JPH09147273A - 防災用監視システム - Google Patents

防災用監視システム

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JPH09147273A
JPH09147273A JP30162195A JP30162195A JPH09147273A JP H09147273 A JPH09147273 A JP H09147273A JP 30162195 A JP30162195 A JP 30162195A JP 30162195 A JP30162195 A JP 30162195A JP H09147273 A JPH09147273 A JP H09147273A
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Yasuhiro Ogawa
靖洋 小川
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】未接続の防災端末器のみをを、他の情報とは別
に印字出力することができるようにした、防災用監視シ
ステムを提供する。 【解決手段】防災受信機1より導出した監視回線3に、
固有のアドレスを割り付けた複数の防災端末器2を接続
して構成された多重伝送式の防災用監視システムAにお
いて、防災受信機1に、トラブル印字スイッチ11を設
け、トラブル印字スイッチ11をオンにすれば、監視回
線3に接続されていない防災端末器のみを所定の様式で
印字出力できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の防災端末器
を備える防災用監視システムに関し、特に、施工時にお
ける、未接続の防災端末器のみを、他の情報と区別して
印字出力することができるようにし、メンテナンス業務
の労力を著しく軽減することのできる、防災用監視シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、重複しない固有のアドレスが
割り当てられた複数の防災端末器を、共通の監視回線
(伝送線)に接続した、防災用監視システムが、種々、
提案されている。そのような従来の防災用監視システム
には、監視時には、複数の防災端末器に対して割り当て
られた固有のアドレスを順次、ポーリングして、循環的
に呼び出し、問い合わせ信号を送信し、問い合わせ先の
防災端末器から返信される信号に基づいて、防災端末器
が、異常か正常かを判断し、その判別結果を記録紙に印
字出力するようにしたものがある。
【0003】図23は、従来のこの種の防災用監視シス
テムを概略的に示す構成図である。この防災用監視シス
テムDは、防災受信機101と、固有のアドレスが割り
当てられた複数の防災端末器102と、防災受信機10
1と複数の各種防災端末器102とを多重伝送方式で接
続する共通の監視回線(伝送線)103とを備えてい
る。
【0004】防災受信機101は、防災用監視システム
Dの全体を制御する演算処理装置(CPU)104と、
監視回線103に接続されるべき各種防災端末器102
のアドレス(1〜n)をデータテーブルとして格納した
端末器アドレス記憶部108と、監視時において、監視
回線(伝送線)103に接続される複数の防災端末器1
02に割り当てられた固有のアドレス(1〜n)を順
次、ポーリングして、循環的に呼び出し、問い合わせ信
号を送信し、アドレス(1〜n)が呼び出された防災端
末器から返信された信号に基づいて、呼び出された防災
端末器が、異常か正常かを判別することにより、呼び出
された防災端末器の動作を監視する多重伝送処理装置1
05と、多重伝送処理装置105において実行されたポ
ーリング結果に基づいて、呼び出された防災端末器から
返信された信号に基づいて、異常と判断された防災端末
器のアドレスと異常判別の結果とを表示する表示・操作
部106と、異常と判断された防災端末器のアドレスと
異常判別の結果とを印字出力するプリンタ107とを備
えている。
【0005】このような防災監視用システムでは、防災
受信機101から、複数の防災端末器102に割り当て
られた固有のアドレス(1〜n)を順次循環的に呼び出
し、問い合わせ信号を送信し、呼び出された防災端末器
から返信がなかった場合、例えば、呼び出されたアドレ
スに防災端末器が接続されていなかった場合には、問い
合わせをしたアドレスとともに交信異常のデータを、ま
た、問い合わせ先の防災端末器から返信があった場合に
は、返信があった防災端末器のアドレスとともに異常内
容を、端末器アドレス記憶部108に格納しており、更
に、防災受信機101の表示・操作部106の表示部
(図示せず)には、呼び出されたアドレスに、防災端末
器が未接続の場合には、該当するアドレスには防災端末
器が接続されていない旨を異常情報として表示できるよ
うになっている。
【0006】また、表示・操作部106の操作部(図示
せず)の印字スイッチ(図示せず)をオンにすると、プ
リンタ107より、防災端末器のアドレスとともに、交
信異常、返信内容等がが帳票(記録紙)に印字出力でき
るようになっている。ところが、従来の防災用監視シス
テムDは、未接続の防災端末器に関する情報のみをプリ
ンタ107で印字出力させたときに、出力される記録紙
には、火災発生、ガス漏れ発生、防排煙作動(防火戸、
シャッタ等)、受信機スイッチ操作(音響停止スイッ
チ、復旧スイッチ等)等の情報が混在して印字出力して
いる。
【0007】また、監視回線103に未接続の防災端末
器の情報は、多重伝送処理装置105が行った、順次循
環的なアドレスの呼び出し順(いわゆる異常検出順)に
印字出力されるようになっている。また、別の従来例と
しては、重複しない固有のアドレスが割り当てられると
ともに、煙濃度をアナログ値に変換して出力する複数の
感知器を、共通の監視回線(感知器回線)に接続した、
防災用監視システムが、提案されている。
【0008】このような従来の防災用監視システムで
は、複数の感知器に対して割り当てられた固有のアドレ
スを順次循環的に呼び出し、問い合わせ信号を送信し、
問い合わせ先の感知器から返送されるアナログ値に基づ
いて、火災判別や、異常判別等の監視を行っている。図
24は、従来のこの種の防災用監視システムを概略的に
示す構成図である。
【0009】この防災用監視システムEは、防災受信機
121と、重複しない固有のアドレス(1〜n)が割り
当てられた複数の感知器122aと、防災受信機121
と複数の感知器122aとを多重伝送方式で接続する共
通の監視回線(感知器回線)123とを備えている。防
災受信機121は、防災用監視システムEの全体を制御
する演算処理装置(CPU)124と、火災等の緊急時
に、火災等を感知した感知器からの割り込み信号を処理
するとともに、監視回線(感知器回線)123に接続さ
れる複数の感知器122aに割り当てられた固有のアド
レス(1〜n)を、順次、ポーリングして、循環的に呼
び出し、問い合わせ信号を送信し、アドレス(1〜n)
が呼び出された感知器が、返信するアナログ値に基づい
て、火災判別や、呼び出された感知器が汚れ等の異常判
別等の監視を行う多重伝送処理装置125と、多重伝送
処理装置125に返信された感知器から出力されるアナ
ログ値に基づいて、汚れの程度を検出する汚れ検出装置
128と、汚れ検出装置128により検出された感知器
の汚れの検出値を、予め、規定されたしきい値と比較す
る汚れレベル判定装置129と、汚れレベル判定装置1
29が、感知器が汚れていると判定されたときに、汚れ
ていると判定された感知器のアドレスと汚れ警告とを表
示する表示・操作部126と、汚れレベル判定装置12
9が、感知器が汚れていると判定したときに、汚れてい
ると判定された感知器のアドレスと汚れ警告とを、自動
的に、印字出力するプリンタ127とを備えている。
【0010】尚、従来の防災監視システムEでは、図2
4に示すように汚れレベル判定装置129は、一つのし
きい値Thaを持っており、複数の感知器122aの各
々から返信されるアナログ値に基づいて、汚れレベル検
出装置128が出力する検出値と、しきい値Thaとを
比較して、呼び出されたアドレスの感知器が汚れている
として、汚れ警報を表示・操作部126の表示部126
aに表示するとともに、汚れ警報が検出したときに、プ
リンタ127より汚れ警報を印字出力させるようにして
いる。
【0011】また、従来の防災監視システムには、定期
的に、自動的に、自己点検機能を有するものがある。こ
のような自動自己点検機能を有する防災監視システム
は、防災受信機に設けられた時計部の時刻信号に基づい
て、定期的に、防災受信機の各回路および回線の導通チ
ェックや、防災受信機から引き出された信号線に接続さ
れている複数の感知器の交信チェック等を自動的に診断
し、診断結果を報知するようになっている。
【0012】また、その自己診断結果は、自動的に、プ
リンタに印字出力されるようになっており、印字出力さ
れた自己診断結果の記録物は、保存しておき、定期点検
の際などに利用されている。図26は、従来のこの種の
防災用監視システムを概略的に示す構成図である。この
防災用監視システムFは、防災受信機141と、重複し
ない固有のアドレス(1〜n)が割り当てられた複数の
感知器142aと、防災受信機141と複数の感知器1
42aとを多重伝送方式で接続する共通の監視回線(信
号線)143とを備えている。
【0013】防災受信機141は、防災用監視システム
Fの全体を制御する演算処理装置(CPU)144と、
時計部147と、時計部147の時刻信号に基づいて、
監視回線(信号線)143に接続される複数の感知器1
42aに割り当てられた固有のアドレス(1〜n)を、
定期的に、順次、ポーリングして、循環的に呼び出し、
問い合わせ信号を送信し、アドレス(1〜n)が呼び出
された感知器から返信された情報を受信する多重伝送処
理装置145と、防災用監視システムFの防災受信機1
41の各回路や、回線の導通チェックや、防災受信機1
41から引き出された監視回線(信号線)143に接続
されている複数の感知器142aの交信チェック等を、
定期的に、自動的に診断する自己点検装置148と、自
己点検装置148の自己点検結果を表示する表示・操作
部146と、自己点検装置148が行った自己点検結果
を、自動的に、印字出力するプリンタ149とを備えて
いる。
【0014】従来の防災監視用システムFでは、定期的
に行われる自動自己点検の結果を、その都度、自動的
に、プリンタ149より印字出力させて、記録してお
り、この記録を6カ月間に渡って保存して置くことによ
り、法律で定められている6カ月毎の保守点検時に、過
去6カ月間の保守記録として役立たせようとしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防災用監視システムDにより印字出力された記録紙を未
