JP4235935B2 - 吊下搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被搬送物、特に搬送用台車や建築用パネル等の平板状の被搬送物の吊り下げ搬送に活用出来る吊下搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
搬送用台車は、一般的には全走行経路に於いて水平状態で使用されるものであるが、自動車ボディーのような大型の被搬送物を搭載する平面積の大きな平板状の台車では、被搬送物を搬送しない空台車戻し経路の構築にも多大の床面積を必要とし、床面の利用効率が非常に悪くなるので、空台車は垂直に吊り下げて搬送することが考えられた。又、このような搬送用台車でなくとも、建築用パネル等の他の平板状被搬送物に於いても、その加工工程にあるときは水平状態で搬送するが、加工済みの平板状被搬送物は垂直に吊り下げて搬送する方が搬送に要する占有空間が著しく縮小される。
【0003】
上記のような課題を解決するためには、水平状態の平板状被搬送物を垂直姿勢まで90度回転させて搬送用走行体に吊り下げることが出来、降ろすときはこの逆に、垂直に吊り下げられている平板状被搬送物を下降させると共に、水平姿勢に戻して所定位置に降ろすことが出来る搬送装置が必要になるが、従来、地上側に被搬送物を回転させる大がかりな設備を必要とせず、又、被搬送物の吊下状態での搬送用走行体全体の左右横巾も十分に狭めることが出来るような吊下搬送装置は考えられていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る吊下搬送装置を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、ガイドレール3に案内されて走行する走行体1に昇降自在に吊り下げられた昇降体11と、当該昇降体11に支持され且つ被搬送物保持用係止手段29を有する被搬送物支持体17と、前記昇降体11の昇降駆動手段12を備えた吊下搬送装置であって、前記被搬送物支持体17は、水平姿勢にあるときの左右巾方向の略中央位置で前記走行体1の走行方向と平行な水平軸心20の周りに回転自在に前記昇降体11に軸支され、当該被搬送物支持体17を水平姿勢と垂直姿勢とに切り換える回転駆動手段21が設けられ、前記被搬送物保持用係止手段29は、被搬送物Wの側辺部を表裏両側から挟む開閉自在な複数のクランプ機構60から構成されている吊下搬送装置において、前記被搬送物保持用係止手段29の各クランプ機構60は、被搬送物Wの一側面Wf側に対面する固定クランプ片61と、被搬送物Wの他側面Wr側に対面するクランプ位置と被搬送物Wから離れた退避位置との間を運動可能な可動クランプ片62とから成り、前記走行体1の走行経路中に設定された被搬送物積み卸し位置には、被搬送物Wを水平姿勢で定位置に支持する被搬送物支持部Pが設けられ、この被搬送物支持部Pでは、前記可動クランプ片62が下側になる水平姿勢で前記被搬送物支持体17が下降し、前記固定クランプ片61が水平姿勢の被搬送物Wの上側表面(一側面Wf)に当接した状態で前記可動クランプ片62が退避位置からクランプ位置に運動せしめられる構成となっている。
【0006】
又、前記被搬送物支持体17は、平板状の被搬送物W(平板状台車)の周囲を囲む矩形枠状のものとし、前記被搬送物保持用係止手段29の固定クランプ片61と可動クランプ片62とは、当該被搬送物支持体17の内側に入り込んだ状態の被搬送物Wの側辺を係止するように構成することが出来る。
【0007】
更に、前記昇降体11には、被搬送物支持体17の垂直姿勢と水平姿勢との間の回転のみを許す回転範囲規制用当接部材27a〜28bを設け、前記回転駆動手段21は減速機付きモーター23から構成し、この減速機付きモーター23の抵抗により被搬送物支持体17を垂直姿勢と水平姿勢とに保持するように構成することが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明に吊下搬送装置の全体構成を図1〜図4に基づいて説明すると、図1及び図2に於いて、1はモノレールタイプの走行体であって、その走行方向に長い本体2が天井側に架設された1本のガイドレール3に走行方向一対のパワートロリー4とフリートロリー5とで走行可能に吊り下げられている。各トロリー4,5は、これらトロリー4,5を走行体本体2に対し垂直軸心の周りと走行方向に平行な水平軸心の周りとで揺動自在にする自在吊り具9,10を介して走行体本体2を吊り下げるもので、ガイドレール3上を転動する車輪6と、ガイドレール3を左右両側から挟む位置決め用垂直軸ローラー7とを備え、パワートロリー4には、その車輪6を駆動するモーター8が搭載されている。従って、パワートロリー4のモーター8で車輪6を回転駆動することにより、走行体1をガイドレール3に沿って走行させることが出来る。
