JPH06135354A - 舵角センサのための中立点検出装置 - Google Patents

舵角センサのための中立点検出装置

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JPH06135354A
JPH06135354A JP28785092A JP28785092A JPH06135354A JP H06135354 A JPH06135354 A JP H06135354A JP 28785092 A JP28785092 A JP 28785092A JP 28785092 A JP28785092 A JP 28785092A JP H06135354 A JPH06135354 A JP H06135354A
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steering angle
vehicle
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angle sensor
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Tokukazu Endo
徳和 遠藤
Yuichi Kubota
有一 久保田
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 舵角センサの中立点を正確に検出する。 【構成】 車速センサ20及び車速演算回路20aは車
速Vを検出する。前方監視センサ30及び前方車両位置
演算回路30aは前方車両までの車間距離Yと前方車両
の横方向へのずれ量Xを検出する。マイクロコンピュー
タ40は、車速Vが60km/h以上、車間距離Yが35m
〜70m、かつずれ量Xが1m未満である状態が30秒
以上続いたとき、舵角センサ10及びハンドル舵角演算
回路10aによって検出されたハンドル舵角θh の平均
値θhaを舵角センサ10の中立点θhnとして設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハンドル舵角を検出す
る舵角センサのための中立点検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば特開平1
−94061号公報に示されているように、車両は直進
走行している機会が最も多いことを前提として、ハンド
ル舵角を所定舵角ずつ複数のブロックに分割し、所定時
間毎に舵角センサによって検出されるハンドル舵角が属
する頻度が最も高いブロックを表すハンドル舵角を舵角
センサの中立点としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車両は大きな
半径で長時間定常円旋回する場合があり、このような場
合には上記従来の装置では前記定常円旋回するためのハ
ンドル舵角が舵角センサの中立点として決定されてしま
うことがある。本発明は上記問題に対処するためになさ
れたもので、その目的は舵角センサの中立点を正確に検
出する舵角センサのための中立点検出装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成上の特徴は、ハンドル舵角を検出する
舵角センサのための中立点検出装置において、車速を検
出する車速検出手段と、前方車両までの距離及び前方車
両の横方向への偏位量を検出する前方車両検出手段と、
前記検出された車速が所定車速以上であって前記検出さ
れた前方車両までの距離が所定距離以上かつ前記検出さ
れた前方車両の横方向への偏位量が所定量未満の状態が
所定時間以上続いたとき舵角センサにより検出されてい
るハンドル舵角を中立点として決定する中立点決定手段
とを備えたことにある。
【0005】
【発明の作用・効果】上記のように構成した本発明にお
いては、車両が所定車速以上で走行しているとき、所定
距離以上離れかつ横方向への偏位量が所定量未満である
前方車両が所定時間以上存在することに基づいてハンド
ル舵角の中立点が決定されるので、車両が直進路を走行
したときにのみハンドル舵角の中立点が決定されること
になる。したがって、本発明によれば、車両の直進状態
の検出精度が高くなり、中立点の検出精度も高くなる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1はハンドル舵角の中立点を検出する中立点
検出装置をブロック図により示している。この中立点検
出装置は舵角センサ10、車速センサ20、前方監視セ
ンサ30及びマイクロコンピュータ40を備えている。
【0007】舵角センサ10は、図2,3に示すよう
に、ハンドル11により回転駆動される操舵軸12に固
定された円板13と、同円板13の外周上に設けられた
ピックアップ装置14とを備えている。円板13の周縁
部には所定幅のスリット13aが設けられるとともに円
板13の径方向中間部には所定角度毎に複数のスリット
13bが全周に渡って設けられている。ピックアップ装
置14はスリット13aを検知する光検知器14aを備
