JPH06135665A - 建築資材用揚重リフト - Google Patents

建築資材用揚重リフト

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JPH06135665A
JPH06135665A JP10156192A JP10156192A JPH06135665A JP H06135665 A JPH06135665 A JP H06135665A JP 10156192 A JP10156192 A JP 10156192A JP 10156192 A JP10156192 A JP 10156192A JP H06135665 A JPH06135665 A JP H06135665A
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JP
Japan
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carriage
traveling
self
floor
guide
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Application number
JP10156192A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Endo
克彦 遠藤
Kunikichi Tachibana
九二吉 橘
Kentaro Tokura
健太郎 戸倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】建築資材を積み込むサイクルタイムを短縮し、
各階への建築資材の搬入を効率良く行う。 【構成】建築中の建物40の各階の床面35aに鉛直方
向に連続して貫通した開口部36に、防護本体2を鉛直
方向に走行シャフト4を形成するように設け、防護本体
2には、各階毎に資材搬出入口2aを設ける。また、防
護本体2内には、移動自在な自走台車30が昇降できる
昇降ラック18を設け、各資材搬出入口2aには、自走
台車30が床面35aと走行シャフト4との間を移動で
きるように台車ガイド装置5を設けて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高層ビル等を建築する
際に、各階に建築資材等を搬入するために用いる建築資
材用揚重リフトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高層ビル等を建築する際、各階に
建築資材等を搬入するためには、エレベータ等の1つの
搬機を走行シャフトを走行させることにより資材を所定
の階まで揚げ、該搬機を所定階に停止させた状態で運搬
した資材を該所定階に荷降ししていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、1
つの搬機しかないので、他の階へ資材を搬入しようとし
ても、前記所定階に移動した搬機から所定階への荷降ろ
しが終了し、かつ、該搬機が下方に降りて資材積込に戻
らないと、新たな建築資材を積み込むことが行えないの
で、建築資材を搬入する効率が悪く資材搬入に時間を要
した。
【0004】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、リフ
トに建築資材を積み込むサイクルタイムを短縮し各階へ
の建築資材の搬入を効率良く行うことができる建築資材
用揚重リフトを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、本体
(2)を有し、該本体に、鉛直方向に少なくとも1本の
走行シャフト(4)を形成し、また、前記走行シャフト
に、資材搬出入位置(X1)を上下方向に複数個設け、
また、前記本体に、台車(30)を鉛直方向に案内し得
る台車鉛直案内手段(18b)を前記走行シャフトに沿
って設け、更に、前記本体に、台車係合支持手段(18
a)を前記走行シャフトに沿って設け、また、前記資材
搬出入位置に、前記台車を水平方向に支持案内し得る台
車水平案内手段(5)を収納自在に設け、前記台車に、
ガイド部材(13)を前記台車鉛直案内手段と係合自在
に設け、また、前記台車に、昇降駆動手段(10)を前
記台車係合支持手段と係合自在に設け、更に、前記台車
に、走行駆動手段(45)を設けて構成される。
【0006】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
【0007】
【作用】上記した構成により、本発明は、台車(30)
