JPH06141372A - 送受信システム - Google Patents

送受信システム

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JPH06141372A
JPH06141372A JP4285717A JP28571792A JPH06141372A JP H06141372 A JPH06141372 A JP H06141372A JP 4285717 A JP4285717 A JP 4285717A JP 28571792 A JP28571792 A JP 28571792A JP H06141372 A JPH06141372 A JP H06141372A
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Yasuo Yoshimura
康男 吉村
Shunichi Nagamoto
俊一 長本
Takeshi Muramatsu
猛 村松
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信装置から通信タイミングを送信して受信
装置の待ち受けタイミングを変更させる。 【構成】 送信装置1は送信の必要が生じた場合、第一
の計数手段3の送信フレームNが所定値に変化した時点
を基準にしてこの値Nを送信する。一方、受信装置11
では第二の計数手段13の受信フレームMが所定値に変
化した時点を基準にして、間欠的に受信回路17を作動
させて送信装置1からの送信信号を待ち受け、正常に受
信したときは第二の計数手段13の値Mを受信した値N
に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は信号の待ち受けを間欠的
に行うことにより受信装置の低消費電力化を図り、電池
寿命を延長させた受信装置を実現する送受信システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の送受信システムを図6を用いて
説明する。図6は無線電波信号による送受信システムを
瞬間式ガス給湯機のリモートコントロールに適用した場
合の外観斜視図である。ガス給湯機101は通常屋外あ
るいは機械室に設置される。ガス給湯管102から供給
されるガスを燃焼させて水配管103から供給される水
を加熱し、給湯配管104を通して浴室105のシャワ
ー107や台所106の蛇口108に湯を供給する。浴
室105や台所106にはリモコン109,110が設
置されていて、給湯温度を調整するための操作およびガ
ス給湯機101の運転状態を監視することが出来る。リ
モコン109,110からガス給湯機101への操作信
号およびガス給湯機101からリモコン109,110
への運転状態信号は電波信号111,112で伝達され
るためその間の信号線を配線する必要はない。また、そ
の電源として電池が使用されているため設置場所の限定
が少ないという長所がある。しかし、その反面、電池交
換の煩わしさがあり、この電池交換の頻度を少なくする
ための低消費電力化が非常に大きな技術課題となってい
る。とりわけ送受信システムにおける信号の待ち受け動
作に要する電力消費を少なくすることが最も重要なポイ
ントである。
【0003】そこで、送信装置から送信するタイミング
と受信装置で受信待ちするタイミングを合わせて通信す
る構成が考えられる。受信装置は送信装置から信号が送
信される可能性がある時だけ受信回路の電源をオンにす
る低消費電力の待ち受け受信動作が可能となり、通信す
る時間間隔を大きくするほど受信回路の電源をオンにす
る回数を減らすことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、通信タイミングが常に一定となり以下のような
幾つかの課題を有する。まず、同様の他の送受信システ
ムと送信が衝突した場合に、通信するタイミングが両送
受信システムで常に一定であるため衝突を再び起こす可
能性が非常に高い、2回以上連続して送信するときにも
受信装置が受信待ちするまでの一定の時間間隔をあけて
通信を行わなければならないなどの課題を有する。ま
た、送信装置と受信装置との間で通信タイミングが一度
ずれてしまうと、容易に修復できない。さらに、受信装
置が通信タイミングをまだ持っていないときは、送信信
号を受信するまでの間受信回路を連続作動させ受信を待