接続の防災端末器の接続リストとして、施工業者に手渡
しても、施工業者にとって、不必要な情報が混在してい
るため、このような記録紙は、施工業者にとって、十分
に役だつものではなかった。
【0016】より具体的には、従来の防災用監視システ
ムDにより印字出力された帳票(記録紙)には、施工業
者等にとって、施工業者は、記録紙のどこに未接続の防
災端末器が記載されているのかが、非常に見ずらいとい
う問題があった。また、防災端末器を多数取り付ける必
用のある防災監視用システムDでは、異常と判断された
防災端末器の印字順番は、多重伝送処理装置105が行
った、順次循環的なアドレスの呼び出し順(いわゆる異
常検出順)であるため、施工業者にとって、便利な、未
接続の防災端末器の接続リストとして使いやすい、例え
ば、防災端末器種別毎や、端末設置階毎等の順番には並
んでいなかった。
【0017】本発明の第1の目的は、以上のような問題
を解決するためになされたものであって、未接続の防災
端末器の異常警報のみを他情報と混ざることなく記録で
き、かつ、その印字順番を施工業者にとって、未接続の
防災端末器の接続リストとして使いやすい順番(防災端
末器種別毎、端末設置階毎)に印字記録することのでき
る防災監視用システムを提供することにある。
【0018】また、従来の防災用監視システムEでは、
感知器の汚れ警報が検出されると、汚れ警報を表示・操
作部に表示するとともに、自動的に、プリンタ127よ
り汚れ警報を印字出力しているため、顧客は、感知器の
汚れ警報が、度々、印字出力されると、防災用監視シス
テムになんらかの異常事態が生じているのではないかと
不安を与える。
【0019】このような感知器の汚れ警報は、顧客にと
っては不要の情報であり、メンテナンス業者にとっての
み必要な情報であり、感知器の汚れは、故障ではなく、
且つ、感知器の汚れの清掃は、有償のサービスであるに
もかかわらず、顧客から、感知器が異常であるから無償
で修繕または交換して欲しいとのクレームが、メンテナ
ンス業者等に頻繁に出されている。
【0020】このように、従来の防災用監視システムE
には、「現場調整段階のほこり等により感知器が汚れた
場合に、運用段階に入って、汚れ警報が多発する」とい
う問題があるため、メンテナンス業者等は、防災用監視
システムの感知器の清掃業務や、クレーム処理に多大の
労力を費やしている。しかも、従来の防災用監視システ
ムEでは、汚れレベルのしきい値Thaが1つであるた
め、汚れ警報が発令された感知器の清掃はできても、汚
れ警報がでる寸前の感知器がどれかが判らない。
【0021】このため、メンテナンス業者等は、感知器
の全てを清掃しない限り、感知器の汚れ警報が度々でる
ため、感知器の汚れ警報がでる度に、汚れ警報が発令さ
れた防災用監視システムが設置された現場に出かけて、
汚れ警報の発令された感知器を清掃しなければならなか
った。本発明の第2の目的は、以上のような問題を解決
するためになされたものであって、防災用監視システム
の運用段階に入って、汚れ警報が多発するという問題を
改善し、メンテナンス業者が、感知器の清掃業務やにク
レーム処理に費やしている労力を軽減することのでき
る、防災用監視システムを提供することにある。
【0022】また、従来の防災監視用システムFでは、
プリンタ149から印字出力される自己点検の結果に
は、火災発生、ガス漏れ発生、防排煙作動(防火戸、シ
ャッタ等)、受信機スイッチ操作(音響停止スイッチ、
復旧スイッチ等)等の情報も印字されるため、保守記録
としては、不必要な情報が混ざってしまい、非常に見に
くくなる場合があった。
【0023】また、プリンタ149より、印字出力され
た自己点検結果の印字記録物の保管期間が、通常、法定
期間の6カ月という長期であるため、印字記録物を一部
紛失してしまう場合もあった。このような問題により、
現状では、このような印字出力された記録物は、法定点
検の際に必要な、過去6カ月間の保守記録としては、十
分に役立っていない。
【0024】本発明の第3の目的は、このような点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、所
定期間の自動点検結果のみを他情報と混ざることなく記
録でき、かつ、その印字記録物を紛失しても、再度、プ
リンタ149に印字記録できる防災用監視システムを提
供すること、並びに、法定期間の6カ月間の保守記録を
必要により印字出力できる、防災用監視システムを提供
することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の防災用
監視システムは、防災受信機より導出した監視回線に、
固有のアドレスを割り付けた複数の防災端末器を接続し
て構成された多重伝送式の防災用監視システムにおい
て、防災受信機は、監視回線に接続されるべき防災端末
器のアドレスを記憶した端末器アドレス記憶部と、端末
器アドレス記憶部に記憶された防災端末器のアドレスを
ポーリングによって、順次循環的に呼び出して、問い合
わせ信号を送信し、呼び出された防災端末器からの返信
信号を処理する多重伝送処理手段と、トラブル印字スイ
ッチとを備え、トラブル印字スイッチをオンにすれば、
多重伝送処理手段において実行されたポーリング結果に
基づいて、上記監視回線に接続されていないと判断され
た防災端末器を所定の様式で印字出力できるようにして
ある。
【0026】請求項1に記載の防災用監視システムで
は、防災受信機に、トラブル印字スイッチを設けたの
で、トラブル印字スイッチをオンにすれば、監視回線に
接続されていない防災端末器のみが所定の様式で印字出
力されるようになっているので、施工業者にとっては、
不必要な情報がないので、未接続の防災端末器を接続す
る際の接続リストとして使いやすい。
【0027】請求項2に記載の防災用監視システムは、
請求項1に記載の防災用監視システムの端末器アドレス
記憶部には、複数の防災端末器のアドレスと上記複数の
防災端末器の種別とを一対一に対応させたデータを有す
る種別データテーブルが格納されており、防災受信機
は、端末器アドレス記憶部に記憶された防災端末器のア
ドレスをポーリングによって、順次循環的に呼び出し
て、問い合わせ信号を送信し、呼び出された防災端末器
からの返信信号を解読するために設けられ、防災端末器
が出力する返信信号の各々と一対一に対応させた返信信
号の解読情報と、呼び出された防災端末器が無応答の場
合に対応させて設けた、呼び出されたアドレスには、防
災端末器が、未接続である旨の内容情報とを有する返信
信号解読データテーブルが格納され、多重伝送処理手段
において実行されたポーリング結果に基づいて、呼び出
された防災端末器が無応答の場合に、返信信号解読デー
タテーブルに設けられた無応答とを照合し、監視回線に
接続されていないと判断される、無応答の防災端末器の
アドレスに、防災端末器の種別と、防災端末器が、未接
続である旨の内容情報とが、連結された情報を記憶す
る、トラブル情報記憶部と、種別順選択スイッチとを更
に備え、種別順選択スイッチをオンにして、トラブル印
字スイッチをオンにすれば、トラブル情報記憶部に記憶
され、多重伝送処理手段において実行されたポーリング
結果に基づいて、監視回線に接続されていないと判断さ
れた防災端末器のアドレスを、種別順に並びかえて、未
接続である旨の内容情報とともに、印字出力できるよう
にしてある。
【0028】請求項2に記載の防災用監視システムで
は、防災端末器の種別毎に、未接続の防災端末器のみが
未接続であるという内容情報とともに印字出力できるよ
うにしたので、施工業者は、未接続の防災端末器を接続
する際の接続リストとして使用しやすい。請求項3に記
載の防災用監視システムは、請求項1に記載の防災用監
視システムの端末器アドレス記憶部には、複数の防災端
末器のアドレスと複数の防災端末器の設置階とを一対一
に対応させたデータを有する設置階データテーブルが格
納されており、防災受信機は、端末器アドレス記憶部に
記憶された防災端末器のアドレスをポーリングによっ
て、順次循環的に呼び出して、問い合わせ信号を送信
し、呼び出された防災端末器からの返信信号を解読する
ために設けられ、防災端末器が出力する返信信号の各々
と一対一に対応させた返信信号の解読情報と、呼び出さ
れた防災端末器が無応答の場合に対応させて設けた、呼
び出されたアドレスには、防災端末器が、未接続である
旨の内容情報とを有する返信信号解読データテーブルが
格納され、多重伝送処理手段において実行されたポーリ
ング結果に基づいて、呼び出された防災端末器が無応答
の場合に、返信信号解読データテーブルに設けられた無
応答とを照合し、監視回線に接続されていないと判断さ
れる、無応答の防災端末器のアドレスに、防災端末器の
設置階と、防災端末器が、未接続である旨の内容情報と
が、連結された情報を記憶する、トラブル情報記憶部
と、階別選択スイッチとを更に備え、階別順選択スイッ
チをオンにして、トラブル印字スイッチをオンにすれ
ば、トラブル情報記憶部に記憶され、多重伝送処理手段
において実行されたポーリング結果に基づいて、監視回
線に接続されていないと判断された防災端末器のアドレ
スを、設置順に並びかえて、未接続である旨の内容情報
とともに、印字出力できるようにしてある。
【0029】請求項3に記載の防災用監視システムで
は、設置階毎に、未接続の防災端末器が、未接続である
旨の内容情報とともに、印字出力されるので、施工業者
は、未接続の防災端末器を接続する際の接続リストとし
て使用しやすい。請求項4に記載の防災用監視システム
は、請求項1に記載の防災用監視システム防災受信機の
端末器アドレス記憶部には、複数の防災端末器のアドレ
スと一対一に、前記複数の防災端末器の種別と、設置階
とを対応させたデータを有する種別・設置階データテー
ブルが格納されており、防災受信機は、端末器アドレス
記憶部に記憶された防災端末器のアドレスをポーリング
によって、順次循環的に呼び出して、問い合わせ信号を
送信し、呼び出された防災端末器からの返信信号を解読
するために設けられ、防災端末器が出力する返信信号の
各々と一対一に対応させた返信信号の解読情報と、上記
呼び出された防災端末器が無応答の場合に対応させて設
けた、呼び出されたアドレスには、防災端末器が、未接
続である旨の内容情報とを有する返信信号解読データテ
ーブルが格納され、多重伝送処理手段において実行され
たポーリング結果に基づいて、呼び出された防災端末器
が無応答の場合に、返信信号解読データテーブルに設け
られた無応答とを照合し、監視回線に接続されていない
と判断される、無応答の防災端末器のアドレスに、防災
端末器の種別と、設置階と、防災端末器が、未接続であ
る旨の内容情報とが、連結された情報を記憶する、トラ
ブル情報記憶部と、種別順階別順選択スイッチとを更に
備え、種別順階別順選択スイッチを種別順側にして、ト
ラブル印字スイッチをオンにすれば、トラブル情報記憶
