や体腔壁の熱的損
傷が防止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1ないし第7の実施例を図
面を参照して説明する。
【0010】図1及び図2は本発明の第1実施例を示す
図であり、図中1は外套管である。この外套管1は腹腔
鏡や鉗子等の医療器具を体腔内へ挿通するための挿通路
を腹壁等の体壁2に形成するためのものであり、たとえ
ばステンレス鋼等の金属材料で形成されている。
【0011】また、3は前記外套管1の内側に挿抜自在
に設けられた内針であり、この内針3の先端には腹壁等
の体壁2に刺針される針状部4が外套管1の先端から突
出して設けられている。この針状部4は横方向の断面が
三角形等の角形形状に形成されており、その各角部には
帯状をなす電極5が針状部4の稜線に沿って設けられて
いる。なお、内針3は電極5を除いて絶縁材質となって
いる。これらの電極5は針状部4の先端で相互に接続し
ており、高周波電源装置7からケーブル6を介して高周
波が通電されるようになっている。
【0012】なお、前記高周波電源装置7には患者の体
壁2に設置されるペーシェントプレート9がケーブル8
を介して接続されている。また、前記高周波電源装置7
は電極5とペーシェントプレート9間の抵抗を測定する
抵抗測定回路(図示せず)を有しており、電極5とペー
シェントプレート9間の抵抗が無限大になると、電極5
への通電を停止するようになっている。そして、1度通
電が停止すると、抵抗があっても通電されないようにな
っている。
【0013】このように構成される本発明の第1実施例
では、針状部4の角部に設けられた電極5に高周波を通
電すると、針状部4の角部が高周波によって発熱するの
で、腹壁等の体壁2を電極5に通電される高周波によっ
て切ることができる。したがって、本実施例では針状部
4の摩耗による切れ味の低下を防止することができ、常
に安定した切開力を得ることができる。
【0014】また、上記のように構成される本発明の第
1実施例では、電極5とペーシェントプレート9間の抵
抗が無限大になると、電極5への通電を停止するので、
針状部4の先端が体腔内の臓器に接触しても臓器に高周
波電流が通電されるようなことなく、臓器を高周波によ
って傷付けることもない。
【0015】なお、上記第1実施例では、電極5とペー
シェントプレート9間の抵抗を測定して電極5への通電
を停止するようにしたが、図3に示すように、内針3の
先端に電極10を設け、この電極10と電極5間の抵抗
を測定するようにしても良い。
【0016】次に本発明の第2実施例について図4乃至
図6を参照して説明する。図4において、21は内針で
あり、この内針21の先端部には三角錘状の針状部22
が設けられている。この針状部22は先端が鈍部23と
なっており、その稜線部には電極24,25が間隔を存
して配設されており、電極24,25を除いた内針21
は絶縁材質となっている。これらの電極24,25が体
腔内に達したことを抵抗測定により検知して電極24,
25への通電を停止させ、1度通電が止まるとリセット
しない限り通電できないように制御する制御ユニット2
6を介して電極24,25は高周波電源ユニット27に
接続しており、この高周波電源ユニット27から高周波
が印加されるようになっている。なお、図中28は外套
管、29は気密弁である。
【0017】上記のように構成される本発明の第2実施
例では、針状部22の稜線部に電極24,25が間隔を
存して配設されているので、これらの電極24,25に
高周波を通電することにより、腹壁等の体壁30を高周
波によって切開することができる。電極24,25が体
腔内へ到達したことを制御ユニット26が検知すると、
電極24,25への通電が停止する。したがって、針状
部22の角部が摩耗しても切れ味が低下することがな
く、常に安定した切れ味を得ることができる。また、針
状部22の先端が鈍部23であるので、体腔内臓器と接
触しても体腔内臓器を傷つけることはない。
【0018】図7は本発明の第3実施例を示す図であ
り、図中31はトラカールの内針、32は内針31の先
端部に設けられた先細部である。この先細部32には線
状をなす電極33が先細部32の稜線に沿って設けられ
