JPH06134698A - スリッターにおける巻取製品の取出装置 - Google Patents

スリッターにおける巻取製品の取出装置

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JPH06134698A
JPH06134698A JP31145092A JP31145092A JPH06134698A JP H06134698 A JPH06134698 A JP H06134698A JP 31145092 A JP31145092 A JP 31145092A JP 31145092 A JP31145092 A JP 31145092A JP H06134698 A JPH06134698 A JP H06134698A
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JP
Japan
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shaft
winding
machine base
take
product
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JP31145092A
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English (en)
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Ikuo Fujiyoshi
郁生 藤吉
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Toshin KK
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Toshin KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スリッターが小型で、その高さが比較的低く、
しかも機台の前面から離れた位置に配置された巻取軸を
製品とともに取り出す際に、巻取軸をその巻取位置より
も機台の上方へ持ち上げて、作業者が、無理のない姿勢
で巻取製品を巻取軸とともに機台から取り出せれるよう
にすることである。 【構成】機台1の前面から離れた位置に配置された巻取
軸7の近傍の各フレーム4,4にそれぞれ昇降棒支持部
35を設けて、各昇降棒支持部35にシリンダー39に
よって同期して昇降させられる各昇降棒36を設け、各
昇降棒36には、この昇降棒36が下降端位置から上昇
する際に巻取軸7の両端部を下方から支持する巻取軸支
持板43を設ける。巻取軸7を支持している両端の軸受
8の軸受支持部材の蓋部を開いて、前記シリンダー39
により各昇降棒36を上昇させて、巻取製品Gが巻き取
られたままの巻取軸7の両端部を各巻取軸支持板43に
より下方から持ち上げて、機台1から巻取製品Gを巻取
軸7とともに取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原反ロールから巻き出
された原反シートを切断装置により設定幅の多数の切断
シートに切断し、これら多数の切断シートを複数の巻取
軸に巻き取って製品とするスリッターにおいて、機台の
前面から離れた位置に配置された巻取軸に巻き取った巻
取製品を、巻取軸とともに機台前面から容易に取り出す
ことが出来るようにした巻取製品の取出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、原反ロールから巻き出された原反
シートを切断装置により設定幅の多数のシートに切断し
て、これらを複数の巻取軸に巻き取って製品とするスリ
ッターにおいて、このスリッターが比較的小型であっ
て、1個の巻取製品が重くない場合には、巻取作業の終
了後において、機台の前面に立っている作業者が、巻取
製品が巻取軸に巻き取られたままで、この巻取軸の両端
部を手で持って、巻取製品を機台から取り出している。
この場合、作業者の位置する機台の前面に近い位置に配
置された巻取軸に巻き取られている巻取製品は、比較的
容易に機台から取り出すことができるが、機台の前面か
ら離れている部分に配置されている巻取軸に巻き取られ
ている巻取製品は、機台の前面から離れているととも
に、スリッターが小型であるために、作業者の身長を基
準にして比較的低い位置に配置されるために、作業者
は、前屈みとなって巻取軸に巻き取られている巻取製品
を取り出すことになって、その取出作業は、無理な姿勢
を強いられる苦痛な作業となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、スリ
ッターが小型で、その高さが比較的低く、しかも機台の
前面から離れた位置に配置された巻取軸を製品とともに
