JPH06137099A - トンネル換気設備 - Google Patents

トンネル換気設備

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JPH06137099A
JPH06137099A JP28982692A JP28982692A JPH06137099A JP H06137099 A JPH06137099 A JP H06137099A JP 28982692 A JP28982692 A JP 28982692A JP 28982692 A JP28982692 A JP 28982692A JP H06137099 A JPH06137099 A JP H06137099A
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JP
Japan
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meter
control
fog
value
tunnel
Prior art date
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Pending
Application number
JP28982692A
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English (en)
Inventor
Yumito Kondo
弓人 近藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ジェットファンによるトンネル換気設備におい
て、霧発生,VI計レンズ面汚れ,塵埃堆積によるジェ
ットファンの無駄な運転を防止する。 【構成】湿度計、あるいは露点計と温度計、および視程
計を用いて露発生を検知し、VI計の自動校正ステップ
をもってVI計レンズ面の汚れを検知し、露発生でもV
I計レンズ面の汚れでも無い場合に、VI値低下時CO
値が上昇しないことをとらえてトンネル内の塵埃堆積を
検知する。これら三つの場合に、VIフィードバック制
御からCOフィードバック制御又はプログラム制御に切
替えるトンネル換気設備。 【効果】ジェットファンの無駄な運転を防止し、動力費
削減が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジェットファンによる
トンネル換気設備において、ジェットファン運転動力節
減に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のジェットファンによるトンネル換
気設備は、「道路トンネル技術基準(換気編)・同解
説」(昭和60年12月 社団法人 日本道路協会),
「道路トンネル監視制御システム」(三菱電機技報・Vo
l.62,No.12,1988),「道路トンネル換気制
御」(富士時報 Vol.62,No.12,1989)にあ
るように、煙霧透過率計(以下VI計)のアナログ値を
用いたVIフィードバック制御を行っているのみで、霧
発生に対しては特に考慮していない。VI計のレンズ面
汚れに関しても、自動校正ステップを見て運転員が判断
する方法をとっている。塵埃堆積については何も考慮し
ていない。トラフィックカウンタを用いて、大型車,小
型車の通行量より、自動車排気ガスによる汚染量を予測
し、ジェットファンをフィードフォワード制御する方法
は、上記公知文献にもあるように既存の技術であるが、
価格が大きく上昇することなどから、霧の発生し易い山
間部の小トンネルではほとんど用いられていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ジェットファンのみに
よるトンネル換気設備は、主に山間部の中小トンネルに
設置され、運転員の常駐しない無人運転となる事が多
い。そういうトンネルでは、霧が発生し易く、近辺での
道路工事等で土砂等塵埃が堆積した場合、ジェットファ
ンにより舞い上げて視界が悪化する事があっても気付か
ぬ事がある。又、VI計は、レンズ面の汚れや、投光ラ
ンプ及び受光素子等の経年低下に対応するため自動校正
機能が付いているが、自動校正ステップが一定以上に進
むとレンズ面を清掃する必要が生じるが、その判断は運
転員に任されている。こういった霧発生,VI計レンズ
面汚れ、及び塵埃堆積によってもVI値が低下し、VI
フィードバック制御やVI悪化制御により自動車の排気
ガスの量が多くないにもかかわらずジェットファンが無
駄に運転されることになる。
【0004】本発明の目的は、この動力費の無駄を削減