の昇降駆動手段(10)を台車係合支持手段(18a)
に接続することにより、複数の台車(30)が別々に該
台車鉛直案内手段(18b)に案内されて走行シャフト
(4)に沿う形で上下方向に昇降するように作用する。
また、台車(30)搬出入時に、対応する資材搬出入位
置(X1)の台車水平案内手段(5)を引き出すことに
より、台車(30)が該台車水平案内手段(5)に案内
されて水平方向に走行できるように作用する。更に、台
車水平案内手段(5)を収納しておくことにより、台車
(30)が走行シャフト(4)を走行できるように作用
する。更に、台車(30)の走行駆動手段(45)によ
り、建築資材置場または資材搬入場所と、走行シャフト
(4)との間を移動できるように作用する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による揚重リフトを建設中の建物に
適用した一実施例を示した斜視図、図2は、図1に示し
た揚重リフトの詳細を示す破断平面図、図3は、図1に
示した揚重リフトの詳細を示す破断正面図、図4は、図
1に示した揚重リフトの詳細を示す破断側面図である。
【0009】建設中の建物40には、図1に示すよう
に、スラブ35が各階の床の床面35aを形成する形で
設けられており、スラブ35には、開口部36が鉛直方
向(矢印A、B方向)に開口部36同志が一致するよう
に連続して貫通する形で設けられている。開口部36に
は、本発明による揚重リフト1が設けられており、揚重
リフト1は、揚重リフト1を構成する鉄板、ネット等を
囲んだものから成る防護本体2がスラブ35に固定され
る形で設けられている。防護本体2は、自走台車30が
鉛直方向(矢印A、B方向)に移動し得る空間である走
行シャフト4を形成しており、また、防護本体2には、
図2に示すように、4本の昇降用ラック18が互いに平
行な形で、図3に示すように走行シャフト4に沿って設
けられている。昇降用ラック18には、複数の歯から成
る噛合面18aが自走台車30を鉛直方向に昇降し得る
ように設けられており、また、昇降用ラック18には、
案内面18b、18bが自走台車30を鉛直方向に案内
し得るように噛合面18aを垂直に挾む形で設けられて
いる。更に、防護本体2には、資材搬出入口2aが自走
台車30が防護本体2と床面35a間を出入りする形で
各階毎に設けられており、各資材搬出入口2aは、図4
に示すように、所定階の床面35aと自走台車30の走
行車輪31が略一致する乗降位置X1に設けられてい
る。
【0010】自走台車30は、図3に示すように、自走
のための装置類を搭載する板状のベース34Bを有して
おり、ベース34B上(矢印A方向)には、台車昇降装
置10、10が自走台車30を鉛直方向(矢印A、B方
向)に走行させ得る形で図中左右両側(矢印E、F方
向)に設けられている。即ち、台車昇降装置10、10
は、図2に示すように、本体10a、10aを有してお
り、本体10a、10aには、それぞれ互いに同期して
正逆回転駆動自在な昇降モーター11、11が図中左右
両側(矢印E、F方向)に設けられている。各々の昇降
モーター11には、図4に示すように、それぞれシャフ
ト13aが水平方向(矢印C、D方向)に伸延する形で
減速機等を介して回転自在に接続されており、シャフト
13aの両端には、ピニオンギヤ等から成る駆動輪1
3、13が設けられている。駆動輪13は、昇降用ラッ
ク18の噛合面18aと噛合し得る形で設けられてお
り、また、駆動輪13は、昇降用ラック18の案内面1
8b、18bに水平方向を拘束されて鉛直方向に案内さ
れる形で設けられている。また、各々の昇降モーター1
1には、図2に示すコントローラ70が各昇降モーター
11を制御し得る形でケーブル等を介して接続されてお
り、昇降モーター11、11は、コントローラ70から
上昇、下降及び所定階を指示することにより駆動する。
従って、台車昇降装置10、10の駆動輪13、13、
13、13が昇降用ラック18、18、18、18の噛
合面18a、18a、18a、18aと噛み合った状態
で、コントローラ70を操作して昇降モーター11、1
1を適宜正逆回転させることにより、駆動輪13、1
3、13、13は噛合面18a、18a、18a、18
a上を案内面18b、18bに鉛直方向に案内される形
で走行するので、自走台車30が鉛直方向(矢印A、B
方向)に走行する。
【0011】更に、ベース34Bの上部(矢印A方向)
には、図2及び図3に示すように、スライド装置60が
台車昇降装置10、10の駆動輪13、13、13、1
3を昇降用ラック18、18、18、18と噛合分離し
得るように、台車昇降装置10、10を水平方向(矢印
