JPH0613316Y2 - 単独型結合具 - Google Patents

単独型結合具

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JPH0613316Y2
JPH0613316Y2 JP6664787U JP6664787U JPH0613316Y2 JP H0613316 Y2 JPH0613316 Y2 JP H0613316Y2 JP 6664787 U JP6664787 U JP 6664787U JP 6664787 U JP6664787 U JP 6664787U JP H0613316 Y2 JPH0613316 Y2 JP H0613316Y2
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JP
Japan
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screw member
male screw
stopper piece
floor
female screw
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JP6664787U
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JPS63173451U (ja
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暁 牧野
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Takenaka Corp
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Takenaka Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主には建築工事の分野で、2種以上の部
材、例えば第2図に例示した如く床型枠2とこれに取付
け固定する下端プレート1をねじ機構で着脱可能に締結
する結合具に係り、さらにいえば、床型枠2の一側に居
る1人の作業員が単独で簡単に締結作業を行なえる構成
とした単独型結合具に関する。
従来の技術 床スラブ建築工事に必要な電気照明と電源コンセント類
を提供する手段として、第2図に例示した電源等分配装
置が開発されている。これは床型枠2に予め設けられて
いる開口に、同開口と略同形同大の下端プレート1を結
合具3で取付け、この下端プレート1上に立てたスペー
サ5を介して床コンリート4の上面位置に上端プレート
6を設置し、かつ照明スタンドポール7を立て、予め床
配筋中に配設したFケーブル8は一旦照明スタンドポー
ル7の中空部内に引き上げて電線接続を行ない、もって
照明スタンドポール7上の電球10と防水コンセント1
1を床上側の照明及び電源として提供し、下端プレート
1の孔を通じて引き下した枝線の電球12と防水ソケッ
ト13で床下側の照明と電源を提供する構成とされてい
る。
ところで、下端プレート1を床型枠2へ取付ける結合具
3については、その使用済後に下端プレート1を床型枠
2から取外して床型枠2を床コンクリート4から脱型可
能とする必要がある。このため下端プレート1の取付け
は、床型枠2の上側から下向きに木コン3a付きのボル
ト3bを通し、床型枠2の下側からナット3cを前記ボ
ルト3bへねじ込んで締結する構成により行なわれてい
る。
本考案が解決しようとする問題点 上記した従来の結合具3によれば、広い面積をもつ床型
枠2へ下端プレート1を取付ける場合に、一人の作業員
が同床型枠2の裏側へ片手を伸ばして木コン3a付きボ
ルト3bを押え、他方の手でナット3cを回して締結す
るようなことはとうていできない。
即ち、1人の作業員が床型枠2の上側に居て木コン3a
付きボルト3bを床型枠2及び下端プレート1のボルト
孔へ通し、他方、同床型枠2の下側に居るもう1人の作
業員が、前記ボルト3bへナット3cをねじ込んで締結
する作業を行なう他はない。
つまり、少なくとも2人の作業員が一チームを組んで協
同作業をするほかないから、省人化、省力化を図り難
い。
また、床型枠2の下側で作業する人のために、脚立とか
照明などを用意することが不可欠である等々の問題点が
あった。
問題点を解決するための手段 上記従来技術の問題点を解決するための手段として、こ
の考案に係る単独型結合具20は、図面の第1図に好適
