JPH0613269U - 水平偏向回路 - Google Patents
水平偏向回路Info
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- JPH0613269U JPH0613269U JP5000492U JP5000492U JPH0613269U JP H0613269 U JPH0613269 U JP H0613269U JP 5000492 U JP5000492 U JP 5000492U JP 5000492 U JP5000492 U JP 5000492U JP H0613269 U JPH0613269 U JP H0613269U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】像形補正のためのフライバック供給電圧を精度
良く、しかも早い時定数で補正が可能な水平偏向回路を
提供することを目的とする。 【構成】チョッパ電源(7’)で、水平同期信号の周波
数に応じたフライバック供給電圧の基準となる電圧を発
生させるだけで、その電圧を基に高圧制御回路(8)で
高圧変動の補正を施すため、高圧のダイナミック変化に
も追従が可能になる。
良く、しかも早い時定数で補正が可能な水平偏向回路を
提供することを目的とする。 【構成】チョッパ電源(7’)で、水平同期信号の周波
数に応じたフライバック供給電圧の基準となる電圧を発
生させるだけで、その電圧を基に高圧制御回路(8)で
高圧変動の補正を施すため、高圧のダイナミック変化に
も追従が可能になる。
Description
【0001】
本考案は、CRTディスプレイ装置等に備えられる水平偏向回路に関するもの であり、更に詳述すれば、周波数の異なる種々の水平同期信号に対応した水平走 査の可能な水平偏向回路に関するものである。
【0002】
図3が、従来の水平偏向回路の構成図である。
【0003】 (1)は、入力される水平同期信号の周波数に直線的に対応する電圧を出力す るF/V変換回路(周波数/電圧変換回路)であり、該F/V変換回路(1)の 出力は水平発振回路(2)に供給されており、該水平発振回路(2)で水平同期 信号と同期した水平発振が行われる。
【0004】 水平発振回路(2)からの信号は、水平ドライブ回路(3)に入力され、増幅 されると共に、ON期間の制御がされた出力信号(ドライブ信号)が水平出力回 路(4)の水平出力トランジスタQ1に印加される。そして、水平ドライブ回路 (3)からの信号に応じて水平出力トランジスタが動作し、偏向コイルL1にノ コギリ波の電流(水平偏向電流)が流れて、図示しない電子銃から発せられる電 子ビームの水平走査が行われる。
【0005】 (7)は、チョッパ電源でフライバックトランス(5)の3次巻き線(5c) から出力される電圧を整流ダイオードD3、平滑コンデンサC5を通し、整流平 滑し、該チョッパ電源(7)に入力することにより、アノード電圧が一定となる ように該フライバックトランス(5)への供給電圧+Bを制御している。その結 果、周波数の異なる種々の水平同期信号に対し、アノード電圧が常に一定に保た れる。
【0006】 (6)は、各回路に所定の電圧を供給するSW電源である。
【0007】 水平出力回路(4)は、水平出力トランジスタQ1、ダンパーダイオードD1 、水平偏向コイルL1、S字補正コンデンサC3から構成される。
【0008】 図4は、チョッパ電源(7)の回路構成図である。
【0009】 図において、SW電源(6)によりVCC1が供給されると、起動抵抗R4を通 してトランジスタQ2のベース電流が流れ、コレクタ電流が流れ始める。巻き線 N1,N2,N3は図に示すような極性に巻いてあるため、巻き線N1に電圧が 発生すると共に、巻き線N2にはベース電流が増加する方向に電圧が発生し、C 7,R5を通ってベース電流が増加し、それによってコレクタ電流も増加すると いう正帰還が働き、トランジスタQ2はオンする。この時、N3にも電圧が発生 するが、ダイオードD5の向きが逆なため電流は流れない。トランジスタQ2の コレクタ電流はトランスT1のインダクタンス分によって直線的に増加する。ト ランジスタQ2のコレクタ電流は、ベース電流のhfe倍まで増加すると、コレク タ電流の増加は止まり、巻き線N1,N2に発生する電圧は減少し、ベース電流 が減り、コレクタ電流も更に減るといった先とは逆の正帰還が働き、トランジス タQ2はオフする。トランジスタQ2がオフすると、巻き線N3に蓄えられたエ ネルギーがダイオードD5の順方向へ電流を流し、コンデンサC9に充電される 。
【0010】 このようにしてブロッキング発振が構成され、トランジスタQ2のオン期間の エミッタ電流及び、オフ期間へ巻き線N3からの電流をコンデンサC9で平滑し 、フライバック供給電圧+Bを供給している。
【0011】 尚、抵抗R3、コンデンサC6、ダイオードD4からなる回路はトランジスタ Q2のオン・オフに供うコレクタ電位のダンピング回路である。
【0012】 以上、チョッパ電源(7)の基本動作を説明した。
