JPH06135538A - 組み込み工程の搬送設備 - Google Patents

組み込み工程の搬送設備

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JPH06135538A
JPH06135538A JP4283362A JP28336292A JPH06135538A JP H06135538 A JPH06135538 A JP H06135538A JP 4283362 A JP4283362 A JP 4283362A JP 28336292 A JP28336292 A JP 28336292A JP H06135538 A JPH06135538 A JP H06135538A
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Kazutaka Mera
和隆 米良
Takaaki Yamada
高明 山田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 第2部材Bを支持した台車30は、台車駆動装
置45の走行力を受けて床側経路36を走行し、重合経路部
65で台車駆動装置45による走行力付与が解除される。ハ
ンガー装置20で第1部材Aを支持している移動体10は天
井側経路5を移動し、重合経路部で伝動部25が受動部37
に係合し、以降において台車30を一体的に移動させる。
移動中に支持部34を上昇させ、第1部材Aに対して第2
部材Bを下方から組み込み、固定し得る。 【効果】 台車駆動装置により床側経路を走行してきた
台車は、重合経路部では台車駆動装置からの移動力を断
ったのち移動体と一体化して走行でき、簡単な構成と制
御でありながら、同期移動を、等速で相対的に位置ずれ
することなく、円滑に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車製作工場におい
て、車体に内燃機関(エンジン)を組み込むラインなど
に採用される組み込み工程の搬送設備に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものとしては、たとえば
図7,図8に示す構成が提供されている。すなわち車体
Aを支持搬送する吊り下げ搬送装置70は、トロリ案内用
レール71と、その上方に架設されたガイドレール72と、
前記トロリ案内用レール71に支持案内されるトロリ装置
73と、このトロリ装置73に取り付けた支持装置74と、前
記ガイドレール72に支持案内されて前記トロリ装置73に
移動力を付与するチェーン使用の駆動装置75などから構
成され、天井側経路76上で車体Aの搬送を行っている。
【0003】そして前記車体Aに組み込まれる内燃機関
Bを支持搬送する台車搬送装置80は、複数の車輪81を有
する台車82に、昇降動装置83を介して内燃機関Bの支持
部84を設けて構成している。さらに台車82の前後部から
は受動ピン85が垂設され、この受動ピン85の上方からの
突入を許するピット86が床87側に形成されている。
【0004】このピット86内には上下二段にガイドレー
ル88,89が配設され、上段のガイドレール88は、前記受
動ピン85が係脱自在な可動体(台車)90を支持案内し、
また下段のガイドレール89は、前記可動体90に移動力を
付与する駆動装置(チェーン)91を支持案内する。これ
により台車72は床側経路92上で内燃機関Bの搬送を行っ
ている。
【0005】この従来構成によると、床側経路92の少な
くとも一部は天井側経路76に対して上下で対向してお
り、この対向部ではトロリ装置73と台車82とを同期して
移動させている。そして同期移動中において、昇降動装
置83により支持部84を上昇させ、これにより内燃機関B
を車体Aに下方から組み込んだのち、作業者が所期の固
定を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式による
と、対向部でのトロリ装置73と台車82との移動は、いず
れか一方が早く、または遅く移動したり、あるいは等速
でありながら相対的に位置ずれして移動したりし易く、
同期移動は円滑に行えず、また制御も複雑になる。さら
に台車82は昇降動装置83など作動部を有しており、その
動力源として、バッテリや油圧ユニットを搭載すること
で、台車82の大形化、複雑化を招いている。
【0007】本発明の目的とするところは、簡単な構成
と制御でありながら、天井側経路と床側経路との同期移
動を常に円滑にかつ確実に行え、しかも動力源は台車を