G、H方向)に突出後退させる形で設けられている。即
ち、スライド装置60は、図2に示すように、水平方向
(矢印G、H方向)に伸延した2本のスライドガイドバ
ー63、63及びスライド用スクリュウシャフト62を
有しており、これらスライドガイドバー63、63及び
スライド用スクリュウシャフト62は、スライドガイド
バー63、63の間にスライド用スクリュウシャフト6
2を位置させる形でベース34Bに設けられている。こ
のうちスライドガイドバー63、63には、台車昇降装
置10、10の前述した本体10a、10aが矢印H、
G方向にする形で設けられており、一方、スライド用ス
クリュウシャフト62には、本体10a、10aがボー
ルネジ等を介して移動自在な形で設けられている。ま
た、スライド用スクリュウシャフト62には、正逆回転
駆動自在なスライド用モーター61が減速機等を介して
該スライド用スクリュウシャフト62の略中央部(図中
中心)に回転自在に接続されており、スライド用モータ
ー61には、コントローラ70がスライド用モーター6
1を制御し得る形でケーブル等を介して接続されてい
る。スライド用モーター61、61は、コントローラ7
0から突出及び後退を指示することにより駆動する。従
って、コントローラ70を操作してスライド用モーター
61、61を駆動させてスライド用スクリュウシャフト
62を適宜正逆回転させることにより、台車昇降装置1
0、10が水平方向(矢印G、H方向)に突出後退する
ので、台車昇降装置10、10の駆動輪13、13、1
3、13を昇降用ラック18、18、18、18の各噛
合面18aと噛み合わせたり、分離したり、また同時
に、各案内面18b、18bの間に嵌入したり、分離す
ることができる。
【0012】更に、自走台車30のベース34Bの下面
(矢印B方向)の4隅には、図2に示すように、ベース
34Bを支持し床面35a等を走行し得るように、それ
ぞれ走行装置45が設けられている。即ち、各走行装置
45は、図2に示すように、走行車輪31を有してお
り、走行車輪31は、自走台車30のベース34Bの下
部(矢印B方向)の4隅にベース34Bを支持し得る形
で設けられている。また、各走行車輪31には、図3に
示すように、正逆回転駆動自在な走行用モーター38B
が該走行車輪31を回転し得る形で設けられており、ま
た、走行車輪31には、それぞれ正逆回転駆動自在な操
舵用モーター38Aが各走行車輪31を旋回軸CT1を
中心として矢印P、Q方向に旋回自在に設けられいる。
これら操舵用モーター38A及び走行用モーター38B
には、図2に示すコントローラ70がこれら操舵用モー
ター38A及び走行用モーター38Bを制御し得る形で
ケーブル等を介して接続されている。従って、コントロ
ーラ70を操作して各操舵用モーター38Aを適宜正逆
回転させて自走台車30の進行方向を定め、更に、各走
行用モーター38Bを適宜正逆回転させて各走行車輪3
1を正逆回転させ自走台車30を前進または後退させる
ことができる。更に、ベース34B上(矢印A方向)に
は、図3に示すように、充電自在なバッテリー65がこ
れら装置類に電力を供給する形で設けられており、更
に、ベース34B上には、建築資材を積載する板状のパ
レット本体34Aがベース34B上に搭載されたこれら
装置類を覆う形で接続分離自在に設けられている。
【0013】更に、各階の防護本体2の資材搬出入口2
aには、図4に示すように、補助床3が防護本体2とス
ラブ35との隙間を補う形で設けられており、補助床3
は、スラブ35の形成する床面35aと同等な高さの面
を形成している。また、補助床3の図2左端(図2中矢
印E方向)には、台車ガイド装置5が設けられている。
更に、各階の防護本体2の資材搬出入口2aと対向する
乗降位置X1には、図3及び図4に示すように、細長い
スリット状の開口部2bが設けられており、防護本体2
の開口部2bの図2右端(図4中矢印F方向)には、補
助台2cが台車ガイド装置5を装備し得る形で設けられ
ている。各台車ガイド装置5は、図2及び図3に示すよ
うに、断面が凹形の細長い板状のガイドウェイ6を有し
ており、ガイドウェイ6の一端には、旋回軸CT2を中
心として正逆回転駆動自在なガイド駆動モーター7が設
けられている。そこで、補助床3及び補助台2cには、
台車ガイド装置5、5のガイド駆動モーター7、7が該
ガイド駆動モーター7、7の旋回軸CT2を鉛直方向
(矢印A、B方向)に一致させるように固定されてお
り、ガイドウェイ6、6は、旋回軸CT2を中心として
矢印R、S方向に旋回自在になる。即ち、台車ガイド装
置5、5のガイド駆動モーター7、7を矢印S方向に旋
