JPH06135109A - 感光性印字体 - Google Patents

感光性印字体

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Publication number
JPH06135109A
JPH06135109A JP28589092A JP28589092A JPH06135109A JP H06135109 A JPH06135109 A JP H06135109A JP 28589092 A JP28589092 A JP 28589092A JP 28589092 A JP28589092 A JP 28589092A JP H06135109 A JPH06135109 A JP H06135109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive
printing body
photosensitive layer
filler
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP28589092A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Sakai
淳 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Priority to US08/125,790 priority patent/US5443938A/en
Publication of JPH06135109A publication Critical patent/JPH06135109A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作製工程が簡単で型を必要とせず、多品種少
量生産に対応した印字体作製方法に使用する感光性印字
体を提供することを目的とする。 【構成】 感光性印字体1は、多孔質支持体2上に、感
光性物質3、その中に分散された充填材4からなる感光
層5が積層された構造を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性印字体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スタンプなどに使用されている多
孔質印字体は、以下に示す方法で作製されている。ま
ず、版下を作製し、これをもとに印刷用シルクスクリー
ンを作製する。次に、シルクスクリーンを使用してアル
ミ板上にレジストインクを印刷し加熱して、アルミ板上
にパターンを焼き付ける。次に、パターンが焼き付けら
れたアルミ板をエッチング、レジストインクを除去して
凹凸パターンを持つ母型を作製する。この母型の凹凸パ
ターンを熱可塑性樹脂板上に加熱転写し、ゴム成形型を
作製する。このゴム成形型に、塩を練り込んだゴムを入
れ加圧加熱成形し、塩出しを経て乾燥させ、多孔質印字
体としていた。この多孔質印字体にスタンプインクを含
浸させることにより、朱肉やスタンプパッドを使用せず
に長期にわたって捺印することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その作
製工程は非常に煩雑であり、また個別に型を作る必要が
あるためコストアップになり、多品種少量生産に対応す
るのが困難であった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、作製工程が簡単であり、型を必
要としない印字体作製方法に使用する感光性印字体を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の感光性印字体は、多孔質支持体上に、感光性
物質及び充填材を含む感光層を担持している。
【0006】
【作用】上記の構成を有する本発明の感光性印字体にお
いて、多孔質支持体はスタンプインクを含浸させる役割
を果たし、感光性物質は、露光されるとその粘度が変化
する性質のものであり、最終的に印字体の凹凸を形成す
る。充填材は、感光性物質中に分散された状態で存在
し、感光層中に細孔を多数形成させる役割をする。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0008】図1は、本実施例の感光性印字体の構造を
表す拡大断面図である。感光性印字体1は、多孔質支持
体2上に、感光性物質3とその中に分散された充填材4
からなる感光層5が積層された構造を持つ。図2は感光
層5内の微細構造を示す図であり、充填材4は、糸状に
なった感光性物質3によってつなぎ留められ、充填材粒
子間に連続的な細孔が形成されている。
【0009】多孔質支持体2の具体例としては、その内
に連続した毛細管状の細孔を持ち、この細孔中にスタン
プインクを含浸させる機能を有しており、材質的には、
織布、不織布、紙、延伸されて細孔を有している樹脂フ
ィルム、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレ
ン樹脂などの発泡体、金属・金属酸化物・金属窒化物・
金属炭化物・熱硬化性樹脂などの微粒子を焼き固めたさ
せた焼結体が使用できる。
【0010】感光性物質3の具体例としては、ケイ皮酸
残基、シンナミリデン残基、クマリン残基、スチルベン
残基等の感光基を持つ光二量化型樹脂、ジアゾニウム塩
残基、キノンジアジド残基、アジド残基、ジチオカルバ
メート残基、ベンゾイン残基等の感光基を持つ光分解型
樹脂、アクリロイル基、アリル基、ビニル基、エポキシ
基、アクリルアミド基、不飽和ポリエステル基などを持
つ光重合型樹脂等が任意に用いられるが、好ましくは光
重合型樹脂である。形状としては液体状、ワックス状の
ものが用いられる。
【0011】また、上記感光性物質にバインダを加えて
使用してもよい。バインダとして用いられるものとして
はポリマーが挙げられ、好ましくはアクリル系樹脂、オ
レフィン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹
脂、スチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ゴム系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素系樹
脂、石油樹脂、ロジンなどが挙げられる。また、ワック
ス類を使用することもできる。
【0012】また、感光性物質を重合させる光重合開始
剤として、通常用いられている公知の化合物でよいが、
例えばベンゾインアルキルエーテル、ベンゾフェノン、
