JPH0614037A - 伝送路障害検出方式 - Google Patents

伝送路障害検出方式

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JPH0614037A
JPH0614037A JP4167239A JP16723992A JPH0614037A JP H0614037 A JPH0614037 A JP H0614037A JP 4167239 A JP4167239 A JP 4167239A JP 16723992 A JP16723992 A JP 16723992A JP H0614037 A JPH0614037 A JP H0614037A
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JP
Japan
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frame
upper limit
occurrence
transmission
fcs
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JP4167239A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Oda
健一郎 織田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】伝送路を流れるフレームの異常状態を検出する
手段を設け、異常状態発生頻度が所定の上限値を越えて
いる時、伝送路障害箇所の探索を行なうようにし、確実
に障害の発生を検出可能とする伝送システム及び伝送路
障害検出方式を提供する。 【構成】障害検出装置は、FCS不正を検出する手段
と、終了デリミター不正を検出する手段、トークン再生
頻度を検出する手段とを備え、、該異常の何れかが、予
め設定した異常状態発生頻度の上限値を越える時、伝送
路障害箇所の探索を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トークンリングLAN
等の伝送システムに係り、特に、伝送路障害発生時、伝
送路障害箇所の探索を確実に開始することを可能とし
て、伝送路障害箇所の特定を行なう伝送路障害検出方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術によるトークンリングLAN等
の伝送システムは、伝送路障害の発生を検出する場合、
IEEE 802.5で規定されている障害探索用フレ
ーム(IEEE 802.5ではBeacon MAC
フレームと呼んでいる。)を用いてのみしかできなかっ
た。該障害探索フレームは、伝送路障害(信号のレベル
不正、トークン消失等)を検出したステーションが送信
するフレームで、該探索用フレームの出現は障害検出装
置にとっては、伝送路障害箇所の探索の契機になる。
【0003】なお、前述のようなリング伝送システムに
関する従来技術として、例えば、特開昭61−1874
41号公報、特開平1−221954号公報等に記載さ
れた技術が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、伝送
路障害箇所の探索の契機として、IEEE 802.5
で規定されている障害探索用フレームを用いてのみしか
できないために、伝送路の障害を検出する能力が不十分
であり、次のような問題点を有している。
【0005】(1)伝送路に接続されているステーショ
ンは、IEEE 802.5で規定されている障害探索
用フレームを用いてのみしか、障害発生を知らせること
が出来ない。その為、障害検出装置は、伝送路に接続さ
れているステーションとの整合性からIEEE 80
2.5で規定されている障害探索用フレームを障害探索
の契機に使わざるをえず、障害検出装置の障害検出能力
は、ステーション側の検出能力により決まってしまう。
【0006】(2)伝送路障害には、IEEE 80
2.5で規定されている障害探索用フレームの送出に至
らない伝送路障害のモードがある。つまり、一時的に信
号のレベル不正やトークン消失は起こるものの、短時間
で回復し、その為に、障害探索用フレームの送出条件に
達せず、その後、再度、信号のレベル不正やトークン消
失が起こり、前回同様に短時間で回復するという現象を
繰り返すような障害のモードである。この様な伝送路障
害のモードでは、伝送路障害が存在するにも拘らず、障
害探索用フレームの送出条件に達せず、結果的に、障害
探索用フレームは送出されず、障害検出装置は障害探索
の契機を得ることが出来ない。