【0014】
11は側面形状が門形の昇降体であって、走行体本体2に搭載された昇降駆動手段12によって同期的に巻き上げ繰出操作される4本の吊り索13により、前後両端近傍の左右2箇所が走行体本体2に昇降自在に吊り下げられている。14は上昇限位置にある昇降体11の位置決め手段であって、走行体本体2の下側に下向きに付設された走行方向前後一対の、下端開口部がラッパ状に広がる筒状体15a,15bと、この各筒状体15a,15bの真下に位置するように昇降体11の水平部材11aから上向きに突設されて、昇降体11が上昇限位置に達したときに前記筒状体15a,15bに嵌入するピン16a,16bとから構成されている。
【0015】
17は被搬送物である平板状台車Wの周囲を取り囲むことの出来る大きさの矩形枠状の被搬送物支持体であって、その前後の横枠材18a,18bの長さ方向中央位置(被搬送物支持体17の左右巾方向の中央位置)が前記昇降体11の前後両垂直支柱部19a,19bの下端部内側に、走行方向(走行体1の走行方向、以下同じ)と平行な水平軸心20の周りに回転自在に軸支されている。21は被搬送物支持体17の回転駆動手段であって、昇降体11にこの被搬送物支持体17を支承する前後一対の水平軸心20と同心状の支軸22a,22bの内、一方の支軸22aを介して被搬送物支持体17を前記水平軸心20の周りに正逆回転駆動する減速機付きモーター23で構成されている。尚、この減速機付きモーター23は、減速機内にウオームギヤ等の、支軸22a側からの外力による回転駆動が実質的に不可能な減速機構を備えたものであり、支軸22aに支持されると共に、昇降体11の垂直支柱部19aから突設されたトルクアーム24に連結軸25で連結されている。
【0016】
昇降体11の前後両垂直支柱部19a,19bは、図1に示すように、水平軸心20の周りに回転して垂直姿勢となった被搬送物支持体17の上半部が門形の昇降体11の内側に丁度嵌まり込むことが出来る長さを有するものであり、当該昇降体11の水平部材11aには、被搬送物支持体17の左右の縦枠材26a,26bの内、前記のように垂直姿勢まで回転した被搬送物支持体17の上側になる縦枠材26aの両端近傍側面に当接して、当該被搬送物支持体17が垂直姿勢を超えて反対側へ回転するのを阻止する当接部材27a,27bが付設されている。更にこの昇降体11には、図4に示すように、被搬送物支持体17が前記当接部材27から離れる方向に90度回転して水平姿勢になったとき、当該被搬送物支持体17の前後の横枠材18a,18bに当接して、当該被搬送物支持体17が水平姿勢を超えて回転するのを阻止する当接部材28a,28bが、その前後両垂直支柱部19a,19bの下端部から一側方に突設されている。
【0017】
被搬送物支持体17には、被搬送物保持用係止手段29が設けられる。図1〜図5に示す被搬送物保持用係止手段29は、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的範囲には属さないものであるが、参考例として説明すると、当該被搬送物保持用係止手段29は、図1及び図3に示すように、被搬送物支持体17の左右の縦枠材26a,26bの内側にそれぞれ一対設けられた係止具30a〜30dを有するもので、一方の縦枠材26aに設けられた一対の係止具30a,30bは、両端がスライドガイドロッド31によって他方の縦枠材26bに対する遠近方向に往復移動可能に支持された可動部材32の両端に取り付けられ、他方の縦枠材26bに設けられた一対の係止具30c,30dは、前記一対の係止具30a,30bと対向するように、当該縦枠材26bに固着されている。図3及び図5に示すように、被搬送物支持体17の前記可動部材32を支持する側の縦枠材26aにはナット部材33が取り付けられ、このナット部材33を螺合貫通する螺軸34の内端部が前記可動部材32の長さ方向の中央位置に取り付けられたブラケット32aに自転のみ可能に結合され、当該螺軸34の自転による軸方向の移動に伴って前記可動部材32(係止具30a,30b)が往復運動するように構成されている。螺軸34の外端には、回転操作用角軸部34aが設けられている。
