JPH06136097A - 架橋物 - Google Patents

架橋物

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JPH06136097A
JPH06136097A JP4291033A JP29103392A JPH06136097A JP H06136097 A JPH06136097 A JP H06136097A JP 4291033 A JP4291033 A JP 4291033A JP 29103392 A JP29103392 A JP 29103392A JP H06136097 A JPH06136097 A JP H06136097A
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JP
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copolymer
ethylene
copolymers
under high
high pressure
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JP4291033A
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Yoshihiro Mogi
義博 茂木
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Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気特性に優れ、かつ耐熱性および接着性に
優れた架橋物の開発。 【構成】 次の4つのエチレン系共重合体; (A)少なくともエチレンとグリシジルアルキル(メ
タ)アクリレートとからなり、高圧下でラジカル重合に
より得られるエチレン系共重合体、(B)少なくともエ
チレンと不飽和モノカルボン酸とからなり、高圧下でラ
ジカル重合により得られるエチレン系共重合体、(C)
少なくともエチレンと不飽和カルボン酸エステルとから
なる高圧下でラジカル重合させて得られるエチレン系共
重合体をケン化し、中和したエチレン系共重合体ならび
に(D)少なくともオレフィンと不飽和ジカルボン酸と
からなり高圧下でラジカル重合により得られるエチレン
系共重合体、またはそのハーフエステル化したエチレン
系共重合体からなる架橋物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架橋物に関し、詳しく
は、電気特性に優れ、かつ耐熱性および接着性に優れた
架橋物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】これま
でに、分子中にアルコール性水酸基を有する熱可塑性重
合体にエピクロルヒドリン系重合体を混合することによ
る接着性熱可塑性重合体組成物が知られているが、熱可
塑性であるためにまた塩素を含むために耐熱性に限度が
あって充分でなかった。また、組成物中の塩素のために
衛生性や焼却時の毒性ガス発生による公害などに問題が
あるばかりでなく、エピクロルヒドリン系重合体が高価
であるため用途が限られていた。また、ケン化度85%
以下のポリビニルアルコールと共重合された不飽和カル
ボン酸またはその酸無水物を10重量%以下含有するオ
レフィン系共重合体とから成る組成物が提案されている
(特開昭55−127450号公報)が、これは保温性
フィルムの樹脂組成物に関するものであり、保温性のあ
るポリビニルアルコールとオレフィン系共重合体との均
一分散性を高める事を目的としたものであって接着性樹
脂あるいは架橋用組成物として使用できるものではなか
った。さらに、エチレン−酢酸ビニル共重合体およびオ
レフィンと不飽和カルボン酸,不飽和ジカルボン酸,不
飽和ジカルボン酸無水物またはその誘導体との共重合体
から成る包装材用樹脂組成物も提案されている(特開昭
52−62362号公報)が、この組成物は耐気体透過
性を有しながら、刃物などでの切断が容易な防湿の要求
される被包装物の包装材料に適するものであり、接着性
樹脂ないし架橋用組成物として使用することはできな
い。現在、電気器械や電子器械などの分野において耐熱
性が良好であり、金属などとの接着性についても優れて
いる高分子材料が強く要望されている。常温付近で金属
などとの接着性が良好な高分子材料は数多くみられる
が、耐熱性についても接着性についても優れている高分
子材料としてポリエステル樹脂およびポリイミド樹脂が
提案されている。しかし、ポリエステル樹脂では吸水性
が高く、20℃ないし250℃における熱膨張係数も大
きいなどの欠点がある。さらに、ポリイミド樹脂では表
面活性が乏しいために金属などとの接着性が十分でない
などの欠点を有している。