ている。この電極33は内針31の基端部に設けられた
電源コード取付け部34に電気的に接続しており、この
電源コード取付け部34から高周波電流が通電されるよ
うになっている。なお、先細部32の先端は円弧状とな
っている。
【0019】このように構成される本発明の第3実施例
では、内針31の先細部32に設けられた電極33に高
周波電流を通電することにより、腹壁等の体壁を高周波
によって切開することができる。したがって、内針31
の先端部の摩耗に関係なく、常に安定した切れ味で体壁
を切開することができる。
【0020】なお、上記第3実施例では、内針31の先
端部に高周波用の電極33を形成したが、図8及び図9
に示すように内針31の先端部にバイポーラ電極34
a,34bを設けても良い。
【0021】また、図10に示すように内針31の先端
部に検知棒35を設け、この検知棒35でスイッチ36
をオンオフさせて電極33への通電を停止するようにし
ても良い。
【0022】また、その他の変形例としては、図11乃
至図13に示すような変形例が考えられる。
【0023】次に本発明の第4実施例について図14乃
至図16を参照して説明する。図14及び図15におい
て、51はトラカール内筒であり、この内筒51内には
振動子電源52と接続した電極53が設けられている。
この電極53の下端には絶縁材からなるスプリング54
を介してスイッチ部材55が設けられ、このスイッチ部
材55の下端にはナイフ56が設けられている。そし
て、スイッチ部材55の両側部には振動子57,58が
対向して設けられている。
【0024】このように構成される本発明の第4実施例
では、ナイフ56を体壁に押し当てると、スイッチ部材
55が電極53に接触し、振動子57,58が水平方向
に振動するので、ナイフ56が矢印方向に振動させるこ
とができる。したがって、体壁をナイフ56の機械的な
振動によって切開することができる。
【0025】なお、上記第4実施例では、ナイフ56を
水平方向に振動させて体壁を切るようにしたが、図17
及び図18に示すようにナイフ56を上下方向に振動さ
せて体壁を切るようにしても良い。
【0026】また、図19に示すようにワイヤソー60
を用いて体壁を切るようにしても良い。
【0027】次に本発明の第6の実施例を図20ないし
図25を参照して説明する。図20において、61は本
発明の第6実施例に係るトラカールを示し、このトラカ
ール61は、同図に示すように、外套管62と、この外
套管62内に抜去可能に挿入された内針63とで形成さ
れている。
【0028】前記外套管62は、患者の体壁を貫通して
体腔内に挿入される挿入部64と、この挿入部64の基
端部に設けられた把持部65とからなり、把持部65に
は体腔内の気密を確保するために気密弁としてのトラン
ペットバルブ66が設けられている。
【0029】一方、前記内針63は、棒状をなす内針本
体67の先端に先端が円弧状に形成された楔状の先端部
68を設けて形成されており、先端部68の先端円弧部
には複数個の電極69…が先端円弧部の半径方向に進退
自在に設けられている。なお、内針63は絶縁材で形成
されている。
【0030】前記電極69…は、図21および図22に
示すように、先端部68内に設けられた絶縁バネ70…
により内針63の先端から半径方向に突出する方向に付
勢されており、患者の体壁に押し当てると絶縁バネ70
…の付勢力に抗して先端部68内に後退し、先端部68
内に設けられた後述する通電部材71…に接触すること
により電極69…に通電されるようになっている。これ
らの通電部材71…はそれぞれリード線72…を介して
制御ユニット73(図20参照)に接続しており、この
制御ユニット73に接続された電源ユニット74から高
周波電流が通電されるようになっている。なお、通電部
材71…は一端が閉塞された円筒形状をしており、その
円筒部の内側に絶縁バネ70…が伸縮自在に収容されて
いる。
【0031】前記制御ユニット73は各電極69…への
通電を制御するもので、たとえば電源ユニット74から
各電極69…に通電される高周波電流の電流値を検出
し、各電極69…が腹腔内に入って絶縁バネ70の付勢
力により通電部材71との接触が離れて高周波通電が止
