JPH0613354Y2 - 自動車用ウインドレギユレ−タ - Google Patents

自動車用ウインドレギユレ−タ

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JPH0613354Y2
JPH0613354Y2 JP1869786U JP1869786U JPH0613354Y2 JP H0613354 Y2 JPH0613354 Y2 JP H0613354Y2 JP 1869786 U JP1869786 U JP 1869786U JP 1869786 U JP1869786 U JP 1869786U JP H0613354 Y2 JPH0613354 Y2 JP H0613354Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車用ウインドレギユレータ、とりわけウイ
ンドに対してウインドガラスを摺動自在に開閉するウイ
ンドレギユレータに関する。
従来の技術 最近、トラツクのような大型車の運転席まわりのドアに
あつては、左折時または右折時に、歩行者や自転車ある
いは自動二輪車または小型自動車等を巻込むような事故
防止対策の一つとして、ドア下部にウインド開口部を開
設し、この下側ウインド開口部にウインドガラスを嵌殺
しに装着して、運転席からの下部側方の視認性を高める
ようになつてきている。このため、ドア上部のウインド
開口部には、前記下部ウインドガラスを利用する側方視
界を確保する関係から、ウインドガラスを昇降自在に配
設することが難かしくなり、この上側ウインドガラスを
車体前後方向へ摺動自在に組付ける傾向にある。
ところで、ウインド開口部に対してウインドガラスを摺
動自在に開閉するウインドレギユレータとしては、例え
ば実開昭59−51971号公報に示されたものがあ
る。これを、車体構成部としてのドアに採用したものを
例として第11,12図に図示して説明する。1はトラ
ツクのような大型車の運転席まわりを隔成する車体、2
は車体1側部に形成した開口部3にヒンジ4を介して車
体側方へ開閉自在に装着された車体構成部としてのドア
を示し、インナパネル5とアウタパネル6とでウインド
レギユレータやその他の各種機能部品を格納配置し得る
空間部としての閉断面部7を構成するドア本体8と、こ
のドア本体8の上縁部から上方に略コ字形に連設された
サツシユ9と、このサツシユ9とドア本体8上縁部とで
取り囲まれた上側ウインド開口部10に摺動自在に組付
けられた上側ウインドガラス11と、前記ドア本体8の
インナパネル5とアウタパネル6との中央部に跨つて車
幅方向に貫通形成された下側ウインド開口部12に図外
のウエザーストリツプを介して嵌殺しに装着した下側ウ
インドガラス13とで構成されている。14は前記上側
ウインドガラス11を上側ウインド開口部10に対して
車体前後方向へ摺動して開閉するためのウインドレギユ
レータを示し、ドア本体8閉断面部7の下側ウインド1
2未形成部に格納配置したモータ15と、このモータ1
5の出力軸に装着した巻取りドラム16と、前記ドア本
体8閉断面部7の下側ウインド12未形成部におけるモ
ータ15配設部よりも上部に離間配置した複数のプーリ
17A,17B,17C,17Dと、前記巻取りドラム
16に中間部を巻掛けかつ両端部それぞれを複数のプー
リ17A〜17Dに掛けわたして上側ウインドガラス1
1の下縁部両端に連結した一本のワイヤ18とで構成さ
れている。
考案が解決しようとする問題点 しかし前述のウインドレギユレータ14においては、一
本のワイヤ18の中間部を巻取りドラム16で巻取ると
共に繰り出すことによつて、上側ウインドガラス11を
摺動開閉させるので、該上側ウインドガラス11の摺動
抵抗によつてワイヤ18が巻取りドラム16に滑り易
く、円滑な開閉操作性を発揮しにくい。また、ベースが
無く、モータ15や複数のプーリ17A〜17Dを直か
にドア本体8に取付けるので、ウインドレギユレータ1
4としてドア本体8に組付けるのが困難となってしま
う。さらに、ワイヤ18を上側ウインドガラス11に直