【0003】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記問題点を解決すべく鋭意検討した結果、エチレンと
グリシジルアルキル(メタ)アクリレートとのエチレン
系共重合体(A)とエチレンと不飽和モノカルボン酸と
のエチレン系共重合体(B)とからなる架橋物、前記共
重合体(A)とエチレンと不飽和カルボン酸エステルと
からなる共重合体をケン化し、中和して得られるエチレ
ン系共重合体(C)とからなる架橋物または前記共重合
体(A)とエチレンと不飽和ジカルボン酸またはハーフ
エステルからなる共重合体(D)とからなる架橋物を用
いることにより上記問題を解決できることを見出した。
本発明はかかる知見に基づいて完成したものである。
【0004】すなわち本発明は、次の4つのエチレン系
共重合体; (A)少なくともエチレンとグリシジルアルキル(メ
タ)アクリレートとからなり、高圧下でラジカル重合に
より得られるエチレン系共重合体、(B)少なくともエ
チレンと不飽和モノカルボン酸とからなり、高圧下でラ
ジカル重合により得られるエチレン系共重合体、(C)
少なくともエチレンと不飽和カルボン酸エステルとから
なる高圧下でラジカル重合させて得られるエチレン系共
重合体をケン化し、中和したエチレン系共重合体ならび
に(D)少なくともオレフィンと不飽和ジカルボン酸と
からなり高圧下でラジカル重合により得られるエチレン
系共重合体、またはそのハーフエステル化したエチレン
系共重合体において、共重合体(A)との重量組成比が
1/99〜99/1であるような共重合体(A)と共重
合体(B)、共重合体(A)と共重合体(C)および共
重合体(A)と共重合体(D)から選ばれた架橋が可能
な架橋性組成物を、25〜150℃で、かつ共重合体
(A)と共重合体(B),(C)または(D)とが実質
的に架橋しない温度で溶融混合した後、該溶融混合物を
架橋させるため155℃以上で加熱処理して得られるゲ
ル分率50%以上の架橋物を提供するものである。
【0005】本発明で用いる4つのエチレン系共重合体
を具体的に説明する。 エチレン系共重合体(A) 本発明のエチレン系共重合体(A)は少なくともエチレ
ンとグリシジルアルキル(メタ)アクリレートとの共重
合体であり、150℃以下の温度で溶融し、流動性を有
するものがよい。そのためには不飽和カルボン酸エステ
ルまたはビニルエステルなどの第3成分を含むことが望
ましい。グリシジルアルキル(メタ)アクリレートとし
ては下記一般式で示されるものが挙げられる。
【0006】
【化1】
【0007】(式中、R1 はHまたはメチル基、R2
炭素数が1〜12個の直鎖状または分岐アルキレン基を
示す。)具体例としては、ブテントリカルボン酸モノグ
リシジルエステル、グリシジルメタアクリレート、グリ
シジルアクリレート、グリシジルタロトネート、グリシ
ジルエタアクリレート、イタコン酸グリシジルエステル
などを挙げることができる。このエポキシ含有モノマー
(即ちグリシジルアルキル(メタ)アクリレート)の量
は、0.1モル%以上17モル%以下がよい。接着性の点
からも耐熱性の点からも多ければ多いほど好ましいが、
0.1モル%未満では、接着性の点であまり改良されない
ばかりか、共重合体(A)の組成や反応条件を変えても
充分な耐熱性が得られない。一方、17モル%を越える
と、共重合体の吸水性が高くなり、成形加工時の発泡や
成形後の吸水などによる電気特性の低下など、好ましく
ない作用をするばかりでなく安全性・分離・回収などの
製造上の問題や経済的にも不利となり好ましくない。
【0008】不飽和カルボン酸エステルとしては、メチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート
などの熱安定性のよいものが好ましく、t−ブチル(メ
タ)アクリレートのように熱安定性の悪いものは発泡な
どの原因となり好ましくない。また、ビニルエステルと
しては酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどがあげられ
る。該共重合体(A)は、たとえば高圧下(500〜2
500kg/cm2 )で120〜260℃の温度で、ラ
ジカル重合することにより製造することができるが共重
合体(A)中の第3成分とグリシジルアルキル(メタ)
アクリレートの和が70重量%を越えると、該ポリマー
の軟化点が高くなり、150℃以下での流動性が損われ
好ましくないばかりでなく、経済的にも好ましくない。
一方、5重量%以下になると結晶融解温度が高くなり、
低温流動性が損われるために好ましくない。前記のグリ
シジルアルキル(メタ)アクリレートは共重合体
(B)、共重合体(C)または共重合体(D)との架橋
用活性点として、またいろいろな基材との接着性付与剤
としての役割を果たすものであるが、グリシジルアルキ
ル(メタ)アクリレートの結合量が0.4重量%未満で
は、たとえ共重合体(B)、共重合体(C)または共重
合体(D)のコモノマー組成を変えたり、共重合体
