JPH0613526B2 - 結晶性セフロキシムアクセチルの製法 - Google Patents

結晶性セフロキシムアクセチルの製法

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JPH0613526B2
JPH0613526B2 JP59155694A JP15569484A JPH0613526B2 JP H0613526 B2 JPH0613526 B2 JP H0613526B2 JP 59155694 A JP59155694 A JP 59155694A JP 15569484 A JP15569484 A JP 15569484A JP H0613526 B2 JPH0613526 B2 JP H0613526B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセファロスポリンの改善またはセファロスポリ
ンに関する。より特定的には本発明はセフロキシム1−
アセトキシエチルエステル(セフロキシムアクセチル)
の製造における改善に関する。
(6R,7R)−3−カルバモイルオキシメチル−7−〔(Z)
−2−(フル−2−イル)−2−メトキシイミノアセト
アミド〕セフ−3−エム−4−カルボン酸は「セフロキ
シム」という公認された名称を有している。この化合物
はグラム陽性およびグラム陰性微生物に対する高い広域
スペクトル活性により特性づけられる価値ある抗生物質
である。この性質は広範囲のグラム陰性菌により産生さ
れるβ−ラクタマーゼに対するこの化合物の非常に高い
安定性によって増強される。これは哺乳類の体内では良
好に認容されそして臨床的実用において抗生物質として
広く使用されている。セフロキシムおよびその塩は主と
して注射可能な抗生物質として価値がある。その理由は
それらは胃腸管からはわずかしか吸収されずそして従っ
て経口投与の後には血清および尿中には低濃度でしか存
在しないからである。従って経口投与後胃腸管から吸収
されうる形態のセフロキシムに対する要求が存在してい
る。
本発明者らはセフロキシムのカルボキシル基の適当なエ
ステル化が経口投与における有効性を改善することを発
見した。そのような適当なエステル化作用基の存在は胃
腸管からのその化合物の有意の吸収の結果を与える。こ
の場合このエステル化作用基は例えば血清または体組織
中に存在する酵素によって加水分解されて抗生物質的に
活性な本来の酸を生成させる。経口投与において有効で
あるためには、そのエステルは有意の分解を受けること
なく吸収部位に到達するに充分なだけ安定でなくてはな
らず、適当な部位に到達した時には充分に吸収されなく
てはならず、そして全身性エステラーゼによる加水分解
を充分に受けてエステル吸収後の短時間に本来の酸を遊
離させるものでなくてはならない。英国特許第1571683
号明細書は多数のセフロキシムエステルを経口投与可能
抗生物質として有意に価値あらしめる性質を有するもの
として開示している。
英国特許第1571683号明細書記載のエステルのうちで本
発明者らはセフロキシムアクセチルが特に興味あるもの
であることを見出した。この生成物は1−アセトキシエ
チル基中の1位に不斉炭素原子を有しており、そして従
ってRおよびS異性体またはそれらの混合物の形で存在
しうる。英国特許第1571683号明細書に例示の前記エス
テルの製造法は比較的不純な無晶形の物質かまたは結晶
性物質の形の物質を生成させる。更にこの明細書記載の
方法により製造された結晶性物質は一般にR異性体また
にS異性体のいずれかの形態をより多く含有している。
しかしながら投与に対しては約1:1の比が有利であ
る。従ってこの結晶性生成物は投与に対して理想的には
適当ではない。
ここに本発明者らは高純度結晶形態でそして高収率でセ
フロキシムアクセチルを取得しうる方法を開発すること
に成功した。そのような生成物は活性化合物の高純度形
態であるという点から有用でありそして従って生物学的
投与に対して一層適当であるのみならず、より特定的に
は高度に純粋の実質的に無晶(無定形)形態のセフロキ
シムアクセチル(この形態は予想外にも経口投与した場
合高い生物学的活性を有しそして結晶性物質よりも商業
的使用に対してより良好な性質バランスを有しているこ
とが発見されている)の製造の出発物質としても高度に
有用である。これらの性質を有する無晶形セフロキシム