【0018】
図3及び図4に示すように、平板状台車Wは、当該台車Wの走行経路を構成する左右一対の水平帯板状レール35a,35b上を転動する支持用水平軸ローラー36と、片側のレール35aを左右両側から挟む位置決め用垂直軸ローラー37とを備えたもので、前記各係止具30a〜30dは、図5に示すように、この平板状台車Wの天板38の左右両側辺に外嵌し得る断面コ形のものである。
【0019】
図3及び図4に示すように、平板状台車Wの走行経路の端部等、被搬送物支持体17との間で平板状台車Wを受渡しする台車積み卸し位置(台車積み込み位置及び台車卸し位置)には、前記左右一対の水平帯板状レール35a,35bで構成され且つ図示省略されたストッパー等により平板状台車Wを水平姿勢で定位置に位置決め支持する被搬送物支持部Pが設けられ、この被搬送物支持部Pには、水平姿勢で昇降する被搬送物支持体17を位置決めする位置決め手段39と、係止具駆動手段40とが併設されている。位置決め手段39は、水平姿勢で昇降する被搬送物支持体17の四隅を案内する4つの位置決めガイド41a,41b及び42a,42bと、被搬送物支持体17の四隅を定レベルで受け止める支持部48と、各位置決めガイド41a〜42bを各別に左右横方向に同期移動させる駆動手段43とから構成されている。各位置決めガイド41a〜42bは、被搬送物支持体17の四隅それぞれの直角両側面に軸支された水平軸ローラー44a,44bを介して被搬送物支持体17の四隅それぞれを昇降可能に位置決めする横断面L形のレール材から構成され、その上端部は、水平姿勢で降下する被搬送物支持体17の四隅を前記水平軸ローラー44a,44bを介して所定位置に誘導するために外広がりに形成され、内部に前記支持部48が設けられている。
【0020】
駆動手段43は、各位置決めガイド41a〜42b毎に床面上に設置された架台45と、この架台45上に水平左右横方向にスライド可能に支持され且つ位置決めガイド41a〜42bを各別に支持する摺動台46と、この各摺動台46を各別に往復移動させるシリンダーユニット47とから構成されている。尚、各駆動手段43のシリンダーユニット47は、各位置決めガイド41a〜42bに対し平板状台車Wの位置する側とは反対側に配設されるため、各位置決めガイド41a〜42bを同一側へスライドさせるとき、片側の位置決めガイド41a,41bを駆動するシリンダーユニット47は伸長運動し、他方の位置決めガイド42a,42bを駆動するシリンダーユニット47は収縮運動することになる。
【0021】
係止具駆動手段40は、被搬送物支持体17の被搬送物保持用係止手段29に於ける係止具30a,30bを出退駆動するためのもので、図3及び図5に示すように、被搬送物支持体17が被搬送物支持部Pに於いて位置決め手段39で位置決め支持されたとき、被搬送物保持用係止手段29に於ける螺軸34の回転操作用角軸部34aに対し同心状に相対向するように水平に配置されたボックススパナ状の回転操作部材49と、当該回転操作部材49を自転可能に支持すると共に当該回転操作部材49を回転駆動するモーター50を搭載した摺動台51と、この摺動台51を前記回転操作部材49の軸心方向(螺軸34の軸心方向)に往復移動自在に支持する架台52と、前記摺動台51を往復移動させるシリンダーユニット53とから構成されている。
【0022】
上記構成の吊下搬送装置の使用方法を説明すると、被搬送物を降ろして空になった平板状台車Wは、摩擦駆動等の適当な推進手段で左右一対の水平帯板状レール35a,35b上に於いて走行せしめられ、図3及び図4に示すように、台車積み込み位置の被搬送物支持部P(水平帯板状レール35a,35b)で位置決め停止せしめられる。係る状態で、当該被搬送物支持部Pの上方所定位置で停止している走行体1の昇降体11を、空の被搬送物支持体17を回転駆動手段21で水平姿勢に切り換えた状態で、昇降駆動手段12により吊り索13を繰り出して下降させる。しかして、水平姿勢の空の被搬送物支持体17は、その四隅の水平軸ローラー44a,44bが位置決めガイド41a〜42bの内側に嵌入することにより、被搬送物支持部Pで位置決め停止されている平板状台車Wに外嵌し得る位置に位置決めされ、そして当該被搬送物支持体17が所定レベルまで下降して、図4に仮想線で示すように四隅が各位置決めガイド41a〜42bの支持部48に受け止められることにより、図3Aに示すように、被搬送物支持部Pで位置決め停止されている平板状台車Wに被搬送物支持体17が外嵌する。
