JP4933539B2 - 一体型印刷面を有する印刷要素 - Google Patents

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Description

本発明は、前形成されたフロア層、及びフロア層上に一体型画像形成面を有する改良されたレリーフ像印刷要素に関する。
一般的に、フレキソ印刷は大量印刷に使用される印刷方法である。フレキソ印刷は、紙、板紙素材、段ボール、フィルム、フォイル、及び合板等の多様な基体への印刷に用いられるが、新聞、及び食料雑貨入れの袋(grocery bag)が主な例として挙げられる。粗表面及び伸縮性フィルムに対する印刷は、フレキソ印刷によってのみ経済的に可能である。フレキソ刷版は、画像部分が開口領域に盛り上がったレリーフ版である。そのような版は、主にその耐久性及び製造容易性により、多くの長所をプリンターにもたらす。
感光性樹脂印刷要素は、概して「平らな」シート状で使用されるが、印刷要素を一周連続させた(continuous in−the−round;CITR)感光性樹脂スリーブとして連続円柱形状で使用するという特別な適用及び利点がある。CITR式感光性樹脂スリーブは、フレキソ印刷プロセスにデジタル画像形成、正確な位置決め、速い取り付け、版のリフトが無い等の利点を与える。CITR式スリーブは、壁紙、装飾用紙、ギフト用ラッピング包装紙、及びテーブルクロス等の他の連続デザイン等、連続デザインのフレキソ印刷に使用される。CITR式スリーブとすることによって、印刷の質に関してグラビア及びオフセットに対するフレキソ印刷の競争力をより高めることができる。
製造業者により供給される標準的なフレキソ刷版は、順に、バック層としての支持層と、1つ以上の未露光の光硬化性層と、保護層としてのスリップフィルムと、カバーシートとからなる多層体である。標準的なCITR感光性樹脂スリーブは、一般的に、スリーブ担持体(支持層)と、該支持層の上に少なくとも1つの未露光の光硬化性層を有する。
フレキソ印刷要素は、光硬化性印刷ブランクを画像形成して、表面にレリーフ像を形成することによって作製される。これは、一般的に、光硬化性材料に化学線を選択的に露光することで達成され、該露光により、照射領域の光硬化性材料は硬化、即ち架橋される。
光硬化性印刷ブランクは、一般的に、適切なバック層上に未硬化の光硬化性材料からなる層を1つ以上備える。光硬化性印刷ブランクは、平板要素、又は円柱状印刷要素の形態が可能である。
そして、関連する3つの方法の1つで、印刷要素を化学線に選択的に露光する。第1の方法は、透過領域、及びほぼ不透過な領域を有するネガを使用して、刷版要素に対する化学線の透過を選択的に遮断する。第2の方法は、レーザによって切除されやすく且つ化学線が(ほぼ)不透過である層で、感光性樹脂層を被覆する。そして、レーザを使用して、該化学線不透過層の選択領域を除去し、その場(in situ)でネガを形成する。そして、印刷要素を該その場(in situ)で作製したネガを介してフラッド露光する。第3の方法は、化学線の集束ビームを使用して感光性樹脂を選択的に露光する。これらの選択的な方法はいずれも、感光性樹脂を化学線で選択的に露光する能力の基準を満たして、許容可能な結果を生じるので、感光性樹脂部分が選択的に硬化される。
その後、露光された画像形成印刷要素が現像されて印刷要素の表面上の未硬化感光性樹脂が取り除かれ、レリーフ像が露呈する。現像は、水洗浄、溶媒洗浄、エアナイフの使用、熱で、例えば、「拭取り(blotting)」等の様々な方法で行われる。
最後に、現像後に、本発明の感光性樹脂層をより十分に硬化させるために感光性樹脂層を化学線で後露光し、より耐久性のある刷版とする。感光性樹脂層は、また、粘着低下(detackification)工程が施される。
歴史的に、フレキソ印刷では、感光性樹脂から作製される平らで柔軟性のある刷版を、シリンダーの周りに巻いて、クランプ、テープ、磁石、又は他の同様の装置等の様々な方法を使用して接着することで印刷シリンダー上に手で取り付けた。この方法は効果的であるが、シリンダー上の版を確実に正確に位置決めするには手間がかかり、細心の注意を払わなければならない。また、印刷プロセス中に更に圧縮可能にするために、圧縮可能な材料を印刷シリンダーと刷版の間に挿入してもよい。このプロセスの改良点は、圧縮性層をフレキソ刷版内に含むことである。
