JPH061330Y2 - パルスレンチ - Google Patents

パルスレンチ

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JPH061330Y2
JPH061330Y2 JP11163888U JP11163888U JPH061330Y2 JP H061330 Y2 JPH061330 Y2 JP H061330Y2 JP 11163888 U JP11163888 U JP 11163888U JP 11163888 U JP11163888 U JP 11163888U JP H061330 Y2 JPH061330 Y2 JP H061330Y2
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JP
Japan
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oil passage
main shaft
cylinder
blade
pressure chamber
Prior art date
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Application number
JP11163888U
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English (en)
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JPH0235681U (ja
Inventor
昭雄 大原
Original Assignee
技研工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、油圧式打撃ク発生機構を連設したパルスレン
チに関する。
(従来の技術) 圧力発生媒体として高圧空気を用いる、いわゆるニュー
マチックツールのトルクレンチの打撃音及び振動による
騒音や災害は、ニューマチックツールのロータに油圧式
打撃トルク発生機構を連結することによって解決された
(特公昭41−5800号公報参照)。
この種油圧式パルスレンチでは、ロータに直結するシリ
ンダの一回転中180度ごとに高・低圧室が形成され、し
たがってシリンダの一回転中において2回のパルスが発
生するものであつて、シリンダの回転慣性が小さく、強
力なトルクを得ることができない。そこでシリンダの1
回転中に形成される2回のパルス発生位相のうち、1回
の位相形成時において高圧側から低圧側へ油を流通させ
て、シリンダ内の圧力差を消去し、シリンダ1回転にお
いて1回のパルスを発生させるようにしたものが提案さ
れた。(例えば実開昭59−140173号公報、実開
昭63−27266号公報参照) (考案が解決しようとする課題) 前記従来例において特に後者は、高圧室と低圧室を連通
させる手段として主軸自体に複数の連通孔を加工してお
り、工作が煩雑である上に、主軸のバランスが阻害さ
れ、発生パルスに微妙な影響が生ずる等の問題点があ
る。
本考案は主軸に全く加工を行うことなく、シリンダ1回
転において2回形成されるパルス発生位相のうち1つの
位相形成時において、確実に油の流通をはかり、シリン
ダ内の均圧化を達成し得るパルスレンチを提供すること
も目的をするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案のパルスレンチにおいては、主軸に設けたブレー
ド溝には、その1箇所から主軸の回転軸心方向の奥部に
達する通油路を設けると共に、主軸の回転軸心方向奥部
を回転自在に支持する内蓋の軸受穴部における円周方向
及び回転軸心方向、並びに内蓋の内側面における円周方
向放射状位置には、前記通油路に順次連通する通油路を
設け、さらに1つのブレードには、その内面側から高圧
室又は低圧室に連通する通油路を設けると共に、前記内
蓋の内側面における円周方向には、前記オイルシリンダ
の1回転中に形成される2回の特定位相の状態の一方に
おいてのみ前記ブレードに設けた通油路に通ずる通油路
を設けているのである。
(作用) 上記のように構成されたパルスレンチによれば、シリン
ダ1回転中に形成される2回のトルク発生位相のうち1
回の位相形成時において一方の高圧室1箇所のブレード
溝から主軸の回転軸心方向の奥部に達する通油路を介し
内蓋の軸受穴部及び内側面に設けた3つの通路油を通じ
て隣接する低圧室に連通し、更にこの時、他方の高圧室
は1つのブレードの内側から内蓋の内面に通ずる通油路
によつて隣接する低圧室に連通してシリンダ内の均圧化
が達成される。
(実施例) 以下本考案を一実施例を示す図面に基づいて説明する。
即ち、レンチ本体1の後部上方に回転が自在なように設
けられたロータ2は、レンチ本体1の前部に設けた油圧
打撃パルス発生機構3を構成するシリンダ4に後述する
内蓋5を介して一体的な回転が自在なように連結されて
いる。このシリンダ4はシリンダ本体4aと、このシリ
ンダ本体4aの両端に一体的に連結される内蓋5及び外
蓋7とで構成されている。6はレンチ本体1の前端から
突出される主軸であり、該主軸6は前記内蓋5と外蓋7
によつて回転自在に支持され、更にシリンダ4内におけ
る位置に軸心に直交するブレード溝8を設け、該ブレー
ド溝8に相対向するブレード9を挿入している。なお該
ブレード9はコイルばね10により外方向へ弾撥附勢さ
れ、それぞれの外端面11をシリンダ4の内面へ圧接さ
せている。
ところで前記シリンダ4内には予め所要量の油が封入さ
れ、この油は外蓋7を貫通してシリンダ本体4aに設け
られた油圧調整穴4bに内装される油圧調整ねじ12の
位置調整によつて、トルク発生時に高圧室Hから低圧室
Lに逃す油の流量を調整し、所要の打撃トルクが得られ
るように構成されている。
なお前記シリンダ4を構成するシリンダ本体4aはその
横断面形状をいわゆるまゆ形に形成し、その内周面に
は、前記シリンダ本体4a内に位置する主軸6の前記ブ
レード9組込位置から略90度変位した外周面の両側に
突設したシール突条13に対応する第1のシール突条1
4及び前記ブレード9の外端面11に対応する第2のシ
ール突条15が形成されている。
16は主軸6のブレード溝8の1箇所を該主軸6の回転
軸心方向奥部まで連通せしめた通油路であり、また第
2,3図に示すように、17は前記通油路16と連通す
べく内蓋5の軸受穴部5aにおける円周方向に設けた通
油路、18は前記通油路17と連通すべく内蓋5の軸受
穴部5aに、その回転軸心方向に設けた通油路、及び1
9は前記通油路18と連通すべく内蓋5の内側面に、そ
の円周方向放射状に設けた通油路である。更にブレード