回させることにより、図2中破線で示すように、ガイド
ウェイ6、6の長手方向をそれぞれ補助床3及び開口部
2bと略垂直な矢印C、D方向に突出させる位置に設定
することができるので、自走台車30の走行車輪31、
31、31、31がガイドウェイ6、6上を走行して床
面35aに到達できる。一方、ガイド駆動モーター7、
7を矢印R方向に旋回させることにより、図2中二点鎖
線で示すように、ガイドウェイ6、6の長手方向を補助
床3及び開口部2bと平行な方向(矢印E、F方向)に
引き込んだ位置に設定して格納することができるので、
自走台車30が走行シャフト4内を走行する際に障害に
ならない。
【0014】本発明は、以上のような構成を有するの
で、建設中の建物40に建築資材を搬入する際は、ま
ず、図1に示すように、建築資材置場等で自走台車30
のパレット本体34Aに建築資材39を積載する。そし
て、コントローラ70を操作して各走行装置45の操舵
用モーター38Aを適宜正逆回転させて該建築資材39
を積載した自走台車30の進行方向を定めた後、各走行
用モーター38Bを回転させて各走行車輪31を回転さ
せ、該自走台車30を前進させると共に適宜操舵しつ
つ、資材搬出入口2aのところまで移動させる。次に、
図3に示すように、自走台車30を走行シャフト4内に
乗り入れて、自走台車30が走行シャフト4の略中央
で、台車昇降装置10、10の各駆動輪13が昇降用ラ
ック18、18、18、18の各噛合面18aと噛合し
得る形で対向する噛合位置Y1に位置したら、コントロ
ーラ70を操作して各走行用モーター38Bを停止させ
て各走行車輪31を停止させ、自走台車30を噛合位置
Y1に停止させる。その後、コントローラ70を操作し
てスライド装置60のスライド用モーター61を駆動し
てスライド用スクリュウシャフト62を回転させ、台車
昇降装置10、10を自走台車30から突出(矢印G方
向)させて、台車昇降装置10、10の駆動輪13、1
3、13、13を昇降用ラック18、18、18、18
の各案内面18b、18bに嵌入する形で噛合面18
a、18a、18a、18aと噛み合わせる。次に、前
記噛合後、コントローラ70を操作して建築資材を搬入
すべき所定階等を指示し、昇降モーター11、11を駆
動して駆動輪13、13、13、13を各案内面18
b、18bに鉛直方向に案内される形で噛合面18a、
18a、18a、18a上を走行させて、自走台車30
を建築資材を搬入する所定階に向けて鉛直上方向(矢印
A方向)に走行させる。このとき、各階に設けられた台
車ガイド装置5、5は、図2中二点鎖線で示すように、
昇降する自走台車30の障害にならないように、補助床
3及び開口部2bの長手方向と台車ガイド装置5、5の
ガイドウェイ6、6の長手方向を略一致させる形で補助
床3及び開口部2b側に格納しておく。
【0015】次に、自走台車30は、図4に示すよう
に、コントローラ70で指示された所定階に達すると、
該所定階の床面35aと該自走台車30の走行車輪31
が略一致する乗降位置X1よりやや上方で昇降モーター
11、11を停止させて、該自走台車30を停止させ
る。該停止後、補助床3及び開口部2bに格納していた
各台車ガイド装置5、5のガイド駆動モーター7、7を
駆動してガイドウェイ6、6を矢印S方向に旋回させ、
ガイドウェイ6、6の長手方向を補助床3及び開口部2
bと垂直な矢印C、D方向に突出した位置に設定する。
次に、ガイドウェイ6、6を矢印C、D方向に突出した
位置に設定したら、コントローラ70を操作して自走台
車30をやや下方に移動させて乗降位置X1に位置決め
する。すると、走行車輪31はガイドウェイ6、6上に
設置されるので、この状態で、各走行装置45の操舵用
モーター38Aを適宜正逆回転させて、該自走台車30
の走行車輪31、31、31、31をガイドウェイ6、
6に沿って走行し得るように進行方向を位置決めする。
該進行方向位置決め後、コントローラ70を操作してス
ライド装置60のスライド用モーター61を駆動してス
ライド用スクリュウシャフト62を回転させ、台車昇降
装置10、10を自走台車30側へ後退(図2中矢印H
方向)させて、台車昇降装置10、10の駆動輪13、
13、13、13を昇降用ラック18、18、18、1
8の噛合面18a、18a、18a、18a及び各案内
面18b、18bから離して自走台車30内に格納す
る。該台車昇降装置10、10格納後、コントローラ7
0を操作して各走行用モーター38Bを駆動させて各走
行車輪31を回転させ、該自走台車30を台車の搬入方
向(矢印C方向)に前進させる。すると、自走台車30