え、同検知器14aはハンドル11がほぼ中立位置にあ
るとき検出信号を出力する。また、ピックアップ装置1
4はスリット13bを検知する一対の光検知器14b,
14bも備え、同検知器14b,14bは円板13の回
転に応じて位相のずれた矩形波パルス列信号を発生す
る。これらの光検知器14a,14b,14bにはハン
ドル舵角演算回路10aが接続されており、同演算回路
10aは光検知器14aからの検出信号をそのままマイ
クロコンピュータ40に出力するとともに、光検知器1
4b,14bからの矩形波パルス信号に基づいて基準位
置(車両発進時のハンドル舵角)に対するハンドル舵角
θh を計算して同舵角θh を表す検出信号をマイクロコ
ンピュータ40に出力する。
【0008】車速センサ20は変速機(図示しない)の
出力軸の回転をピックアップして同回転速度に反比例し
た周期の矩形波パルス列信号を出力する。この車速セン
サ20には車速演算回路20aが接続されており、同演
算回路20aは前記矩形波パルス列信号に基づいて車速
Vを表す検出信号をマイクロコンピュータ40に出力す
る。前方監視センサ30はスキャンレーザレーダ、CC
Dカメラなどを備え、図4に示すような前方車両までの
車間距離Yと前方車両が本車両の中心線からずれている
角度δとを検出して両検出結果Y,δを表す検出信号を
出力する。前方監視センサ30には前方車両位置演算回
路30aが接続されており、同演算回路30aは前記前
方車両までの車間距離Yをマイクロコンピュータ40に
そのまま出力するとともに、前記両検出結果Y,δに基
づいて前方車両が本車両の中心線から横にずれているず
れ量Xを計算して同ずれ量Xを表す検出信号をマイクロ
コンピュータ40に出力する。マイクロコンピュータ4
0はCPU、ROM、RAM、タイマなどからなり、所
定時間T0 毎に図5のフローチャートに示したプログラ
ムを実行して舵角センサ10の中立点を演算する。
【0009】次に、上記のように構成した実施例の動作
を説明する。イグニッションスイッチ(図示しない)が
投入されると、マイクロコンピュータ40は図5のフロ
ーチャートに対応したプログラムを所定時間T0 毎に繰
り返し実行する。ステップ102においてはハンドル舵
角演算回路10aを介して舵角センサ10の光検知器1
4aからの検出信号を入力して、ハンドル11がほぼ中
立位置にあるか否かを判定する。ステップ104におい
ては車速演算回路20aから車速Vを表す検出信号を入
力して、車速Vが60km/h以上であるか否かを判定す
る。ステップ106においては前方車両位置演算回路3
0aから前方車両が本車両の中心線から横へずれている
ずれ量Xを入力して、同ずれ量Xの絶対値|X|が1m
未満であるか否かを判定する。ステップ108において
は前方車両位置演算回路30aから前方車両までの車間
距離Yを入力して、同距離Yが35m以上70m未満で
あるか否かを判定する。ステップ110においてはハン
ドル舵角演算回路10aからハンドル舵角θh を入力し
て、同舵角θh と平均ハンドル舵角θhaとの差の絶対値
|θh−θha| が10度未満であるか否かを判定する。
この平均ハンドル舵角θhaは直進状態にある車両の検出
ハンドル舵角θh の所定時間に渡る平均値を示すもの
で、車両が直進状態にないときにはハンドル舵角θh に
設定されている。
【0010】いま、車両が直進路を高速で走行しておら
ずまたは前方に車両が存在しなければ、ステップ102
〜110の処理のいずれかで「NO」と判定してプログ
ラムをステップ112,114に進める。ステップ11
2においてはハンドル舵角演算回路20aから入力した
ハンドル舵角θh を平均ハンドル舵角θhaとして設定
し、ステップ114にてタイマカウント値Tm を「0」
に設定する。これらのステップ112,114の処理
後、ステップ126にてこのプログラムの実行を終了す
る。
【0011】車両が直進路を高速で走行すれば、ステッ
プ102,104にて共に「YES」と判定してプログ
ラムをステップ106以降へ進める。このとき、本車両
の前方35m〜70mの範囲に車両が存在すれば、ステ
ップ106,108にて共に「YES」と判定してプロ
グラムをステップ110以降へ進める。なお、これらの
ステップ106,108における前方車両の横方向への
ずれ量Xと前方車両との車間距離Yは、半径500mの
カーブを車両が走行しているときに車間距離Yが35m
で前方車両の横方向へのずれ量が1mになることと、車
間距離Yがあまり大きくなると前記ずれ量X及び車間距
離Yの検出精度が低くなることに基づいて定められてい
る。さらに、検出されたハンドル舵角θh が大きく変動
していなければ、ステップ110にて「YES」と判定
してプログラムをステップ116に進める。ステップ1
16においてはタイマカウント値Tm が30秒以上であ
るか否かを判定する。
【0012】いま、前記のような車両の直進走行状態が
30秒以上続いていなければ、ステップ116にて「N
O」と判定してプログラムをステップ118,120に
進める。ステップ118においては、ハンドル舵角演算
