JPH0613036A - 放電管 - Google Patents
放電管Info
- Publication number
- JPH0613036A JPH0613036A JP19278092A JP19278092A JPH0613036A JP H0613036 A JPH0613036 A JP H0613036A JP 19278092 A JP19278092 A JP 19278092A JP 19278092 A JP19278092 A JP 19278092A JP H0613036 A JPH0613036 A JP H0613036A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- discharge
- discharge tube
- glass tube
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Discharge Lamp (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 放電空間内の残留水分を除去し、放電特性お
よび輝度特性を向上させる。 【構成】 ガラス管1内の放電空間に対向配置された一
対の電極装置4Aが第1の電極41 と第2の電極42と
で構成され、この電極装置4Aに接続されるインナーリ
ード3にBa−Al蒸発型ゲッター5を挿通させて設
け、この放電空間内の残留水分のH2 O分子を吸着させ
る。
よび輝度特性を向上させる。 【構成】 ガラス管1内の放電空間に対向配置された一
対の電極装置4Aが第1の電極41 と第2の電極42と
で構成され、この電極装置4Aに接続されるインナーリ
ード3にBa−Al蒸発型ゲッター5を挿通させて設
け、この放電空間内の残留水分のH2 O分子を吸着させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば液晶パネル用バ
ックライトに適用される放電管に係わり、特にガラス管
内に希ガスと水銀とを封入して構成され両端部にインナ
ーリードに接続された第1の電極部とこの第1の電極部
の外周を取り囲む第2の電極部とで構成される電極装置
が対向配置されて構成される放電管に関し、詳細にはそ
の電極装置の電極構造に関するものである。
ックライトに適用される放電管に係わり、特にガラス管
内に希ガスと水銀とを封入して構成され両端部にインナ
ーリードに接続された第1の電極部とこの第1の電極部
の外周を取り囲む第2の電極部とで構成される電極装置
が対向配置されて構成される放電管に関し、詳細にはそ
の電極装置の電極構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の液晶技術の進歩により、各種表示
装置に液晶表示パネルが多く用いられるようになってき
た。この液晶表示パネルを用いた液晶表示装置は、最
近、特に小型化,軽量化が強く要請され、このような液
晶表示装置に係わる要求を満足するために液晶表示パネ
ルのバックライトとして放電管が広く採用されている。
このため、小型化した液晶表示装置を製作するには、液
晶表示パネルの改善とともにバックライトの小型化が特
に要求されるようになってきた。同時に表示品質を向上
させるために高輝度化を図り、長寿命化が要求されてい
る。
装置に液晶表示パネルが多く用いられるようになってき
た。この液晶表示パネルを用いた液晶表示装置は、最
近、特に小型化,軽量化が強く要請され、このような液
晶表示装置に係わる要求を満足するために液晶表示パネ
ルのバックライトとして放電管が広く採用されている。
このため、小型化した液晶表示装置を製作するには、液
晶表示パネルの改善とともにバックライトの小型化が特
に要求されるようになってきた。同時に表示品質を向上
させるために高輝度化を図り、長寿命化が要求されてい
る。
【0003】図3はこの種の放電管の構成を説明する図
であり、図3(a)は断面図,図3(b)はその電極装
置部分の要部拡大断面図である。図3(a)において、
1は放電管本体を形成する透明なガラス管、2はこのガ
ラス管1の内壁面に塗布された蛍光物質、3はガラス管
1の長手方向端部にこのガラス管1を貫通して保持され
たインナーリード、4は各インナーリード3の先端部に
互いに対向してガラス管1の長手方向の同軸上に配置さ
れた一対の電極装置である。なお、このガラス管1内に
は放電のための例えばアルゴンガスと水銀との混合ガス
が封入されている。
であり、図3(a)は断面図,図3(b)はその電極装
置部分の要部拡大断面図である。図3(a)において、
1は放電管本体を形成する透明なガラス管、2はこのガ
ラス管1の内壁面に塗布された蛍光物質、3はガラス管
1の長手方向端部にこのガラス管1を貫通して保持され
たインナーリード、4は各インナーリード3の先端部に