アクセチルは望ましくは大約1:1のR:S異性体比で
ある。その理由はこれが無晶形生成物の水性媒体中での
溶解度を最大ならしめるのに価値あることが見出されて
いるからである。そして本発明者らの開発したこの方法
はこの大約の異性体比を有する結晶性セフロキシムアク
セチルを与えることができる。
従って本発明はセフロキシムアクセチルを有機または水
性溶媒またはその混合物中のその溶液から結晶化させ、
生成物を単離しそして乾燥させることを包含する高純度
の結晶性セフロキシムアクセチルを高収率で製造するた
めの方法を提供するものである。
収率を最大としそして生成物のR:S異性体比を所望の
ように大約1:1、例えば0.9:1〜1:1.1の範囲にす
るためには結晶溶媒の選択が重要であることが見出され
た。本発明者らは異ったセフロキシムアクセチル異性体
は異った溶解度を有していることを見出した。それらの
一方は常に他方のものより一層可溶性である。溶解度水
準は溶媒により変動する。従って溶媒系は結晶化の前に
存在するセフロキシムアクセチルの実質的に定量的な回
収を可能ならしめるように選ばれそしてそれによって約
1:1の異性体比を確実ならしめるのが望ましい。
生成物を結晶化させることのできる溶媒系は望ましくは
エステル例えば酢酸メチルまたは酢酸エチル、またはハ
ロゲン化炭化水素例えばメチレンクロリド(これは場合
によりしかし好ましくはエーテル例えばジイソプロピル
エーテルまたは脂肪族または芳香族炭化水素例えば石油
エーテルまたはトルエンと混合状態にある)、アルコー
ル例えばエタノールまたはイソプロパノール(これは場
合によりしかし好ましくは水と混合した状態例えば水性
工業用メチル加酒精でありうる、またはアミド例えばジ
メチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミドまたは
ケトン例えばアセトン(これは水と混合状態でありう
る)から選ばれる。
結晶化段階は望ましくは常温で例えば約10°〜30℃で
実施されそしてそれら結晶化を生ぜしめる溶液中のセフ
ロキシムアクセチルの濃度は一般に希薄すぎもせずまた
濃厚すぎることもないように例えば溶媒の蒸発または希
釈によって調整される。結晶化はセフロキシムアクセチ
ルの生成される反応の最後の段階を構成しうる。そのよ
うな場合、結晶化の最初の段階は例えば約65℃までの
非常な高温で実施しうる。しかし収率を最大化させそし
て生成物中に適当な異性体比を生成させるためには最終
単離に対しては10〜30°の温度範囲が好ましい。
セフロキシムアクセチルが形成される反応は好ましくは
英国特許第1,571,683号明細書記載の方法でありそして
高純度ナトリウムセフロキシム出発物質を使用して実施
されるエステル化反応である。エステル化のための好ま
しい試薬は1−アセトキシエチルブロミドであり、そし
て再結晶化の前に約1:1のR:S異性体比を生成させ
るためにはそのような試薬がラセミ体であることが明ら
かに好ましい。
好ましいナトリウムセフロキシム出発物質は一般にそれ
自体高度に純粋である。そのような物質はなかんずく溶
媒としてのアルキルアセテート中で−25〜+10°の
温度において(6R,7R)−3−ヒドロキシメチル−7−
〔Z−2−(フル−2−イル)−2−メトキシイミノア
セトアミド〕セフ−3−エム−4−カルボン酸とクロロ
スルホニルイソシアネートとを反応させ、次いでその場
で10〜+30℃の温度で加水分解させそして溶媒とし
てのアセトンまたは酢酸メチル中の2−エチルヘキサン
酸ナトリウムの添加後の結晶化により得ることができ
る。そのような物質は一般に90%質量/質量(m/m)
またはそれ以上の純度水準を有している。
本発明の方法により生成されたセフロキシムアクセチル
は約1:1のR:S異性体モル比を有しており、そして
これは95%m/m(残存溶媒に対して未捕正)以上の純
度のものである。
その高度に純粋な結晶形態において、本発明の方法によ
り製造できるセフロキシムアクセチルは新規な形態の物
質でありそしてこれは本発明の別の特徴を構成する。こ
の物質の試料は添付図面に示したようなヌジョール中の
IRスペクトルを有している。
ここに本発明を以下の非限定的例により説明する。
セフロキシム1−アセトキシエチルエステルの個々のR
およびS異性体は便宜上AおよびBの文字で示される。
これらの文字は英国特許第1571683号明細書中でそれぞ