【0007】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決し、FCS不正を検出する手段と、終了デリミター
不正を検出する手段、トークン再生頻度を検出する手段
とを備え、該異常の何れかが、予め設定した異常状態発
生頻度の上限値を越える時、伝送路障害箇所の探索を開
始するようにし、確実に障害を検出可能とする伝送シス
テム及び伝送路障害検出方式を提供することに有る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、伝送路を流れ
るフレームの異常状態を検出する手段と、異常状態の発
生頻度の上限値を設定する手段を備え、該異常状態発生
頻度の上限値を越えている時、伝送路障害箇所の探索を
行なう様にすることにより前記目的を達成することが出
来る。
【0009】すなわち、本発明は、FCS不正を検出す
る手段と、終了デリミター不正を検出する手段、トーク
ン再生を検出する手段と、該異常状態発生頻度の上限値
を設定する手段とを備えることにより前記目的を達成す
ることが出来る。
【0010】さらに、本発明は、FCS不正、終了デリ
ミター不正、トークン再生の異常状態発生頻度が該異常
状態発生頻度の上限値を越えている時、伝送路障害箇所
の探索を行なう手段を備えることにより前記目的を達成
することが出来る。
【0011】
【作用】伝送路を流れるフレームの異常状態を検出し、
所定時間内の該異常状態発生の総数と該異常状態発生頻
度の上限値とを比較する手段を設けることにより、ステ
ーションの障害検出能力(ステーションは障害を検出す
るとIEEE 802.5で規定されている障害探索用
フレームを送信する。)に依存することなく、広範囲の
障害モード(IEEE 802.5で規定されている障
害探索用フレームの送出に至らない伝送路障害のモード
等)に対しても伝送路障害箇所の探索を開始する契機を
得ることが可能となる。
【0012】また、伝送路を流れる任意のフレームのF
CSの正否をチェックし、FCS不正フレームの発生頻
度と予め設定したFCS不正フレームの発生率上限値と
を比較する手段を設けることにより、MACフレームの
みでなく、LLCフレームの通過率(フレームの通過率
より、伝送路に障害が存在するか否かを判断することが
可能である。また、IEEE 802.5でMACフレ
ーム長は、約40バイト、LLCフレームの最大長は約
4キロバイトと規定されている。)をも伝送路障害箇所
の探索開始の契機とすることが出来る。つまり、長いフ
レームの通過率から、伝送路に障害が存在するか否かを
判断することが可能となり、軽微な障害も検出できるよ
うになる。
【0013】また、伝送路を流れるフレームの終了デリ
ミターの正否をチェックし、所定時間内の終了デリミタ
ー不正フレームの総数が予め設定した終了デリミター不
正フレームの発生上限値とを比較する手段を設けること
により、フレーム異常であるにも拘らず、FCS不正の
扱いをされないことを回避して、異常フレームとして扱
うことが可能となる。
【0014】さらに、伝送路を流れる送信権獲得用フレ
ームの消失後、再度送信権獲得用フレームが出現したこ
とを検出してカウントし、所定時間内の該送信権獲得用
フレーム消失から出現に至るシーケンスの発生数と予め
設定した該送信権獲得用フレームの発生上限値とを比較
する手段を設けることにより、一時的にトークン消失は
起こるものの、短時間で回復し、その為に、障害探索用
フレームの送出条件に達せず、その後、再度、トークン
消失が起こり、前回同様に短時間で回復するという現象
を繰り返すような障害についても検出可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明による伝送システム及び伝送路
障害検出方式の一実施例を図面により、詳細に説明す
る。
【0016】図1は、本発明をトークンリングLANに
適用した一実施例の伝送システムの構成を示すブロック
図、図2は、障害検出装置間で障害が発生したときのリ
ング折り返しを示す図、図3は、障害検出装置の構成を
示すブロック図である。
【0017】図1〜図3において、10a〜10dは障
害検出装置、11は第1リング、12は第2リング、1
3はステーション、20はマイクロプロセッサー、21
はメモリー、22は共通バス、23aは第1リング用M
AC層制御部、23bは第2リング用MAC層制御部、
24aは第1リング用フィジカル層制御部、24bは第
2リング用フィジカル層制御部、25はリレー制御部、
26はリレー回路である。
【0018】本発明の一実施例による伝送システムは、