互いに対向してガラス管1の長手方向の同軸上に配置さ
れた一対の電極装置である。なお、このガラス管1内に
は放電のための例えばアルゴンガスと水銀との混合ガス
が封入されている。
【0004】また、図3(b)において、41 はインナ
ーリード3の先端部に設けられ熱電子を放出する焼結金
属体からなる円柱状の第1の電極、42 はこの第1の電
極41 を囲むようにしてインナーリード3にかしめ固定
され同芯に配置されたカップ状の第2の電極であり、こ
れらの第1の電極41 と、第2の電極42 とで電極装置
4が構成されている。
ーリード3の先端部に設けられ熱電子を放出する焼結金
属体からなる円柱状の第1の電極、42 はこの第1の電
極41 を囲むようにしてインナーリード3にかしめ固定
され同芯に配置されたカップ状の第2の電極であり、こ
れらの第1の電極41 と、第2の電極42 とで電極装置
4が構成されている。
【0005】このような構成において、対向配置した一
対の電極装置4は、第1の電極41を取り囲んだ第2の
電極42 とで構成され、これらが互いに隣接配置されて
おり、第1の電極41 は熱電子放射物質としてエミッタ
材が含浸もしくは表面に塗布されており、アーク放電電
極として働き、第2の電極42 はグロー放電電極として
働き、両者の相乗効果により超高輝度の放電が安定して
得られる。超高輝度の放電が安定して得られるとともに
第1の電極41 がイオン衝撃によりスパッタされ飛散蒸
発する熱電子放射物質または電極材は第2の電極42 の
内面に捕捉されるので、ガラス管1の内面黒化を起こす
こともなく、この捕捉された熱電子放射物質が第2の電
極42 上で電子放射物質として利用され、また第1の電
極41 の表面に再付着されることを繰り返すことで長寿
命の放電管が得られる。なお、この種の放電管は、例え
ば特願平2−318277号に開示されている。
対の電極装置4は、第1の電極41を取り囲んだ第2の
電極42 とで構成され、これらが互いに隣接配置されて
おり、第1の電極41 は熱電子放射物質としてエミッタ
材が含浸もしくは表面に塗布されており、アーク放電電
極として働き、第2の電極42 はグロー放電電極として
働き、両者の相乗効果により超高輝度の放電が安定して
得られる。超高輝度の放電が安定して得られるとともに
第1の電極41 がイオン衝撃によりスパッタされ飛散蒸
発する熱電子放射物質または電極材は第2の電極42 の
内面に捕捉されるので、ガラス管1の内面黒化を起こす
こともなく、この捕捉された熱電子放射物質が第2の電
極42 上で電子放射物質として利用され、また第1の電
極41 の表面に再付着されることを繰り返すことで長寿
命の放電管が得られる。なお、この種の放電管は、例え
ば特願平2−318277号に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成される放電管は、ガラス管1内に残留する水分
により、放電特性が不安定となったり、輝度特性が低下
するなどの問題があった。
うに構成される放電管は、ガラス管1内に残留する水分
により、放電特性が不安定となったり、輝度特性が低下
するなどの問題があった。
【0007】したがって本発明は、前述した従来の課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、放
電空間内の残留水分を除去し、放電特性および輝度特性
を向上させることができる放電管を提供することにあ
る。
を解決するためになされたものであり、その目的は、放
電空間内の残留水分を除去し、放電特性および輝度特性
を向上させることができる放電管を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、放電空間内に水分を吸着する蒸発形
ゲッターを設けたものである。
るために本発明は、放電空間内に水分を吸着する蒸発形
ゲッターを設けたものである。
【0009】
【作用】本発明における蒸発形ゲッターは、放電空間内
に存在する残留水分のH2 O分子を有効に吸着する。
に存在する残留水分のH2 O分子を有効に吸着する。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明による放電管の一実施例によ
る構成を示すその電極装置部分の要部拡大断面図であ
り、前述の図と同一部分には同一符号を付してある。同
図において、5はガラス管1内において各インナーリー
ド3に挿通されて配置されたリング状のBa−Al蒸発
型ゲッター、6は各インナーリード3にスポット溶接な
どに取り付け固定された板状のZi−Al非蒸発型ゲッ
ターである。
説明する。図1は、本発明による放電管の一実施例によ
る構成を示すその電極装置部分の要部拡大断面図であ
り、前述の図と同一部分には同一符号を付してある。同
図において、5はガラス管1内において各インナーリー
