JPH06130620A - 固形写真処理剤用容器 - Google Patents

固形写真処理剤用容器

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JPH06130620A
JPH06130620A JP27736492A JP27736492A JPH06130620A JP H06130620 A JPH06130620 A JP H06130620A JP 27736492 A JP27736492 A JP 27736492A JP 27736492 A JP27736492 A JP 27736492A JP H06130620 A JPH06130620 A JP H06130620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
photographic processing
solid photographic
processing agents
processing agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP27736492A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Shibazaki
理 柴崎
Hitoshi Okubo
仁 大久保
Shigekazu Sakai
繁一 坂井
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固形写真処理剤を収容する容器を用い、該容
器から必要時に固形写真処理剤を自動現像機の処理槽ま
たは溶解槽中に落下させる固形写真処理剤容器におい
て、処理剤の耐湿性を必要量落下を可能にする固形写真
処理剤用容器を提供する。 【構成】 固形写真処理剤を所定量収納する個室を有
し、この個室空積をycm3としたとき、また固形写真処
理剤の容積の総和をxcm3としたとき、個室の空隙率を
(y−x)/y=0.35以下となるようにしたことを特徴
とする固形写真処理剤用容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハロゲン化銀写真感
光材料を処理する処理液成分の補充をするための固形写
真処理剤用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでのハロゲン化銀写真感光材料を
処理する自動現像機の処理剤は、写真処理に際して良好
な性能を発揮するように各種成分からなっており、これ
らの成分は互いに接触した状態に置かれると、長い間に
は、不慮の反応を起す恐れのあるため、一般には1〜2
種以上のパーツ剤に分けてキット化させており、使用時
にこれらを一定量の水で溶解して、夫々の処理槽にそそ
ぎ、使用している。キット化されたパーツ剤は、ビン、
袋などの容器に入れられ、これらをまとめて段ボール箱
などに収納し、1単位とし市販されこれらはいずれも各
成分を調合する必要があるため、まず間違いのない調合
のための量、内容の確認、吟味が必要であり、また容器
を用いて水に溶解させる作業も多分に、熟練を要するも
のであり、その作業は面倒なことである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は処
理槽に処理剤を投入する場合はいずれも前記の如き各パ
ーツ剤を間違わずに調合し、溶解させ、投入することは
多分に、熟練を必要とし、人手を要するものであった。
このため業界としては、熟練もさほど必要とせず、また
人手不足の点より、作業時間にあまり人手のかからず、
しかも間違いの起こらぬ処理剤の出現を望まれていると
ころであった。本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
であって、即ち、これまで粉末または結晶状の薬品が処
理剤として分封またパーツ剤として調合を必要とした処
理剤を、単一の固形処理剤として、作製し、これを防湿
対策のとられた包装容器に収納し、湿度による固形写処
理剤の崩壊を防止し、正規定量を満たすことのできる固
形写真処理剤容器を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、ハロゲン化銀写真感光材料を処理するための固形
写真処理剤用容器であって、該容器の容積をycm3
し、該容器に収納される固形写真処理剤の容積の総和を
xcm3としたとき、空隙率が(y−x)/y=0.35以下
となることを特徴とする固形写真処理剤容器によって達
成させる。
【0005】
【作用】この発明では、例えば固形写真処理を所要量収
納する紙管、単装の袋、またはPTP(プレススルーパ
ック)方式で、これらは前述の如く、空隙率0.35以下と
なるように設計されており、密閉され、外気が遮断さ
れ、したがって湿度が各個室に入らぬ構造のため、内部
に収納された固形写真処理剤は、常に防湿され、化学的
に安定した保存状態を保ち、使用される自動現像機に、
位置決めされた位置に取付けられ、公知の技術手段によ
り、必要時自動現像機の処理槽又は、溶解槽に投入され
