JP2662258B2 - 情報中継用ノード装置 - Google Patents

情報中継用ノード装置

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JP2662258B2
JP2662258B2 JP63247086A JP24708688A JP2662258B2 JP 2662258 B2 JP2662258 B2 JP 2662258B2 JP 63247086 A JP63247086 A JP 63247086A JP 24708688 A JP24708688 A JP 24708688A JP 2662258 B2 JP2662258 B2 JP 2662258B2
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光夫 岩間
章仁 井田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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ENU TEI TEI DEETA TSUSHIN KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一方の伝送系から他の伝送系へ情報フレー
ムの中継を行う情報中継用ノード装置に係り、詳しく
は、情報フレーム量が増加して動作を不能とすることが
ない高効率な情報中継閉塞制御を行う情報中継用ノード
装置に関する。
〔従来の技術〕
第2図は従来の情報フレームの中継装置の概略図を示
したものであり、1はネットワークA、2はネットワー
クB、3は情報中継用ノード装置、4はネットワークA
に属するノードA(MACアドレスa)、5はネットワー
クBに属するノードB(MACアドレスb)である。情報
中継用ノード装置3は中継バッファ(A)31、中継制御
部32及び中継バッファ(B)33よりなる。
第3図は情報フレームのフォーマットの一例を示した
ものであり、41はフレーム制御フィールド(以下FCと略
す)、42は宛先MACアドレス(以下DAと略す)、43は送
信元MACアドレス(以下SAと略す)、44は情報フィール
ド(以下INFOと略す)、45は付加フィールドである。
ネットワークA内のノード4からネットワークB内の
ノード5に対して情報フレームを転送する場合或いはそ
の逆方向に情報フレームの転送を行う場合、該情報フレ
ームの転送は情報中継用ノード装置3を介して行なわれ
る。この情報中継用ノード装置3の中継制御部32は内部
に情報フレーム中の宛先MACアドレスと照合して情報フ
レームを中継するか否かを判定するためのMACアドレス
テーブルを持っている。ここでは説明の簡単化のため、
上記MACアドレステーブルをネットワークBに接続され
ているノード全体のMACアドレステーブルとして、以
下、情報中継用ノード装置3の動作について説明する。
まず、ネットワークAに属するノードAから、ネット
ワークBに属するノードBに対して情報フレームを転送
する場合について説明する。
上記ノードAから排出された情報フレームは、ノード
Bに転送されるために第3図におけるDA42にbを挿入
し、SA43にaを挿入した形式を取る。この情報フレーム
はネットワークAを通過して、情報中継用ノード装置3
内の中継バッファ(A)31にコピーされ、その後、当該
フレームは該中継装置内の中継制御部32に送られる。こ
こで、中継制御部32内にあるMACアドレステーブルと当
該フレーム内のDAとを比較し、一致していれば当該フレ
ームをネットワークBに中継し、不一致ならば当該フレ
ームを破棄する。いまの場合は、情報フレームのDAであ
るbがMACアドレステーブルと一致するため、当該フレ
ームを中継バッファ(B)33を通じてネットワークB側
に中継する。
逆にネットワークB内のノードBよりネットワークA
内のノードAに情報フレームを転送する場合を考えてみ
る。上記ノードBより排出された情報フレームのSAを
b、DAをaとする。上記と同様にして、当該フレームは
ネットワークBから情報中継用ノード装置3内の中継バ
ッファ(B)33にコピーされ、中継制御部32に送られ
る。中継制御部32において、DAとMACアドレステーブル
とを比較し、今後は一致していれば当該フレームを破棄
し、不一致ならば当該フレームをネットワークAへ中継
する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の情報中継用ノード装置の中継機構は、伝送
路内に接続された端末が少ない低トラフィック時には問
題がないが、端末の増大に伴い伝送路内を流れる情報フ
レーム量が増すにつれて中継用バッファの情報中継フレ
ーム量が増大した場合、中継制御部における情報中継フ