ド3に挿通されて配置されたリング状のBa−Al蒸発
型ゲッター、6は各インナーリード3にスポット溶接な
どに取り付け固定された板状のZi−Al非蒸発型ゲッ
ターである。
【0011】このような構成において、第1の電極41
が第2の電極42 内に内包されることによって第1の電
極41 の温度を適度に上昇させて高輝度発光させること
ができる。さらにこのように形成された第2の電極42
は、第1の電極41 の電極部材および電子放射物質のガ
ラス管1の管壁への飛散を防止させながら、第2の電極
42 の内面に付着した電子放射物質による熱電子放射が
利用でき、また、その電子放射物質を第1の電極41 の
表面に再付着させることで長寿命化を達成することがで
きる。
が第2の電極42 内に内包されることによって第1の電
極41 の温度を適度に上昇させて高輝度発光させること
ができる。さらにこのように形成された第2の電極42
は、第1の電極41 の電極部材および電子放射物質のガ
ラス管1の管壁への飛散を防止させながら、第2の電極
42 の内面に付着した電子放射物質による熱電子放射が
利用でき、また、その電子放射物質を第1の電極41 の
表面に再付着させることで長寿命化を達成することがで
きる。
【0012】また、このような構成において、ガラス管
1内にBa−Al蒸発型ゲッター5を設けたことによ
り、ガラス管1内に残留するH2 O分子を効果的に吸着
させることができるので、安定した放電特性および輝度
特性が得られる。また、同様にZi−Al非蒸発型ゲッ
ター6を設けたことにより、ガラス管1内に残留する水
分以外の気体分子を有効に吸着し、真空排気後の真空度
をさらに向上させることができる。
1内にBa−Al蒸発型ゲッター5を設けたことによ
り、ガラス管1内に残留するH2 O分子を効果的に吸着
させることができるので、安定した放電特性および輝度
特性が得られる。また、同様にZi−Al非蒸発型ゲッ
ター6を設けたことにより、ガラス管1内に残留する水
分以外の気体分子を有効に吸着し、真空排気後の真空度
をさらに向上させることができる。
【0013】図2は、本発明による放電管の他の実施例
による構成を示すその電極装置部分の要部拡大断面図で
あり、前述の図と同一部分には同一符号を付してある。
同図において、図1と異なる点は、リング状のBa−A
l蒸発型ゲッター5が第1の電極41 内のインナーリー
ド3に挿通されて配置されている。
による構成を示すその電極装置部分の要部拡大断面図で
あり、前述の図と同一部分には同一符号を付してある。
同図において、図1と異なる点は、リング状のBa−A
l蒸発型ゲッター5が第1の電極41 内のインナーリー
ド3に挿通されて配置されている。
【0014】このように構成される放電管は、第1の電
極41 内にBa−Al蒸発型ゲッター5を配置したこと
により、このBa−Al蒸発型ゲッター5の飛散が第1
の電極41 内で行われるので、ガラス管1の内壁面への
付着がなくなり、管内壁面の黒化現象の発生がなくな
り、輝度を低下させたり、商品品質を低下させたりする
などの問題が解消される。
極41 内にBa−Al蒸発型ゲッター5を配置したこと
により、このBa−Al蒸発型ゲッター5の飛散が第1
の電極41 内で行われるので、ガラス管1の内壁面への
付着がなくなり、管内壁面の黒化現象の発生がなくな
り、輝度を低下させたり、商品品質を低下させたりする
などの問題が解消される。
【0015】なお、前述した実施例において、蒸発型ゲ
ッターとしてBa−Al合金を用いた場合について説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ばBaと他の金属との合金またはTiと他の金属との合
金を用いても前述と同様な効果が得られる。
ッターとしてBa−Al合金を用いた場合について説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ばBaと他の金属との合金またはTiと他の金属との合
金を用いても前述と同様な効果が得られる。
【0016】また、前述した実施例において、第1の電
極41 は、焼結金属体を柱状に成形した成形構造体を用
いた場合について説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、タングステン線をコイル状に成形した
コイル構造体を用いても、前述と同様な効果が得られる
ことは勿論である。
極41 は、焼結金属体を柱状に成形した成形構造体を用
いた場合について説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、タングステン線をコイル状に成形した
コイル構造体を用いても、前述と同様な効果が得られる
ことは勿論である。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