更に、光硬化層にレリーフの深度を設定するフロア層は、従来、バック層を通して光硬化層を背面露光することにより、光硬化層内に硬化した「フロア」を生じさせることで印刷要素に提供されてきた。しかしながら、特に薄板技術において、背面露光のばらつきは、版が様々な度合いの細部を有し、整合性のない画像が形成されるため問題となる。更に、背面露光は、完了までに更に時間を要する追加的な処理工程であることが懸念される。よって、より一貫した方法でフレキソ印刷要素にフロア層を設けることが非常に望まれる。
特許文献1は、光重合性樹脂の液体を圧縮性材料上に直接成型することで形成する圧縮性刷版を開示し、その主題を参照することにより全体を本願に援用する。光重合性樹脂は、化学線で露光することで不完全に硬化される。しかしながら、特許文献1は、フロア層を形成するために光重合性樹脂を不完全に硬化するだけであり、背面露光のばらつきの問題に対処していない。
米国特許第5,962,111号明細書(Rach)
本発明の発明者等は、改良された印刷要素が、従来の印刷要素よりも一貫性のある印刷要素を提供する一体型フロア層、及び任意の圧縮性層を含んで形成できることを見出した。
本発明の重要な利点は、もはや背面露光を必要としないため、背面露光のばらつきによって生じる問題を解消することである。その上、背面露光工程を必要としないことから明らかに時間を節約する。
背面露光の間にポリマーを通る光透過の制御が良くない、すなわち不均一であると、逆像が劣化し、前面露光シーケンスと組み合わせる場合に、埋まってしまう。本発明は、前面露光だけを必要とするので、背面露光シーケンス間に、あらかじめ感光性が付与されている樹脂や部分的に硬化されている樹脂の劣化を生じるという問題が解消され、最上層の画像形成が改良される。
本発明のもう1つの重要な利点は、光硬化層の組成を変える能力であり、異なる印刷属性に影響を与えるために、高濃度及び低濃度の発泡体が今日の印刷に影響を与える方法と同様に層間に良好な接着力を提供することである。最上層と2つのデュロメータ高硬度基部、デュロメータ低硬度基部との様々な組合せと、更に圧縮性層(例えば、スチレン−イソプレン−スチレン/スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体マトリックスに埋め込まれている微小球)とが、表層と良好に両立するように形成可能である。
本発明の刷版の組成は、また、一貫性のない背面露光シーケンスを気にせずに極めて早く硬化する最上層を有するように配合される。また、前面露光時間が短縮でき、前面露光だけのシステムを使用することからもたらされる改良された画像形成の利点により更に細部を保持できる。
本発明の改良された印刷要素は、また、より厚いゲージでのコールドフローを減らす。厚みのある材料は時間とともに流動する可能性があり、搬送時に版が互いに粘着して台無しになるか(最悪の事態)、又は版の薄いカリパスの小さな領域が処理後に粘着し、どちらも印刷品質を損なう可能性がある。
最後に、本発明の印刷要素は、最上層自体が1層又は2層に現像可能であり、アナログ又はデジタルである。フロアは、また、表面張力性が減少するように形成できるため版の清掃に役立つ。
最後に、フロア層を前面露光し、その後、研磨、研削等を行い、所望の仕様にすることが効果的であることを見出した。更に、この工程により、当該技術分野で通常使用するプライマー/接着剤を使用せずに基質層面に対する高い接着力が得られた。
