JPH06133843A - 仏像およびその製作方法 - Google Patents

仏像およびその製作方法

Info

Publication number
JPH06133843A
JPH06133843A JP31418792A JP31418792A JPH06133843A JP H06133843 A JPH06133843 A JP H06133843A JP 31418792 A JP31418792 A JP 31418792A JP 31418792 A JP31418792 A JP 31418792A JP H06133843 A JPH06133843 A JP H06133843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buddha
image
molding
clay
cremation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31418792A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Kitagawa
光弘 喜多川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP31418792A priority Critical patent/JPH06133843A/ja
Publication of JPH06133843A publication Critical patent/JPH06133843A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 仏教世界において、人骨が他の如何なるもの
よりも尊く無上の価値をもつものとされることに着目し
て、これを内部に備えた仏像を提供する。 【構成】 火葬後の焼骨を主成分として含有する結合材
を用いたセメント状原材料により仏像を一体成形する
か、あるいは、火葬後の焼骨を粉砕してなる粉末状物を
粘土と混練して、陶土状原材料を作製し、この陶土状原
材料により仏像を焼成することにより、仏像の内部に焼
骨を一体的に内包させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は仏像およびその製法に
関し、さらに詳細には、火葬場にて火葬された後の人
骨、いわゆる焼骨を内部に含んでなる仏像の製造技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】仏教においては、仏像を造って礼拝供養
することが、最上の善根くどくであるとされており、仏
教各宗派のお寺ではそれぞれ固有の仏像を造立して、こ
れを参拝者の参詣に供している。仏像の材料としては、
白檀や沈香のようないわゆる香木が用いられるととも
に、金属であれば、金、銀、銅のような貴金属が尊いも
のとして用いられている。
【0003】一方、人間の死体は、国民の宗教的感情に
適合し、かつ公衆衛生その他公共の福祉の見地から、火
葬場にて火葬された後にその遺骨が骨壺等に収納され、
お寺の納骨堂に収蔵されたり、あるいは墓地に埋葬され
ている(「墓地、埋葬等に関する法律」第1条参照)。
【0004】そして、一般のお寺においては、これらの
仏像や遺骨はそれぞれ別の場所に収蔵等されており、こ
れらに対する参詣やお墓参りもそれぞれ個別に行われて
いるというのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時、人口
の増加とともに、お寺に占める納骨堂や墓地のスペース
が急激に狭くなりつつあり、そのスペースの有効利用に
ついて種々の模索がなされている。
【0006】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、仏教世界
において、人骨が他の如何なるものよりも尊く無上の価
値をもつものとされることに着目して、これを内部に備
えた仏像を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の仏像は火葬後の焼骨を構成材料として含ま
れている一体成形品であることを特徴とし、より具体的
には、骨材、混和剤およびこれらを結合する結合材等を
主原料としてなる一体成形品であって、前記結合材の主
成分として火葬後の焼骨を含有する仏像、あるいは、粘
土等を主原料としてなる焼成品であって、火葬後の焼骨
を含有する仏像である。
【0008】前者の仏像の製作方法は、骨材と、混和剤
と、火葬後の焼骨を主成分として含有する結合材と、水
とを混合攪拌して、セメント状原材料とし、このセメン
ト状原材料を成形型の仏像成形キャビティ内に充填し