【0023】
被搬送物支持体17が平板状台車Wに外嵌するとき、被搬送物支持体17の可動部材32に取り付けられている一対の係止具30a,30bは、図3Aに示すように後退限位置にあって、当該一対の係止具30a,30bと他方の一対の係止具30c,30dとの間の丁度中間位置にに平板状台車Wが相対的に進入することになる。従って、平板状台車Wの左右巾方向の中心を通る前後方向中心線Waと、被搬送物支持体17の回転中心である水平軸心20とが平面視に於いて略重なる位置にある。一方、被搬送物支持体17が所定レベルまで下降したとき、図5Aに示すように、当該被搬送物支持体17の前記一対の係止具30a,30bを出退駆動する螺軸34の回転操作用角軸部34aと、地上側の係止具駆動手段40に於ける後退限位置にある回転操作部材49とが、同心状に相対向することになる。
【0024】
次に、位置決めガイド41a〜42bの駆動手段43の各シリンダーユニット47を同期的に稼働させ、図3B及び図5Bに示すように、固定の係止具30c,30dを備える側の被搬送物支持体17の前後両角部に外嵌している前後一対の位置決めガイド42a,42bを平板状台車Wに接近する方向に移動させると同時に、可動部材32で支持されている係止具30a,30bを備える側の被搬送物支持体17の前後両角部に外嵌している前後一対の位置決めガイド41a,41bを平板状台車Wから離れる方向に移動させる。この結果、定位置で停止している平板状台車Wに対し各位置決めガイド41a〜42bで位置決めされている被搬送物支持体17が左右水平方向に所定量だけ横動し、固定の係止具30c,30dが平板状台車Wの天板38の一側辺に嵌合することになる。この状態では、平板状台車Wの左右巾方向の中心を通る前後方向中心線Waが、平面視に於いて、被搬送物支持体17の回転中心である水平軸心20に対し固定の係止具30c,30dのある側にずれることになる。
【0025】
この後、係止具駆動手段40のモーター50により前記回転操作部材49を低速で正回転駆動しながらシリンダーユニット53により摺動台51を低速で前進駆動すると、正回転しながら前進する回転操作部材49が被搬送物支持体17側の螺軸34の回転操作用角軸部34aに外嵌し、その後は、当該回転操作部材49の正回転を受けて自転しながらナット部材33に対し螺進する螺軸34により、可動部材32及びその両端の係止具30a,30bが前進移動して、図3B及び図5Cに示すように、当該係止具30a,30bも平板状台車Wの天板38の他側辺に嵌合することになる。尚、螺軸34の螺進速度に追従して回転操作部材49も正回転しながら前進するので、螺軸34の回転操作用角軸部34aと回転操作部材49とが互いに離脱することはない。係止具30a,30bが平板状台車Wの天板38の他側辺に嵌合したならば、シリンダーユニット53により摺動台51を後退駆動して、回転操作部材49を、螺軸34の回転操作用角軸部34aから離脱させると共に、図3A及び図5A,Bに示す元の待機位置に戻しておく。
【0026】
上記のようにして、被搬送物支持部P(水平帯板状レール35a,35b)で位置決め停止せしめられている平板状台車Wに水平姿勢の被搬送物支持体17を外嵌させると共に、当該台車Wの左右両側辺に被搬送物支持体17の左右両側辺に装備されている各係止具30a〜30dを嵌合させたならば、昇降駆動手段12により吊り索13を巻き上げて昇降体11を上昇させ、被搬送物支持体17及び当該被搬送物支持体17に係止具30a〜30dを介して支持されている平板状台車Wを水平姿勢のまま昇降体11と共に上昇させる。そして、被搬送物支持体17の四隅が各位置決めガイド41a〜42bから上方に離脱したならば、昇降体11を上昇させながら、又は昇降体11が上昇限位置に達してから、回転駆動手段21の減速機付きモーター23で水平支軸22aを回転駆動し、被搬送物支持体17を水平軸心20の周りに当接部材28a,28bから離れる方向に90度回転させ、当接部材27a,27bに縦枠材26aが当接する垂直姿勢に切り換える。この結果、図1及び図2に示すように、平板状台車Wも被搬送物支持体17と共に垂直姿勢に切り換えられるが、その平板状台車Wは、その下側辺が被搬送物支持体17の下側の一対の固定の係止具30c,30dにより支持され、上側辺が被搬送物支持体17の上側の一対の係止具30a,30bにより係止された状態で、当該被搬送物支持体17に保持される。又、平板状台車Wの左右巾方向の中心を通る前後方向中心線Waは、被搬送物支持体17の回転中心である水平軸心20よりも若干下がった位置にあり、平板状台車Wの荷重によって被搬送物支持体17に水平軸心20の周りの回転力が作用することはない。