従来は、記載するように、刷版の製造業者は、ポリエステル等の強化ポリマー樹脂の安定基質層に感光性樹脂シートを積層することから始めてこれらの刷版を形成した。そして、刷版の製造業者は、安定性基質層を介して感光性樹脂の底面を部分的に紫外線露光して感光性樹脂からなる硬化フロア層を形成した。そして、感光性樹脂層の上面を、所望のレリーフを形成するために像様に紫外線露光した。よって、刷版製造業者は、刷版を作製するために、フロアを作製するための背面露光、及び所望の像様レリーフ構造を作製するため像様に前面露光と少なくとも2回の紫外線露光を使用せざるを得なかった。背面露光は、少なくとも2つの観点から面倒である。第1に、別個の製造工程である。第2に、安定性基質層の紫外線透過性がばらつき、この層を通して露光する必要があるため、フロア層が不均一に硬化し、フロア層の厚さにばらつきが生じた。
本発明の実施が、新規のビジネス手法の使用を可能にする。つまり、刷版製造業者に前硬化した(pre−cured)フロア層を含む固体の感光性樹脂シートを供給する。これにより、刷版製造業者は、背面露光工程を省略し、より均一で正確なフロア層の形成が可能となる。
本発明は、一体型画像形成印刷面を有する改良されたレリーフ像印刷要素を対象とする。本発明の改良されたレリーフ像印刷要素は、次の要素を含む:
a 寸法安定性基質層、
b それぞれ硬化時の弾性が少なくとも40%である、感光性樹脂、及びポリマーからなる群より選択される硬化したポリマーからなるフロア層、並びに
c 少なくとも1つの画像形成(imageable)材料層。
本発明の印刷要素は、任意で、しかし好ましくは、寸法安定性基質層とフロア層との間に圧縮性材料層を更に含んでもよい。
また、レリーフ像印刷要素は、少なくとも1つの画像形成材料層の上にマスク層を更に含む。最後に、印刷要素は、少なくとも1つの画像形成材料層の上に、又はマスク層(使用する場合)の上に除去可能なカバーシートを含んでもよい。
また、本発明の改良された印刷要素の作製方法が提供される。方法は、概して次の工程を含む:
a 寸法安定性基質層を提供する工程、
b 寸法安定性基質層上に、それぞれ硬化時の弾性が少なくとも40%である、感光性樹脂、及びポリマーからなる群より選択されるポリマーからなるフロア層を塗布する工程、
c フロア層を硬化する工程、
d 硬化したフロア層の上に少なくとも1つの画像形成層を塗布する工程、
e 任意で、画像形成層の上にマスク層を塗布する工程、並びに
f 任意で、少なくとも1つの画像形成層、又は任意のマスク層の上に除去可能なカバー層を塗布する工程。
本発明は、一体型画像形成印刷面を有する改良されたレリーフ像印刷要素を対象とする。本発明の改良されたレリーフ像印刷要素は、次の要素を含む:
(1)任意で、繊維強化される高強度ポリマー樹脂からなる寸法安定性基質層10、
(2)任意で、しかし好ましくは、圧縮性材料層12、
(3)光重合感光性樹脂層又は他の重合弾性材料層からなるフロア層14、任意で層12及び14は1つの同じ層であってもよい、
(4)少なくとも1つの画像形成(好ましくは、光画像形成(photoimageable))材料層からなる画像形成層16、
(5)任意で、光画像形成材料を重合するために使用される波長の放射を吸収するがレーザ・アブレーション又は他の同等の手段で選択的に切除可能なマスク層18、及び
(6)任意で、除去可能なカバーシート20。
従って、本発明の実施において、刷版業界に感光性樹脂、特に固体の感光性樹脂シートを供給する業者が、刷版の製造業者に上記の前硬化したフロア層を有する印刷要素を供給可能である。フロアは、刷版製造業者の厚さ、弾性、及び硬度に関する仕様に合わせて、感光性樹脂の供給業者により前硬化される。感光性樹脂の供給業者によって、画像形成層の塗布前に、前面露光で最も効果的にフロアが前硬化されるため、品質のばらつきを生じる背面露光の必要性が無くなる。刷版製造業者は、本発明の刷版要素を受け取り、画像形成層を像様に露光することだけが必要であり(場合によっては、マスク層、又は選択的に切除されたマスク層を介して露光する)、そして、未硬化感光性樹脂を現像除去してレリーフ像を形成する。
寸法安定性基質層10は、従来の印刷要素の作製に適用できる材料及び方法を用いて作製できる。しかしながら、寸法安定性基質層10は、繊維材料で強化されたポリマー樹脂から作製するのが好ましい。
繊維材料は、一般的に、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、セラミック繊維、アラミド繊維、又は基質層10の安定性、硬度、剛性を増加させる他の合成長繊維を含む。好ましくは、繊維材料は、ガラスクロスである。基質層10に対する繊維材料の含有量は、約20重量%〜約70重量%が好ましい。