て、養生固化させ、この養生固化した仏像成形物を前記
成形型から離型させることを特徴とする。
【0009】また、後者の仏像の製作方法は、火葬後の
焼骨を粉砕してなる粉末状物と、粘土と、水とを混練し
て、陶土状原材料とし、この陶土状原材料により中空の
仏像形状を成形して乾燥させ、この乾燥した仏像成形物
を素焼きにして焼成させることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の仏像は、その内部に火葬された人骨つ
まり焼骨を備えていることにより、仏教の根本精神と祖
先崇拝の思想とが融合されて、特に、強い祖先崇拝の思
想をもつ日本人にとって、これを拝むことで同時に各自
の先祖の供養もすることが可能となり、納骨堂や墓地の
有効利用も図れる。
【0011】この場合、仏像内に焼骨を含ませる方法と
しては、本発明者が種々の実験および研究を行った結
果、以下のような、セメント状化合物製の仏像とする方
法と、陶器製の仏像とする方法とが開発されるに至っ
た。
【0012】(a) セメント状化合物製の仏像:これは、
焼骨の成分の大部分が酸化カルシウム(CaO)である
ことに着目したものであって、結合材の主成分として火
葬後の焼骨を含有させる方法である。
【0013】従来のセメントの成分は65%が酸化カル
シウムであり、その他シリカ、ケイ石と少量のセッコウ
からなる。したがって、焼骨はセメントの成分である酸
化カルシウムの替わりとして十分に使用可能である。さ
らに、焼成すればより強固なクリンカーを得ることにも
なる。
【0014】つまり、セメントの各種原料のうち石灰石
の成分は、96.95%のほとんどが炭酸カルシウムか
らなっているが、この炭酸カルシウムは焼成すると、酸
化カルシウムとなる。焼骨の成分は、上述のごとくほと
んどこの酸化カルシウムである。したがって、同種類の
ものである。
【0015】換言すれば、石灰石が水成岩の一種であ
り、大部分が炭酸カルシウム(CaCO3 )からなって
いるが、発生原因としては有孔虫、珊瑚、貝、石灰藻な
どの炭酸石灰質の殻をもつ生物の化石からなるものであ
る。このことから焼成された石灰石は焼骨と同等のもの
であると言える。セメントの原料として使用する石灰石
の成分である炭酸カルシウムは、焼成前であるため酸化
されていないが、焼骨はすでに焼成されて、酸化カルシ
ウムになっているのである。このことから、セメント原
料のうち焼成された石灰石の替わりとして使用すること
ができることになる。
【0016】さらに詳述すれば、石灰石、および石灰石
の替わりに一部焼骨を利用し、粘土、ケイ石を配合粉砕
し、1,400℃付近の高温に焼成して、これに少量の
セッコウを加えて粉砕して結合材を得る。この結合材
(25〜30重量%)と、混和材としてポリマー(5〜
25重量%)、骨材として細骨材(砂など)と、粗骨材
(砂利、砕石など)とを水を加えて攪拌混合する(合わ
せて65〜70重量%)。この攪拌混合したセメント状
原材料を、鋳物製金型の仏像成形キャビティ内に流し込
み締め固めを行って、10日間程度以上養生した後、金
型から離型開放して完成させる。
【0017】(b) 陶器製の仏像:これは、粘土状原材料
に焼骨の粉末状物を含有させる方法で、粘土、焼骨の粉
末状物および水を混練し、陶土状にして仏像を成形し、
釜にて焼成製作する。この製作方法は、高さが60cm
程度の比較的小型の仏像に適している。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0019】実施例1 本発明に係る仏像を図1に示し、この仏像は、具体的に
は骨材、混和剤およびこれらを結合する結合材等を主原
料としてなるセメント状化合物製の一体成形品であっ
て、高さが約2.5m、体積が約1m3 および重量が約
2.3tとされている。
【0020】次に、この仏像の製作方法について詳細に
説明する。第1工程:結合材の製造 焼骨、石灰石、粘土、ケイ石を以下の配分比で混合粉砕
した後、これらを焼成してクリンカーを形成し、このク
リンカーに、さらにセッコウを加えて粉砕する。
【0021】結合材原料の混合配分比:(焼成時の減量
分3%程度をあらかじめ多く計算) 焼骨 …… 98kg(35重量%) 石灰石 …… 84kg(30重量%) 粘土 …… 56kg(20重量%) ケイ石 …… 42kg(15重量%)
【0022】すなわち、 これらの諸原料を微粉砕機(チューブミル等の粉砕
機を使用)を使って粉砕する。この場合、上記原料の9
0重量%が200番ふるいを通過するまで細かく粉砕す
る。
【0023】 この粉砕した原料を1,400℃付近
の高温にて混合焼成して、半製品のクリンカーを得る。 この半製品のクリンカーにセッコウを8.4kg