(A)と共重合体(B)、共重合体(C)または共重合
体(D)との組成を変えても実質的な架橋点の数が不足
し、耐熱性の点で好ましくない。また、共重合体(A)
のメルトインデックス(JIS K−7210に準拠
し、温度が190℃および荷重が2.16kgで測定、以
下「MI」と云う)は通常0.5g/10分以上であり、
5.0g/10分以上が好適である。なお、このMIにつ
いては従来の共重合体(B)、共重合体(C)および共
重合体(D)についても同様である。
【0009】エチレン系共重合体(B) また、エチレン系共重合体(B)は少なくともエチレン
と不飽和モノカルボン酸との共重合体であり、150℃
以下の温度で溶融し、流動性を有するものがよく、した
がって前記の共重合体(A)と同じ第3成分を含むもの
が好ましい。本発明に用いることの出来る不飽和モノカ
ルボン酸としてはアクリル酸、メタクリル酸などがあげ
られる。また、共重合体(B)のごときエチレンと不飽
和カルボン酸との共重合体は、上記共重合体(A)と同
様に、たとえば上記のごときモノマー500〜2500
kg/cm2 の超高圧下、120〜260℃の温度で必
要に応じ、連鎖移動剤を用い、攪拌機付きオートクレー
ブまたはチューブラーリアクターで、パーオキサイドな
どの遊離基発生剤を用いてラジカル重合することができ
る。該共重合体(B)において、第3成分の量は70重
量%で以下であることが好ましく、特に10〜60重量
%が好ましい。70重量%を越えても本発明の特徴は発
現するが、70重量%を越える必要はなく、製造上およ
び経済上好ましくなない。不飽和モノカルボン酸の該共
重合体(B)中の結合量は、0.1モル%以上、75モル
%以下であることが望ましく、とりわけ0.5モル%〜1
5モル%が好適である。該不飽和モノカルボン酸は上記
共重合体(A)との架橋反応点として、かつ各種幅広い
基材との接着性を付与するためのものであり、どちらの
面からみても過剰にある必要はない。多くなると吸水性
が高くなり、成形加工時の発泡や成形後の吸水などによ
る電気特性の低下などに悪い影響をもたらすばかりでな
く、安全性・分離・回収などの製造上の問題や経済的に
も不利となり好ましくない。一方、0.1モル%未満で
は、接着性の点で問題はないが、耐熱性の点で不足とな
るため好ましくない。
【0010】エチレン系共重合体(C) さらに、本発明において使用されるエチレン系共重合体
(C)は、少なくともエチレンと、不飽和カルボン酸エ
ステルからなるエチレン系共重合体中のエステル基の一
部または全部をケン化し、脱金属処理などの中和反応を
行うことによって得られる共重合体であり、150℃以
下の温度で溶融し、流動性を有するものがよい。不飽和
カルボン酸エステルの例としてはメチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシメチ
ル(メタ)アクリレート、フマール酸ジエチルなどがあ
げられる。該エチレン系共重合体(C)中の不飽和カル
ボン酸エステルの含量は1〜25モル%が好ましい。エ
ステルのケン化率は、エステルの含量にもよるが、20
〜80モル%が好ましい。ケン化反応は広く知られてい
る方法、たとえばトルエンおよびイソブチルアルコール
の混合溶媒(混合比50:50)の中にNaOHとエス
テル基を含む共重合体を加え3時間還流することにより
行なえる。ケン化率はNaOHの量により任意に調整で
きる。さらに、このケン化物を水またはアルコールで析
出させ、溶媒を濾過した後、一夜、50℃で真空乾燥す
る。このポリマーを水中に分散させ、これに硫酸を加
え、70℃で1時間攪拌することで脱金属処理(=中和
反応)を行なうことによりエチレン系共重合体(C)が
得られる。
【0011】エチレン系共重合体(D) エチレン系共重合体(D)は、少なくともエチレンと不
飽和の酸無水物を含有するエチレン系共重合体(前記第
3成分を含んでいてもよい)を変性して、酸無水物基の
一部または全部をジカルボン酸またはハーフエステルと
したものであり、150℃以下の温度で溶融するものが
よい。第3成分としてはエチレン系共重合体(A)と同
じ種類の化合物があげられる。不飽和の酸無水物として
は、無水マレイン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、マレ
オ無水ビマル酸、4−メチルシクロヘキサ−4−エン−
1,2−無水カルボン酸、ビシクロ(2.2.1)−ヘ
プタ−5−エン−2,3−ジカルボン酸無水物などがあ
げられる。該共重合体(D)において、第3成分の量は
70重量%以下であることが望ましく、とりわけ10〜
60重量%が好適である。70重量%を越えても、本発
明の特徴は発現するが、70重量%を越える必要はな
く、製造および経済上好ましくない。不飽和酸無水物基
の該共重合体(D)中の結合量は0.1モル%以上、75
モル%以下であることが好ましい。さらに好ましくは0.