まったことが電流の検出によりわかる。そして、一度各
電極69…への通電が止まると、リセットしない限り、
再通電できないように各電極69…独立に制御を行うよ
うに構成されている。
【0032】このような構成において、外套管62の先
端から突出した内針63の先端部68を患者の腹壁に押
し当てると、内針63の先端部68に設けられた電極6
9…が絶縁バネ70…の付勢力に抗して内針63の先端
部68内に後退し、内針63の先端部68内に設けられ
た通電部材71…に接触する。そして、電極69…が通
電部材71…に接触すると、電源ユニット74から制御
ユニット73および通電部材71…を介して電極69…
に高周波電流が流れるので、図23に示すように電極6
9…に発生するジュール熱によって患者の腹壁75を切
開することができる。
【0033】また、図24に示すように内針63の先端
部68が患者の腹壁75を貫通すると、内針63の先端
部68が腹壁75の抵抗を受けなくなるので、電極69
…が絶縁バネ70…の付勢力により内針63の先端部6
8から突出する方向つまり通電部材71…から離れる方
向に移動し、電極69…への通電が停止する。そして、
制御ユニット73は電源ユニット74から電極69…に
通電される高周波電流の電流値を検出し、電極69…へ
の通電が止まったことがわかると、通電が停止した電極
69から順々に独立に再通電しないように制御を行う。
従って、このとき患者の腹壁75を貫通した内針63の
先端部68が図25に示すように勢い余って体腔内臓器
76に接触しても制御ユニット73により電極69…へ
の通電が停止されているので、体腔内臓器76が電極6
9…に発生するジュール熱によって熱的損傷を受けるこ
とはない。
【0034】なお、上述した第6実施例では内針63の
先端部68に設けられた複数個の電極69…を絶縁バネ
70…により内針63の先端から半径方向に突出するよ
うに付勢したが、図26に示すように内針63の先端部
68に設けられた複数個の電極69…を絶縁バネ70…
により内針63の先端から軸方向に突出するように付勢
してもよい。
【0035】このような構成によると、第6実施例と同
様に体腔内臓器76の熱的損傷を防止することができる
とともに、電極69…の突出方向が内針63の刺入方向
と一致しているので、電極69…が腹壁75内で引っ掛
かるようなことがなく、腹壁75の切開を確実に行なう
ことができる。また、絶縁バネ70をなくし、電極69
を内針63の先端部68に固定し、制御ユニット73が
各電極69…への通電の停止を高周波電源を検出し、予
め設定された値を下回っている場合に行い、1度通電停
止するとリセットしない限り、再通電されないように構
成されていても良い。
【0036】次に本発明の第7実施例を図27を参照し
て説明する。図27において、80は本発明の第7実施
例に係るトラカールの内針を示している。この内針80
は、棒状をなす内針本体81の先端に断面が三角形状あ
るいは菱形形状の先細り部82を設けて形成されてお
り、先細り部82の各エッジ部には第1電極83a…と
第2電極83b…がエッジ部の稜線に沿って設けられて
いる。なお、内針81は絶縁材で形成されている。
【0037】これらの第1電極83a…および第2電極
83b…は、電源コード84を介して制御ユニット85
に接続しており、この制御ユニット85に接続された高
周波電源86から高周波電流が通電されるようになって
いる。
【0038】前記制御ユニット85は、高周波電源86
から第1電極83a…および第2電極83b…に通電さ
れる高周波電流を検出し、第1電極83a…および第2
電極83b…に高周波電流が流れていないときには内針
81の先端部(先細り部82)が患者の体壁を貫通した
と判断し、第1電極83a…および第2電極83b…へ
の通電を各々独立に停止するように、また電極への通電
を1度停止するとリセットしない限り、2度と通電しな
いような制御を行うように構成されている。
【0039】このような構成によると、内針81の先端
部である先細り部82が患者の体壁を貫通する途中、患
者の体表面に取り付けたペーシェントプレート(図示せ
ず)と第1電極83a…との間の電気抵抗が無限大にな