(3.0重量%)加えて、これらを粉砕することにより
280kgの結合材を得る。
【0024】第2工程:成形型の製作 砂と粘土と少量の水を混練した材料を使って、従来
周知の製作方法により仏像の原形物を作る。 この仏像原形物を、箱型中央部分中に入れた状態
で、この箱型内に溶融した鋳鉄を流し込み、自然冷却に
より固化させる。
【0025】 この固化した鋳鉄ブロックを上記箱型
から取り出して、この鋳鉄ブロックを前後方向中央部分
で平行に切断して2分割する。 この2分割した鋳鉄ブロックから上記原形物をそれ
ぞれ掻き出した後、鋳鉄ブロック内に形成された仏像成
形キャビティの成形面を整形する。
【0026】これにより、図3(a),(b)に示すよう
な、仏像の前側半分を成形する鋳鉄製成形前型1と、図
4(a),(b)に示すような、仏像の後側半分を成形する
鋳鉄製成形後型2がそれぞれ完成する。図中、1aは成
形前型1の仏像成形面、2aは成形後型2の仏像成形
面、および1b,2bは後述するセメント状原材料15
の投入口形成部をそれぞれ示している。
【0027】第3工程:セメント状原材料の作製 図4に示すように、骨材(細骨材5a,粗骨材5b)、
混和剤6、結合材7、水8を、簡易ミキサー9内に投入
して混練し、体積1m3 のセメント状原材料を作る。図
中10はベルトコンベア、11は水道をそれぞれ示して
いる。
【0028】この場合のセメント状原材料の各原料混合
配分比は次のとおりである。セメント状原材料の原料混合配分比: 細骨材(川砂または砕砂)5a …… 280kg 粗骨材(砂利または砕石)5b …… 1,120kg 耐久強化混和剤(ポリマー)6 …… 200kg 結合材(第1工程で作製)7 …… 280kg 水8 …… 150kg
【0029】第4工程:セメント状原材料の成形型内へ
の充填 図5に示すように、第3工程で作製したセメント状原材
料15を、成形型16の投入口1b,2bから仏像成形
キャビティ17内にすばやく打ち込んで、締め固めを行
い、そのまま10日程度以上養生させる。
【0030】なお、上記成形型16は、第3工程で製作
した成形前型1と成形後型2を、双方の仏像成形面1
a,2a側を突き合わせた状態で一体化させてなり、そ
の内部に上記両成形面1a,2aによる仏像成形キャビ
ティ17が形成される。18は成形前型1と成形後型2
を接続固定するための接続止め金具、および19は投入
ホッパをそれぞれ示している。
【0031】第5工程:仏像成形品の離型および最終仕
上げ 図6に示すように、成形型16の接続止め金具18,1
8,…を外して、この成形型16を解体し、その内部の
固化した仏像成形品20を離型する。
【0032】第6工程:最終仕上げ 図7に示すように、この仏像成形品20の表面にある成
形型接続部によるバリや凹凸部分を、ほうき、ヤスリ、
金槌等の仕上げ治具21を用いて整形し(ケレン作
業)、図1に示す完成品とする。
【0033】なお、セメント状原材料は、固化した後に
おいて寒暖によりある程度収縮膨張する性質があること
から、内部に鉄筋等の補強材を入れて、自らの破壊を防
ぐ対策をとることも可能である。
【0034】実施例2 本例は図1に示す仏像を陶器製としたもので、具体的に
は粘土等を主原料としてなる中空の焼成品である。この
陶器製仏像の形状寸法は、高さが60cmで重さが20
kgと、実施例1のものに比較して小型の仏像である。
【0035】次に、この仏像の製作方法について詳細に
説明する。第1工程:成形型の製作 水と粘土をよく混練し、この粘土を用いて仏像の原
形を作り、1時間程度乾燥させて少し固化させる。
【0036】 鉄板または銅板からなる仕切板を、こ
の仏像原形物の前後方向中央部分において、仏像原形物
表面の全周にわたって設ける。仕切板の形状寸法は、厚
さが2mm、幅が50mm、および長さが50mm程度
とされ、これら仕切板の設置に当たっては、各仕切板の
縁部を上記仏像原形物の表面部に食い込ませる。
【0037】 この仕切が形成された仏像原形物の外
周に、水と混練したセッコウを、以下の要領で厚さ30
mm程度に練りつけて固化させ、セッコウ型を製作す
る。
【0038】i)仕切板で仕切られた仏像原形物の一方
の半分例えば前側半分に、セッコウを練りつける。この
セッコウが40℃程度の熱を帯びて反応して固化が始ま
った後、その熱がさめた頃を見計らって、上記仕切板を
全て取り外す。
【0039】ii) この仕切板の除去により生じる仏像原
形物表面の傷を、水で少し濡らした手指にて修復させる
とともに、セッコウ表面も水と混練したセッコウにて修
復させる。
【0040】iii)上記セッコウ表面に、石鹸またはシャ