5モル%〜15モル%である。該不飽和酸無水物基は、
上記エチレン系共重合体(A)との架橋反応点として、
かつ各種の基材との接着性を付与するためのものであ
り、どちらの面からみても過剰にある必要はない。本発
明に使用されるエチレン系共重合体(D)は上記共重合
中の酸無水物基を変性してなるものである。変性は、た
とえば加水分解および/またはアルコールによるハーフ
エステル化により行われ、アルコールの例としては、メ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなど
の一級アルコールがあげられる。なお、上記では、酸無
水物基を含むエチレン共重合体を変性することにより、
エチレン系共重合体(D)を得る例を示したが、該共重
合体を構成する部分を無水マレイン酸基の変性によらず
に独立の共重合成分(例えば、マレイン酸エステル)と
して共重合しても良い。たとえば、エチレン、(メタ)
アクリル酸アルキル、無水マレイン酸及びマレイン酸エ
ステルの四成分を共重合しても良い。
【0012】架橋性組成物の製造 本発明に用いる架橋性組成物を製造するにあたり、前記
共重合体(A)と共重合体(B)、共重合体(C)また
は共重合体(D)を均一に混合させる。混合方法として
はオレフィン系重合体の分野に於て通常行なわれている
バンバリーミキサー、二軸押出機、単軸押出機、ロール
ミルなどの混合機を使って溶融混合させる方法でもよ
い。この際、ヘンシェルミキサーのごとき混合機で予め
ドライブレンドし、得られた混合物を溶融混合させるこ
とにより、さらに押出機の先端にスタティックミキサー
などを用いることにより、より一層均一な混合物を製造
することができる。
【0013】なお、溶融状態で混合する際、共重合体
(A)と共重合体(B)、共重合体(C)または共重合
体(D)とが実質的に架橋反応しない条件下で行うこと
が必要である。仮に混合中に反応が起ると、均一な組成
物が得られないし、そのために上記組成物を成形加工す
る際の成形性を悪くするばかりでなく、目的の成形品の
形状や成形物を架橋したときの、耐熱性などを低下させ
ることになるため好ましくない。そのため、溶融混合す
る場合には、前記共重合体(A)、共重合体(B)、共
重合体(C)および共重合体(D)の各温度での粘度に
よるが、混合温度は25℃(室温)〜150℃とすべき
であり、とりわけ140℃以下が望ましい。このために
も共重合体(A)、共重合体(B)、共重合体(C)お
よび共重合体(D)の軟化温度または通常結晶融解温度
は120℃以下であり、とりわけ100℃以下が好適で
あり、流動性はできるだけ大きい方が好都合である。な
お、共重合体(A)と共重合体(B)、共重合体(C)
または共重合体(D)との混合組成は99対1ないし1
対99であればよいが(好ましくは2対98ないし98
対2、好適には5対95ないし95対5)、組成比が大
きく異なる場合及び粘度差が大きい場合には、均一な組
成物を得ることは難しいためにできるだけ粘度の近いも
のを用いるとか、組成比が1:1に近いような高濃度の
マスターバッチを造っておき希釈するというような方法
を用いることにより目的の組成物を造ることもできる。
【0014】なお、本発明に用いる架橋性組成物を製造
する場合、オレフィン系重合体の分野で一般に使われて
いる酸化防止剤、紫外線劣化防止剤、発泡剤、発泡助
剤、金属劣化防止剤、難燃剤、粘着剤のごとき添加剤や
カーボンブラックなど充填剤を、本発明に用いる架橋性
組成物の有する特性を損わない限り添加してもよい。本
発明に用いる未架橋の組成物は流動性がよく、加工性に
優れているために種々の成形物たとえばフィルム,シー
ト,パイプなどを容易に製造することができる。 架橋物(架橋型重合体)の製造方法
【0015】以上のようにして得られた架橋性組成物を
注型して加熱することにより成形された架橋型重合体を
得ることができるし、該架橋性組成物をTダイフィルム
成形機などを用い、まずフィルムを成形し、このフィル
ムをアルミニウム,紙,セロファン,銅,ポリイミド樹
脂フィルム,PET,PBT,ナイロン,ポリサルホン
などの諸々の基材に片面または両面貼合わせた後、加熱
することにより、あるいは該組成物をロールまたはカレ
ンダーロールにより適当な厚みのシートを作成してお
き、これらを接着させたい基材の間に挟み、高温加熱プ
レスすることにより接着させることができる。または、
一般に押出ラミネーションとして知られている方法と同
様な方法で2層又は多層ラミネーションした後、高温で
加熱処理することにより、耐熱性が大きく、接着強度の
大きな複合材を得ることができる。
【0016】また、該組成物の架橋フィルムは、フィル
ムを温度の異なるロールを低温から230〜240℃以