大形化することなく設け得る組み込み工程の搬送設備を
提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明の組み込み工程の搬送設備は、天井側のレ―ル
に支持案内されて天井側経路を移動自在な移動体を設
け、この移動体の下部に第1部材を支持するハンガー装
置を設けるとともに、このハンガー装置の下部に伝動部
を形成し、床側のガイド部に受動体を介して案内されて
床側経路を移動自在な台車を設けるとともに、前記受動
体を介して台車に走行力を付与する台車駆動装置を設
け、前記台車は、昇降自在な支持部を介して第2部材を
昇降自在に支持するとともに、受動部を有し、両経路が
上下で対向する重合経路部を形成し、この重合経路部で
は、前記受動体に対する台車駆動装置の走行力付与を解
除するとともに、前記受動部を前記伝動部に係合すべく
構成している。
【0009】そして本第2発明の組み込み工程の搬送設
備は、台車駆動装置を、第1ならびに第2のガイドレー
ルと、第1のガイドレールに支持案内されかつ複数の係
合体を有する無端状の駆動体と、第2のガイドレールに
支持案内されかつ前記係合体との間で係脱自在な被係合
体を有する可動体とにより構成し、重合経路部で、前記
被係合体と係合体との係合を解除すべく構成し、可動体
と固定部側との間に給電装置を設けるとともに、台車の
受動体と可動体との間で通電可能に構成している。
【0010】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、第2部材
を支持した台車は、受動体を介して台車駆動装置側の走
行力を受けて床側経路を走行し、そして重合経路部に入
った箇所で、台車駆動装置による走行力付与が解除され
て停止し、待機される。この状態で、ハンガー装置で第
1部材を支持している移動体が天井側経路を移動して重
合経路部に入ったとき、ハンガー装置の伝動部が台車の
受動部に係合し、以降において台車は移動体の移動力に
より一体的に移動される。
【0011】このようにして移動体と台車とを重合経路
部で一体的に移動させながら、支持部を上昇させて第1
部材に対して第2部材を下方から組み込み、その後に固
定作業が行われる。所期の組み込み作業を終え、一体化
した両部材をハンガー装置と台車とのいずれかに預けた
状態で、重合経路部の終端部近くでハンガー装置側の伝
動部が台車の受動部から外れ、この前後において受動体
が台車駆動装置に係わり合い、台車は台車駆動装置の移
動力を受けて床側経路を走行する。
【0012】また本第2発明の構成によると、台車駆動
装置では、被係合体と係合体とを係合させることで、駆
動体の移動力により台車を走行し得る。そして被係合体
と係合体との係合を解除することで、台車は移動体の移
動力により走行し得る。このような台車の走行中におい
て、この台車側の各作動部や制御部には、給電装置や受
動体などを介して電力が供給される。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1〜図6に基づ
いて説明する。図1〜図3において、1は断面I形のレ
―ルで、天井梁側の架設レール2に取付けブラケット3
を介して支持され、この取付けブラケット3が結合する
側面とは反対側の側面には信号・給電装置4が全長に亘
って配設される。
【0014】前記レ―ル1に支持案内されて天井側経路
5上を移動自在な自走体(移動体の一例)10は、走行方
向において複数個(実施例では2個)のトロリ本体11を
有し、これらトロリ本体11の上部に軸受を介して左右方
向の軸12を取付けるとともに、これら軸12に前記レ―ル
1の上面に載置自在な輪体13を設け、さらに各トロリ本
体11に、レ―ル1の上端両側と下端両側に当接自在な横
振れ防止用ロ―ラ14を取付けている。
【0015】両トロリ本体11間は、平枠状の受動フレー
ム15を介して連結されている。そして1個(実施例では
前部)のトロリ本体11には、その軸12に連動する走行駆
動装置16が取付けられ、さらに、この特定されたトロリ
本体11には、前記信号・給電装置4に摺接自在な集電装
置17が取付けられている。なお前記受動フレーム15は、
その長さを自走体10よりも長く設定しており、そして両
側面を受動面15Aに形成している。
【0016】前記受動フレーム15にハンガー装置20が連
設されている。すなわちハンガー装置20は、受動フレー
ム15の下方に連結ピンなどを介して取付けた平枠状のフ
レーム21と、このフレーム21から下方へ連設された前後