の走行車輪31、31、31、31が、台車ガイド装置
5、5のガイドウェイ6、6で矢印C方向に案内されつ
つ、自走台車30は矢印C方向に移動する。更に進む
と、自走台車30の前方(図2中矢印C方向側)の2個
の走行車輪31、31が、資材搬出入口2aを通り補助
床3に接地し、更に、自走台車30は床面35aに達す
る。
【0016】このようにして所定階へ建築資材39の積
載した自走台車30を降ろし終えたら、コントローラ7
0を操作して各走行装置45の走行用モーター38Bを
停止させて各走行車輪31を停止させ、自走台車30を
停止させる。また、台車ガイド装置5、5のガイドウェ
イ6、6は、他の自走台車30が走行シャフト4内を昇
降する障害にならないように、図2中二点鎖線で示すよ
うに、台車ガイド装置5、5のガイド駆動モーター7、
7を駆動させてガイドウェイ6、6を矢印R方向に旋回
させ、ガイドウェイ6、6の長手方向をそれぞれ補助床
3及び開口部2bと平行な方向(矢印E、F方向)に引
き込んだ位置に格納する。そして、コントローラ70を
操作して各走行用モーター38Bを回転させて該自走台
車30を前進させると共に適宜操舵しつつ、該所定階の
建築資材39を必要とする場所に移動させて、該自走台
車30から建築資材39の荷降ろしを行う。ところで、
下階の建築資材置場等で新たな建築資材を積載した別の
自走台車30は、前述した自走台車30の搬入作業と並
行して、前述同様の手順で新たに建築資材を必要とする
所定階へ運ぶ。
【0017】一方、建築資材39を降ろし終えた自走台
車30を下方に降ろす際は、建築資材搬入の合間を利用
して、前述した操作順序とは逆の順序で操作を行えば良
い。即ち、まず、図2に示す台車ガイド装置5、5のガ
イドウェイ6、6を矢印S方向に旋回させて補助床3及
び開口部2bと垂直な方向に突出させる。その後、コン
トローラ70を操作して各走行装置45の走行用モータ
ー38Bを回転させて各走行車輪31を回転させ、該自
走台車30を搬出方向(矢印D方向)に前進させると共
に適宜操舵しつつ、自走台車30を補助床3上を走行さ
せ資材搬出入口2aを通し該ガイドウェイ6、6上を走
行させる。そして、図4に示すように、自走台車30を
走行シャフト4内に乗り入れて、自走台車30が走行シ
ャフト4の略中央で、噛合位置Y1に位置したら、コン
トローラ70を操作して各走行用モーター38Bを停止
させて各走行車輪31を停止させ、自走台車30を噛合
位置Y1に停止させる。その後、コントローラ70を操
作してスライド装置60のスライド用モーター61を駆
動してスライド用スクリュウシャフト62を回転させ、
台車昇降装置10、10を自走台車30から突出(矢印
G方向)させて、台車昇降装置10、10の駆動輪1
3、13、13、13を昇降用ラック18、18、1
8、18の各案内面18b、18bに嵌入し、噛合面1
8a、18a、18a、18aと噛み合わせる。前記噛
合後、自走台車30をやや上方に移動させて台車ガイド
装置5、5を矢印R方向に退避させると共に、コントロ
ーラ70を操作して建築資材を搬入すべき所定階等を指
示し、昇降モーター11、11を駆動して駆動輪13、
13、13、13を各案内面18b、18bに鉛直方向
に案内される形で噛合面18a、18a、18a、18
a上を走行させて、自走台車30を搬出する鉛直下方向
(矢印B方向)に下降させる。このとき、各階に設けら
れた台車ガイド装置5、5は、図2中二点鎖線で示すよ
うに、昇降する自走台車30の障害にならないように、
補助床3及び開口部2bの長手方向と台車ガイド装置
5、5のガイドウェイ6、6の長手方向を略一致させる
形で補助床3及び開口部2b側に格納しておく。
【0018】以上のように、自走台車30は、自走台車
30の走行装置45、45、45、45及び台車昇降装
置10、10を使用することにより、各自走台車30毎
に、建築資材置場等と建設中の建物40の所定階との間
を移動すことができるので、搬機である自走台車30を
複数使用し、各自走台車30毎に建築資材を積載して独
立して移送することにより、1台の建築資材を積載した
自走台車30が所定階に降りるのを待たなくても、該所
定階への建築資材搬入作業と並行して該自走台車30と
は別の建築資材を積載した自走台車30を他の所定階ま
で移動することができるので、連続して建築資材を所望
する階へ搬入することができ、新たな建築資材を積み込
むサイクルタイムを短縮し各階への建築資材の搬入を効
率良く行うことができる。また、各自走台車30は独立
して移動し得るので、例えば、建築資材の搬入を終えた
一部の自走台車30を搬出用として使用することによ
り、搬出入作業も並行して行うことができる。