下まで次々に並べておき、若干のテンションをかけつつ
昇温することにより造ることもできる。または、前記の
ごとき方法で得られた未架橋のTダイフィルムやシート
を、テフロンなどのフィルムにはさみ、加熱プレスする
ことによっても、架橋フィルムまたはシートを造ること
ができる。これらは架橋フィルムであるが接着性を有し
ており、種々の基材を貼り合わせて加熱することにより
強固に接着することができ、勿論著しい耐熱性を有して
いる。さらに、上記組成物を造る際に化学発泡剤を混合
したおくと架橋発泡フィルムやシートを、または両側に
基材をつけることにより接着剤を用いずに耐熱架橋発泡
の複合材(サンドイッチ)も造ることができる。パイプ
も同様に造ることができる。
【0017】架橋のための加熱温度は、該共重合体
(A)、共重合体(B)、共重合体(C)または共重合
体(D)のそれぞれのコモノマー組成により若干異なる
が、一般には155℃以上であり、特に170℃以上が
望ましい。加熱時間は加熱温度および共重合体(A)と
共重合体(B)、共重合体(C)または共重合体(D)
の配合組成によって、大きく変るが、数秒から数時間の
オーダーである。なお、本発明の組成物からなる架橋重
合体の接着性および耐熱性を充分発現させるためには、
共重合体(A)と共重合体(B)、共重合体(C)また
は共重合体(D)の架橋反応物のゲル分率は50%以上
とすべきであり、特に70%以上のゲルを含むことが最
適であり、そのような条件を採ることが必要である。ま
た、JIS K−7210に従い、荷重2.16kg、温
度190℃の条件下での流動性指数は0.01g/10分
以下である。なお、ゲル分率は、架橋重合体サンプルを
300メッシュの金網に入れ、6時間沸騰トルエンでソ
ックスレー抽出した後、金網のまま80℃で16時間乾
燥の後重さを測定し、金網中に残存している重量を算出
し、重量パーセントで表示したものである。
【0018】
【実施例】次に本発明を、実施例および比較例によりさ
らに詳しく説明する。なお、実施例および比較例におい
て使用した共重合体(A)、共重合体(B)、共重合体
(C)および共重合体(D)のコモノマーである第2コ
モノマー、第3コモノマーの共重合割合およびそれらの
種類、ケン化率、中和度、加水分解等ハーフエステル化
率ならびにMIを第1表に示す。
【0019】
【表1】
【0020】実施例1および比較例1 第1表にあげてあるA−4とB−2について、シリンダ
ー部の直径が30mmの単軸の押出機を用い、140℃
以下の温度で混合し、50対50、30対70の混合組
成物を得た。これらの、シリンダー径40mmのTダイ
フィルム成形機を用い、シリンダー部のC1 、C2 、C
3 およびダイの温度をそれぞれ110℃、115℃、1
20℃、125℃に設定し、フィルム成形を行い、いず
れもフィルム厚み60〜100ミクロンの透明で、ゲル
やフィッシュアイのないきれいなフィルムが得られた。
これらのフィルム複数枚をアルミニウム箔(70ミクロ
ン)に、160℃,180℃および240℃の3種の温
度で1.5分間予熱後、加圧20kg/cm2 で時間を変
えてプレスし、1.5mm(厚さ)の接着板を得た。得ら
れた接着板の室温における接着強度(T型剥離JIS
K6854)は第2表に示すように、著しく大きいもの
であった。なお、このときのそれぞれのサンプルのゲル
分率も第2表に示した。一方、前記非架橋の複数枚のT
ダイフィルムの上下にテフロンシートをおき160℃,
180℃および240℃の3種の温度で上記接着板作成
時と同様の手法で1.5mm厚みのシートを作成した。テ
フロンシートを除去し、200℃、250℃、300
℃、350℃のハンダ浴に3〜30分間これらを浸漬
し、フィルムの状態を観察した。その結果を第2表に示
す。
【0021】
【表2】
【0022】実施例2〜7 共重合体(A)と共重合体(B)、共重合体(C)また
は共重合体(D)との50対50の混合組成物をラボプ
ラストミルで110℃以下の温度でローター回転数が4
0回転/分で3〜4分間混合することにより組成物を得
た。次に、85℃のロールで1.5mmの厚みのシートを
作り、これらをテフロンのシートの間にサンドイッチ状
にはさみ、180〜240℃の温度で30分〜2時間、
20kg/cm2 の圧力でプレスし架橋シートを作成し
た。これらの架橋シートのゲル分率、引張強度、アイゾ
ットインパクト(−40℃) 、硬度、電気特性(湿度5
3〜97%)および沸騰水で2時間煮沸後の体積固有抵
抗のデーターを第3表に示す。
【0023】
【表3】
【0024】実施例8〜14 共重合体(A)と共重合体(B)、共重合体(C)また
は共重合体(D)とのいろいろな組合わせの50対50
