JPH0613197U - シールドパネル及びその連結構造 - Google Patents

シールドパネル及びその連結構造

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JPH0613197U
JPH0613197U JP5223092U JP5223092U JPH0613197U JP H0613197 U JPH0613197 U JP H0613197U JP 5223092 U JP5223092 U JP 5223092U JP 5223092 U JP5223092 U JP 5223092U JP H0613197 U JPH0613197 U JP H0613197U
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正一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シールド効果が良好でしかも現地加工工数が
少なくて済むシールドパネル及びその連結構造を提供す
る。 【構成】 シールドパネル10は発泡ウレタン11によ
る板状の芯材を用い、この芯材の一方の面を銅メッキ鋼
板13によるシールド材料から成る面材で、他方の面を
高透磁率材パーマロイ12によるシールド材料から成る
面材でそれぞれ覆う。前記芯材相互の連結部の端面には
銅メッキ鋼板13´が設けられる。シールドパネルの連
結には、内面側を銅メッキ鋼板22、パーマロイ32で
覆った帯板20、30が使用される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、大型のシールドケースやシールドルーム等を構成するためのシール ドパネルおよびその連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の大型シールドケース、シールドルーム等は、アルミあるいはステレンス 等の枠材で形を決定し、その枠材にシールドするための素材、例えば高透磁率材 パーマロイ、銅板等を貼り付けて作られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このため、シールドする対象が磁気、電磁波というように2種類以上である場 合、異なる材料のシールド素材間に下地壁を作製する必要があり、現地加工工数 が多いという欠点があった。
【0004】 本考案はこのような欠点を解消すべく、シールド効果が良好でしかも現地加工 工数が少なくて済むシールドパネル及びその連結構造を提供しようとするもので ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、磁気、電磁波等によって障害を受ける測定器等をシールドするため のシールドパネルであり、発泡ウレタンによる板状の芯材と、鉄板、亜鉛メッキ 鋼板、銅メッキ鋼板、アルミ板、あるいは高透磁率材パーマロイ等のシールド材 料から成り、前記芯材の両面を異なる材料で覆っている面材と、前記芯材相互の 連結部の端面を覆うように設けられた前記面材と同じ材料の端面材とから成るこ とを特徴する。
【0006】 本考案によるシールドパネルの連結構造は、前記シールドパネル相互の連結部 の合わせ目をその両面側において金属性の帯板で覆うようにし、該帯板はその内 面側を前記面材と同じ材料で覆ったことを特徴とする。
【0007】 本考案によればまた、前記シールドパネルの連結部における一方の面側に合わ せ目に沿って凹部を形成し、該凹部側の前記帯板の内面側には前記凹部に嵌合す る突部を設けると共に、該突部の表面も該帯板の内面側を覆っている前記面材と 同じ材料で覆ったことを特徴とするシールトパネルの連結構造が得られる。
【0008】 本考案によれば更に、前記シールドパネルの連結部における一方の面に合わせ 目に沿って凹部を形成し、該凹部側の前記帯板の内面側には前記凹部に嵌合する ガスケット部材を設け、該ガスケット部材を該帯板の内面側を覆っている前記面 材と同じ材料としたことを特徴とするシールトパネルの連結構造が得られる。
【0009】
【作用】
本考案によれば、芯材を発泡ウレタンとし、その両面からシールド材による面 材ではさみこんだシールドパネルを、帯板による補助部材を介して連結すること で大型のシールドケースやシールドルームが構成される。シールドパネルは、サ ンドウィッチ構造となっているため耐荷重特性が優れ、枠材を使用することなく シールドケース、シールドルームを作製できる。また、シールドする目的に応じ てシールド材が決定される。つまり、磁気に対しては高透磁率材パーマロイによ る面材、電波に対しては銅板、銅メッシュ等による面材を複数枚重ね合わすこと より、2種類以上を同時にシールドすることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図を参照して詳しく説明する。図1、図2は、 磁気と電磁波の両方を1枚のシールドパネル10で遮蔽するための組立外観、及 び横断面を示す。ここでは芯材としての板状の発泡ウレタン11の一方の面に、 磁気遮蔽するための面材としてのパーマロイ12を添設し、他方の面には電磁波 を遮蔽するための面材として銅メッキ鋼板13を添設してシールドパネル10が 構成される。
【0011】 シールドパネル10相互の連結部には、これらの合わせ目をふさぎ、隣接する シールドパネルを電気的、磁気的に接続するために、銅メッキ鋼板13側につい てはステンレス製の筒状のハットチャンネル21を有するステンレス製の帯板2 0が接着、ビス止め等の方法により設けられる。一方、パーマロイ12側につい てはフラットバー状のステンレス製の帯板30が接着、ビス止め等の方法により 設けられる。帯板20、30の内面側にはそれぞれ、対応する側の面材と同材料 、すなわち銅メッキ鋼板22、パーマロイ32が端面材として添設されている。 なお、ハットチャンネル21の表面にも銅メッキ鋼板22が添設されている。
【0012】 更に、従来のものよりも接触面積を増やして遮蔽効果を高めるため、シールド パネルの連結部の合わせ目にハットチャンネル21の嵌合可能な凹部14を設け 、この凹部表面にも銅メッキ鋼板13′による端面材を貼り付けてある。この様 にすることにより、電磁波が内部に侵入するのを大きく低減させることができる 。しかも、シールドパネル10間をステンレスのハットチャンネル21で接続す ることにより、シールドパネル間の接続強度を高めることができる。
【0013】 図2、図3も、図1、2と同様、磁気、電磁波を両方同時に遮蔽するための他 の実施例を示す。これはシールドパネル10の連結部をフラットバー状のステン レス製の帯板20、30のみで組立てた場合で、シールドパネル相互の連結端面 に凹部10aと突部10bとを設けて嵌合可能とし、その嵌合部にも銅メッキ鋼 板13′による端面材を貼り付けている。このようにして、嵌合部とフラットバ ータイプの帯板20、30とにより、接続強度を高めることができる。なお、シ ールドパネルの嵌合部には、その合わせ目に沿って両面側に凹部15を形成して おり、一方(シールドルームの外側となる方)の凹部を、帯板20の内面側に設 けた棒状の銅ガスケット23(例えば、導電性ゴムに銅線を内蔵させたもの)で 塞ぐようにしている。このように、帯板20に銅ガスケット23を組み合わせる のは、嵌合部の電気的、磁気的接続が不充分になる可能性があるので、その部分 を銅ガスケット23によって補うためである。
【0014】 なお、実施例では、シールド材として銅メッキ鋼板、パーマロイを用いたが、 シールドする対象、大きさ等により、鉄板、亜鉛メッキ鋼板、アルミ板等を使用 することにより、同様の効果が得られることは明らかである。
【0015】
【考案の効果】
以上に述べたごとく本考案によれば、シールドする対象に応じて、シールドパ ネル、帯板に添設する面材、端面材としてのシールド材料を選定することにより 、2種類以上を同時にシールドすることのできるシールドルームやシールドケー スを少ない加工工数で提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の組立外観を示した図。
【図2】図1に示された実施例の横断面図。
【図3】本考案の第2の実施例の組立外観を示した図。
【図4】図2に示された実施例の横断面図。
【符号の説明】
10 シールドパネル 11 発泡ウレタン 12,32 パーマロイ 13,13′,22 銅メッキ鋼板 20,30 帯板 21 ハットチャンネル 23 銅ガスケット