ボン等の剥離剤を、ハケまたは指にて塗布してから、今
度は残りの後側半分に、セッコウを練りつける。
【0041】iv)このセッコウが上記と同様に固化し
て、その熱がさめた頃を見計らって、固化したセッコウ
型をそれぞれ前後方向へ取り外して2分割し、これらセ
ッコウ型にへばりついている粘土を掻き出した後、その
仏像成形キャビティの成形面を整形する。
【0042】これにより、図8(a)に示すような、仏像
の前側半分を成形するセッコウ製成形前型25と、図9
(a)に示すような、仏像の後側半分を成形するセッコウ
製成形後型26がそれぞれ完成する。図中、25aは成
形前型25の仏像成形面、26aは成形後型26の仏像
成形面をそれぞれ示している。
【0043】第2工程:陶土状原材料の作製 焼骨を粉砕して粉末状とし、この粉末状焼骨物と粘土を
以下の配分比で混合して、これに少量の水を加えて混練
し、陶土状原材料を作る。
【0044】陶土状原材料の原料混合配分比: 粉末状焼骨 …… 44kg(20重量%) 粘土 …… 176kg(80重量%) 水 …… 少量(適量)
【0045】なお、上記原料の混合配分比の他、粉末状
焼骨物を陶土状原材料の0〜20重量%、および粘土を
同じく80〜100重量%の範囲内で適宜混合させるこ
とができる。
【0046】第3工程:仏像成形物の成形 図8(b) および図9(b) に示すように、第2工程で
作製した陶土状原材料30を、第1工程で製作したセッ
コウ製成形前型25とセッコウ製成形後型26の各仏像
成形面25a,26aに、それぞれ厚さ30mm程度に
煉りつける。
【0047】 次に、粘土を少し水で解かしたノロ
を、上記前後型25,26の接続面(接着面)にハケま
たは手の指で塗り付けてから、これら接続面同士を密着
させて、一体の中空仏像成形物に仕上げる。この仏像成
形物を、完全に乾くまで日陰にて養生しながらゆっくり
と乾燥させる。なお、この仏像成形物はセッコウ型を用
いず、直接手作りで成形してもよい。
【0048】第4工程:仏像成形品の焼成 この十分に乾燥させた仏像成形物を陶器釜に入れて、7
00℃〜800℃程度で素焼にして焼成し、図1に示す
完成品とする。
【0049】なお、上述した実施例1および実施例2は
あくまでも本発明の好適な具体例を示すためのものであ
って、ここに開示される具体的諸条件については、本発
明の範囲内において種々設計変更可能である。
【0050】例えば、図示例においては、一体の仏像を
製作するために多数人の焼骨が用いられているが、一体
の仏像に一体分の焼骨を入れることも可能で、この場合
は、焼骨と他の構成材料との混合割合が適宜変更され
る。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
仏像の内部に火葬後の焼骨が構成材料として含まれてい
るから、仏教世界において、他の如何なるものよりも尊
く無上の価値をもつものとされる人骨(遺骨)を、仏教
における礼拝供養の対象である仏像に一体化させること
ができ、仏教の根本精神と祖先崇拝の思想とが融合され
た仏像を提供することができる。
【0052】したがって、人間の死体を、国民の宗教的
感情に適合し、かつ公衆衛生その他公共の福祉の見地か
ら取り扱うことができるばかりか(「墓地、埋葬等に関
する法律」第1条参照)、特に、強い祖先崇拝の思想を
もつ日本人にとって、この仏像を拝むことで同時に各自
の先祖の供養もすることが可能となり、さらには、納骨
堂や墓地の有効利用も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るセメント状化合物製の
仏像を示す正面図である。
【図2】同仏像の製作方法を説明するための図で、仏像
の前側半分を成形する成形前型を示し、図2(a) は背面
図、図2(b) は図2(a) のII-II 線に沿った断面図であ
る。
【図3】同仏像の製作方法を説明するための図で、仏像
の後側半分を成形する成形後型を示し、図3(a) は正面
図、図3(b) は図3(a) のIII-III 線に沿った断面図で
ある。
【図4】同仏像の製作方法を説明するための図で、セメ
ント状原材料の製造工程を示している。
【図5】同仏像の製作方法を説明するための図で、セメ
ント状原材料の成形型内への充填工程を示している。
【図6】同仏像の製作方法を説明するための図で、養生
固化した仏像成形物の成形型からの離型工程を示してい
る。
【図7】同仏像の製作方法を説明するための図で、仏像
成形物の表面を整形する最終仕上げ工程を示している。
【図8】本発明の実施例2に係る陶器製の仏像の製作方
法を説明するための図で、図8(a) は同仏像の前側半分
を成形する成形前型の背面図、図8(b) は同成形前型内