【0019】なお、上述の実施例では、自走台車30の
走行装置45、台車昇降装置10等の駆動装置を個々に
有線のコントローラ70で制御したが、該駆動装置類を
制御することができれば良く、例えば、無線のコントロ
ーラ70により個々に該駆動装置類を制御しても良い
し、遠隔操作により集中して該駆動装置類を制御しても
良い。また、上述の実施例では、走行シャフトを1本と
したが、建築資材の搬送量に応じて走行シャフトは複数
本設ければ良く、2本でも3本でも良く、また、上り専
用、下り専用等と使い分けることができることは言及す
るまでもない。更に、上述の実施例では、自走台車30
を鉛直方向に案内する手段である案内面18b及び支持
する手段である噛合面18aを1つの昇降用ラック18
として設けたが、自走台車30を鉛直方向に案内及び支
持できれば良く、案内面18bと噛合面18aを分離し
て別々に設けても良いことは言及するまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、防護本
体2等の本体を有し、該本体に、鉛直方向に少なくとも
1本の走行シャフト4等の走行シャフトを形成し、ま
た、前記走行シャフトに、乗降位置X1等の資材搬出入
位置を上下方向に複数個設け、また、前記本体に、自走
台車30等の台車を鉛直方向に案内し得る案内面18b
等の台車鉛直案内手段を前記走行シャフトに沿って設
け、更に、前記本体に、噛合面18a等の台車係合支持
手段を前記走行シャフトに沿って設け、また、前記資材
搬出入位置に、前記台車を水平方向に支持案内し得る台
車ガイド装置5等の台車水平案内手段を収納自在に設
け、前記台車に、駆動輪13等のガイド部材を前記台車
鉛直案内手段と係合自在に設け、また、前記台車に、台
車昇降装置10等の昇降駆動手段を前記台車係合支持手
段と係合自在に設け、更に、前記台車に、走行装置45
等の走行駆動手段を設けて構成したので、
【0021】台車は、台車の昇降駆動手段及び走行駆動
手段を使用することにより、各台車毎に、建築資材置場
等と建設中の建物の所定階との間を移動すことができる
ので、搬機である台車を複数使用し、各台車毎に建築資
材を積載して独立して移送することにより、1台の建築
資材を積載した台車が所定階に降りるのを待たなくて
も、該所定階への建築資材搬入作業と並行して該台車と
は別の建築資材を積載した台車を他の所定階まで移動す
ることができるので、連続して建築資材を所望する階へ
搬入することができ、新たな建築資材を積み込む時間を
短縮し各階への建築資材の搬入を効率良く行うことがで
きる。また、各台車は独立して移動し得るので、例え
ば、建築資材の搬入を終えた一部の台車を搬出用として
使用することにより、搬出入作業も並行して行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による揚重リフトを建設中の建
物に適用した一実施例を示した斜視図である。
【図2】図2は、図1に示した揚重リフトの詳細を示す
破断平面図である。
【図3】図3は、図1に示した揚重リフトの詳細を示す
破断正面図である。
【図4】図4は、図1に示した揚重リフトの詳細を示す
破断側面図である。
【符号の説明】
2……本体(防護本体) 4……走行シャフト(走行シャフト) 5……台車水平案内手段(台車ガイド装置) 10……昇降駆動手段(台車昇降装置) 13……ガイド部材(駆動輪) 18a……台車係合支持手段(噛合面) 18b……台車鉛直案内手段(案内面) 30……台車(自走台車) 45……走行駆動手段(走行装置) X1……資材搬出入位置(乗降位置)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を有し、 該本体に、鉛直方向に少なくとも1本の走行シャフトを
    形成し、 また、前記走行シャフトに、資材搬出入位置を上下方向
    に複数個設け、 また、前記本体に、台車を鉛直方向に案内し得る台車鉛
    直案内手段を前記走行シャフトに沿って設け、 更に、前記本体に、台車係合支持手段を前記走行シャフ
    トに沿って設け、 また、前記資材搬出入位置に、前記台車を水平方向に支
    持案内し得る台車水平案内手段を収納自在に設け、 前記台車に、ガイド部材を前記台車鉛直案内手段と係合
    自在に設け、 また、前記台車に、昇降駆動手段を前記台車係合支持手
    段と係合自在に設け、 更に、前記台車に、走行駆動手段を設けて構成した建築
    資材用揚重リフト。
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