取り出す際に、巻取軸をその巻取位置よりも機台の上方
へ持ち上げて、作業者が、無理のない姿勢で巻取製品を
巻取軸とともに機台から取り出せれるようにすることで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明の採用した手段は、一対のフレームの上部に軸
受を介して複数本の巻取軸を水平方向に沿った間隔を設
けて支持し、原反ロールから巻き出された原反シートを
機台に設けた切断装置により設定幅に切断して、この切
断された多数の切断シートを前記した複数本の巻取軸に
巻き取り、作業者が巻取製品を該巻取軸とともに機台前
面で持ち上げることにより該機台から取り出す形式のス
リッターにおいて、前記した複数本の巻取軸のうち機台
の前面から離れた位置に配置された巻取軸の近傍の両フ
レームに一対の昇降棒支持部を配設し、この各昇降棒支
持部には昇降手段により同期して昇降させられる昇降棒
を設け、該昇降棒には昇降棒が下降端位置から上昇する
際に前記巻取軸を下方から支持する巻取軸支持部材を設
けて、前記軸受を支持している軸受支持部材の蓋部を開
いて前記昇降手段を作動させると、一対の昇降棒が下降
端位置から同期して上昇して各巻取軸支持部材により、
巻取製品が巻き取られている巻取軸を下方から支持して
機台上方へ持ち上げるように構成したことである。
【0005】
【発明の作用】シートの巻き取りを終えると、巻取軸の
両端を支持している軸受の蓋部を開いて、巻取軸を持ち
上げ可能な状態にする。次いで、下降端に位置している
一対の昇降棒を昇降手段により上昇させると、各昇降棒
に設けられた各巻取軸支持部材によって巻取軸がその下
方から支持され、昇降棒の上昇とともに、巻取製品が巻
き取られている巻取軸は、機台の上方の作業者が取り出
し易い位置まで持ち上げられる。
【0006】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明に係わるスリッターの側面図であっ
て、スリッターの床面F上に配設されたベースB上には
機台1が設けられており、この機台1の後方のベースB
上には、支持台2が配設されている。この支持台2の上
部には原反シートSを巻き取った原反ロールAの両端部
が巻出軸3により支持されている。機台1には、所定の
間隔をおいて平行に配置されて、下部をベースBに固定
された一対のフレーム4,4が設けられており、この両
フレーム4,4の前側(作業者Mが位置する側)及び後
側の上部には、フレーム4,4の前端及び後端からその
中央部に向けて一対のレール部5,5が水平に形成され
ており、後側のレール部5は前側のレール部5より高い
位置に設けられている。なお、以下の説明においては、
フレーム4の後側に設けられた部材と、その前側に設け
られた部材とが同一である場合には、前側の部材は、後
側の部材の番号に「′」を付して表示する。
【0007】後側の両レール部5,5の上部には、図2
に示すように、各レール部5によりガイドされてフレー
ム4の前後方向に移動する摺動部6がそれぞれ設けられ
ており、両側の摺動部6の上部には、巻取軸7の両端側
に取り付けられた一対の軸受8,8を把持する軸受支持
部材9がそれぞれ取り付けられている。この軸受支持部
材9は、図3に示すように、固定部10と蓋部11とか
ら形成されている。両側の摺動部6,6の下部外側には
ラック部材12が摺動部6と平行にそれぞれ取り付けら
れており、各ラック部材12は、その下方に配置され
て、図示しないモータにより回動させられる歯車13と
噛合している。従って、両側の歯車13(図には外側の
もののみ示す)の回動により、摺動部6はレール部5に
ガイドされて移動する。一対のアーム14,14は、両
側のフレーム4,4を貫通して配設された連結軸15の
両端に固着されており、その上端が長さ調整可能なバー
16を介して軸受支持部材9に連結されている。従っ
て、両側のアーム14,14は巻取軸7の両側の摺動部
6,6を同期して移動させる作用をする。ここで、巻取
軸7は図2に示すように、一方の軸受8の近傍に設けら
れたクラッチCを介してモータ(図示しない)を備えた
駆動部17に連結されている。クラッチCは、巻取軸7
の端部に取り付けられた丸棒状の第1連結金具18と、
駆動部17に取り付けられた丸棒状の第2連結金具19
とからなっており、通常の状態では、第1連結金具18
の端面中央から突出して形成された凸部18aが、第2
連結金具19の対向する端面の中央部に形成された溝1
9aに嵌入した状態になっている。そして、巻取軸7を
第2連結金具19の溝19aに沿った方向へ移動させる
と、巻取軸7は駆動部17から取外し可能になる。巻取
軸7には、クラッチC側の軸受8に対して第1連結金具
18と反対側に、位置決め金具21が取り付けられてお
り、その外周面には所定の幅と深さを有する溝21aが
設けられている。また、巻取軸7の他端部(第1連結金
