JPH0613129U - コンデンサ素子の巻回装置 - Google Patents
コンデンサ素子の巻回装置Info
- Publication number
- JPH0613129U JPH0613129U JP5782992U JP5782992U JPH0613129U JP H0613129 U JPH0613129 U JP H0613129U JP 5782992 U JP5782992 U JP 5782992U JP 5782992 U JP5782992 U JP 5782992U JP H0613129 U JPH0613129 U JP H0613129U
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- JP
- Japan
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- capacitor element
- separator
- foil
- winding shaft
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 信頼性の高いコンデンサ素子を形成できるコ
ンデンサ素子の巻回装置を提供する。 【構成】 陽極箔、陰極箔、セパレータがそれぞれ収納
されたリールから、陽極箔、陰極箔、セパレータをそれ
ぞれ引き出して、これらを重ねて、巻軸で巻回してコン
デンサ素子を形成するコンデンサ素子の巻回装置におい
て、この巻軸を前記リールよりも高い位置に設けた。こ
のため、巻軸に向けて引き出された陽極箔や陰極箔やセ
パレータの表面にゴミなどの異物が付着しても、巻軸は
リールよりも上方に設けられているので、異物は下方に
落下する。その結果、コンデンサ素子に異物が巻き込ま
れることを防ぎ、信頼性の高いコンデンサ素子を形成す
ることができる。
ンデンサ素子の巻回装置を提供する。 【構成】 陽極箔、陰極箔、セパレータがそれぞれ収納
されたリールから、陽極箔、陰極箔、セパレータをそれ
ぞれ引き出して、これらを重ねて、巻軸で巻回してコン
デンサ素子を形成するコンデンサ素子の巻回装置におい
て、この巻軸を前記リールよりも高い位置に設けた。こ
のため、巻軸に向けて引き出された陽極箔や陰極箔やセ
パレータの表面にゴミなどの異物が付着しても、巻軸は
リールよりも上方に設けられているので、異物は下方に
落下する。その結果、コンデンサ素子に異物が巻き込ま
れることを防ぎ、信頼性の高いコンデンサ素子を形成す
ることができる。
Description
【0001】
この考案は、金属箔とセパレータとを順次重ね合わせて巻回してコンデンサ素 子を形成するコンデンサ素子の巻回装置に関する。
【0002】
一般に、コンデンサ素子の巻回装置には、図2あるいは図3に示すようなもの が知られている。図2のコンデンサ素子の巻回装置は、二つのセパレータ3と陽 極箔1と陰極箔2とが収納されたリール4を、巻軸5よりも低い位置と高い位置 とに水平方向に設置し、それぞれのリール4から、いずれも帯状に成形した陽極 箔1、陰極箔2、セパレータ3を複数のローラ7を介して巻軸5の方向に引き出 している。そして、巻軸5の近傍のクランプローラ8で陽極箔1と陰極箔2とセ パレータ3とを重ね合わせて、これを巻軸5の溝部6に挿入するとともに円筒状 に巻回した後、カッター9とカッターダイ10で陽極箔1と陰極箔2とセパレー タ3とを所定の長さで切断して図示しないコンデンサ素子を形成する。
【0003】 一方、図3に示すコンデンサ素子の巻回装置では、巻軸5の上方に4つのリー ル4を配置していて、図2と同様にしてコンデンサ素子を形成する。
【0004】
しかしながら、図2及び図3において、巻軸5よりも上方に位置するリール4 から引き出される陽極箔1、陰極箔2、セパレータ3の表面に、ゴミなどの異物 が付着してしまった場合、これらの金属箔とセパレータ3は巻軸5の方向、即ち 下方に向けて引っ張られながら巻回されるので、異物は、コンデンサ素子の内部 に巻き込まれてしまう。
【0005】 特に、不慮であっても、コンデンサ素子内部に金属類の異物が入り込むと、緊 密に巻回されるコンデンサ素子のセパレータなどは、破れたり、穴が開いたりす る恐れが非常に高い。そして、陽極箔と陰極箔を隔絶しているセパレータが破損 した場合には、対向電極が接触して、電解コンデンサをショートさせる原因にな ってしまった。
【0006】 この考案の目的は、信頼性の高いコンデンサ素子を形成できるコンデンサ素子 の巻回装置を提供することにある。
【0007】
この考案は、陽極箔、陰極箔、セパレータがそれぞれ収納されたリールから、 陽極箔、陰極箔、セパレータをそれぞれ引き出して、これらを重ねて、巻軸で巻 回してコンデンサ素子を形成するコンデンサ素子の巻回装置において、この巻軸 を前記リールよりも高い位置に設けたことを特徴としている。
【0008】
この考案は、陽極箔1、陰極箔2、セパレータ3がそれぞれ収納されたリール 4よりも高い位置に設けた巻軸5で、陽極箔1と陰極箔2とセパレータ3とを巻 回してコンデンサ素子を形成する。このため、陽極箔1と陰極箔2とセパレータ 3は、各リール4よりも上方にある巻軸5に向かって引っ張られる。その結果、 陽極箔1や陰極箔2やセパレータ3にゴミなどの異物が付着しても、異物は、巻 軸5とは反対の方向、即ち下方に落下して、コンデンサ素子に異物が巻き込まれ ることを防げる。
【0009】
以下、この考案による実施例を図に従って詳細に説明する。図1は本考案によ るコンデンサ素子の巻回装置の概略図である。
【0010】 図1に示す陽極箔1と陰極箔2はアルミニウムなどの弁作用金属からなり、図 示しないリード線が一定の間隔で接続されている。二つのセパレータ3はマニラ 紙や、クラフト紙あるいはこれらの混抄紙などからなる。また、陽極箔1、陰極 箔2、セパレータ3は、いずれも帯状に成形されていて、それぞれのリール4に 巻き取って収納されている。そして、陽極箔1、陰極箔2及びセパレータ3は、 それぞれのリール4から巻軸5の方向にローラ7を介して引き出される。このと き、ローラ7は、陽極箔1、陰極箔2、セパレータ3の張力を適度に保つ。