るので固形写真処理剤に有害な湿気が入る隙を与えない
ので非常に有利である。またこれらに限らず、剛体のも
のとして、例えば固形写真処理剤を所要量収納する個室
を有する部品と、その個室を覆い、且つ1箇所に固形写
真処理剤の排出口を有する部品の2部品から容器は構成
されており、各個室は前述の如く、空隙率0.35以下とな
るように設計されており、密閉され、外気が遮断された
構造のものであればよい。いずれにしても空隙率を0.35
以下とすることにより、固形写真処理剤が容器内の残存
する湿気を吸収し、飽和状態とすることにより、固形写
真処理剤が、吸湿することを防止することである。な
お、ここで固形写真処理剤としては、錠剤の他に、粉
末、顆粒状または結晶状のものを言う。
【0006】
【実施例】以下、この発明の固形写真処理剤の容器の実
施例について説明する。
【0007】図1は円筒体、図2は袋形式、図3はPT
P(プレススルーパック)形式のものである。これらの
形式の容器は手動で容器を破り、手動で直接処理槽又は
溶解槽に投入してもよく、また図示はしないが一般公知
の技術手段にて投入してもよい。
【0008】図4は個室を有し排出口が側面に設けてあ
る容器の分解斜視図、図5は個室を有する部品と、その
個室を覆い側面に排出口をもつ部品の組合せ順を示す断
面図、図6は後述する自動現像機の駆動軸12に取付けた
ところを示す断面図、図7は本発明の固形写真処理剤を
収納した容器を取付け、公知の方法にて投入する自動現
像機を示す側面図、図8はその正面図である。図9は本
発明の容器を位置決め手段をもつ取付部を公知の技術手
段にて、前述の自動現像機に設置する姿勢を示す実施例
で、図4で示した容器の排出口を下向けになるよう取付
を垂直にしたものである。また図10乃至図11は、固形写
真処理剤10を収納する部品(図5の21)の他の実施例で
あって、図10では固形写真処理剤10が、輪切された平面
の部分が容器の床と接している。また図11の容器は、収
納される固形写真処理剤10の円周曲面に、容器の背面壁
を合わせてあり、個室容積と固形写真処理剤の容積差を
少くして、湿気対策に寄与させている。
【0009】いずれにしても個室をもつ部品31とそれを
覆う搬出口をもつ部品21との組合せは、図5の(I)、
(II)、(III)、図6で示すように、個室を覆う部品2
1の内側にある爪22が、個室をもつ部品31の穴27に嵌合
し、爪の割り溝26が狭くなり、爪22のアゴが棚29に、図
5(I)(II)(III)の順序で嵌合することにより組
合せは完了する。また、排出口の縁にある係止爪28が、
個室部品31のアゴ32に係止されるに及んで、両者は完全
に結合され、排出口以外の個室は密封されて、防湿に寄
与する。なお、この箇所はこの方式に限定されず、上下
の2部品が密着嵌合して円滑に回転すればよいので、こ
の他、ねじで押えたり、かしめたりするその他の公知の
技術(図示せず)を使用してもよい。また、この組合せ
た容器の位置決め手段の一実施例としてキー溝、(図5
の25,33など)を利用し、個室の部品、ならびにそれを
覆う排出口をもった部品を、それぞれ回転駆動、停止位
置などを定め、使用する自動現像機の駆動軸12にセット
アップする。
【0010】図7の自動現像機側面図の入口1より現像
すべき写真感光材料が搬送ローラ3により搬送され、各
処理槽2を経て乾燥槽4を経て出口5より排出される
が、固定写真処理剤10は、図6に示した容器31の個室に
少くとも1個づつ入れられ、容器21と組合せられて、処
理槽2または溶解槽6に取付けられた駆動部8の固定軸
受9を貫通している駆動軸12に嵌合させる。容器21のキ
ー溝25は固定軸受9にあるキー27が嵌合し容器21の回転
止めとなり、また駆動軸12の先端部の2方摺り又は4方
摺り軸12Aに、2方摺り、又は4方摺り角穴をもち、更
にキーをもつ座金33を嵌め、ねじ19により該容器を取付
ねじ止めにする。これにより容器21は必要とする向き
(ここでは排出口23は下側)に固定され、個室をもつ容
器31は駆動軸12により、必要時、公知の手段により必要
角度回転させ、排出口23より固形写真処理剤10を図7、
図8で示す自動現像機の処理槽2又は溶解溝6に落下投
入する。溶解槽6の処理液はポンプ7により矢印の方向
に、処理槽2より溶解槽6へと常に循環されているの
で、溶解槽6に投入された固形写真処理剤10は経時的に
溶解され、処理槽2に循環流入する。
【0011】固形写真処理剤形状は円形の錠剤の形状に
て表現しているが、図4の固形写真処理10Aの如く各容
器の個室の各種の形状に合っていれば、差支えなく、か
えって容積率を低くする効果がある。立方体、直方体、
円筒体など、形状的にブロック状であれば特に問題でな
い。いずれにしても固形写真処理剤を収納した容器を必
要時、図7の自動現像機の各処理槽2又は図8の溶解槽
6に投入し、処理液として使用される如くなっている。
自動現像機は衆知の如く処理は、常に恒温、循環されて
写真感光材料の処理を行う。
【0012】さらに本発明の有効であった実際のテスト