基質層10の作製に有用である樹脂は、好ましくは、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、及びエポキシ樹脂等が挙げられ、この中でもエポキシ樹脂が最も好ましい。好適な樹脂は、市販の樹脂を含み、例えば、Epoxical Inc(ミネソタ州)のEpoxical樹脂及びEpoxical硬化剤、及びJeffCo and Bakelite(ジョージア州オーガスタ)の他のエポキシ樹脂。一実施形態において、化学線が基質層10の表面を通り画像形成層16に透過可能であるように、基質層10は、ほぼ均一な透明又は半透明である。
基質層10の好適な作製方法の1つとしては、樹脂及び繊維材料を直接成型して必要な厚さの基質層を形成する。そして、熱、化学線、及び/又は放射エネルギーで基質層10を硬化する。基質層10を、研削、研磨、あるいは機械加工して適切な大きさに調節して、仕様どおりに仕上げる。基質層10の厚さは、通常、約10ミルから約100ミルの範囲である。
基質層10の作製後、基質層10の上面に、任意であるが圧縮性材料層12を設けるのが好ましい。圧縮性層は多数の形態をとることが可能である。一実施形態において圧縮性材料12は固形の発泡材料からなる層であり、基質層10の上面に接着結合する。また、好ましくは、中空状の微小球と未硬化の光硬化性又は熱硬化性の樹脂物とを均一に混合して、圧縮性材料層12を形成してもよい。樹脂と微小球との混合物を、ナイフ又は押出型材を用いて単層又は複層で基質層10上に塗布して均一な厚さとする。樹脂/微小球層は、必要に応じて、熱、化学線、及び/又は照射エネルギーを用いて硬化される。好ましくは、電子ビームによる硬化が微小球の圧縮性発泡層の硬化に対して有用である。第3の選択肢として、ポリウレタン等の軟質の弾性ポリマー、又はスチレン−イソプレン−スチレン系若しくはスチレン−ブタジエン−スチレン系の光硬化層の軟らかいものを圧縮性材料として使用する。この場合は、ナイフ又は押出型材を用いて未硬化材料を同様に塗布して均一の厚さとし、その後、適所を硬化する。塗布及び光硬化後、圧縮性層を更に研磨又は研削して所望の厚さを得るのが好ましい。
圧縮性材料層の厚さは、使用する材料及び印刷用途によって変化する。圧縮性材料層を使用した場合、層の厚さは、概して、約20ミル〜約40ミルの範囲である。圧縮性層の厚さにより、ドットゲインを大きくすること無く、印刷中に約20ミルの余裕が得られる。圧縮性材料からなる硬化層は研削、研磨、又は仕様どおりに機械加工できる。
次に、圧縮性材料層12の使用の有無に関わらず、1つ以上の感光性樹脂層又は他の弾性ポリマー材料層からなるフロア層14を基質層10の上面に、又は圧縮性材料層を使用する場合は圧縮性材料層12の上面に設ける。圧縮性層12及びフロア層14を一体、同一とすることも全く問題なく可能である。フロア層14及び圧縮性層12が同一である場合、微小球をポリマー/感光性樹脂組成物中に含有させて圧縮性を向上させることが好ましい。好適な実施形態において、フロア層14は、感光性樹脂を含み、画像形成層16を塗布する前に硬化する。フロア層14の光硬化は、ある一定時間、前面から化学線で面露光することで達成される。硬化後、フロア層14を研削、研磨、又は仕様どおりに機械加工することが好ましい。
フロア層14は、厚さを均一にするため、ナイフ又は押出により液状の押出ポリマーとして塗布するのが好ましい。塗布後、熱、化学線、及び/又は放射エネルギーを用いて前面から層を硬化して、基質層10の上に、又は圧縮性材料層12を使用する場合は圧縮性材料層12の上に実質的に連続した継ぎ目のない層を形成するのが好ましい。必要に応じて、フロア層14を、その後、適切な厚さに研削、研磨、あるいは機械加工できる。フロア層の厚さは、約5ミルから約134ミルの範囲としてもよい。硬化させた場合、感光性樹脂の厚さ及び種類にもよるが、通常、フロア層14の弾性は40%〜70%であり、ASTM D2240によるショアA硬度は30〜70である。