り、高周波電流が流れ難くなるので、高周波電源86か
ら第1電極83a…に通電される高周波電流を制御ユニ
ット85で検出することにより、内針81の先端部が患
者の体壁を貫通したことを検知することができる。そし
て、内針81の先端部が患者の体壁を貫通したことを検
知したならば、制御ユニット85により高周波電源86
と第1電極83a…との間の電源線路を遮断することに
より第1電極83a…への通電が停止状態となる。この
とき、第2電極83b…は体壁と接触しており、高周波
通電されている。さらに体壁へ貫通を進めると、第2電
極83b…が上記第1電極83a…と同様な通電停止状
態となるので、患者の体壁を貫通した内針81の先端部
が勢い余って体腔内臓器に接触してもジュール熱による
体腔内臓器の熱的損傷を防止することができる。
【0040】なお、上述した第7実施例では内針81の
先細り部82に第1電極83a…と第2電極83b…を
エッジ部の稜線に沿って設けたが、図28に示すように
内針81の先細り部82に第2電極83b…のみを設け
ても良い。このような構成によると、先細り部82の先
端側には電極がないので、患者の体壁を貫通した内針8
1の先端が勢い余って体腔内臓器に接触しても通電によ
る熱的損傷は発生しない。
【0041】本発明の第8実施例を図29を参照して説
明する。なお、図面において第1実施例と同一部分には
同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0042】90は高周波電圧を発生する高周波発生回
路で、この高周波発生回路90の出力が電力制御部91
を介してトランス92の1次巻線に供給される。電力制
御部91は、高周波発生回路90からトランス92への
通電を制御するためのもので、後述する遮断回路97の
指令に応動する。
【0043】トランス92の2次巻線の一端に、内針3
の先端の各電極5がケーブル93を介して電気的に接続
される。トランス92の2次巻線の他端に、患者の体壁
2に設置されるペーシェントプレート9がケーブル94
を介して電気的に接続される。つまり、トランス92の
2次巻線に生じる高周波電圧を各電極5とペーシェント
プレート9との間に印加するようにしている。
【0044】トランス92の2次巻線の一端からケーブ
ル93(および電極5)への通電路に、電流検知器95
が設けられる。この電流検知器95は、トランス92の
2次側に流れる電流を検知する。この検知結果はCPU
96に送られる。
【0045】CPU96は、電流検知器95の検知結果
とあらかじめ定められている設定値とを比較し、検知結
果が設定値より低くなると、通電停止指令を発する。こ
の通電停止指令は、遮断回路97および警報回路98に
送られる。
【0046】遮断回路97は、CPU96から通電停止
指令に応答し、電力制御部91の通電を遮断せしめる働
きをする。警報回路98は、CPU96から通電停止指
令に応答して光や音による視覚的または聴覚的な警報を
発する。
【0047】作用を説明する。
【0048】高周波発生回路90が動作すると、各電極
5とペーシェントプレート9との間に高周波電圧が印加
される。
【0049】内針3の針状部4が患者の体壁(たとえば
腹壁)2に触れると、体壁2を通してトランス92の2
次側に閉回路が形成され、体壁2の穿刺箇所に高密度で
高周波電流が流れる。これにより、穿刺箇所が焼き切ら
れる。
【0050】したがって、針状部4がたとえ磨耗して
も、十分な切れ味が確保されて、常に安定した切開力を
得ることができる。
【0051】内針3の針状部4が体壁2を貫くと、各電
極5とペーシェントプレート9との間の抵抗が大きくな
り、トランス92の2次側電流が減少する。この2次側
電流の減少は電流検知器95およびCPU96で検出さ
れ、その検出に遮断回路97および警報回路98が応動
する。つまり、高周波電流が遮断されるとともに、警報
が発せられる。
【0052】したがって、針状部4の先端が体腔内の蔵
器に接触しても、その蔵器に高周波電流が流れることは
なく、蔵器への傷付けを回避できる。しかも、警報が発
せられるので、術者は、体壁2が貫かれたことを迅速に
察知することができ、安全性が向上する。なお、再刺入