ならびに左右でそれぞれ一対の縦杆22と、これら縦杆22
の中間部や下端部に回動自在に、または固定して設けた
前部受け具23ならびに後部受け具24などにより構成さ
れ、各受け具23,24を介して、第1部材の一例である車
体Aを支持する。その際に、複数の受け具23,24を使い
分けることにより、複数の車種に対応し得る。そして前
部受け具23の前向きの面側は後押し形式の伝動部25に形
成され、また各受け具23,24の遊端などには、位置決め
孔26が上下方向に形成されている。
【0017】上記構成において前記自走体10は、走行駆
動装置16を作動して輪体13を強制回転させることで、複
数の輪体13によりレ―ル1に支持され、かつ複数の横振
れ防止用ロ―ラ14により横振れが防止された状態で天井
側経路5を移動する。その際に自走体10への給電は、信
号・給電装置4に集電装置17が摺接することで行われ、
そして地上制御部と自走体10の制御盤(図示せず)との
間で信号の授受が行われて、停止、走行の制御、速度制
御、ならびに在席確認などが行われる。このようにして
走行する自走体10は、ハンガー装置20の受け具23,24を
介して車体Aを支持している。
【0018】なお天井側経路5の別の工程経路部では、
走行駆動装置16による駆動が断たれ、図1の仮想線で示
すように、駆動装置28に連動した駆動ローラ29を前記受
動フレーム15の受動面15Aに圧接させることで、自走体
10側に所期の速度による移動力が付与される。
【0019】図1、図4、図5において、第2部材の一
例である内燃機関Bを支持搬送する台車30は、本体31
と、この本体31の下部に設けた複数の車輪32と、本体31
の中央部に昇降動装置33を介して配設した支持部34とに
より構成され、この支持部34を介して内燃機関Bの支持
を行う。そして本体31の前部には、受動体の一例である
受動ピン35が昇降動装置(図示せず。)の作動により昇
降自在に設けられ、この受動ピン35を床側のガイド部
(後述する。)に案内させることで、台車30は無端状の
床側経路36上で移動自在となる。
【0020】さらに台車30には、昇降動装置(図示せ
ず。)の作動により昇降自在でかつ上昇時に前記伝動部
25が後方から当接自在な受動部37と、揺動装置(図示せ
ず。)の作動により受動部37との間で前部受け具23を前
後から挟持自在なクランプ具38と、昇降動装置(図示せ
ず。)の作動により前記位置決め孔26に対して下方から
係脱自在な位置決めピン39などが設けられる。
【0021】前記車輪32を介して台車30を支持する床板
(床)40は、架枠41の上に配設され、その際に床板40に
床側経路36に一致したスリット42を形成するとともに、
このスリット42に前記受動ピン35を上方から突入させて
いる。このスリット42が床側のガイド部の一例となる
が、ガイド部は後述する可動体の移動を案内するガイド
レールなどであってもよい。
【0022】前記架枠41内には、前記スリット42に沿っ
た台車駆動装置45が配設され、この台車駆動装置45は、
前記受動ピン35を介して台車30に走行力を付与する。す
なわち台車駆動装置45は、下位となる第1ガイドレール
46と、上位となる第2ガイドレール47とを有する。前記
第1ガイドレール46は、無端状の駆動体の一例である駆
動チェーン48を支持案内し、この駆動チェーン48は、前
記第1ガイドレール46に支持案内される多数のローラを
49を有するとともに、複数の係合体50を所定間隔置きで
上向きに有する。
【0023】前記第2ガイドレール47は、複数台の可動
体51を支持案内するもので、これら可動体51はトロリ形
式からなる。すなわち可動体51は、走行方向において複
数個(実施例では4個)のトロリ本体52を有し、これら
トロリ本体52に前記第2ガイドレール47に支持案内され
る多数のローラを53を設けるとともに、前後のトロリ本
体52間を連結杆54を介して連結している。
【0024】そして前部のトロリ本体52の下部に、前記
係合体50との間で係脱自在な被係合体55を設けている。
また二番目のトロリ本体52から筒体56が立設され、この
筒体56に対して前記受動ピン35が上方から嵌合自在とな
る。さらに二番目のトロリ本体52には集電装置57が設け
られ、この集電装置57が摺接自在な信号・給電レール58
が、床板40の下面側に固定してある。これら集電装置57
と信号・給電レール58とにより、可動体51と固定部側と
の間に設けた給電装置59を構成する。
【0025】そして集電装置57からの配線60を筒体56に
