JPH06141534A - 突入電流抑制回路 - Google Patents

突入電流抑制回路

Info

Publication number
JPH06141534A
JPH06141534A JP4288333A JP28833392A JPH06141534A JP H06141534 A JPH06141534 A JP H06141534A JP 4288333 A JP4288333 A JP 4288333A JP 28833392 A JP28833392 A JP 28833392A JP H06141534 A JPH06141534 A JP H06141534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
terminal side
constant current
side circuit
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4288333A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemaru Suzuki
茂丸 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP4288333A priority Critical patent/JPH06141534A/ja
Publication of JPH06141534A publication Critical patent/JPH06141534A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 端末側回路における電圧降下等の不都合を生
じることなく、装置本体から端末側回路への突入電流を
一定電流値に抑制可能な突入電流抑制回路を提供するこ
と。 【構成】 電子回路31と電解コンデンサ32とを並列
接続してなる端末側回路30には、スイッチング素子2
0の電圧感知部21が並列接続されている。端末側回路
30には更に定電流回路10が直列接続されている。定
電流回路10にはスイッチング素子20のスイッチング
出力22が並列接続されている。装置本体に端末側回路
30を接続した際には、装置本体から端末側回路30に
流れる突入電流は定電流回路10によって一定値に抑え
られる。端末側回路30における負荷側電圧Voがある
程度上昇した時には、スイッチング出力がON動作して
定電流回路10を短絡する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は突入電流抑制回路に関
し、特に装置本体側より電源を受電し、また受電状態に
おいて自由に装置本体と着脱可能な端末側回路の突入電
流を抑制する回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような着脱可能な端末側回路の電
源ラインには、通常、負荷変動に対しても安定に動作す
るように、パスコンや容量の大きな電解コンデンサ等が
接続されている。ところで、このような端末側回路は容
易に装置本体と着脱可能であるという特長があるが、装
置本体が電源投入状態において接続する際、あるいは装
着状態において装置本体を電源投入した時等において、
端末側回路のコンデンサを充電するための大きな突入電
流が流れる。そしてこのために装置本体側の電源電圧が
瞬時ダウンし、この結果、装置本体が誤動作を起こして
しまうという欠点がある。
【0003】このような突入電流による装置本体側への
影響を抑制するため、従来は、端末側回路と装置本体と
の電源ラインにコイルや負荷に影響のない程度に抵抗値
が低い抵抗(低抵抗)を接続し、突入電流を少なくする
ような回路構成が採られている。図3、4にこれらの従
来例を示した。即ち、図3はコイルを使用した突入電流
抑制回路を用いた端末側回路30の例を示し、電子回路
31とコンデンサ32とを並列接続して構成される端末
側回路30にはコイル40が直列接続されている。また
図4は同じく低抵抗を使用した突入電流抑制回路を用い
た端末側回路30の例であり、コイル40に代えて抵抗
50が直列接続されている。これらの端末側回路30に
おいて、装置本体との接続時には端子A、Bの間には入
力電圧Viが印加される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のコ
イルを用いた突入電流抑制回路の場合、装置本体と端末
側回路との間のインピーダンスによって抑制効果が大き
く影響し、即ちこれらの間の線路が短くてインピーダン
スが小さい場合には、コイルのインダクタンスを大きく
しなければ抑制効果が上がらない。しかしながらコイル
のインダクタンスを大きくすると、端末側回路の電源電
圧にオーバーシュートが生じたり、あるいはコイルの逆
起電力によるスパイクが発生し、このため端末側回路の
電子部品を破損させる虞があるという問題がある。
【0005】一方、低抵抗を用いた突入電流抑制回路で
は、抵抗値が小さすぎると突入電流の抑制に効果がな
い。また抵抗値がある程度以上に大きい場合には電圧降
下を生じ、このため電源電圧が下がって端末側回路の動
作に影響を与えるという問題がある。
【0006】それ故に本発明の課題は、上記従来の欠点
を除去し、即ち端末側回路での電圧降下や線路のインピ
ーダンスによる影響されることがなく、突入電流を一定
電流値に確実に抑制することができる突入電流抑制回路
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電子回
路およびこれに並列接続されたコンデンサからなる端末
側回路に直列接続された定電流回路と、前記端末側回路
の電源電圧の上昇により動作して前記定電流回路を短絡
するスイッチング素子からなることを特徴とする突入電
流抑制回路が得られる。スイッチング素子は、例えば、
端末側回路に並列接続された電圧感知部と、定電流回路
に並列接続されたスイッチング出力とから構成される。
【0008】
【作用】上記のスイッチング素子と定電流回路とから構
成される本発明の突入電流抑制回路によれば、装置本体
を電源投入した時や装置本体に端末側回路を接続した際
において、装置本体から端末側回路に流れる突入電流は
定電流回路によって一定の値に抑えることができる。ま
た装置本体との接続が完了して端末側回路における電圧
がある程度上昇した時には、スイッチング素子が動作し
て定電流回路を短絡する。このため、装置本体と端末側
回路との線路における電圧降下をなくすことができる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1に本
発明の実施例の突入電流抑制回路を示した。図1におい
て、電子回路31とコンデンサ32とを並列接続して構
成される端末側回路30には、電圧感知部21とスイッ
チング出力(接点等)22から構成されるスイッチング
素子20が接続されている。電圧感知部21は、端子
C、Dにおいて端末側回路30に並列に接続されてい
る。またスイッチング出力22の両端は、端末側回路3
0の一端に直列接続された定電流回路10に並列接続さ
れている。電圧感知部21における動作電圧は負荷側電
圧Voの定常電圧の2/3程度に設定されており、スイ
ッチング素子20はこの動作電圧付近においてON/O
FF動作する。またスイッチング素子20は、例えばト
ランジスタ等を用いて電子的に構成されたものが使用さ
れるが、これに限定されない。
【0010】以上の構成を備えた実施例の突入電流抑制
回路の動作を図2(a)〜(d)を参照しつつ説明す
る。まず、図1の構成を備えた端末側回路30を装置本
体にコネクタ等によって接続した場合、端末側回路30
には入力側(装置本体側)の電源が供給され、従って時
間T1において端子A、B間に入力電圧Viが印加され
る。この時スイッチング出力22はOFF状態であるか
ら、時間T1〜T2において負荷側である端末側回路3
0には、定電流回路10を介しこれにより抑制された一
定電流(抑制電流Ic)の負荷電流Iが流れる。そして
この負荷電流Iにより、端末側回路30を構成するコン
デンサ32は充電される。
【0011】コンデンサ32の充電がある程度行われ、
負荷電流Iが定電流回路10の制御電流Ic以下になる
時間T2から時間T3においては、定電流回路10は電
流制御がかからず、単に電流を流し込む回路として動作
する。
【0012】更に、負荷側電圧Voが上昇して定常電圧
の2/3以上になった時間T3になると、この電圧上昇
により電圧感知部21が動作し、スイッチング出力22
がONになる。スイッチング出力22のONによって定
電流回路10が短絡状態となり、負荷側電圧Voが入力
電圧Viと同電位になる。このため、負荷電流Iは一時
的にやや上昇した後、漸次減少して定常電流Ioにな
る。
【0013】一方、時間T4においてコネクタの脱着等
により端末側回路30の入力側の電源が遮断された場合
には、負荷側電圧Voは負荷側のコンデンサ32の放電
によって下降を始める。負荷側電圧Voがスイッチング
素子20における上記動作電圧(カットオフ電圧)に達
する時間T5では、電圧感知部21が作動してスイッチ
ング出力22がONからOFFになる。これにより端末
側回路30の次の電源供給時における突入電流の抑制の
ためのセットアップが行われる。
【0014】
【発明の効果】以上の通り、本発明の突入電流抑制回路
によれば、端末側回路における電圧降下等の不都合を生
じることなしに、装置本体との接続時において装置本体
から端末側回路に流れる突入電流を一定の電流値に抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の突入電流抑制回路を備えた端
末側回路の回路図である。
【図2】(a)〜(d)は図1の端末側回路の動作タイ
ミングチャートを示した説明図である。
【図3】コイルを使用した従来の突入電流抑制回路を備
えた端末側回路の回路図である。
【図4】低抵抗を使用した従来の突入電流抑制回路を備
えた端末側回路の回路図である。
【符号の説明】
10 定電流回路 20 スイッチング素子 21 電圧感知部 22 スイッチング出力 30 端末側回路 31 電子回路 32 コンデンサ 40 コイル 50 抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子回路およびこれに並列接続されたコ
    ンデンサからなる端末側回路に直列接続された定電流回
    路と、前記端末側回路の電源電圧の上昇により動作して
    前記定電流回路を短絡するスイッチング素子からなるこ
    とを特徴とする突入電流抑制回路。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング素子が、前記端末側回
    路に並列接続された電圧感知部と、前記定電流回路に並
    列接続されたスイッチング出力とから構成されることを
    特徴とする請求項1記載の突入電流抑制回路。
JP4288333A 1992-10-27 1992-10-27 突入電流抑制回路 Withdrawn JPH06141534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4288333A JPH06141534A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 突入電流抑制回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4288333A JPH06141534A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 突入電流抑制回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06141534A true JPH06141534A (ja) 1994-05-20