つ必要がある。通信する時間間隔を大きくして通常の通
信時における受信回路の消費電力を小さくするほど、こ
のときの受信回路の電源をオンさせる時間が長くなり消
費電力は大きくなる。
【0005】本発明は上記の課題を解決するもので、通
信するタイミングを自在に変更して他の送受信システム
と送信が衝突した場合に衝突が繰り返されることを避
け、2回以上連続して送信するときに通信の効率を上
げ、送信装置と受信装置との間でずれてしまった通信タ
イミングを修復し、通信するタイミングを受信装置がま
だ持っていないときに受信を待つ時間を短くして受信回
路での消費電力を減らすことを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の送受信システムは一定周期Tの第一のタイ
マー信号を出力する第一のタイマー手段と、この第一の
タイマー信号を一単位として計数した計数値を送信フレ
ーム値Nとするとともに前記送信フレーム値Nを最大送
信フレーム値Nmax 計数したところで再びN1に初期化
する第一の計数手段と、前記送信フレーム値Nが所定値
Nx に変化した時を基準として送信タイミングを決定し
送信フレーム値Nを含めた送信信号を送信する送信制御
手段とを備えた送信装置と、一定周期Tの第二のタイマ
ー信号を出力する第二のタイマー手段と、この第二のタ
イマー信号を一単位として計数した計数値を受信フレー
ム値Mとするとともに前記受信フレーム値Mを最大受信
フレーム値Mmax 計数したところで再びM1に初期化す
る第二の計数手段と、前記受信フレーム値Mが所定値M
x に変化した時点を基準として受信タイミングを決定し
前記送信装置からの送信信号の待ち受け動作を一定時間
t1行うとともに、この待ち受け中に前記送信信号があ
った場合にはこれの受信処理を行い前記受信フレーム値
Mを前記送信信号に含まれた送信フレーム値Nに変更し
て、t2時間後に第二のタイマー手段を再起動する受信
制御手段を備えた受信装置とからなるものである。
【0007】また、送信制御手段は少なくとも所定時間
t3毎に送信フレーム値Nが所定値Nx に変化した時を
基準として送信信号を送信し、受信制御手段は前記送信
装置からの前記送信信号を最後に受信してから前記t3
時間以上受信できないときに、送信信号の待ち受け動作
を連続的に行うものである。
【0008】また、送信制御手段は一定時間毎に送信フ
レーム値Nが所定値Nx に変化した時を基準として送信
信号を送信し、受信制御手段は前記送信装置からの前記
送信信号が一定時間以上受信できないときに、送信信号
の待ち受け動作を連続的に行うものである。
【0009】さらに、送信制御手段は送信フレーム値N
が変化した時点を基準として送信フレーム値Nを含めた
送信信号を送信し、受信制御手段は第二の計数手段を停
止させるとともに送信装置からの前記送信信号の待ち受
け動作を連続的に行い、前記送信装置から前記送信フレ
ーム値Nを受けとってt2時間後に第二の計数手段を動
作開始させるものである。
【0010】加えて、送信フレーム値Nが所定値Nx に
変化した時を基準として最大送信フレーム値Nmax を変
更するとともに、最大送信フレーム値Nmax の値を含め
た送信信号を送信する送信制御手段を備えた送信装置
と、送信信号の受信処理を行い最大受信フレーム値Mma
x の値を前記送信信号に含まれた最大送信フレーム値N
max の値に変更する受信制御手段を備えたものである。
【0011】
【作用】上記構成によって、送信装置は送信フレーム値
Nを送信信号に含めて送信する。受信装置は送信装置か
ら送信フレーム値Nを受信して受信フレーム値Mをこの
値に変更しt2時間後に第二のタイマー手段を再起動し
て次の通信タイミングを変更する。
【0012】送信装置から定期的に送信データを送信す
る。受信装置は送信装置からの送信信号を最後に受信し
てからt3時間以上受信できないときに送信信号の待ち
受け動作を連続的に行い、送信装置から送信フレーム値
Nを受信して受信フレーム値Mをこの値に変更し通信タ
イミングを修復する。
【0013】通信タイミングをまだ持っていない受信装
置は、送信装置からの送信信号の待ち受け動作を連続的
に行い、送信装置から送信フレーム値Nを受信して受信
フレーム値Mをこの値に変更して、t2時間後に第二の
計数手段を動作開始させる。このようにして通信タイミ
ングを確立する。