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】まず、霧発生を検知する
為に通常トンネル内に設置するVI計(投光器・受光器
遠隔設置),CO計の他に新たな計器を設置する二通り
の方法を考える。
【0006】(1)視程計,湿度計設置 トンネルの抗口に、通行する車の排気ガス及びトンネル
より排出される排気ガスを検知しない位置及び方向に視
程計(反射光量測定方式,投光器・受光器一体型)を設
置し、その近辺で視程計の投光範囲外に湿度計を設置す
る。視程が短く、かつ湿度が100%近辺にある時、霧
発生と判断するロジック(視程が短いだけでは、霧の発
生と判断しない。一例を図7に示す)を換気制御盤内あ
るいは計測盤内に設ける。
【0007】(2)視程計,露点計,温度計設置 (1)の湿度計の代りに露点計及び温度計を設置し、
(1)の「湿度100%近辺」の条件の代りに「気温が
露点近辺またはそれ以下」を条件とする。例えば、図8
に示すような霧発生判定ロジックにより判定する。
【0008】霧発生を検知した場合、「霧発生」の表示
を出し、必要ならばブザー警報及び遠制への「霧発生」
信号送信を行い、VIフィードバック制御からCOフィ
ードバック制御又はプログラム制御に自動的に切替え、
VI悪化制御を外しCO悪化制御のみ残す。
【0009】VI計は、一定期間(3日又は7日)内に
一度でも97%を越えない場合、校正ステップ(00〜
79ステップ)を1ステップ(指示値の約3%)アップ
する。VI計レンズ面の汚れが清掃が必要なレベルに達
した事を検知するため、自動校正ステップが第一段階の
設定値(例:40ステップ)に達した事を計測盤あるい
は換気制御盤にて図9に示すような判定ロジックにより
判定し、「VI計レンズ面清掃要」の表示を出し、必要
ならば、ブザー警報及び遠制への「VI計レンズ面清掃
要」信号送信を行う。さらに、自動校正ステップが第2
段階の設定値に達した時は、VIフィードバック制御か
らCOフィードバック制御又はプログラム制御に自動的
に切替え、VI悪化制御を外しCO悪化制御のみ残す。
【0010】さらに、堆積した塵埃をジェットファンが
舞い上げていることを検知するため、霧発生でもVI計
レンズ面汚れでもない時にVI換気制御盤にて捕え、図
10に示すような塵埃堆積判定ロジックにより「塵埃堆
積」あるいは「トンネル内清掃要」の表示を出し、必要
ならばブザー警報及び遠制への「塵埃堆積」あるいは
「トンネル内清掃要」信号送信を行い、VIフィードバ
ック制御からCOフィードバック制御又はプログラム制
御と切替え、VI悪化制御を外しCO悪化制御のみを残
す。
【0011】
【作用】霧発生,塵埃堆積,VI計レンズ面汚れを検知
することにより、自動車排気ガス以外の要因により、計
測制御中にジェットファンを無駄に運転することが防げ
る。
【0012】
【実施例】図1に制御機能ブロック図を、図5に換気設
備配置図を示す。図1において、「単独」を選択した場
合、換気C/C(換気コントロールセンタ)よりジェッ
トファン1台毎に「正転」,「逆転」,「停止」操作可
能となり、「連動」を選択した場合、換気制御盤から各
ノッチに対応したJF(ジェットファン)台数分,正
転,逆転,停止の信号を換気C/Cに送りジェットファ
ンを運転する。「連動」でかつ「手動」を選択した場合、
「正転」,「逆転」、および平常ノッチ(0ノッチ,1
ノッチ,2ノッチ,3ノッチ)を運転員の判断で選択す
ることができ、自動制御装置内のノッチ運転台数構成回
路により各ノッチに対応するJF運転台数を構成し、ロ
ータリーエンドレス運転回路により各ジェットファンの
運転頻度を均一化し、順序起動回路により次に起動する
ジェットファンを設定する。即ち、JF1→JF2→J
F3→JF4→JF5→JF6→JF7→JF8→JF
9→JF10→JF1の順に起動し、先に起動したジェ
ットファンから同じ順に停止する。「連動」かつ「自
動」を選択した場合、「プログラム」あるいは「計測」
を選択でき、それぞれプログラム制御時はプログラム設
定器で設定したプログラムによりタイムスケジュールに
応じた運転を行うことができ、計測制御時は計測盤より
取り込んだ計測信号によりノッチ及び正転,逆転を設定
する。計測制御において、通常はVI値(透過率)によ
るフィードバック制御を行いVI悪化(VI値設定値以
下),CO悪化(CO値(CO濃度)設定値以上)によ
りジェットファン全台運転に移行する。ジェットファン
の運転方向はトンネルの両抗口付近に設置したVI計指
示値の低い方向、すなわち、汚れている方向に吹き出す
ように設定する。但し、計測盤より入力した視程値が設