至らせるなどして、この筒体56と受動ピン35との嵌合を
利用して、台車30の受動ピン35と可動体51との間で通電
を可能にしている。なお少なくとも二番目のトロリ本体
52は、その両側にローラ61を有し、これらローラ61を支
持案内する受け板62が第2ガイドレール47に固定されて
いる。
【0026】上記のように台車30や台車駆動装置45など
が構成されていることから、駆動チェーン48の移動力
は、係合体50と被係合体55とを介して可動体51に伝達さ
れ、この可動体51は第2ガイドレール47に支持案内され
て移動する。このとき筒体56に受動ピン35が上方から嵌
合しており、したがって台車30は可動体51と一体化して
走行することになる。
【0027】さらに可動体51の移動に伴って信号・給電
レール58に集電装置57が摺接し、これにより集電した電
力が、配線60や筒体56や受動ピン35を介して台車30側に
与えられる。したがって、この電力を源にして、昇降動
装置33を作動させて支持部34を昇降させたり、同様に受
動部37や位置決めピン39を昇降動させたり、あるいは別
な作動部を作動させ得る。
【0028】図1、図6に示すように、前記天井側経路
5に対して床側経路36の一部が上下で対向する重合経路
部65が形成され、この重合経路部65では、前記受動ピン
35に対する台車駆動装置45側からの走行力付与を解除す
べく構成してある。すなわち重合経路部65では、たとえ
ば第1ガイドレール46を第2ガイドレール47に対して側
方(または下方)へ逃がし、これにより被係合体55に対
して係合体50の係合を解除している。そして、この係合
を解除する位置において、前記受動部37に対して伝動部
25が後方から当接すべく構成してある。
【0029】次に上記実施例の作用を説明する。重合経
路部65から出てきた空の台車30は、係合体50と被係合体
55とが係合することで可動体51と一体化し、駆動チェー
ン48の移動力を受けて床側経路36を走行する。そして台
車30は所定の箇所で停止し、下降している支持部34に対
して、移載装置の作動や手動作業により内燃機関Bが載
置される。
【0030】このようにして内燃機関Bを支持した台車
30は、前述と同様にして床側経路36を走行し、そして重
合経路部65に入った箇所で、被係合体55に対して被係合
体50が側方へ逃げて係合が解除され(図1参照)、駆動
チェーン48の移動力を受けなくなるとともに、ストッパ
ー装置(図示せず。)などにより停止され、待機状態に
なる。
【0031】この状態で、ハンガー装置20で車体Aを支
持している自走体10が天井側経路5を移動して重合経路
部65に入ってくる。そして自走体10が重合経路部65に入
ったときに、ハンガー装置20側の伝動部25が台車30の上
昇している受動部37に後方から当接し、以降において台
車30は自走体10の移動力により一体的に移動することに
なる。
【0032】その際に、クランプ具38の作動により一体
化はより確実に行われ、また位置決めピン37を上昇させ
て位置決め孔26に下方から嵌合させることで、ハンガー
装置20と台車30との位置決めが行われる。なお必要なら
ば、台車30側の位置決めピンを車体Aに直接に作用させ
て位置決めを行ってもよい。
【0033】このようにして相対的に位置決めされた自
走体10と台車30とを重合経路部65で一体的に移動させな
がら、昇降動装置33の作動により支持部34を上昇させ、
以て車体Aに対して内燃機関Bを下方から組み込み、そ
の後に、重合経路部65の側方に設けた自動組立装置の作
動や手動作業により固定作業が行われる。このような組
み立み作業中において台車30側の各作動部や制御部に
は、給電装置59や受動ピン35などを介して電力が供給さ
れる。
【0034】所期の組み込み作業を終えた状態で、まず
クランプ具38や位置決めピン39による一体化、位置決め
などが解除され、そして重合経路部65の終端部近くで台
車30の受動部37が下降してハンガー装置20側の伝動部25
から外れる。この前後において係合体50と被係合体55と
の係合が行われ、台車30は駆動チェーン48の移動力を受
けて床側経路36を走行する。
【0035】上記実施例では、第1部材である車体Aに
対して第2部材である内燃機関Bを下方から組み込み、
そして一体物を天井側経路5で搬出しているが、これは
第1部材を第2部材に上方から組み込み、そして一体物
を床側経路36で搬出する形式であってもよい。
【0036】上記実施例では、台車駆動装置45として駆
動チェーン48などからなるコンベヤ形式を示したが、本