フロア層14は、画像形成層16中に非常に微細な分離構造が形成された場合でも、画像形成層16に優れた接着性を付与し、基質層10又は任意で圧縮性層12に堅固に付着させておくことを目的とする。フロア層14は、印刷工程中の細かいドット及びラインに対する物理的な支持となる。これは、画像形成感光性樹脂層16及びフロア層14の合計厚さが比較的薄い(全体で〜28から30ミル)構造において特に重要である。また、本明細書で使用されるフロア層14は前面露光によりレリーフ層を確実に極めて均一にするが、これはフロアの不均一性が画像忠実度を低下させる可能性があるハイエンドな印刷用途において必要である。また、フロア層14を前面から十分に硬化できるので、処理工程及び後露光/粘着低下工程後に非常に乾燥した表面が得られる。フロア層14は、画像形成層16に存在する感光性樹脂と同じ感光性樹脂を含むこともまた好ましい。更に、フロア層14が、下層及び画像形成層16と良好に接着することが重要である。これに関して、光硬化性スチレンブロック共重合体は、概して、適切なフロア層を提供するために効果がある。
画像形成層16は、熱、若しくは溶解度差により、機械的、光学的、及び/又は化学的に画像形成可能な材料から形成される。画像形成層16は、好ましくは、光硬化性、即ち光重合性材料を含む。更に、拡散法、浸漬法、鋳造法、押出法、又は成型法により、フロア層14に光硬化性材料を塗布する。厚さは、必要に応じて、ナイフ、ダイ、又はモールドのいずれかで調節される。必要に応じて、画像形成層16の正確な厚さは、研削、研磨、又は他の機械加工で調整できる。必要に応じて、1つ以上の画像形成層を連続的に設けることができる。
フロア層14及び画像形成層16の作製に使用する光硬化性材料は、概して、バインダー、モノマー、及び光重合開始剤を含む。バインダーは、A−B−A型のブロック共重合体を含むのが好ましい(ここで、Aは、非エラストマーブロック、好ましくはビニルポリマー、最も好ましくはポリスチレンを表し、Bは、エラストマーブロック、好ましくはポリブタジエン、又はポリイソプレンを表す)。非エラストマーとエラストマーの比率は、10:90〜35:65の範囲が好ましい。本発明の実施に際して有用な感光性樹脂組成物は、米国特許出願番号10/353,446号明細書(2003年1月29日出願)に記載の組成物を含み、その内容を参照することにより全体が本願に援用される。
光硬化性材料は、少なくとも1つのモノマーを含み、モノマーはエチレン性不飽和化合物であろう。好適なモノマーとしては、多官能アクリレート、多官能メタクリレート、ポリアクリロイルオリゴマーが挙げられる。好適なモノマーの例としては、1つ以上のエチレングリコールジアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、グリセロールジアクリレート、トリメチロイルプロパントリアクリレート、ヘキサンジオールジメタクリレート、グリセロールトリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−プロパンジオールジメタクリレート、1,2,4−ブタントリオールトリメタクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート等が挙げられる。光硬化性材料はまた、少なくとも1つの光重合開始剤を含む。公知の種類の全ての光重合開始剤が使用可能であるが、特に、キノン類、ベンゾフェノン類、ベンゾインエーテル類、アリールケトン類、過酸化物類、ビイミダゾール類、ジアシルヨードニウム類、トリアシルスルホニウム類、ホスホニウム類、ジアゾニウム類等のフリーラジカル光重合開始剤が挙げられる。バインダー、モノマー、及び光重合開始剤に加えて、更に光硬化性組成物は、可塑剤、酸化防止剤、酸素補足剤、流動性改良剤、着色剤、及びフィラー等の当該技術分野において公知である他の添加剤を含んでもよい。
