JPH06130619A - 固形写真処理剤用容器 - Google Patents

固形写真処理剤用容器

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JPH06130619A
JPH06130619A JP27736392A JP27736392A JPH06130619A JP H06130619 A JPH06130619 A JP H06130619A JP 27736392 A JP27736392 A JP 27736392A JP 27736392 A JP27736392 A JP 27736392A JP H06130619 A JPH06130619 A JP H06130619A
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JP
Japan
Prior art keywords
container
photographic processing
processing agent
solid photographic
discharge port
Prior art date
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Pending
Application number
JP27736392A
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English (en)
Inventor
Osamu Shibazaki
理 柴崎
Yorikatsu Miyazawa
頼勝 宮沢
Shigekazu Sakai
繁一 坂井
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 固形写真処理剤を収容する容器を用い、該容
器から必要時に固形写真処理剤を自動現像機の処理槽ま
たは溶解槽中に落下させる固形写真処理剤用容器におい
て、処理剤の耐湿性と必要量落下を可能にする固形写真
処理剤用容器を提供する。 【構成】 ほぼ円盤状で固形写真処理剤10を所定量収
納する個室をもつ部分と、これを覆い、かつ1箇所に固
形写真処理剤10の排出口をもつ部分より構成される固
形写真処理剤用容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハロゲン化銀写真感
光材料を連続処理する自動現像機で、処理液成分の補充
を、固形処理剤を投入、溶解することによって行なう自
動現像機に使用する固形写真処理剤用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでのハロゲン化銀写真感光材料を
処理する自動現像機の処理剤は、写真処理に際して良好
な性能を発揮するように各種成分からなっており、これ
らの成分は互いに接触した状態に置かれると、長い間に
は不慮の反応を起す恐れがあるため、一般には1〜2種
以上のパーツ剤に分けてキット化されており、使用時に
これらを一定量の水で溶解して、それぞれの処理槽に注
ぎ、使用している。キット化されたパーツ剤は、ポリス
チレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂等
のびんや袋などの容器に入れられ、これらをまとめて段
ボール箱などに収納し、1単位として市販されている。
【0003】これらはいずれも各現像剤成分を調合する
必要があるため、まず間違いのない調合のための量、内
容の確認吟味が必要であり、また容器を用いて水に溶解
させる作業も多分に、熟練を要するものであり、その作
業は面倒なことである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は処
理槽に処理剤を投入する場合はいずれも前記の如き各パ
ーツ剤を間違わずに調合し、溶解させ、投入することは
多分に熟練を必要とし、人手を要するものであった。こ
のため業界としては、熟練もさほど必要とせず、また人
手不足の点より、作業時間にあまり人手のかからず、し
かも間違いの起らぬ処理剤の出現を望まれているところ
であった。本発明はかかる点に鑑みてなされたものであ
って、即ち、これまで粉末または結晶状の薬品が処理剤
として分封またはパーツ剤として調合を必要とした処理
剤を、単一の固形処理剤として作業し、容器に収納し必
要時これを必要処理に、該容器を人力、又は機械装置を
用いて自動的に、容器を開口させ、投入するものであっ
て、本発明はこの固形写真処理剤を収容する容器に関す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本願の発明は、ハロゲン化銀写真感光材料を処理する
ための固形写真処理剤を収納する固形写真処理剤用容器
において、該固形写真処理剤を所定量収納する個室を有
し、かつ各個室に収容された前記固形写真処理剤を排出