は、術者のマニュアルによるリセット操作で可能とな
る。
【0053】なお、この第8実施例では、電力制御部9
1で通電を投入または遮断するだけとしたが、体壁2に
おける刺入残りの厚さを電流検知器95の検知電流値に
基づいてCPU96で逐次に検出し、検出した厚さに応
じて電力制御部91の通電量を調節する構成を加えても
よい。この場合、刺入残りの厚さが減るのに従って高周
波電流が減少していき、生体への影響を極力少なくする
ことができる。
【0054】本発明の第9実施例を図30を参照して説
明する。ここでは、第8実施例における内針3に代えて
内針100 を採用している。他の構成については第8実施
例と同じである。
【0055】内針100 は、棒状をなす内針本体101 の先
端に、断面が三角形状の先細り部(針状部4に対応)10
2 を有する。この先細り部102 の各エッジ部に、その稜
線に沿ってそれぞれ電極103 が設けられる。
【0056】内針本体101 はステンレス等の金属材料で
形成されており、各電極103 をマスキングした状態で内
針101 の全体表面にフッ素樹脂の絶縁コーティング104
を施している。この絶縁コーティング104 により、内針
101 の表面における、各電極103 以外の部分を絶縁して
いる。絶縁コーティング104 の状態を、B−B線に沿う
断面として図31に示し、C−C線に沿う断面として図
32に示す。絶縁コーティング104 の材料については、
セラミックスやシリコンの樹脂など、絶縁できる材料な
らば何でもよい。
【0057】作用および効果については第8実施例と同
じである。
【0058】なお、この第9実施例において、内針本体
101 の挿入部分101aについては、必ずしも絶縁コーティ
ング104 に限らず、たとえば絶縁チューブで被覆する構
成としてもよい。
【0059】また、図33に示すように、先細り部102
の表面において、各電極103 を除く部分に凹部101bを形
成し、そこに絶縁コーティング104 を埋設状態で施す構
成としてもよい。この場合、絶縁コーティング104 が各
電極103 から突出しなくなるので、各電極103 を体壁2
に確実に接触させることができる。
【0060】さらに、内針本体101 の先端において、先
細り部102 に代えて図34に示す流線形の曲面部105 を
形成し、そこに2本の金属線(ワイヤー)106 を十文字
にロー付けで張付け、その金属線106 を電極103 に代え
て用いる構成としてもよい。曲面部105 を下方から見た
のが図35である。なお、曲面部105 には、金属線106
を除く部分に絶縁コーティング104 が施される。
【0061】本発明の第10実施例を図36を参照して
説明する。ここでは、第8実施例における内針3に代え
て内針110 を採用している。他の構成については第8実
施例と同じである。なお、図36は、内針110 の上部側
部分を一部切欠いて示したものである。
【0062】内針110 は、セラミックスやプラスチップ
等の絶縁材料よりなる棒状の内針本体111 の先端に、断
面が三角形状の先細り部(針状部4に対応)112 を有す
る。この先細り部112 の各エッジ部に、その稜線に沿っ
てそれぞれ電極113 が埋め込み状態で設けられる。
【0063】各電極113 は、図37に示すように、内針
本体111 とほぼ同じ長さでしかも導電性の軸棒114 の先
端に、錨状に一体的に形成されている。一方、内針本体
111の軸芯部分に挿通路115 が形成されており、その挿
通路115 に対し先端側から軸棒114 が挿通されることに
より各電極113 の取付けがなされる。
【0064】内針本体111 の基端部にはケーブル93の
接続用凹部116 が形成され、その接続用凹部116 の奥底
面から挿通路115 と直交する状態に挿通路117 が形成さ
れる。この接続用凹部116 および挿通路115 に対し、ピ
ンプラグ118 が挿通される。このピンプラグ118 は、図
38に示すように、軸方向に沿って切欠かれた形のスリ
ット118aを先端部に有するとともに、同じく軸方向に沿
って切欠かれた形のスリット118bを基端部に有し、挿通
されることでスリット118aが挿通路115 に到達するよう