図1に示すように、ステーション13が接続されている
障害検出装置10a〜10dが第1リング11及び第2
リング12にてリング状に相互に接続されている。
【0019】MAC層制御部23a、23bは、本発明
に関連が深い機能として次の機能を有する。FCS不
正、及びトークン再生を検出し、予め各異常状態対応に
設定してある発生上限値(FCS不正、トークン再生の
各々の発生上限値をN1、N2とする。)とを比較し、
所定時間(本実施例では、1分とする。)内のFCS不
正、トークン再生の何れかの異常状態発生の総数が、対
応する発生上限値を越えている時、伝送路障害箇所の探
索を行なう。
【0020】次に、前述したように構成される本発明の
一実施例において、障害検出装置10aと10bの間の
第1リング11に障害(完全な障害ではなく、フレーム
の通過率低下を招くような比較的、弱い障害)が発生し
たものとして、その場合の動作を図1〜3を参照して説
明する。
【0021】先ず、障害検出装置10bは、第1リング
用MAC層制御部23aで、FCS不正を検出する毎
に、FCS不正発生数を更新していく。その結果、1分
間のFCS不正の発生総数が上限値N1を超えているた
め障害発生と判定する。次に、第1リング用フィジカル
層制御部伝送路24aを介して、障害探索用のフレーム
を送信する。他の障害検出装置10a、10c、10d
も同様に、障害発生を検出し、障害探索用のフレーム
を、ほぼ一斉に送信開始する。ここで、各障害検出装置
は上流から障害探索用フレームを受信すると、自分での
障害探索用フレームの送信を停止し、上流からのフレー
ムをリピートするモード(フレームリピートモード)に
移る。従って、障害検出装置10aと10bの間の第1
リング11のみに障害が存在していることから、障害検
出装置10a、10c、10dはフレームリピートモー
ドになり、最終的に障害検出装置10bのみ、障害探索
用フレームを送信し続け、このことから障害検出装置1
0bは、自分の上流に障害が存在すると判断し、第2リ
ング用MAC層制御部23b及び第2リング用フィジカ
ル層制御部24bを介して、障害検出装置10aに対し
て、障害の存在を通知する。その結果、障害検出装置1
0bは、リレー制御部25を介して、リレー回路26に
対し、リング折り返しの指示を出す。また、障害検出装
置10aも同様にリング折り返しを実行し、最終的に、
図2に示すように障害検出装置10aと障害検出装置1
0b間の障害部分を迂回した伝送路(通常リングバック
と呼んでいる。)を形成して、障害箇所を切り離す。
【0022】本実施例では、異常状態発生をFCS不正
と、トークン再生の二つに分けて検出したが、FCS不
正の代わりにFCS不正と終了デリミター不正を合わせ
てフレーム不正と扱って、処理しても良い。また、FC
S不正の発生頻度を一定時間内に発生するFCS不正の
総数から検出したが、伝送路を流れるFCS正常フレー
ムの総数とFCS不正フレームの総数からフレームエラ
ー率を出して異常状態発生を検出しても良い。
【0023】以上、障害検出装置10aと10bの間の
第1リング11にフレームの通過率低下を招くような比
較的、弱い障害が発生したものとして、その時の動作を
説明した。ここで、伝送路障害の発生を検出する手段と
して、IEEE 802.5で規定している障害探索用
フレーム(IEEE 802.5ではBeaconMA
Cフレームと呼んでいる。)を用いたとすると、該障害
探索フレームは、信号のレベル不正、トークン消失等を
検出したステーションが送信するフレームであるため、
上記のようにフレームの通過率低下を招くような比較
的、弱い障害に対してはステーションが障害探索用フレ
ームを送信することはなく、障害検出装置として障害探
索の契機を得ることができない場合が出てくることは、
容易に理解できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、障
害検出装置は、FCS不正を検出する手段と、終了デリ
ミター不正を検出する手段、トークン再生を検出する手
段と、該異常状態発生頻度の上限値を設定する手段、及
び所定時間内のFCS不正、終了デリミター不正、トー
クン再生の異常状態発生の各総数が該異常状態発生頻度
の上限値を越えている時、伝送路障害箇所の探索を行な
う手段を備えることにより、障害検出装置に接続されて
いるステーションから送信されるIEEE802.5規
定の障害探索用フレーム(信号のレベル不正、トークン
消失等を検出したことを示す。)に依存することなく、
障害検出装置にて任意の障害判定基準(FCSエラー発
生率等)を設定できる。また、完全な障害ではなく、フ
レームの通過率低下を招くような比較的、弱い障害に対