具18と反対側)には、外周の径と幅が前記位置決め金
具21と同じ形をして、その溝21aと同じ溝23aを
有する受け部23を内側に有するスリーブ22が取外し
可能に装着されていて、このスリーブ22の中央部から
外端にいたる部分に他方の軸受8が嵌装されている。
【0008】ここで、軸受支持部材9は、巻取軸7にシ
ートの巻取りが終了した際、巻取軸7を機台1から取り
出すことが必要であるため、図3に示すように、下面が
摺動部6の上面に固定されて円弧部10aを有する固定
部10と、円弧部11aを有する蓋部11とから構成さ
れており、固定部10の後部中央から突出する連結部1
0bに、蓋部11の二股部の溝11bが嵌装されて、こ
の二股部と連結部10bを貫通する軸24により、蓋部
11は固定部10に対して開閉可能に取り付けられてい
る。固定部10の上面と蓋部11の下面とは前下がりに
傾斜した面になっており、固定部10の連結部10bと
対向する位置に形成された二股部の溝10cには、軸2
4と平行な係止ピン25が設けられている。蓋部11に
は、溝11bを備えた二股部と反対側にも二股部が設け
られており、この二股部の溝11cにはレバー26が挿
入されて、このレバー26の下部の軸方向に開けられた
長穴26aに、溝11cを備えた二股部の下端部を貫通
し、かつ軸24と平行に配設された結合ピン27が挿入
されて、レバー26は蓋部11に取り付けられている。
レバー26の長穴26aの結合ピン27より上方に圧縮
ばね28が挿入されているので、レバー26は圧縮ばね
28により結合ピン27より上方へ常時付勢されてい
る。レバー26の長穴26aより下方には、係止部26
bが形成されている。この軸受支持部材9により、巻取
軸7の両端部を支承する軸受8を固定する際には、蓋部
11をレバー26により固定部10に対して閉じる方向
へ回動した後、レバー26を圧縮ばね28の付勢力に抗
して押し下げると共に、結合ピン27を軸として前と同
方向へ回転させ、その係止部26bの円弧状の係止面2
6cが固定部10の係止ピン25の下方になった状態
で、レバー26の押し下げ力を解除すると、レバー26
が上昇してその係止部26bの係止面26cが係止ピン
25に係合して、蓋部11が固定部10に固定されて、
巻取軸7の軸受8を把持する。また、巻取軸7の軸受8
を解放する際には、図3に一点鎖線で示すように、レバ
ー26を圧縮ばね28の付勢力に抗して押し下げて、そ
の係止部26bの係止面26cと係止ピン25との係合
を解除して、レバー26を蓋部11が開く方向へ回転さ
せると、図3に二点鎖線で示すように、蓋部11は固定
部10に対して開くので、巻取軸7の取り出しが可能に
なる。
【0009】両フレーム4,4の前側上部には、レール
部5より所定の高さ低い位置に、レール部5に平行なレ
ール部5′がそれぞれ設けられており、各レール部5′
の上部には、レール部5′上を摺動部6と同じ方向へ摺
動する摺動部6′が配設されている。そして、この摺動
部6′には後方の巻取軸7′の両端の軸受を把持する軸
受支持部材9′がそれぞれ設けられている。両フレーム
4,4の上部中央には、後方のレール部5より高さの高
いロール支持部29が設けられており、このロール支持
部29の垂直な後面並びに前面には、後部のサーフェイ
スロール30と前部のサーフェイスロール30′とが、
それぞれ回転自在に取り付けられている。そして、原反
ロールAから巻き出されたシートSは、支持台2の前端
下部に設けられた第1ガイドロール31、この第1ガイ
ドロール31の上方で機台1に設けられた複数のロール
群を経て、カッターロール32に導かれてこれにより切
断されて、多数の切断シートS1 となる。この多数の切
断シートS1 は、相隣接するものが前後の各巻取軸7,
7′に交互に巻き取られる。上記に説明したスリッター
の構造は、巻取軸7に位置決め金具21を取り付け、ま
たスリーブ22の受け部23に溝23aを設けた以外
は、従来のスリッターの構造と同一である。
【0010】本発明に係る巻取製品の取出装置33は、
図1に示すように、機台1の後端上部に設けられてい
る。取出装置33は、図4及び図5に示すように、機台
1の両フレーム4,4の内側面にそれぞれ固定された一
対の支持部材34,34により、一対の昇降棒支持部3
5が互いに対向して支持されている。昇降棒支持部35
は両側面が平面状に形成された丸棒状の部材で、その上
端35aは前方へ所定角度傾斜するとともに、後方のサ
ーフェイスロール30の軸心Oより多少高い位置になっ
ている。丸棒状の昇降棒36は、昇降棒支持部35の軸
心部を貫通して、昇降棒支持部35に対して昇降自在に
配設されており、この昇降棒36はその上端部が所定長
さだけ下部の外径より小さな小径部36aになってい
る。そして、昇降棒36はその背面に、小径部36aを
除き、ラック36bがその全長に渡り切られている。昇
降棒支持部35の上端部両側には、後方へ突出するシリ
