JPH0613496U - 細長野菜の皮剥装置 - Google Patents

細長野菜の皮剥装置

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JPH0613496U
JPH0613496U JP5912792U JP5912792U JPH0613496U JP H0613496 U JPH0613496 U JP H0613496U JP 5912792 U JP5912792 U JP 5912792U JP 5912792 U JP5912792 U JP 5912792U JP H0613496 U JPH0613496 U JP H0613496U
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本 光 正 松
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有限会社松本製作所
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  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易タイプの細長野菜の皮剥装置を開発する
こと。 【構成】 縦長の箱枠状フレ−ムの頂部に下向きに設け
られ、細長野菜の後端部を把持しかつ前記フレ−ムの軸
方向の回りに間欠角回転させられるようにしたクランプ
と、前記フレ−ム上のクランプより下方において当該ク
ランプに把持された前記野菜の長さ方向に沿ってその野
菜を挟むように対向配置されたチェ−ン等の巻掛部材
と、該巻掛部材において前記野菜側に向けて立設された
皮剥刃とから成り、巻掛部材が回動して皮剥刃に細長野
菜の対向面上を走行させて皮を剥かせ、この皮剥き刃が
前記巻掛部材の背面側を走行するとき、前記クランプを
所定角度回転させるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコボウ,レンコン,ニンジン,大根などのような細長い根菜の皮剥装 置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からゴボウ等の根菜の皮剥に適した装置は種々のものが提案されているが 、従来装置は大量の根菜の皮剥を短時間で省力的に実施したいとする観点から全 自動皮剥装置として設計,製作したたものが大半であるため、装置自体が大がか りで大型化したものとなっている。
【0003】 しかし乍ら、上記のような大型皮剥装置は、確かに、省力的に短時間で大量の 細長野菜の皮剥をなし得るが、大規模ホテルやレストラン等のように大量に同じ 野菜を消費するような場所でないと、設置スペ−スの問題や機械価格、或は、作 動効率の面から合理的とはいえないため、例えば、中小規模のレストラン等にか かる装置を導入することは事実上不可能であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は以上のような点に鑑み、たとえ中小規模の食堂等に導入しても十分採 算に見合った稼動をするいわば簡易タイプの細長野菜の皮剥装置を開発すること を課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案の構成は、縦長の箱枠状 フレ−ムの頂部に下向きに設けられ、細長野菜の後端部を把持しかつ前記フレ− ムの軸方向の回りに間欠角回転させられるようにしたクランプと、前記フレ−ム 上のクランプより下方において当該クランプに把持された前記野菜の長さ方向に 沿ってその野菜を挟むように対向配置されたチェ−ン等の巻掛部材と、該巻掛部 材において前記野菜側に向けて立設された皮剥刃とから成り、巻掛部材が回動し て皮剥刃に細長野菜の対向面上を走行させて皮を剥かせ、この皮剥き刃が前記巻 掛部材の背面側を走行するとき、前記クランプを所定角度回転させるようにした ことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図に拠り説明する。図1は本考案装置の一例の正面図 である。図において1は正面からみて縦長短形の箱枠状をなすようにチャンネル 材等によって組上げたフレ−ムで、1aは天頂部材、1b,1cは左右の側部材、1dは ベ−ス部材である。なお、1e,1f,1g,1hは後述する構成部材を取付けるため、 上記フレ−ム1における左,右側部1b,1cの材間に架設したそれぞれ取付部材で ある。
【0007】 天板部材1aの下面側には、開閉自在の爪2aを有するクランプ2が回転軸2bを中 心にして間欠角回転するように取付けられている。2cは前記間欠角回転の駆動源 であるサ−ボモ−タ、2dは、上記爪2aを開閉させるため作動ロッド2eを有するプ ランジャである。なお、クランプ2は掴む野菜の太,細に応じて爪2aの開放度が 異なるものを2以上用意し、取替えて使用できるようにすることが望ましい。こ れにより太い野菜(例えば大根)から細い野菜(例えばゴボウ)までのクランピ ングが可能になる。
【0008】 ここで、上記クランプ2の爪2aは、一例としてバネ2g等による常時開放タイプ を用い、作動ロッド2eがプランジャ2dにより押下されてプッシュロッド2fが押下 げられることにより上記爪2aを閉じる形式のものを用いるが、この開閉形式は他 の構造であってもよい。なお、クランプ2における爪2aの開閉及び角回転は、手 動又は自動スイッチの操作によりなされるが、いずれにするかは任意である。