【0027】
昇降体11が上昇限位置まで吊り上げられると、図1及び図2に示すように、位置決め手段14の昇降体11側のピン16a,16bと走行体1側の筒状体15a,15bとが互いに嵌合し、昇降体11が走行体1に位置決めされる。又、平板状台車Wを被搬送物保持用係止手段29で保持する被搬送物支持体17は、その回転駆動手段21の減速機付きモーター23の抵抗と当接部材27a,27bとにより、水平軸心20の周りに不測に揺動することはなく、垂直姿勢を保って安定的に昇降体11に吊り下げられるので、走行体1をガイドレール3に沿って走行させることにより、垂直に吊り下げた状態の空の平板状台車Wを、当該平板状台車Wによる搬送経路の始端部位置等、所要場所へ安全に搬送することが出来る。
【0028】
一方、台車積み込み位置の被搬送物支持部Pから空の平板状台車Wが被搬送物支持体17で吊り上げられたならば、各位置決めガイド41a〜42bを駆動手段43の各シリンダーユニット47により元の位置に復帰させておき、次の平板状台車Wの吊下搬送装置への積み込みに備えさせる。
【0029】
吊下搬送される平板状台車Wを受け取る側の台車卸し位置に於ける被搬送物支持部Pでは、各位置決めガイド41a〜42bは、図3Bに示す位置、即ち、台車積み込み位置の被搬送物支持部Pに於いて、被搬送物支持体17の固定の係止具30c,30dを平板状台車Wの一側辺に嵌合させるために各位置決めガイド41a〜42bをシリンダーユニット47で横動させたときの位置、で待機している。しかして、この台車卸し位置に於ける被搬送物支持部Pの上方所定位置に走行体1が停止したならば、昇降体11を昇降駆動手段12の吊り索13の繰り出しにより下降させると共に、回転駆動手段21の減速機付きモーター23で被搬送物支持体17を水平軸心20の周りに当接部材27a,27bから離れる方向に90度回転させ、保持する平板状台車Wと共に当該被搬送物支持体17を当接部材28a,28bに当接する水平姿勢に切り換える。この被搬送物支持体17の水平姿勢も、回転駆動手段21の減速機付きモーター23の抵抗と当接部材28a,28bとにより保持され、昇降体11に対し水平軸心20の周りに不測に揺動させることなく水平姿勢を安定的に保持させて下降させることが出来る。
【0030】
水平姿勢で平板状台車Wを保持する被搬送物支持体17が下降して、その四隅の水平軸ローラー44a,44bが位置決めガイド41a〜42bの内側に嵌入することにより、当該被搬送物支持体17に保持されている平板状台車Wが、その左右巾方向の中心を通る前後方向中心線Waが被搬送物支持部Pに於ける左右巾方向の中心(左右一対の水平帯板状レール35a,35b間の中心)と平面視に於いて重なる位置にセンタリングされる。そして、当該被搬送物支持体17が所定レベルまで下降し、その四隅が各位置決めガイド41a〜42bの支持部48に受け止められたとき、被搬送物支持体17が保持している水平姿勢の平板状台車Wが被搬送物支持部Pの左右一対の水平帯板状レール35a,35b上に移載される。
【0031】
係る状態で、係止具駆動手段40の回転操作部材49をモーター50で低速逆転駆動しながらシリンダーユニット53で前進移動させて、被搬送物支持体17側の螺軸34の回転操作用角軸部34aに回転操作部材49を嵌合させる。この後、シリンダーユニット53をフリーにするか又は当該シリンダーユニット53で回転操作部材49を所定速度で後退移動させながら、回転操作部材49により螺軸34を逆回転駆動してナット部材33に対しねじ戻し、可動部材32を介して一対の係止具30a,30bを後退移動させ、これら係止具30a,30bを平板状台車Wの天板38の一側辺から離脱させる(図5Cから図5Bの状態参照)。尚、回転操作部材49は、更にシリンダーユニット53により摺動台51を後退駆動して、螺軸34の回転操作用角軸部34aから離脱させると共に、図3A及び図5A,Bに示す元の待機位置に戻しておく。
【0032】
