JPH061312A - 複数個のパックからなる包装体、その製造方法および製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】包装体の設計を改良し、それらを工業的に効率
よく製造する方法と装置を実現すること。 【構成】共通の１部材のブランクから、販売前に分離さ
れる複数個のパックを有する包装体を製造する。２つの
パックからなる包装体を折り曲げタレットに供給し、排
出する過程で、そのポケット内で折り曲げ処理を施す。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、好ましくは、それぞ
れが、紙巻きタバコの集合体を収容する少なくとも２つ
の立方体のパックからなり、前記複数個のパックが、そ
れらの内壁で互いに対向して接触し、互いに接続される
包装体に関する。この発明は、さらに、かかる包装体を
製造する方法および製造装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】前記タイプのパックは、紙巻きタバコの
集合体を収容するのに役立ち、実用上しばしば、シガレ
ットスティックと呼ばれる。この包装体は、２つのパッ
クが、それぞれ独立した集合体、例えば、５パックの紙
巻きタバコの独立した集合体のための単位を構成するよ
うに分割されることができる。

【０００３】紙巻きタバコ用の、このタイプの包装体の
例が USP 4,932,534に述べられている。既知のこの解決
案においては、複数個のパックが、ミシン目を備える分
離エッジの領域において互いに接続される。包装体を使
用に供する場合は、これらの複数個のパックを破壊して
分離エッジが切り離される。

【０００４】これまでに知られているこのタイプの別の
形態によれば、複数のパックが、破壊によって分離する
ミシン目の線によって互いに接続されるばかりでなく、
さらに補完的に、互いに対面する複数のパックのそれぞ
れの内壁の領域でなされる接着剤による点接によっても
接続される。さらに、複数のパックは、長手方向の側壁
および端部壁の領域に延在するミシン目を有する接着性
ストリップによって互いに接続される。接着性ストリッ
プのミシン目も、複数のパックを分離するために取り除
かれる。

【０００５】以上に説明した包装体は、製造と取扱いの
観点から見た場合には、まだ最良の構造を備えていると
はいえない。そればかりでなく、 USP 4,932,534から浮
かび出てくるパックを製造する装置という観点に立った
解決策は、効率がよくないことが判明している。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、序
論で述べたタイプの包装体の設計を改良する点を特徴と
するものであり、そして、さらに、それらを工業的に効
率よく製造する方法と装置を提案することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明の包装体は、（両）パックが、共通の１部
材または１ブランクで形成され、前記１ブランクは、複
数のパックを同時に製造する工程中またはその工程の後
で、複数のパックの数と一致する２つのブランクに分割
されるように切り込みが付与される点を特徴とする。

【０００８】

【作用】この発明の包装体の特徴は、したがって、１部
材のブランクから複数の２つのパックが製造されるが、
この１部材のブランクに、製造工程中またはその工程の
直後に、２つの別々のパックが得られるように切り込み
が機械的に付与される点にある。これらは、適当な態様
で互いに分離自在に接続される。この方策、すなわち２
つのパックのために１つのブランクを使用することは、
製造効率を飛躍的に向上させる。何故ならば、この機械
的分離サイクルによって、２つのパックが、したがっ
て、紙巻きタバコのパックの２つの集合体を有する完全
な”ダブルスティック”が製造されるからである。

【０００９】内壁同士が端部接続されている領域におい
て複数のパックの間の接続部に機械的な切り込み部を付
与する作業は種々の態様で実行することができる。この
発明による１解決案によれば、まだ内容物を充填してい
ない複数の包装体の内壁が、切断刀として外側端部で、
同時に作用する折り曲げ部材と対向して接触する。端部
接続部は、紙巻きタバコのパックの集合体内に押入され
ることによって分離刀に押圧される。包装体はそれによ
り２つのパックに分割される。１つの代替案では、包装
体の完成後に、端部接続部が、２つのパックの間に貫入
され、包装体の長手方向に移動される刀部によって分割
される。

【００１０】この発明の装置は、折り曲げタレットを備
えており、折り曲げタレットの複数個のポケットが包装
体を収容するように設計される。この発明によれば、第
１の１部材ブランクがポケット内に挿入されて、それ
が、ポケットまたは折り曲げタレットの径方向外側面で
開いて残る程度に予め折り曲げられる。充填ステーショ
ンの領域において、（小さい）パックの２つの集合体が
同時に複数のパック内に押入される。包装体または２つ
のパックはその後で完全に折り曲げられる。

【００１１】ブランクのための折り曲げ部材を具備した
ポケットは、特別な態様で設計される。同様に、この発
明による解決手段が充填ステーションの領域に提供され
る。これらの手段は、重層された（紙巻きタバコの）パ
ックの秩序ある位置決めを保証する。

【００１２】

【実施例】包装体の模範実施例、その製造装置および製
造方法を添付図面を用いて詳細に説明する。

【００１３】図示の模範実施例は、多数の立方体形の小
パック、すなわち紙巻きタバコのパック２０のための大
パックに関する。これら紙巻きタバコのパック２０の２
つの集合体２１，２２は、１つの（大きな）包装体に収
容されて別名”シガレットスティック”とも呼ばれる。
包装体２３は、本来的には、薄いカ−ドボードその他の
適当な包装材料で作られる１部材のブランク２４から構
成される。前記のブランク２４から形成される包装体２
３は、２つのパック２５，２６を有し、その各々は内壁
２７、対向する外壁２８、第１の閉じた長手方向側壁２
９と第２の長手方向側壁３０を備えている。第２の長手
方向側壁３０は、その自由端部に、閉鎖されるパック２
５，２６とともに、US-A-4,932,534の図７に記載の配設
位置に対応する態様で、内壁２７とパックの内容物の間
の位置へ滑り込むか押し込まれる挿入タブ３１を備えて
いる。