の組成物をあらかじめ、実施例1と同様の方法で非架橋
のTダイフィルムを成形しておき、これらのフィルムと
ガラス、セロハン、6-ナイロン、ポリカーボネート、ベ
ークライト、ポリエチレンおよびポリプロピレンの各々
とを、実施例1の方法と同様な方法で、160℃と18
0℃の温度で1.5分間予熱後、その温度で加圧(20k
g/cm2 )または無加圧(ガラスの場合) して接着さ
せた。これらの接着物をテンシロン(引張試験機) を用
てい引張速度が100mm/分で180度剥離強度を測
定した。これらの接着強度と、実施例1と同様の測定法
により測定したゲル分率を第4表に示す。なお、ガラス
については、ガラス/接着層(共重合体組成物のフィル
ム)/アルミニウム箔のサンドイッチ状で圧力をかけず
に加熱架橋し、アルミニウムは剥離のときの支持体とし
て用いた。セロハンはセロハン/接着層/セロハンのサ
ンドイッチ状で圧力10kg/cm2 で加圧・加熱し
た。6−ナイロンは、6−ナイロン/接着層/アルミニ
ウム箔のサンドイッチ状で、圧力10kg/cm2 にて
加熱して接着した。アルミニウム箔は支持体として用い
た。ポリカーボネート、ベークラクトとも同様に行っ
た。ポリエチレン及びポリプロピレンはポリエチレン又
はポリプロピレン/接着層/ポリチレン又はポリプロピ
レンのサンドイッチ状で圧力10kg/cm2 で加圧
(加熱) し接着させ、接着強度を測定した。得られた結
果を第4表に示す。
【0025】
【表4】
【0026】実施例15 ラボプラストミル95℃、40回転/分で、A−4とB
−2、A−3とC−3、A−4とD−4およびA−2と
D−2についてそれぞれ1対1の割合で3分間混合し、
混合組成物を造った。なお、同時に発泡剤として、三協
化成社製品であるセルマイクCAP−500を3重量%
練り込んだ。これらの混合組成物を110℃のプレスで
厚さ1mmのプレスシートを作成した。この発泡剤入り
のプレスシートをアルミニウム箔の上に載せ、230℃
のオーブン中で5分間加熱したところ、発泡倍率約30倍
の発泡体が得られた。この発泡体のゲル分率は83%で
あり、また接着性は6.5kg/25mmであった。ま
た、上記発泡剤入りの未架橋プレスシートをアルミニウ
ム箔の間にはさみサンドイッチ状にし、これを110℃
で1分間5kg/cm2 の圧力でプレスし、アルミニウ
ム箔を両面に接着させた。接着樹脂の厚みは0.5mmで
あった。これを230℃のオーブンの中で5分間−常圧
で加熱したところ、サンドイッチ状の発泡体が得られ
た。これらのゲル分率は89%以上であり、接着強度
は、4.7kg/25mm以上であった。これらの発泡体
を350℃のオーブン中に入れても変形も着色も全く起
こらずすぐれた耐熱性を示した。
【0027】実施例16 実施例15と同様にラボプラストミルで、セルマイクC
AP−500が3重量%入った、A−4とB−2の1対
1の混合組成物をつくった。これらを5種類の紙に対
し、紙/サンプル/紙のサンドイッチ状に110℃で1
分間5kg/cm 2 の圧力で発泡剤入り共重合体の混合
物をプレスした。これらを1気圧のオーブン中で190
℃で10分間加熱したところサンドイッチ状の発泡体が
得られた。これらの接着強度は強力でありいずれも接着
界面でなく基材(紙) が破壊してしまった。この発泡体
を250℃以上の温度の雰囲気に1時間以上放置しても
変形などは起こらなかった。なお、発泡体を造ってから
後に紙と接着させても同様の接着強度が得られた。
【0028】実施例17 実施例1で得た未架橋のTダイフィルムをアルミニウム
箔にプレスで230℃で10〜30分または、300℃
で3〜10分間5〜20kg/cm2 の圧力で接着させ
た。これらを25mm幅のタンザク状にサンプリング
し、150〜300℃の高温のオーブン中に10分間放
置後、素早く取り出して−80℃のドライアイスメタノ
ール中に浸漬して10分間放置するというヒートサイク
ル操作を5〜10回繰り返した後、室温(21℃) で接
着強度を測定した結果を第5表に示す。この結果は非常
に厳しいヒートサイクルをかけても接着強度は変化せず
強力であることを示している。
【0029】
【表5】
【0030】実施例18 実施例1と同様の方法で成形したA−4とD−4の50
対50の混合組成物のTダイフィルムをアルミニウム箔
(100μm)の間にサンドイッチ状にはさみ230℃
で5分間20kg/cm2 の圧力でプレスで接着した。
このサンドイッチ状サンプルを幅25mmのタンザク状
に切り、沸騰水中に最高48時間浸漬した。この後21
℃、湿度54%の恒温室に、2時間放置後T型剥離試験
法により接着強度を測定した。浸漬時間4時間および48
時間後の接着強度はそれぞれ10.2、9.3kg/25m