に陶土状原材料を煉り付ける工程を示す図8(a) のIIIV
-IIIV 線に沿った断面図である。
【図9】図9(a) は同仏像の後側半分を成形する成形後
型の正面図、図9(b) は同成形後側内に陶土状原材料を
煉り付ける工程を示す図9(a) のIX-IX 線に沿った断面
図である。
【符号の説明】
1 鋳鉄製成形前型 1a 鋳鉄製成形前型の仏像成形面 2 鋳鉄製成形後型 2a 鋳鉄製成形後型の仏像成形面 5 骨材 6 混和剤 7 結合材 8 水 9 簡易ミキサー 10 ベルトコンベア 11 水道 15 セメント状原材料 16 成形型 17 仏像成形キャビティ 20 仏像成形品 25 セッコウ製成形前型 25a セッコウ製成形前型の仏像成形面 26 セッコウ製成形後型 26a セッコウ製成形後型の仏像成形面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火葬後の焼骨が構成材料として含まれて
    いる一体成形品であることを特徴とする仏像。
  2. 【請求項2】 骨材、混和剤およびこれらを結合する結
    合材等を主原料としてなる一体成形品であって、前記結
    合材の主成分として火葬後の焼骨を含有する請求項1に
    記載の仏像。
  3. 【請求項3】 骨材と、混和剤と、火葬後の焼骨を主成
    分として含有する結合材と、水とを混合攪拌して、セメ
    ント状原材料とし、 このセメント状原材料を成形型の仏像成形キャビティ内
    に充填して、養生固化させ、 この養生固化した仏像成形物を前記成形型から離型させ
    ることを特徴とする請求項2に記載の仏像の製作方法。
  4. 【請求項4】 前記結合材は、焼骨、石灰石、粘土、ケ
    イ石を混合粉砕した後、これらを焼成してクリンカーを
    形成し、このクリンカーに、さらにセッコウを加えて粉
    砕してなる請求項3に記載の仏像の製作方法。
  5. 【請求項5】 粘土等を主原料としてなる焼成品であっ
    て、火葬後の焼骨を含有することを特徴とする請求項1
    に記載の仏像。
  6. 【請求項6】 火葬後の焼骨を粉砕してなる粉末状物
    と、粘土と、水とを混練して、陶土状原材料とし、 この陶土状原材料により中空の仏像形状を成形して乾燥
    させ、 この乾燥した仏像成形物を素焼きにして焼成させること
    を特徴とする請求項5に記載の仏像の製作方法。
JP31418792A 1992-10-28 1992-10-28 仏像およびその製作方法 Pending JPH06133843A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31418792A JPH06133843A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 仏像およびその製作方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31418792A JPH06133843A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 仏像およびその製作方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06133843A true JPH06133843A (ja) 1994-05-17

Family

ID=18050311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31418792A Pending JPH06133843A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 仏像およびその製作方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06133843A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006040826A1 (ja) * 2004-10-15 2006-04-20 Yoshihiro Masada 儀式用具及びその製造方法
JP2012135780A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Junichiro Aso 残骨灰に含まれる歯科用金属を使用した形見物の製造方法