【0013】 図4において破線で囲んだ回路Aは、チョッパ電源(7)の回路に周波数変化 等に供う高圧変化のフィードバックによる供給電圧+Bの可変を行う回路である 。
【0014】 高圧検出電圧を抵抗R7を通し、トランジスタQ4のベースに入力する。トラ ンジスタQ4のエミッタには、VCC1からR8を通し、ツェナーダイオードD7 にツェナー電流を流し、基準電位がつくられており、これと高圧検出電圧とを比 較を行う。高圧が上昇し、検出電圧が上昇した場合、トランジスタQ4のベース 電流が増加し、コレクタ電流が増加する。これによってトランジスタQ3のベー ス電流が増加し、エミッタ電流も増加し、トランジスタQ2のベース電流を減少 させるため、トランジスタQ2のオン期間が短くなり、コンデンサC9に供給さ れる電流が減り、供給電圧+B出力が減少し、高圧を下げる様に動作する。高圧 が減少した場合は、これの逆の動作となり、高圧は安定化される。
【0015】
図3、図4に示した従来の水平偏向回路において、高圧変化をフライバックト ランス(5)からの3次巻き線(5c)の電圧を検出して、チョッパ電源(7) にフィードバックをかけているが、これでは輝度変化やウィンドウパターンなど のダイナミック変化に対し検出できず補正がきかない。また、アノード電圧を抵 抗分割してそれを検出電圧としても、チョッパ電源(7)では周波数の高いダイ ナミック変化には追従できないという問題点がある。
【0016】 本考案の水平偏向回路は、このような事情に鑑みなされたものであり、像形補 正のためのフライバック供給電圧+Bを精度良く、しかも早い時定数で補正でき る水平偏向回路を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】 本考案の水平偏向回路は、水平同期信号の周波数に応じた電圧を発生する周波 数/電圧変換手段と、水平同期信号に対応した水平発振周波数の信号を発生する 水平発振手段と、該水平発振手段から出力される信号に応じて水平出力トランジ スタを駆動するためのドライブ信号を出力する水平ドライブ手段と、該水平ドラ イブ手段から出力されるドライブ信号により水平出力トランジスタを駆動して偏 向コイルに電流を流しフライバックトランスに水平出力を行う水平出力手段と、 フライバックから得られるアノード電圧が一定となるようにフライバックトラン スへの供給電圧が制御される高圧制御手段とを備えた水平偏向回路において、前 記周波数/電圧変換手段から得られた電圧を用いて、水平同期信号の周波数に応 じたフライバックトランスの前記供給電圧の基準となる電圧を高圧制御手段に出 力する基準電圧制御手段とよりなる。
【0018】
基準電圧制御手段で、水平同期信号の周波数に応じたフライバックトランスの 供給電圧の基準となる電圧を発生させることにより、その電圧を基に高圧制御手 段で高圧変動の補正を施すため、高圧のダイナミック変化にも追従が可能になる 。
【0019】
図1は、本考案の水平偏向回路の実施例を示す構成図であり、図2はチョッパ 電源(7’)の基本回路構成図である。それぞれ図3,図4の従来の水平偏向回 路と同じものについては、同じ符号を付して説明を省略する。
【0020】 図1の回路において、図3の従来回路と異なる点は、水平同期信号周波数に比 例した電圧を発生させるF/V変換回路(1)の出力で、チョッパ電源(7’) を制御し、チョッパ電源(7’)の出力と、アノードと抵抗R1,R2で分割し た電圧を高圧制御回路(8)に入力し、フライバックトランス供給電圧+Bを発 生し、高圧制御しているところにある。ここで水平偏向回路(4)は、具体的に ダイオードモジュレータ方式を採用しており、それに付随して左右糸巻歪及び水 平振幅制御回路(9)にフライバックトランス供給電圧+Bを入力して水平振幅 制御を行っている。
【0021】 図2のチョッパ電源部(7’)の回路と、図4の従来回路と異なる点は、F/ V電圧でチョッパ電源(7’)を制御し、水平同期周波数に応じたフライバック 供給電圧+Bの基準電圧を出力するところにある。トランジスタQ2のベース電 流を制御するトランジスタQ3のベースには、抵抗R6を通しトランジスタQ4 のコレクタがつながり、トランジスタQ4のベースにはチョッパ出力を抵抗R1 0,R11で分圧された電圧が印加されており、トランジスタQ4のエミッタは 抵抗R9でグランドに接地されている。また、トランジスタQ4のエミッタには トランジスタQ5のエミッタが接続されており、トランジスタQ5のコレクタは 電源VCC2に接続されており、ベースは抵抗R12を通してF/V電圧が供給さ れている。このトランジスタQ4とQ5で差動動作をさせ、F/V電圧によるチ ョッパ出力を制御している。
【0022】 周波数が上がり、F/V電圧が上昇すると、差動動作を行い、トランジスタQ 4のベース電流が減少し、トランジスタQ3のベース電流が減少し、トランジス タQ2のベース電流が増加し、チョッパ電源出力が増加する。また、チョッパ電 源出力が増加することによって抵抗R10,R11により、トランジスタQ4の ベースにネガティブフィードバックがかかり、トランジスタQ4,Q5が新たな 平衡状態となり、F/V電圧に比例した出力で安定化する。水平同期周波数が下 がった場合は逆の動作となり、周波数に比例した値まで出力が減少し、安定する 。