【００１４】今の場合、ブランク２４または包装体２３
は、US-A-4,932,534から把握される処理原則が実行され
るように設計される。このことは、包装体２３が、工場
すなわち紙巻きタバコ製造工場で、一時的に封鎖手段を
備えることを意味する。このように、１つのパック２５
の挿入タブ３１を有する側壁３０は、US-A-4,932,534の
図４にしたがって、他方のパック２６の対応ブランクを
覆う。収入印が押印されるか収入印紙が貼付された後
で、挿入タブ３１は前記明細書記載の位置に折り曲げら
れる。

【００１５】それぞれが、パック２５，２６を形成する
ブランク２４は、その半分が同一の形状に設計され、ユ
ニットすなわち１部材のブランク２４を形成するため
に、端部接続部３２によって、相互に対向する内部壁２
７の領域において接続される。この場合は、端部接続部
３２は、長い切り込み３３と残存する包装材料のわずか
な短い接続部３４とからなる。図示の模範実施例では、
端部接続部３２は、包装体２３の製造工程中またはその
直後に、互いに分離自在に接続された別々のパック２
５，２６が得られるように、切り込みが付与される。今
の特別な模範実施例では、接着ストリップ３６が、互い
に対向する端部壁３５の領域に付与され、２つのパック
２５，２６を互いに接続する。これらのパックを個別に
販売する場合に互いに分離できるように、接着ストリッ
プ３６は、ミシン目と同じ役割を果たす広い帯域の凹部
３７を備えている。長方形または正方形の凹部３７の間
には、容易に破壊される極めて薄い材料のウエブ３８が
設けられる。ミシン目の形すなわち凹部３７のサイズ
は、製造誤差がある結果として、たとえ、接着ストリッ
プ３６が端部壁３５の領域で正確に位置決めされない場
合であっても、これをパック２５，２６の間の平面内で
信頼性高く分割できることを保証する。

【００１６】包装体２３またはパック２５，２６の両側
の端部壁３５は、特別に設計されたフラップ３９を持っ
ている。これらは、部分的に重なるように折り曲げられ
て接着される。

【００１７】さらに特別な態様が挿入タブ３１の設計に
よって示される。挿入タブ３１と隣り合う長手方向側壁
３０の間の折り曲げ端部４０の領域に、打ち抜きによっ
て形成された短い舌状部４１が配設される。これら舌状
部４１は、折り曲げ端部４０の領域で長手方向側壁３０
と接続される。挿入タブ３１が、側壁２７とパックの内
容物の間の領域内へ折り曲げられるとき、舌状部４１
は、長手方向側壁３０の平面内に残留する。舌状部４１
が、端部接続部３２の残存接続部３４の領域内に配設さ
れるので、端部接続部３２の領域における分割作用の結
果として形成される残存接続部３４の突出部または歯部
は、舌状部４１によって覆われる。

【００１８】以上説明した態様またはこれと類似の態様
で設計される包装体２３は、図３以降に示されるよう
に、高性能の包装機で製造される。この包装機の主要部
は、垂直面内で回転駆動される折り曲げタレット４２で
ある。供給ステーション４３の領域内において、折り曲
げられていないブランク２４が、折り曲げタレット４２
に供給される。ブランク２４は、ブランクマガジン４４
から既知の取り出し装置４５によって取り出される。ブ
ランク２４は、後続のブランクのトラック４６の領域で
繰出しローラにより搬送される。同時にブランク２４
は、また、折り曲げフラップに接着剤を点着するために
接着剤付与ユニット４７を通過する。

【００１９】折り曲げタレット４２は、特別なポケット
４８を備えている。これらは、ブランク２４または包装
体２３を押し込みまた押し出すために、径方向を向くか
径方向に外側に開いている。４つのポケット４８が互い
に等距離に配設されている。下方を向く特別なポケット
４８が供給ステーション４３の位置にある。

【００２０】折り曲げタレット４２は、互いに一定の距
離を隔てて配設され、ポケット４８の領域で横断部材５
０によって相互に接続された２つのタレット円盤４９か
らなる。横断部材５０はまた、同時にポケット４８の底
部を形成する。

【００２１】各ポケット４８は、その中央に配設され径
方向を向く折り曲げブレード５１を有する。折り曲げブ
レード５１は、薄い壁状をなし、外側の１点または鋭利
なエッジ部に向かってテーパを形成している。図１８，
１９から明らかなように、折り曲げブレード５１は、互
いに一定の距離を隔てて配設された複数の櫛歯５２を備
えた櫛状をなしている。折り曲げブレード５１は、折り
曲げタレット４２、すなわち関連する横断部材５０にし
っかり固定される。

【００２２】ポケット壁５３，５４はポケット４８をそ
の水平方向に制限する部材として役立つ。これらのポケ
ット壁は、それぞれ、タレット円盤４９と対向する両端
部または両エッジ部を、特にタレット円盤４９の間で枢
動自在に装着している。各ポケット壁５３，５４のため
の軸受け５５が、それぞれ、これらのエッジ部から一定
の距離を置いて形成される。ポケット壁５３，５４は、
かくして、これらが開いた位置（図５の下方）とこれら
がほぼ平行した位置（図５の上方）との間を動くことが
できる。