【0014】送信装置は最大送信フレーム値Nmax を送
信信号に含めて送信する。受信装置は送信装置から最大
送信フレーム値Nmax を受信して受信最大フレーム値M
maxをこの値に変更し次の通信タイミングを変更する。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。ガス給湯機に送信装置を、リモコンに受信装置
を接続してガス給湯機の運転状態をリモコンの液晶画面
でモニタする。図1(a)に送信装置を、図1(b)に
受信装置を示す。図1(a)の送信装置1は以下のよう
に構成される。一定周期T(例えばT=1秒)の第一の
タイマー信号2aをサイクリックに出力する第一のタイ
マー手段2、この第一のタイマー信号2aを基準にして
送信フレーム値Nを計数し、その計数値Nが所定値Nx
(例えばNx =1)になった時に送信タイミング信号3
aとそのときの送信フレーム値N(3b)を出力する第
一の計数手段3、また第一の計数手段3は、送信フレー
ム値Nが最大値Nmax (例えばNmax =6)になったと
きに次の計数動作でN1(例えばN1=1)に初期化す
る。さらに、ガス給湯機の運転状態信号などの情報信号
4aを出力する信号発生手段4、この信号発生手段4か
らの情報信号4aを入力するとともにその内容から送信
の必要性を判定し、送信の必要があるときやポーリング
要求信号10aが入力された場合には送信要求信号5a
と送信のデータ信号5bを出力する送信判定手段5、こ
の送信要求信号5aが入力されると送信タイミング信号
3aを基準にして送信動作を開始し、データ信号5bに
送信フレーム値(3b)やプリアンブル信号、伝送エラ
ーチェックコードなどを付加した送信信号6aおよび送
信電源制御信号6bを出力する送信制御手段6、この送
信信号6aを無線電波信号7aに変換して送信アンテナ
9から送出する送信回路7、送信制御手段6からの送信
電源制御信号6bによって送信回路7への電源供給(8
a)を制御する送信電源制御手段8、定期的にポーリン
グ要求信号10aを送信判定手段5に出力し、送信装置
へポーリング信号を送信するためのポーリング制御手段
10で構成される。
【0016】図1(b)において、受信装置11は以下
のように構成される。一定周期T(例えばT=1秒)の
第二のタイマー信号12aを発生させる第二のタイマー
手段12、この第二のタイマー信号12aを基準にして
受信フレーム値Mを計数し、その計数値Mが所定値Mx
(例えばMx =1)になった時に待ち受けタイミング信
号13aを出力する第二の計数手段13、また第二の計
数手段13は、受信フレーム値Mが最大値Mmax (例え
ばMmax =6)になったときに次の計数動作でM1(例
えばM1=1)に初期化する。さらに、待ち受けタイミ
ング信号13aを基準にして受信電源制御信号16bを
出力する受信制御手段16、この受信電源制御信号16
bを受け取って受信回路17へ電源供給(18a)する
受信電源制御手段18、また、受信制御手段16は、受
信回路17からの受信信号16aの待ち受け処理を行
い、受信データ内の送信フレーム値N(13b)を出力
する。加えて、送信装置1から送られてきた電波信号7
aをキャッチするための受信アンテナ19、受信制御手
段16が正しく受信した時に受信制御手段16からの受
信完了信号15aおよび受信データ15bを受取り、そ
の内容によってリモコンの液晶画面14を駆動するため
の制御信号14aを出力する制御信号発生器15、送信
フレーム値N(13b)を受け取って第二の計数手段1
3の受信フレーム値Mをこの値に変更するタイミング同
期手段20、このタイミング同期手段20は受信完了信
号15aが入力されると同時に計時を開始し、t2時間
後に第二のタイマー手段12を初期化するとともに第二
の計数手段13の受信フレーム値Mを1つ変更するタイ
ミング同期信号20aを出力する。ここでt2時間は1
フレームの長さから受信データの長さを差し引いた一定
の値である。
【0017】次に、図1の一部信号タイミングを図2を
用いて説明する。図2(a)は送信装置1の信号タイミ
ングを示したものであり、図中(i)は一定周期T(T
=1秒)の第一のタイマー信号2aを、(ii)は送信フ
レーム値Nの推移を示しており、この場合の最大フレー
ム値Nmax は4である。すなわち送信フレーム値Nは
1,2,3,4と増加した後、つぎの計数動作で再び1