部に記憶され、多重伝送処理手段において実行されたポ
ーリング結果に基づいて、監視回線に接続されていない
と判断された防災端末器のアドレスを、種別順に並びか
えて、設置階と、未接続である旨の内容情報とともに、
印字出力できるようにし、種別順階別順選択スイッチを
階別順側にして、トラブル印字スイッチをオンにすれ
ば、トラブル情報記憶部に記憶され、多重伝送処理手段
において実行されたポーリング結果に基づいて、監視回
線に接続されていないと判断された防災端末器のみを、
階別順に並びかえて、種別と、未接続である旨の内容情
報とともに印字出力できるようにしてある。
【0030】請求項4に記載の防災用監視システムで
は、防災端末器種別毎または設置階毎に、未接続である
旨の防災端末器の内容情報とともに印字出力されるの
で、施工業者は、未接続の防災端末器を接続する際に、
使用し易い方の接続リストを入手できる。請求項5に記
載の防災用監視システムは、防災受信機より導出した監
視回線に、固有のアドレスを割り付けた複数の防災端末
器を接続して構成された多重伝送式の防災用監視システ
ムにおいて、複数の防災端末器は、複数の感知器を含
み、防災受信機は、火災等の緊急時に、複数の防災端末
器の中の感知器からの割り込み信号を処理するととも
に、防災端末器のアドレスをポーリングによって、順次
循環的に呼び出して、問い合わせ信号を送信し、呼び出
された防災端末器からの返信信号を処理する多重伝送処
理手段と、多重伝送処理手段において実行されたポーリ
ングに応答して、呼び出された感知器が返信するアナロ
グ値に基づいて、感知器の各々の汚れを検出する汚れ検
出手段と、複数の感知器の所定の汚れのレベルとして、
予め、規定されたしきい値を有し、汚れ検出手段により
検出される汚れの検出値の各々と、しきい値とを比較し
て、感知器の汚れレベルを判断する汚れレベル判定手段
と、汚れレベル判定手段により汚れていると判断された
感知器のアドレスを記憶する汚れレベル記憶手段と、汚
れ印字スイッチとを備え、汚れ印字スイッチをオンにす
れば、汚れレベル記憶手段に記憶され、監視回線に接続
された防災端末器の中、汚れレベル判定手段により、所
定の汚れのレベルに達していると判断された感知器のみ
を印字出力できるようにしてある。
【0031】請求項5に記載の防災用監視システムで
は、汚れ印字スイッチをオンにしなければ、感知器の汚
れ警報が印字出力されないので、必要な時にのみ、感知
器の汚れ警報を印字出力できる。請求項6に記載の防災
用監視システムは、請求項5に記載の防災用監視システ
ムの汚れレベル判定手段は、汚れのレベルとして、予め
規定された、汚れの度合に応じた複数のしきい値を有し
ており、汚れレベル判定手段に設けられた、汚れのレベ
ルとして予め規定された汚れの度合に応じた複数のしき
い値と、汚れ検出手段より出力される検出値とを比較し
て、汚れのレベルとして、予め規定された、汚れの度合
に応じた複数のしきい値の各々により汚れと判断された
感知器のアドレスを、汚れのレベルとして規定された汚
れの度合に応じた複数のしきい値毎に、汚れの度合順に
印字出力できるようにしてある。
【0032】請求項7に記載の防災用監視システムは、
請求項5または6に記載の防災用監視システムの汚れ検
出手段は、多重伝送処理手段により、アドレスが指定さ
れ、複数の感知器の各々が呼び出された際に、呼び出さ
れた感知器が返信したアナログ値の所定期間の最小値を
検出値として出力するようになっている。請求項8に記
載の防災用監視システムは、請求項5〜7のいづれかに
記載の防災用監視システムの汚れ判定手段により、汚れ
ていると判断された感知器を上記複数のしきい値により
規定される汚れレベルの中、汚れの度合が高いと判断さ
れた感知器のみを、通常の汚れ警報として、印字出力す
るようにした。
【0033】請求項9に記載の防災用監視システムは、
防災受信機より導出した監視回線に、固有のアドレスを
割り付けた複数の防災端末器を接続して構成された多重
伝送式の防災用監視システムにおいて、複数の防災端末
器は、複数の感知器を含み、複数の感知器の各々は、光
センサと汚れ警告信号を防災受信機に出力する汚れ検出
手段とを更に備え、防災受信機は、火災等の緊急時に、
火災を感知した感知器からの割り込み信号を処理すると
ともに、防災端末器のアドレスをポーリングによって、
順次循環的に呼び出して、問い合わせ信号を送信し、呼
び出された防災端末器からの返信信号を処理する多重伝
送処理手段と、複数の感知器の各々に設けられた汚れ検
出手段から上記防災受信機へ汚れ警告信号を出力したオ
ンオフ式感知器のアドレスを記憶する汚れレベル記憶手
段と、汚れ印字スイッチとを備え、オンオフ式感知器の
各々に設けられた汚れ検出手段は、防災監視システムの
施工時に、電源を立ち上げたときの感知器の光センサが
受光した受光量を記憶し、多重伝送処理手段において実
行されたポーリングに応じて、その時点における感知器
の光センサが受光した受光量と、オンオフ式感知器の各
々に設けられた汚れ検出手段の各々に記憶された、防災
監視システムの施工時に、電源を立ち上げたときの感知
器の光センサが受光した受光量とを比較して、汚れてい
ると判断したときに、汚れ警告信号を防災受信機に出力
するようになっており、汚れ印字スイッチをオンにすれ
ば、汚れレベル記憶手段に記憶され、監視回線に接続さ
れた防災端末器に含まれるオンオフ式感知器の各々に設
けられた汚れ検出手段により、所定の汚れのレベルに達
していると判断されたオンオフ式感知器のアドレスを印
字出力できるようにしてある。
【0034】請求項5〜9のいづれかに記載の防災用監
視システムは、いづれも、防災用監視システムの運用段
階に入って、汚れ警報が多発する問題を改善し、メンテ
ナンス業者が、感知器の清掃業務に費やしている工数を
削減させることができる。現在、防災メンテナンス業界
は、「年々、人手不足が増しており、メンテナンス業務
が充分に行われていない。」という問題をかかえている
中で、メンテナンス業務の一業務である感知器の清掃業
務に費やしている工数の削減を図ることは、人手不足解
消の一手段としての効果大であり、防災メンテナンス業
務に貢献するところが大きい。
【0035】請求項10に記載の防災用監視システム
は、請求項5〜9のいづれかに記載の防災用監視システ
ムの汚れ印字スイッチが、上記防災受信機本体内の盤面
に設けられたことを特徴とする。請求項10に記載の防
災用監視システムでは、汚れ印字スイッチを、防災受信
機本体内の盤面に設けたので、汚れ印字スイッチを設け
た盤面をカバー等で覆うとともに、カバーに施解錠手段
を設けるなどして、汚れ印字スイッチをメンテナンス業
者専用のスイッチとしてもよい。
【0036】請求項11に記載の防災用監視システム
は、防災受信機より導出した監視回線に、固有のアドレ
スを割り付けた複数の防災端末器を接続して構成された
多重伝送式の防災用監視システムにおいて、防災受信機
は、時計部と、時計部の時刻信号に基づいて、複数の防
災端末器及び防災受信機を定期的に自己点検し、最新1
回分の自己点検結果をそのまま記憶させる試験結果詳細
記憶装置と、最新1回分前の所定期間の自己点検結果を
圧縮した情報に変換して記憶させる試験結果圧縮記憶装
置と、自己点検結果印字スイッチとを備え、自己点検結
果印字スイッチが操作されたときに、試験結果詳細記憶
手段に記憶された最新1回分の自己点検結果と、試験結
果圧縮記憶装置に記憶された最新1回分前の所定期間の
圧縮された自己点検結果情報とを、所定の様式で印字出
力できるようにした。
【0037】請求項11に記載の防災用監視システムで
は、自己点検結果印字スイッチを設け、自己点検結果印
字スイッチが操作されたときに、詳細記憶装置に記憶さ
れた最新1回分の自己点検結果と、圧縮記憶装置に記憶
された最新1回分前の所定期間の圧縮された自己点検結
果情報とを、所定の様式で印字出力できるようにしてあ
るので、防災監視用シシテムにおいて義務付けられてい
る、定期的な法定点検の際等に必要な保守記録物を必要
により印字出力できる。
【0038】請求項12に記載の防災用監視システム
は、請求項11に記載の防災用監視システムの試験結果
圧縮記憶装置に圧縮して記憶する情報が、前記最新1回
分前の過去数ヶ月分の情報であることを特徴とする。請
求項12に記載の防災用監視システムでは、自己点検結
果印字スイッチを操作すれば、試験結果詳細記憶手段に
記憶された最新1回分の自己点検結果と、試験結果圧縮
記憶手段に記憶された最新1回分前の数ヶ月の圧縮され
た自己点検結果情報とが所定の様式で印字出力できるよ
うにしてあるので、最新1回分前の数ヶ月の圧縮された
自己点検結果情報を、防災監視用システムに義務付けら
れている6ヶ月の情報とすれば、6ヶ月毎の法定点検の
期間に相当する期間の最新1回分前の過去数ヶ月分の情
報と最新1回分の自己点検結果が印字出力できるため、
法定の6カ月点検をする際に必要な保守記録を必要なと
きにいつでも印字出力することができる。
【0039】従って、このシステムを使用すれば、従来
のように過去6ヶ月の自己点検結果の記録物をあえて保
存する必要が無い。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本願発明について、発明の
実施の形態に基づいて、更に、詳しく説明する。 (発明の実施の形態1)図1は、本発明に係る防災監視
用システムの一例を概略的に示す構成図であり、図2
は、本発明に係る防災監視用システムにより印字出力さ
れた帳票(記録紙)の一例を示す図であり、図2(a)
は、未接続の防災端末器が種別毎に、必用な情報ととも
に印字出力された帳票(記録紙)の例を、図2(b)
は、未接続の防災端末器が設置階毎に、必用な情報とと
もに印字出力された帳票(記録紙)の例を示す図であ
り、又、図3は、本発明に係る防災監視用システムの防
災受信機の外観を概略的に示す斜視図である。
【0041】この防災用監視システムAは、防災受信機
1と、重複しない固有のアドレスが割り当てられた複数
の防災端末器2と、防災受信機1と複数の各種防災端末
器2とを多重伝送方式で接続する共通の監視回線(伝送
線)3とを備えている。防災受信機1は、防災用監視シ
ステムAの全体を制御する演算処理装置(CPU)4
と、端末器アドレス記憶部8と、多重伝送処理装置5
と、多重伝送処理装置5において実行されたポーリング
結果に基づいて、呼び出された防災端末器から返信され
た制御信号に基づいて、異常と判断された防災端末器の
アドレスと異常判別の結果を表示する表示部6aを有す
る表示・操作部6と、異常と判断された防災端末器のア
ドレスと異常判別の結果とを印字出力するプリンタ7
と、トラブル情報記憶部9と、トラブル情報記録装置1
0と、表示・操作部6の操作部6bに設けられた、トラ
ブル印字スイッチ11と、種別順階別順選択スイッチ1
2とを備えている。
【0042】端末器アドレス記憶部8には、設計仕様書