かに連結しているので、巻取りドラム16の取付いたモ
ータ15と複数のプーリ17A〜17Dとをそれぞれド
ア本体8に取付け、この巻取りドラム16に巻掛けたワ
イヤ18の両端部を、複数のプーリ17A〜17Dに掛
けわたした後ドア本体8上縁部またはサツシユ9前後側
部から上側ウインド開口部10内に取り出し、このワイ
ヤ18の取り出し端それぞれを上側ウインドガラス11
の下縁部両端に連結しなければならず、組付け作業が面
倒である。
そこで本考案は、ドア本体への組付け性とウインドガラ
スの開閉操作性とを向上することができる自動車用ウイ
ンドレギユレータを提供するものである。
問題点を解決するための手段 本考案にあつては、車体構成部のウインド開口部近傍に
格納配置するベースプレートと、このベースプレートに
取付けられ、かつ前記ウインド開口部に対して前後摺動
自在に組付けたウインドガラスの開閉操作力を受ける駆
動ドラムと、この駆動ドラムから所要の間隔をもつて前
記ベースプレートに取付けられた従動ドラムと、端部を
前記駆動ドラムと従動ドラムとに係留させかつ互いに逆
向きに巻掛けられて駆動ドラムの動力を従動ドラムに伝
達する二本のワイヤと、前記従動ドラムに連結されてウ
インド開口部の下縁からウインドガラスの下側縁部側に
一部を突出する歯部を有するピニオンギヤと、前記ウイ
ンドガラスの下側縁部に固定され前記ピニオンギヤのウ
インド開口部下縁から突出する歯部に噛合する歯部を有
するラツクギヤとを備えている。
作用 ウインドレギユレータの組付けに際しては、駆動プーリ
と従動プーリとピニオンギヤおよび二本のワイヤそれぞ
れを配したベースプレートを、ドア本体内に格納配置す
ると共に、ラツクギヤをウインドガラスの下縁部に固定
し、このラツクギヤの歯部の所定部位をピニオンギヤの
ウインド開口部の下縁から突出する歯部に噛合しつつ、
ウインドガラスをウインドに対して摺動自在に装着す
る。一方、ウインドガラスの開閉に際しては、開閉操作
力が駆動プーリから二本のワイヤのうちのいずれか一方
のワイヤを経由して従動プーリに伝達され、この従動プ
ーリに連動するピニオンギヤの回動によつてラツクギヤ
を移動し、もつてウインドガラスを摺動開閉する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面と共に従来の構造と同一部
分に同一符号を付して詳述する。
第1〜9図に示すように、このウインドレギユレータ1
4Aはベースプレート20と駆動ドラム25と従動ドラ
ム38と二本のワイヤ43,44とピニオンギヤ53と
ラツクギヤ75とを備えている。
前記ベースプレート20は平板状に構成され、運転席ま
わりを隔成する車体1の開口部3にヒンジ4を介して装
着した車体構成部としてのドア2におけるインナパネル
5とアウタパネル6とで閉断面に形成した空間部7の上
側ウインド開口部10配設部近傍のインナパネル5車外
側面に、少なくともその前部と中間部と後部とをねじ2
1A,21B,21Cで固定して、前記空間部7におけ
る下側ウインド12未形成部に格納配置されるようにな
つている。このベースプレート20後部のねじ21C
は、その軸心方向(車幅方向に同じ)の中間部をインナ
パネル5に接合したステープレート22に該軸心方向へ
の移動を規制した状態で回動自在に貫設し、ステープレ
ート22から車室内側に突出する後端面に凹部23を備
え、この凹部23に例えばドライバのような工具を差込
んで回動操作することによつて、ステープレート22か
らアウタパネル6側に延長した先端部をベースプレート
20後部にウエルドナツトによつて構成した取付孔部2
4にねじ嵌合して、ベーススプレート20後部をインナ
パネル5に対して車幅方向へ調整自在に組付けるように
なつている。
前記駆動ドラム25はベースプレート20前半部のアウ
タパネル6側への膨出部20aの車外側面に配設されて
いる。この駆動ドラム25の軸心方向車外側端面の軸心
部には軸受孔26を備え、この軸受孔26には前記膨出
部20aの車外側面に結合したドラムカバ27の車外側
壁部に膨出形成した軸部28を回動自在に内接嵌合して