【0011】 巻軸5は四つのリール4よりも高い位置に設けていて、その一方の端部に溝部 6を設けている。この溝部6には、巻軸5の近傍の二つの対をなす可動自在のク ランプローラ8で重ね合わせられた陽極箔1と陰極箔2とセパレータ3が挿入さ れる。その後、この状態で巻軸5が回転して、陽極箔1と陰極箔2とセパレータ 3とが巻回される。
【0012】 そして、コンデンサ素子を所望の大きさに巻回した後、可動自在のカッター9 とカッターダイ10とで、陽極箔1と陰極箔2とセパレータ3とを所定の長さに 切断してコンデンサ素子は形成される。
【0013】 この実施例では、陽極箔1、二つのセパレータ3、陰極箔2がそれぞれ収納さ れたリール4よりも高い位置に設けた巻軸5で、陽極箔1と陰極箔2とセパレー タ3とを巻回してコンデンサ素子を形成する。このため、陽極箔1とセパレータ 3と陰極箔2は、各リール4よりも上方にある巻軸5に向かって引っ張られる。 その結果、陽極箔1や陰極箔2やセパレータ3にゴミなどの異物が付着しても、 異物は、巻軸5とは反対の方向、即ち下方に落下して、コンデンサ素子に異物が 巻き込まれることを防げる。
【0014】
この考案は、陽極箔、陰極箔、セパレータがそれぞれ収納されたリールから、 陽極箔、陰極箔、セパレータをそれぞれ引き出して、これらを重ねて、巻軸で巻 回してコンデンサ素子を形成するコンデンサ素子の巻回装置において、この巻軸 を前記リールよりも高い位置に設けている。このため、巻軸に向けて引き出され た陽極箔や陰極箔やセパレータの表面にゴミなどの異物が付着しても、陽極箔や セパレータや陰極箔はリールに対して上方に引っ張られるので、付着していた異 物は下方に落下して、コンデンサ素子内部に異物が巻き込まれることを防げる。 その結果、従来のように、コンデンサ素子の巻回工程中に、コンデンサ素子内部 に入り込んだ金属などの異物が原因によるショートなどがなくなり、電解コンデ ンサの信頼性を向上させることができる。
【図1】本考案の実施例のコンデンサ素子の巻回装置の
概略図である。
概略図である。
【図2】従来のコンデンサ素子の巻回装置の概略図であ
る。
る。
【図3】従来のコンデンサ素子の巻回装置の概略図であ
る。
る。
1 陽極箔 2 陰極箔 3 セパレータ 4 リール 5 巻軸 6 溝部 7 ローラ 8 クランプローラ 9 カッター 10 カッターダイ
Claims (1)
- 【請求項1】 陽極箔、陰極箔、セパレータがそれぞれ
収納されたリールから、陽極箔、陰極箔、セパレータを
それぞれ引き出して、これらを重ねて、巻軸で巻回して
コンデンサ素子を形成するコンデンサ素子の巻回装置に
おいて、この巻軸を前記リールよりも高い位置に設けた
ことを特徴とするコンデンサ素子の巻回装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5782992U JPH0613129U (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | コンデンサ素子の巻回装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5782992U JPH0613129U (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | コンデンサ素子の巻回装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0613129U true JPH0613129U (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=13066828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5782992U Pending JPH0613129U (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | コンデンサ素子の巻回装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613129U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51155905U (ja) * | 1975-06-06 | 1976-12-11 | ||
JP2022551896A (ja) * | 2019-10-10 | 2022-12-14 | 寧徳時代新能源科技股▲分▼有限公司 | 二次電池の電極組立体の製造方法及びデバイス |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP5782992U patent/JPH0613129U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51155905U (ja) * | 1975-06-06 | 1976-12-11 | ||
JPS5538675Y2 (ja) * | 1975-06-06 | 1980-09-10 | ||
JP2022551896A (ja) * | 2019-10-10 | 2022-12-14 | 寧徳時代新能源科技股▲分▼有限公司 | 二次電池の電極組立体の製造方法及びデバイス |
US11961955B2 (en) | 2019-10-10 | 2024-04-16 | Contemporary Amperex Technology Co., Limited | Method and apparatus for manufacturing electrode assembly of secondary battery |
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