【００２３】ブランク２４は、供給ステーション４３に
おいて、下向きのポケット４８内に導入され、パック２
５，２６が、径方向外方にのみ開く態様で、すなわち、
長手方向の側壁３０の領域において、包装体２３を形成
するために下向きのポケット４８内で大きく折り曲げら
れる。対応する折り曲げ作用は、折り曲げタレット４２
が供給ステーション４３内で一時静止する間に発生す
る。

【００２４】このために、供給ステーション４３は、折
り曲げタレット４２に対してその径方向に上下動し、そ
うでない場合は静止する態様で装着された折り曲げユニ
ット５６を割り当てられる。折り曲げユニット５６は、
図１６および１７との関連で今後さらに説明する。

【００２５】折り曲げユニット５６の折り曲げ部材は、
ポケット４８または折り曲げブレード５１と中心が一致
する共通の軸を中心として互いに対向する方向に、協同
して、枢動自在な折り曲げ翼５７，５８である。

【００２６】折り曲げユニット５６が実行する折り曲げ
過程は図６−図１１に示される。下方の位置で、折り曲
げ翼５７，５８が広げられ、２つの翼に共通の１平面を
形成する。折り曲げ翼５７，５８は、ブランク２４の供
給面内に位置する。ブランク２４は、折り曲げ翼５７，
５８上で、中央に、すなわちポケット４８と中心を一致
させて載置される。

【００２７】次に（図７参照）、折り曲げユニット５６
または折り曲げ翼５７，５８は、ブランク２４が折り曲
げブレード５１の自由端部と接触するまで上昇する。折
り曲げブレード５１は、端部接続部３２の領域内で、す
なわちブランクの半分の位置に突出している。

【００２８】折り曲げ翼５７，５８は、次いで、上昇後
の高さを変えずに枢動して互いに接近する。ブランク２
４は、それによって、折り曲げブレード５１の周りに折
り曲げられる。ポケット４８の寸法、すなわち拡がった
ポケット壁５３，５４の間の距離は、折り曲げ翼５７，
５８の自由な水平方向の折り曲げ端部５９が、それぞ
れ、ポケット壁５３，５４の内側に沿って滑動するよう
に計算される。ブランク２４は、それによって折り曲げ
端部５９の領域で折り曲げられて第１の折り曲げ脚部６
０を形成する。折り曲げ端部５９は、内壁２７と長手方
向側壁２９の間の折り曲げ線の領域内に発生する直角の
折り曲げ角部６１を備えており、この角部６１は直角の
折り曲げを実行する（図８）。

【００２９】折り曲げ翼５７，５８が、折り曲げブレー
ド５１に向かってさらに枢動変位を続行していくと、折
り曲げ翼５７，５８の別の折り曲げ角部６２が発生す
る。ポケット壁５３，５４に対向接触することによっ
て、別の折り曲げすなわち長手方向の側壁２９と外壁２
８の間に折り曲げ線が付与される。折り曲げ端部５９
は、したがって、長手方向の側壁２９の幅と一致した幅
を有する（図９）。以上説明したポケット壁５３，５４
および折り曲げ翼５７，５８の諸運動は、制御された態
様で連続的に、そして両部材が調整された状態の下に行
われる。

【００３０】折り曲げ翼５７，５８は、ブランク２４と
ともにさらに枢動を続け、折り曲げブレード５１と接触
するに至る。ポケット壁５３，５４はその後も折り曲げ
翼５７，５８に接触するまで互いに向かって枢動する。
水平に開くパック２５，２６がそれによって賦形され
る。折り曲げ翼５７，５８は、いまや折り曲げユニット
５６の下降運動の結果としてポケット４８から外へ動き
（図１０）、折り曲げ翼５７，５８は、それらがポケッ
ト４８を離れるとき、拡がるように枢動する。ポケット
４８から突出するブランク２４の折り曲げ脚部６０は、
それによって外側へ折り曲げられる（図１１参照）。こ
れらは、挿入タブ３１を備える長手方向の側壁３０であ
る。

【００３１】ポケット４８の両側で、図６の供給面の上
方には、停止部材すなわち静止した偏向ロッド１０１が
配設されている。これらは、ブランク２４をポケット４
８内に導入する際に、ブランク２４を正しく支持し案内
することを保証する。

【００３２】供給ステーション４３においてブランク２
４の実質的折り曲げが完了した後、折り曲げタレット４
２は、回転によって１段先へと進められ、図１１にした
がって予め折り曲げられた包装体２３を保持するポケッ
ト４８は、充填ステーション６３に達する。この位置で
は、ポケット４８はそれぞれ水平を向いており、紙巻き
タバコのパック２０が、水平方向の押し込み運動が行わ
れて開いた包装体２３内に導入されることができる。紙
巻きタバコの複数個のパック２０は、充填ステーション
６３の領域において。それらの軸に平行な向きに折り曲
げタレット４２に供給される。紙巻きタバコの複数個の
パック２０は、今の場合、２トラックの製造手段を備え
る包装機から到達する。したがって、それぞれが重層さ
れた紙巻きタバコ２０の２つの平行な列６４，６５が到
達する。列６４，６５はプラットフォーム６６上を間欠
的に搬送される。

【００３３】列６４，６５を横断する方向に動く特に設
計された滑動部材６７が、２つの列６４，６５から、紙
巻きタバコ２０の重層した集合体からなるそれぞれのユ
ニットを取り上げる。滑動部材６７は、特別な態様で動
かされる。プラットフォーム６６の面内で紙巻きタバコ
の複数個のパック２０の押し込み運動が起きる。原位置
に復帰するために、滑動部材６７は、紙巻きタバコの複
数個のパック２０の上方を、一点鎖線で示す移動通路６
８に沿って案内される。

