JPS6018509Y2 - 足場用壁継ぎ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、俗に１控えヨと呼称している足場用壁継ぎに
関するものである。

従来の控えは丸太足場等にロープで緊縛し、又壁面への
固定作用は不十分であった。

尚、特公昭５２−２５６５冴のような公知の足場固定金
具は、略一定の太さの足丸太にしか取付不能なりランプ
しか備えていないため用途が制限され、かつ他端の連結
手段は既設の壁等に埋設したナツト状のメネジ体への螺
合に限定されるため、これまた結合手段が自ずと設定さ
れる不便があり、汎用性に欠ける問題があった。

本考案は前記のような問題がなく、しかも極めて簡単な
操作により足場丸太と他の足場等の間に取付けられる控
えを提供することを目的としている。

しかして本考案は長短調節可能に支承管１に接続される
主杆２の先端に足場丸太ａに接する縦長の外開き状麦飯
３を固定し、該麦飯３の開いた一側端にチェ７４の一端
を接続する一方、他側にはチェ７４の開放端を引掛ける
先端鉤５ａを持った鉤ねじ杆５を前記麦飯３の背面にお
いて主杆２に固着した支持管６に挿通し、チェ７４の先
端にはチェン単位環４ａに掛止する先端鉤４ｂを取付け
、更に鉤ねじ杆５の後端ねじ部にナツト７をねじ込み、
前記支承管１の接続端には口形金具８を固着し、主杆２
に緩く嵌まる緊締杆９を口形金具８内に配置し該金具８
に突設した緊締杆９と一体のねじ１０にナツト１１をね
じ込み、また支承管１の基端には保合孔１２を開設し、
他の足場等へ固定した略丁字形止金具１４め鉤部１５に
続く係止折曲部１６を前記係合孔１２に掛止させ、更に
止金具１４の基部に木ねじ部１３を設けて成る足場用壁
継ぎである。

尚図示の実施例においては、主杆２の先端に固着した麦
飯３は概ね逆台形状に外方へ向って開いており、両側端
に、開き方向にチェノ４及び鉤ねじ杆５が取付けてあり
、主杆２を長短調節可能に接続する支承管１の接続端に
口形金具８を固着し、主杆２に緩く嵌まる緊締杆９を口
形金具８内に位置させ、口形金具８の上面に突出した緊
締環９と一体のねじ１０に蝶ナツト１１をねじ込み蝶ナ
ツト１１を締付ければ、緊締環９を引上げ主杆２と支承
管１とを固定状態にするようにしたものである。

図中、４ａはチェノ４の先端に取付けた鉤、４ｂはチェ
ノ４の単位環、５ａは鉤ねじ杆５の先端鉤で、鉤ねじ杆
５の先端鉤５ａと逆の端部にナツト７を螺合させるおね
じが設けである。

又支承管１の他端に偏平部１ａを形成してこれを係合孔
１２をあけ、壁面にねじ込む木ねじ１３を突設した止金
具１４の係止屈曲鉤部１５を係合孔１２に挿通して鉤部
１５の基側に設けた係止折曲部１６に係合孔１２を位置
させ確実に固定係止させたものである。

尚、支承管基端の係合孔１２は、他の足場等へ固定した
止金具１４との係合手段である。

本考案は以上記述した構成であるから、足場丸太ａに外
開き状麦飯３を当てチェノ４をめぐらせてチェン構成環
４ｂを鉤ねじ杆５の先端鉤５ａに引掛け、先端の鉤４ａ
を他の環４ｂに掛け、しかる後ナツト７（図示のものは
蝶ナツト）をねじ込み、鉤ねじ杆５を引張ることによっ
て支承管１及び主杆２を強固に固定できる。

殊に本考案のものは足場丸太の径に適応して固着できる
ので、便利であり固定及び解除作用が円滑に行われる効
果がある。

本考案によれは縦長の外開き状麦飯３を丸太ａに当てる
ことにより上下に長い接触部分が安定するのでぐらつか
ず、チェノ４による緊締作業がし易い効果がある。

そして他の足場等へ固定した止金具１４と係合手段によ
り係合させた支承管１と主管２との長短調節の操作は、
緊締杆９に設けたナツト１１のねじ込み戻しにより簡単
に行なうことができ、しかもそのねじ操作の前に先端鉤
４ａをチェノ４の単位環４ｂに掛止することによっても
長短調節ができるから、ナツト７のねじ込みねじ戻し量
も単位環４ｂの長さがあれば足りることになり、無闇に
鉤ねじ管５も大きくしなくて良い利点がある。

また、同じチェノを利用したものでも実公昭５０ ３９
４夢のようにくの字形又は半円形金具の両袖に平端部を
有するものであると丸太等からナツトが離れるため捩れ
に弱いが麦飯３の両側端にチェノが出入りすることと、
麦飯３と丸太の前記のような安定した縦長の外開き状圧
接により、確固とした固定が行なえる効果がある。

更に、支承管１の基端には保合孔１２が設けてあり、こ
れを係合させる止金具１４は略丁字形であって木部であ
ればどこへでもねじ込み固定できる木ねじ部１３を備え
ており、しかもその丁字形止金具１４には鉤部１５に続
く係止折曲部１６が設けであるから唯係合させるだけで
簡単には外れない効果があり、取付操作が極めて簡単で
確実であるから扱い易く従って安全であるという顕著な
効果がある。

なお、止金具１４は略丁字形であるので木ねじ部１３の
ねじ込みねじ戻しも容易である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る足場用壁継ぎの一実施例を示したも
ので、第１図は斜視図、第２図は側面図、第３図は平面
図である。 １・・・・・・支承管、２・・・主杆、３・・・・・・
麦飯、４・・・チェノ、４ａ・・・・・・チェノの単位
環、４ｂ・・・・・・先端鉤、５・・・・・・鉤ねじ杆
、６・・・・・・支持管、７・・・・・・ナツト、８・
・・・・・口形金具、９・・・・・・緊締杆、１０・・
・・・・ねじ、１１・・・・・・ナツト、１２・・・係
合孔、１３・・・・・・木ねじ部、１４・・・・・・止
金具、１５・・・鉤部、１６・・・・・・係止折曲部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 長短調節可能に支承管１に接続される主杆２の先端に足
   場丸太ａに接する縦長の外開き状麦飯３を固定し、該麦
   飯３の開いた一側端にチェ７４の一端を接続する一方、
   他側にはチェ７４の開放端を引掛ける先端鉤５ａを持っ
   た鉤ねじ杆５を前記麦飯３の背面において主杆２に固着
   した支持管６に挿通し、チェ７４の先端にはチェン単位
   環４ａに掛止する先端鉤４ｂを取付け、更にねじ杆５の
   後端ねじ部にナツト７をねじ込み、前記支承管１の接続
   端には一続金具８を固着し、主杆２に緩く嵌まる緊締杆
   ９を一続金具８内に配置し該金具８に突設した緊締杆９
   と一体のねじ１０にナツト１１をねじ込み、また支承管
   １の基端には係合孔１２を開設し、他の足場等へ固定し
   た略丁字形止金具１４の鉤部１５に続く係止折曲部１６
   を前記係合孔１２に掛止させ、更に止金具１４の基部に
   木ねじ部１３を設けて成る足場用壁継ぎ。