れの異性体を意味して使用されている。異性体Aおよび
Bの同定は帰属されてはいない。以下の例中に与えられ
ている異性体比はA:Bとして表わされている。すべて
の温度は℃で与えられている。
参考例 ナトリウムセフロキシム クロロスルホニルイソシアネート(226ml)を酢酸メチ
ル(3.8)中のトリエチルアミン(10ml)の溶液に
加えた。得れた透明溶液を−15°に冷却しそして−1
5°に予備冷却された酢酸メチル(2.3)中の(6R,7
R)−3−ヒドロキシメチル−7−〔Z−2−(フル−
2−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕セフ−
3−エム−4−カルボン酸(763g)の懸濁液を10分間
かけて加えた。残存固体分を酢酸メチル(700ml)で
洗い込んだ。この混合物を−5°で30分攪拌した。1
0分後に透明溶液が得られた。18°の水(1.2)を
迅速にこの反応混合物に加えた。温度は速やかに10°
に上昇しそして次いで徐々に17°まで上昇した。この
混合物を15°で60分攪拌すると濃厚な白色懸濁液を
与えた。酢酸メチル(3.6)を加え次いで水(5.2)
中の水酸化ナトリウム(228g)の溶液を一定速度で
添加した。これは26°でpH2.35の透明な二相混合物を
与えた。これら層を分離しそして上側の有機層を水(2
)中の塩化ナトリウム(600g)の溶液で洗った。
この2個の水性層を酢酸メチル(2)で逐次洗った。
有機層を合し、ノリット(Norit)SXプラスチャコール
(76g)と共に30分攪拌し、そして酢酸メチル(1.
5)で洗ったハイフロスーパーセル(Hyflo Superce
l)の床を通して過した。液および洗液を合しそし
て20°で攪拌した。一方、酢酸メチル(2)と水
(40ml)との混合物中の2−エチルヘキサン酸ナトリ
ウム(338g)の溶液を20分かけて加えるとpH5.5の白
色懸濁液が生成した。この懸濁液を10分間攪拌しそし
て過しそして塊を酢酸メチル(5×1)で洗い、
吸引乾燥させ、そして30°で真空下に24時間乾燥さ
せるとナトリウムセフロキシム(851.9g)を与えた。▲
〔α〕20 D▼+60°(c0.5、0.1M、pH4.5バッファー)、λ
max(H2O)273nm HPLCによる不純物2.0%、アッセー(HPLC)92%m/m、
水含量(カールフィッシャー)2.8%m/m、溶媒(glc)
0.5%m/m。
例1 セフロキシムアクセチル (RS)−1−アセトキシエチルブロミド(12.5g)を0
℃で、ジメチルアセトアミド(110ml)中のセフロキシ
ムナトリウム(20g)(参考例1におけると同様の方
法で製造)の攪拌混合物に加えた。この混合物を+1°
で90分攪拌しそして炭酸カリウム(0.5g)を加えた。
攪拌を1〜3℃で更に2時間つづけた。この時反応混合
物を酢酸エチル(200ml)および水性3%重炭酸ナト
リウム(200ml)の迅速攪拌混合物に加えてすべての
過剰の1−アセトキシエチルブロミドを分解せしめた。
1時間後、有機層(1.5%△2異性体、HPLCによる)を分
離させ、1M塩酸(100ml)および2%重炭酸ナトリ
ウムを含有する水性20%塩化ナトリウム(30ml)で
洗った。すべての3個の水性相を一連に酢酸エチル(1
00ml)で洗った。合した有機抽出液をチャコール(ノ
リットSXプラス、2g)と共に30分攪拌し、酢酸エチ
ルで(2×25ml)洗った珪藻土床を通して過させ
た。合した液および洗液を真空下に蒸発させて150
gとし、そして結晶化が良好に確立されるまで常温で一
時間攪拌した。ジイソプロピルエーテル(250ml)を
45分かけて加えて結晶化を完了させそして攪拌を更に
一時間つづけた。生成物を過により進め、ジイソプロ
ピルエーテル/酢酸エチル(2:1)(150ml)で洗い
そして週末の間真空下に50℃で乾燥させ結晶化セフロ
キシムアクセチル(19.3g)を生成させた。これはヌジ
ョール中で結晶性異性体混合物に典型的な赤外線吸収ス
ペクトル(添付図面参照)を有している。
溶媒含量(GLC)0.2%m/m、HPLCによる不純物1.8%。こ
れは△2異性体0.3%m/m、E−異性体0.6%m/mを含む。
異性体比(HPLC)1.09:1。
〔α〕D(1%ジオキサン中)+37°、 HPLCによるアッセー99%m/m(補正なし)。