放電空間内に蒸発型ゲッターを設けたことにより、放電
空間内に存在する残留水分の気体分子を有効に吸着させ
ることができるので、安定した放電特性および輝度特性
が得られ、高品質,長寿命の放電管が得られるなどの極
めて優れた効果を有する。
放電空間内に蒸発型ゲッターを設けたことにより、放電
空間内に存在する残留水分の気体分子を有効に吸着させ
ることができるので、安定した放電特性および輝度特性
が得られ、高品質,長寿命の放電管が得られるなどの極
めて優れた効果を有する。
【図1】本発明による放電管の一実施例による構成を示
す電極装置部分の要部拡大断面図である。
す電極装置部分の要部拡大断面図である。
【図2】本発明による放電管の他の実施例による構成を
示す電極装置部分の要部拡大断面図である。
示す電極装置部分の要部拡大断面図である。
【図3】(a)は従来の放電管の構成を示す断面図、
(b)はその電極装置の構成を示す要部拡大断面図であ
る。
(b)はその電極装置の構成を示す要部拡大断面図であ
る。
1 ガラス管 2 蛍光物質 3 インナーリード 4A 電極装置 41 第1の電極 42 第2の電極 5 Ba−Al蒸発型ゲッター 6 Zi−Al非蒸発型ゲッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川井 賢 三重県伊勢市上野町字和田700番地 伊勢 電子工業株式会社内 (72)発明者 辻 斉 名古屋市西区則武新町三丁目1番36号 株 式会社ノリタケカンパニーリミテド内 (72)発明者 大久保 好幸 名古屋市西区則武新町三丁目1番36号 株 式会社ノリタケカンパニーリミテド内 (72)発明者 佐藤 冬季 名古屋市西区則武新町三丁目1番36号 株 式会社ノリタケカンパニーリミテド内
Claims (1)
- 【請求項1】 放電空間に対向配置された一対の電極装
置がインナーリードに接続された第1の電極部とこの第
1の電極部の外周を取り囲む第2の電極部とで構成され
た放電管において、前記放電空間内に水分を吸着する蒸
発型ゲッターを設けたことを特徴とする放電管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19278092A JPH0613036A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 放電管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19278092A JPH0613036A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 放電管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0613036A true JPH0613036A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=16296887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19278092A Pending JPH0613036A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 放電管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613036A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0995222B1 (en) * | 1998-05-08 | 2004-03-31 | Philips Electronics N.V. | Low-pressure mercury vapor discharge lamp |
JP2011014375A (ja) * | 2009-07-02 | 2011-01-20 | Ushio Inc | ショートアーク型放電ランプ |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP19278092A patent/JPH0613036A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0995222B1 (en) * | 1998-05-08 | 2004-03-31 | Philips Electronics N.V. | Low-pressure mercury vapor discharge lamp |
JP2011014375A (ja) * | 2009-07-02 | 2011-01-20 | Ushio Inc | ショートアーク型放電ランプ |
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