次に、被搬送物支持体17の四隅を位置決めしている各位置決めガイド41a〜42bを、駆動手段43の各シリンダーユニット47を同期的に駆動して、これら各位置決めガイド41a〜42bが保持している被搬送物支持体17を、その固定の係止具30c,30dが平板状台車Wの天板38の他側辺から離脱する方向に横動させるように平行移動させ、全ての係止具30a〜30dを平板状台車Wから離脱させて、被搬送物支持体17と平板状台車Wとを切り離す。このときの被搬送物支持体17の位置は、台車積み込み位置の被搬送物支持部Pで待機している平板状台車Wに外嵌するように下降限位置まで下降したときの被搬送物支持体17の位置と同一である。
【0033】
被搬送物支持体17と平板状台車Wとを切り離したならば、昇降駆動手段12の吊り索13を巻き上げて昇降体11を上昇限位置まで上昇させると共に、この昇降体11に対し水平姿勢の被搬送物支持体17を回転駆動手段21の減速機付きモーター23で90度回転させて垂直姿勢に切り換えた後、台車積み込み位置へ走行体1を走行させることが出来る。一方、台車積み込み位置の被搬送物支持部P(左右一対の水平帯板状レール35a,35b上)に降ろされた平板状台車Wは、摩擦駆動等の適当な推進手段で、被搬送物を天板38上に支持して搬送する搬送経路に送り込むことが出来る。又、被搬送物支持部Pから被搬送物支持体17が吊り上げられたならば、各位置決めガイド41a〜42bを駆動手段43の各シリンダーユニット47により元の位置に復帰させておき、次の平板状台車Wの吊下搬送装置からの卸し作業に備えさせる。
【0034】
尚、の構成は、上記実施形態のものに限定されない。例えば、前記固定の係止具30c,30dも、可動の係止具30a,30bと同様に被搬送物支持体17の側辺に対して係脱自在に横動させることが出来るように構成することも出来る。又、可動の係止具を被搬送物支持体17の側辺に対して係脱操作する係止具駆動手段を被搬送物支持体17に搭載しておくことも出来る。勿論、被搬送物保持用係止手段29を構成する係止具の被搬送物に対する係脱操作を手作業で行うものであっても良い。
【0035】
更に、昇降体11に対し被搬送物支持体17を水平姿勢と垂直姿勢とでロックするロック手段、例えば、昇降体11側に設けられたロックピンを適当なアクチェーターで被搬送物支持体17側の係止孔に対し挿脱自在に構成したものであっても良い。又、被搬送物は、平板状台車Wに限定されるものではない。
【0036】
図6及び図7は、本発明に係る被搬送物保持用係止手段29の実施形態を示している。この被搬送物保持用係止手段29は、被搬送物支持体17の縦枠材26a,26bそれぞれの走行方向前後2箇所に取り付けられたクランプ機構60から構成されている。各クランプ機構60は同一構造のもので、平板状台車Wの表面Wfに対面する固定クランプ片61と平板状台車Wの裏面Wrに対面する可動クランプ片62とで平板状台車Wの周辺部を挟むもので、図では、理解し易いように表側の固定クランプ片61と裏側の可動クランプ片62とを平板状台車Wの周辺方向に位置をずらして示しているが、重なり位置に配設することも出来るし、図示のように位置をずらすことも出来る。
【0037】
可動クランプ片62は、昇降体11に対して水平姿勢に回転した被搬送物支持体17の下側に位置する側に配設されたもので、被搬送物支持体17の縦枠材26a,26bの長さ方向と平行になる、即ち、平板状台車Wから離れる退避位置(図7A)と、固定クランプ片61との間で平板状台車Wの周辺部を挟むクランプ位置(図7B,C)とに回転切り換え自在に支軸63により軸支されている。
【0038】
従って、図4に示す被搬送物支持部Pの定位置で待機する水平状態の平板状台車Wを水平姿勢で下降する被搬送物支持体17で受け取らせるときは、図7Aに示すように可動クランプ片62を退避位置に切り換えておき、図7Bに示すように、固定クランプ片61が水平状態の平板状台車Wの表面Wfの周辺部に当接した状態で昇降体11の下降を停止させ、係る状態で可動クランプ片62を支軸63の周りで90度回転させてクランプ位置に切り換えることにより、水平状態の平板状台車Wの周辺部4箇所をそれぞれクランプ機構60で挟むことが出来る。
【0039】