に戻すもので、1から4までの数値が1秒毎にサイクリ
ックに変化する。(iii )は送信タイミング信号3aで
あり、送信フレーム値Nが4から1に変化した時のタイ
ミングで出力される。(iv)は送信制御手段6から出力
された送信信号6aであり、送信信号6aにはこのとき
の送信フレーム値N(ii)の値(この図では1)が含ま
れている。送信の必要性が生じた場合には(iii )の送
信タイミング信号を基準にして送信動作を開始するもの
で、この時間間隔はT×Nmax =4秒で一定である。
【0018】図2(b)は受信装置11の信号タイミン
グを示したものであり、図中(i)は一定周期Tの第二
のタイマー信号12aを、(ii)は受信フレーム値Mの
推移を示しており、受信フレーム値Mは1から4まで増
加した後、つぎの計数動作で再び1に戻す。この受信フ
レーム値Mは送信装置1からの送信信号6aを正常受信
したときに、送信信号6a内に含まれる送信フレーム値
Nに変更する。(iii)は待ち受けタイミング信号13
aであり、この場合計数値N2が4から1に変化した時
のタイミングで出力される。
【0019】(iv)は受信制御手段16から出力された
受信電源制御信号16aであり、(iii )の待ち受けタ
イミング信号を基準にして受信回路17に電源供給し、
待ち受け動作を行うタイミングを示したもので、この時
間間隔はT×Mmax =4秒で一定である。
【0020】図2(c)は送受信システム全体の信号タ
イミングを示している。図中(i)は信号発生手段4か
ら情報信号4aの中の一つの信号を示し、A点でLレベ
ルからHレベルに状態が変化したことを表している。
【0021】(ii)は第一の計数手段3から出力される
送信タイミング信号3aであり、周期T×Nmax =4秒
でサイクリックに送信制御手段6に入力される。
【0022】(iii )は送信制御手段6から出力された
送信信号6aを示し、A点での情報信号4aの変化を受
けて送信タイミング信号3aを基準にして送信を開始す
るものである。送信信号6aは受信装置11が信号をキ
ャッチするときに利用するプリアンブル信号部と本来伝
達すべき情報信号部で構成される。更に情報信号部は信
号の先頭を表すためのフレーム同期コード、信号の送信
元や送信相手を区別するためのIDコード、伝達したい
情報を乗せたデータ部および伝送された信号が誤ってい
るか否かを検出するための伝送エラーチェックコードな
どで構成されている。
【0023】(iv)は受信装置11の第二の計数手段1
3から出力される待ち受けタイミング信号13aを示し
たもので、前記第一の計数手段3から出力される送信タ
イミング信号3aと同じ周期T×Mmax =4秒でサイク
リックに出力されるように設計される。
【0024】(v)は受信制御手段16から出力される
間欠的な受信電源制御信号16bと受信回路17で受信
した受信信号16aを重ねて示している。受信電源制御
信号16bによる受信回路17への電源投入は待ち受け
タイミング信号13aに同期して開始されるが、送信装
置1からの信号がない時には一定時間(t1)後に自動
的に電源をオフし、信号がある場合にはそれを受信した
後電源オフする構成である。
【0025】(vi)は被制御装置14へ与えられる制御
信号14aの1つであり、受信信号16aが受信制御手
段16によって正しい信号だと判定された後、制御信号
発生手段15から出力され、B点で送信装置1の情報信
号4aの内容(LレベルからHレベルへの変化)が伝達
される。
【0026】次に、本発明の実施例の作用効果を図3〜
図5を用いて説明する。図3〜図4で(i)〜(iii )
は送信装置1における通信タイミングを示したもので、
(i)は送信フレーム値Nの推移であり、1から4まで
の数値がサイクリックに現れる。(ii)は送信タイミン
グ信号3aであり、Nが4から1に変化した時のタイミ
ングで出力される。(iii )は送信制御手段6から出力
された送信信号6aであり、送信信号6a内にはこのと
きの(ii)の送信フレーム値Nを含んで送信する。(i
v)〜(vi)は受信装置11における通信タイミングを
示したもので、(iv)は受信フレーム値Mの推移を示し
ており、送信装置と同様に1から4までの数値がサイク
リックに現れる。このMは送信信号6aを受信したとき
に、送信信号6a内に含まれる送信フレーム値Nに変更
する。(v)は受信回路17に電源供給し、待ち受け動