【００３４】滑動部材６７は、２つの滑動壁６９，７０
を有する二重の滑動部材として設計される。移動方向の
前部にある滑動壁６９は、紙巻きタバコのパック２０を
列６４から離すのに有効である。後部滑動壁７０は、そ
れぞれのユニットを列６５から分離する。特に、紙巻き
タバコのパック２０の搬送と集合体２１，２２の形成
は、滑動部材６７の初めの作動サイクルにおいて、プラ
ットフォーム６６上の列６４の集合体２１，２２が、中
間コンベヤー７１内へ置き換えられるように起きる。同
時に、列６５から分離される集合体２１，２２からなる
対応するユニットが、後部滑動壁７０によって列６４の
領域内へ置き換えられ、そこに載置される。列６４，６
５の後続の紙巻きタバコのパック２０は、この分離動作
中は、停止されるので、この局面では、紙巻きタバコの
パック２０がこれ以上搬送されることはない。滑動部材
６７の次の作動サイクルにおいて、列６４の領域に既に
予め載置されたいたユニットは、中間コンベヤー７１に
搬送される。列６４，６５の停動はその後でのみ取り消
され、さらに紙巻きタバコが搬送される。

【００３５】この場合、中間コンベヤー７１は、閉じた
断面を有し、両対向端が開き、矢印にしたがって昇降す
る１つのステ−ジである。この場合、プラットフォーム
６６は、充填ステーション６３にあるポケット４８の押
し込み面よりも高いか、それよりもずれた位置にある。
集合体２１，２２は、したがって、中間コンベヤー７１
によって押し込み面にまで下降する。搬送部材が、紙巻
きタバコのパック２０を、中間コンベヤー７１からポケ
ット４８または予め折り曲げた複数個のパック２５，２
６内に押し込む。

【００３６】ここに、これらの搬送部材は長いラム７
２，７３である。これらは、垂直方向にずれた２つの面
内で効果を発揮する。上部ラム７２は、上部のパック集
合体２１に、下部ラム７３は、下部のパック集合体７２
にそれぞれ作用する。

【００３７】ラム７２，７３は、枢動して往復動を行う
作動アーム７４，７５により駆動される。長い方の作動
ア−ム７４は、上部ラム７２と接続されている。これ
は、クランク運動を行い下部ラム７３の直下で脚部１０
２を形成する。ラム７２の自由端部、すなわちクランク
脚１０２もまた、第２の作動ア−ム７５と接続されてい
る。下部ラム７３の自由端部は、リンク１０３を介し
て、作動アーム７５の上部または自由端部と接続されて
いる。下部ラム７３は、ラム７２内の孔１０４を貫通し
て、すなわちラム７２のクランク運動の領域内で案内さ
れる。

【００３８】中間コンベヤー７１は、その下方位置にお
いて、ポケット４８から一定の距離を隔てたところにあ
る。この距離は、偏平な断面を持ち、押し込み位置に延
在するブリッジ７６によって橋掛けされる。ブリッジ７
６に隣接して、同様に径方向に往復動する、換言すれば
ポケット４８に向かって進めることができるマウスピー
ス７７が存在する。２つの集合体２１，２２は、このマ
ウスピースを介して押される（図５）。

【００３９】集合体２１，２２をポケット４８または複
数個のパック２５，２６内へ押し込むことは図１２−図
１５に、その個別的段階を図示するように特別な運動サ
イクルで行われる。これらによれば、重層された集合体
２１，２２が、ラム７２，７３の対応する相対位置また
は相対運動の結果として、ずれた位置にある折り曲げタ
レット４２に供給される。上部集合体２１は、ポケット
４８により近い位置にある。紙巻きタバコ２０の移動
は、ポケット壁５３，５４が開いて、それが充填ステー
ション６３に接近するときは、上部集合体２１が既にわ
ずかにポケット４８または上部パック２５内に突出して
いるように、折り曲げタレット４２の回転運動と同期さ
れる（図１２）。上部集合体２１の紙巻きタバコのパッ
ク２０は、こうして折り曲げブレード５１の移動経路内
に到達する。折り曲げブレード５１は、下から上に向か
って、集合体２１の紙巻きタバコのパック２０に対向し
て移動する（図１３）。折り曲げタレット４２の回転運
動が継続すると、上部集合体２１の紙巻きタバコのパッ
ク２０は、下部集合体２２よりもやや上に持ち上げられ
る（図１４）。径方向の押し込み運動は、その間も続く
ので、下部集合体２２の紙巻きタバコのパック２０は、
いまや、押し込み面の領域に到達するパック２６内に入
る。径方向の押し込み運動は、依然続行することができ
る。ポケット４８が完全に充填ステーション６３に到達
し、折り曲げタレット４２が停止すると、押し込みは完
了する（図１５）。ポケット壁５３，５４は、いまや互
いが平行する位置に動く。充填作用はかくて完成する。

【００４０】折り曲げタレット４２の次の運動が、いま
や充填された包装体２３を排出ステーション７８へと搬
送する。これは折り曲げタレット４２の上部に配設され
ている。上方に向かう運動の結果、完成した包装体２３
はポケット４８外へ排出され、折り曲げタレット４８の
上方にある放出コンベヤートラック７９に搬送される。