上記の光硬化性材料は、フロア層14及び画像形成層16の作製に好適であるが、フレキソ刷版の作製に有用な全ての光硬化性材料が使用される。また、フロア層14及び画像形成層16の作製に有用な光硬化性材料の好適な例は、米国特許第4,045,231、4,323,636、5,223,375、及び5,290,633号明細書に開示され、その内容を参照することにより全体を本願に援用する。画像形成層の厚さは、印刷用途によるが、通常、約15ミルから35ミルの範囲である。
画像形成層の上には、任意で、しかし好ましくは、マスク層18を設ける。マスク層18の目的は、画像形成層の選択的な重合を可能にすることである。従って、マスク層18は、画像形成層16が重合する領域は除去され、即ち化学線を透過させなければならないと同時に、画像形成層16が未重合のままで、現像除去してフレキソ印刷に必要なレリーフ像を形成する領域においては、化学線を遮断しなければならない。また、当該技術分野で公知のように、ネガ、又はマスクを介して画像形成層16を化学線で選択的に露光可能である。
マスク層は、レーザ照射で所望の画像パターンに選択的に切除可能であることが好ましい。レーザ・アブレーションの場合、該マスク層は、一般的に、紫外線吸収性材料、赤外線吸収性材料、及びバインダーを含む。カーボンブラック又はグラファイト等の暗色無機顔料は、紫外線吸収性材料及び赤外線吸収性材料として機能可能である。好適なバインダーとしては、ポリアミド系及びセルロース系ポリマーが挙げられる。好適なマスク層は、米国特許第6,605,410、及び6,238,837号明細書に記載され、それらの内容を参照することにより全体を本願に援用する。
マスク層は、いくつかの方法で画像形成層16の上に設けることができる。画像形成層16上に直接塗布・乾燥してもよい。或いは、別個にプラスチック製のカバーシート上にマスク層を設け、マスク層18が画像形成層16とカバーシートとの間に位置するように、画像形成層16にカバーシートを積層してもよい。この場合、カバーシートを使用前に剥ぎ取る。画像形成層の未硬化部分を現像(除去)する現像手段によって、マスク層は除去可能でなければならない。マスク層は、通常、約1μm〜約10μmの範囲であり、光学濃度は2.5〜4.5である。
最後に、除去可能なカバーシートは、出荷時にフレキソ印刷要素を保護するためにマスク層の上に塗布される。カバーシートを使用する場合は、カバーシートは化学線に選択的に露光される直前又は直後に取り除かれる。
本発明の刷版は、以下の様式で用いることができる。
1.マスク層18を、下層としての画像形成層16を損傷させずに、レーザ光と接触するマスク層18の一部を切除する波長及び出力のレーザ光に選択的に露光する。好ましくは、レーザをコンピュータ制御して、所望の画像に従ってマスク層18の表面を走査させる。(これに関しては、米国特許第5,760,880号明細書を参照。この内容は全体を参照することで本願に援用する。)または、画像形成層16をネガで覆い、当該技術分野で公知のようにネガを介して化学線で選択的に露光する。
2.次いで、刷版の表面を化学線で露光して、上方のマスク層18の一部を切除して露出した画像形成層16の一部を重合させるが、マスク層18で覆われたままの画像形成層16の一部は未重合のままである。
3.マスク層及び画像形成層の未重合部を除去し、所望の画像がレリーフ状に突出した画像形成層の重合部分を残すように、刷版を熱及び/又は化学物質を用いて現像する。刷版を熱現像するのが好ましい。
4.任意で、更に、化学線又は熱により、刷版に残っている画像形成層を後硬化及び粘着低下させる。
5.従来の方法を使用して印刷シリンダー上に刷版を取り付ける。
6.最後に、本発明の印刷要素をフレキソ印刷機に取り付け、印刷を開始する。
本発明の刷版は、特に、熱現像に適している。本発明の印刷要素は、未硬化感光性樹脂を除去しないことを気にすることなく、硬化したフロアに至るまで処理可能である。これによって、従来の熱処理プロセスに比べて、良好なレリーフ像を形成できる。また、処理間に部分的に硬化した材料の流動性のため、処理の問題に関係なく、より高いメルトフロー特性を有する最上層を形成可能である。これは、ドット構造、ライン構造、及び見当合わせの課題に関する。