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気、電磁波等によって障害を受ける測
    定器等をシールドするためのシールドパネルにおいて、
    発泡ウレタンによる板状の芯材と、鉄板、亜鉛メッキ鋼
    板、銅メッキ鋼板、アルミ板、あるいは高透磁率材パー
    マロイ等のシールド材料から成り、前記芯材の両面を異
    なる材料で覆っている面材と、前記芯材相互の連結部の
    端面を覆うように設けられた前記面材と同じ材料の端面
    材とから成ることを特徴としたシールドパネル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシールドパネルを組み立
    てるための連結構造において、前記シールドパネル相互
    の連結部の合わせ目をその両面側において金属製の帯板
    で覆うようにし、該帯板はその内面側を前記面材と同じ
    材料で覆ったものであることを特徴とするシールドパネ
    ルの連結構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の連結構造において、前記
    シールドパネルの連結部における一方の面側に合わせ目
    に沿って凹部を形成し、該凹部側の前記帯板の内面側に
    は前記凹部に嵌合する突部を設けると共に、該突部の表
    面も該帯板の内面側を覆っている前記面材と同じ材料で
    覆ったことを特徴とするシールドパネルの連結構造。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の連結構造において、前記
    シールドパネルの連結部における一方の面に合わせ目に
    沿って凹部を形成し、該凹部側の前記帯板の内面側には
    前記凹部に嵌合するガスケット部材を設け、該ガスケッ
    ト部材を該帯板の内面側を覆っている前記面材と同じ材
    料としたことを特徴とするシールドパネルの連結構造。
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JP2010031565A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Tomoe Corp 電磁シールドパネル
JP2019206853A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 石田鉄工株式会社 磁気シールドルーム

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JPH0483396A (ja) * 1990-07-26 1992-03-17 Yokogawa Medical Syst Ltd シールドルーム

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