に基づいて、複数の防災端末器2のアドレス(1〜n)
と複数の防災端末器の種別(火災感知器、火災中継器、
防排煙中継器、地区音響中継器などの種別)と防災受信
器の設置階とを一対一に対応させたデータを有する種別
・設置階データテーブルが、予め、記憶されている(図
4を参照)。
【0043】多重伝送処理装置5は、端末器アドレス記
憶部8に記憶された防災端末器2のアドレス(1〜n)
を順次、ポーリングして、循環的に呼び出して、問い合
わせ信号を送信し、呼び出された防災端末器からの返信
信号を受信するようになっている。この防災用監視シス
テムでは、呼び出された防災端末器は、アドレスと、種
別と、異常信号とを、多重伝送処理装置5へ返信するよ
うになっている。
【0044】トラブル情報記憶部9には、ポーリングに
よって、順次循環的に呼び出して、問い合わせ信号を送
信し、呼び出された防災端末器からの返信信号を解読す
るために設けられ、防災端末器が出力する返信信号の各
々と一対一に対応させた返信信号の解読情報(この例で
は、「2次側断線」、「2次側短絡」等のメッセージ情
報)と、呼び出された防災端末器が返信信号を返信して
こない場合(無応答)に対応させて設けた、呼び出され
たアドレスには、防災端末器が、未接続である旨の内容
情報(この例では、「交信異常」のメッセージ情報)と
を有する返信信号解読データテーブルが、格納されてい
る。
【0045】演算処理装置(CPU)4は、多重信号処
理装置5の問い合わせ信号に応答して、返信信号(制御
信号)を出力した防災端末器のアドレスと種別とを、端
末器アドレス記憶部8に格納された、種別、設置階デー
タテーブルのアドレスと種別とを照合するとともに、ト
ラブル情報記憶部9に格納された返信信号解読データテ
ーブルとを照合し、アドレスに、防災端末器の種別と、
設置階と、返信信号の解読情報(この例では、「2次側
断線」、「2次側短絡」等のメッセージ情報のいづれか
の情報)とが連結された情報(1情報分)とし、トラブ
ル情報記憶部9に格納させるようになっている。
【0046】また、演算処理装置(CPU)4は、多重
信号処理装置5の問い合わせ信号に応答して、返信信号
(制御信号)を出力した防災端末器のアドレスと種別と
を、端末器アドレス記憶部8に格納された、種別、設置
階データテーブルのアドレスと種別とを照合して、返信
信号(制御信号)を出力した防災端末器の返信信号の種
別が、種別、設置階データテーブルの種別と異なってい
れば、これを接続ミスと判断して、トラブル情報記憶部
9に、アドレスに、防災端末器の種別と、設置階と、返
信信号の解読情報(例えば、「接続ミス」等のメッセー
ジ情報)とが連結された情報(1情報分)とし、トラブ
ル情報記憶部9に格納させるようになっている。
【0047】また、演算処理装置(CPU)4は、多重
信号処理装置5が、問い合わせ信号を送信した先の防災
端末器から返信がなかった場合(無応答)には、無応答
の防災端末器のアドレスと、端末器アドレス記憶部8に
格納された、種別、設置階データテーブルのアドレスと
を照合するとともに、トラブル情報記憶部9に格納され
た返信信号解読データテーブルに設けられた無応答とを
照合して、返信がなかった(無応答の)防災端末器のア
ドレスに、防災端末器の種別と、設置階と、未接続であ
る旨の内容情報(この例では、「交信異常」のメッセー
ジ)とが連結された情報(1情報分)とし、トラブル情
報記憶部9に格納させるようになっている(図5、図6
を参照)。
【0048】そして、この防災用監視システムAでは、
種別順階別順選択スイッチ12を種別順側にして、トラ
ブル印字スイッチ11をオンにすると、トラブル情報記
録装置10が動作して、監視回線3に接続されていない
防災端末器を、種別順に並びかえて、図2(a)に示す
ような、防災端末器のアドレスを、種別順に並びかえ
て、種別と、設置階と、異常情報(この例では、「2次
側断線」、「2次側短絡」、「交信異常」等のメッセー
ジ情報)とを備える、帳票(記録紙)に印字出力するよ
うになっている。
【0049】また、種別順階別順選択スイッチ12を設
置順側にして、トラブル印字スイッチ11をオンにする
と、トラブル情報記録装置10が動作して、監視回線3
に接続されていない防災端末器を、設置順に並びかえ
て、図2(b)に示すような、防災端末器のアドレス
を、設置階順に並びかえて、設置階と、種別と、異常情
報(この例では、「2次側断線」、「2次側短絡」、
「交信異常」等のメッセージ情報)とを備える、帳票
(記録紙)が異常情報とともに印字出力されるようにな
っている。
【0050】尚、この例では、特に、図示しないが、操
作部4には、従来の印字スイッチが設けられており、こ
の印字スイッチをオンにすれば、従来と同じ帳票(記録
紙)も印字出力できるようになっている。更に、この防
災用監視システムAにおいて、トラブル情報記憶部9
に、多重信号処理装置5が、問い合わせ信号を送信した
先の防災端末器から返信がなかった防災端末器のアドレ
スと、種別と、設置階と、呼び出されたアドレスには、
防災端末器が未接続である旨の情報(この例では、「交
信異常」)が連結された情報のみを記憶するか、無応答
の信号または「交信異常」のメッセージを選択的に取り
出す手段を設け、無応答の信号または「交信異常」のメ
ッセージを選択的に取り出す手段をオンにして、トラブ
ル印字スイッチ7をオンにすれば、交信異常の防災端末
器(即ち、未接続の防災端末器)のみを編集して印字出
力できるようにしてもよい。
【0051】このようにして、この防災用監視システム
Aでは、異常と判断された防災端末器を、施工業者にと
って、不必要な情報が無く、見やすく、且つ、作業のし
易い、種別または階別の未接続の防災端末器の接続リス
トを提供できる。尚、この例では、端末器アドレス記憶
部8に、複数の防災端末器2のアドレス(1〜n)と一
対一に、複数の防災端末器の種別と、設置階とを対応さ
せたデータを有する種別・設置階データテーブルが格納
され、防災受信機1には、端末器アドレス記憶部8に記
憶された防災端末器のアドレスをポーリングによって、
順次循環的に呼び出して、問い合わせ信号を送信し、呼
び出された防災端末器からの返信信号を解読するために
設けられ、防災端末器が出力する返信信号の各々と一対
一に対応させた返信信号の解読情報と、呼び出された防
災端末器が無応答の場合に対応させて設けた、呼び出さ
れたアドレスには、防災端末器が、未接続である旨の内
容情報とを有する返信信号解読データテーブルが格納さ
れ、多重伝送処理手段において実行されたポーリング結
果に基づいて、呼び出された防災端末器が無応答の場合
に、返信信号解読データテーブルに設けられた無応答と
を照合し、監視回線に接続されていないと判断される、
無応答の防災端末器のアドレスに、防災端末器の種別
と、設置階と、防災端末器が、未接続である旨の内容情
報とが、連結された情報を記憶する、トラブル情報記憶
部9と、種別順階別順選択スイッチ12を備え、種別順
階別順選択スイッチ12を種別順側にして、トラブル印
字スイッチ11をオンにすれば、トラブル情報記憶部9
に記憶され、多重伝送処理装置5において実行されたポ
ーリング結果に基づいて、異常情報を出力した防災端末
器を、種別順に並びかえて、設置階と、異常の内容情報
とともに、印字出力できるようにし、種別順階別順選択
スイッチ12を階別順側にして、トラブル印字スイッチ
11をオンにすれば、トラブル情報記憶部9に記憶さ
れ、多重伝送処理装置5において実行されたポーリング
結果に基づいて、異常情報を出力した防災端末器のみ
を、階別順に並びかえて、種別と、異常の内容情報とと
もに印字出力できるようにした、防災監視用システム
を、中心に説明したが、これは、単に、好ましい例を説
明したに過ぎず、端末器アドレス記憶部8に、複数の防
災端末器2のアドレス(1〜n)と複数の防災端末器2
の種別とを一対一に対応させたデータを有する種別デー
タテーブルが格納し、防災受信機5が、端末器アドレス
記憶部8に記憶された防災端末器2のアドレスをポーリ
ングによって、順次循環的に呼び出して、問い合わせ信
号を送信し、呼び出された防災端末器からの返信信号を
解読するために設けられ、防災端末器が出力する返信信
号の各々と一対一に対応させた返信信号の解読情報と、
呼び出された防災端末器が無応答の場合に対応させて設
けた、呼び出されたアドレスには、防災端末器が、未接
続である旨の内容情報とを有する返信信号解読データテ
ーブルが格納され、多重伝送処理手段において実行され
たポーリング結果に基づいて、呼び出された防災端末器
が無応答の場合に、返信信号解読データテーブルに設け
られた無応答とを照合し、監視回線に接続されていない
と判断される、無応答の防災端末器のアドレスに、防災
端末器の種別と、防災端末器が、未接続である旨の内容
情報とが、連結された情報を記憶する、トラブル情報記
憶部9と、種別順選択スイッチ(図示せず)を備え、種
別順選択スイッチ(図示せず)をオンにして、トラブル
印字スイッチをオンにすれば、トラブル情報記憶部9に
記憶され、多重伝送処理装置5において実行されたポー
リング結果に基づいて、監視回線3に接続されていない
と判断された防災端末器のアドレスを、種別順に並びか
えて、未接続である旨の内容情報とともに、印字出力で
きるようにした、防災用監視システムや、端末器アドレ
ス記憶部8に、複数の防災端末器2のアドレス(1〜
n)と複数の防災端末器2の設置階とを一対一に対応さ
せたデータを有する設置階データテーブルが格納し、防
災受信機1が、端末器アドレス記憶部8に記憶された防
災端末器2のアドレス(1〜n)をポーリングによっ
て、順次循環的に呼び出して、問い合わせ信号を送信
し、呼び出された防災端末器からの返信信号を解読する
ために設けられ、防災端末器が出力する返信信号の各々
と一対一に対応させた返信信号の解読情報と、呼び出さ
れた防災端末器が無応答の場合に対応させて設けた、呼
び出されたアドレスには、防災端末器が、未接続である
旨の内容情報とを有する返信信号解読データテーブルが
格納され、多重伝送処理手段において実行されたポーリ
ング結果に基づいて、呼び出された防災端末器が無応答
の場合に、返信信号解読データテーブルに設けられた無
応答とを照合し、監視回線3に接続されていないと判断
される、無応答の防災端末器のアドレスに、防災端末器
の設置階と、防災端末器が、未接続である旨の内容情報
とが、連結された情報を記憶する、トラブル情報記憶部
9と、階別選択スイッチ(図示せず)を備え、記階別順
選択スイッチ(図示せず)をオンにして、トラブル印字
スイッチ11をオンにすれば、トラブル情報記憶部9に
記憶され、多重伝送処理装置5において実行されたポー
リング結果に基づいて、監視回線3に接続されていない
と判断された防災端末器のアドレスを、設置順に並びか
えて、未接続である旨の内容情報とともに、印字出力で