熱現像処理は、製版〜印刷間をより迅速化するため、レリーフ像を現像するための印刷要素の化学処理の必要性を取り除くものとして非常に望まれている。感光性樹脂刷版が熱で調製され、硬化感光性樹脂と未硬化感光性樹脂の溶融温度の差を利用して潜像を現像することで熱現像処理が開発されている。このプロセスの基本パラメータは、米国特許第5,279,697、5,175,072、3,264,103号明細書、米国特許出願公開第2003/0180655、2003/0211423号明細書、国際公開第01/88615、01/18604号パンフレット、及び欧州特許出願公開第1239329号明細書に記載されるように公知であり、これらの各内容は全体を参照することで本願に援用する。
これらのプロセスにより、現像液の使用及び該現像液の除去に必要であった長い乾燥時間が不要となる。本プロセスは高速・高効率なため、迅速な反転及び高い生産性が重要な新聞、刊行物等の印刷用フレキソ版製造への使用が可能となる。熱現像処理において、感光性樹脂は、硬化感光性樹脂と未硬化感光性樹脂の溶融温度に実質的な差が存在するような組成物である。まさにこの温度差により、加熱すると感光性樹脂に画像が形成できる。選択した温度で硬化した感光性樹脂は固体状に元のまま維持される一方、未硬化の感光性樹脂(即ち、化学線に接触しなかった感光性樹脂部分)は溶融、又は実質的に軟化する。従って、溶融温度の差により未硬化の感光性樹脂が選択的に除去されるため、画像が形成される。
実施例1
本発明の改良された印刷要素は以下のように準備される。
エポキシ樹脂及び硬化剤(比率約3.3:1)を増粘するまで1〜2分間手で混合する。そして、この樹脂−硬化剤混合物を、適切な基板上に基質層として成型する。106型ガラスクロスを幅4インチに事前に切り取り、クロスが確実に十分に湿るように樹脂−硬化剤混合物を覆う。そして、ポリマーガラス組成物を、約30分間加熱して架橋又はゲル化可能となる。そして、印刷要素底部を華氏120度で4時間焼成する。焼成工程後、該基質層を、更に機械加工、又は研削して特定のゲージ(厚さ16±1/2ミル)にする。
そして、表1に示すフロア層14を、基質層10又は圧縮性層12の上に押し出す。そして、フロア層14を、紫外線又は電子線露光で硬化し、研削してフロア(厚さが少なくとも約20〜40ミル)に必要とされる特定のゲージにする。次に、表2に示す感光性樹脂画像形成層16を、フロア層の上に押し出し、研削して特定のゲージ(通常20〜25ミル)にする。更に、マスク層がローラコーティングにより、感光性樹脂の上に設けられる。
Kraton Polymer Companyから入手可能
Shell Chemical Companyから入手可能
ヘキサンジオールジアクリレート
トリメチロールプロパントリメタクリレート
Ciba Specialty Chemicalsから入手可能
ブチル化ヒドロキシトルエン
Ciba Specialty Chemicalsから入手可能
Ciba Specialty Chemicalsから入手可能
以下の図面の簡単な説明は、本発明の詳細な記載と関連して読むべきである。
図1は、本発明のレリーフ像印刷要素の一実施形態の断面図を示す。
符号の説明
10 寸法安定性基質層
12 圧縮性材料層
14 フロア層
16 画像形成層
18 マスク層
20 カバーシート

Claims (28)

  1. a 寸法安定性基質層、
    b それぞれ硬化時の弾性が少なくとも40%である、感光性樹脂、及びポリマーからなる群より選択される硬化したポリマーからなるフロア層、並びに
    c 少なくとも1つの画像形成材料層、
    を順に含み、
    前記寸法安定性基質層と前記フロア層との間に圧縮性材料層を更に含み、
    前記フロア層が、微小球を更に含むことを特徴とする一体型画像形成印刷面を有するレリーフ像印刷要素。
  2. 基質層は、硬化したポリマー樹脂を含む請求項1に記載のレリーフ像印刷要素。
  3. フロア層は、感光性樹脂を含む請求項1から2のいずれかに記載のレリーフ像印刷要素。
  4. 画像形成材料層は、感光性樹脂を含む請求項1から3のいずれかに記載のレリーフ像印刷要素。
  5. 印刷要素は、少なくとも1つの画像形成材料層の上にマスク層を含む請求項1から4のいずれかに記載のレリーフ像印刷要素。