【0023】 このようにF/V電圧でチョッパ電源(7’)を制御することによりF/V電 圧に比例し、即ち、水平同期周波数と比例したフライバックトランス供給電圧の 基準となる電圧を出力することが可能となり、像形補正の為のフライバック供給 電圧+Bを精度良く、しかも早い時定数で、補正が可能となり、モニターの像品 位向上を図ることができる。
【0024】
以上説明したように、本考案の水平偏向回路によれば、像形補正の為のフライ バック供給電圧を精度良く、しかも早い時定数で、補正が可能となる。
【図1】本考案の水平偏向回路の全体構成図である。
【図2】本考案のチョッパ電源(7’)の回路構成図で
ある。
ある。
【図3】従来の水平偏向回路の全体構成図である。
【図4】従来のチョッパ電源(7)の回路構成図であ
る。
る。
1 F/V変換回路 2 水平発振回路 3 水平ドライブ回路 4 水平出力回路 5 フライバックトランス 6 SW電源 7’ チョッパ電源 8 高圧制御回路 9 左右糸巻歪及び水平振幅制御回路
Claims (1)
- 【請求項1】水平同期信号の周波数に応じた電圧を発生
する周波数/電圧変換手段と、水平同期信号に対応した
水平発振周波数の信号を発生する水平発振手段と、該水
平発振手段から出力される信号に応じて水平出力トラン
ジスタを駆動するためのドライブ信号を出力する水平ド
ライブ手段と、該水平ドライブ手段から出力されるドラ
イブ信号により水平出力トランジスタを駆動して偏向コ
イルに電流を流しフライバックトランスに水平出力を行
う水平出力手段と、フライバックから得られるアノード
電圧が一定となるようにフライバックトランスへの供給
電圧が制御される高圧制御手段とを備えた水平偏向回路
において、 前記周波数/電圧変換手段から得られた電圧を用いて、
水平同期信号の周波数に応じたフライバックトランスの
前記供給電圧の基準となる電圧を高圧制御手段に出力す
る基準電圧制御手段を具備することを特徴とする水平偏
向回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992050004U JP2606295Y2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 水平偏向回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992050004U JP2606295Y2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 水平偏向回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0613269U true JPH0613269U (ja) | 1994-02-18 |
JP2606295Y2 JP2606295Y2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=12846861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992050004U Expired - Fee Related JP2606295Y2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 水平偏向回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606295Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS559666U (ja) * | 1978-07-05 | 1980-01-22 | ||
JPS5545814U (ja) * | 1978-09-20 | 1980-03-25 | ||
JPS60133988U (ja) * | 1984-02-14 | 1985-09-06 | 株式会社 阿州 | 棚が引き出し自在な仏壇 |
-
1992
- 1992-07-16 JP JP1992050004U patent/JP2606295Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS559666U (ja) * | 1978-07-05 | 1980-01-22 | ||
JPS5927807Y2 (ja) * | 1978-07-05 | 1984-08-11 | 株式会社富士ミラ− | 仏壇の障子 |
JPS5545814U (ja) * | 1978-09-20 | 1980-03-25 | ||
JPS60133988U (ja) * | 1984-02-14 | 1985-09-06 | 株式会社 阿州 | 棚が引き出し自在な仏壇 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2606295Y2 (ja) | 2000-10-10 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |