JPH06137232A - 燃料圧制御装置 - Google Patents

燃料圧制御装置

Info

Publication number
JPH06137232A
JPH06137232A JP31122692A JP31122692A JPH06137232A JP H06137232 A JPH06137232 A JP H06137232A JP 31122692 A JP31122692 A JP 31122692A JP 31122692 A JP31122692 A JP 31122692A JP H06137232 A JPH06137232 A JP H06137232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
valve
fuel
plunger
drain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP31122692A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Kato
毅彦 加藤
Toshihiko Ito
猪頭  敏彦
Yasuyuki Sakakibara
康行 榊原
Kazuhide Watanabe
和英 渡辺
Sachihiro Tsuzuki
祥博 都筑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soken Inc filed Critical Nippon Soken Inc
Priority to JP31122692A priority Critical patent/JPH06137232A/ja
Publication of JPH06137232A publication Critical patent/JPH06137232A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料圧送ポンプの動力浪費をきたさない。 【構成】 逆止弁51と蓄圧室52を介してライン流路
54に燃料を圧送する圧送ポンプPを設ける。閉弁圧を
開弁圧よりも所定量低く設定した圧力制御弁2によりド
レインポート81を開閉し、ドレインポート81より燃
料タンク7へ至るドレイン流路82には、上記開弁圧よ
りも低く上記閉弁圧よりも高い開弁圧に設定された逆止
弁3と、圧送ポンプPの圧送行程終了時に開放作動する
リセット弁41とを並列に設ける。圧送ポンプPより吐
出される燃料圧が設定圧を越えると、圧力制御弁2がド
レインポート81を開いて燃料圧を低下せしめる。圧送
ポンプPの圧送行程中は逆止弁3で設定された燃料圧が
維持されるから、圧力制御弁2が閉じることはなく、再
度の燃料圧の上昇は生じず、ポンプ動力の無駄な浪費が
回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料圧制御装置に関し、
特にプランジャポンプ等の燃料圧送ポンプに使用して好
適な燃料圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プランジャ式燃料噴射ポンプの高圧燃料
供給ラインには、設定圧以上でドレインポートを開いて
高圧燃料を燃料タンクへリリーフせしめ、ライン燃料圧
を一定に維持する圧力制御弁が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ポンプカム
シャフトの偏心カム等により作動せしめられるプランジ
ャ式の上記燃料噴射ポンプは、特にポンプの低速回転時
にはプランジャの作動スピードが低下して圧送行程が長
くなり、この間の燃料要求量が小さいと燃料圧が即座に
設定圧まで上昇して圧力制御弁が開放され、急速な圧力
低下後再び弁が閉じて燃料圧が上昇することを繰り返
す。
【0004】この場合、最初に燃料圧が設定圧に達すれ
ば、蓄圧室によりライン燃料圧は所定値に維持されるか
ら、これ以降のポンプ吐出圧の上昇は不要であり、ポン
プ動力、ひいてはエンジン動力の浪費となる。
【0005】本発明はかかる課題を解決するもので、燃
料圧送ポンプの動力浪費をきたさない燃料圧制御装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、逆止弁51と蓄圧室52を介してライン流路54に
燃料を圧送する圧送ポンプPを有し、上記逆止弁51の
上流位置にドレインポート81を開口せしめるととも
に、閉弁圧を開弁圧よりも所定量低く設定した圧力制御
弁2により上記ドレインポート81を開閉し、かつ上記
ドレインポート81より燃料タンク7へ至るドレイン流
路82を設けて、該ドレイン流路82に、上記開弁圧よ
りも低く上記閉弁圧よりも高い開弁圧に設定された逆止
弁3と、上記圧送ポンプ1の圧送行程終了時に開放作動
するリセット弁41とを並列に設けたものである。
【0007】
【作用】上記構成において、圧送ポンプPより吐出され