【００４１】充填ステーション６３で充填作用が完了し
た後は、側方、または、折り曲げタレット４２の円周方
向を指向する折り曲げ脚６０は、図１の示すところにし
たがって、包装体２３の開放側と対向して折り曲げられ
る。このために、折り曲げタレット４２の円周方向に往
復動する折り曲げ部材８０が、充填ステーション６３の
領域に備えられる。この折り曲げ部材は折り曲げ脚部６
０、すなわち挿入タブ３１を持つ長手方向の側壁３０を
連続して折り曲げる。

【００４２】包装体２３を、径方向において、ポケット
４８の外へ排出することを実行するために、折り曲げタ
レット４２は特別な態様で設計される。折り曲げブレー
ド５１は、ポケット壁５３，５４と同様に櫛状に形成さ
れる。折り曲げブレード５１は、互いに一定距離を隔て
て配設された櫛歯５２からなる。ポケット壁５３，５４
はこれに対応して、同一円周面内に延在するポケットウ
エブ８１からなっている。折り曲げブレード５１の櫛歯
５２とポケット壁５３，５４のポケットウエブ８１の間
には、各排出部材、すなわちパックリフター８３の滑動
フィンガー８２が延在する。パックリフター８３は、排
出ステーション７８の領域において、折り曲げタレット
４２と隣り合う定位置に配設される。パックリフター８
３は、（図示しない）付勢部材により垂直支持ロッド８
４に沿って往復動することが可能である。パックリフタ
ー８３の自由端部は、滑動フィンガー８２によって櫛状
をなしており、ポケット４８の領域に侵入する。包装体
２３が排出された後（図５）、パックリフター８３は、
下方の原位置に復帰する。滑動フィン−ガー８２は、こ
うして、折り曲げタレット４２がさらに運動を継続する
間に、径方向内側に設定される位置（図１９に一点鎖線
で示される）に到達する。ポケット４８は、滑動フィン
ガー８２が、その原位置（図１９に一点鎖線で示され
る）において、横断部材５０の上方または径方向外側に
位置するように設計される。ポケットの底部８５は、径
方向外方にずれているので、折り曲げタレットの回転中
は、滑動フィンガー８２が、排出ステーションー７８に
おいて包装体２３の直下の位置に到達する。ポケットの
底部８５は、したがって、折り曲げブレード５１の櫛歯
５２の領域にのみ形成される。

【００４３】本来互いに緊密に繋がれたブランクから形
成された包装体２３は、２つのパック２５，２６に分離
される。この目的のために、端部接続部３２が切断され
る。この模範実施例では、残存接続部３４が切断され
る。この点については、様々な可能性が示唆される。

【００４４】図１２−１５および図１８に示す実施例に
おいては、残存接続部３４が折り曲げブレード５１によ
って切断される。このブレード５１は、これに対向して
接触する内壁２７よりも径方向に大きな寸法を有する。
充填ステーション６３において、集合体２１，２２がパ
ック２５，２６内に押し込まれると、長手方向側壁２９
に圧力が作用する。この圧力が、鋭利な端部を持つ折り
曲げブレード５１によって残存接続部３４を切断するこ
とにつながる切断力を発生する。実例においては、櫛歯
５２が、その外側端部にナイフ状端部を持つように設計
される。切断対象である残存接続部３４は、それぞれ、
ナイフと同様に作用する櫛歯５２の領域に延在する。互
いに切り離されるパック２５，２６は、したがって、充
填ステーションにおいて、既に形成されている。図１８
は、排出ステーション７８におけるそれらの細部を示し
ている。残存接続部３４は、既に切断済みである。歯状
の残滓が見えるだけである。

【００４５】図５および図１９の実施例においては、排
出ステーション７８に至るまで、ブランク２４の相互連
結が維持されている。残存接続部３４は、完成した包装
体２３が排出され、または、上昇した後で、パック２
５，２６の間に形成される間隙を通って案内される切断
刀８６によって切断される。この目的のために、切断刀
８６が、往復動する付勢ロッド８７に装着される。この
切断ステーションは、また、Ｕ字状断面を有し、パック
２５，２６のそれぞれの長手方向側壁３０と対向する脚
部と接触するステー８８を含む。以上に述べた切断装置
は、切断対象である残存接続部３４を露出するために、
切断ステーションに到達する前に完成している包装体２
３、すなわち、挿入タブ３１が、既に内壁２７とパック
の内容物の間の端部位置に押し込まれている包装体２３
に考慮を払う結果生じたものである。

【００４６】放出コンベヤートラック７９は、往復動す
る押し出し装置８９が装備されている。この装置は、完
成した包装体２３を連続して放出コンベヤートラック７
９に押し出す。

【００４７】図１９は、また、タレット円盤４９内のポ
ケット壁５３，５４の軸受け５５を示している。ポケッ
ト壁５３，５４に接続された枢着ピン１０６は、タレッ
ト円盤４９を貫通しクランク部材１０７と接続してい
る。このクランク部材１０７は、追従転子１０８で制御
円盤１１０の制御溝１０９に嵌入している。制御円盤１
１０は、中心のタレット軸１１１に回転自在に装着され
ている。ポケット壁５３，５４を調節するために、制御
円盤１１０は、特に、付勢ア−ム１１２によってタレッ
ト軸１１１を中心として回転される。制御円盤１１０
は、ポケット壁５３，５４の移動方向に依存して、１方
向または逆の方向に回転される。これに対応する枢動運
動がクランク部材１０７を経てポケット壁５３，５４に
伝達される。