9のうちの1つの内側には、前記内蓋5の内側面におけ
る円周方向に設けた通油路20に通ずる通油路21が設
けられている。
以上の構成により、ボルト等の締付け中に主軸6が停止
し、シリンダ4のみが回転していると、該シリンダ4の
1回転中に第2図に示すように、主軸6の外周に突設し
たシール突条13とシリンダ4の内周に設けた第1シー
ル突条14の位置が対応するとともに、両ブレード9の
外端面11とシリンダ4の内周に設けた第2のシール突
条15の位置が対応し、かつ各通油路16、17、1
8、19及び20、21が高圧室Hから低圧室Lに連通
しないパルス発生位相の状態となる。この時点ではシリ
ンダ本体4a内に高圧室Hと低圧室Lが形成され、両ブ
レード9に高圧室Hの油圧が作用し打撃パルスを発生す
る。
この状態からシリンダ4が180度回転した時シリンダ4
と主軸6及びブレード9によつて再びパルス発生位相の
状態となるが、この時点では第3図に示すように通油路
16が通油路17、18、19と連通して一方(第3図
の下側右部)に高圧室Hから隣接する低圧室Lへ油が流
通し、他方(第3図の上側左部)の高圧室Hは一方のブ
レード9の通油路21から内蓋5の通油路20へ連通し
て隣接する低圧室Lへ油が流通し、シリンダ4内を均圧
化するのでパルスは発生しない。なお先に説明した第2
図に示すパルス発生位相の状態からシリンダ4が90度回
転した位置、および第3図の状態からシリンダ4が90度
回転した位置ではシール突条13と第1ののシール突条
14が相互に離れており、したがってシリンダ4内には
高圧室が形成されない。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように構成されているので、次
のような効果を奏する。つまりシリンダ1回転中に形成
される2回のパルス発生位相のうち1回の位相形成時に
おいて連通する通油路は主軸及び内蓋又は一方のブレー
ドと内蓋にのみ設けられ、主軸自体にはこれを貫通する
通油路が全く設けられておらず、したがって工作が容易
であり、しかも主軸及びシリンダが非対称とならないた
めに平衡した確実なパルス即ち打撃トルクが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断側面図、第2図、
第3図は縦断正面図、第4図はパルスレンチの基本構造
を示す要部縦断側面図である。 1はレンチ本体、2はロータ、3は油圧式打撃パルス発
生機構、4はシリンダ、5は内蓋、6は主軸、8はブレ
ード溝、9はブレード、13はシール突条、14は第1
のシール突条、15は第2のシール突条、16、17、
18、19、20、21は通油路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧空気により回転駆動されるロータと、
    これに連結する油圧式打撃パルス発生機構とから成り、
    該パルス発生機構は、シリンダ本体とこの両端に一体的
    に連結される内蓋及び外蓋とで構成されるオイルシリン
    ダ内を貫通して軸支される主軸と、該主軸に組込まれ外
    方向にばね附勢された相対向する2つのブレードを収設
    し、更に前記主軸には前記ブレード組込位置から略90度
    偏位せしめた両外側にシール突条を、また前記シリンダ
    本体の内壁には前記ブレード及び主軸に形成したシール
    突条が同時に摺接する第1及び第2シール突条を形成
    し、シリンダの回転中における前記同時に摺接する特定
    位相において前記ブレード夫々の両側の一方が高圧室
    に、他方が低圧室を形成して打撃トルクを発生させるよ
    うに構成したパルスレンチであつて、前記主軸に設けた
    ブレード溝には、その1箇所から主軸の回転軸心方向の
    奥部に達する通油路を設けると共に、主軸の回転軸心方
    向奥部を回転自在に支持する内蓋の軸受穴部における円
    周方向及び回転軸心方向、並びに内蓋の内側面における
    円周方向放射状位置には、前記通油路に順次連通する通
    油路を設け、さらに1つのブレードには、その内面側か
    ら前記形成される高圧室又は低圧室に連通する通油路を
    設けると共に、前記内蓋の内側面における円周方向に
    は、前記オイルシリンダの1回転中に形成される2回の
    特定位相の状態の一方においてのみ前記ブレードに設け
    た通油路に通ずる通油路を設けたことを特徴とするパル
    スレンチ。
JP11163888U 1988-08-25 1988-08-25 パルスレンチ Expired - Lifetime JPH061330Y2 (ja)

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JP11163888U JPH061330Y2 (ja) 1988-08-25 1988-08-25 パルスレンチ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11163888U JPH061330Y2 (ja) 1988-08-25 1988-08-25 パルスレンチ

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Publication Number Publication Date
JPH0235681U JPH0235681U (ja) 1990-03-07
JPH061330Y2 true JPH061330Y2 (ja) 1994-01-12

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ID=31349863

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11163888U Expired - Lifetime JPH061330Y2 (ja) 1988-08-25 1988-08-25 パルスレンチ

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WO2005099965A1 (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Nippon Pneumatic Manufacturing Co., Ltd. パルスレンチ

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JPH0235681U (ja) 1990-03-07

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