ある。駆動ドラム25外周面の車外側一半部には一条の
螺旋状のワイヤ装着溝29を備えている。このワイヤ装
着溝29の車外側端と車室内側端とにはリツプル装着凹
部30,31を備え、これらリツプル装着凹部30,3
1のワイヤ引出壁面30a,31bはワイヤ装着溝29
に連らなる円弧面に形成されている。また、駆動ドラム
25の車室内側端面の軸心部には該軸心方向から見て略
Y字形の受容凹部32を備えている。この受容凹部32
にはベースプレート20の膨出部20a車室内側面にね
じ33固定したギヤードモータ34における出力軸35
のベースプレート20車外側面よりも突出した部分に取
付けた前記受容凹部32と相似形で小形の略Y字形の出
力羽根体36を、ゴムや合成樹脂のような緩衝体37を
介して内接嵌合してあつて、駆動ドラム25がギヤード
モータ34による上側ウインドガラス11の開閉操作力
を受けるようになつている。
前記従動ドラム38は、前記駆動ドラム25から車体後
方へ所要の間隔をもつて、前記ベースプレート20後半
部の膨出部20b後部にシヤフト39を介して回動自在
に取付けられている。この従動ドラム38の外周面には
前記駆動ドラム25のワイヤ装着溝29とは逆向きの一
条の螺旋状のワイヤ装着溝40を備えている。このワイ
ヤ装着溝40の車外側端と車内側端とにはリツプル装着
凹部41,42を備え、これらリツプル装着凹部41,
42のワイヤ引出壁面41a,42aはワイヤ装着溝4
0に連らなる円弧面に形成されている。
前記二本のワイヤ43,44は所要の定長に形成され、
その両端それぞれにはリツプル45,46,47,48
を結合してある。これら二本のワイヤ43,44のうち
のいずれか一方のワイヤ43は、その一端のリツプル4
5を駆動ドラム25の車外側リツプル装着凹部30に嵌
装すると共に、その他端のリツプル46を従動ドラム3
8の車外側リツプル装着凹部41に嵌着することによつ
て、その両端部それぞれを駆動ドラム25と従動ドラム
38とに係留させ、かつワイヤ装着溝29,40に沿つ
て互いに逆向きに巻掛けられると共に、その中間部をア
イドラプーリ49とテンシヨンプーリ51とに巻掛けら
れ、駆動ドラム25と従動ドラム38とに跨つて掛けわ
たされて、駆動ドラム25の動力を従動ドラム38に伝
達するものである。具体的には、この一方のワイヤ43
は第9図に示すように、駆動ドラム25に右巻きに巻掛
けられ、従動ドラム38に左巻きに巻掛けられている。
また前記他方のワイヤ44は、その一端のリツプル47
を駆動ドラム25の車室内側リツプル装着凹部31に嵌
装すると共に、その他端のリツプル48を従動ドラム3
8の車室内側リツプル装着凹部42に嵌装することによ
つて、その両端部それぞれを駆動ドラム25と従動ドラ
ム38とに係留させ、かつワイヤ装着溝29,40に沿
つて互いに逆向きに巻掛けられると共に、その中間部を
アイドラプーリ50とテンシヨンプーリ52とに巻掛け
られ、駆動ドラム25と従動ドラム38とに跨つて掛け
わたされて、駆動ドラム25の動力を従動ドラム38に
伝達するものである。具体的には、この他方のワイヤ4
4は第9図に示すように、駆動ドラム25に左巻きに巻
掛けられ、従動ドラム38に右巻きに巻掛けられてい
る。
前記ピニオンギヤ53は従動ドラム38よりも大径に形
成されて、従動ドラム38のベースプレート20側端に
同軸状に結合されている。このピニオンギヤ53の全外
周に形成された歯部53aの一部は、第3図に示すよう
に上側ウインド開口部10の下縁を形成するドア本体8
の上縁部に沿つて配設されて上側ウインドガラス11下
縁部を摺動案内するガイドレール54の車体前後方向中
間部で前記上側ウインドガラス11の開扉始端側(閉扉
終端側に相当する)と対応する部分に突出されている。
また、ピニオンギヤ53はその外周縁部の一部をベース
プレート20に形成したガイドフツク部55に摺動自在
に係合すると共に、その車室内側面をベースプレート2
0に形成した複数の膨出部56,57に摺動自在に当接
して、ベースプレート20に振れ止めされた状態に配さ
れている。