回路10aからの検出ハンドル舵角θh と平均ハンドル
舵角θhaとの平均値(θh+θha)/2を計算して、平均ハ
ンドル舵角θhaを前記計算した平均値(θh+θha)/2に
更新する。ステップ120においてはタイマカウント値
Tm にこのプログラムの実行間隔を表す所定時間値T0
を加算する。これらのステップ118,120の処理
後、ステップ126にてこのプログラムの実行を終了す
る。そして、前記のような車両の直進走行状態が継続す
る限り、ステップ100〜110,116〜120,1
26からなる処理が繰り返し実行されて、平均ハンドル
舵角θhaが更新され続けるとともに、タイマカウント値
Tm は増加する。
【0013】このような状態で、タイマカウント値Tm
が30秒以上になると、ステップ116にて「YES」
と判定してプログラムをステップ122,124に進め
る。ステップ122においては平均ハンドル舵角θhaを
ハンドル舵角θh の中立点を表す中立ハンドル舵角θhn
として設定する。ステップ124においてはタイマカウ
ント値Tm を「0」に初期設定して次の中立ハンドル舵
角θhnの検出のための準備をする。これらのステップ1
22,124の処理後、ステップ126にてこのプログ
ラムの実行を終了する。このように、車両が60km/h以
上の高速で走行しているときに、前方車両との車間距離
Yが35m〜70mで前方車両の横方向へのずれ量が1
m未満である状態が30秒以上続いたことに基づいて車
両が直進走行していると判定されて、そのときのハンド
ル舵角θh の平均値θhaが舵角センサ10の中立点(中
立ハンドル舵角θhn)として決定されるので、同中立点
が正確に検出されるようになる。
【0014】そして、このようにして決定された舵角セ
ンサ10の中立点(中立ハンドル舵角θhn)を表す信号
はハンドル舵角演算回路10aに出力される。ハンドル
舵角演算回路10aは前記計算したハンドル舵角θh か
ら前記中立ハンドル舵角θhnを減算して真のハンドル舵
角θh−θhn として図示しない他の装置へ出力し、同真
のハンドル舵角θh−θhn は他の装置にて各種車両の制
御に利用される。その結果、各種車両の制御が精度よく
行われるようになる。
【0015】なお、上記実施例においては、前方車両の
横方向の変位量としてずれ量(距離)Xを用いるようし
たが、前方監視センサ30により検出された角度δを前
方車両の横方向へのずれ量Xの代わりに用いてもよい。
また、上記実施例における舵角センサのための中立点検
出装置を他の方法による中立点検出装置と併用してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す舵角センサのための
中立点検出装置のブロック図である。
【図2】 舵角センサの取り付け状態を示す概略図であ
る。
【図3】 舵角センサの概略平面図である。
【図4】 (A)は直進路を走行中の本車両と前方車両と
の関係を示す図、(B)はカーブを走行中の本車両と前方
車両との関係を示す図である。
【図5】 図1のマイクロコンピュータにて実行される
プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
10…舵角センサ、10a…ハンドル舵角演算回路、2
0…車速センサ、20a…車速演算回路、30…前方監
視センサ、30a…前方車両位置演算回路、40…マイ
クロコンピュータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル舵角を検出する舵角センサのた
    めの中立点検出装置において、車速を検出する車速検出
    手段と、前方車両までの距離及び前方車両の横方向への
    偏位量を検出する前方車両検出手段と、前記検出された
    車速が所定車速以上であって前記検出された前方車両ま
    での距離が所定距離以上かつ前記検出された前方車両の
    横方向への偏位量が所定量未満の状態が所定時間以上続
    いたとき舵角センサにより検出されているハンドル舵角
    を中立点として決定する中立点決定手段とを備えたこと
    を特徴とする舵角センサのための中立点検出装置。
JP28785092A 1992-10-26 1992-10-26 舵角センサのための中立点検出装置 Expired - Lifetime JP2936921B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030039688A (ko) * 2001-11-14 2003-05-22 현대자동차주식회사 차량 조향장치의 직진성 유지 시스템 및 그 제어방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030039688A (ko) * 2001-11-14 2003-05-22 현대자동차주식회사 차량 조향장치의 직진성 유지 시스템 및 그 제어방법

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