作を行うタイミングである。(vi)は受信回路17で受
信した送信信号6aを示している。
【0027】図3は送信装置1が通信タイミングを変更
した状態を示したものである。図3(a)のように他の
送受信システム(vii にその送信フレームの推移を示
す)と送信が衝突したことを検知した場合、あるいは何
度送信しても受信装置で受信できないときなどは複数の
送信装置で通信タイミングが一致している場合がある。
このとき送信制御装置6は送信時に送信フレーム値Nを
変化させて通信タイミングを変更する。(i)と(iii
)に示すように送信信号6aを送信するときに送信制
御手段6が第一の計数手段3の送信フレーム値Nを1か
ら2に変化させるとともに、このNを送信する(C
点)。受信装置11は送信信号6aを受信して受信フレ
ーム値Mを1から2に変更する(iv)。変更された通信
タイミングに基づいて受信電源制御手段18は(v)の
タイミングで受信回路17に電源供給し、新たな通信タ
イミングで待ち受け動作を開始するので、他の送受信シ
ステム(vii )と通信タイミングが異なり衝突が回避さ
れる。
【0028】また、送信装置1と受信装置11とで通信
タイミングがずれたときには、送信フレーム値Nを変更
せずに送信信号6aを送信すれば従来と同じ通信タイミ
ングで送信タイミングと受信タイミングを一致させるこ
とができる。したがって、送信信号の中に送信フレーム
値Nまたは最大送信フレーム値Nmax を含めて常に送信
すれば、受信装置がその送信信号を受信する毎に受信タ
イミングを送信タイミングに合わせるので、通信タイミ
ングが次第にずれていくことを減らすことができる。
【0029】図3(b)では2つ以上連続して送信した
いデータがあった場合、従来は次の通信タイミングまで
4秒間待たなくてはならなかった。このとき送信制御装
置6は送信時に送信フレーム値Nを大きくして通信タイ
ミングを変更し通信の効率を上げる。(i)と(iii )
に示すように送信信号6aを送信するときに送信制御手
段6が第一の計数手段3の送信フレームの値Nを4とす
るとともに、このNを送信する。受信装置11では送信
信号6aを受信して受信フレーム値Mを4に変更する
(iv)。変更された通信タイミングに基づいて受信電源
制御手段18は(v)のタイミングで受信回路17に電
源供給し、新たな通信タイミングで待ち受け動作を開始
するので、次の通信タイミングを1秒後と速くすること
ができる。
【0030】また、送信装置は少なくとも所定時間t3
毎に送信を行い、受信装置側の受信フレーム値Mを定期
的に確認する構成とする。送信装置からの送信信号を最
後に受信してから前記t3時間以上受信できないときに
は送信装置と受信装置との間で通信タイミングがずれて
いるものとして、受信装置は送信信号の待ち受け動作を
連続的に行い、送信装置から送信フレーム値Nを受信し
て受信フレーム値Mをこの値に変更する。以上によって
一定時間内に通信タイミングのずれを検知し修復するこ
とができる。
【0031】図4は受信装置11が動作を始めた状態を
示したものである。受信装置11は通信タイミングを持
っておらず、受信フレームによる間欠的な待ち受け受信
動作を行うことができない。このように受信装置と送信
装置との間で通信タイミングを初期設定するときには、
送信制御手段6は送信フレーム値Nがある所定値(本実
施例では1)となったときを待たずに、このNが計数さ
れた時点を基準として送信動作を行う。例えば、送信装
置は動作し始めて最初の数秒間は1秒毎に送信フレーム
値Nを送信する。(vii )は受信電源制御信号16bに
よる受信回路17への電源投入16aで受信装置11は
最初の送信信号6aを受信するまで受信回路17に連続
的に電源を供給しており常に受信可能な状態である。受
信するまで第二の計数手段13は停止しており受信フレ
ーム値M(iv)は計数されない。受信装置11では送信
信号6aを受信して受信フレーム値Mを設定し第二の計
数手段13の動作を開始する(D点)。通信タイミング
が確立したので受信電源制御手段18は(vii )に示す
ように定期的に受信回路17に電源供給し、4秒毎に待
ち受け動作を行う。送信フレーム値Nが変化した時点で
送信動作を開始するので、受信回路17に連続的に電源
供給する時間は長くとも第一のタイマー手段2の時間間
隔T=1秒でよい。
【0032】なお、本実施例では計数手段は+1の計数