  6. 印刷要素は、少なくとも1つの画像形成材料層の上に除去可能なカバーシートを含む請求項1から4のいずれかに記載のレリーフ像印刷要素。
  7. 印刷要素は、マスク層の上に除去可能なカバーシートを含む請求項5に記載のレリーフ像印刷要素。
  8. 基質層は、化学線に対して均一に透明又は半透明である請求項1から7のいずれかに記載のレリーフ像印刷要素。
  9. 基質層は、繊維強化ポリマーを含む請求項2に記載のレリーフ像印刷要素
  10. 圧縮性材料層は、ショアA硬度が30〜70であり、弾性が40%〜70%である請求項1から9のいずれかに記載のレリーフ像印刷要素。
  11. 感光性樹脂は、A−B−A型のブロック共重合体を含む請求項3に記載のレリーフ像印刷要素。
  12. 感光性樹脂は、A−B−A型のブロック共重合体を含む請求項4に記載のレリーフ像印刷要素。
  13. マスク層は、選択波長及び出力のレーザエネルギーを使用して選択的に切除可能である請求項5に記載のレリーフ像印刷要素。
  14. 一体型画像形成面を有する感光性レリーフ像印刷要素の調製方法であって、
    a 寸法安定性基質層を提供する工程、
    b 寸法安定性基質層の上に、それぞれ硬化時の弾性が少なくとも40%である、感光性樹脂、及びポリマーからなる群より選択されるポリマーからなるフロア層を塗布する工程、
    c フロア層の上からフロア層を硬化する工程、
    d 硬化したフロア層の上に少なくとも1つの画像形成層を塗布する工程、
    e 任意で、画像形成層の上にマスク層を塗布する工程、並びに
    f 任意で、少なくとも1つの画像形成層、又は任意のマスク層の上に除去可能なカバーシートを塗布する工程、
    を含み、
    前記印刷要素が、前記寸法安定性基質層と前記フロア層との間に圧縮性材料層を更に含み、
    前記フロア層が、微小球を更に含むことを特徴とする一体型画像形成面を有する感光性レリーフ像印刷要素の調製方法。
  15. フロア層は、少なくとも1つの画像形成層を塗布する前に十分に硬化される請求項14に記載の方法。
  16. 基質層は、硬化したポリマー樹脂を含む請求項14から15のいずれかに記載の方法。
  17. フロア層は、感光性樹脂を含む請求項14から16のいずれかに記載の方法。
  18. 画像形成層は、感光性樹脂を含む請求項14から17のいずれかに記載の方法。
  19. 基質層は、繊維強化ポリマーを含む請求項15に記載の方法。
  20. 圧縮性材料層は、ショアA硬度が30〜70であり、弾性が40%〜70%である請求項14から19のいずれかに記載の方法。
  21. 感光性樹脂は、A−B−A型のブロック共重合体を含む請求項17に記載の方法。
  22. 感光性樹脂は、A−B−A型のブロック共重合体を含む請求項18に記載の方法。
  23. マスク層は、選択波長及び出力のレーザエネルギーを使用して選択的に切除可能である請求項14から22のいずれかに記載の方法。
  24. a 寸法安定性基質層、
    b それぞれ硬化時の弾性が少なくとも40%である、感光性樹脂、及びポリマーからなる群より選択される硬化したポリマーからなるフロア層、並びに
    c 少なくとも1つの未硬化感光性樹脂層、
    を含み、
    前記寸法安定性基質層と前記フロア層との間に圧縮性材料層を更に含み、
    前記フロア層は、微小球を更に含む印刷要素をフレキソ刷版製造業者に供給することを含む営業方法。
  25. 印刷要素は、少なくとも1つの未硬化感光性樹脂層の上にマスク層を含む請求項24に記載の方法。
  26. 印刷要素は、未硬化感光性樹脂層の上に除去可能なカバーシートを含む請求項24に記載の方法。
  27. 印刷要素は、マスク層の上に除去可能なカバーシートを含む請求項25に記載の方法。
  28. マスク層は、選択波長及び出力のレーザエネルギーを使用して選択的に切除可能である請求項27に記載の方法。
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