JPH0613910U - 車室内温風供給装置 - Google Patents

車室内温風供給装置

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JPH0613910U
JPH0613910U JP5301792U JP5301792U JPH0613910U JP H0613910 U JPH0613910 U JP H0613910U JP 5301792 U JP5301792 U JP 5301792U JP 5301792 U JP5301792 U JP 5301792U JP H0613910 U JPH0613910 U JP H0613910U
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JP
Japan
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cooling water
radiator
engine
heat source
water temperature
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JP5301792U
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Inventor
耕嗣 山本
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Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ラジエータを第1熱源とする車室内温風供給装
置の加熱能力を、エンジンに悪影響を与えることなく増
大する。 【構成】ラジエータ内冷却水を加熱するセラミックヒー
タ18、これを作動させる第1駆動回路21、循環経路
17に配設された開閉バルブ19、これを作動させる第
2駆動回路22、ラジエータ内冷却水の水温を検出する
第1水温センサ24a、エンジン内冷却水の水温を検出
する第2水温センサ24b、セラミックヒータ18の作
動、非作動を選択する選択スイッチ24c、これにより
セラミックヒータ18の作動状態を選択されてた場合で
ラジエータ内冷却水およびエンジン内冷却水が予め設定
された水温以下の場合にセラミックヒータ18を作動さ
せかつ開閉バルブ19を閉止するコントローラ25を備
えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車室内温風供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車室内温風供給装置の一形式として、エンジン冷却用の冷却水を循環する循環 経路に介装されてエンジンからの冷却水を冷却して同エンジンへ還流させるラジ エータを第1の熱源として、外気を同ラジエータを通して温風として車室内へ供 給する車室内温風供給装置がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した形式の車室内温風供給装置においては、冷却水がディーゼ ルエンジン等のエンジン冷却用の冷却水のごとく低温である場合には第1の熱源 であるラジエータ内の冷却水も低温であるため、厳寒時等外気が極低温である場 合には外気に対する加熱能力が低くて十分に暖かい温風とはなり得ないことがあ り、またエンジン始動時には可能,加熱能力が無くて温風供給装置の使用が不可 能な場合がある。このため、当該温風供給装置においては、温風噴出口近傍にセ ラミック製ヒータ等の第2の熱源を配設して加熱能力の不足を補っているものが ある。
【0004】 しかしながら、かかる温風供給装置においては、第2の熱源を配設された温風 経路から噴出する温風は十分暖かいもののデフロスタ等第2のヒータが配設され ていない他の温風経路から噴出する温風の温度は十分とはいえず、デフロスタと しての機能を発揮しえない場合がある。かかる問題を解消するには、他の温風経 路にも第2の熱源をそれぞれ配設しなければならないという不具合がある。
【0005】 従って、本考案の目的は、第1の熱源であるラジエータにラジエータ内冷却水 を加熱する第2の熱源を配設して同ラジエータの加熱能力を高め、第2の熱源を 1個採用することのみにより複数の温風経路がある場合においても十分な温風を 供給することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記した形式の車室内温風供給装置において、前記ラジエータに配 設されてラジエータ内冷却水を加熱する第2の熱源と、同第2の熱源を作動させ る第1の駆動手段と、前記循環経路に配設されて前記冷却水の循環を許容および 規制する開閉バルブと、同開閉バルブを作動させる第2の駆動手段と、前記ラジ エータ内冷却水の水温を検出する第1の水温センサと、前記エンジン内冷却水の 水温を検出する第2の水温センサと、前記第2の熱源の作動、非作動を選択する 加熱能力選択手段と、同加熱能力選択手段により前記熱源の作動状態を選択され ている場合で前記ラジエータ内冷却水および前記エンジン内冷却水が予め設定さ れた水温以下の場合に前記第2の熱源を作動させかつ前記開閉バルブを閉止する 制御手段を備えていることを特徴とするものである。