を行っているが−1の計数を行っても同様であり、この
とき送信装置1から送信する値は通信タイミングまでの
残り値を送信してもよい。また送信する値は送信フレー
ム値Nに算術処理を加えたものでもよく、負数であって
もよい。
【0033】上述では送信装置1の送信フレームの値N
を送信したが、最大送信フレーム値Nmax を送信し、受
信装置11の最大受信フレーム値Mmax をNmax の値に
変更することによって通信タイミングを速くすること、
遅くすることが可能である。図5で(i)〜(iv)は送
信装置1における通信タイミングを示したもので、
(i)は最大送信フレーム値Nmax を示したものであ
る。(ii)は送信フレーム値Nの推移でNmax から1に
変化した時のタイミングで送信タイミング信号3a(ii
i )が出力される。(iv)は送信制御手段6から出力さ
れた送信信号6aであり、送信信号6a内には最大送信
フレーム値Nmax を含んで送信する。(v)〜(viii)
は受信装置11における通信タイミングを示したもので
ある。(v)は最大受信フレーム値Mmax を示したもの
で、このMmax は送信信号6aを受信したときに送信信
号6a内に含まれるNmax の値に変更する。(vi)は受
信フレーム値Mの推移を示しており、Mmax から1に変
化した時のタイミングで受信回路17に電源供給し、待
ち受け動作を行う(vii )。(vii )は受信回路17で
受信した送信信号6aを示している。(i)(ii)(ii
i )に示すように送信信号6aを送信するときに送信制
御手段6が最大送信フレーム値Nmax を4から5に変化
させるとともに、このNmax の値(=5)を送信する。
受信装置11は送信信号6aを受信して最大受信フレー
ム値Mmax (=4)をNmax の値(=5)に変更する
(v)。変更された通信タイミングに基づいて受信電源
制御手段18は(vii )に示すタイミングで受信回路1
7に電源供給し、新たな通信タイミングで待ち受け動作
を開始する。送信装置に機器を接続して機器の動作状態
を受信装置側でモニタする場合、接続した機器の動作状
態に応じて、例えば機器が動作中は状態変化を直ちにモ
ニタしたいので最大送信フレーム値Nmax 、最大受信フ
レーム値Mmax を小さくして通信間隔を短くし、機器が
停止中は受信装置の消費電力を減らしたいのでNmax ,
Mmax を大きくして受信装置11の受信回路17を電源
オンする回数を減らすことが可能である。
【0034】なお、本実施例では送信装置が備えた第一
のタイマー手段の周期T1と、受信装置が備えた第二の
タイマー手段の周期T2とをT1=T2=Tとしたが、
T1=kT2(kは自然数)の関係であっても受信装置
内でM=kN、Mmax =kNmax とすれば同じ効果が得
られる。
【0035】このように実施例によれば、本発明は通信
のタイミングを自在に変更して他の送受信システムと送
信が衝突した場合に衝突が繰り返されることを避け、2
回以上連続して送信するときに通信の効率を上げ、送信
装置と受信装置との間でずれてしまった通信タイミング
を修復し、通信するタイミングを受信装置がまだ持って
いないときにタイミング確立の為の受信を待つ時間を短
くして受信回路での消費電力を減らすことが可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の送受信シス
テムは、送信装置と受信装置の両方に周期が同じである
サイクリックなタイマー信号を発生するタイマー手段お
よび計数手段を設け、送信装置の送信フレーム値Nまた
は最大送信フレーム値Nmax を送信して受信装置の受信
フレーム値Mまたは最大受信フレーム値Mmax を変更さ
せる構成であるため、次のような効果がある。
【0037】(1)通信タイミングが同一の他の送受信
システムと送信が衝突した場合、通信タイミングを変更
して他の送受信システムとの衝突を避けることができ
る。
【0038】(2)2回以上連続して送信するときな
ど、通信タイミングを変更して次の通信タイミングを速
くして通信の効率を上げることができる。
【0039】(3)送信装置と受信装置とで通信タイミ
ングがずれたときに、これを一定時間内に検知して修復
することができる。
【0040】(4)送信してくるタイミングを受信装置
がまだ持っていないときに、通信タイミングを確立する
ために受信回路に連続的に電源を供給する時間が短い。