る燃料圧が設定圧を越えると、圧力制御弁2がドレイン
ポート81を開いて燃料圧を低下せしめるが、圧送ポン
プPの圧送行程中は逆止弁3で設定された燃料圧が維持
されるから、圧力制御弁2が閉じることはない。したが
って、再度の燃料圧の上昇は生じず、ポンプ動力の無駄
な浪費が回避される。
【0008】圧送ポンプPの圧送行程が終了するとリセ
ット弁41が開放作動し、燃料圧が低下して圧力制御弁
2が閉じる。
【0009】
【実施例1】図1において、ポンプケーシング8内にカ
ムシャフト4の一端部41が回転自在に支持されてお
り、この一端部41は後述するリセット弁となってい
る。カムシャフト4の外周には偏心カム42が形成して
あり、該偏心カム42に、ローラ12とタペット11を
介して圧送ポンプPを構成するプランジャ1の下端が接
している。プランジャ1とタペット11とは一体で動く
よう固定されている。また、タペット11はスプリング
14により下方へ付勢されている。
【0010】上記プランジャ1はポンプケーシング8内
に上下動自在に配設されて、偏心カム42のカム面の回
転移動に従って下死点と上死点の間を往復し、外部の燃
料ポンプ6に通じるフィードホール84からプランジャ
室85へ供給された燃料を、吐出ポート86へ圧縮送出
する。
【0011】吐出ポート86は逆止弁51を経て外部の
蓄圧室52に連通し、蓄圧室52よりライン流路54を
経て燃料噴射弁53に至っている。上記逆止弁51の開
弁圧は0.1MPaとしてある。吐出ポート86からは
ドレインポート81が分岐し、該ポート81を閉鎖して
圧力制御弁2が設けてある。
【0012】圧力制御弁2のピストン21は一端閉鎖の
筒体で、ポンプケーシング8内に水平動自在に配設さ
れ、本体部21外径を13.42mm、ドレインポート8
1の開口に密接する棒状シート部22の径を3mmとして
ある。ピストン21は本体部の筒内に配設したスプリン
グ23により閉鎖方向(図の左方)へ押圧されており、
その開弁圧は20MPa、閉弁圧は1MPaとしてあ
る。
【0013】上記ピストン21の本体部前方の空間はド
レイン室83となっており、これはドレイン流路82を
経て外部の燃料タンク7へ通じている。ドレイン流路8
2はポンプケーシング8内で並列な流路821,822
に別れており、一方の流路821にはカムシャフト一端
のリセット弁41が位置し、他方の流路822には逆止
弁3が設けてある。この逆止弁の開弁圧は1.5MPa
としてある。
【0014】リセット弁41は図2に示す如く、カムシ
ャフト端部を貫通する流路411を有し、カムシャフト
4の回転(図中矢印)に伴い開閉作動する。本実施例の
場合、プランジャ1が上死点に至った時に流路411が
流路821に連通するように設定されている。
【0015】上記構造の圧力制御装置の作動を図3を参
照しつつ説明する。図中、0°はプランジャ下死点、1
80°はプランジャ上死点である。
【0016】偏心カムが回転してカムリフト量が次第に
増大しプレストロークを越えると、プランジャの上昇に
伴いプランジャ室85(吐出ポート86)内の圧力が上
昇する。燃料圧が蓄圧室の圧力を0.1MPa上回る
と、逆止弁51が開いて燃料を蓄圧室52へ供給する。
【0017】吐出ポート86の燃料圧が20MPa(設
定圧)に達すると圧力制御弁2が開くが、プランジャ1
は圧送行程にあるからリセット弁41は閉じており、ド
レインポート81より流出した燃料は流路822中の逆
止弁3を経て燃料タンク7へ戻る。これにより、ドレイ
ン室83の圧力は逆止弁3の開弁圧である1.5MPa
に維持され、これは圧力制御弁2の閉弁圧(1MPa)
よりも高いから、圧力制御弁2は閉じない。しかして、
吐出ポート86の燃料圧はドレイン室83の圧力に等し
い1.5MPaを維持し、これより上昇することはない
から、プランジャ5のポンプ動力が無駄に浪費される問
題は生じない。
【0018】プランジャ1が上死点に至ると、リセット
弁41の流路411が流路821と連通して開き、ドレ
イン室83の圧力が燃料タンク7の大気圧まで急降下す
る。ドレイン室83の圧力が閉弁圧(1MPa)より低
くなる結果、圧力制御弁2は閉じ、プランシヤ室85お
よび吐出ポート86とドレイン室83との間が遮断され
る。
【0019】続いてプランジャ1は下降を開始し、これ
がフィードホール84に達するまでプランジャ室85圧
は負圧となる。この間に燃料噴射弁53が開いて燃料が
噴射される。
【0020】図10には、上記リセット弁41と逆止弁
3を設けることなく、ドレインポート81がドレイン流
路82により燃料タンク7に直結されている従来構造の
圧力制御装置の作動タイムチャートを示す。これを上記
実施例と比較すると、プランジャ室85の燃料圧が圧力
制御弁2の開弁圧(設定圧)に達すると圧力制御弁が一
旦開くが、燃料圧が大気圧近くまで急降下して閉弁圧よ
りも低くなるため、圧力制御弁2は再び閉じる。この結
