JPH06142032A - 内視鏡の先端部 - Google Patents

内視鏡の先端部

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JPH06142032A
JPH06142032A JP4299788A JP29978892A JPH06142032A JP H06142032 A JPH06142032 A JP H06142032A JP 4299788 A JP4299788 A JP 4299788A JP 29978892 A JP29978892 A JP 29978892A JP H06142032 A JPH06142032 A JP H06142032A
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JP
Japan
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tip
main body
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endoscope
fixing
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JP4299788A
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Kenichi Ohara
健一 大原
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】先端部本体をプラスチック等で形成して内蔵物
を固定ビスで固定しても、先端部本体にクラックの発生
しない耐久性の優れた内視鏡の先端部を提供することを
目的とする。 【構成】内蔵物を固定ビス46,47,48の先端で押
圧して先端部本体2に固定するようにした内視鏡の先端
部において、上記先端部本体2とは別部品として設けら
れて上記固定ビス46,47,48が螺合するねじ孔4
2,43,44が形成された固定用部材41と、上記先
端部本体2を囲む環状に形成されて上記ねじ孔42,4
3,44の口元が露出するように上記固定用部材41に
外接させて配置された環状体55とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内蔵物を固定ビスの
先端で押圧して先端部本体に固定するようにした内視鏡
の先端部に関する。
【0002】
【従来の技術】イメージガイドファイババンドルユニッ
トやライトガイドファイババンドルなどのような内視鏡
のいわゆる内蔵物の先端は、挿入部先端に設けられた先
端部本体に固定される。
【0003】しかし、これらを先端部本体に接着するよ
うな構造では、組み立て時に接着剤を乾燥硬化させる時
間がかかってコスト高になるだけでなく、故障の際の分
解修理や調整等を行うことができなくなってしまう不都
合がある。
【0004】そこで従来は、先端部本体にねじ孔を形成
して、そこにねじ込んだ固定ビスの先端で内蔵物を押圧
して先端部本体に固定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年の内視鏡は、電気
安全性確保のために、電気絶縁性を保証する構造がとら
れる。そのために、先端部本体は電気絶縁性のプラスチ
ック材料で全体を形成するのが望ましい。
【0006】しかし、内蔵物を固定するために固定ビス
を締め込んだ状態では、先端部本体の雌ねじ部に集中応
力が生じるので、先端部本体全体をプラスチックで形成
すると、比較的短期間のうちにねじ孔の周辺から先端部
本体にクラックが発生して水漏れ事故となり、使用不能
になってしまうおそれがある。
【0007】そこで本発明は、先端部本体をプラスチッ
ク等で形成して内蔵物を固定ビスで固定しても、先端部
本体にクラックの発生しない耐久性の優れた内視鏡の先
端部を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の先端部は、内蔵物を固定ビスの先
端で押圧して先端部本体に固定するようにした内視鏡の
先端部において、上記先端部本体とは別部品として設け
られて上記固定ビスが螺合するねじ孔が形成された固定
用部材と、上記先端部本体を囲む環状に形成されて上記
ねじ孔の口元が露出するように上記固定用部材に外接さ
せて配置された環状体とを設けたことを特徴とする。
【0009】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は内
視鏡の先端部を示しており、可撓性のある挿入部可撓管
の先端に遠隔操作によって屈曲自在に形成された湾曲部
1の先端に先端部本体2が連結されている。
【0010】この実施例の内視鏡は、観察方向が前方の
いわゆる前方視型であり、先端部本体2の前端面に、観
察窓3、照明窓4、鉗子出口5及び送気送水ノズル6,
7などが配置されている。
【0011】図3は、内視鏡の先端部の側面を部分的に
切除して示している。先端部本体2は、全体が電気絶縁
性のプラスチック材によって段付きの円柱状に形成され
ており、内蔵物を挿通して固定するための複数の貫通孔
が軸方向に平行に穿設されている。
【0012】観察窓3の内側には、先端部本体2に穿設
された貫通孔11に観察光学枠12が挿通され、その先
端側の内部には対物レンズ13が固着されている。そし
て、イメージガイドファイババンドル14の先端が、対
物レンズ13に対してピント出しをした状態で、観察光
学枠12内に嵌合している。
【0013】また、イメージガイドファイババンドル1
4を少なくとも湾曲部1内で囲むように設けられた保護
チューブ16の先端が、チューブ取り付け環17を介し
て先端部本体2の後端部に固定されている。
【0014】湾曲部1は、図示されていないリベットで
多数の節輪21を回動自在に連結して、その外側を、網
状管22及び外皮ゴムチューブ23で被覆して構成され
ている。
【0015】そして、その最先端の節輪21を先端部本
体2に連結するために、先端部本体2の後側の上下に形
成された一対の溝25内に、金属製の連結片26が各々