きるようにした、防災用監視システムも、施工業者の利
用しやすい未接続の防災端末器の接続リストを提供でき
る。
【0052】尚、防災端末器の各々のアドレスが、デフ
ォルト値になっている場合には、防災監視用システムA
の設計者が、防災監視用システムAの設計仕様書に基づ
いて、複数の防災端末器2のアドレス(1〜n)と複数
の防災端末器の種別、設置階と一対一に対応させたデー
タを有する種別、設置データテーブルを設定し、施工業
者等が、防災監視用システムAに、防災端末器を接続す
る際に、防災端末器のアドレスを、種別、設置データテ
ーブルに基づいて、防災端末器に設けられたディップス
イッチ等により、設定すればよく、そのようなアドレス
は、重複しない限り、連番としても、飛び番としてもよ
い。 (発明の実施の形態2)図7は、本発明に係る防災監視
用システムの一例を概略的に示す構成図であり、図8
は、図7に示す防災監視用システムの防災受信機の外観
を概略的に示す斜視図である。
【0053】この防災用監視システムBは、防災受信機
21と、重複しない固有のアドレス(1〜n)が割り当
てられた複数の感知器22aと、防災受信機21と複数
の感知器22aとを多重伝送方式で接続する共通の監視
回線(感知器回線)23とを備えて構成されている。防
災受信機21は、防災用監視システムBの全体を制御す
る演算処理装置(CPU)24と、火災等の緊急時に、
火災等を感知した感知器からの割り込み信号を処理する
とともに、監視回線(感知器回線)23に接続される複
数の感知器22aに割り当てられた固有のアドレス(1
〜n)を順次、ポーリングして、循環的に呼び出し、ア
ドレスが呼び出されたアナログ感知器から返信されたア
ナログ値に基づいて、火災判別、異常判別等の監視を行
う多重伝送処理装置25と、感知器の汚れ警報を表示す
る表示部26aを有する表示・操作部26と、感知器2
2aの汚れ警報を印字出力するプリンタ27と、多重伝
送処理装置25により呼び出された感知器22aから返
信されたアナログ値の各々を所定期間集積して、感知器
22aの汚れの程度(検出値または汚れ感度ともいう)
を決定する汚れ検出装置28と、感知器22aの汚れレ
ベルを規定する複数のしきい値が設けられ、汚れ検出装
置28の出力する検出値と、感知器22aの汚れレベル
を規定する複数のしきい値とを比較して、感知器22a
の汚れの有無を判定する、汚れレベル判定装置29と、
汚れ判定装置29により汚れていると判定された感知器
の各々が、どのしきい値で汚れと判定されたかが判るよ
うに汚れレベルを、汚れていると判定された感知器のア
ドレスとともに記憶する汚れレベル記憶部30と、表示
・操作部26の操作部26bに設けられた汚れ印字スイ
ッチ32と、操作部26bに設けられ、汚れ印字スイッ
チ32がオン(操作)されたときに、動作して、汚れレ
ベル記憶部30に格納されている情報をプリンタ27に
印字出力する汚れレベル記録装置31とを備えている。
【0054】汚れ検出装置28では、図9に示すような
処理が行われている。このシステムBでは、まず、防災
受信機21の多重伝送処理装置25が、一定周期で、感
知器22aの各々に対して問い合わせ信号を発信するこ
とにより、感知器22aの各々が返信してきたアナログ
値が汚れ検出装置28に入力される。次に、感知器22
aの各々が返信したアナログ値は、汚れ検出装置28に
おいて、所定の期間(この例では、1時間)集積され、
その後、この所定期間に集積されたアナログ値の平均値
Mが算出される。
【0055】この平均値Mは、更に、所定期間、集積さ
れる(この例では、この集積期間を、1日としてい
る)。所定期間集積された平均値Mは、互いに比較さ
れ、その最小値が、その集積期間の最小値として記憶さ
れる(この例では、一時間おきの平均値Mが、1日分集
積された後、最小値が、その日の最小値(M8)として
記憶されている)。
【0056】このような所定期間の最小値(M8)は、
更に、所定期間集積される(この例では、その日の前日
から7日前までの最小値(M1〜M7)までが、集積さ
れている)。次に、所定期間の最小値が決定され、この
値が、その感知器の汚れ感度M0として決定され、この
汚れ感度M0が、検出値M0として、汚れ検出装置28
から出力される。
【0057】この例では、min(M1〜M8)=M0
とされている。汚れ検出装置28から出力された検出値
M0は、汚れレベル判定装置11へ入力され、汚れレベ
ル判定装置11に設けられた、汚れレベルを規定する複
数のしきい値の各々と比較される。この例では、汚れレ
ベル判定装置31には、図10に示すように、3つのし
きい値Tha、Thb、Thc(Tha<Thb<Th
c)が設けられており、検出値M0は、3つのしきい値
Tha、Thb、Thcの各々と比較される。
【0058】尚、しきい値Thcは、感知器2aを清掃
しなければならない汚れレベルであり、しきい値Th
a、Thbは、清掃をしなくてもよい汚れのレベルでは
あるが、しばらくすると、感知器2aを清掃しなければ
ならない汚れレベルのしきい値である。複数のしきい値
の各々により、汚れと判断された感知器は、その感知器
のアドレスに、どの汚れレベルで汚れと判断されたかを
示す汚れレベル情報が付された情報として、汚れレベル
記憶部30に、図11に示すような情報として記憶され
る。
【0059】この例では、汚れレベルが3つ(しきい値
Tha、Thb、Thc)あるので、汚れと判断された
感知器のアドレスに、汚れレベル1、2、3のいずれか
が付された形で汚れレベル記憶部30に記憶される。
【0060】この防災用監視システムBでは、大きい汚
れレベル(この例では、汚れレベル3が該当する)で汚
れていると判定された感知器が検出されると、直ちに、
表示部26aに、その感知器のアドレスと汚れ警報とが
表示され、プリンタ27より、その感知器のアドレスと
汚れ警報とが印字出力されるようになっている。その一
方、汚れレベルとして、上記大きい汚れレベル(この例
では、汚れレベル3が該当する)より小さい汚れレベル
(この例では、汚れレベル1、2が該当する)で汚れて
いると判断された感知器の情報は、表示部26aに表示
せず、且つ、プリンタ27よりも、自動的には、印字出
力しないようになっている。
【0061】より具体的には、この例では、汚れレベル
3によって汚れと判断された感知器の情報のみを、直ち
に、表示部26aに表示するとともに、プリンタ27よ
り印字出力する一方、汚れレベル1、2によって汚れと
判断された感知器の情報は、表示部26aに表示せず、
プリンタ27への印字出力を行わないようにしている。
【0062】汚れ印字スイッチ32が操作されると、汚
れレベル記録装置31が動作して、汚れレベル記憶部3
0に格納している情報を、図12に示すような、汚れレ
ベル順の帳票(記録紙)として印字出力する。尚、印字
出力される帳票(記録紙)は、図12のようなものに限
定されることはない。図13〜図16に好ましい帳票
(記録紙)の例を例示する。
【0063】この防災用監視システムを用いれば、「現
場調整段階のほこり等により感知器が汚れた場合に、運
用段階に入って、汚れ警報が多発する」という問題は、
汚れレベル判定装置29により、汚れレベルの大きいと
判定された感知器(この例では、汚れレベル23により
汚れていると判断された感知器)のみを、通常時発生さ
せる汚れ警報として、表示部26aに直ちに表示し、プ
リンタ27より印字出力させるようにしたので、メンテ
ナンス業者等への苦情や問い合わせの件数が少なくなる
ので、メンテナンス業者等の労力の軽減を図ることがで
きる。
【0064】また、上記大きな汚れレベルよりも小さい
レベル(この例では、汚れレベル1、2が該当する)
で、汚れと判定された感知器の情報は、メンテナンス業
者等が、汚れ印字スイッチ32がオンされない限りされ
ない限り印字出力されない。一方、メンテナンス業者等
が、汚れ印字スイッチ32をオンにすると、複数の汚れ
レベル(汚れレベル1、2、3)により汚れていると判
断された感知器の情報がプリンタ27より、印字出力さ
れるので、メンテナンス業者等は、印字出力された帳票
(記録紙)の情報に基づいて、感知器の一括した清掃業
務ができるので、清掃のため、防災監視用システムが取
り付けられた現場に行く回数を減らすことができる。
【0065】また、メンテナンス業者等は、感知器の汚
れ警報が出され、現場で、感知器の汚れを清掃する際
に、汚れ印字スイッチ32をオンにし、汚れレベル3の
感知器を清掃するのに加え、汚れレベル2の感知器、ま
たは、汚れレベル1および2の感知器をも清掃するよう
にすれば、それ以後、汚れレベル3になる感知器の数が
少なくなるので、防災用監視システムの運用段階に入っ
て、汚れ警報が多発する問題を改善し、メンテナンス業
者が、感知器の清掃業務に費やしている工数を削減させ
ることができる。
【0066】尚、この例では、防災受信機内に汚れ検出
装置28を設けた例を示したが、汚れ検出装置28は、
複数の感知器の各々の感知器内に設けてもよい。また、
この例では、汚れ印字スイッチ32が、防災受信機21
の操作部26bに、外部に露呈するように設けられた例
を示したが、防災受信機21の内部に盤面を設け、盤面
に汚れ印字スイッチ32を設け、更に、盤面を覆うカバ
ーを設け、カバーを施解錠できる構成としてもよい。
【0067】また、防災受信機21にカバーを設け、カ
バーの裏面に汚れ印字スイッチ32を設け、カバーを施
解錠できる構成として、汚れ印字スイッチ32をメンテ
ナンス業者専用のスイッチとしてもよい。即ち、一般の
人間には、容易に触れることのできない場所に、汚れ印
字スイッチ32を設け、且つ、メンテナンス業者等が触
れることのできる場所に汚れ印字スイッチ32を設けれ
ばよい。
【0068】また、この防災監視用システムで用いる感
知器は、アナログ値が得られるものであれば、感知器の
種別は問わず、光減衰型感知器であっても、光散乱型感
知器であっても、適用可能であることを付記しておく。
また、この例では、防災受信機21に、汚れ検出器2
8、汚れレベル判定装置29が設けられた例を示した
が、図17に示すように汚れ検出器を複数の感知器の各
々に設ける構成としてもよい。
【0069】この防災用監視システムB1では、複数の
感知器22b、・・・、22bの各々に汚れ警告信号を
防災受信機21に出力する汚れ検出手段22c、・・
・、22cを備えている。防災受信機21は、火災等の
緊急時に、火災等を感知した感知器からの割り込み信号
を処理するとともに、感知器22b、・・・、22bの
アドレス(1〜n)を順次、ポーリングして、循環的に
呼び出して、問い合わせ信号を送信し、呼び出された感
知器からの返信信号を処理する多重伝送処理装置25
と、複数の感知器22b、・・・、22bの各々に設け
られた汚れ検出手段22c、・・・、22cから防災受
信機21へ汚れ警告信号を出力した感知器のアドレスを
記憶する汚れレベル記憶部30と、表示・操作部6の操