になっている。ピンプラグ118 のスリット118bにはケー
ブル93が接続される。
【0065】軸棒114 は挿通路117 と対応する位置に細
径部114aを有しており、ピンプラグ118 が挿通孔117 に
挿通されると、ピンプラグ118 のスリット118aが軸棒11
4 の細径部114aを挟持するようになっている。この挟持
により、ピンプラグ118 と軸棒114 とが結合され、ケー
ブル93と各電極113 とが導通状態となる。
【0066】作用および効果は第8実施例と同じであ
る。
【0067】なお、この第10実施例では、軸棒114 お
よびピンプラグ118 を内針本体111に挿通したが、内針
本体111 が樹脂で成形される場合には、各電極113 、軸
棒114 、ピンプラグ118 を内針本体用の成形型にあらか
じめセットしてから樹脂を流し込む、いわゆるインサー
ト成形を採用してもよい。
【0068】本発明の第11実施例を図39を参照して
説明する。ここでは、第8実施例における内針3に代え
て内針120 を採用している。他の構成については第8実
施例と同じである。なお、図39は、内針110 の上部側
部分を一部切欠いて示したものである。
【0069】内針120 は、セラミックスやプラスチップ
等の絶縁材料よりなる棒状の内針本体121 の先端に、流
線形の曲面部122 を有する。この曲面部122 に2本の金
属線(ワイヤー)123 が十文字にロー付けで張付けら
れ、その金属線123 が電極として用いられる。
【0070】各金属線123 の交差部に軸棒124 の先端が
接続される。この軸棒124 は、ステンレス等の金属材料
であり、内針本体121 の軸芯部分にインサート成形され
る。内針本体111 の基端部にはケーブル93の接続用凹
部126 が形成され、その接続用凹部126 にピンプラグ12
5 が設けられる。このピンプラグ125 は、ステンレス等
の金属材料であり、軸棒124 と連結した状態でその軸棒
124 とともに内針本体121 にインサート成形される。ピ
ンプラグ125 には、軸方向に沿って切欠かれた形のスリ
ット125aが形成されており、そのスリット125bにケーブ
ル93が接続される。つまり、ケーブル93と電極であ
るところの各金属線123 とが、ピンプラグ125 および軸
棒124 を介して導通状態となる。
【0071】作用および効果は第8実施例と同じであ
る。
【0072】次に、本発明の第12実施例として、超音
波を用いるタイプのトラカール、いわゆる超音波内針装
置を図40および図41により説明する。
【0073】超音波内針装置は、超音波吸引器であると
ころの吸引プローブ131 と、後述する超音波振動子の駆
動および駆動停止を制御するための駆動手段である駆動
装置132 と、吸引ビン、吸引ポンプ、送水タンク、およ
び送水用ポンプを内設した吸引送水装置(図示しない)
とを備える。
【0074】吸引プローブ131 は、超音波振動子(図示
しない)を内設したプローブ本体133 、およびこのプロ
ーブ本体133 に突出して設けられた超音波吸引管134 を
有する。この超音波吸引管134 は、体腔(たとえば腹
腔)内への挿入が可能な細長形状で、しかも超音波の伝
達効率が良好な金属製のもので、プローブ本体133 内に
挿通されて同プローブ本体133 の後端側に導かれる。プ
ローブ本体133 の後端側には可撓性の吸引管路135 が接
続されており、その吸引管路135 に上記超音波吸引管13
4 が接続および連通される。
【0075】超音波吸引管134 の先端に鈍形の円錐部13
4aが形成されており、その円錐部134aに開口134bが形成
される。つまり、開口134bは、吸引管路135 と連通状態
にあり、その吸引管路135 を通して、かつ上記吸引送水
装置(図示しない)の吸引ビンを介して、上記吸引ポン
プに接続される。
【0076】プローブ本体133 内の超音波振動子から発
せられる超音波振動は、超音波吸引管134 に伝達され
る。超音波吸引管134 の円錐部134aは、体壁へ接触され
ることにより、その体壁へ超音波振動を伝達する。
【0077】プローブ本体133 の前端側に超音波吸引管
134 の径よりも太い径のシース136が接続される。この