Family

ID=17728834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4288333A Withdrawn JPH06141534A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 突入電流抑制回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06141534A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252081A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Omron Corp 回路保護装置およびその短絡電流遮断方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252081A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Omron Corp 回路保護装置およびその短絡電流遮断方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7880449B2 (en) Capacitor start-up apparatus and method with fail-safe short circuit protection
JPS607907B2 (ja) スイツチングレギユレータ
US6356468B1 (en) Arrangement for limiting starting current in a power supply
JPH06141534A (ja) 突入電流抑制回路
JP3574599B2 (ja) 入力過電圧制限機能を備えた突入電流防止回路
JP2002093264A (ja) 接点損傷防止回路
JP2000209777A (ja) 電力供給回路および突入電流防止方法
JPH07143736A (ja) 容量性負荷の突入電流抑制回路
JPH07261860A (ja) 電源回路
JP3369490B2 (ja) 電源回路用カレントリミッタ回路
CN219871536U (zh) 一种电能表电路及其电能表
JP3417858B2 (ja) カレントリミッタ機能付き電源装置
JPH05328599A (ja) 突入電流防止回路
JPH03101518A (ja) 負荷駆動回路
JPH0215129Y2 (ja)
JPS6115523A (ja) 突入電流抑制回路
JP4329463B2 (ja) コンデンサ充電回路
JPS6176027A (ja) 突入電流防止回路
KR880001011Y1 (ko) 오디오 증폭기의 뮤팅회로
JP2633455B2 (ja) 短絡保護システム
RU1818672C (ru) Устройство дл управлени мощным транспортом с защитой от короткого замыкани
JPH01170365A (ja) 突入電流防止回路
JPS6338694Y2 (ja)
JPS63164120A (ja) 突入電流防止回路
JPS58225728A (ja) 交流2線式無接点スイツチ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000104