作部(図示せず)に設けられた汚れ印字スイッチ(図示
せず)とを備えている。
【0070】尚、図17中、23は、監視回線を、24
は、防災用監視システムB1の全体を制御する演算処理
装置(CPU)を、25は、火災等の緊急時に、火災等
を感知した感知器からの割り込み信号を処理するととも
に、監視回線(感知器回線)23に接続される複数の感
知器22aに割り当てられた固有のアドレス(1〜n)
を順次循環的に呼び出し、アドレスが呼び出されたアナ
ログ感知器から返信されたアナログ値に基づいて、火災
判別、異常判別等の監視を行う多重伝送処理装置を、2
7は、プリンタを、30は、汚れレベル記憶部を、31
は、汚れレベル記録装置を、各々、示している。
【0071】汚れ検出手段22c、・・・、22cは、
感知器22b、・・・、22bの各々に設けられた汚れ
検出手段22c、・・・、22cは、防災監視システム
B1の施工時に、電源を立ち上げたときに感知器22
b、・・・、22bの各々に設けられた光センサ(受光
素子)(図示せず)が受光した受光量を記憶するように
なっており、かつ、多重伝送処理装置25において実行
されたポーリングに応じて、その時点における感知器2
2b、・・・、22bの光センサ(受光素子)(図示せ
ず)が受光した受光量と、感知器22b、・・・、22
bの各々に設けられた汚れ検出手段22c、・・・、2
2cの各々に記憶された、防災監視システムの施工時
に、電源を立ち上げたときに感知器22b、・・・、2
2bの各々に設けられた光センサが受光した受光量とを
比較して、汚れていると判断したときに、汚れ警告信号
を防災受信機に出力するようになっている。
【0072】汚れレベル記憶部30は、感知器22b、
・・・、22bの各々に設けられた汚れ検出手段22
c、・・・、22cが、汚れ警告信号を防災受信機25
に出力した場合に、汚れ警告信号を出力した感知器のア
ドレスを格納するようになっている。そして汚れ印字ス
イッチ(図示せず)をオンにすれば、汚れレベル記録装
置31が動作して、汚れレベル記憶部30に記憶され、
監視回線に接続された感知器の各々に設けられた汚れ検
出手段により、所定の汚れ警告信号が出力された感知器
のアドレスを、プリンタ27より印字出力できるように
なっている。
【0073】更に、この防災監視用システムB1の感知
器22b、・・・、22bの各々に設けられた汚れ検出
手段22c、・・・、22cに、汚れの度合に応じて複
数の汚れレベル(例えば、汚れレベルが3つ)を規定す
る複数のしきい値(例えば、しきい値Tha、Thb、
Thc)を設けておき、防災受信機25へ、汚れの度合
に応じて、複数の汚れ警告を出力できるようにして、汚
れレベル記憶部30に、汚れと判断された感知器のアド
レスに、汚れレベル1、2、3のいずれかが付された形
で汚れレベル記憶部30に記憶させるようにして、汚れ
印字スイッチ32が操作されると、汚れレベル記録装置
31が動作して、汚れレベル記憶部30に格納している
情報を、図12に示すような、汚れレベル順の帳票(記
録紙)として印字出力するようにしてもよい。
【0074】この様な防災用監視システムB1では、感
知器22bとして、オンオフ式感知器を用いることがで
きる。 (発明の実施の形態3)図18は、本発明に係る防災監
視用システムの一例を概略的に示す構成図であり、図1
9は、図18に示す防災監視用システムの防災受信機の
外観を概略的に示す斜視図である。
【0075】この防災用監視システムCは、防災受信機
41と、重複しない固有のアドレス(1〜n)が割り当
てられた複数の感知器42aと、防災受信機41と複数
の感知器42aとを多重伝送方式で接続する共通の監視
回線(感知器回線)43とを備えている。防災受信機4
1は、防災用監視システムCの全体を制御する演算処理
装置(CPU)44と、各種の表示や各種の入力操作が
なされる表示・操作部46と、時刻信号をカウントする
時計部47と、自動点検制御を行う自己点検装置48
と、火災等の緊急時に、火災等を感知した感知器からの
割り込み信号を処理するとともに、自己点検装置48の
制御によって、複数の感知器42aのアドレスを順次、
ポーリングして、循環的に呼び出して、問い合わせ信号
を送信し、呼び出された感知器からの返信信号を処理す
る多重伝送処理装置45と、プリンタ51と、自己点検
結果詳細記憶装置49と、自己点検結果圧縮記憶装置5
0と、自己点検結果記録装置52と、表示・操作部46
の操作部46bに設けられた自己点検結果印字スイッチ
53とを備えている。
【0076】自己点検装置48は、時計部47からの時
刻信号に基づいて、定期的に、複数の感知器の自動点検
を行っている。尚、この自己点検装置48には、自火報
設備の自動試験機能として最近規格化された各種の試験
機能が備わっている。具体的には、例えば、感知器試験
機能と、電路試験機能と、電源等試験機能と、予備電源
試験機能と、火災表示試験機能などが含まれている。こ
れらの各試験機能により、システム全体の診断が自動的
に行われ、その診断結果を表示・操作部46に報知し、
及び、プリンタ51より印字出力するようになってい
る。
【0077】このような自己点検装置48は、従来の防
災受信機にも備わっているが、この防災受信機41に
は、これに加えて、新たに、自己点検結果詳細記憶装置
49と、自己点検結果圧縮記憶装置50と、自己点検結
果記録装置52と、表示・操作部46の操作部46bに
設けられた自己点検結果印字スイッチ53(図18に示
す自己点検結果印字スイッチ53)とを備えている。
【0078】自己点検結果詳細記憶装置49は、最新1
回分の自己点検結果情報を格納できる記憶容量を有して
いる。この例では、自己点検結果詳細記憶装置49は、
最新1回分の自己点検結果情報として、図20に示すよ
うな情報を記憶できるようになっている。より具体的に
は、自己点検結果詳細記憶装置49には、最新1回分の
自己点検結果情報として、自己点検結果情報を格納した
月、日、自己点検時刻、複数の感知器毎の感知試験結果
が、正常か異常かに関する情報、防災受信機1の電路試
験結果が、正常か異常かに関する情報、複数の感知器毎
の電路試験結果が、正常か異常かに関する情報、防災受
信機41の電源等試験結果が、正常か異常かに関する情
報、防災受信機41の予備電源試験結果が、正常か異常
かに関する情報、並びに、複数の感知器毎の火災表示試
験結果が、正常か異常かに関する情報が格納できるよう
になっている。
【0079】また、自己点検結果圧縮記憶装置50は、
以前に行われた自己点検結果情報を圧縮した情報に変換
して過去6カ月分まで格納できる記憶容量を有してい
る。この例では、自己点検結果圧縮記憶装置50は、最
新1回分前の過去6カ月分の自己点検結果情報として、
図21に示すような圧縮された情報を記憶できるように
なっている。
【0080】より具体的には、自己点検結果圧縮記憶装
置50には、過去6ヶ月分の自己点検結果情報として、
一回分(この例では、1ヶ月分)の情報が、自己点検結
果情報を格納した月、日、自己点検時刻、感知器試験結
果が、正常か異常かに関する情報、電路試験結果が、正
常か異常かに関する情報、電源等試験結果が、正常か異
常かに関する情報、予備電源試験結果が、正常か異常か
に関する情報、並びに、火災表示試験結果が、正常か異
常かに関する情報に圧縮され、合計で6ヶ月分の情報が
格納できるようになっている。
【0081】この防災用監視システムCでは、自己点検
装置48により自己点検が行われると、その診断結果と
して、図20に示す情報が自己点検結果詳細記憶装置4
9に新たに格納される。そして、既に、自己点検結果詳
細記憶装置49に格納されていた前回の自己点検結果情
報は、図21に示す情報の1回分の8情報に圧縮され
て、自己点検結果圧縮記憶装置50にシフトされる。
【0082】すなわち、定期的な自己点検(この例で
は、1ヶ月毎に自己点検が行われている)が繰り返し行
われると、自己点検結果詳細記憶装置49には、常に、
最新1回分の自己点検結果情報が、自己点検結果圧縮記
憶装置50には、過去6カ月前までの自己点検結果情報
が格納されることとなる。そして、この防災用監視シス
テムCでは、自己点検結果印字スイッチ53が操作され
ると、自己点検結果記録装置52が、次のように動作す
る。
【0083】まず、自己点検結果記録装置52は、自己
点検結果詳細記憶装置49及び自己点検結果圧縮記憶装
置50に格納されている自己点検結果情報を図22に示
す帳票形式のフォーマット(様式)に変換して、一括
で、プリンタ51より印字出力する。この防災用監視シ
ステムCでは、自己点検結果印字スイッチ53を操作す
ると、過去6ヶ月分の自動点検結果のみを、他の情報と
混ざることなく、図22に示すような帳票形式のフォー
マットに変換して、一括して、プリンタ51より印字出
力できるようにしてある。
【0084】この防災用監視システムCでは、自己点検
結果印字スイッチ53を操作するだけで、他の情報と混
ざることなく、過去6ヶ月分の自動点検結果と最新1回
分の詳細な自動点検結果とを印字出力できるので、この
過去6ヶ月分の自動点検結果の記録物を、防災用監視シ
ステムCの過去6カ月間の保守記録物として利用するこ
とにより、法定の6ヶ月点検を、容易に行うことができ
る。
【0085】また、過去6ヶ月分の防災監視用システム
Cの自己点検結果の記録物一部乃至全部を紛失したとし
ても、自己点検結果印字スイッチ53を操作するだけ
で、過去6ヶ月分の防災監視用システムCの自己点検結
果をプリンタ51より印字出力することができる。ま
た、この防災用監視システムCを用いれば、従来のよう
に過去6ヶ月の自己点検結果の記録物をあえて保存する
必要が無いという効果がある。
【0086】また、この防災用監視システムCでは、6
ヶ月分の記録を圧縮させて自己点検結果圧縮記憶装置5
0に格納する構成としたので、自己点検結果圧縮記憶装
置50として、大容量の記憶装置を用いる必要がないの
で、法定期間の6カ月間の保守記録物を必要により印字
出力できる、防災用監視システムを比較的安価に提供す
ることができるという効果もある。
【0087】尚、この例では、自己点検結果圧縮記憶装
置50に、最新1回分の自己点検結果情報前の過去6ヶ
月分の自己点検結果情報が格納し、自己点検結果印字ス
イッチ53を操作すると、他の情報と混ざることなく、
過去6ヶ月分の自動点検結果と最新1回分の詳細な自動
点検結果とを印字出力できる例をしめしたが、これは、
単に、現行の法定点検が、6ヶ月であるので、現行にお
いて、好ましい例を示したに過ぎず、本発明を、他の情
報と混ざることなく、過去6ヶ月分の自動点検結果と最
新1回分の詳細な自動点検結果とを印字出力できる防災
用監視システムに限定するものではないことは、言うま
でもない。
【0088】
【発明の効果】請求項1に記載の防災用監視システムで
は、防災受信機に、トラブル印字スイッチを設けたの