シース136 は、後述するトラカール外套管140 に挿通可
能な外径を有しており、内側に超音波吸引管134 を収容
することで、超音波吸引管134 の外周面との間に送水管
路136aを形成する。また、シース136 の先端は超音波吸
引管134 の円錐部134aと共にテーパー形状をなし、そこ
に送水口136bを確保している。この送水口136bは、プロ
ーブ本体133 の側部に接続された送水口金137 に連通さ
れる。この送水口金137 は、上記吸引送水装置(図示し
ない)の送水タンクを介して同吸引送水装置の送水用ポ
ンプに接続される。つまり、送水用ポンプが動作するこ
とで、シース136 の先端から水が出る。
【0078】シース136 の先端の外周面に、圧力センサ
138 が取付けられる。この圧力センサ138 は、シース13
6 が体壁に触れたときに、その体壁から受ける圧力を検
知する。
【0079】上記駆動装置132 は、高周波電流を発生す
ることにより、吸引プローブ131 の超音波振動子を励振
させ、該超音波振動子から超音波を発生させる駆動回路
132aと、圧力センサ138 の出力に応じて駆動回路132aの
駆動を制御する駆動制御回路132bとを備える。駆動制御
回路132bは、圧力センサ138 が体壁からの圧力を感知し
なくなったとき、駆動回路132aの動作を停止させ、吸引
プローブ131 の超音波振動子の励振を停止させる。
【0080】作用を説明する。
【0081】術者は、当該超音波内針装置の吸引プロー
ブ131 をトラカール外套管140 に装着し、気腹された患
者の体壁141 へ穿刺する。シース136 の先端の圧力セン
サ138 に体壁141 が押し当たると、その圧力センサ138
の圧力検知信号に駆動制御回路132bが応答し、駆動回路
132aが動作する。これにより、吸引プローブ131 の超音
波振動子が励振する。
【0082】超音波振動子から発せられる超音波振動
は、超音波吸引管134 により体壁141へ伝達され、体壁1
41 が次第に乳化する。乳化した組織は、超音波吸引管1
34 を通り、吸引送水装置(図示しない)の吸引ビンへ
吸引される。このとき、シース136 の送水管路136aを通
し、乳化しつつある組織へ送水が行なわれる。この送水
は、乳化した組織の吸引を促進するとともに、超音波吸
引管134 を冷却する。
【0083】トラカール外套管140 の挿入が続き、圧力
センサ138 の取付け位置が体壁141を通過すると、圧力
センサ138 の圧力検知がなくなり、それに駆動制御回路
132bが応答して駆動回路132aの動作が停止する。その結
果、トラカール外套管140 が内蔵器に達する前に、超音
波振動子の励振が停止し、超音波吸引管134 から体壁14
1 への超音波振動の伝達が停止する。
【0084】このように、腹腔内にトラカール外套管14
0 が挿入されると、自動的に、超音波吸引動作が停止す
るので、内臓器142 をトラカール外套管140 の先で傷付
けることがなく、安全である。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、内針の先
端部が体壁を貫通したことを検知して電極部への通電を
停止する制御手段を備えたことにより、患者の体壁を貫
通した内針の先端部が勢い余って体腔内臓器や体腔壁に
接触しても電極部への通電が停止状態となっているの
で、体腔内臓器や体腔壁にジュール熱による熱的損傷を
与えることのないトラカールを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るトラカールの内針を
示す図。
【図2】本発明の第1実施例に係るトラカールの概略構
成図。
【図3】本発明の第1実施例に係るトラカールの変形例
を示す図。
【図4】本発明の第2実施例に係るトラカールの概略構
成図。
【図5】本発明の第2実施例に係るトラカールの内針の
先端部を示す斜視図。
【図6】本発明の第2実施例に係るトラカールの作用説
明図。
【図7】本発明の第3実施例に係るトラカールの内針を
示す図。
【図8】本発明の第3実施例に係るトラカールの作用説
明図。
【図9】本発明の第3実施例に係るトラカールの変形例
を示す図。