mであった。本発明の架橋物は沸騰水中に浸漬しても、
浸漬時間によらず接着強度は一定でありしかも非常に強
力であった。
【0031】実施例19 A−4とD−4の1対1の組成に対し難燃剤として三酸
化アンチモン3〜5重量%、AFR1002(旭ガラス
社製)を9〜30重量%をラボプラストミルで110℃
で4分間40回転/分で混合した。この混合物をロール
(100℃) で1.5mm厚みのシートを造り、アルミニ
ウム箔およびテフロンシートにサンドイッチ状にはさみ
アルミサンドイッチ板と、架橋シートをそれぞれ240
℃で10分間、20kg/cm2 の圧力でプレスするこ
とによりサンプル1〜3を得た。前者のサンプルでT型
剥離法による接着強度を、後者のサンプルでASTMD
635により燃焼性と電気特性の温度依存性を測定し
た。その結果を第6表に示す。
【0032】
【表6】
【0033】
【表7】
【0034】実施例20 実施例17と同様な手法で、実施例19と同一組成に、
更に上述のセルマイクCAP−500を3重量%混合
し、実施例15と同様な手法で架橋発泡させ、発泡状態
と燃焼性を評価したがその結果を第7表に示す。
【0035】
【表8】
【0036】実施例21 前記αエチレン共重合体を(エチレン89モル%、エチ
ルアクリレート9.5モル%、無水マレイン酸、1.5モル
%)20gをトルエン200ミリリットルに溶解し、こ
れに100ccの水と無水マレイン酸部分の3倍モルの
トリエチルアミンを添加し、80℃で強制的に攪拌を加
えつつ、5時間加熱した。その後、塩酸を添加して中和
し、さらに弱酸性になるまで、塩酸を追添して一昼夜放
置した。その後、析出溶媒としてヘキサンを加え、ポリ
マーを析出させ、数回ヘキサンを交換してポリマーを洗
浄した。その後、ポリマーは40℃で一昼夜真空乾燥し
た。加水分解率についてはIR測定より1760cm-1
の酸無水物に起因する吸収の減少より計算したところ、
100%加水分解していた。
【0037】実施例22 ハーフエステル化反応の例を以下に示す。共重合体(エ
チレン89モル%、エチルアクリレート9.5モル%、無
水マレイン酸1.5モル%)20gを200ミリリットル
のトルエンに溶解し、メタノール100ミリリットル,
トリエチルアミン1ミリリットルを添加し、メタノール
の還流条件下で6時間反応した。その後析出溶媒とし
て、ヘキサンを加えポリマーを析出させ、数回ヘキサン
を交換してポリマーを洗浄した。その後、ポリマーは4
0℃で一昼夜真空乾燥した。ハーフエステル化率につい
ては、IR測定より、1760cm-1の酸無水物に起因
する吸収の減少より計算したところ、70%の無水マレ
イン酸がハーフエステル化していた。第1表にそれぞれ
のコモノマーの配合割合およびそれらの種類ならびに物
性などが示されているA−4およびB−2を重量比で5
0/50の割合で、110℃において押出機を使って混
練しながらペレット(組成物)を製造した。得られた組
成物を120℃の温度において10kg/cm2 の条件
で1分間プレスして厚さが約50ミクロンの非架橋フィ
ルム〔以下(I)と云う〕をつくった。この非架橋フィ
ルムの一片を240℃の温度において10kg/cm2
の条件下で10分間プレスし、厚さが約70ミクロンの
架橋フィルム〔以下(II)と云う〕を製造した。一方、
B−2を120℃の温度において10kg/cm2 の条
件で5分間プレスして厚さが10ないし50ミクロンの
くさび状のフィルム〔以下(III)と云う〕を製造した。
赤外吸収スペクトルを測定するために赤外吸収スペクト
ル装置(日本分光社製、形式IR−A3型) を使用し、
リファレンス側に(III)を置き、サンプル側に(I)ま
たは(II)を置き、(I)または(II)のB−2からの
カルボキシル基(−COOH)の940cm-1の吸収
を、(III)を適当に動かすことによって全部補償してゼ
ロにした。(I)(非架橋フィルム)の赤外吸収スペク
トルを図1に示す。また(II)(架橋フィルム)の赤外
吸収スペクトルを図2に示す。この状態におけるエポキ
シ基の吸収量をそれぞれメチレンの4250cm-1の吸
収を内部標準として次の方法で求めた。 未架橋フィルム(I)の場合 CI =I I a /I I b 架橋フィルム(II)の場合 CII=III a /III b (式中、CI は未架橋のエポキシ基の濃度に比例する量
を示し、CIIは架橋後のエポキシ基の濃度に比例する量
である。また、I I a は(I)の850cm-1の吸収量
を示し、I I b は(I)の4250cm-1の吸収量を示
す。III a は(II)の850cm-1の吸収量を示し、I
II b は(II)の4250cm-1の吸収量を示す。)反応