【００４８】供給ステーション４３の領域にある既述の
折り曲げユニット５６が、図１６と図１７に詳細に示さ
れている。これらを参照すると、２つの折り曲げ翼５
７，５８は共通軸を中心として互いに対向する両端部で
回転する。このために、折り曲げ翼５７は、それぞれ、
軸ジャーナル９０および共軸ジャーナル９１によって横
方向支持壁９２，９３に回転自在に装着されている。他
方のポケット翼５４は、中空軸９４によって軸ジャーナ
ル９０に、また、中空ジャーナル９５によって、軸ジャ
ーナル９１に回転自在に装着されている。中空軸９４お
よび中空ジャーナル９５は、したがって、軸ジャーナル
９０と軸ジャーナル９１に対して共軸上に装着されてい
る。

【００４９】ポケット壁５３，５４、駆動ホイールすな
わちギアホイール９６，９７の駆動手段は、中空軸９４
と軸ジャーナル９１に配設される。これらギアホイール
９６，９７は、駆動手段、今の場合は往復回転する有歯
四分円板９９によって、中間ホイール９８を介して、対
応する回転方向に駆動される。有歯四分円板９９それ事
態は、コネクチングロッド１００により駆動される。

【００５０】折り曲げユニット５６はこのように設計さ
れ折り曲げタレット４２に対して昇降運動を行う。この
目的で、支持壁９２，９３が、垂直な支持ロッド１０５
に交換自在に装着される。折り曲げユニット５６を調節
する部材は、図を単純化するために示さない。

【００５１】

【発明の効果】この発明によって、序論で述べたタイプ
の包装体の設計を改良することができるとともに、それ
らを工業的に効率よく製造する方法と装置を実現するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】２つのパックからなる包装体の斜視図。

【図２】図１の包装体用ブランクの展開図。

【図３】図１の包装体の製造装置の単純化側面図。

【図４】図３の装置の一部の拡大図。

【図５】図４の模範実施例に改変を加えるとともに、違
った作用位置にある様子を示す図。

【図６】折り曲げタレットの領域において、図２のブラ
ンクが折り曲げられる工程が行われる間の連続した折り
曲げ位置を示す側面図。

【図７】折り曲げタレットの領域において、図２のブラ
ンクが折り曲げられる工程が行われる間の連続した折り
曲げ位置を示す側面図。

【図８】折り曲げタレットの領域において、図２のブラ
ンクが折り曲げられる工程が行われる間の連続した折り
曲げ位置を示す側面図。

【図９】折り曲げタレットの領域において、図２のブラ
ンクが折り曲げられる工程が行われる間の連続した折り
曲げ位置を示す側面図。

【図１０】折り曲げタレットの領域において、図２のブ
ランクが折り曲げられる工程が行われる間の連続した折
り曲げ位置を示す側面図。

【図１１】折り曲げタレットの領域において、図２のブ
ランクが折り曲げられる工程が行われる間の連続した折
り曲げ位置を示す側面図。

【図１２】物品（紙巻きタバコ）を部分的に折り曲げら
れた包装体中に導入する工程を異なる位置で示す側面
図。

【図１３】物品（紙巻きタバコ）を部分的に折り曲げら
れた包装体中に導入する工程を異なる位置で示す側面
図。

【図１４】物品（紙巻きタバコ）を部分的に折り曲げら
れた包装体中に導入する工程を異なる位置で示す側面
図。

【図１５】物品（紙巻きタバコ）を部分的に折り曲げら
れた包装体中に導入する工程を異なる位置で示す側面
図。

【図１６】折り曲げタレットの１ポケットの細部を部分
的には断面によって示す正面図。

【図１７】図１６の細部を線XVII-XVII に沿う断面によ
って示す図。

【図１８】排出ステ−ションの領域における折り曲げタ
レットの細部を極端に拡大し、一部を断面によって示す
図。

【図１９】折り曲げタレットを、図５の断面IXX-IXX に
沿う排出ステ−ションの領域において細部を伴う垂直断
面によって示す図。

【符号の説明】

２０，２５，２６…紙巻きタバコのパック，２１，２２
…集合体，２３…包装体，２４…ブランク，２７…内
壁，２９，３０…長手方向側壁，３１…挿入タブ，３２
…端部接続部，３５…端部壁，３７…凹部，４２…折り
曲げタレット，４８…ポケット，５１…折り曲げブレー
ド，５３，５４…ポケット壁，