レームのDAとMACアドレステーブルとの比較処理能力が
限界に達して処理が中断し、中継処理機能がロックする
か、中継用バッファが限界となり受信できない状態とな
る。中継用バッファ量はある程度大きくすることも可能
であるが、比較処理能力をそれに伴って向上させない限
り、情報中継用ノード装置における情報中継フレームの
伝送遅延が急激に増大することになる他、通信の効率化
・安定化ばかりでなく、コストの面でも問題である。
上記の問題を解消するため、情報フレームに優先度を
つける方法を用いる場合があるが、従来は、中継情報フ
レームの全ての探索を行い、優先度を決定する処理が新
たに必要となるため、むしろ時間がかかり、上記方式以
上の比較処理能力を有さない限り、情報フレーム量が増
大した場合に、一方の伝送系からの他の伝送系への情報
フレームの中継時間の遅延が発生し、ある一定の通信時
間内で中継を完了させるとが不可能となる。
本発明の目的は、二つ以上の伝送系の接続点に配置さ
れる情報中継用ノード装置において、伝送路内に接続さ
れる端末の増大に伴い該中継装置内の中継バッファの情
報中継フレームが増大した場合でも、情報中継フレーム
のDAとMACアドレステーブルとの比較処理能力が限界に
達して処理が中断し中断処理機能がロックしてしまうこ
とがないようにするとともに、優先度指定に従い所定の
性能が維持できるネットワーク・システムの提供及び構
築を容易に可能とすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の、中継バッファを
持ち、一方の伝送系から他の伝送系への情報フレームの
中継を行う情報中継用ノード装置においては、前記中継
バッファの使用率を監視する手段と、前記使用率が予め
設定した規定値以上になるかを検知する手段と、前記中
継バッファの使用率が規定値以上になった場合に、情報
フレームに付加された優先フラグによって情報フレーム
の識別を行い、該識別結果に基づき情情報フレームを優
先して中継するか中継を制限するか制御する手段とを具
備することを特徴とする。
〔作用〕
情報フレームは中継バッファに格納されるが、この中
継バッファの使用率を常時監視し、使用率が規定値以上
になると、中継制御部に対して情報フレームの中継を制
限するよう指示する。該指示を受けた中継制御部では、
情報フレームに付加された優先フラグの識別を行って、
重要な情報フレームのみ中継し、それ以外の中継バッフ
ァに取り込まれた情報フレームの破棄等を行って中継を
制限する。そして、中継バッファ内の使用率が規定値以
上になると、上記情報フレームの中継の制限を解除す
る。これにより、伝送路内に接続された端末の増大に伴
ない、情報中継用ノード装置内の中継用バッファの情報
中継フレームが増大した場合でも、重要な情報フレーム
は優先的に中継でき、且つ、中継制御部における情報中
継フレームのDAとMACアドレステーブルとの比較処理能
力が限界に達して処理が中断し中断処理機能がロックし
てしまうことがなくなる。
〔実施例〕 以下、本発明の一実施例について図面により説明す
る。
第1図は本発明の一実施例の構成図であって、1はネ
ットワークA、2はネットワークB、3は情報中継用ノ
ード装置であり、該中継装置3は中継制御部11、モニタ
部12、比較部13及び閉塞指示部14よりなる。情報フレー
ム中継装置3内の中継制御部11は中継バッファ110、情
報読取部111を持っている。
以下では、ネットワークAからネットワークBへの情
報フレームの中継を閉塞制御する場合について説明す
る。なお、情報フレームには中継時の優先度を表わすフ
ラグビットを付加する。
ネットワークAから取り込まれた情報フレームは、ま
ず、中継制御部11内の中継用バッファ110に格納され
る。モニタ部12では、この中継用バッファ110の使用率
を常時モニタして、その使用率に関する情報を比較部13
に定期的なデータまたは連続的な信号として通知する。
通知を受信した比較部13は、予め設定された前記中継用
バッファ110の使用率と報告内容とを比較し、もしモニ
タ部12の通知結果が比較部13に設定した規定値以上であ
れば、閉塞指示部14に検知情報を検知する。検知情報を
受信した閉塞指示部14は、比較部13からの検知情報に基
づき中継制御部11にネットワークAからネットワークB
への情報フレームの中継を制限するよう指示(中継閉塞
指示)をする。
中継用バッファ110の使用率が規定値以上になり、閉
塞指示部14から中継閉塞指示を受信中の中継制御部11で
は、ネットワークAから取り込まれた情報フレームを、
まず中継制御部内の中継用バッファ110に格納すると同
時に、情報読み取り部111において情報フレームに付加
された優先度を表すフラグビットを識別し、フラグビッ