この後、被搬送物支持体17とこれにクランプされた平板状台車Wとを昇降体11により所定高さまで上昇させたならば、昇降体11に対して被搬送物支持体17とこれにクランプされた平板状台車Wとを所定の方向に90度回転させることにより、図6及び図7Cに示すように、平板状台車Wを垂直姿勢に切り換えて吊下搬送することが出来る。このように被搬送物支持体17とこれにクランプされた平板状台車Wとを90度回転させて垂直姿勢に切り換えたとき、下側になる被搬送物支持体17の縦枠材26bと平板状台車Wとの間の隙間分だけ重力で平板状台車Wが被搬送物支持体17に対し下方へ滑動することになるが、このような現象を防止するために、図7に示すように、垂直姿勢に切り換えたときに下側になる被搬送物支持体17の縦枠材26bの内側適当位置、例えば固定クランプ片61の内側、に平板状台車Wの側辺を受け止める受け部材64を付設しておくことが出来る。
【0040】
上記のような受け部材64を設けないで、先に示した実施形態のように、被搬送物支持部Pの定位置で待機する水平状態の平板状台車Wに対し上側の固定クランプ片61が当接するレベルまで水平姿勢の被搬送物支持体17が下降した後、当該被搬送物支持体17を昇降体11と共に水平に横動させ、吊り下げ時に下側になる被搬送物支持体17の縦枠材26bと平板状台車Wの側辺とを当接させ、係る状態で可動クランプ片62をクランプ位置に切り換えた後、昇降体11で被搬送物支持体17を吊り上げ、そして90度回転させて被搬送物支持体17とこれにクランプされた平板状台車Wとを、下側になる被搬送物支持体17の縦枠材26bに平板状台車Wが受け止められた状態で垂直姿勢に切り換えるようにしても良い。
【0041】
可動クランプ片62を回転させて退避位置とクランプ位置とに切り換える手段としては、被搬送物支持体17に付設されたモーターやソレノイドその他のアクチェーターが利用出来るが、勿論、手動で位置切り換えを行うように構成しても良い。又、先の参考実施形態のように、地上側に設置したアクチェーターで可動クランプ片62の支軸63を回転クランプさせるように構成することも可能である。更に、可動クランプ片62を回転自在に軸支したが、出退移動自在に構成することも出来る。このようなクランプ機構60の配設数や配設位置も、上記実施形態に限定されない。
【0042】
【発明の効果】
本発明の吊下搬送装置は以上のように実施し且つ使用することができるものであって、係る本発明の吊下搬送装置によれば、被搬送物を垂直姿勢に吊り下げて占有床面積を小さくした状態で搬送することが出来るので、垂直姿勢にしても差し支えのない空の平板状台車や加工済みの各種パネル等の大型で平板状の被搬送物の搬送設備として活用し、装置の床面利用効率を高めることが出来る。又、本発明の構成によれば、被搬送物支持体は、走行体に昇降自在に吊り下げられた昇降体に、水平姿勢にあるときの左右巾方向の略中央位置で前記走行体の走行方向と平行な水平軸心の周りに回転自在に軸支されているので、水平姿勢で下降させた被搬送物支持体に水平姿勢の被搬送物を被搬送物保持用係止手段で係止保持させ、この後、昇降体による被搬送物支持体の上昇と昇降体に対する被搬送物支持体の回転とで、被搬送物を吊り上げながらその吊り上げ空間内で垂直姿勢に切り換えることが出来、この逆の操作で、垂直姿勢で吊下搬送した被搬送物を水平姿勢で降ろすことが出来るので、地上側に被搬送物回転のための大がかりな設備が不要であり、又、昇降体及び被搬送物支持体を含む装置全体の吊下搬送状態での横巾を小さくし、その搬送経路に必要な占有床面積を非常に小さくすることが出来る。しかも本発明の構成によれば、被搬送物支持体に対する被搬送物保持のための係止手段を構成する一対のクランプ片の内の片側のみを可動に構成すれば良いので、構造が簡単になるばかりでなく、固定のクランプ片を被搬送物に対して当て止めのストッパーと兼用させることになり、被搬送物積み卸し位置の被搬送物支持部で待機する被搬送物を受け取るための昇降体の昇降制御が容易になる。
【0043】
尚、請求項2に記載の構成によれば、昇降体を含む装置全体の吊下搬送状態での高さも非常に小さくすることが出来る。又、請求項3に記載の構成によれば、被搬送物が平板状である場合、吊下搬送状態での被搬送物及び被搬送物支持体を含む装置全体の横巾を大巾に縮小することが出来るだけでなく、吊下搬送状態では、平板状被搬送物の前後上下が被搬送物支持体によって囲まれて保護されることになり、搬送途中の被搬送物に他物が接触して損傷を受けるような不都合も少なくなる。又、係止具は、吊下搬送状態で被搬送物を左右横方向に位置決め出来るものであれば良く、前後走行方向に移動するのを特に阻止する必要がなくなるので、構成がシンプルになると共に安全性も向上する。
【0044】