な実施例を示したとおり、 2種以上の部材1と2をねじ機構で締結する結合具にお
いて、 中空筒状の雌ねじ部材21と、前記雌ねじ部材21に一
連にねじ込まれた雄ねじ部材22とより成るものとし
た。
特に、雄ねじ部材22は中空筒状をなすものとし、その
中空部内22bに同雄ねじ部材22の側面に出没自在の
ストッパ片23及び該ストッパ片23を常時外向きに押
すばね24を設置した。しかも、ストッパ片23は、雄
ねじ部材22の後向きに掛止め機能を奏する形態に構成
した。
なお、床型枠2へ下端プレート1を取付けるような場合
の実施態様として、雌ねじ部材21は、その外周を略円
すい形状の木コン25により覆われた構成とする。
作用 この単独型結合具20で、第1図のように床型枠2に下
端プレート1のブラケット5を結合する場合、作業員は
床型枠2の上側に居て木コン25を握り、雄ねじ部材2
2を雌ねじ部材21から適度に伸長させたねじ込み状態
にして、同雄ねじ部材22を床型枠2及びブラケット5
のボルト孔2a、5aへ共通に突き通す。すると、同雄
ねじ部材22がボルト孔2a、5aを通過する際、スト
ッパ片23は同ボルト孔2a、5aの孔壁面に押される
に任せて、ばね24を撓ませつつ雄ねじ部材22の中空
部22b内に沈み込み、雄ねじ部材22の突き通し操作
に支障をきたさない。
そして、ストッパ片23が二つのボルト孔2a、5aを
通過しきると、再びばね24に押されて突出し抜止め機
能を働くようになる。
かくしてストッパ片23が突出した感触が得られた時点
で、今度は木コン25を握った手で少し引き上げるよう
にしてストッパ片23をブラケット5の下面に押しつ
け、両者間のまさつ力で雄ねじ部材22の回転を止める
ようにする。他方、木コン25と共に雌ねじ部材21を
正転方向に回すと、雄ねじ部材22とのねじ結合が進行
し、遂にブラケット5を床型枠2へ強固に締結すること
ができる。
一方、床型枠2の下側から雄ねじ部材22を逆転方向に
回してゆくと、雌ねじ部材21とのねじ結合が解かれ、
ブラケット5を、ひいては下端プレート1を床型枠2か
ら取外すことができるのである。
実施例 次に、第1図に示した実施例を説明する。
図中21は雌ねじ部材、22が雄ねじ部材であり、各々
長さ50mm位の中空筒状に形成されている。
雌ねじ部材21の中空部には、その内壁の全長にわた
り、雌ねじ21aがきられている。上端部にはフランジ
21bを有している。そして、合成樹脂製で円すい形状
をなす木コン25の中心部に雌ねじ部材21を通して回
転しない関係に組合せ、結局雌ねじ部材21は木コン2
5により覆われた構成とされている。木コン25の高さ
は、雌ねじ部材21の長さと略等しい。
雌ねじ部材21の上端開口は、ゴム又はプラスチック製
の栓体26により、コンクリートが流入しない程度に塞
がれている。
雄ねじ部材22の外径は、雌ねじ部材21の雌ねじ谷径
に略等しい程度の大きさとし、該雄ねじ部材22の外周
の略上半部に、前記雌ねじ21aと共通仕様の雄ねじ2
2aを切り、両者が互いにねじ込まれている。
雄ねじ部材22の周側面の下半部における縦方向に、細
長いスリット形状のストッパ孔27を設け、このストッ
パ孔27を通じて雄ねじ部材22の側面に出没自在のス
トッパ片23が、同雄ねじ部材22の中空部22b内に
設置されている。
ストッパ片23は、薄鉄板をプレス成形等したもので、
中央部に雄ねじ部材22の肉厚相当の屈曲部をもつ極め
てゆるやかな曲り方の略Z形状に形成されている。そし
て、その一つの屈曲点を前記ストッパ孔27の下端縁上
に掛止めた態様で中空部22b内に納め、第1図のよう
に最大突出したとき、ストッパ片23の内端部23aは
中空部22bの内面に当接し、それ以上は第1図の反時
計回り方向に回転せず、突き出さない構成とされてい
る。
ストッパ片23における内側の屈曲部より上側の背面部
に、やはり雄ねじ部材22の中空部22b内に一端24
aを固定した板ばね24の自由端側が当接され、ストッ
パ片23を常時外へ押し出す構成とされている。
つまり、ストッパ片23は、第1図のように最大突出し
ている状態からは、板ばね24を撓ませつつ押し込んで
中空部22b内へ沈ませることができる。しかし、その
力を解放すると、ストッパ片23は、板ばね24により
再び最大突出位置まで押し出される。
なお、ストッパ片23において、その突出された端部2
3bは、最大突出状態において雄ねじ部材22の軸線と
略直角な面に形成され、即ち雄ねじ部材22の後向き