IT201900016994A1 (it) * 2019-09-23 2019-12-23 Francesco Caciolli Preparato per la modellazione manuale di sculture ornamentali in ceramica comprendenti ceneri da cremazione e metodo per la sua realizzazione

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0257474B2 (ja) * 1985-07-24 1990-12-05 Miyachi Electronic Co
JPH05123368A (ja) * 1991-11-06 1993-05-21 Takehiko Futaki 遺骨の処理方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0257474B2 (ja) * 1985-07-24 1990-12-05 Miyachi Electronic Co
JPH05123368A (ja) * 1991-11-06 1993-05-21 Takehiko Futaki 遺骨の処理方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006040826A1 (ja) * 2004-10-15 2006-04-20 Yoshihiro Masada 儀式用具及びその製造方法
JP2012135780A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Junichiro Aso 残骨灰に含まれる歯科用金属を使用した形見物の製造方法
IT201900016994A1 (it) * 2019-09-23 2019-12-23 Francesco Caciolli Preparato per la modellazione manuale di sculture ornamentali in ceramica comprendenti ceneri da cremazione e metodo per la sua realizzazione

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4142613B2 (ja) 歯科修復材を製造する方法ならびに製造装置
JPH06133843A (ja) 仏像およびその製作方法
JP4181224B2 (ja) セメント組成物並びにこれを用いたコンクリート及びコンクリート製品の製造方法
KR101056708B1 (ko) 인조현무암 블럭의 제조방법
JP3894738B2 (ja) 埋設型枠用ボード
KR101151313B1 (ko) 석탄재와 패각을 이용한 보도블록 제조방법
JP4034592B2 (ja) 鋳型、及び鋳型の製造方法
JP2009298637A (ja) 人造御影石樹脂組成物およびその利用
KR101973773B1 (ko) 골분을 이용한 납골함 대체 기념물의 제작방법 및 이를 통해 제조된 납골함 대체 기념물
JP2832417B2 (ja) 装飾性を有する遠心成形製品の製造方法
JPH0742154B2 (ja) 人造御影石とその製造方法
WO2006040826A1 (ja) 儀式用具及びその製造方法
FR2520349A1 (fr) Procede de fabrication d'une pierre reconstituee et pierre ainsi obtenue
JP3367988B2 (ja) 気泡コンクリート製品の製造方法
JPH091516A (ja) 化粧コンクリートブロックの製造方法
JPH10113918A (ja) 化粧建材用コンクリートブロック、これを作るための化粧用モルタル及びその製造方法
TWI225906B (en) Environmental protection porous brick and the manufacturing method thereof
JPH02107548A (ja) 人造石およびその製法
US2247585A (en) Investment composition
JPH10152358A (ja) 人造砂岩用モルタル組成物、人造砂岩および人造砂岩の製造方法
JPS5815457B2 (ja) レンガブロックの製造方法
JPS623057A (ja) セメント硬化体の製造方法
JP4471705B2 (ja) コンクリート成型体の製造方法
JP2000072498A (ja) 着色骨材及び着色骨材の製造方法
JPH01317143A (ja) コンクリート製造方法及びコンクリート成型品製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950620