Claims (22)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数個のパック（２５，２６）が、共通
   の１部材のブランク（２４）から形成され、 前記ブランクが、 ２つのパック（２５，２６）を同時に製造する工程中ま
   たはその工程の後で、前記パック（２５，２６）に対応
   する２つのブランクに分離される点に特徴を有する、 複数個のパック（２５，２６）が内壁（２７）で互いに
   接触し、互いに連結されており、それぞれが、紙巻きタ
   バコのパック（２０）の集合体（２１，２２）を好まし
   く収容する、少なくとも２つの立方体状のパック（２
   ５，２６）、からなる包装体。
2. 【請求項２】 １部材のブランク（２４）が、内壁（２
   ７）をともに合体し、残存接続部（３４）を有する端部
   接続部（３２）の領域で分離され、 外側で残存接続部（３４）を被覆するブランクの部分、
   特に、挿入タブ（３１）を打ち抜くことにより形成され
   る舌状部（４１）が、前記残存接続部（３４）の領域に
   配設される点に特徴を有する、請求項１に記載の包装
   体。
3. 【請求項３】 複数個のパック（２５，２６）が、少な
   くとも、２つの互いに対向する両側面、特に、短い方の
   端部壁（３５）の領域において、分離を容易にするため
   に、分離可能な幅の狭い材料のウエブ（３８）が、凹部
   （３７）の間に形成されるように互いに並んで配置され
   る複数の凹部（３７）を備える接着ストリップ（３６）
   によって接続される点に特徴を有する複数個のパック
   （２５，２６）が内壁（２７）で互いに接触し、互いに
   連結されており、それぞれが、紙巻きタバコのパック
   （２０）の集合体（２１，２２）を好ましく収容する、
   少なくとも２つの立方体状のパック（２５，２６）、か
   らなる包装体。
4. 【請求項４】 パックの内容物、特に、紙巻きタバコの
   パック（２０）の集合体（２１，２２）が、関連する複
   数個のパック（２５，２６）に同時に押し込まれ、 複数個のパック（２５，２６）の、端部接続部（３２）
   から離れている関連する長手方向の側壁（２９）が、紙
   巻きタバコのパック（２０）によって、端部接続部（３
   ２）が、これを押圧する切断部材により分離されるよう
   に、圧力を受ける点に特徴を有する、請求項１に記載の
   包装体を製造する方法。
5. 【請求項５】 端部接続部（３２）の領域において、緊
   密に一体連結している複数のパック（２５，２６）が完
   成した後、端部接続部（３２）が、複数個のパック（２
   ５，２６）の間に侵入する切断刀（８６）によって、特
   に、切断刀が複数個のパック（２５，２６）の長手方向
   に移動する結果として、切断される点に特徴を有する、
   請求項１に記載の包装体を製造する方法。
6. 【請求項６】 ２つのパック（２５，２６）を形成する
   ために、ブランク（２４）が、開いた長手方向の側壁
   （３０）とともに折り曲げられ、 次いで、集合体（２１，２２）が、開いた長手方向の側
   壁（３０）を経て関連する複数個のパック（２５，２
   ６）内へ導入され、そして、その後で、 これら複数個のパック（２５，２６）は、長手方向の側
   壁（３０）を形成する折り曲げフラップを折り曲げるこ
   とによって、それらの折り曲げが完結する点に特徴を有
   する、 それぞれが、紙巻きタバコのパックの集合体などのため
   のものである２つのパック（２５，２６）を持ち、１部
   材のブランク（２４）が、互いに対向する複数個のパッ
   ク（２５，２６）の内壁（２７）が、集合体（２１，２
   ２）の間でＶ字状に折り曲げられるように、集合体（２
   １，２２）の周りに折り曲げられる包装体を製造する方
   法。
7. 【請求項７】 （共通の）ブランク（２４）が、初め
   に、端部接続部（３２）に沿う長手方向の中央でＶ字状
   に折り曲げられ、そして、この時間帯に、内壁（２７）
   を形成するブランクの部分と、これら内壁を互いに接続
   する長手方向の側壁（２９）と、外壁（２８）とが、一
   方向に開いた複数個のパック（２５，２６）を形成する
   ために折り曲げられる点に特徴を有する請求項６に記載
   の包装体を製造する方法。
8. 【請求項８】 特に、残存接続部（３４）を持ち、内壁
   （２７）を互いに接続する端部接続部（３２）が、紙巻
   きタバコのパック（２０）を複数個のパック（２５，２
   ６）内へ押し込む結果として切断される点に特徴を有す
   る請求項６または７に記載の包装体を製造する方法。
9. 【請求項９】 内壁（２７）を互いに接続する端部接続
   部（３２）が、包装体（２３）が完成した後、直ちに、
   切断され、 その後で、分離された複数個のパック（２５，２６）を
   接続する接着ストリップ（３６）が付与される点に特徴
   を有する請求項６または７に記載の包装体を製造する方
   法。
10. 【請求項１０】 回転して移動し、それぞれが包装体
    （２３）を収容する径方向に向く複数のポケット（４
    ８）を持ち、 前記ポケット（４８）の各々が、 中間の静止した折り曲げ部材、特に、折り曲げブレード
    （５１）と横方向に可動であるポケット壁（５３，５
    ４）とからなる折り曲げタレット（４２）を備える点に
    特徴を有する、 共通の１部材ブランク（２４）から作られ、それぞれ
    が、紙巻きタバコのパック（２０）の集合体（２１，２
    ２）を好ましく収容する、少なくとも２つの立方体状の
    パック（２５，２６）からなる包装体（２３）を製造す
    る装置。
11. 【請求項１１】 ブランク（２４）が、供給ステーショ
    ン（４３）において、径方向外側に開く複数個のパック
    （２５，２６）を形成するために、ポケット（４８）内
    に導入されることができ、 パックの集合体（２１，２２）が、後続の充填ステーシ
    ョン（６３）において、ポケット（４８）内の複数個の
    パック（２５，２６）内に押し込まれることができ、 既に完成した包装体（２３）が、さらに先にある排出ス
    テーション（７８）においてポケット（４８）から押し
    出される点に特徴を有する請求項１０に記載の装置。
12. 【請求項１２】 供給ステーション（４３）には、折り