で、トラブル印字スイッチをオンにすれば、監視回線に
接続されていない防災端末器のみが所定の様式で印字出
力できるようにしたので、施工業者にとって、不必要な
情報のない、見やすい未接続の防災端末器の接続リスト
を提供できる。
【0089】請求項2に記載の防災用監視システムで
は、防災端末器種別毎に、未接続の防災端末器が必用な
情報とともに印字出力できるようにしたので、施工業者
に、利用しやすい未接続の防災端末器の接続リストを提
供できる。請求項3に記載の防災用監視システムでは、
設置階毎に、未接続の防災端末器が、必用な情報ととも
に、印字出力できるようにしたので、施工業者に、利用
しやすい未接続の防災の防災端末器の接続リストを提供
できる。
【0090】請求項4に記載の防災用監視システムで
は、防災端末器種別毎または設置階毎に、未接続の防災
端末器が必用な情報とともに印字出力できるようにした
ので、施工業者に、利用しやすい未接続の防災端末器の
接続リストを提供できる。請求項5または6に記載の防
災用監視システムでは、汚れ印字スイッチを設け、汚れ
印字スイッチがオンにされなければ、汚れていると判断
された感知器を印字出力されないので、防災監視システ
ムが、運用段階に入って、多発するという問題が解決さ
れる。
【0091】請求項5〜9のいづれかに記載の防災用監
視システムは、いづれも、防災用監視システムの運用段
階に入って、汚れ警報が多発する問題を改善し、メンテ
ナンス業者が、感知器の清掃業務に費やしている工数を
削減させることができる。現在、防災メンテナンス業界
は、「年々、人手不足が増しており、メンテナンス業務
が充分に行われていない。」という問題をかかえている
中で、メンテナンス業務の一業務である感知器の清掃業
務に費やしている工数の削減を図ることは、人手不足解
消の一手段としての効果大であり、請求項5〜9のいづ
れかに記載の防災用監視システムは、防災メンテナンス
業務に貢献するところが大きい。
【0092】請求項10に記載の防災用監視システムで
は、汚れ印字スイッチを、防災受信機本体内の盤面に設
けたので、汚れ印字スイッチを設けた盤面をカバー等で
覆うとともに、カバーに施解錠手段を設けるなどして、
汚れ印字スイッチをメンテナンス業者専用のスイッチと
すれば、いたずら等により、汚れ印字スイッチがオンさ
れるという事態を軽減できる。
【0093】請求項11に記載の防災用監視システムで
は、自己点検結果印字スイッチを設け、自己点検結果印
字スイッチが操作されたときに、詳細記憶装置に記憶さ
れた最新1回分の自己点検結果と、圧縮記憶装置に記憶
された最新1回分前の所定期間の圧縮された自己点検結
果情報とを、所定の様式で印字出力できるようにしてあ
るので、防災監視用シシテムにおいて義務付けられてい
る、定期的な法定点検の際等に必要な保守記録物を必要
により印字出力できる。
【0094】請求項12に記載の防災用監視システムで
は、自己点検結果印字スイッチを操作すれば、試験結果
詳細記憶手段に記憶された最新1回分の自己点検結果
と、試験結果圧縮記憶手段に記憶された最新1回分前の
数ヶ月の圧縮された自己点検結果情報とが所定の様式で
印字出力できるようにしてあるので、最新1回分前の数
ヶ月の圧縮された自己点検結果情報を、防災監視用シス
テムに義務付けられている6ヶ月の情報とすれば、6ヶ
月毎の法定点検の期間に相当する期間の最新1回分前の
過去数ヶ月分の情報と最新1回分の自己点検結果が印字
出力できるため、法定の6カ月点検をする際に必要な保
守記録を必要なときにいつでも印字出力することができ
る。
【0095】したがって、現行の6ヶ月の法定点検の際
に、自己点検結果印字スイッチを操作するだけで、法定
の6カ月点検をする際に必要な保守記録物を印字出力さ
せることができるので、従来のように過去6ヶ月の自己
点検結果の記録物をあえて保存する必要が無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防災監視用システムの一例を概略
的に示す構成図である。
【図2】本発明に係る防災監視用システムにより印字出
力された帳票(記録紙)の一例を示す図であり、図2
(a)は、未接続の防災端末器が種別毎に、必用な情報
とともに印字出力された帳票(記録紙)の例を、図2
(b)は、未接続の防災端末器が設置階毎に、必用な情
報とともに印字出力された帳票(記録紙)の例を示す図
である。
【図3】本発明に係る防災監視用システムの一例の防災
受信機を概略的に示す斜視図である。
【図4】端末アドレス記憶部に格納される情報を模式的
に示す図である。
【図5】トラブル情報記憶部における処理手順を模式的
に示す図である。
【図6】トラブル情報記憶部に格納される情報を模式的
に示す図である。
【図7】本発明に係る防災監視用システムの一例を概略
的に示す構成図である。
【図8】図1に示す防災監視用システムの防災受信機の
外観を概略的に示す斜視図である。
【図9】汚れ検出装置における処理手順を示す説明図で
ある。
【図10】汚れレベル判定装置における処理手順を示す
説明図である。
【図11】汚れレベル記憶部に格納される情報を模式的
に示す図である。
【図12】印字出力された帳票(記録紙)の例を示す図
である。
【図13】印字出力された帳票(記録紙)の例を示す図
である。
【図14】印字出力された帳票(記録紙)の例を示す図
である。
【図15】印字出力された帳票(記録紙)の例を示す図
である。
【図16】印字出力された帳票(記録紙)の例を示す図
である。
【図17】本発明に係る防災監視用システムの一例を概
略的に示す構成図である。
【図18】本発明に係る防災監視用システムの一例を概
略的に示す構成図である。
【図19】図18に示す防災監視用システムの防災受信
機の外観を、自己点検結果スイッチを中心にして概略的
に示す斜視図である。
【図20】自己点検結果詳細記憶装置に記憶される自己
点検結果詳細情報を示す図である。
【図21】自己点検結果圧縮記憶装置に記憶される圧縮
された自己点検結果情報を示す図である。
【図22】自己点検結果記録装置がさどうすることによ
りプリンタから印字出力される帳票の一例を示す図であ
る。
【図23】従来の防災監視用システムの一例を概略的に
示す構成図である。
【図24】従来のこの種の防災用監視システムを概略的
に示す構成図である。
【図25】従来の汚れレベル判定装置における処理手順
を示す説明図である。
【図26】従来のこの種の防災用監視システムを概略的
に示す構成図である。
【符号の説明】
A、B、B1、C 防災監視用システム 1、21、41 防災受信機 2 複数の防災端末器 22a、22b、42a 感知器 22c 汚れ検出手段 3、23、43 監視回線(伝送線、感知器回線、信
号線) 4、24、44 演算処理装置(CPU) 5、25、45 多重伝送処理装置 6、26、46 表示・操作部 6a、26a、46a 表示部 6b、26b、46b 操作部 7、27、51 プリンタ 8 端末器アドレス記憶部 9 トラブル情報記憶部 11 トラブル印字スイッチ 12 種別順設置階選択スイッチ 28 汚れ検出装置 29 汚れレベル判定装置 30 汚れレベル記憶部 31 汚れレベル記録装置 47 時計部 48 自己点検装置 49 自己点検結果詳細記憶装置 50 自己点検結果圧縮記憶装置 52 自己点検結果記録装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08B 29/02 G08B 29/02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防災受信機より導出した監視回線に、固有
    のアドレスを割り付けた複数の防災端末器を接続して構
    成された多重伝送式の防災用監視システムにおいて、 上記防災受信機は、 上記監視回線に接続されるべき防災端末器のアドレスを
    記憶した端末器アドレス記憶部と、 上記端末器アドレス記憶部に記憶された防災端末器のア
    ドレスをポーリングによって、順次循環的に呼び出し
    て、問い合わせ信号を送信し、呼び出された防災端末器
    からの返信信号を処理する多重伝送処理手段と、 トラブル印字スイッチとを備え、 上記トラブル印字スイッチをオンにすれば、上記多重伝
    送処理手段において実行されたポーリング結果に基づい
    て、上記監視回線に接続されていないと判断された防災
    端末器を所定の様式で印字出力できるようにした、防災
    用監視システム。
  2. 【請求項2】上記端末器アドレス記憶部には、 上記複数の防災端末器のアドレスと上記複数の防災端末
    器の種別とを一対一に対応させたデータを有する種別デ
    ータテーブルが格納されており、 上記防災受信機は、 上記端末器アドレス記憶部に記憶された防災端末器のア
    ドレスをポーリングによって、順次循環的に呼び出し
    て、問い合わせ信号を送信し、呼び出された防災端末器
    からの返信信号を解読するために設けられ、上記防災端
    末器が出力する返信信号の各々と一対一に対応させた返
    信信号の解読情報と、上記呼び出された防災端末器が無
    応答の場合に対応させて設けた、呼び出されたアドレス
    には、防災端末器が、未接続である旨の内容情報とを有
    する返信信号解読データテーブルが格納され、 上記多重伝送処理手段において実行されたポーリング結
    果に基づいて、呼び出された防災端末器が無応答の場合
    に、上記返信信号解読データテーブルに設けられた無応
    答とを照合し、 上記監視回線に接続されていないと判断される、無応答
    の防災端末器のアドレスに、 防災端末器の種別と、 防災端末器が、未接続である旨の内容情報とが、 連結された情報を記憶する、トラブル情報記憶部と、 種別順選択スイッチとを更に備え、 上記種別順選択スイッチをオンにして、上記トラブル印
    字スイッチをオンにすれば、 上記トラブル情報記憶部に記憶され、上記多重伝送処理
    手段において実行されたポーリング結果に基づいて、上
    記監視回線に接続されていないと判断された防災端末器
    のアドレスを、種別順に並びかえて、未接続である旨の
    内容情報とともに、印字出力できるようにした、請求項
    1に記載の防災用監視システム。
  3. 【請求項3】上記端末器アドレス記憶部には、 上記複数の防災端末器のアドレスと上記複数の防災端末
    器の設置階とを一対一に対応させたデータを有する設置
    階データテーブルが格納されており、上記防災受信機
    は、 上記端末器アドレス記憶部に記憶された防災端末器のア
    ドレスをポーリングによって、順次循環的に呼び出し
    て、問い合わせ信号を送信し、呼び出された防災端末器
    からの返信信号を解読するために設けられ、上記防災端
    末器が出力する返信信号の各々と一対一に対応させた返