請求項4に記載の構成によれば、被搬送物支持体を水平姿勢や垂直姿勢に保持するために特別なロック手段を設ける必要がなく、装置をシンプル且つ安価に実施することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 被搬送物の吊下搬送状態に於ける装置の側面図である。
【図2】 図1の一部切欠き正面図である。
【図3】 A図は被搬送物に対し水平姿勢の被搬送物支持体が外嵌した状態での左半分の横断平面図であり、B図は被搬送物に対し水平姿勢の被搬送物支持体の各係止具が係合した状態での右半分の横断平面図である。
【図4】 地上側の被搬送物支持部周りの構成と水平姿勢で昇降する被搬送物支持体とを示す一部縦断正面図である。
【図5】 A図〜C図は参考例として示す被搬送物保持用係止手段の係止具とその駆動手段の動作状態を示す縦断正面図である。
【図6】 本発明に係る被搬送物保持用係止手段の実施形態を示す側面図である。
【図7】 図6の要部縦断面図であって、A図は被搬送物支持体が水平状態で下降するときの状態を示し、B図は被搬送物支持体に被搬送物がクランプされた状態を示し、C図は被搬送物がクランプされた被搬送物支持体が垂直姿勢に吊り下げられた状態を示す。
【符号の説明】
1 走行体
3 ガイドレール
4 パワートロリー
5 フリートロリー
11 昇降体
12 昇降駆動手段
13 吊り索
14 昇降体の位置決め手段
17 被搬送物支持体
20 水平軸心(被搬送物支持体の回転中心)
21 被搬送物支持体の回転駆動手段
23 減速機付きモーター
27a〜28b 当接部材
29 被搬送物保持用係止手段
30a,30b 可動の係止具
30c,30d 固定の係止具
32 可動部材
33 ナット部材
34 螺軸
35a,35b 左右一対の水平帯板状レール
39 位置決め手段
40 係止具駆動手段
41a〜42b 位置決めガイド
43 位置決めガイドの駆動手段
44a,44b 水平軸ローラー
46 摺動台
47 シリンダーユニット
49 ボックススパナ状の回転操作部材
50 モーター
51 摺動台
53 シリンダーユニット
60 クランプ機構
61 固定クランプ片
62 可動クランプ片
64 受け部材
W 平板状台車(被搬送物)
P 被搬送物支持部
Claims (4)
- ガイドレールに案内されて走行する走行体に昇降自在に吊り下げられた昇降体と、当該昇降体に支持され且つ被搬送物保持用係止手段を有する被搬送物支持体と、前記昇降体の昇降駆動手段を備え、前記被搬送物支持体は、水平姿勢にあるときの左右巾方向の略中央位置で前記走行体の走行方向と平行な水平軸心の周りに回転自在に前記昇降体に軸支され、当該被搬送物支持体を水平姿勢と垂直姿勢とに切り換える回転駆動手段が設けられ、前記被搬送物保持用係止手段は、被搬送物の側辺部を表裏両側から挟む開閉自在な複数のクランプ機構から構成されている吊下搬送装置において、前記被搬送物保持用係止手段の各クランプ機構は、被搬送物の一側面側に対面する固定クランプ片と、被搬送物の他側面側に対面するクランプ位置と被搬送物から離れた退避位置との間を運動可能な可動クランプ片とから成り、前記走行体の走行経路中に設定された被搬送物積み卸し位置には、被搬送物を水平姿勢で定位置に支持する被搬送物支持部が設けられ、この被搬送物支持部では、前記可動クランプ片が下側になる水平姿勢で前記被搬送物支持体が下降し、前記固定クランプ片が水平姿勢の被搬送物の上側表面に当接した状態で前記可動クランプ片が退避位置からクランプ位置に運動せしめられるように構成されている、吊下搬送装置。
- 前記昇降体は、垂直姿勢の前記被搬送物支持体の上半部が間に入り込む側面形状が門形のもので、その前後両支柱部の下端部間に前記被搬送物支持体の前後両側部が軸支されている、請求項1に記載の吊下搬送装置。
- 前記被搬送物支持体は、平板状の被搬送物の周囲を囲む矩形枠状のもので、前記被搬送物保持用係止手段の固定クランプ片と可動クランプ片とは、当該被搬送物支持体の内側に入り込んだ状態の被搬送物の側辺を係止する、請求項1又は2に記載の吊下搬送装置。
- 前記昇降体は、被搬送物支持体の垂直姿勢と水平姿勢との間の回転のみを許す回転範囲規制用当接部材を備え、前記回転駆動手段は減速機付きモーターから成り、この減速機付きモーターの抵抗により被搬送物支持体を垂直姿勢と水平姿勢とに保持するように構成された、請求項1〜3の何れか1項に記載の吊下搬送装置。
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