    曲げユニット（５６）が装備されており、これによって
    ブランク（２４）がポケット（４８）内に導入されるこ
    とができ、外に開く複数個のパック（２５，２６）が、
    ここで折り曲げられる点に特徴を有する請求項１０また
    は１１に記載の装置。
13. 【請求項１３】 折り曲げユニット（５６）が、２つの
    枢動自在に装着された折り曲げ翼（５７，５８）を持
    ち、これらの折り曲げ翼は、枢動することによって、拡
    がった位置から互いに同時にポケット（４８）内に移動
    して、折り曲げブレード（５１）の両側にあるブランク
    （２４）を折り曲げ、内壁（２７）、長手方向の側壁
    （２９）および外壁（２８）を、折り曲げ翼（５７，５
    ８）の角部（６１，６２）を備える折り曲げ両端部（５
    ９）によって折り曲げる点に特徴を有する請求項１２に
    記載の装置。
14. 【請求項１４】 折り曲げ運動が行われる間、折り曲げ
    翼（５７，５８）が、拡がった位置に移動するポケット
    壁（５３，５４）の内側で、折り曲げ端部（５９）に沿
    って滑動し、それによって、ブランク（２４）を処理
    し、 折り曲げ作用の完了後、折り曲げ翼（５７，５８）が、
    折り曲げブレード（５１）の両側に延在し、ポケット壁
    （５３，５４）が、包装体（２３）の寸法に対応する平
    行位置に移動する点に特徴を有する請求項１３に記載の
    装置。
15. 【請求項１５】 充填ステーション（６３）の領域にお
    いて、紙巻きタバコのパック（２０）の集合体（２１，
    ２２）が重層されて供給されることができ、 前記集合体（２１，２２）が、既に折り曲げられた包装
    体（２３）を保持するポケット（４８）に対して水平を
    なす押し込み面内において、それらが複数個のパック
    （２５，２６）の間の距離に相当する距離を隔てるよう
    に、折り曲げタレット（４２）が移動する方向に、互い
    から離れて動くことができ、 次いで、複数個のパック（２５，２６）内に押し込まれ
    る点に特徴を有する請求項１１に記載の装置。
16. 【請求項１６】 集合体（２１，２２）が、 折り曲げタレット（４２）の移動方向において上部また
    は第２番目にある集合体（２１）が、折り曲げタレット
    （４２）に接近し、したがって集合体（２１）が、折り
    曲げタレット（４２）が回転する結果として、ポケット
    （４８）の折り曲げブレード（５１）によって、その直
    下にある集合体（２２）から持ち上げられることができ
    るように、折り曲げタレット（４２）の径方向にずれた
    態様で、ポケット（４８）に供給されることができる点
    に特徴を有する請求項１５に記載の装置。
17. 【請求項１７】 紙巻きタバコのパック（２０）が、２
    つの重層された紙巻きタバコのパック（２０）の列（６
    ４，６５）をなしてプラットフォーム（６６）上で充填
    ステーション（６３）に供給されることができ、 プラットフォーム（６６）が、ポケット（４８）への押
    し込み面に対してずらされて配設されており、 集合体（２１，２２）が、昇降可能な中間コンベヤー
    （７１）によって、プラットフォーム（６６）から押し
    込み面に搬送されることができる点に特徴を有する請求
    項１１に記載の装置。
18. 【請求項１８】 折り曲げタレット（４２）の上方にあ
    る排出ステーション（７８）の領域において、互いに分
    離した包装体（２３）または複数個のパック（２５，２
    ６）が、ポケット（４８）から排出されて、径方向に可
    動な押しだし部材、特に、パックリフター（８３）によ
    って、放出コンベヤートラック（７９）に供給される点
    に特徴を有する請求項１１に記載の装置。
19. 【請求項１９】 ポケット壁（５３，５４）および折り
    曲げブレード（５１）が、 折り曲げブレード（５１）が、互いに距離を隔てて並ぶ
    櫛歯（５２）を形成し、ポケット壁（５３，５４）が、
    互いに等距離を隔てて並ぶポケットウエブ（８１）を形
    成するように櫛状に作られており、 パックリフター（８３）が、少なくとも、排出ステーシ
    ョン（７８）の領域にある対向するポケット（４８）の
    内部においては、ポケット（４８）を排出ステーション
    （７８）に供給する間に折り曲げタレット（４２）が回
    転する結果として、櫛歯（５２）とポケットウエブ（８
    １）の間の包装体（２３）の直下の位置に到達する滑動
    フィンガー（８２）を形成するために、櫛状に作られて
    いる点に特徴を有する請求項１８に記載の装置。
20. 【請求項２０】 折り曲げタレット（４２）が、互いに
    距離を隔てて配設され、ポケット（４８）の領域におい
    て、軸に平行な横断部材（５０）によって互いに接続さ
    れる２つのタレット円盤（４９）を持ち、 櫛歯（５２）とポケットウエブ（８１）の領域にある横
    断部材（５０）上に、櫛歯（５２）とポケットウエブ
    （８１）の間の領域で、滑動フィンガー（８２）が侵入
    するための間隙を横断部材（５０）に対して保証するポ
    ケット底部（８５）を形成する点に特徴を有する請求項
    １０に記載の装置。
21. 【請求項２１】 折り曲げブレ−ド（５１）またはその
    櫛歯（５２）が、包装体（２３）の内壁（２７）よりも
    径方向に大きな寸法を持ち、 折り曲げブレ−ド（５１）またはその櫛歯（５２）の外
    方端部が、 集合体（２１，２２）が複数個のパック（２５，２６）
    内に押し込まれたとき、内壁（２７）に牽引力が作用し
    て、端部接続部（３２）または残存接続部（３４）を切
    断するに至るように、鋭利なエッジ部またはナイフ状に
    形成される点に特徴を有する請求項１０に記載の装置。
22. 【請求項２２】 端部接続部（３２）または残存接続部
    （３４）を切断する切断部材、特に、複数個のパック
    （２５，２６）の間でこれらに沿う長手方向に可動であ
    る切断刀（８６）が、排出ステーション（７８）の領域
    に配設されており、それによって端部接続部（３２）ま
    たは残存接続部（３４）を切断する点に特徴を有する請
    求項１１に記載の装置。