しても、障害探索の契機を得ることができることから障
害検出能力の大幅な向上を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をトークンリングLANに適用した一実
施例の伝送システムの構成を示すブロック図である。
【図2】障害検出装置間で障害が発生したときのリング
折り返しを示す図である。
【図3】障害検出装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10a〜10d…障害検出装置、 11…第1リング(伝送路)、 12…第2リング、 13…ステーション、 20…マイクロプロセッサー、 21…メモリー、 22…共通バス、 23a…第1リング用MAC層制御部、 23b…第2リング用MAC層制御部、 24a…第1リング用フィジカル層制御部、 24b…第2リング用フィジカル層制御部、 25…リレー制御部、 26…リレー回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】障害検出装置と該障害検出装置間を接続し
    てリング状LANを構成する伝送システムにおいて、該
    障害検出装置は、伝送路を流れるフレームの異常状態を
    検出する手段と、該異常状態発生数の上限値を設定する
    手段と、所定時間内の該異常状態発生数と予め設定した
    該異常状態発生の上限値とを比較する手段を備え、該異
    常状態発生数が該異常状態発生の上限値を越えている
    時、伝送路障害箇所の探索を行なうようにしたことを特
    徴とする伝送システム。
  2. 【請求項2】請求項1の障害検出装置は、伝送路を流れ
    るフレームのFCS(FrameCheck Sequ
    nce)の正否をチェックする手段と、該フレームの数
    と、FCS不正フレームの数のそれぞれをカウントする
    手段と、FCS不正フレームの発生率上限値を設定する
    手段と、該FCS不正フレームの発生率と予め設定した
    該FCS不正フレームの発生率上限値とを比較する手段
    を備え、該FCS不正フレームの発生率が予め設定した
    該FCS不正フレームの発生率上限値を越えている時、
    伝送路障害箇所の探索を行なうようにしたことを特徴と
    する伝送路障害検出方式。
  3. 【請求項3】前記障害検出装置は、伝送路を流れるフレ
    ームの終了デリミターの正否をチェックする手段と、該
    フレームの数と、終了デリミター不正フレームの数のそ
    れぞれをカウントする手段と、終了デリミター不正フレ
    ームの発生上限値を設定する手段と、所定時間内の該終
    了デリミター不正フレームの数が予め設定した該終了デ
    リミター不正フレームの発生上限値とを比較する手段を
    備え、該所定時間内の該終了デリミター不正フレームの
    数が予め設定した該終了デリミター不正フレームの発生
    上限値を越えている時、伝送路障害箇所の探索を行なう
    ようにしたことを特徴とする請求項2記載の伝送路障害
    検出方式。
  4. 【請求項4】前記障害検出装置は、伝送路を流れる送信
    権獲得用フレームの消失後、再度送信権獲得用フレーム
    が出現したことを検出してカウントする手段と、該送信
    権獲得用フレーム消失から出現に至るシーケンスの発生
    数の上限値を設定する手段と、所定時間内の該送信権獲
    得用フレーム消失から出現に至るシーケンスの発生数と
    予め設定した該送信権獲得用フレームの発生上限値とを
    比較する手段を備え、該送信権獲得用フレーム消失から
    出現に至るシーケンスの発生数が該送信権獲得用フレー
    ムの発生上限値を越えている時、伝送路障害箇所の探索
    を行なうようにしたことを特徴とする請求項2または3
    記載の伝送路障害検出方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110474305A (zh) * 2018-05-10 2019-11-19 中国电力科学研究院有限公司 一种防异常电气量数据的输电线路保护方法及装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110474305A (zh) * 2018-05-10 2019-11-19 中国电力科学研究院有限公司 一种防异常电气量数据的输电线路保护方法及装置
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