果、燃料圧が再び上昇を開始する。以後、圧送ポンプP
の圧送行程の間にこれが何回か繰り返され、その都度プ
ランジャ室85の燃料圧が無駄に上昇してポンプ動力が
浪費される。
【0021】
【実施例2】図4にはリセット弁の他の例を示す。図に
おいて、ドレイン流路82は途中で二つの並列流路82
1,822に分岐し、一方の流路822には実施例1と
同一の逆止弁3が設けられ、他方の流路821はプラン
ジャ1を摺動自在に収納したポンプケーシング8内空間
の側壁に開口して上流側と下流側に分離されている。
【0022】プランジャ1には側面に一定長の縦溝13
が形成されてリセット弁となっている。すなわち、上死
点にプランジャ1が達した図示の状態で、流路821の
上流側と下流側は上記縦溝13により互いに連通する。
上死点付近以外では上記縦溝13は下方へ移動して上記
流路821とずれ、プランジャ1側面により流路821
は閉鎖される。他の構造は上記実施例1と同一である。
【0023】かかる構造によれば、図5に示す如く、プ
ランジャ1の上死点を含む所定範囲でリセット弁(縦
溝)13が開放する。
【0024】本実施例によっても上記実施例1と同様の
効果がある。
【0025】
【実施例3】図6にはリセット弁のさらに他の例を示
す。ドレイン流路82の分岐した一方の流路821中に
リセット弁91が設けてあり、該リセット弁91は棒状
体で、中間位置にこれを貫通する流路911が形成して
ある。リセット弁91はスプリング92により下方へ付
勢され、タペット93およびローラ94を介して、カム
シャフト4に設けた偏心補助カム43に当接している。
【0026】しかして、カムシャフト4の回転に伴い補
助カム43のリフト量が最大になった時点の前後20°
の期間で、図示の如くリセット弁91の流路911が流
路821と連通して開放状態となる。上記補助カム43
は、図7に示す如く、プランジャ1の上死点(偏心カム
の最大リフト量)から20°過ぎた時点でリフト量が最
大となるように設定されており、かかる補助カム43に
よりリセット弁91はプランジャ1の上死点から40°
の期間で開放状態となる。
【0027】
【実施例4】図8にはリセット弁を電磁弁とした例を示
す。すなわち、流路中には通電停止で開放状態となる電
磁リセット弁95が設けてあり、該リセット弁95は駆
動回路98の出力信号により作動せしめられる。
【0028】カムシャフト4の周りには、その0°位置
でパルス信号S1を発する角度センサ96と、10°回
転毎にパルス信号S2を発する角度センサ97とが設け
られ、これら各信号S1,S2が上記駆動回路98に入
力している。駆動回路98は上記信号S1,S2に基づ
いて、図9に示す如く、プランジャ1の上死点から40
°の範囲で通電を停止してリセット弁95を開放作動せ
しめる。
【0029】なお、上記角度センサ96,97に代えて
偏心カムのリフト量を検出するギャップセンサを設けて
も良く、また、カムシャフトと連動するエンジン出力軸
に角度センサを設ける構造としても良い。
【0030】
【発明の効果】以上の如く、本発明の燃料圧制御装置に
よれば、圧送ポンプ吐出側の燃料圧が設定圧を一旦越え
ると、それ以後の燃料圧は低く維持されるから、ポンプ
動力が無駄に浪費されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における燃料圧制御装置の断
面図である。
【図2】リセット弁の断面図である。
【図3】燃料圧制御装置の作動タイムチャートである。
【図4】本発明の実施例2における燃料圧制御装置の要
部断面図である。
【図5】燃料圧制御装置の作動タイムチャートである。
【図6】本発明の実施例3における燃料圧制御装置の断
面図である。
【図7】燃料圧制御装置の作動タイムチャートである。
【図8】本発明の実施例4における燃料圧制御装置の断
面図である。
【図9】燃料圧制御装置の作動タイムチャートである。
【図10】従来装置の作動タイムチャートである。
【符号の説明】
P 圧送ポンプ 1 プランジャ 13 リセット弁 2 圧力制御弁 3 逆止弁 4 カムシャフト 41 リセット弁 51 逆止弁 52 蓄圧室 54 ライン流路 7 燃料タンク 81 ドレインポート 82 ドレイン流路 91 リセット弁 95 リセット弁
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 和英 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 都筑 祥博 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆止弁と蓄圧室を介してライン流路に燃
    料を圧送する圧送ポンプを有し、上記逆止弁の上流位置
    にドレインポートを開口せしめるとともに、閉弁圧を開
    弁圧よりも所定量低く設定した圧力制御弁により上記ド
    レインポートを開閉し、かつ上記ドレインポートより燃