第1発明においてはシャトル形式など他の実施例も可能
である。
【0037】上記実施例のように移動体として自走体10
を採用したときには、搬送速度を、作業部では低速に、
かつ非作業部では高速にと任意に変更でき、全体として
能率のよい搬送を行うことができる。しかし本発明の移
動体としては、チェーン式の駆動装置により移動される
トロリ体などであってもよい。
【0038】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、台車駆
動装置により床側経路を走行してきた台車は、重合経路
部では台車駆動装置からの移動力を断ったのち移動体と
一体化して走行でき、簡単な構成と制御でありながら、
同期移動を、等速で相対的に位置ずれすることなく、円
滑に行うことができる。
【0039】そして本第2発明の構成によると、床側経
路における台車に対する走行力の付与と解除とは、簡単
な構成の台車駆動装置により常に確実に行うことがで
き、しかも台車の各作動部に対する動力源は、台車を大
形化、複雑化することなく設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、組み込み工程の搬送
設備の正面図である。
【図2】同天井側経路部の側面図である。
【図3】同ハンガー装置部の一部切り欠き平面図であ
る。
【図4】同床側経路部の側面図である。
【図5】同床側経路部の要部の縦断正面図である。
【図6】同全体の経路状態を示す概略平面図である。
【図7】従来例を示し、搬送設備の同期走行部の側面図
である。
【図8】同搬送設備の同期走行部の正面図である。
【符号の説明】
1 レ―ル 5 天井側経路 10 自走体(移動体) 15 受動フレーム 15A 受動面 16 走行駆動装置 20 ハンガー装置 23 前部受け具 24 後部受け具 25 伝動部 26 位置決め孔 30 台車 33 昇降動装置 34 支持部 35 受動ピン(受動体) 36 床側経路 37 受動部 38 クランプ具 39 位置決めピン 40 床板(床) 42 スリット(ガイド部) 45 台車駆動装置 46 第1ガイドレール 47 第2ガイドレール 48 駆動チェーン(駆動体) 50 係合体 51 可動体 55 被係合体 56 筒体 57 集電装置 58 信号・給電レール 59 給電装置 65 重合経路部 A 車体(第1部材) B 内燃機関(第2部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米良 和隆 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 山田 高明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井側のレ―ルに支持案内されて天井側
    経路を移動自在な移動体を設け、この移動体の下部に第
    1部材を支持するハンガー装置を設けるとともに、この
    ハンガー装置の下部に伝動部を形成し、床側のガイド部
    に受動体を介して案内されて床側経路を移動自在な台車
    を設けるとともに、前記受動体を介して台車に走行力を
    付与する台車駆動装置を設け、前記台車は、昇降自在な
    支持部を介して第2部材を昇降自在に支持するととも
    に、受動部を有し、両経路が上下で対向する重合経路部
    を形成し、この重合経路部では、前記受動体に対する台
    車駆動装置の走行力付与を解除するとともに、前記受動
    部を前記伝動部に係合すべく構成したことを特徴とする
    組み込み工程の搬送設備。
  2. 【請求項2】 台車駆動装置を、第1ならびに第2のガ
    イドレールと、第1のガイドレールに支持案内されかつ
    複数の係合体を有する無端状の駆動体と、第2のガイド
    レールに支持案内されかつ前記係合体との間で係脱自在
    な被係合体を有する可動体とにより構成し、重合経路部
    で、前記被係合体と係合体との係合を解除すべく構成
    し、可動体と固定部側との間に給電装置を設けるととも
    に、台車の受動体と可動体との間で通電可能に構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の組み込み工程の搬送設
    備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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