【0009】 3,4は上記フレ−ム1において上,下の取付部材1e,1fに取付けた上,下を 一組とし、取付部材1e,1fの左右それぞれ一組取付けたスプロケット3a,3b、4a ,4bと、この上,下スプロケット3a,3b、同4a,4bに掛け回したチェ−ン3c,4c とから形成し、テンショナ−スプロケット3d,4dを付設した巻掛部材である。
【0010】 上記のテンショナスプロケット3d,4dは、夫々スプリング3f,4fに引張られた 揺動腕3g,4gに取付けられている。また、前記スプロケットのうち、下方のスプ ロケット3b,4bにモ−タ5の回転出力がチェ−ン5a等を介して伝達されている。 なお、スプロケット3b,4bの回転はその方向が互に反対方向、ここでは、チェ− ン3c,4cの対向した側(張り側)を上部のスプロケット3a,4aから下へ走行させ る方向に同一速度で回転させられる。また、各スプロケット3a,4a、同3b,4bの 軸間距離は、取付部材1e,1f上で可変にしてある。野菜の太,細に対応するため である。
【0011】 7a,7b、及び、8a,8bは上記チェ−ン3c,4cの巻掛け外面側において、チェ− ン掛回し距離の中で最も離れた地点に立設した皮剥刃である。各刃7a〜8bはチェ −ン3c,4cの駒に立設された取付スタンド9a,9b、同10a,10bの先端側に揺動可 能なようにピン止めされている。また、各刃7a〜8bの皮剥き用の切刃部分は、細 長野菜の外面形状に合うように平面からみて略円弧状に形成されている。
【0012】 11,12は上記チェ−ン3c,4cの夫々の張り側において各チェ−ン3c,4cの内側 に平行に配設したチェ−ンガイドで、上下の取付部材1g,1hにそれぞれスプリン グ11a,12aを介して設けたガイド取付ブラケット11b,12bに取付けられている。 ここで、スプリング11a,11bは、上方のスプリングの撥力を下方のスプリングの 撥力よりも柔らかいものを使用している。皮剥刃7a,8bが走行回動して野菜に皮 剥のために切込む際の抵抗を逃がすためである。以上により本考案装置の一例を 構成するので、次にその作動例について説明する。
【0013】 上記の装置において、左右で4つの皮剥刃7a,7b、8a,8bは、図1に示した位 置を停止位置(以下、図の刃の位置を上,下死点という)として予め位置決めさ れているものとする。つまり、モ−タ5は1回の回転指令を受けて回転し始め、 連続回転するが、停止指令を受けると、各刃7a,7b、8a,8bが常に図に示した位 置で停止するように予め設定されている。
【0014】 一方、クランプ2の回転は、上記刃剥刃7a,8aが図示した位置から皮を剥ごう とする野菜Vに切込む直前までの間に、例えば360°/8、或は360°/9の角回 転をするように設定されている。この設定は野菜Vの太さ等に合せて任意に変更 することが可能である。つまり、大径の野菜は刃7a,8aの剥幅が一定であるため 、角回転させる回数を多くし、逆の場合は少なくするのである。
【0015】 いま、開放されているクランプ2の爪2aにゴボウ等の野菜Vを掴ませ、クラン プ用のサ−ボモ−タ2cと、皮剥刃走行のためのモ−タ5のスイッチ(図示せず) を手動等により操作して起動させると、モ−タ5は連続回転を始め、まず、図1 の上死点にある皮剥刃7a,8aが野菜Vの対向した外面の皮を剥くように走行移動 する。これによって上記刃7a,8aが下死点に達し、それまで下死点にあった刃7b ,8bが上死点に移動する。
【0016】 このようにして上,下の皮剥刃7a,7b、8a,8bの上下関係が逆になった時点で 、前記クランプ2が角回転させられる。このようにして野菜Vの皮剥位置が変更 されると、上死点に移動して来た皮剥刃7b,8bが野菜Vに切込まれ、そのままチ ェ−ン3c,4cの走行によって、その面の皮を剥く。以下、この作動を野菜Vがク ランプ2により1回転させられる間つづけて1本の野菜に対する皮剥を完了する 。
【0017】 皮剥が完了するとモ−タ2c,5を停止させ、クランプ2の爪2aを開放させて皮 の剥かれた野菜Vをフレ−ム1の下方側へ自然落下させる。このようにして、野 菜1本の皮剥が終ると、次の野菜をクランプ2に掴ませて、上記例と同様の手順 によって皮剥を開始するのである。
【0018】 以上の実施例において、皮剥刃は2条のチェ−ン3c,4cに取付けたが、刃を設 けるチェ−ンは1条、又は、3条以上であってもよい。また、野菜Vをクランプ 2に掴ませる操作、モ−タ2c,5の起動,停止は、人手による操作で行なったが 、これらを自動的に行なわせるようにするかどうかは任意である。また、チェ− ン3c,4cの走行態様も連続走行,間欠走行のいずれを採用してもよい。
【0019】
【考案の効果】
本考案は以上の通りであって、細長野菜の皮剥を、野菜1本についての皮剥自 体の作業だけを自動化し、クランプの開閉操作やこのクランプの角回転、或は、 チェ−ンの走行等の操作は人手により行うようにして、装置の大幅な簡素化を図 ったので、自動皮剥装置を小型かつ低価格に作製,提供することができ、従って 、大型で利用価値の小さな完全自動化皮剥装置の導入が図れなかったいわゆる中 小規模の業者が採用する装置としてきわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一例の正面図
【符号の説明】
1 フレ−ム 2 クランプ 3,4 巻掛部材 5 モ−タ 7a,7b、8a,8b 皮剥刃