【0041】(5)頻繁に通信する必要がないときな
ど、通信タイミングを変更して次の通信タイミングを遅
くして受信回路の電源オン回数を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第一の実施例における送受信シ
ステムの送信装置の構成図 (b)同システムの受信装置の構成図
【図2】(a)同システムの送信装置の一部信号タイミ
ング図 (b)同システムの受信装置の一部信号タイミング図 (c)同システムの通信時での一部信号タイミング図
【図3】(a)本発明の第二の実施例における送受信シ
ステムの一部信号タイミング図 (b)本発明の第二の実施例における送受信システムの
一部信号タイミング図
【図4】本発明の第三の実施例における送受信システム
の一部信号タイミング図
【図5】本発明の第四の実施例における送受信システム
の一部信号タイミング図
【図6】送受信システムをガス給湯機に利用した場合の
設置状況を示した外観斜視図
【符号の説明】
1 送信装置 2 第一のタイマー手段 3 第一の計数手段 6 送信制御手段 7 送信回路 11 受信装置 12 第二のタイマー手段 13 第二の計数手段 16 受信制御手段 17 受信回路 18 受信電源制御手段 20 第二のタイミング同期手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定周期Tの第一のタイマー信号を出力す
    る第一のタイマー手段と、この第一のタイマー信号を一
    単位として計数した計数値を送信フレーム値Nとすると
    ともに前記送信フレーム値Nを最大送信フレーム値Nma
    x 計数したところで再びN1に初期化する第一の計数手
    段と、前記送信フレーム値Nが所定値Nx に変化した時
    を基準として送信タイミングを決定し前記送信フレーム
    値Nを含めた送信信号を送信する送信制御手段とを備え
    た送信装置と、一定周期Tの第二のタイマー信号を出力
    する第二のタイマー手段と、この第二のタイマー信号を
    一単位として計数した計数値を受信フレーム値Mとする
    とともに前記受信フレーム値Mを最大受信フレーム値M
    max 計数したところで再びM1に初期化する第二の計数
    手段と、前記受信フレーム値Mが所定値Mx に変化した
    時点を基準として受信タイミングを決定し前記送信装置
    からの送信信号の待ち受け動作を一定時間t1行うとと
    もに、この待ち受け中に前記送信信号があった場合には
    これの受信処理を行い前記受信フレーム値Mを前記送信
    信号に含まれた送信フレーム値Nに変更して、t2時間
    後に第二のタイマー手段を再起動する受信制御手段を備
    えた受信装置とで構成した送受信システム。
  2. 【請求項2】送信制御手段は少なくとも所定時間t3毎
    に送信フレーム値Nが所定値Nx に変化した時を基準と
    して送信信号を送信し、受信制御手段は前記送信装置か
    らの前記送信信号を最後に受信してから前記t3時間以
    上受信できないときに、送信信号の待ち受け動作を連続
    的に行う請求項1記載の送受信システム。
  3. 【請求項3】送信制御手段は送信フレーム値Nが変化し
    た時点を基準として送信フレーム値Nを含めた送信信号
    を送信し、受信制御手段は第二の計数手段を停止させる
    とともに送信装置からの前記送信信号の待ち受け動作を
    連続的に行い、前記送信装置から前記送信フレーム値N
    を受けとってt2時間後に第二の計数手段を動作開始さ
    せる請求項1および請求項2記載の送受信システム。
  4. 【請求項4】送信フレーム値Nが所定値Nx に変化した
    時を基準として最大送信フレーム値Nmax を変更すると
    ともに、最大送信フレーム値Nmax の値を含めた送信信
    号を送信する送信制御手段を備えた送信装置と、送信信
    号の受信処理を行い最大受信フレーム値Mmax の値を前
    記送信信号に含まれた最大送信フレーム値Nmax の値に
    変更する受信制御手段を備えた受信装置からなる請求項
    1記載の送受信システム。
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