(第1図の上向き)にブラケット5の下面に掛止まる抜
止め形態とされている。
したがって、この単独型結合具20で、床型枠2に下端
プレート1のブラケト5を取付けるには、両者のボルト
孔2a,5aを一致させた上で木コン25を握り持ち、
床型枠2の上側から雄ねじ部材22を突き通す。ボルト
孔2a,5aを通過する際、ストッパ片23はボルト孔
の内面に押されるに任せて板ばね24を撓ませつつ中空
部22b内に沈み込み、前記突き通し作業に支障をもた
らさない。そして、ブラケット5のボルト孔5aを通過
すると同時に、ストッパ片23は板ばね24に押されて
再び突き出る。
そこで作業員は、ストッパ片23が突出した感触をたし
かめた後、今度は木コン25を持つ手で雄ねじ部材22
を少し持ち上げ、ストッパ片23の上端部23bをブラ
ケット5の下面に圧接し、両者間の摩擦力で回転を止め
るものとものとし、木コン25を通じて雌ねじ21を正
転方向に回す。すると、ねじ21aと22aのねじ運動
が進み、遂にはブラケット5を床型枠2へ強固に締付け
固定することができ、このとき床型枠2の下側から手を
加えることは一切必要でない。
他方、床型枠2の下側から、適当な工具類を使用して雄
ねじ部材22を逆転方向に回すと、ねじ21aと22a
との結合がゆるんで外れ、床型枠に対してブラケット5
及び下端プレート1を取外すことができる。
また、床コンクリートの打設後に、床型枠2を脱型する
と、木コン25に覆われた雌ねじ部材21も回収するこ
とができ、他に転用することができるのである。
異なる実施態様 上記実施例では、床型枠2へ下端プレート1を取付ける
という用途を前提として、雌ねじ部材21を木コン25
で覆わしめている。しかし、この結合具20の用途は、
上記実施例の限りではない。
そして、コンクリート打設に対する回収を考慮しない場
合、雌ねじ部材21は、木コン25と組合せることなく
単独部品として実施し、種々な用途に使用することがで
きる。
本考案が奏する効果 以上に実施例と併せて詳述したとおりであって、この考
案に係る単独型結合具20は、片手で雌ねじ部材21を
押さえて止め、他方の手で雄ねじ部材22を回してねじ
込むことができない条件下での2種以上の部材のねじ結
合、例えば床型枠2へ下端プレート1を取付けるような
場合に、床型枠2の片側のみから一人で単独の締結作業
ができ、省人化が図れる。
しかも、締結作業は、雄ねじ部材22をボルト孔2a、
5aに突き通し、ストッパ片23を引き掛けた上で、雌
ねじ部材21を正転方向へ回すだけでよく、迅速に、能
率の良い締結作業を行うことができ、強固で信頼性の高
い締結ができる。
その上、前記締結を解く作業も、例えば床型枠2の片側
のみから、雄ねじ部材22を逆転方向に回すだけで簡単
に行なえ、使い勝手に優れるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る単独型結合具の使用状態を示し
た断面図。第2図は適用例を示した立面図である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2種以上の部材をねじ機構で締結する結合
    具において、 中空筒状の雌ねじ部材(21)と、前記雌ねじ部材(2
    1)にねじ込まれた雄ねじ部材(22)とより成り、雄
    ねじ部材(22)は中空筒状をなし、その中空部内に同
    雄ねじ部材(22)の側面に出没自在のストッパ片(2
    3)及び該ストッパ片(23)を常時外向きに押すばね
    (24)が設置されており、ストッパ片(23)は雄ね
    じ部材(22)の後向きに抜止め機能を奏する形態とさ
    れていることを特徴とする単独型結合具。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項に記載した
    雌ねじ部材(21)は、その外周を略円すい形状の木コ
    ン(25)により覆われていることを特徴とする単独型
    結合具。
JP6664787U 1987-05-01 1987-05-01 単独型結合具 Expired - Lifetime JPH0613316Y2 (ja)

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JPS63173451U JPS63173451U (ja) 1988-11-10
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