トが1であればネットワークBへ中継を行い、フラグビ
ットが0であれば、当該情報フレームの破棄などの中継
制限を行う。
上記中継制限すなわち中継閉塞は、モニタ部12の検知
の結果において、中継用バッファ110内の使用率が規定
値以下となったと比較部13が判断するまで継続される。
中継用バッファ110内の使用率が規定値以下になったと
いう比較部13の判断を受けた閉塞指示部14は、中継制御
部11にネットワークAからネットワークBへの情報フレ
ームの中継の制限を解除する指示を行い、これにより正
常な中継を以後継続する。
以上の説明は、ネットワークAからネットワークBへ
の情報フレームの中継を閉塞する場合であったが、ネッ
トワークBからネットワークAへの中継を閉塞する場合
においても全く同様の動作となるため、その動作の説明
は省略する。
また、中継用バッファの使用においては、ネットワー
クAからネットワークBへの情報フレームの格納とその
逆方向の格納は同等であるとしての説明を行ったが、モ
ニタ部12で中継用バッファ使用率が規定値以上となった
と判断した時、逆方向に中継する中継用バッファの使用
率を調査し、上記使用率が規定値以上となった中継用バ
ッファに比べて逆方向中継用バッファの使用率が低い場
合は、中継制御部11に対して中継方向ごとの中継用バッ
ファ使用割合に関する構成変更情報を指示して、使用可
能な中継バッファ量自体の変更を行い、できるだけ中継
制限を行わないようにした上で、これでも解決できない
場合に以上で述べた中継閉塞動作を行うことも可能であ
る。
本実施例では、伝送路内に接続された端末の増大に伴
い、情報中継用ノード装置3内の中継用バッファ110の
情報中継フレームが増大した場合にも、中継制御部11に
おける情報中継フレームのDAとMACアドレステーブルと
の比較処理能力が限界に達して処理が中断し中断処理機
能がロックしてしまうことなく、中継機能について効率
的かつ安定したネットワークシステムの提供及び構築が
可能である。しかも、中継用バッファ110の情報中継フ
レームの増大に関係なく、重要な情報フレームを優先的
に中継するネットワークシステムの提供及び構築が可能
である。
〔効果の説明〕
以上説明したように、本発明によれば、情報フレーム
に付加された優先度フラグを利用して、伝送路内に接続
された端末の増大に伴い情報中継フレームが増大した場
合でも、情報中継フレームのDAとMACアドレステーブル
との比較処理能力が限界に達して処理が中断し中継処理
機能がロックすることなく、故に一方の伝送系から他の
伝送系への情報フレームの中継時間の遅延を最小にし、
ある一定の通信時間内で中継を完了させ、かつ、重要な
情報フレームを優先的に中継するネットワークシステム
の提供及び構築が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による情報中継用ノード装置の一実施例
の構成図、第2図は従来の情報中継用ノード装置の構成
図、第3図は情報フレームのフォーマットの一例を示し
た図である。 1,2……ネットワーク 3……情報中継用ノード装置 11……中継制御部 12……モニタ部 13……比較部 14……閉塞指示部 110……中継用バッファ 111……情報読取り部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−65553(JP,A) 特開 昭57−176861(JP,A) 特開 昭58−179042(JP,A) 特開 昭59−19458(JP,A) 特開 昭59−62245(JP,A) 特開 昭61−125256(JP,A) 特開 昭62−6550(JP,A) 特開 昭64−78052(JP,A) 特開 平2−47943(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二つ以上の伝送系の接続点に配置され、一
    方の伝送系から他の伝送系へ情報フレームの中継を行う
    情報中継用ノード装置において、 情報フレームを一時格納する中継バッファと、 前記中継バッファの使用率を監視する手段と、 前記使用率が予め設定した規定値以上になるかを検知す
    る手段と、 前記中継バッファの使用率が規定値以上になると、情報
    フレームに付加された優先フラグによって情報フレーム
    の識別を行い、該識別結果に基づき情報フレームを優先
    して中継するか中継を制限するか制御する手段と、 を具備することを特徴とする情報中継用ノード装置。
JP63247086A 1988-09-30 1988-09-30 情報中継用ノード装置 Expired - Lifetime JP2662258B2 (ja)

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