する開閉可能な開口部を有することを特徴とする固形写
真処理剤用容器によって達成される。
【0006】
【作用】この発明では、固形写真処理剤を少なくとも所
定量収納する個室を有する部品と、その個室を覆い、且
つ1箇所に固形写真処理剤の排出口を有する部品の分離
可能な2部品から容器は構成されており、各個室は密閉
され、外気が遮断され、湿度が各個室に入らぬ構造と
し、内部に収納された固形写真処理剤は、互いに接触せ
ず使用される自動現像機に、位置決めされた位置に取付
けられ、公知の技術手段により、必要時自動現像機の処
理槽液に投入されるので固形写真処理剤に有害な湿気が
入る隙を与えないので非常に有利である分離可能とは、
2部品が接着、融着等をされておらず、2部品が嵌合等
の方式で組み合わされ、容器が構成されていることを示
す。なお、ここで固形写真処理剤としては、錠剤の他
に、粉末、顆粒状または結晶状のものを云う。
【0007】
【実施例】以下、この発明の固形写真処理剤の容器の実
施例について説明する。図1は排出口が底面(上面)に
設けてあり、固形写真処理剤を所定量収納する個室を有
する部品と、その個室を覆い前述の排出口をもつ部品が
組合わせるところを示す分解斜視図である。図2は排出
口が側面に設けられた他の実施例の分解斜視図、図3
は、個室を有する部品と、その個室を覆い側面に排出口
をもつ部品を組合せ駆動軸12に取付けた断面図、図4
は、容器の組合せ順を示す詳細断面図、図5は、本発明
の固形写真処理剤を収納した容器を取付け、公知の方法
にて投入する自動現像機を示す側面図、図6はその正面
図である。図7は本発明の容器を位置決め手段をもつ取
付部を公知の技術手段にて、前述の自動現像機に設置す
る姿勢を示す1実施例、図8は、図1で示した容器の排
出口を下向けになるよう取付を垂直にしたものである。
また図9乃至図11は、固形写真処理剤10を収納する部品
(図2の21)の他の実施例であって、図9の固形写真処
理剤10(ここでは錠剤形となっている)の円周が収納す
る容器の床と接しており、また図10では固形写真処理剤
10が輪切された平面の部分が容器の床と接している。ま
た図11の容器は収納される固形写真処理剤10の円周曲面
に、容器の背面壁を合わせてあり、個室容積と固形写真
処理剤の容積差を少なくて、湿気対策に寄与させてい
る。図2,図3,図4(I)(II)(III)で示すよう
に、個室を掩う部品21の内側にある爪22が、個室をもつ
部品31の穴27に嵌合し、爪の割り溝26が狭くなり、爪22
のアゴが棚29に、図4(I)(II)(III)の順序で嵌合
することににより組合せは完了する。また、排出口の縁
にある係止爪28が、個室部品31のアゴ32に係止されるに
及んで、両者は完全に結合され、排出口以外の個室は、
密封されて、防湿に寄与する構成が好ましい。なお、こ
の箇所はこの方式に限定されず、上下の2部品が密着嵌
合して円滑に回転すればよいので、この他、ねじで押さ
えたり、かしめたりするその他の公知の技術(図示せ
ず)を使用してもよい。また、この組合せた容器の位置
決め手段の一実施例としてキー溝(図1の15、図2の2
5,33など)を利用し、個室の部品31ならびにそれに掩
う排出口をもった部品21を、それぞれ回転駆動、停止位
置などを定め、使用する自動現像機にセットアップす
る。図5の自動現像機側面図の入口1より現像すべき写
真感光材料が搬送ローラ3により搬送され、各処理槽2
を経て乾燥槽4を経て出口5より排出されるが、固形写
真処理剤10は、図3の如く、前述の図2に示した容器31
の個室に少なくとも1個づつ入れられ、容器21と組合せ
られて、処理槽2または溶解槽6に取付けられた駆動部
8の固定軸受9を貫通している駆動軸12に嵌合させる。
容器21のキー溝25は固定軸受9にあるキー27が嵌合し容
器21の回転止めとなり、また駆動軸12の先端部の2方摺
り、又は4方摺りの軸12Aに、2方摺り、又は4方摺り
角穴をもち、更にキーをもつ座金33を、個室をもった容
器31のキー溝32と駆動軸12に嵌め、ねじ19により該容器
を取付にねじ止めにする。これにより容器21は必要とす
る向き(ここでは排出口23は下側)に固定され、個室を
もつ容器31は駆動軸12により、必要時例えば公知の技術
手段により必要角度回転させ、排出口23より固形写真処
理剤10を図5、図6で示す自動現像機の処理槽2又は溶
解槽6に落下する。溶解槽6の処理液はポンプ7により
矢印の方向に処理槽2より溶解槽6へと常に循環されて
いるので、溶解槽6に投入された固形写真処理剤10は経
時的に溶解され、処理槽2に循環流入する。固形処理剤
の投入される処理液槽は、感光材料が処理される処理槽
であっても、溶解のために設けられた溶解槽であって
も、溶解が行われる場所ならどこでもよい。
【0008】図1乃至図12の固形写真処理剤形状は円形
の錠剤の形状にて表現しているが、固形であれば、各容
器の個室の各種の形状にあえば、差支えなく、立方体、