前記アイドラプーリ49,50それぞれはベースプレー
ト20前側膨出部20aの後部にブラケツト58,59
を介して上下に離間配置して取付けられている。これら
アイドラプーリ49,50の外周面には周方向へ閉環し
た一条のワイヤガイド溝60,61を備えている。前記
テンシヨンプーリ51,52それぞれはベースプレート
20後側膨出部20bの後部にブラケツト62,63を
介して上下に離間配置して取付けられている。これらテ
ンシヨンプーリ51,52それぞれの外周面には周方向
へ閉環した一条のワイヤガイド溝64,65を備えてい
る。これらテンシヨンプーリ51,52の支軸66(6
7)はブラケツト62,63の相対峠する上下側壁に形
成した長孔68A,68Bに摺動自在に嵌合されてい
る。前記テンシヨンプーリ51,52のワイヤガイド溝
64,65におけるワイヤ43,44摺接側の反対側部
分には、アイドラプーリ49,50の支軸69,70に
外嵌装着されたテンシヨンスプリング71,72の延設
部を摺動自在に当接してあつて、該テンシヨンプーリ5
1,52がワイヤ43,44摺接側に付勢されている。
これらテンシヨンスプリング71,72の後端はブラケ
ツト58,59の一側に形成したストツパ部73,74
に係留されている。
前記ラツクギヤ75は上側ウインドガラス11の下縁部
と略同じ前後長に設定され、該上側ウインドガラス11
の下縁部に合成樹脂製のホルダ76を介して固定されて
いる。このラツクギヤ75はホルダ76におけるガイド
レール54摺接係合部分の下面に形成した装着溝77に
内嵌して一体に取付けられており、ラツクギヤ75の下
端面の前後方向全域には前記ピニオンギヤ53のガイド
レール54内に突出する歯部53aに噛合する歯部75
aを有している。
前記実施例の構造によれば、第10図に実線で示す全閉位
置にある上側ウインドガラス11を開扉するには、図示
を省略した運転席まわりに配設されたモータ駆動回路内
のレギユレータスイツチを、開扉側にオン操作する。す
るとギヤードモータ20の正転駆動によつて駆動ドラム
25が矢印X方向に回動し、二本のワイヤ43,44
のうちの一方のワイヤ43が、その一端を駆動ドラム2
5に係留してあることにより該駆動ドラム25に滑ら
ず、しつかりと左巻きに巻取られると共に従動ドラム3
8から繰出され、従動ドラム38が駆動ドラム25の回
転と同じ矢印X方向へ、該一方のワイヤ43他端の従
動ドラム38への係留に起因してワイヤ43との間に滑
りを生じることなくしつかりと回動すると共に、ピニオ
ンギヤ53が該従動ドラム38と同方向へ回動し、この
ピニオンギヤ53に噛合したラツクギヤ75を介して上
側ウインドガラス11が実線の全閉位置から仮想線で示
す全開位置側(矢印Y方向)へとガイドレール54に
沿つて移動する。また、この仮想線で示す全開位置にあ
る上側ウインドガラス11を閉扉するには、前記図外の
ウインドレギユレータスイツチを閉扉側へオン操作す
る。すると、ギヤードモータ20の逆転駆動によつて駆
動ドラム25が矢印X方向に回動し、他方のワイヤ4
4が前述と同様に駆動ドラム25に滑りを生じることな
く、しつかりと右巻きに巻取られると共に従動ドラム3
8から繰出され、従動ドラム38が矢印X方向へ該ワ
イヤ44との間で滑ることなくしつかりと回動すると共
に、ピニオンギヤ53が該従動ドラム38と同方向へ回
動し、もつて上側ウインドガラス11がピニオンギヤ5
3に噛合するラツクギヤ75を介して仮想線の全開位置
から実線の全閉位置側(矢印Y方向)へとガイドレー
ル54に沿つて移動する。前記一方のワイヤ43が駆動
ドラム25に巻取られる際、他方のワイヤ44が駆動ド
ラム25から繰出され、一方のワイヤ43取り用のワイ
ヤ装着溝29部分が駆動ドラム25に用意される一方、
この他方のワイヤ44の繰出し分は一方のワイヤ43の
繰出しで回動する従動ドラム38に巻取られ、駆動ドラ
ム25と従動ドラム38との間にたるむことを阻止され
る。また、他方のワイヤ44が駆動ドラム25に巻取ら
れる場合にも、一方のワイヤ43は前述と同様に従動ド
ラム38に巻取られて駆動ドラム25と従動ドラム38