【0007】
【考案の作用・効果】
このように構成された車室内温風供給装置においては、第2の熱源の作動、非 作動を選択する加熱能力選択手段により加熱能力の増減を選択することができる 。すなわち、加熱能力選択手段により加熱能力の減少状態を選択した場合には、 第2の熱源が作動しないとともに開閉バルブが開成状態にある。このため、エン ジン冷却水は従来と何等変わることなくラジエータを通して循環し、ラジエータ である第1の熱源にて外気が暖められて車室内へ供給される。
【0008】 一方、加熱能力選択手段により加熱能力の増大状態が選択された場合でかつエ ンジン内冷却水およびラジエータ内冷却水が設定温度以下の場合には、制御手段 により第2の熱源が作動してラジエータ内冷却水を加熱するとともに、開閉バル ブが閉止されて冷却水の循環が停止される。このため、ラジエータ内冷却水の温 度が高くなって外気に対する加熱能力が高くなり外気を十分に暖める。このため 、複数の温風経路から噴出する温風の温度も十分高くて、各温風経路にそれぞれ 第2の熱源を配設する必要がない。
【0009】 また、加熱能力選択手段により加熱能力の増大状態が選択されている場合にお いてラジエータ内冷却水およびエンジン内冷却水の少なくとも一方が設定温度を 越えた場合には、第2の熱源が非作動となってラジエータ内冷却水の加熱を停止 するとともに、開閉バルブが開成されてエンジン冷却水が循環する。このため、 冷却水は所定温度以上に高温なることはなく、エンジンに対して何等支障を生じ させない。
【0010】 なお、加熱能力選択手段により加熱能力の減少状態が選択された場合には、第 2の熱源が非作動となってラジエータ内冷却水の加熱が停止されるとともに、開 閉バルブが開成されてエンジン冷却水は従来と同様に循環する。
【0011】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明するに、図1には本考案に係る車 室内温風供給装置の概略構成が示され、また図2には同温風供給装置の温風経路 が概略的に示されている。温風経路は第1ダクト11、第2ダクト12および第 3ダクト13を備えている。第1ダクト11はメインのダクトであって先端部に 外気の吸引口11aを有するとともに、後端部に第2ダクト12および第3ダク ト13が連結されている。第2ダクト12はデフロスタ12aに連結されており 、また第3ダクト13はメインベント13aおよび各サイドベント13b,13 cに連結されている。
【0012】 第1ダクト11の先端部にはブロアモータ14が配設されているとともにその 中央部にラジエータ15が配設されている。ラジエータ15は図2に示すように エンジン16に循環管路17を介して連結されていて、エンジン冷却用の冷却水 が循環管路17を通してエンジン16とラジエータ15間を循環するように構成 れている。これにより、ブロアモータ14の駆動により吸引された外気はラジエ ータ15を通して暖められ、温風としてデフロスタ12a、メインベント13a および各サイドベント13b,13cへ選択的または同時に供給される。なお、 かかる温風経路には多数のダクトが配設されていて、これらのダクトに作動によ り温風の温度および供給量が調整される。
【0013】 ラジエータ15は本考案の第1の熱源に該当するもので、ラジエータ15には 第2の熱源であるセラミックヒータ18が配設されているとともに、循環管路1 7には開閉バルブ19が配設されている。セラミックヒータ18はラジエータ内 冷却水を加熱し、開閉バルブ19は循環管路17を断続する。セラミックヒータ 18は第1駆動回路21により通電を断続されて作動、非作動にされるもので、 また開閉バルブ19は第2駆動回路22によるサーボモータ23の正逆回転によ り開閉されるものである。
【0014】 当該温風供給装置においては、エンジン16に第1水温スイッチ24a、ラジ エータ15に第2水温スイッチ24bを備えるとともに車室内の運転席の近傍に 加熱能力を選択する選択スイッチ24cを備えており、各水温スイッチ24a, 24bおよび選択スイッチ24cからのON,OFF信号がコントローラ25へ 出力されるようになっている。第1水温スイッチ24aはエンジン内冷却水が6 0℃を越えるとOFFするとともに40℃に低下するとONするように設定され 、かつ第2水温スイッチ24bはラジエータ内冷却水が80℃を越えるとOFF するとともに60℃に低下するとONするように設定されている。選択スイッチ 24cは乗員が操作するON,OFFスイッチである。