嵌め込まれ、その連結片26に形成されたねじ孔に皿ビ
ス27をねじ込んで、最先端の節輪21がそこに連結固
定されている。
【0016】図1は、図3に示されるI−I断面を示し
ており、31及び32は、出射端面が照明窓4の内側に
配置された照明用ライトガイドファイババンドル、33
及び34は、送気送水ノズル6,7に連通する送気送水
チューブ、35は鉗子出口5に連通する鉗子チャンネル
であり、これら内蔵物は、先端部本体2に形成された貫
通孔内に各々挿通されて、そこに接着固定されている。
【0017】図4は内蔵物の図示を省略して示す分解斜
視図であり、以下、図1と図4とを参照して説明する。
先端部本体2の後側の側面には溝37が形成されてお
り、ちょうどその溝37を埋める形状に、先端部本体2
とは別部品として形成された金属製の固定用部材41が
溝37内に嵌められている。
【0018】この固定用部材41には、三つのねじ孔4
2,43,44が内方に向けて形成されており、その各
々に固定ビス46,47,48がねじ込まれている。ま
た、先端部本体2には三つのねじ孔42,43,44と
位置を合わせて、ねじ通過孔51,52,53が内方に
向けて形成されており、三つの固定ビス46,47,4
8の先端が、観察光学枠12、チューブ取り付け環17
及びライトガイドファイババンドル31の口金31a
を、先端部本体2に押圧することができる。
【0019】また、固定用部材41に外接する金属製の
環状体55が、先端部本体2の後部の外周を囲むように
嵌着されており、固定ビス46,47,48をねじ込む
ことによって逆に外方へ押し出されようとする固定用部
材41の動きが、環状体55によって規制される。
【0020】55aは、環状体55を取り付けた状態で
固定ビス46,47,48をねじ込むことができるよ
う、三つのねじ孔42,43,44の口元が露出するよ
うに環状体に穿設された逃げ孔、55bは、連結片26
を通過させるための逃げ孔である。
【0021】このような構成により、組み立て時には、
先端部本体2に送気送水チューブ33,34と鉗子チャ
ンネル35を接合した後、イメージガイドファイババン
ドル14を装着した観察光学枠12、ライトガイドファ
イババンドル31及びチューブ取り付け環17などを先
端部本体2の所定箇所に挿入し、固定用部材41及び環
状体55を先端部本体2の所定位置に取り付けて、固定
ビス46,47,48を締め込む。
【0022】すると、固定ビス46,47,48が各々
の先端で観察光学枠12、チューブ取り付け環17及び
ライトガイドファイババンドル31の口金31aを先端
部本体2に押圧し、その反作用で、固定用部材41が外
方に押し出されようとするが、その動きが環状体55の
内面にぶつかって阻止され、それらの部品すべてが互い
に動かないようにしっかりと固定される。
【0023】このようにして先端部本体2に内蔵物が固
定された状態では、プラスチック製の先端部本体2に
は、各部の押圧面から受ける力が加わるだけでねじ部周
辺のような応力の集中は発生しない。
【0024】そして、ねじ孔42,43,44が形成さ
れた固定用部材41は金属製なので、固定ビス46,4
7,48が締め込まれた程度の集中応力によっては、ク
ラック等は発生しない。
【0025】なお、図4には図示が省略されているが、
図1に示されるように、もう一つのライトガイドファイ
ババンドル32の口金32aは、先端部本体2の反対側
において、第2の固定用部材61を第1の固定用部材4
1と同様に用いて、固定ビス62によって固定される。
【0026】そして、これら内蔵物の先端部本体2への
固定が終わった後に、先端部本体2に一対の連結片26
を皿ビス27で取り付けて、先端部本体2と最先端の節
輪21との連結を行う。
【0027】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば固定用部材41が嵌め込まれている
溝37は、例えば図5に示されるように、先端部本体2
の後端まで切り欠いてもよく、また、固定用部材41を
介して最先端の節輪21と先端部本体2とを連結する
等、実施にあたっては種々の態様をとることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明の内視鏡の先端部によれば、内蔵
物を押圧するための固定ビスが螺合するねじ孔が、先端
部本体とは別部品として設けられた固定用部材に形成さ
れていて、固定ビスを締め込むとその反作用により固定
用部材が環状体に押し付けられて全体が固定されるの
で、先端部本体に応力の集中が発生しない。
【0029】したがって、先端部本体を比較的強度の弱
いプラスチック等によって形成しても、内蔵物を固定ビ
スで押圧固定することでは先端部本体にクラック等が発
生せず、優れた耐久性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の背面断面図(図3におけるI−I断面
図)である。
【図2】実施例の外観斜視図である。
【図3】実施例の側面断面図である。
【図4】実施例の分解斜視図である。
【図5】実施例の変形例を示す部分分解斜視図である。
【符号の説明】
2 先端部本体 41 固定用部材 42,43,44 ねじ孔 46,47,48 固定ビス 55 環状体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内蔵物を固定ビスの先端で押圧して先端部
    本体に固定するようにした内視鏡の先端部において、 上記先端部本体とは別部品として設けられて上記固定ビ
    スが螺合するねじ孔が形成された固定用部材と、 上記先端部本体を囲む環状に形成されて上記ねじ孔の口
    元が露出するように上記固定用部材に外接させて配置さ
    れた環状体とを設けたことを特徴とする内視鏡の先端
    部。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103648359A (zh) * 2012-06-06 2014-03-19 奥林巴斯医疗株式会社 内窥镜
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