ンダー支持板37が一対取り付けられており、この両シ
リンダー支持板37,37の先端部に設けた一対の支持
軸38,38によりシリンダー39の上端部を揺動可能
に支持している。
【0011】昇降棒36の小径部36aには、ブロック
状の固定金具41が取り付けられており、この固定金具
41の上端中央部から後方へ突出して設けられたプレー
ト42の先端にシリンダー39のロッド39aの上端が
ピンを介して連結されている。固定金具41の上部外側
面には、巻取軸支持板43が取り付けられている。この
巻取軸支持板43は固定金具41から所定長さ下方へ伸
びる縦板部43a及びこの縦板部43aの下端から略直
角に前方に突出する支持部43bを有しており、この支
持部43bの上面は円弧状の面になっている。両側の巻
取軸支持板43,43には、縦板部43aの下部、支持
部43bの中央部並びに先端部に、内側方向へ突出する
ロール44がそれぞれ3個ずつ回動自在に取り付けられ
ている。図5において、昇降棒36のラック36bと噛
合する歯車45は、両側の昇降棒支持部35,35の内
側面に取り付けられた一対のブラケット46,46によ
り回動自在に支持された歯車軸47の両端に取り付けら
れている。この歯車軸47及びその両端の歯車45は、
両側に一対の昇降棒36が各シリンダー39により昇降
させられる際に、昇降棒36のラック36bと各歯車4
5とが噛合して、各昇降棒36の動きを同期させるもの
である。
【0012】このスタッターにおいて、各巻取軸7,
7′に対するシートの巻取りを開始する際には、各巻取
軸7,7′は、各サーフェイスロール30,30′にそ
れぞれ当接可能な位置まで移動している。そして、各巻
取軸7,7′が駆動回転されると、原反ロールAから原
反シートSが巻き出され、この原反シートSはカッター
ロール32により複数の切断シートS1 に切断されて、
各切断シートS1 は、それぞれ各巻取軸7,7′に巻き
取られる。このスリッターにおいては、モータの回転ト
ルクがパウダークラッチ(いずれも図示せず)を介して
歯車13,13′に伝達されていて、各ラック部材1
2,12′に対して該ラック部材12,12′が各サー
フェイスロール30,30′に向かう押付力を生じさせ
ている。この押付力によって、各巻取軸7,7′に巻き
取られる切断シートS1 は、前記押付力に比例するタッ
チ圧で各サーフェイスロール30,30′に押し付けら
れながら巻き取られる。そして、巻太りによって、各巻
取軸7,7′に巻き取られる切断シートS1 の巻径が増
大すると、各ラック部材12,12′に加えられている
押付力に抗して、各ラック部材12,12′を後退させ
ながら、順次巻径が大きくなって、各巻取軸7,7′
は、各サーフェイスロール30,30′から徐々に離れ
てゆく。
【0013】そして、巻き取りが終了すると、各巻取軸
7,7′は、図5に一点鎖線で示す位置まで、各サーフ
ェイスロール30,30′に対して後退して、後方に配
置された巻取軸7が、取出装置33を構成している巻取
軸支持板43の直上に位置する場合はそのまま、また巻
取製品Gの巻径が小さくて、巻取軸7が巻取軸支持板4
3の前方に位置している場合には、両側の摺動部6,6
が後退するように、両側の歯車13,13を回転させ
て、巻取軸7を巻取軸支持板43の直上まで移動させ
る。なお、この摺動部6又はラック部材12の後退端位
置は、レール部5に設けたリミットスイッチ(図示しな
い)により設定することができる。
【0014】巻取製品Gが巻き取られている巻取軸7が
巻取軸支持板43の直上に位置している状態で、各軸受
支持部材9,9のレバー26を操作して、その蓋部11
を固定部10に対して開いた後に、各シリンダー39を
作動させて、そのロッド39aを突出させると、各昇降
棒36が上昇してこの上端に取り付けられた巻取軸支持
板43が上昇し、クラッチCの側の巻取軸支持板43の
各ロール44が巻取軸7の位置決め金具21の溝21a
に嵌合し、また反対側の巻取軸支持板43の各ロール4
4が巻取軸7のスリーブ22の受け部23の溝23aに
嵌合して、各巻取軸支持板43,43に対する巻取軸7
の軸方向の動きを規制する。この状態で、各シリンダー
39のロッド39aを上昇端まで突出させて、両側の昇
降棒36を上昇させ、これにより巻取製品Gが巻き取ら
れている巻取軸7を機台1から持ち上げる。この状態に
おいては、図5に二点鎖線で示すように、巻取製品Gの
下部は、ロール支持部29の上面より僅かに高い位置に
なっている。従って、本発明に係る取出装置33を使用
しない場合に比較して、巻取軸7の軸心を上方に位置
し、しかも作業者Mが立っている機台1の僅かに前側に
位置しているので、作業者Mは、僅かに前傾姿勢となっ
て両手で巻取軸7の両端部を掴んで持ち上げ、そのまま
機台1の前側まで移動させて、機台1から巻取製品Gを
巻取軸7とともに取り出す。このように作業者Mは、無