直方体、円筒体など、形状的にブロック状であれば特に
問題でない。また固形でなくとも、顆粒、粉体のもので
も使用可能である。いずれにしても固形写真処理剤を収
納した容器を必要時、図5の自動現像機の各処理槽2、
又は図6の溶解槽6に投入し、処理液として使用される
如くなっている。自動現像機は衆知の如く処理は、常に
恒温、循環されて写真感光材料の処理を行う。
【0009】図12(A)は円柱状以外の容器の実施例
で、容器の蓋を閉めた状態を示す外観図であり、図12
(B)は該容器の蓋を用いたところを示している。写真
処理剤は棚42に収納され、公知の手段にて前記の円柱容
器と同じように投入するが、この場合は、蓋41を下側に
処理槽に向わせ、蓋41を個室42毎に、公知の手段にて引
上げ開口し、処理槽に固形写真処理剤を投入する。また
場合によって、図の如く複数の固形写真処理剤の収納も
行うことができる。
【0010】本発明の容器の素材としては、公知の素材
はいずれのものでも用いられるが湿気に強い素材が好ま
しく、特に、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチ
レン、ABSが好ましい。
【0011】
【発明の効果】従来の液状写真処理剤に代り、本発明の
如く固形写真処理剤を密封した容器を使用することによ
り、防湿が保持されるので化学的に安定した処理剤とし
て供給でき、而かも容器スペースを、従来の液状写真処
理剤とは、比較にならない程小さくできることで、運
搬、輸送上、費用、安全性などの点から大変有効であ
る。また、処理剤の必要時に、前述の如き、自動現像処
理機に投入すれば、あとは自動的に溶解し、処理剤とし
て使用できるので、処理剤の調合、処理液の注入など一
切不要となるので、省力的でありこの効果は非常に大で
ある。また、固形写真処理剤の排出口からの投下は、動
力を用いる重力による落下のため、投入機構が簡単とな
り、自動現像機のコストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】固形写真処理剤を1個づつ収納する個室をもつ
部品と、その個室を覆い、排出口を底面(上面)にもつ
部品が組合わせられるところを示す分解斜視図。
【図2】排出口が側面に設けられた実施例による固形写
真処理剤用容器の分解斜視図。
【図3】排出口が側面に設けられた実施例の容器を駆動
軸に取付けた状態の断面図。
【図4】個室のある側の部分と、それを覆う側の部分と
の結合する順序を示す断面図。
【図5】本発明が適用される自動現像機の側断面図。
【図6】上記自動現像機の正面断面図。
【図7】図2で示した容器の排出口を下向けにした状態
を示す斜視図。
【図8】排出口が上面に設けてある容器の排出口が下に
向くよう、容器を垂直にした状態を示す斜視図。
【図9】本発明による他の実施例の固形写真処理剤用容
器の分解斜視図。
【図10】本発明による、さらに他の実施例の固形写真
処理剤用容器の分解斜視図。
【図11】本発明による、さらにまた他の実施例の固形
写真処理剤用容器の分解斜視図。
【図12】本発明による円柱状以外の容器の実施例で、
容器の蓋を閉めた状態(A)と、容器の蓋をあけた状態
(B)を示す斜視図。
【符号の説明】
2 処理槽 3 搬送ローラ 4 乾燥槽 6 溶解槽 7 循環ポンプ 8 駆動部 9 固定軸受 10 固形写真処理剤 11 排出口側容器 12 駆動軸 13 排出口 19 容器取付ねじ 21 排出口側容器 23 排出口 28 係止爪 31 個室側容器 33 キー付座金 40 容器本体 41 容器蓋 42 個室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化銀写真感光材料を処理するた
    めの固形写真処理剤を収納する固形写真処理剤用容器に
    おいて、該固形写真処理剤を所定量収納する個室を有
    し、かつ各個室に収容された前記固形写真処理剤を排出
    する開閉可能な開口部を有することを特徴とする固形写
    真処理剤用容器。
  2. 【請求項2】 前記固形写真処理剤用容器は、固形写真
    処理剤を所定量収納する個室を有する部品と、その個室
    を覆いかつ1箇所に固形写真処理剤の排出口を有する部
    品の分離可能な2部品より構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の固形写真処理剤用容器。
  3. 【請求項3】 前記固形写真処理剤用容器は、円柱状で
    あり、中央部に自動現像機へ取付けるための位置決め手
    段をもつ取付部が設けられていることを特徴とする請求
    項1または2に記載の固形写真処理剤用容器。
JP27736392A 1992-10-15 1992-10-15 固形写真処理剤用容器 Pending JPH06130619A (ja)

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