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦長の箱枠状フレ−ムの頂部に下向きに
    設けられ、細長野菜の後端部を把持しかつ前記フレ−ム
    の軸方向の回りに間欠角回転させられるようにしたクラ
    ンプと、前記フレ−ム上のクランプより下方において当
    該クランプに把持された前記野菜の長さ方向に沿ってそ
    の野菜を挟むように対向配置されたチェ−ン等の巻掛部
    材と、該巻掛部材において前記野菜側に向けて立設され
    た皮剥刃とから成り、巻掛部材が回動して皮剥刃に細長
    野菜の対向面上を走行させて皮を剥かせ、この皮剥き刃
    が前記巻掛部材の背面側を走行するとき、前記クランプ
    を所定角度回転させるようにしたことを特徴とする細長
    野菜の皮剥装置。
  2. 【請求項2】 皮剥刃を具備した巻掛部材は、連続走行
    又は間欠走行させるようにした請求項1の細長野菜の皮
    剥装置。
  3. 【請求項3】 皮剥刃を有する巻掛部材は、1条又は3
    条以上をクランプに保持される細長野菜の周囲に設けた
    請求項1又は2の細長野菜の皮剥装置。
  4. 【請求項4】 対向配置した皮剥刃を有する巻掛部材の
    対向距離は、調節できるようにした請求項1又は3のい
    ずれかの細長野菜の皮剥装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014097005A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Yoshiizumi Sangyo Kk 棒状野菜の皮むき装置
JP2017169593A (ja) * 2017-07-05 2017-09-28 渡辺精機株式会社 棒状野菜の皮剥き装置
CN107373695A (zh) * 2017-07-26 2017-11-24 郑州顺鹏科技有限公司 山药削皮机及其削皮系统

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03155773A (ja) * 1989-11-14 1991-07-03 Shioda Shinko 皮剥き方法ならびに該方法に使用する皮剥き用被加工物の保持具

Patent Citations (1)

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