例2 セフロキシムアクセチル ジメチルアセトアミド(110ml)中のセフロキシムナ
トリウム(20g)の攪拌懸濁液を15°に冷却させそし
て(RS)−1−アセトキシエチルブロミド(12.5g)を
加えた。前記温度での攪拌を45分つづけそして炭酸カ
リウム(0.5g)を加えた。更にこの混合物を45分15
℃で攪拌後、それを酢酸エチル(200ml)および水性
3%重炭酸ナトリウム(200ml)の迅速に攪拌されて
いる混合物中に注いだ。1時間後、層を分離させそして
有機相(HPLCは1.6%△2異性体を示した)を1M塩酸
(100ml)および2%重炭酸ナトリウムを含有する水
性20%塩化ナトリウムで洗った。すべての水性相を逐
次に酢酸エチル(100ml)で洗った。合した有機抽出
液を30分間チャコール(ノリットSXプラス、2g)と
共に攪拌し、酢酸エチル(2×25ml)で洗った珪藻土
床を通して過した。合した液および洗液を120g
まで蒸発させた後、この濃縮液を20分攪拌して結晶化
を確実ならしめた。工業用メチル加酒精(120ml)を
迅速に加え次いで15分かけて蒸留水(240ml)を加
えた。得られたスラリーを真空下に310gまで濃縮さ
せそして常温で45分攪拌した。生成物を収穫し、蒸留
水(200ml)で洗いそして50℃で真空下に67時間
乾燥させると結晶性セフロキシムアクセチル(20.0
1g)を与えた。溶媒含量(GLC)0.2%m/m、不純物(HP
LC)1.5%m/m。これは△2異性体0.5%m/mおよびE異性体
0.6%m/mを含む。異性体比1.01:1、〔α〕(1%、
ジオキサン中)+40°、 HPLCアッセー98%m/m(補正なし)。
例3 セフロキシムアクセチル セフロキシムナトリウム(20g)をジメチルアセトア
ミド(100ml)と共に約25°で15分攪拌し、この
混合物を15°に冷却し、そして(RS)−1−アセトキ
シエチルブロミド(9.8ml)を加えた。この混合物を更
に90分14〜16°で攪拌し、60メッシュ炭酸カリウム
(0.5g)をこの期間の途中で加えた。この赤褐色混合物
を次いで酢酸エチル(200ml)および3%水性炭酸水
素ナトリウム(200ml)で希釈し、そして常温(約2
5℃)で1時間攪拌した。次いで層を分離させそして水
性層を酢酸エチル(200ml)で再抽出しそして捨てた
(α、0.21°/dm)。有機溶液を順次に1M塩酸(10
0ml)、次いで2%炭酸水素ナトリウムを含有する20
%塩化ナトリウム(30ml)で洗いそして次いで合し、
そして25分間ノリットSXプラスチャコール(2g)で
処理した。このチャコールをスタンダードスーパーセル
床を通して別させ、そのフィルターを酢酸エチル(5
0ml)で洗い、そして合した液を真空下に蒸発させて
120gとした。残存溶液に種子晶を入れ、22℃で1
時間攪拌し、この時トルエン(250ml)を30分間に
わたってこの攪拌スラリー中に流し込み、そしてこの混
合物を更に30分攪拌した。次いで懸濁液を真空下に再
蒸発させて182gとし、約25°に冷却しそして30
分攪拌した。生成物を収穫し、トルエン(100ml)で
洗い、15分間吸引乾燥させ、次いで真空中で45°で
一晩乾燥させて結晶性セフロキシムアクセチル(19.8
g)を生成させた。GLCによる溶媒0.9%(EtAc0.7%、
トルエン0.15%)。HPLCによる不純物0.9%。HPLCアッ
セー100%。異性体比1.03:1。△2<0.1%m/m。水
分(カールフィッシャー法)0.4%m/m。
例4 セフロキシムアクセチル 例1に記載と同様の反応から得られたセフロキシムアク
セチルの洗浄しそして蒸発させた(約125g)酢酸エ
チル溶液を結晶化が良好に確率されるまで常温で攪拌し
た。軽質石油エーテル(b.p.100〜120°、188
ml)を1時間の間滴加しその後でこの懸濁液を常温で更
に2時間攪拌させた。結晶性沈殿を過により集め、軽
質石油エーテル(b.p.100〜120°)/酢酸エチル
(2:1)混合物(75ml)で置換洗浄させ、そして一
晩40°で真空中で乾燥させると表記化合物(19.2g)
が生成した。水分(カールフィッシャ−法)0.4%m/m。
溶媒(glc)0.4%m/m。HPLCによるアッセー100%m/
m。HPLCによる不純物1.1%m/m(その0.1%m/mおよび0.6
%m/mはそれぞれ△2およびアンチ異性体であった)、異
性体比は0.98:1であった。