結果につき報告すると、本発明の容器の素材としては、 紙管構成:外面:上質紙/PE/PET/PE/上質紙:内面 PTP構成:形成部:CPP/PE/PE/Al/オーバープリン
ト:底面 袋層構成:外面:OPP/エバール/PE:内面 1.テスト条件:30℃で空隙率の異なる容器に固形写真
処理剤を入れて、80%RHの環境下で24時間放置する 2.評価方法:24H後取り出し、処理剤の表面をスクイ
ズして吸湿して軟化した処理剤(付着物)の有無を調べ
た 3.テスト結果:紙管の場合 空隙率 評価 10% ○ 20% ○ 35% ○ 40% △ 50% × 評価基準 ○=付着物殆んどなし △=若干付着物あり
×=付着物あり このテストにより、空隙率0.35以下が湿度防止対策に有
効であることが確認された。なお、PTP構成、袋層構
成の場合においても上記の実験結果と同様の効果を得る
ことができた。
【0013】
【発明の効果】従来の液状写真処理剤に代り、本発明の
如く固形写真処理剤を密封した容器を使用することによ
り、防湿が保持されるので化学的に安定した処理剤とし
て供給でき、しかも容器スペースを、従来の液状写真処
理剤とは、比較にならない程小さくできることで、運
搬、輸送上、費用、安全性などの点から大変有利であ
る。いずれにしても空隙率を0.35以下とすることによ
り、固形写真処理剤が容器内の残存する湿気を吸収し、
飽和状態とすることにより、それ以上の湿気がなくな
り、固形写真処理剤が吸湿することがなくなる効果があ
る。また、処理剤の必要時に、手動又は自動的に包装を
破り、該自動現像処理機に投入すれば、あとは自動的に
溶解し、処理剤として使用できるので、処理剤の調合、
処理液の注入など一切不用となるので、省力的なこの効
果も非常に大である。
【0014】また、固形写真処理剤の排出口からの投下
は、動力を用いない重力による落下のため、投入機構も
簡単となり、自動現像機のコストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る容器の斜視図および部分断面図。
【図2】袋形式の固形写真処理剤容器の斜視図および部
分断面図。
【図3】PTP(プレススルーパック)式容器の実施例
の斜視図。
【図4】固形写真処理剤を1個づつ収納する個室をもつ
部品と、その個室を覆い、排出口を側面にもつ部品が組
合せられたところを示す容器の分解斜視図。
【図5】個室のある側の部品と、それを覆う側の部品と
の結合する順序を示す断面図。
【図6】排出口を側面にもつ実施例の容器を駆動軸に取
り付けた状態を示す断面図。
【図7】自動現像機の側断面図。
【図8】自動現像機の正面断面図。
【図9】図3で示した容器の排出口を下向けにした状態
を示す斜視図。
【図10】本発明による他の実施例の容器の分解斜視
図。
【図11】本発明に係る容器の分解斜視図。
【符号の説明】
2 処理槽 3 搬送ローラ 4 乾燥槽 6 溶解槽 7 循環ポンプ 8 駆動部 9 固定軸受 10 固形写真処理剤 12 駆動軸 13 排出口 19 容器取付ねじ 21 排出口側容器 23 排出口 28 係止爪 31 個室側容器 33 キー付座金

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化銀写真感光材料を処理するた
    めの固形写真処理剤用容器であって、該容器の容積をy
    cm3とし、該容器に収納される固形写真処理剤の容積の
    総和をxcm3としたとき、空隙率が(y−x)/y=0.3
    5以下となることを特徴とする固形写真処理剤用容器。
JP27736492A 1992-10-15 1992-10-15 固形写真処理剤用容器 Pending JPH06130620A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27736492A JPH06130620A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 固形写真処理剤用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27736492A JPH06130620A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 固形写真処理剤用容器

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Publication Number Publication Date
JPH06130620A true JPH06130620A (ja) 1994-05-13

Family

ID=17582500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27736492A Pending JPH06130620A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 固形写真処理剤用容器

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