    信信号の解読情報と、上記呼び出された防災端末器が無
    応答の場合に対応させて設けた、呼び出されたアドレス
    には、防災端末器が、未接続である旨の内容情報とを有
    する返信信号解読データテーブルが格納され、 上記多重伝送処理手段において実行されたポーリング結
    果に基づいて、呼び出された防災端末器が無応答の場合
    に、上記返信信号解読データテーブルに設けられた無応
    答とを照合し、 上記監視回線に接続されていないと判断される、無応答
    の防災端末器のアドレスに、 防災端末器の設置階と、 防災端末器が、未接続である旨の内容情報とが、 連結された情報を記憶する、トラブル情報記憶部と、 階別選択スイッチとを更に備え、 上記階別順選択スイッチをオンにして、上記トラブル印
    字スイッチをオンにすれば、 上記トラブル情報記憶部に記憶され、 上記多重伝送処理手段において実行されたポーリング結
    果に基づいて、上記監視回線に接続されていないと判断
    された防災端末器のアドレスを、設置順に並びかえて、
    未接続である旨の内容情報とともに、印字出力できるよ
    うにした、請求項1に記載の防災用監視システム。
  4. 【請求項4】上記端末器アドレス記憶部には、 上記複数の防災端末器のアドレスと一対一に、前記複数
    の防災端末器の種別と、設置階とを対応させたデータを
    有する種別・設置階データテーブルが格納されており、 上記防災受信機は、 上記端末器アドレス記憶部に記憶された防災端末器のア
    ドレスをポーリングによって、順次循環的に呼び出し
    て、問い合わせ信号を送信し、呼び出された防災端末器
    からの返信信号を解読するために設けられ、上記防災端
    末器が出力する返信信号の各々と一対一に対応させた返
    信信号の解読情報と、上記呼び出された防災端末器が無
    応答の場合に対応させて設けた、呼び出されたアドレス
    には、防災端末器が、未接続である旨の内容情報とを有
    する返信信号解読データテーブルが格納され、 上記多重伝送処理手段において実行されたポーリング結
    果に基づいて、呼び出された防災端末器が無応答の場合
    に、上記返信信号解読データテーブルに設けられた無応
    答とを照合し、 上記監視回線に接続されていないと判断される、無応答
    の防災端末器のアドレスに、 防災端末器の種別と、 設置階と、 防災端末器が、未接続である旨の内容情報とが、 連結された情報を記憶する、トラブル情報記憶部と、 種別順階別順選択スイッチとを更に備え、 上記種別順階別順選択スイッチを種別順側にして、トラ
    ブル印字スイッチをオンにすれば、 上記トラブル情報記憶部に記憶され、 上記多重伝送処理手段において実行されたポーリング結
    果に基づいて、上記監視回線に接続されていないと判断
    された防災端末器のアドレスを、種別順に並びかえて、
    設置階と、未接続である旨の内容情報とともに、印字出
    力できるようにし、 上記種別順階別順選択スイッチを階別順側にして、上記
    トラブル印字スイッチをオンにすれば、 上記トラブル情報記憶部に記憶され、 上記多重伝送処理手段において実行されたポーリング結
    果に基づいて、上記監視回線に接続されていないと判断
    された防災端末器のみを、階別順に並びかえて、種別
    と、未接続である旨の内容情報とともに印字出力できる
    ようにした、請求項1に記載の防災用監視システム。
  5. 【請求項5】防災受信機より導出した監視回線に、固有
    のアドレスを割り付けた複数の防災端末器を接続して構
    成された多重伝送式の防災用監視システムにおいて、 上記複数の防災端末器は、複数の感知器を含み、 上記防災受信機は、 火災等の緊急時に、火災等を感知した感知器からの割り
    込み信号を処理するとともに、上記防災端末器のアドレ
    スをポーリングによって、順次循環的に呼び出して、問
    い合わせ信号を送信し、呼び出された防災端末器からの
    返信信号を処理する多重伝送処理手段と、 上記多重伝送処理手段において実行されたポーリングに
    応答して、呼び出された感知器が返信するアナログ値に
    基づいて、感知器の各々の汚れを検出する汚れ検出手段
    と、 上記複数の感知器の所定の汚れのレベルとして、予め、
    規定されたしきい値を有し、上記汚れ検出手段により検
    出される汚れの検出値の各々と、上記しきい値とを比較
    して、感知器の汚れレベルを判断する汚れレベル判定手
    段と、 上記汚れレベル判定手段により汚れていると判断された
    感知器のアドレスを記憶する汚れレベル記憶手段と、 汚れ印字スイッチとを備え、 上記汚れ印字スイッチをオンにすれば、上記汚れレベル
    記憶手段に記憶され、上記監視回線に接続された上記防
    災端末器の中、上記汚れレベル判定手段により、所定の
    汚れのレベルに達していると判断された感知器のアドレ
    スを印字出力できるようにした、防災用監視システム。
  6. 【請求項6】上記汚れレベル判定手段は、汚れのレベル
    として、予め規定された汚れの度合に応じた複数のしき
    い値を有しており、 上記汚れレベル判定手段に設けられた、前記汚れのレベ
    ルとして予め規定された汚れの度合に応じた複数のしき
    い値と、上記汚れ検出手段より出力される検出値とを比
    較して、 上記汚れのレベルとして、予め規定された汚れの度合に
    応じた複数のしきい値の各々により汚れと判断された感
    知器のアドレスを、上記汚れのレベルとして規定された
    汚れの度合に応じた複数のしきい値毎に、汚れの度合順
    に印字出力できるようにした、請求項5に記載の防災用
    監視システム。
  7. 【請求項7】上記汚れ検出手段は、上記多重伝送処理手
    段により、アドレスが指定され、上記複数の感知器の各
    々が呼び出された際に、呼び出された感知器が返信した
    アナログ値の所定期間の最小値を検出値として出力する
    ようになっている、請求項5または6に記載の防災用監
    視システム。
  8. 【請求項8】上記汚れ判定手段により、汚れていると判
    断された感知器を上記複数のしきい値により規定される
    汚れレベルの中、汚れの度合が高いと判断された感知器
    のみを、通常の汚れ警報として、自動的に印字出力する
    ようにした、請求項5〜7のいづれかに記載の防災用監
    視システム。
  9. 【請求項9】防災受信機より導出した監視回線に、固有
    のアドレスを割り付けた複数の防災端末器を接続して構
    成された多重伝送式の防災用監視システムにおいて、 上記複数の防災端末器は、複数の感知器を含み、 上記複数の感知器の各々は、光センサと汚れ警告信号を
    上記防災受信機に出力する汚れ検出手段とを更に備え、 上記防災受信機は、 火災等の緊急時に、火災等を感知した感知器からの割り
    込み信号を処理するとともに、上記防災端末器のアドレ
    スをポーリングによって、順次循環的に呼び出して、問
    い合わせ信号を送信し、呼び出された防災端末器からの
    返信信号を処理する多重伝送処理手段と、 上記複数の感知器の各々に設けられた汚れ検出手段から
    上記防災受信機へ汚れ警告信号を出力した感知器のアド
    レスを記憶する汚れレベル記憶手段と、汚れ印字スイッ
    チとを備え、 上記感知器の各々に設けられた汚れ検出手段は、 防災監視システムの施工時に、電源を立ち上げたときに
    感知器の各々に設けられた光センサが受光した受光量を
    記憶し、 上記多重伝送処理手段において実行されたポーリングに
    応じて、その時点における感知器の光センサが受光した
    受光量と、前記感知器の各々に設けられた汚れ検出手段
    の各々に記憶された、防災監視システムの施工時に、電
    源を立ち上げたときに感知器の各々に設けられた光セン
    サが受光した受光量とを比較して、汚れていると判断し
    たときに、汚れ警告信号を防災受信機に出力するように
    なっており、 上記汚れ印字スイッチをオンにすれば、上記汚れレベル
    記憶手段に記憶され、上記監視回線に接続された上記感
    知器の各々に設けられた汚れ検出手段により、所定の汚
    れ警告信号が出力された感知器のアドレスを印字出力で
    きるようにした、防災用監視システム。
  10. 【請求項10】上記汚れ印字スイッチが、上記防災受信
    機本体内の盤面に設けられたことを特徴とする、請求項
    5〜9のいづれかに記載の防災用監視システム。
  11. 【請求項11】防災受信機より導出した監視回線に、固
    有のアドレスを割り付けた複数の防災端末器を接続して
    構成された多重伝送式の防災用監視システムにおいて、 上記防災受信機は、 時計部と、 前記時計部の時刻信号に基づいて、前記複数の防災端末
    器及び前記防災受信機を定期的に自動点検し、最新1回
    分の自己点検結果をそのまま記憶させる試験結果詳細記
    憶手段と、 前記最新1回分前の所定期間の自己点検結果を圧縮した
    情報に変換して記憶させる試験結果圧縮記憶手段と、 自己点検結果印字スイッチとを備え、 前記自己点検結果印字スイッチが操作されたときに、 前記試験結果詳細記憶手段に記憶された最新1回分の自
    己点検結果と、 前記試験結果圧縮記憶手段に記憶された前記最新1回分
    前の所定期間の圧縮された自己点検結果情報とを、 所定の様式で印字出力できるようにした、防災用監視シ
    ステム。
  12. 【請求項12】上記圧縮記憶手段に圧縮して記憶する情
    報が、前記最新1回分前の過去数ヶ月分の情報であるこ
    とを特徴とする、請求項11に記載の防災用監視システ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1196480A (ja) * 1997-09-22 1999-04-09 Matsushita Electric Works Ltd 自動火災報知装置
JP2008083938A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Matsushita Electric Works Ltd 火災受信機
JP2018197990A (ja) * 2017-05-24 2018-12-13 ホーチキ株式会社 防災システム
JP2019185466A (ja) * 2018-04-12 2019-10-24 ホーチキ株式会社 管理システム

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