例5 セフロキシムアクセチル 例1におけるようにして製造された酢酸エチル中のセフ
ロキシムアクセチルの洗浄しそして濃縮された溶液(約
125g)を1時間結晶化が良好に確立されるまで33
°で攪拌した。常温に一晩この懸濁液を保存した後、攪
拌しつつIMS(62.5ml)を5分間にわたって加え、
次いで次の1時間に軽質石油エーテル(b.p.100〜120
°、250ml)を加えた。この結晶性懸濁液を更に1.5
時間攪拌後、それを収穫し、軽質石油エーテル(b.p.1
00〜120°)/酢酸エチル(2:1)混合物(75
ml)で置換洗浄させ、そして一晩45°で真空中で乾燥
させると表記化合物19.2gが生成した。水分(カー
ルフィッシャー法)0.2%m/m。溶媒(glc)0.8%m/m。HP
LCによる不純物0.8%m/m(その0.1%m/mおよび0.7%m/m
はそれぞれ△2およびアンチ異性体であった)。異性体
比は1.05:1であった。HPLCアッセーは96%m/mであっ
た。
例6 セフロキシムアクセチル 約2%△2異性体を含有しそして例1と同様にして得ら
れた酢酸エチル中のセフロキシムアクセチルの洗浄しそ
してチャコール処理した濃縮物(約100g)に種子植
えしそして30分間結晶化が良好に確立されるまで攪拌
した。イソプロパノール(100ml)を30分にわたっ
て滴加し、次いで50分間にわたって蒸留水(170m
l)を加えた。得られたスラリーを真空下に250gま
で濃縮し、そして1時間にわたって12°に冷却した。
結晶性生成物を過により集め、蒸留水(100ml)中
の20%イソプロパノールの氷冷溶液で置換洗浄させ、
そして週末の間40°において真空中で乾燥させた。表
記化合物20.1gを得た。水分(カールフィッシャー法)
0.4%m/m。溶媒(glc)0.03%m/m。HPLCによる不純物1.
5%m/m(その0.4%m/mおよび約0.6%m/mはそれぞれ△2
およびアンチ異性体であった)。
異性体比は1.05:1であった。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明方法により得られたセフロキシムアク
セチルのIRスペクトル曲線である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨン・フランシス・オートン イギリス国バツキンガムシヤー州ジエラー ズクロス・フルマードライブ82 (56)参考文献 特開 昭52−100494(JP,A) 特開 昭57−7485(JP,A)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セフロキシム1−アセトキシエチルエステ
    ルのRおよびS異性体の混合物を含むエステルからなる
    溶媒系溶液中に、結晶化を開始または助けるためにエー
    テル、脂肪族または芳香族炭化水素、アルコールおよび
    含水アルコールから選択された第2溶媒を加え、そして
    生成物を単離し、乾燥することを特徴とする、純度が少
    なくとも95%質量/質量でありR:Sが0.9:1〜1.1:
    1である結晶性セフロキシム1−アセトキシエチルエス
    テルを高収率で製造する方法。
  2. 【請求項2】セフロキシム1−アセトキシエチルエステ
    ルが約1:1のR:S異性体比で結晶化する前記特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】溶媒が場合によりジイソプロピルエーテ
    ル、石油エーテルまたはトルエンと混合された酢酸メチ
    ルまたは酢酸エチルから選ばれる前記特許請求の範囲第
    1項記載の方法。
  4. 【請求項4】結晶化段階の少なくとも後の部分を10〜30
    ℃で実施する前記特許請求の範囲第1〜3項のいずれか
    の項に記載の方法。
  5. 【請求項5】純度が少なくとも95%質量/質量であり
    R:Sが0.9:1〜1.1:1である結晶性セフロキシム1
    −アセトキシエチルエステル。
  6. 【請求項6】添付図面に示されているようなヌジョール
    中のIRスペクトルを有する特許請求の範囲第5項記載
    の結晶性セフロキシム1−アセトキシエチルエステル。
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