【0015】 コントローラ25は複数のアンド回路を備え、第1および第2水温スイッチ2 4a,24bおよび選択スイッチ24cがONの場合には、第1駆動回路21に 通電してセラミックヒータ18を作動してラジエータ内冷却水を加熱するととも に、第2駆動回路22の閉成側回路に通電してサーボモータ23を正転して開閉 バルブ19を閉止する。また、各スイッチ24a,24b,24cの少なくとも 1つがOFFの場合には、第1駆動回路21を非通電としてセラミックヒータ1 8を非作動にするとともに、第2駆動回路22の開成側回路に通電してサーボモ ータ23を逆転して開閉バルブ19を開成する。
【0016】 このように構成した温風供給装置においては、セラミックヒータ18の作動、 非作動を選択する選択スイッチ24cの操作により加熱能力の増減を選択するこ とができる。すなわち、選択スイッチ24cにより加熱能力の減少状態を選択し た場合(OFF状態)には、セラミックヒータ18が作動しないとともに開閉バ ルブ19が開成状態にある。このため、冷却水は従来と何等変わることなくラジ エータ15を通して循環管路17を循環し、ラジエータ15で外気が暖められて 車室内へ供給される。
【0017】 一方、選択スイッチ24cにより加熱能力の増大状態が選択された場合(ON )でかつエンジン内冷却水およびラジエータ内冷却水が設定温度(60℃および 80℃)以下の場合には、コントローラ25によりセラミックヒータ18が作動 してラジエータ内冷却水を加熱するとともに、開閉バルブ19が閉止されて冷却 水の循環が停止される。このため、ラジエータ内冷却水の温度が高くなって外気 に対する加熱能力が高くなり外気を十分に暖める。このため、複数の温風経路か ら噴出する温風の温度も十分高くて、各温風経路にそれぞれ第2の熱源を配設す る必要がない。
【0018】 また、選択スイッチ24cにより加熱能力の増大状態が選択されている場合( ON)においてラジエータ内冷却水およびエンジン内冷却水の少なくとも一方が 設定温度(60℃または80℃)を越えた場合には、コントローラ25によりセ ラミックヒータ18が非作動となってラジエータ内冷却水の加熱を停止するとと もに、開閉バルブ19が開成されて冷却水が循環する。このため、冷却水は所定 温度以上の高温になることはなく、エンジンに対して何等支障を生じさせること はない。なお、選択スイッチ24cにより加熱能力の減少状態が選択された場合 (OFF)には、セラミックヒータ18が非作動となってラジエータ内冷却水の 加熱を停止するとともに、開閉バルブ19が開成されて冷却水は従来と同様に循 環する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る車室内温風供給装置の
概略構成図である。
【図2】同温風供給装置の温風経路の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
11,12,13…ダクト、14…ブロアモータ、15
…ラジエータ、16…エンジン、17…循環管路、18
…セラミックヒータ、19…開閉バルブ、21…第1駆
動回路、22…第2駆動き回路、23…サーボモータ、
24a,24b…水温スイッチ、24c…選択スイッ
チ、25…コントローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン冷却用の冷却水を循環する循環経
    路に介装されてエンジンからの冷却水を冷却して同エン
    ジンへ還流させるラジエータを第1の熱源として、外気
    を同ラジエータを通して温風として車室内へ供給する車
    室内温風供給装置において、前記ラジエータに配設され
    てラジエータ内冷却水を加熱する第2の熱源と、同第2
    の熱源を作動させる第1の駆動手段と、前記循環経路に
    配設されて前記冷却水の循環を許容および規制する開閉
    バルブと、同開閉バルブを作動させる第2の駆動手段
    と、前記ラジエータ内冷却水の水温を検出する第1の水
    温センサと、前記エンジン内冷却水の水温を検出する第
    2の水温センサと、前記第2の熱源の作動、非作動を選
    択する加熱能力選択手段と、同加熱能力選択手段により
    前記熱源の作動状態を選択されている場合で前記ラジエ
    ータ内冷却水および前記エンジン内冷却水が予め設定さ
    れた水温以下の場合に前記第2の熱源を作動させかつ前
    記開閉バルブを閉止する制御手段を備えていることを特
    徴とする車室内温風供給装置。
JP5301792U 1992-07-28 1992-07-28 車室内温風供給装置 Pending JPH0613910U (ja)

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