ミヒラーケトン類、チオキサントン類、アセトフェノン
類を、また重合開始剤の増感波長域を広げる効果のある
光増感助剤として例えばアントラキノン、5ーニトロフ
ルオレノン等を、そして保存性を向上させるために熱重
合防止剤等の安定剤、改質剤、比較的低分子量のオリゴ
マーまたはモノマー等の希釈剤等を同時に内包させる場
合もある。
【0013】充填材4としては、粒子状の無機化合物、
有機化合物が使用可能である。無機化合物の例として
は、金属、金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物等が、
有機化合物との例しては、アクリル系樹脂、オレフィン
系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、スチレ
ン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ゴ
ム、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、石油樹脂、ロジ
ン等のポリマー類、ワックス類等が使用可能である。
【0014】次に、本実施例の感光性印字体を用いた製
版方法について説明する。
【0015】図3において、感光性印字体1に、透過型
の原稿6を重ね合わせ図示しないランプで露光する。こ
こで、原稿の透明部分においてはランプからの光が原稿
を透過し、感光性印字体1上の感光層5を露光する。露
光された部分の感光層5中では、光硬化反応により感光
性物質3の硬度が上昇し、充填材4をつなぎ留める力が
増大すると同時に、アルカリ水、アルコール等の特定の
溶剤に溶解し難くなる。一方、原稿の不透明部分に対応
する部分の感光層5では、光硬化反応がおこらないの
で、充填材4をつなぎ留める力は増大せず、アルカリ
水、アルコール等の特定の溶剤に溶解し易いまま残る。
【0016】露光後、図4に示すようにアルカリ水、ア
ルコール等の特定の溶媒7で感光層5の面を洗浄する。
この工程において、露光部分8では感光層5が硬化して
いるので感光層5は特定の溶媒7によって溶解しない
が、未露光部分9では感光層5は硬化していないので感
光層5が溶媒7によって溶解し、感光層5が除去され、
その結果、感光性印字体1は、図5に示すような凸部1
0を持つ構造になる。
【0017】以上の工程を要約すると、必要とする印版
のネガ像を記録した透過原稿を、感光性印字体に重ね合
わせ露光することにより、印字部分のみが、細孔を持つ
凸部10として残った印版11が得られることになる。
【0018】上記の手順で作製された印版11を図6に
示すように印版保持体12にセットし、印版保持体12
内部にインク13を導入する。インク13は印版11の
凸部10中に形成されている連続的な毛細管構造に沿っ
て浸透する。
【0019】この状態で、印版保持体12を保持し、印
版11の凸部10を被捺印物20に重ね合わせ加圧する
と、凸部9に浸透したインクが被捺印物20に転写され
る。
【0020】以上、説明したことから明かなように、本
実施例の感光性印字体1を使用することにより、従来の
製法に比べて非常に少ない工程で、且つ型を使用せず
に、多孔質印版を製作することが可能となり、多品種少
量生産に対応することができる。
【0021】尚、本発明は以上詳述した実施例に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲の変更は
可能である。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したことから明かなように、
本発明の感光性印字体を使用することにより、従来の製
法に比べて非常に少ない工程で、且つ型を使用せずに、
多孔質印版を製作することが可能となり、多品種少量生
産に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光性印字体の構造を示す拡大断面図である。
【図2】感光層内の微細構造を示す説明図である。
【図3】感光性印字体への露光工程を示す説明図であ
る。
【図4】感光性印字体上の洗浄工程を示す説明図であ
る。
【図5】洗浄工程後の感光性印字対の表面構造を示す説
明図である。
【図6】印版を印版保持体にセットした状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 感光性印字体 2 多孔質支持体 3 感光性物質 4 充填材 5 感光層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質支持体上に、感光性物質及び充填
    材を含む感光層を担持したことを特徴とする感光性印字
    体。
JP28589092A 1992-09-25 1992-10-23 感光性印字体 Pending JPH06135109A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28589092A JPH06135109A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 感光性印字体
US08/125,790 US5443938A (en) 1992-09-25 1993-09-24 Photosensitive printing member having ink-receptive capillary structures in the support and photosensitive layer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28589092A JPH06135109A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 感光性印字体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06135109A true JPH06135109A (ja) 1994-05-17

Family

ID=17697352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28589092A Pending JPH06135109A (ja) 1992-09-25 1992-10-23 感光性印字体

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JP (1) JPH06135109A (ja)

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