定値以下で、かつ、湿度が設定値以下の時、例えば、図
7あるいは図8に示すような判定ロジックにより霧が発
生していると判断し、「霧発生」の表示を行い、必要な
らばブザー警報及び遠制への信号送信を行い、VIフィ
ードバック制御からCOフィードバック制御に自動的に
切替える。又、計測盤より入力するVI計の自動校正ス
テップ数が、図9に示すような判定ロジックにより第1
次設定値に達した場合、「VI計レンズ面清掃要」表示
を出し、必要ならばブザー警報及び遠制への信号送信を
行う。第2次設定値に達した場合、VIフィードバック
制御からCOフィードバック制御に自動的に切替える。
又、霧発生でもVI計レンズ面汚れでもない場合に、V
I値が低下した時にCO値が上昇していない場合、図1
0に示すような判定ロジックにより塵埃堆積と判断し、
「トンネル内清掃要」表示を出し、必要ならブザー警報
及び遠制への信号送信を行い、VIフィードバック制御
からCOフィードバック制御に自動的に切替える。霧発
生,VI計レンズ面汚れの第2段階、および塵埃堆積の
いずれの場合も、CO悪化制御のみ残し、VI悪化制御
は外す。
【0013】図2に制御機能ブロック図を、図5に換気
設備配置図を示す。これは実施例1で、COフィードバ
ック制御に切替えていたところを、プログラム制御に切
替える例である。
【0014】図3に制御機能ブロック図を、図6に換気
設備配置図を示す。実施例1で、湿度計を用いていたと
ころを、露点計と温度計を用いる例である。
【0015】図4に制御機能ブロック図を、図6に換気
設備配置図を示す。実施例3で、COフィードバック制
御に切替えていたところを、プログラム制御に切替える
例である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、自動車排気ガス以外の
要因によりジェットファンが無駄に運転することを防止
し、動力費の削減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の湿度計を用いCOフィードバック制御
への切替えを行う実施例の制御機能ブロック図。
【図2】本発明の湿度計を用い、プログラム制御への切
替えを行う第二の実施例の制御機能ブロック図。
【図3】本発明の第三実施例の制御機能ブロック図。
【図4】本発明の第四実施例の制御機能ブロック図。
【図5】本発明の一実施例の換気設備の配置図。
【図6】本発明の他の実施例の換気設備の配置図。
【図7】本発明の実施例の霧発生判定ロジック例の説明
図。
【図8】本発明の実施例の霧発生判定ロジック例の説明
図。
【図9】VIレンズ面汚れ判定ロジック例の説明図。
【図10】塵埃堆積ロジック例の説明図。
【符号の説明】
JF1〜JF10…ジェットファン、VI−1,VI−
2…VI計、CO1,CO2…CO計。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動校正機能をもつ煙霧透過率計,CO濃
    度計,ジェットファンを含むトンネル換気設備におい
    て、視程計と湿度計、あるいは前記視程計と霧点計と温
    度計の組合せにより霧の発生を検知し、自動校正ステッ
    プの設定値への到達により前記煙霧透過率計のレンズ面
    の汚れを検知し、霧発生でも前記煙霧透過率計のレンズ
    面汚れでも無い場合に煙霧透過率値が低下したのにCO
    値が上昇しない事をとらえて塵埃堆積を検知し、それぞ
    れ警報・表示し、煙霧透過率フィードバック制御からC
    Oフィードバック制御あるいはプログラム制御に切替
    え、煙霧透過率の悪化制御を外しCO悪化制御のみ残す
    ように構成したことを特徴とするトンネル換気設備。
JP28982692A 1992-10-28 1992-10-28 トンネル換気設備 Pending JPH06137099A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002311159A (ja) * 2001-04-07 2002-10-23 Yoshitaka Hirano 霧センサ
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JP2013224550A (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 Sohatsu System Kenkyusho:Kk 対面通行トンネルのジェットファンによるトンネル換気制御システム

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