との間にたるむことがない。
前記実施例は本考案の最も好ましい例を図示して説明し
たのであるが、ウインドガラスの開閉操作力にモータの
ような動力を使用しないで、駆動ドラムにレギユレータ
ハンドルを連結して、人力を採用しても、前述と同様の
作用効果がある。
なお本考案はドアに設けられるスライド式ウインドガラ
ス以外の、例えば車体に設けられたスライド式ウインド
ガラスのウインドレギュレータとして適用することがで
きる。
考案の効果 以上説明したように本考案によれば、駆動ドラムと従動
ドラムと二本のワイヤおよびピニオンギヤそれぞれの配
されたベースプレートを、車体構成部材のウインド開口
部近傍に格納配置すると共に、ピニオンギヤ歯部のウイ
ンド開口部下縁から突出した部分にウインドガラス下側
縁部のラツクギヤを噛合することによつて、ウインドレ
ギユレータをぎ装できるので、スライド式ウインドレギ
ユレータの組付け作業を容易かつ正確に行うことができ
る利点がある。二本のワイヤ端部それぞれを駆動ドラム
と従動ドラムとに係留しかつ互いに逆向きに巻掛けて、
ワイヤと駆動・従動の両ドラムとの間に滑りを阻止する
ことができると共に、従動ドラムにウインドガラスをピ
ニオンとラツクとからなるギヤ機構を介して連結して、
該従動ドラムとウインドガラスとの連動部分での滑りも
阻止することができるので、ウインドガラスの開閉操作
力を駆動ドラムから二本のワイヤ,従動ドラム,ピニオ
ンギヤおよびラツクギヤを経由してウインドガラスにむ
だなくしつかりと伝達することができて、ウインドガラ
スの開閉操作性を向上することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す車外側から見た側面
図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図は
同実施例の縦断面図、第4図は駆動ドラムの斜視図、第
5図は第4図の矢印V部の拡大断面図、第6図は第1図
のVI−VI線に沿う断面図、第7図は第1図のVII−VII線
に沿う断面図、第8図は第2図のVIII−VIII線に沿う断
面図、第9図はワイヤ巻きの模式図、第10図は本考案
の作用説明図、第11図は従来のウインドレギユレータ
を搭載した大型車の側面図、第12図は従来のウインド
レギユレータまわりを示した斜視図である。 1……車体、2……ドア、10……上側ウインド開口部
(ウインド開口部)、11……上側ウインドガラス(ウ
インドガラス)、14A……ウインドレギユレータ、2
0……ベースプレート、25……駆動ドラム、38……
従動ドラム、43,44……ワイヤ、53……ピニオン
ギヤ、75……ラツクギヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体構成部のウインド開口部近傍に格納配
    置するベースプレートと、このベースプレートに取付け
    られ、かつ前記ウインド開口部に対して前後方向に摺動
    自在に組付けたウインドガラスの開閉操作力を受ける駆
    動ドラムと、この駆動ドラムから所要の間隔をもって前
    記ベースプレートに取付けられた従動ドラムと、端部を
    前記駆動ドラムと従動ドラムとに係留させかつ互いに逆
    向きに巻掛けられて駆動ドラムの動力を従動ドラムに伝
    達する二本のワイヤと、前記従動ドラムに連結されてウ
    インド開口部の下縁からウインドガラスの下側縁部側に
    一部を突出する歯部を有するピニオンギヤと、前記ウイ
    ンドガラスの下側縁部に固定され前記ピニオンギヤのウ
    インド開口部下縁から突出する歯部に噛合する歯部を有
    するラックギヤとを備えたことを特徴とする自動車用ウ
    インドレギュレータ。
JP1869786U 1986-02-12 1986-02-12 自動車用ウインドレギユレ−タ Expired - Lifetime JPH0613354Y2 (ja)

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