率は、(CI −CII)/CI ×100で示され、図1お
よび図2のそれぞれの赤外吸収スペクトルから、グリシ
ジルメタクリレートのエポキシ基の82%が減少し、架
橋反応していることがわかる。
【0038】
【発明の効果】以上の如く、本発明の架橋物は一般の熱
可塑性樹脂と同様に電気絶縁性に優れている。最も特徴
のある効果は、下記のごとき耐熱性,接着性に優れてい
る点である。 (1)耐熱性については、300℃以上の温度、短時間
であれば360℃以上でさえも一般に変色および変形を
起こさない。 (2)接着性については、本発明に用いる未架橋組成物
またはそれを成形させて得られる前駆体(たとえばフィ
ルムやシート)を第三物質と接着させてから加熱するこ
とによって架橋させると、その第三物質と強く接着して
しまうことである。この第三物質としては、アルミニウ
ム,銅,鉄,ステンレススチール,真鍮,トタン,ブリ
キ等の金属類並びに合金類、ガラスセラミックス,アミ
ド,イミド樹脂,ポリスルホン,ポリエステル,ポリカ
ーボネート,ポリウレタン,セロハン、各種の紙類およ
び極性基を有するモノマーをグラフトさせることにより
得られる変性ポリオレフィン重合体のごとき極性基を有
する合成樹脂等が挙げられる。本発明によって得られる
架橋物は、上記効果を有するため多方面に渡り広く、有
効に利用することができる。耐熱性,接着性の他に体積
および表面固有抵抗などの電気絶縁性が大きく、誘電率
が誘電正接が小さいなどの電気特性に優れ、接着強度の
耐水,耐有機溶剤性,耐酸,耐アルカリ性などの耐薬品
性に優れ、また接着強度のヒートサイクル性,耐煮沸性
(耐湿性)に著しく優れる点、さらにエッチング特性,
メッキ特性に優れるなどの特徴を有しているため、プリ
ント基板用積層板やフレキシブル配線板等の電子材料等
種々の電気器械,電子機器に好適である。また、耐熱
性,接着性の必要な自動車部品等の材料として利用させ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、A−4およびB−2の混合物の非架
橋フィルムの赤外吸収スペクトル図である。
【図2】 図2は、A−4およびB−2の混合物の架橋
フィルムの赤外吸収スペクトル図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の4つのエチレン系共重合体; (A)少なくともエチレンとグリシジルアルキル(メ
    タ)アクリレートとからなり、高圧下でラジカル重合に
    より得られるエチレン系共重合体、(B)少なくともエ
    チレンと不飽和モノカルボン酸とからなり、高圧下でラ
    ジカル重合により得られるエチレン系共重合体、(C)
    少なくともエチレンと不飽和カルボン酸エステルとから
    なる高圧下でラジカル重合させて得られるエチレン系共
    重合体をケン化し、中和したエチレン系共重合体ならび
    に(D)少なくともオレフィンと不飽和ジカルボン酸と
    からなり高圧下でラジカル重合により得られるエチレン
    系共重合体、またはそのハーフエステル化したエチレン
    系共重合体において、共重合体(A)との重量組成比が
    1/99〜99/1であるような共重合体(A)と共重
    合体(B)、共重合体(A)と共重合体(C)および共
    重合体(A)と共重合体(D)から選ばれた架橋が可能
    な架橋性組成物を、25〜150℃で、かつ共重合体
    (A)と共重合体(B),(C)または(D)とが実質
    的に架橋しない温度で溶融混合した後、該溶融混合物を
    架橋させるため155℃以上で加熱処理して得られるゲ
    ル分率50%以上の架橋物。
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013501102A (ja) * 2009-07-31 2013-01-10 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 光起電力セル用の架橋性封止材
KR20180021799A (ko) * 2015-06-29 2018-03-05 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 과산화물 개시제와 가교결합된 폴리올레핀을 제조하기 위한 조성물 및 방법

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JPS4992372A (ja) * 1972-12-20 1974-09-03

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