理のない姿勢で、機台1から巻取製品Gを巻取軸7とと
もに取り出すことができる。
【0015】本発明を実施した上記スリッターは、切断
シートの巻太りに応じて、サーフェイスロールに対して
巻取軸が後退する構成のものであり、このような場合に
おける本発明の効果は大きいが、巻取軸が移動しない構
成のスリッターに対しても、本発明は実施可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明は、高さが低くて、巻取軸に巻き
取られた巻取製品を、作業者が巻取軸とともに、手で取
り出す形式のスリッターにおいて、このスリッターの機
台の前面より離れた位置に配置された巻取軸の近傍の両
フレームに一対の昇降棒支持部を配設し、この各昇降棒
支持部には昇降手段により同期して昇降させられる昇降
棒を設け、該昇降棒には、昇降棒が下降端位置から上昇
する際に前記巻取軸を下方から支持する巻取軸支持部材
を設け、巻取終了後においては、機台から離れた巻取軸
の両端部を支持する軸受の蓋部を開いて前記昇降手段を
作動させて、その一対の昇降棒を下降端位置から同期し
て上昇させることにより、一対の巻取軸支持部材によっ
て巻取軸が機台上方の取出し容易な位置まで持ち上げら
れるので、作業者は従来のように、前屈みにならずに、
僅かに前傾した無理のない姿勢で、巻取製品を巻取軸と
ともに機台から取り出すことができる。このため、機台
の前面から離れた位置に配置された巻取軸に巻き取られ
ている巻取製品の取り出しが容易となって、その能率も
高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻取製品の取出装置を装着したスリッ
ターの側面図である。
【図2】機台1の前面から離れた位置に配置された巻取
軸7の部分の断面図である。
【図3】軸受支持部材9の側面図である。
【図4】本発明に係る巻取製品の取出装置の部分の平面
図である。
【図5】同じく一部を破断した側面図である。
【符号の説明】
A:原反ロール G:巻取製品 S:原反シート S1 :切断シート 1:機台 4:フレーム 7:巻取軸 8:軸受 9:軸受支持部材 11:蓋部 21:位置決め金具 33:巻取製品取出装置 35:昇降棒支持部 36:昇降棒 39:シリンダー 43:巻取軸支持板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のフレームの上部に軸受を介して複
    数本の巻取軸を水平方向に沿った間隔を設けて支持し、
    原反ロールから巻き出された原反シートを機台に設けた
    切断装置により設定幅に切断して、この切断された多数
    の切断シートを前記した複数本の巻取軸に巻き取り、作
    業者が巻取製品を該巻取軸とともに機台前面で持ち上げ
    ることにより該機台から取り出す形式のスリッターにお
    いて、前記した複数本の巻取軸のうち機台の前面から離
    れた位置に配置された巻取軸の近傍の両フレームに一対
    の昇降棒支持部を配設し、この各昇降棒支持部には昇降
    手段により同期して昇降させられる昇降棒を設け、該昇
    降棒には昇降棒が下降端位置から上昇する際に前記巻取
    軸を下方から支持する巻取軸支持部材を設けて、前記軸
    受を支持している軸受支持部材の蓋部を開いて前記昇降
    手段を作動させると、一対の昇降棒が下降端位置から同
    期して上昇して各巻取軸支持部材により、巻取製品が巻
    き取られている巻取軸を下方から支持して機台上方へ持
    ち上げるように構成したことを特徴とするスリッターに
    おける巻取製品の取出装置。
  2. 【請求項2】 スリッターは、サーフェイスロールに対
    して切断シートを押し付けながら巻き取って、切断シー
    トの巻太りに応じて巻取軸がサーフェイスロールに対し
    て後退する構成であることを特徴とする請求項1に記載
    のスリッターにおける巻取製品の取出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0899745A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Asano Kenkyusho:Kk ロール巻シートの支持装置
KR19990078729A (ko) * 1999-08-03 1999-11-05 임종필 시트 절단용 슬리터

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JPH0899745A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Asano Kenkyusho:Kk ロール巻シートの支持装置
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