【図10】本発明の第3実施例に係るトラカールの変形
例を示す図。
【図11】本発明の第3実施例に係るトラカールの変形
例を示す図。
【図12】本発明の第3実施例に係るトラカールの変形
例を示す図。
【図13】本発明の第3実施例に係るトラカールの変形
例を示す図。
【図14】本発明の第4実施例に係るトラカールの外観
図。
【図15】本発明の第4実施例に係るトラカールの内部
構造を示す図。
【図16】本発明の第4実施例に係るトラカールの先端
部を示す図。
【図17】本発明の第4実施例に係るトラカールの変形
例を示す図。
【図18】本発明の第4実施例に係るトラカールの変形
例を示す図。
【図19】本発明の第5実施例に係るトラカールの概略
構成図。
【図20】本発明の第6実施例に係るトラカールの概略
構成図。
【図21】図20に示す内針の先端部の内部構造を示す
断面図。
【図22】図21のA−A線に沿う断面図。
【図23】図20に示すトラカールの作用説明図。
【図24】図20に示すトラカールの作用説明図。
【図25】図20に示すトラカールの作用説明図。
【図26】図21の変形例を示す断面図。
【図27】本発明の第7実施例に係るトラカールの内針
を示す図。
【図28】図27の変形例を示す図。
【図29】本発明の第8実施例の全体的な構成図。
【図30】本発明の第9実施例における内針の構成図。
【図31】図30のB−B線に沿う断面図。
【図32】図30のC−C線に沿う断面図。
【図33】図30における絶縁コーティングの変形例を
示す図。
【図34】図30の内針形状の変形例を示す図。
【図35】図34の構成を下方から見た図。
【図36】本発明の第10実施例における内針の構成
図。
【図37】図36における電極および軸棒の構成図。
【図38】図36におけるピンプラグの構成図。
【図39】本発明の第11実施例における内針の構成
図。
【図40】本発明の第12実施例の構成図。
【図41】第12実施例の作用説明図。
【符号の説明】
1,28…外套管、3,21,31…内針、4,22…
針状部、 5,24,25,33…電極、7,27…高
周波電源装置、9…ペーシェントプレート、62…外套
管、63…内針、69…電極、70…絶縁バネ、71…
通電部材、73…制御ユニット、74…電源ユニット、
80…内針、83a,83b…電極、85…制御ユニッ
ト、86…高周波電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴田 稔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 備藤 士郎 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中田 明雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 羽鳥 鶴夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鷲塚 信彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大曲 泰彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 西垣 晋一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉野 謙二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 斎藤 圭介 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 後藤 康雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外套管の先端から突出した内針の先端部
    に患者の体腔壁を切開するための電極部を有するトラカ
    ールにおいて、前記内針の先端部が体壁を貫通したこと
    を検知して前記電極部への通電を停止する制御手段を備
    えたことを特徴とするトラカール。
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