    料タンクへ至るドレイン流路を設けて、該ドレイン流路
    に、上記開弁圧よりも低く上記閉弁圧よりも高い開弁圧
    に設定された逆止弁と、上記圧送ポンプの圧送行程終了
    時に開放作動するリセット弁とを並列に設けたことを特
    徴とする燃料圧制御装置。
JP31122692A 1992-10-27 1992-10-27 燃料圧制御装置 Withdrawn JPH06137232A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31122692A JPH06137232A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 燃料圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31122692A JPH06137232A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 燃料圧制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06137232A true JPH06137232A (ja) 1994-05-17

Family

ID=18014616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31122692A Withdrawn JPH06137232A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 燃料圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06137232A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100861754B1 (ko) * 2007-07-10 2008-10-06 자동차부품연구원 차량의 고압 연료펌프용 누설 dme 연료의 재순환 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100861754B1 (ko) * 2007-07-10 2008-10-06 자동차부품연구원 차량의 고압 연료펌프용 누설 dme 연료의 재순환 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4701227B2 (ja) プランジャ式高圧燃料ポンプ
JP2000186649A (ja) 吐出量可変制御型高圧燃料ポンプ
EP0726390B1 (en) Fuel system
JPS6065271A (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JP2002533612A (ja) 燃料高圧形成のためのピストンポンプ
WO2000057051A1 (fr) Pompe a piston haute pression
KR20010031172A (ko) 펌프 유닛 내의 압력 형성을 제어하기 위한 제어 유닛
JPH06137232A (ja) 燃料圧制御装置
US6530556B1 (en) Control unit for controlling a pressure build-up in a pump unit
US6676389B2 (en) Piston pump for increasing pressure, comprising a transfer piston and a pressure-control piston
JP2754541B2 (ja) 可変吐出量高圧ポンプ
US3139830A (en) Fuel injection pump for diesel engines
JPH06257533A (ja) 燃料噴射ポンプ
JPS5951156A (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JP2512960B2 (ja) 高圧燃料ポンプ制御装置
JP3693463B2 (ja) 可変吐出量高圧ポンプ
JPH07217515A (ja) 蓄圧式燃料噴射装置の電磁弁
JPH0942115A (ja) 燃料噴射装置
JP2748689B2 (ja) ディーゼルエンジン用の燃料噴射時期制御装置
JPH11351153A (ja) プランジャポンプ
JP2001289140A (ja) 燃料ポンプの電磁弁
JPH0643494Y2 (ja) ユニットインジェクタ
JP3019534B2 (ja) 燃料吐出量制御装置
JPS63113176A (ja) ユニツトインジエクタ
JP3794221B2 (ja) 高圧燃料ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000104